ANAアメリカン・エキスプレス・カードというクレジットカードがあります。「ANAアメックス」と呼ばれています。
ANA(全日空)とアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているANAカードです。
ANAカードの特典とAmexの特典が融合しており、マイルを無期限で貯められて、トラベル&エンターテイメントの特典が充実しています。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
年会費(税抜) | 継続ボーナス | |
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本会員 | 家族会員 | |
7,000円 | 2,500円 | 1,000マイル |
基本還元率 | ANA航空券 | フライトボーナス |
1.0% | 2.5% | +10% |
- 同伴者1名無料の空港ラウンジ
- 手荷物無料宅配
- 旅行保険は家族特約付き
- 海外旅行ではアメリカン・エキスプレスの24時間日本語サポート
- ANA一般カード共通特典
ANAアメックスのメリット、デメリット、お得な使い方、他のANAカードとの比較についてまとめます。
私は8枚のアメックスカード保有経験があり、アメリカン・エキスプレス社よりアンバサダー・プログラムへの参加を認定されています。
アメックスを徹底的に活用して精通した経験に基づいて分かりやすく説明します。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
目次
年会費
ANAアメックスの国際ブランドはAmerican Expressです。Amexは日本国内ではJCBの加盟店でも原則として使えます。国内外で幅広く使えるカードです。
レジの利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載がない場合でもOKの店舗がほとんどです。店員さんが分からなくても「一度切ってみて」と伝えれば決済できる場合が多いです。
ただし、間に決済の代理店が入っていたり、加盟店契約が古かったりするとJCB加盟店でもアメックスを使えない事があります。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは、1位アメックス、2位ダイナースクラブ、3位VISAとなりました。
アメリカン・エキスプレスのステータスは客観的に高く評価されています。
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
ANAアメックスは一律の利用限度額は設けてなく、会員の利用状況や資産状況等に応じて、随時カード利用可能枠を設定。カード発行当初の利用限度額は10万~100万が目安となっています。
本会員の年会費は7,000円(税抜)で、家族カードの年会費は2,500円(税抜)です(会員規約集・規定集)。
アメックスは家族会員の範囲が広く、配偶者、18歳以上の子供、両親だけではなく、内縁・同性婚のパートナー、婚約者でも家族カードを発行可能です。
高校生は原則として対象外ですが、海外留学・ホームステイ等の予定があれば、発行可能な場合もあります。
ETCカードの年会費は無料。新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料が必要ですが、初回のみでカード更新時は不要です。
ETCカードは年会費有料というクレジットカードもある中で、無料で維持できるのはナイスですね!
基本ポイント還元率は1%
ANAアメックスは、カード利用でANAアメリカン・エキスプレス提携カード―メンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。100円(税込)につき1ポイントです。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます(締め日と支払日)。
貯めたポイントは、1,000ポイント単位で1,000 ANAマイルに移行できます。マイル付与率は1%です。
NHK受信料、日本赤十字やUNICEF等への寄付はポイント対象外です。
また、電気・ガス・水道・税金・公金・ふるさと納税など、ポイント付与率が半分(200円ごとに1ポイント)になる支払先があります(一覧)。
利用ごとに100円未満の端数は切り捨てられてポイント付与の対象外となりますが、余程細かい支出を多発させない限りは、さほど大きな影響は出ません。
ANAアメックスのポイントをANAマイルに移行するには、「ポイント移行コース」(参加費6,000円+消費税)への登録が必要です。
