ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードというクレジットカードがあります。ANAとアメックスが提携して発行しているANAカードプレミアムです。
アメックス・プラチナの卓越した特典の一部とANAプレミアムカードの特典を融合させたクレジットカードで、インビテーションは不要で自己申し込みが可能となっています。
マイル関連では通常のアメックス・プラチナにはないメリットもあります。アメックスの充実したT&Eサービスを受けながら、ANAのフライトを満喫できます。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのメリット、デメリット、お得な使い方、他のANAカードとの比較についてまとめます。
私は8枚のアメックスカード保有経験があり、アメリカン・エキスプレス社よりアンバサダー・プログラムへの参加を認定されています。また、ANAカードは9枚保有です。
アメックス&ANAカードを徹底的に活用して精通した経験に基づいて、ANAアメックスプレミアムについて、2025年2月の最新の状況を分かりやすく説明します。
目次
- 年会費
- 国内線のANAラウンジが利用可能
- プレミアム・サービス・デスク
- アメックス・スペシャル・リザーブ
- フリー・ステイ・ギフト
- プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料
- ダイニング・アクセスでレストラン1名分無料は終了
- ANAカード特約店ではマイル付与率が最大4.5%に!
- ANA SKY コイン獲得プログラム
- Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
- フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
- ANAマイレージモールでネット通販がお得
- 国際線手荷物無料宅配
- オーパーシーズ・アシスト・プレミアム
- その他アメックスならではのトラベル特典
- 国内外の旅行傷害保険が至高の充実
- 国内外でお買い物のあらゆる局面で守られる
- 京都観光ラウンジ
- 会員限定イベント
- 無期限の有効期間で1%のマイルが貯められる
- 一律の限度額はなし!戦車でも買える
- ANAマイルの使い道
- ANAワイドカード共通の特典
- JR東海のエクスプレス予約
- 電子マネー・Pay対応
- デメリット
- 他のANAカードとの比較
- 他のANAカード プレミアムとの比較
- ANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードに切り替え可能
- ANAアメックスプレミアムまとめ
年会費
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの国際ブランドはAmerican Expressです(会員規約集・規定集)。
20歳以上の定期的収入がある方が申し込めます。パート・アルバイトの方は申し込めません。
Amexは日本国内ではJCBの加盟店でも原則として使えます。国内外で幅広く使えるカードです。
レジの利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載がない場合でもOKの店舗がほとんどです。
ただし、間に決済の代理店が入っていたり、加盟店契約が古かったりするとJCB加盟店でもアメックスを使えない事があります。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは、1位アメックス、2位ダイナースクラブ、3位VISAとなりました。
アメリカン・エキスプレスのステータスは客観的に高く評価されています。
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
ANAアメックス・プレミアムには一律の利用限度額は設けてなく、カード会員の利用状況や資産状況等に応じて、随時カード利用可能枠を設定しています。アメックスならではの制度です。
本会員の年会費は165,000円(税込)で、家族カードはなんと4枚まで無料です。
本会員と家族4名でカードを合計5枚発行したら、1名あたりの負担はたったの30,000円(税抜)になります。大家族だとお得になります。
発行枚数 | 1枚あたり年会費(税抜) |
---|---|
1枚 | 150,000 |
2枚 | 75,000 |
3枚 | 50,000 |
4枚 | 37,500 |
5枚 | 30,000 |
年会費はかなり高く、他社のブラックカード並みあるいはそれ以上となっています。
しかし、ANAアメックスプレミアムには、他社のブラックカードに引けを取らず、あるいは上回る特典があります。
ETCカードの年会費は無料。新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料が必要ですが、初回のみでカード更新時は不要です。
ETCカードは年会費有料というクレジットカードもある中で、無料で維持できるのはナイスですね!
長らくICチップに対応していませんでしたが、現在はICチップ付きのカードが発行されています。ICチップ搭載に伴うデザイン変更はありません。カード中央の左にICチップが搭載されただけとなっています。
アメックスのデスクに電話したら、ICチップ付きのカードに無料で交換できます。ただし、カード番号が変更になります。
国内線のANAラウンジが利用可能
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの本会員は、ANAグループ便利用時は、搭乗手続き後に各国内空港(国内線ターミナル)内のANAのラウンジを利用できます。
成田空港は「ANA ARRIVAL LOUNGE」、名古屋(中部)は「セントレア エアライン ラウンジ」、関空は「ラウンジKANSAI」、宮崎空港は「ラウンジ大淀」の共用待合室となります。
ANAラウンジは、ビジネス向けの電源付きデスク、食事向けのテーブル、外の景色を快適に見れる窓際席、ファミリー・複数人向けのスペースなど多様な席があります。
ANAラウンジは通常はANAの上級会員の資格があるか、プレミアムクラス搭乗時でないと入れないラウンジです。
快適な空間で居心地は抜群です。搭乗までの時間をゆっくりとくつろぐことができます。
リラックスして寛ぐ席だけではなく、ビジネスパーソン向けに集中して作業ができるデスク(電源コンセント2つ付き)もあります。仕事がはかどります。
目の前が壁だと圧迫感がある場合は、目線より上は開放的になっているデスク・スペースもあります。多種多様な席があるので、好みの場所で過ごせます。
パソコンの作業もはかどります。出発前までに仕事をすることも可能です。
羽田空港国内線のANAラウンジは日本酒が充実しており、複数の種類が用意されています。おつまみがもう少しあると最高になります。
ANAラウンジは匂いが出ない食べ物なら持ち込みOKで、実際にお弁当などを食べてる方もいます。おつまみを持っていくのも選択肢の1つです。
ビールはプレミアムビールではなく、普通のビールです。アサヒ、キリンなど複数の種類があります。ウイスキーもあります。
セルフサービスにはなりますが、グラスを置いてボタンを押すだけですので簡単で全く手間はかかりません。
青汁、緑茶・紅茶・烏龍茶・ホットコーヒー、カフェラテ、ミネラルウォーター、牛乳、コールドのジュース・トマトジュース・野菜ジュース・烏龍茶・ポッカレモンもあります。
おつまみのおかきもあります。袋入りのタイプです。また、新聞・雑誌も多種多様な種類があります。無料のWi-Fiも通っています。
ANAラウンジはキューサイの青汁が体に良いですね。青汁は牛乳を少し混ぜると大変マイルドになって飲みやすくなります。おすすめです!
ANAラウンジは出たらすぐに搭乗口があるのが絶大なメリットです。ラウンジに流れるアナウンスを聞いてから出発しても、優先搭乗に十分に間に合います。
搭乗の直前まで居心地が秀逸なラウンジで快適に過ごせます。
ANAラウンジはグレートな空港ラウンジであり、一度入るとやみつきになります。もうゴールドカードのラウンジには戻れません。
ANAの上級会員になるまでは行かないけれども、ANAの国内線にそこそこ搭乗する機会がある方には、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのANAラウンジ利用可能特典は素晴らしいベネフィットです。
JALカードの場合は、プラチナカードでもJALのサクララウンジには入れません。ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードだとANAラウンジに入れるのはお得感があります。
プレミアム・サービス・デスク
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードはコンシェルジュサービスが秀逸です。「プレミアム・サービス・デスク」では、24時間365日、カード会員からの要望を電話で受ける体制が構築されています。
プレミアム・サービス・デスクはアメックス・プラチナのプラチナ・コンシェルジェに準じたサービスです。
旅行、食事、エンターテインメント、ショッピングなど、あらゆるシーンで特別な体験を提案してくれます。
アメックスはT&Eカードであることから、旅行・エンターテイメントに関するコンシェルジュは卓越しています。アメックスは「コンシェルジェ」という名前ですね。
日程、費用の目安、組み入れたいエンタメ・スポーツ・オプションツアーなどを言えば、的確なプランを提示してくれます。
コンシェルジュからの折り返しの電話を聞いてから、頼むか否かは決められます。依頼した結果、提示したプランが気に入らなければ却下しても当然に構いません。
OKすると、ホテル、航空券・鉄道、オペラ鑑賞やスポーツ観戦、リゾート地でのオプションツアーなどあらゆる項目について予約・手配してくれます。
ウユニ塩湖の美しすぎる日没と星空を観戦するオプションツアーなども、サクッとお手軽に電話一本で予約できます。
「アザラシの子供が見たい」という場合もすぐに提案してくれます。調べまくる必要はありません。
いちいち調べまくる必要がありません。電話一本で大抵のものは何でも用意してくれます。貴重な時間を節約できます。
コンシェルジェ経由の予約だと高いというイメージがありますが、ホテルの料金はエクスペディア等の価格と変わらない価格という場合も多いです。
もちろんリーズナブルなパッケージツアーを予約することもできます。その旨を伝えれば案を提示してくれます。
航空券や電車のチケット、レンタカー、ホテル、旅館、レストランなどについて手配してもらったチケット・領収書・その他書類は、すべて指定の住所に無料で送ってくれます。
予約が満席のレストランでも、アメックスがカード会員用に枠を抑えている場合は予約できることがあります。
航空機については、マイルを使っアップグレードの有無、座席の位置、乗り継ぎ、周遊チケットなどについても、きめ細やかに予約してくれます。
航空会社はスターアライアンス系あるいはワンワールド系といった指定も当然に可能です。
アメックスのコンシェルジェの航空券手配については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマであるプロ中のプロが、アメックスのコンシェルジェの航空券手配について高く評価なさっています!
アメックスのトラベル関連の特典が優れていることもあり、ホテル・旅館の手配も秀逸です。アメックス・プラチナのコンシェルジェはトラベル関連で卓越したクオリティを発揮しています。

今後はコンシェルジェのデジタル化対応が検討されており、メールや会員サイトからのフォーム入力で依頼できるようになる可能性があり、より一層便利になるポテンシャルがあります。
一般人にはなかなか予約が難しいような大混雑のレストラン・料亭も、プレミアム・サービス・デスクを通せば予約が可能なことがあります。
一例としては、予約を取るのが至難の業であることで有名な「すきやばし次郎」の予約を、プレミアム・サービス・デスクと同等のアメックス・プラチナのコンシェルジュに依頼したら取れたという事例があります。
(※現在は銀座 すきやばし次郎 本店はコンシェルジュ経由での予約を受け付けていません。)
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードのコンシェルジュはやはり高級カードなので、高い店しか紹介してくれないというイメージがありますね。
しかし、そんなことはありません。「12名が参加するオフ会の幹事になったので、3月3日に恵比寿で1人あたり4,000円~5,000円程度のお店を探してほしい。雰囲気が良い店で」などの依頼も可能です。
アメックスのプレミアム・サービス・デスクですので、当然に悪い意味でヤバい店舗は排除して、クオリティが良好なお店を提案してくれます。
参加者の年齢・性別・属性などを伝えると、ピンポイントに適したお店を紹介してくれます。タクシーやリムジンの予約、花や酒のプレゼントの手配なども当然に可能です。
いちいち諸々の事柄を探す手間が省けます。秘書がいない中小企業の経営者、個人事業主、会社員、専業投資家にとっては絶大なメリットがあります。
私もブラックカードのコンシェルジュをフル活用しています。特にお手軽に依頼できて利用頻度が多いのは、懇親会等のお店選びです。
人数、利用シーン、場所、希望の条件を伝えると、3~6個程度のお店をピックアップしてくれます。
基本的にはどれも良いお店であり、その中から選べばOKになります。お店選びの時間を節約できて忙しい時に非常に助かります。
家族の誕生日をサプライズでお祝いする演出も可能です。まさにアメックスのコンシェルジェならではの「Platinum Moment」、至福の一時をプロデュースすることも可能です。
家族の誕生年のワインなどプレゼントにぴったりのワインも探してくれます。5大シャトーのグレート・ヴィンテージなどもレコメンドしてくれます。
例えば、パーカーポイント99点のシャトー・マルゴー 1996を、1996年生まれの子供が結婚する時のお祝いで乾杯するといったことが可能になります。
パーカーポイント100点で価格が5万円台までのワインを教えてもらうことも可能です。
ただし、既に完売でアメックス自身も保有していない席やチケットを用意したりはできません。
夜23時に「明日の朝食用に6時にジョエル・ロブションの焼きたてパンを店から持ってきてほしい」などを依頼しても当然に無理です。物理的に不可能な依頼はNGです。
ホテルに部屋がない時でも、カード会社が枠を抑えていてコンシェルジュ経由なら予約可能な時があります。
2016年3月12日(土)に名古屋駅に用事があり、名古屋駅周辺のホテルを取る必要がありました。
2月13日に予約しようとしたところ、1ヶ月前なのに既にホテルが満室の嵐で、数少ない空室は28,100円~65,318円でした。プレミアム価格が付きすぎてあまりにも割高です。
インバウンド観光の波が来ていてホテルが切迫傾向にあり、かつマラソンの国際大会がありました。
困り果てて持っていたプラチナカードのコンシェルジュに電話したところ、2つの宿を提示してくれて、朝食付き15,800円で予約を取ってくれました。
インバウンドやイベントなどで、ホテルがインターネットの予約サイトでは全滅でも、プラチナカードのコンシェルジュに電話したら確保できたことがあります。

アメックス・スペシャル・リザーブ
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードを保有していると、予約困難なレストランや、数々の賞を受賞したレストランの予約を優先的に案内するサービスを利用できます。
優先予約可能な名店の一例は、傳、茶禅華、レフェルヴェソンスです。

フリー・ステイ・ギフト
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの毎年のカード更新時に、年1回ホテルに2名で1泊できる無料宿泊券「フリー・ステイ・ギフト」がもらえます。
オークラ、日航ホテル、ハイアット、ヒルトン、プリンスホテル、ロイヤルパークホテルの対象ホテルに宿泊可能です。
アメックス・プラチナと共通のサービスです。マリオットボンヴォイアメックスはMarriott Bonvoyのホテル限定で類似サービスがあります。
年1回、夫婦や恋人、家族と旅行が楽しめるということで嬉しいサービスですね。しかもオリジナルの特典が付帯しているホテルもあります。
ホテルによっては差額を支払うことで部屋をアップグレードしたり、3名以上宿泊することも可能です。
基本カード会員、家族カード会員を含む宿泊のみに利用でき、1泊食事なしのプランとなります。追加料金が必要な日、対象外の日があるのがデメリットです。
対象ホテル一覧・使い方詳細