ポイント移行コースの参加費は1年あたり6,000円(税抜)であり、自動更新となります。ポイント移行コースへの登録期間中は、ポイントに有効期限(通常3年)がなくなります。
有効期限を気にせずポイントを大きく貯めて、任意のタイミングでマイルに移行すれば、無駄なく特典航空券などに交換できます。
ポイントから移行したマイルの有効期限は、移行した月から36ヶ月後の月末までとなります。
ポイント移行コースは有効期間が無期限というメリットがありますが、コストが高めです。未加入でもポイントの有効期間は3年で、マイル移行後のマイル有効期間も3年で合計6年間あります。
3年に1回「ポイント移行コース」に登録して、ANAマイル移行後に解約をすることで、マイル移行のコストを3年に1回(1年あたり税抜2,000円)に抑えることができます。
手間を許容できる場合は、こうした方法で維持コストを減らすことが可能です。
ANAアメックスの維持コスト
- 年会費:7,000円+税
- マイル移行手数料6,000円+税(3年に1回なら年2,000円+税)※毎年交換したい場合、一度登録したら自動更新
ANAマイル以外にも、アメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・リワードのアイテムと交換することも可能です。
ただし、交換レートを勘案すると還元率はよくないので、ANAアメックスではANAマイルへの交換がベストです。
電話でポイントをマイルに交換する場合、4桁のセキュリティ・コードが必要となります。カードを手元において電話しましょう。
一度アメックスに14時40分に電話したら、14時59分に手続き開始のメールが届きました。すぐに手続きをしてくれます。
ANAマイルが貯まりやすい!航空券が一般カードで最高還元
ANAグループでは合計2.5%のマイルを獲得可能
ANAアメックスで、ANAグループでのANA航空券、旅行商品、機内販売などを購入すると、ポイントが通常の1.5倍になります。
カード利用額100円あたり1ポイントの通常ポイントに、利用額200円につき1ポイントのボーナスポイントが加算されます。ANA航空券等はマイル付与率1.5%です。
更にクレジットカードのポイントとは別に1%のマイルも得られるので、ANAグループでのマイル付与率は合計2.5%となります。
ボーナスはANAアメックスで購入した場合が対象。旅行会社での予約・購入分、各空港の貨物カウンターでの航空貨物運賃の支払いなど、一部対象外があります。
ANA一般カードの中でANA航空券等の購入でのポイントアップがあるのは、ANAアメックスのみです。この点にエッジ・優位性があります。
ANAカード特約店ではマイル付与率が1.5%~2%
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。
以下の画像はセブン-イレブンで400円のお買い物をした例です。セブン-イレブンは200円あたり1マイルが加算されるので、0.5%の2マイルが加算されています。
通常のクレカ利用による1%+0.5%~1%のマイルを獲得可能。合計のマイル付与率は1.5%~2%とお得です!
レストランやカフェの利用でもザクザクとANAマイルが貯まっていきます。
クレカのポイントとは別にマイルを得られるのはお得感があります。
対象店舗の中ではセブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシあたりは日常的に使いやすくてお得です。
時折ANAカードマイルプラスのボーナスマイルが多くもらえるキャンペーンが開催されることがあります。
また、ANAアメックス限定ではありませんが、利用でANAマイルが貯まるお店・サービスがあります。
ANAマイレージクラブ「暮らしの提携パートナー」の利用でマイルを獲得可能。ホテル、レンタカー、タクシー、ネットショッピング、グルメ、車検など幅広いジャンルがあります。
公式サイトの各ジャンルページにて、「AMC番号の提示で貯める」にチェックを入れると出てきます。
例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。
ボーナスポイント・パートナーズで最大10%還元
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」には、「ボーナスポイント・パートナーズ」という制度があります。
このプログラムを利用するための事前登録は必要ありません。これはANAアメックスも対象です。
ボーナスポイント・パートナーズの提携店でANAアメリカン・エキスプレス・カードを利用するだけで、ポイントが通常より多く貯まります。
100円あたり2ポイント、3ポイント、5ポイント、10ポイントの4種類があり、なんと最大ANAマイル10%還元です。
Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