フリーステイで無料で宿泊できるホテルの例としては、ザ・プリンス 箱根芦ノ湖、ホテルオークラ東京ベイがあります。


他に同類の無料宿泊特典があるプレミアムカードとしては、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムがあります。
年会費は有料であるものの、コストを圧倒的に上回るお得なメリットが満載です。
主な特典
- Marriott Bonvoy ゴールドエリートが自動付与
- Marriott Bonvoy プラチナエリートを獲得可能(年400万円以上のカードショッピング)
- 宿泊実績が年15泊プレゼント
- 世界中で利用可能な5万ポイントの無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上のカードショッピングで)
- 無料宿泊特典に手持ちのポイントを加えて65,000ポイントのホテルまで宿泊可能(5万ポイント+α)
- ザ・リッツ・カールトンとセントレジス2連泊以上の宿泊で100ドル相当のプロパティクレジット(1米ドル115円だと11,500円)
- 海外旅行の手荷物無料宅配サービスは羽田空港も対象(羽田・成田・中部・関空)
なんといっても素晴らしいのは、通常は年50泊必要なプラチナエリート資格をカードショッピングで獲得・維持できる点です。

年会費はANAアメックス プレミアムよりもリーズナブルです。

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
搭乗する航空会社、搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるのが大きなメリット。格安航空券利用時も使えますし、1日に2回以上ラウンジを使うことも可能です。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル157.72円(2025/1/1時点)換算だと年会費73,970円が無料になります。
しかも、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの場合は、家族会員もプライオリティ・パスが無料となります。
4名まで無料で家族会員になれますので、最大5名分のプライオリティ・パスが無料となります。大家族ならかなりお得です。
更に同伴者も1名無料になる点がファンタスティックです。プライオリティパスが同伴者も無料のクレジットカードは希少価値が高いです。
プライオリティパスで使えるラウンジには飲み物や軽食・スナック、インターネットサービスなどがあり、フライト前の一時を快適に過ごせます。
本来はビジネスクラス以上の搭乗者か、航空マイレージプログラムの上級会員に限定されている航空会社運営のVIPラウンジは、アルコール飲み放題、食事が充実、シャワー室があるなど内容が優れています。
また、利用対象者も少ないため、ストレスない優雅な一時が送れます。ゴールドカードならOKのラウンジは混んでいて落ち着かない時がありますよね。
国内ではANAラウンジ、KAL Business Class Loungeなどを利用可能です(日本のプライオリティパスのラウンジ一覧)。
- 羽田空港:ビュッフェレストラン、TIATラウンジ、足湯・マッサージ等
- 鉄板焼くり田、ぼてぢゅう屋台、IASS希和、IASS虚空、その他レストラン
- 関空ANAラウンジ、関空ぼてぢゅう、カフェラウンジ NODOKA
- 中部国際空港セントレア(レストラン・温浴施設も)
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
飲み物や食べ物を戴いたり、シャワーやインターネットで待ち時間を快適に過ごせますし、空港における盗難のリスクも減らせます。
海外のハブ空港の中には、一つの空港の中にプライオリティ・パスを使えるラウンジが複数箇所ある空港も多いです。
仁川、シンガポール、バンコクなどのハブ空港を経由して旅行に出る場合、プライオリティ・パスは大活躍します。
また、プライオリティ・パスを保有していると、手荷物検査後にあるVIPラウンジを利用できるというメリットがあります。
搭乗開始のアナウンスがあってからラウンジを出ても十分に間に合うので、搭乗間際まで快適に寛げます。
なお、関空のぼてぢゅうなど、空港レストランは2019年8月1日から対象外となりました(アメックスのプライオリティパスの改悪)。
プライオリティ・パスはスマホアプリ(iPhone・Android)もあり、空港にあるラウンジがすぐに検索・確認できるので便利。お気に入りのラウンジを「Favorites」に登録しておくこともできます。
プライオリティ・パス無料の特典が付帯しているクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。

ちなみにプライオリティ・パスを利用できるクレカで最も安価なのは、年会費10,000円(税抜)の楽天プレミアムカードです。

プライオリティ・パスで世界中のラウンジを使えるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
年間200万円以上カードを使う場合は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスもお得です。年会費は通常20,000円(税抜)ですが、年200万円以上だと半額の10,000円となり、楽天プレミアムカードと同じとなります。
セゾンマイルクラブ加入でJALマイルが最大1.125%貯まり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です(コンシェルジュ・サービスや各種優待特典も)。
ビジネスカードですが、会社員(サラリーマン・OL)でも申し込めます。詳細は以下で徹底解説しています。

夫婦2人で使うなら三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードもお得です。年会費は20,000円(税抜)で家族会員は無料です。一人あたり10,000円(税抜)となります。家族会員にもプライオリティ・パスが付帯します。
楽天プレミアムカードは家族会員にはプライオリティ・パスは付きませんので、夫婦それぞれが本人会員になる必要があり、合計で20,000円(税抜)がかかります。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはコンシェルジュ、高級レストラン2名以上で1名分無料のプラチナ・グルメセレクションなど充実したサービスがあります。

ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、もちろんアメックスが提供している国内外の主要空港のラウンジも利用できます。
同伴者も1名無料なので助かります。旅行や出張がはかどりますね(アメックスのラウンジ一覧)。
家族で旅行する場合にも便利です。夫婦のうち1名が本会員、1名が家族会員だと、2枚のカードそれぞれ同伴者が1名無料になります。家族旅行の際には4名までラウンジで寛げます。
ダイニング・アクセスでレストラン1名分無料は終了
高級レストランの所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代金が無料となるサービス「ダイニング・アクセス」がありました。
しかし、残念ながら2019年6月30日に終了しました。

ANAカード特約店ではマイル付与率が最大4.5%に!
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、通常のANAカードはクレカ利用によるポイントとは別に、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。
以下の画像はセブン-イレブンで400円のお買い物をした例です。セブン-イレブンは200円あたり1マイルが加算されるので、0.5%の2マイルが加算されています。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの場合、ANAカードマイルプラス提携店のうち、ANA航空券や機内販売などの利用時は更にお得になります。
通常は100円につき1マイルが自動積算されるところ、200円あたり3ポイントのボーナスポイントが加算されます!
通常のクレカ利用による1%のポイントとは別に、更に3.5%のマイルが貯まります。合計のマイル付与率は4.5%になり、かなりお得になります。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの4.5%を上回るのは、新規募集停止のスカイ・トラベラー・プレミア・カードしかありません。
カード名 | マイル付与率 |
---|---|
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | 1.5% |
MileagePlusセゾンカード MileagePlusセゾンゴールドカード MileagePlusセゾンプラチナカード | 1.5% |
MileagePlus JCBゴールドカード | 1.5% |
MileagePlusダイナースクラブ ファースト | 1.5% |
ANA一般カード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドカード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
JALカード 普通カード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aカード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード | 2.0% |
デルタ スカイマイルJCBテイクオフカード | 2.0% |
ANAダイナースカード | 2.0% |
JALダイナースカード | 2.0% |
ANA VISAカード / ANA Mastercard | 2.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 2.5% |
デルタ スカイマイルJCB一般カード | 2.6% |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
JALアメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールド | 3.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
デルタ スカイマイル JCBゴールドカード | 3.0% |
スカイ・トラベラー・カード (新規募集終了) | 3.0% |
ANA JCBカード プレミアム | 3.3% |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 3.5% |
ANAダイナース プレミアムカード | 4.5% |
JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 4.0% |
JAL・JCBカード プラチナ | 4.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 4.5% |
スカイ・トラベラー・プレミア・カード (新規募集終了) | 5.0% |
ANAグループ以外でも、使いやすいコンビニ・スーパーで、ANAアメックスプレミアム決済による基本1%と合わせて合計で2%のマイルが得られてバリューが高いです。
対象店舗の中ではセブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシあたりは日常的に使いやすくてお得です。
また、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード限定ではありませんが、利用でANAマイルが貯まるお店・サービスがあります。
多様なジャンルがあり、公式サイトの各ジャンルページにて
例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。
ANA SKY コイン獲得プログラム
2020年9月1日から「ANA SKY コイン獲得プログラム」が導入されました。
年500万円カードショッピングすると、3万円分のANA SKY コインを得られます。
また、ANA航空券やANAグループ旅行商品を年100万円カードで支払う度に、5,000円相当のANA SKY コインを得られます。
-
ANAアメックスがANA SKYコイン獲得プログラムを開始!ゴールド・プレミアムが対象
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Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
ANAカードに搭載されている電子マネーの楽天Edyを使うと、200円あたり1ANAマイルが得られます(マイル付与率0.5%)。おサイフケータイでも同様にANAマイルを貯める設定が可能です。
これだとメリットに乏しいですが、「ANAマイレージクラブ モバイルプラス」という制度に加入すると、楽天Edyの利用が高還元となるのが利点です。
月会費は300円(税抜)であり、コストは年3,600円(税抜)。ドコモ・au・ソフトバンクの契約者が加入でき、支払い方法は以下の通りです。
- NTTドコモ:SPモード決済(ahamoは対象外)
- au、Povo2.0:auかんたん決済
- SoftBank、LINEMO:ソフトバンクまとめて支払い
これに入会すると、楽天Edyの利用で得られるANAマイルが3倍(200円あたり3ANAマイル)になります。マイル付与率1.5%です。

マツモトキヨシ・紀伊國屋書店などのEdyマイルプラス対象店舗では200円あたり4マイルが貯まり、マイル付与率2%となります。
フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードなら通常のフライトマイルに加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。
「国内線基本マイル・国際線基本マイル × クラス・運賃倍率 × 50%」がもらえます。
また、カード入会・継続のボーナスマイルは10,000マイルと最高峰の水準。
毎年マイルがもらえるのは嬉しいですね。国際線ビジネスクラスで1マイル3円で使えば、なんと実質的に毎年30,000円がバックされることになり、年会費の負担を減らすことができます。
ANAプレミアムメンバーの「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」ステイタスを保持している時は、通常の継続ボーナスマイルに加えて、更に2,000マイルがプラスされます。
家族のマイルを合算できる「ANAカードファミリーマイル」に登録(無料)すれば、家族全員のマイルが無駄なく利用でき、マイルの使い道が広がります。
ANAマイルはJALマイルと同様にマイレージ会員の死亡時は、所定の手続きを経て家族がマイルを相続することができます。
会員本人の死亡証明書や裁判所の命令など、故人である会員のマイルの相続権を有することを確かに証明する書類を、死亡後6ヵ月以内にANAに提示すればOKです。
ANAマイレージモールでネット通販がお得
ANAが運営するポイントモール「ANAマイレージモール」も当然に利用可能です。経由での利用金額に応じて直接ANAマイルが貯まります。
ANAマイレージモールは直接マイルが貯まり、シンプルでわかりやすいのがメリットです。
サイト名 | 利用額とマイル | マイル付与率 |
---|---|---|
楽天市場 楽天トラベル | 200円 = 1マイル | 0.50% |
Yahoo!ショッピング | 300円 = 1マイル | 0.33% |
ユニクロオンラインストア | 300円 = 1マイル | 0.33% |
じゃらんnet Yahoo!トラベル 一休.com 一休.com レストラン | 200円 = 1マイル | 0.50% |
マツモトキヨシ | 100円=1マイル | 1.00% |
Amazon (一部カテゴリーのみ) | カテゴリーによる |
国際線手荷物無料宅配
海外旅行の際に、出発時の自宅から空港、帰国時の空港から自宅まで、カード会員1人につきスーツケース2個を無料で配送できます。
もちろん、行きと帰りの往復無料です。行きも帰りも荷物を送って身軽で旅行・出張に行けるのは嬉しいですね。
ANAアメックス・ゴールドは1個だけでしたが、ANAアメックス・プレミアムは、アメックス・プラチナ同様に2個まで無料となります。
羽田空港(第3ターミナル)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用できます。
手荷物空港宅配サービスを自腹で支払うと、1個2,000円程度はかかります。往復2個の荷物を宅配すると、1回の海外旅行につき約8,000円分相当となります。とてもお得ですね!
重い荷物を空港まで運んだり、家まで持ち帰るのは疲れますよね。体に優しくて便利なサービスです。
出発時
出発の7日前までに、ウェブサイトまたは電話で予約できます。当日は宅配業者が自宅までスーツケースを集荷に来ます。。
空港に着いたら、予約したお引き取りカウンターで、カードと宅配原票、搭乗券(または予約確認書)を提示して、手荷物を受け取ります。
発送の控えを空港に持っていくのを忘れても、パスポートと特典を使ったクレジットカードを提示すれば送った荷物を受け取れます。
帰国時
利用の当日に、下記お申し込みカウンターで、カードと搭乗券を提示して、「手荷物無料宅配サービス」利用の旨を伝えればOKです。
ダンボールを宅配カウンターで購入することもできます。例えば関東在住で成田着の場合は翌日には届くことが多いです。
大型手荷物宅配優待(JAL ABC)
JALエービーシーの「大型手荷物宅配」が、公式価格よりも1,000円安くなります。
羽田空港(第3ターミナル)・成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港にて、出発時・帰国時のどちらも利用可能です。
海外旅行の際に、ダンボール・自転車・スキー・サーフボードなど、大きな手荷物を配送する場合に便利です。
オーパーシーズ・アシスト・プレミアム
旅行先でのトラブルに可能な限り対応して助けてくれるサービスです。世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡できます。
24時間365日いつでも日本語で電話できるというのは便利ですね。海外旅行における大いなる安心が確保できます。
普通のクレジットカードの海外旅行の電話サポートは、対応時間は平日の昼間のみです。24時間365日という大いなる安心があります。
サポート例
- 航空券・ホテル・レンタカー・レストラン・ゴルフコースなどの案内・予約・確認・キャンセル
- 主要都市でのミュージカル等のチケット
- パスポート・査証・予防接種
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- トラベラーズチェックの紛失・盗難
- パスポート・所持品の紛失・盗難
- 電話による簡単な通訳サービス(業務は対象外)
- 緊急メッセージの伝言サービス(業務は対象外)
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 最寄りの日本大使館・領事館
医師の派遣、救急車や入院の手配などの「緊急支援サービス」も受けられます。例えば、以下の事項について電話相談ができます。
ジャンル | サービス内容 |
---|---|
メディカルサービス | 24時間電話医療相談、病院紹介 病院の予約・入院手配 電話での日本語アシスト 医療機関への信用保証 上限5,000USドル立替え資金援助 家族への緊急連絡 緊急移送、治療経過管理、帰国手配 |
リーガルアシスタントサービス | 緊急時の弁護士紹介 1件あたり上限1,000米ドルの弁護士費用立て替え 1件あたり上限1,000米ドルまで保釈金立て替え |
緊急時に頼りになります。アメックスならではのミニ・コンシェルジュ的なサービスですね。
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)にも適用されます。
海外のみならず日本国内においても、緊急時の対応については、年中無休のカスタマーサービスを提供しており、24時間365日、オペレーターと直接やり取りができます。
ゴルフ場でアメックスのカード会員が倒れて、1分1秒を争う局面でコンシェルジェに相談したら、ドクターヘリを手配してくれて助かったというエピソードもあります。
生命の危機の緊急事態で、もしこの方がアメックスのカード会員でなかったら、もしかすると助からなかった可能性もありました。
アメリカン・エキスプレスはまさに守護神のようなクレジットカードです。
ちなみにアメックスの象徴であるセンチュリオンには、「大切な資産を守る」、「安心を提供する」という意味が込められています。
そのとおり絶大なる安心があるカードです。絶体絶命の危機においてもサポートしてくれます。
アメックスは不死鳥のような頑健性をもたらしてくれる一枚であり、まさにフェニックス一輝のような存在です。
その他アメックスならではのトラベル特典
エクスペディア8%OFF
世界3万都市、約35万軒の国内外の人気ホテルや海外ツアーを予約できる「エクスペディア」では、海外ホテル宿泊料金が8%割引、海外ツアー料金3,750円割引(税抜15万円以上利用の場合)の特典があります。