ANAカードに搭載されている電子マネーの楽天Edyを使うと、200円あたり1ANAマイルが得られます(マイル付与率0.5%)。おサイフケータイでも同様にANAマイルを貯める設定が可能です。
これだとメリットに乏しいですが、「ANAマイレージクラブ モバイルプラス」という制度に加入すると、楽天Edyの利用が高還元となるのが利点です。
月会費は300円(税抜)であり、コストは年3,600円(税抜)。ドコモ・au・ソフトバンクの契約者が加入でき、支払い方法は以下の通りです。
- NTTドコモ:SPモード決済(ahamoは対象外)
- au、Povo2.0:auかんたん決済
- SoftBank、LINEMO:ソフトバンクまとめて支払い
これに入会すると、楽天Edyの利用で得られるANAマイルが3倍(200円あたり3ANAマイル)になります。マイル付与率1.5%です。
マツモトキヨシ・紀伊國屋書店などのEdyマイルプラス対象店舗では200円あたり4マイルが貯まり、マイル付与率2%となります。
フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
ANAアメックスなら通常のフライトマイル(国内線・国際線)に加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。
「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」がもらえるので、フライト頻度が多い方にとっては利点が増幅。
また、入会すると1,000マイル、継続すると1,000マイルがプレゼントされます。
毎年マイルがもらえるのは嬉しいですね。国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年2,000円がバックされることになり、年会費の負担を軽減できます。
家族のマイルを合算できる「ANAカードファミリーマイル」に登録(無料)すれば、家族全員のマイルが無駄なく利用でき、マイルの使い道が広がります。
ANAマイレージモールでネット通販がお得
ANAが運営するポイントモール「ANAマイレージモール」も当然に利用可能です。経由での利用金額に応じて直接ANAマイルが貯まります。
ANAマイレージモールは直接マイルが貯まり、シンプルでわかりやすいのがメリットです。
サイト名 | 利用額とマイル | マイル付与率 |
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楽天市場 楽天トラベル | 200円 = 1マイル | 0.50% |
Yahoo!ショッピング | 300円 = 1マイル | 0.33% |
ユニクロオンラインストア | 300円 = 1マイル | 0.33% |
じゃらんnet Yahoo!トラベル 一休.com 一休.com レストラン | 200円 = 1マイル | 0.50% |
マツモトキヨシ | 100円=1マイル | 1.00% |
Amazon (一部カテゴリーのみ) | カテゴリーによる |
ANAマイルの使い道
ANAアメックスで貯めたマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。
主な交換先
- 国内線/国際線の特典航空券、今週のトクたびマイル
- 提携航空会社特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- ANA SKY コイン
- トクたびマイル
- ANAショッピング A-styleでの利用
- 提携ポイントやクーポンとの交換
- 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
- ホテル宿泊・レストランのお食事券
ANAマイルの使い道詳細
他にANA国内線にお得に搭乗する方法としては、ユナイテッド航空のマイル活用があります。クレジットカード「マイレージプラスカード」で貯まります。
ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。
無期限のマイルの威力
ANAアメックスの最大のメリットの一つはポイントの有効期間が無期限であり、ファーストクラスの航空券と交換できることです。
マイルの還元率を高くするには、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券への交換が重要です。しかも長距離である程に還元率が上がります。
しかし、ポイント・マイルの有効期限内に、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券に交換できるだけのマイルを貯める必要があります。