エアポート送迎サービス
海外旅行の出発・帰国時に、所定の方法で予約・支払いの場合、片道無料で送迎してくれるサービスです。詳細は以下をご参照ください。
空港パーキング
空港からのアクセスが良好な駐車場で、割引・優待特典を受けられます。
空港クロークサービス
乗継便の待ち時間などに、空港内手荷物預かり所で荷物を無料で預けられます。出発までの空港内での買物や食事を、身軽で楽しめます。
中部国際空港、関空で利用できます。カード会員1名につき荷物2個まで無料です。
国内外の旅行傷害保険が至高の充実
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、海外の旅行傷害保険が自動付帯、国内旅行傷害保険が利用付帯です。
海外旅行傷害保険(自動付帯)
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの海外旅行傷害保険には本人会員・家族会員はもちろん、家族特約もあります。
本会員は基本的には自動付帯です。死亡・後遺障害のみ事前の旅行代金のカード利用で5000万円がプラスされます(補償内容の詳細)。
家族カード会員・会員の家族はすべて利用付帯です。
補償内容 | 最高保険金額(本人/家族会員) | 最高保険金額(家族) |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1億円(うち利用付帯5000万) | 1,000万 |
傷害治療 | 1,000万 | 1,000万 |
疾病治療 | 1,000万 | 1,000万 |
救援者費用 | 1,000万 | 1,000万 |
賠償費用 | 5,000万円 | 5,000万 |
携行品損害 | 1旅行100万/年間100万 (自己負担3000円) | 1旅行100万/年間100万 (自己負担3000円) |
特筆すべきなのは、基本カードの家族のみならず、家族カード会員の家族も対象である点です。
例えば、自分の子供が家族カード会員の場合、子供の家族も対象となります。これはJCB THE CLASS、三井住友カード プラチナにもありません。
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードならではの卓越した補償です。しかも、最も利用頻度が高い傷害治療・疾病治療費用(医療費)が、家族も1000万円と圧巻の内容です。
あのダイナースクラブ プレミアムカード、JCB THE CLASSでさえも、家族は200万円に過ぎません。三井住友カード プラチナは500万円です。
家族特約で200万円~500万円というのも凄いのですが、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードはそれを遥かに上回る至高の内容となっています。
最高金額1億円は最高峰であり、最も利用頻度が高い疾病・傷害の治療費用(医療費)に対する補償も最高1,000万円と極めて充実しています。
賠償責任保険も5000万円とたっぷりで安心です。
海外は医療費が高額な地域が多く、病院に運ばれて入院したら数百万円といった費用になることもあります。
しかし、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの保有者ならば、凄まじい大病や大事故でない限りはびくともしない難攻不落の体制を築けます。
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険は利用付帯です。こちらにも家族特約があります!
国内も家族カード会員の家族も対象です。JCB THE CLASS・三井住友カード プラチナは対象外です。
死亡・後遺障害が減るだけで、後の補償は同じです。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高1億円(家族は1000万) |
入院費用 | 5,000円/日(事故日から180日限度) |
手術費用 | 入院日額×倍率(種類に応じて10倍、20倍または40倍) 1事故につき1回限度 |
通院費用 | 2,000円/日(事故日から180日以内90日限度) |
入院・手術・通院は、8日以上の治療からの入院・手術・通院が対象です。
航空機遅延保険
搭乗した航空便の遅延、航空便に預けた手荷物の遅延などによって、負担する必要が生じたホテルの客室使用料、食事代、衣料購入費などが補償されます。
名称 | 補償内容 (最大) | 保険金が出る場合 |
---|---|---|
乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 (3万) | 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
出航遅延費用等保険金 | 食事代 (3万) | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 (3万) | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 (6万) | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合を紛失とみなし、到着後96時間以内に購入した場合 |
国内旅行傷害保険(航空機搭乗中のみ)
ANAワイドゴールドカードの補償で、国内旅行傷害保険と航空機搭乗中に適用される国内航空傷害保険もあります。どちらも自動付帯です。
日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償されます。死亡・後遺障害はアメックスの独自補償とは重複適用されません。
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害入院(最高180日) | 10,000円 |
手術 | 入院中:10万円/それ以外:5万円 |
傷害通院(最高90日) | 2,000円 |
国内外でお買い物のあらゆる局面で守られる
ショッピング・プロテクション
国内、海外を問わずANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードで購入したほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、1名につき年間最高500万円まで補償されます。
いわゆるショッピング保険で、特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。アメックスはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。
もちろん、オンラインプロテクションによって、インターネットでの不正使用による損害を全額補償してくれます。ネット通販が安心になります。

iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードと高く評価できます。
なお、アメックスのショッピング関連の保険は、QUICPay払い(Apple Payを含む)の場合でも補償対象です。
年5万円のスマートフォン・プロテクション
ANAアメックスプレミアムには、スマホが破損した場合の修理代金が年5万円まで補償される「スマートフォン・プロテクション」という制度があります。

リターン・プロテクション
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードで購入した商品の返品を、購入したお店が受け付けない場合の補償です。
なんと購入日から90日以内にアメリカン・エキスプレスに送れば、購入金額をカード会員の銀行口座に払い戻してくれます!
1商品につき最高3万円相当額まで、年間最高15万円相当額までとなります。
食品、動物、土地・建物、自動車、オートバイ、希少硬貨、パソコン・スマホ等のソフトウェア・アプリ、電子書籍等のデジタルコンテンツなど一部対象外となる商品もあります。

キャンセルプロテクション
急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などの場合に便利な保険です。
予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合の損害を補償してくれます(マイルを使った特典航空券の諸費用は対象外)。
本人だけではなくて、同行する予定のあった配偶者の方の分も併せて補償してくれます。
年間上限は50万円です。 ただし、カード会員等の配偶者/子供の傷害による入院の場合は15万円となります。

京都観光ラウンジ
高台寺の塔頭の一つ「圓徳院」にある「京都特別観光ラウンジ」を利用できます。
圓徳院の拝観券売場でカードを提示すると、同伴者3名まで以下のサービスが受けられます。
- 圓徳院書院・知客寮にてお茶のご接待(宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など日によって変更)
- 冷たい麦茶、冷やし飴(夏季期間中)
- 圓徳院の拝観無料
- 高台寺・掌美術館の拝観割引
- 高台寺駐車場1時間無料サービス
中のお部屋では日本庭園を眺めならゆっくりとくつろいで休憩できます。本当に落ち着ける空間です。
京都ラウンジは京都の多様な観光スポットの中心部にあるので休憩に便利です。詳細については以下にまとめています。

会員限定イベント
アメックスはダイナースクラブ同様に会員限定のイベントが充実しています。メンバーシップとしての色彩があるイベントは参加すると楽しめます。
有名歌手の会員限定コンサート、お祭りの観覧ディナー、お寺の夜間特別拝観など会員限定イベントが充実しています。
中にはANAアメックス・プレミアムカード会員限定のイベントもあります。一例としては、「Stylish Texas BBQ Night」がアンダーズ東京で開催されたことがあります。
ANAが就航したテキサス州ヒューストンをテーマに、テキサス発祥のBBQやテキサスワインなどを、ジャズの生演奏とともに楽しめました。
京都や奈良で毎年定期的に開催される古都イベントでは、通常は入れない場所が特別に開放されたり、非公開の貴重品を見ることができます。アメックスならではのプライスレスな体験が可能です。

アメックスの「世界遺産・清水寺の夜間特別拝観」に参加したところ、壮大・荘厳な非公開の国宝本堂の内々陣と、美しい夜景と弦楽四重奏を堪能でき大満足でした。

同じく世界遺産で、1100年以上の歴史がある醍醐寺のイベントでは、豊臣秀吉も愛した桜、幾多の国宝・重要文化財、心が洗われるご法話、料亭での食事のような花見膳を堪能できました。

ちなみにアメックスのイベントは厳正な100%完全抽選です。センチュリオンカード会員だと凄く当たりやすく、参加者はほとんどセンチュリオン会員ということはありません。
また、カード利用額が多い順に当選するということもありません。どのアメックスカード会員でも公平に当選のチャンスがあります。
アメックスのイベントのクオリティには定評があり、クレジットカードの専門家である岩田昭男さんも高く評価しています。
舞台・立地・演出などで一手間かけて工夫しており、岩田さんは毎年アメックスのイベントに行って、忘れられない思い出をもらっているそうです。
無期限の有効期間で1%のマイルが貯められる
ポイントプログラムは、アメックスの「メンバーシップ・リワード」になります。100円ごとに1ポイントたまり、1,000ポイントから交換できます(締め日と支払日)。
ただし、NHK受信料、日本赤十字やUNICEF等への寄付はポイント対象外です。
また、電気・ガス・水道・税金・公金・ふるさと納税など、ポイント付与率が半分(200円ごとに1ポイント)になる支払先があります(一覧)。

利用ごとに100円未満の端数は切り捨てられてポイント付与の対象外となりますが、余程細かい支出を多発させない限りは、さほど大きな影響は出ません。

ANAアメックスプレミアムはポイントに有効期限がないので、大きく貯めて、任意のタイミングでマイルに移行すれば、無駄なく特典航空券などに交換できます。
ポイントから移行したマイルの有効期限は、移行した月から36ヶ月後の月末までとなります。
ANAマイル以外にも、アメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・リワードのアイテムと交換することも可能です。
ただし、交換レートを勘案すると還元率はよくないので、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードを使う場合はANAマイルへの交換がベストです。
一度アメックスに14時40分に電話したら、14時59分に手続き開始のメールが届きました。すぐに手続きをしてくれます。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
一律の限度額はなし!戦車でも買える
ダイナースクラブカードと同様に、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードには、一律の限度額は設定されていません(アメックスの利用限度額)。
利用状況や支払い実績などによって利用限度額は異なります。
アメックスは柔軟に与信枠を設定しており、他社のプラチナカードを格段に上回る利用限度額を設定してくれることがあります。利用限度額が高いクレジットカードの筆頭です。

なお、利用額が膨らんだ場合は連絡してもらうサービスも提供されており、使い過ぎを防ぐことが可能になっています。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。この場合は還元率0.5%となりますが、ポイントをマイル交換に使う場合はお得です。

ANAマイルの使い道
ANAアメックスプレミアムで貯めたANAマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。
主な交換先
- 国内線/国際線の特典航空券、今週のトクたびマイル
- 提携航空会社特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- ANA SKY コイン
- トクたびマイル
- ANAショッピング A-styleでの利用
- 提携ポイントやクーポンとの交換
- 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
- ホテル宿泊・レストランのお食事券
ANAマイルの使い道詳細

他にANA国内線にお得に搭乗する方法としては、ユナイテッド航空のマイル活用があります。クレジットカード「マイレージプラスカード」で貯まります。
ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。
ANAワイドカード共通の特典
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードはもちろん、ANAワイドカード共通の特典・割引を受けられます。
- ビジネスクラス専用チェックイン
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 空港内免税店での割引 (10%OFF)
- 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
- 成田空港でのパーキング割引
- 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン朝食無料&ウェルカムドリンクサービス
- ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
- ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー5%割引
- ハーツレンタカー5~20%割引
ANA国際線エコノミークラス利用の際にもビジネスクラス専用カウンターを利用できます。並ぶ時間が少なく、余裕のチェックインができます。
エコノミークラスのうんざりする大混雑に巻き込まれずに、スムーズなチェックインが可能なのは大きなメリットです。
割引で特に使いやすいのは全国各空港にある「ANA FESTA」での5%割引、空港免税店での10%割引です。