仕事や旅行で頻繁に飛行機に乗らない限りは、必要なマイルに到達するのが難しい場合もあります。
ANAカード(一般カード)の場合、ポイントの有効期間が2年でマイル移行後のマイル有効期間が3年です。合計で有効期間は最大5年です。
この間に貯めるのが難しい場合もあります。また、ギリギリになってようやく貯まった場合は、時期によっては取りたい航空券がとれないという事態もありえます。
クレジットカードの特典を使うためだけに無理やり旅程を組むというのは、本末転倒感があります。
多くのANA一般カードにはこうした「有効期限の壁」があります。しかし、ポイントの有効期限が無期限のANAアメックスなら無限にポイント・マイルを貯められるので、有効期限の壁を突破できます。
ANA一般カードの中で年間維持コストを最も抑えられるのは、ANA VISA Suicaカードです。年会費751円+マイル移行手数料(10マイルコース)6,000円=6,751円(税抜)です。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの年間コストは合計13,000円(税抜)ですので、6,249円高くなります。
しかし、無期限でマイルを貯められるのが大きなメリットです。例えば、15万マイル貯めてニューヨークへのファーストクラス(Rシーズン)に交換した場合、1マイルの価値が13.39円(208万円)となったケースがあります。
クレジットカードの年間利用額が125万円の場合、ANAアメリカン・エキスプレス・カードなら12年間で15万マイルが貯まり、208万円の航空券に交換できます。
しかし、他のANAカードの場合は、ポイント・マイルの有効期限が最長5年間なので、15万マイルの達成は不可能です。
15万マイルを数年に1度小刻みに使い、東京⇔香港などのアジア1のビジネスクラスの往復航空券(Lシーズン)に4回、東京⇔大阪の往復に1回交換したとすると、その場合のトータルリターンは57万円程度となります。
ANAアメックスでじっくりとマイルを貯めてファーストクラスの航空券に交換する場合と、ANAカードでビジネスクラスや国内航空券に交換する場合では、トータルリターンに151万円の差が生じます。
この例では、12年間でANAアメリカン・エキスプレス・カードは年会費が74,988円余分にかかりますが、結果的には圧倒的にお得になります。
ANAカードには、利用金額に応じた年間のボーナスやリボ払い時のボーナスが0.39%あるカードもあります。
ANA VISA/マスター一般カード、ワイドカードなら、マイ・ペイすリボの活用で約1.3%まで上がります。
しかし、それでも差を埋めることはポイント・マイル有効期限内にファーストクラスに必要なマイルを貯めない限りは不可能です。
ポイント・マイルが無期限のANAアメックスなら、じっくりとマイルを貯めて、ファーストクラスで利用して非日常の体験ができて、更にカードの還元率も実質13~16倍(13%~16%)にすることが可能となります。
お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
ANAアメックスは年会費は高いものの、得られるメリット・ベネフィットはそれを大きく凌駕しています。おすすめのアメックスの中の一枚です。
ANAアメックスならではの充実の旅行サービス
ANAアメックスはアメリカン・エキスプレスらしく、トラベル関連のベネフィットが充実しているのが特徴です。ANA一般カードの中では群を抜いています。
空港ラウンジは同伴者1名まで無料
ANAアメックスと当日の搭乗券の提示で、アメリカン・エキスプレスが提供する空港ラウンジを無料で利用できます。
しかも、カード会員本人だけでなく、同伴者も1名まで無料で利用できます。旅行や出張がはかどりますね(アメックスのラウンジ一覧)。
配偶者や恋人がいたら飛行機待ちがはかどります。2名で出張する際には、同僚と出発までラウンジで寛ぐことができます。同僚がラウンジに入れない場合は、自分だけ入るのは気が引けるので便利です。
家族で旅行する場合にも便利です。夫婦のうち1名が本会員、1名が家族会員だと、2枚のカードそれぞれ同伴者が1名無料になります。家族旅行の際には4名までラウンジで寛げます。
ラウンジによっては無料のアルコール類があったり、シャワールーム(有料)が設置されています。
北海道から沖縄までの日本全国各地、海外ではハワイの空港ラウンジを利用可能です。
成田のIASS EXECUTIVE LOUNGE 1/2、中部のプレミアムラウンジ セントレア、熊本のラウンジ ASOは、無料アルコールのサービスがあります。
以下は成田空港のラウンジ「IASS EXECUTIVE LOUNGE 1」です。席の脇には電源コンセントもありスマホ・タブレット・PC等を充電できます。
成田のラウンジはビールかウイスキーが1杯無料です。