また、IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービスは、予約の際にANAカード会員の旨を伝えると、ベストフレキシブル料金から5%割引となります。
時期によってはネット最安値よりリーズナブルに宿泊できることがあります。素泊まりだとお得になる傾向があります。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードなら、朝食無料&ウェルカムドリンクもついてきます。これはありがたいですね。
ANAインターコンチネンタルホテル東京は六本木にあります。都心部で東京観光には便利です。
2016年4月1日から、ANAショッピング A-styleでのお買い物は、ANAショッピングポイントとの併用でも5%の割引適用となりました。
ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワインなど、魅力的なANAならではの独自商品を購入できます。

また、ANAカード会員は、高島屋SHILLA&ANAでの割引を受けられます。一般カードは5%OFF、ワイドカード以上は10%OFFとなります。
毎月のカード利用明細には「ANA CARD information」が同封されており、ANAカードの最新情報を把握できます(Web明細なら会員サイトで確認可能)。
ANA機体工場見学会、ANAビジネス/ファーストクラス機内食試食&見学、国内線プレミアムクラスお弁当&ANA機体工場見学会、シークレットコンサート、宝塚貸切公演、横浜F・マリノス特別席での観戦など、ANAカード会員限定のイベントにも参加できます。
JR東海のエクスプレス予約
東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の座席を、スマートフォンや携帯電話、PCからオンライン予約・変更できる「エクスプレス予約」を使えます。年会費は1,000円(税抜)です。
従来は「プラスEX」でしたが、2017年9月から「エクスプレス予約」にリニューアルされました。

JR東日本のビューカードが発行しているプロパーのビューカードをモバイルSuicaに登録して使う場合も、JR東日本乗車ポイントは適用されます。
ちなみにJALカードSuica、ANA VISA Suicaカード(航空系クレジットカード)も対象です。
電子マネー・Pay対応
Apple Payに対応!Suica利用分はポイント対象外
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
ANAアメックスプレミアムをApple Payに登録するとQUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
しかし、Suicaチャージ・Suicaグリーン券・定期券など、Apple PayのSuica利用分はポイント付与の対象外です。通常のモバイルSuicaと同様の取扱いとなります。
アップルペイでのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。

Payサービス
ANAアメックスプレミアムカードはスマホ決済のPayの分野はVisa/Mastercardと比べると弱く、主要サービスで使えるのは楽天ペイ、d払い、au PAYのみです。
タッチ決済(American Express Contactless)
Apple Payでは「American Express Contactless」という非接触IC型決済サービスを利用可能。「タッチ決済」と呼ばれるNFC決済です。
デメリット
ANAアメックスプレミアムカードには利点が多い反面、アメリカン・エキスプレス固有の欠点も存在しています。

年会費が高い
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのデメリットは、150,000円(税抜)という高額な年会費です。アメックス・プラチナよりも20,000円高い水準です。
ANA VISAプラチナ プレミアムカード(80,000円)の1.875倍、ANA JCBカード プレミアム(70,000円)の約2.143倍です。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの年会費の7~8年分でロレックス サブマリーナデイト、GMTマスター2などが視野に入る価格です。
サービスを徹底的に使い倒せば高額の年会費もそこそこの部分は戻ってきます。ポイントはサービスを使うか否かです。
あまりサービスを利用しない場合は、ANAアメックス・ゴールド、ANAアメックス一般カードも候補となります。

ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの特典は、意外にも中小企業経営者・個人事業主・専業投資家・会社員に親和的です。
大企業の役員や管理職、経営者、真の富裕層にとっては、実はあまり必要がないとも考えられます。
例えば、ホテル・飛行機・レストラン・プレゼント・チケットの手配などは、専属の秘書チームが対応してくれます。いちいちコンシェルジェを使う意味はありません。
また、プライオリティ・パスも、航空会社の上級会員になっている方や、ビジネスクラス・ファーストクラスの利用が当たり前の方ですと不要です。
ブラックカードへの批判の一つに、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットが保有していると言われているのはアメックス・グリーンであり、ブラックカードは単なる見栄という意見があります。
しかし、そうしたスーパー・VIPは社員や秘書あるいはメイドが生活のあらゆる事項について世話をしてくれます。また、飲食店でも顔だけで特別なサービスを受けられる場合もあります。
超富裕層は周りの人々が全て雑務をこなしてくれるので、カードのコンシェルジュやサービスをいちいち利用するのは迂遠です。サービスは不要なので、決済さえできればいいという状況なのでしょう。
他方、秘書がおらず自社に福利厚生制度もない中小企業経営者・個人事業主・専業投資家・会社員ですと、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの諸々のサービスをフル活用できます。
「無駄無駄」という意見は的外れの場合も多いです。ただし、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの年会費は高いのは確かであり、これがデメリットです。
使える店舗が少ない
また、アメックスは、Visa・Mastercardと比較すると使える店舗が少ないのもデメリットです。
このデメリットを緩和するためには、1ポイント1円で使えるVisa・Mastercardや、住信SBIネット銀行のVISAデビットカードなどをサブカードで保有すればOKです。
年会費無料のおすすめサブカード(VISA/Mastercard)については、以下をご参照ください。

ANAマイルを活用する方ですと、おすすめは他のANA一般カードとの併用です。私はANA VISA Suicaカードをサブカードとして保有しています。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、三井住友カード、JCBのANAカード7枚を発行するのも手です。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
なお、Visa/Mastercardと合わせてアメックスを保有するのは、万が一のトラブルのリスクを抑制できて有効です。
2018年6月1日にはヨーロッパ各国でVisaのシステム障害が発生して、カード決済ができなくなりました。イギリスの一部のATMでシステム障害が報じられてから2時間未満の間に現金が空になりました。
万が一の際にカード決済ができなくなる事態を避けるためにも、他の国際ブランド以外にアメックスも持っていればシステムトラブルで困るリスクが低下します。

プリペイド型電子マネーへのチャージが還元対象外
プリペイド型電子マネーへのチャージでことごとくポイントが貯まらないのもデメリットです。チャージしたい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを使いましょう。
ANAカードですと、SuicaはANA VISA Suica、PASMOはANA東急カードが年会費最安値(税抜751円)で維持できます。PASMOはソラチカカードも有力です。その他おすすめのクレジットカードは下表の通りです。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
ANAアメックス・プレミアムはデメリットがあるものの、得られるメリット・ベネフィットはそれを大きく凌駕しています。おすすめのアメックスの中の一枚です。
他のANAカードとの比較
「ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは他のANAカードと比較してどうなん?」という点は気になりますよね。ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードと他のANAカードの違いについて比較します。
まずは年間の税抜コスト(年会費+マイル移行手数料)、家族カードの年会費、一般加盟店でのマイル付与率、ANA航空券等の購入時のマイル付与率、ポイント(マイル)の有効期間が無期限か、電子マネー対応についてまとめます。
JCBはスマリボ、Visa/Mastercardはマイ・ペイすリボで年会費を下げることができます。それを考慮した年間最低コストです。
カード名 | 年間コスト (年会費・移行手数料) | 家族 年会費 | マイル付与率 | 無期限 | ポイント付与の電子マネー | |
---|---|---|---|---|---|---|
一般 | ANA航空券 | |||||
ANA VISA Suicaカード | 6,751円 (751円・6,000円) | × | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・Suica | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 6,751円 (751円・6,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・PASMO | |
ANA VISA一般カード | 7,025円 (1,025円・6,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 13,000円 (7,000円・6,000円) | 2,500円 | 1.00% | 2.50% | ○ | |
ANA VISAワイドカード | 12,275円 (6,275円・6,000円) | 1,500円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 10,500円 (10,500円・0円) | 4,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANAダイナースカード | 27,000円 (27,000円・0円) | 6,000円 | 1.00% | 2.00% | ○ | Edy |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 31,000円 (31,000円・0円) | 15,500円 | 1.00% | 3.00% | ○ | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 (80,000円・0円) | 4,000円 | 1.80% | 3.80% | iD・Edy・PiTaPa | |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 150,000円 (150,000円・0円) | 無料(4枚) | 1.00% | 4.50% | ○ | |
ANAダイナースプレミアムカード | 155,000円 (155,000円・0円) | 無料 | 2.00% | 4.00% | ○ | Edy |
次にカードの継続で毎年もらえるボーナスマイル、フライトのボーナスマイル、ラウンジ・手荷物無料宅配サービス、その他の主な特典についてまとめます。
カード名 | 継続ボーナス | フライトマイル | ラウンジ | 手荷物無料宅配 | プレミアム特典 | その他主な特典 |
---|---|---|---|---|---|---|
ANA JCBカード ZERO | × | 10% | × | × | × | 若年層限定 |
ANA VISA Suicaカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA JCB一般カード ソラチカカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA VISA一般カード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1,000マイル | 10% | ○ | ○ | × | |
ANA JCBワイドカード | 2,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドカード | 2,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCBワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANAダイナースカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | レストラン1名無料 ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCB カードプレミアム | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | GOLD BASIC Service |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | フリー・ステイ・ギフト |
ANAダイナースプレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
※プレミアム特典=国内線ANAラウンジ・プライオリティパス・ビジネスクラス専用チェックイン・コンシェルジュ
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。

ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。

以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。

ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、ANA航空券4.5%、ANA SKY コイン獲得プログラム、フリーステイギフト、アメックスオファー、充実した保険にエッジ・優位性があります。
他のANAカード プレミアムとの比較
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのライバルは、ANAダイナース プレミアムカードです。コンセプトが似ていて年会費が同水準です。
ANA VISAプラチナ プレミアムカード、ANA JCB プレミアムカードも代替候補となります。
ライバルとの比較については、以下に集約しています。また、他の高級カードも選択肢として挙げています。

ANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードに切り替え可能
将来的にANAの上級会員を視野に入れており、ANAスーパーフライヤーズカードの保有を考えている場合は、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードも候補となります。
SFC修行を行う方、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に入会する予定の場合は、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておくのが無難です。
こうしておけば、ANAプレミアムメンバーの「プラチナ」になった時点で、同じグレード・同じ国際ブランドのSFCカードに無審査で切り替えることができ、万が一のSFC審査落ちのリスクをなくすことができます。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードからANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードに切り替える場合は、ANA SFC審査落ちのリスクがありません。
プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。
アメックスは家族カードの範囲が広いので、同居していない既婚の子供などにも発行することが可能です。
ANAアメックスプレミアムは家族会員の範囲が広いのが、他社ANAカードにはない利点。SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。

将来的にANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードを視野に入れている場合は、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードが候補です。
ANAスーパーフライヤーズ会員になると、ANAラウンジ、国際線特典航空券の優先予約、フライトごとのボーナスマイル、座席アップグレード、優先チェックインカウンター・専用保安検査場、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの絶大なメリットが付帯します。
ANAラウンジが同伴者1名まで無料で使い放題なのは嬉しいところですね。豪華で快適な空間で搭乗直前までゆったりと寛げます。
国際線になるとシャワーがあって食事もゴージャス。一例として羽田空港 国際線のANAラウンジについては、以下で徹底的に解説しています。

ANAアメックスプレミアムまとめ
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、充実したANAプレミアムカードの特典に加えて、アメックス・プラチナの一部の特典が加わったラグジュアリー・ANAカードです。
主なメリット
- 国内線ANAラウンジ
- 搭乗ボーナスマイル50%・継続ボーナス1万マイル
- ANA航空券等のマイル付与率が4.5%
- 年3万円のANA SKY コイン獲得プログラム
- 秀逸なコンシェルジェサービス
- フリーステイギフト(年1回指定のホテル宿泊が無料)
- アメックス・スペシャル・リザーブ
- 予約困難店の照会・予約などのダイニング特典
- プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料(家族会員も)
- 無制限で世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能(日本国内では成田のKALラウンジもOK)
- 最上級の付帯保険
- 海外旅行先での24時間日本語サポート
- 手荷物無料宅配サービス(往復)
- ポイントの有効期間が無期限(マイルも無期限で貯められる)
ANA搭乗時は上級会員資格なしで普通席でも、ANA国内線ラウンジが利用できるのは絶大なメリットです。
JALカードの場合は、プラチナカードでもJALのサクララウンジには入れません。ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードだとANAラウンジに入れるのはお得感があります。
自然体でANAスーパーフライヤーズカードを取るまでは行かなくても、国内線のANAラウンジ利用に関しては、取るために飛行機を乗りまくる「修行」が不要です。
国内線はANAラウンジ、国際線はプライオリティパスで万遍なくカバーできます。
ANAアメックス・プレミアムに入会すると、入会後3ヶ月以内のカード利用で、大量のポイントがプレゼントされます。
条件はちょっと・・・という方でも、キャンペーンの達成は十分に可能です。
Amazonギフト券の有効期限が10年間に伸びたので、10年間で確実に使う分のギフト券を購入して、届かせるというストラテジーも有効です。
Amazonギフト券は自分用にも買えます。Amazonギフト券(チャージタイプ)ですと、直接、自分のアカウントの残高にプラスされるので便利です。
「金額」において5,000円・2万円・4万円を選択可能。また、100円~50万円までの任意の金額を入力して、1円単位で購入金額を指定できます(Eメールタイプは15円~50万円)。
購入画面には、「1円単位での金額入力欄」があるので、そこに数字を入力する流れとなります。
Amazonギフト券を買うと、足りない金額を購入することで条件をクリアでき、キャンペーンのメリットを最大限に活かすことができます。
ただし、年会費が安いANA JCBカード プレミアム、陸でのマイル付与率が1.5%のANAダイナース プレミアムカード、ANA VISA プラチナ プレミアムカードも魅力的です。
年会費が安いANAアメックスとしては、ゴールドと一般カードがあります。

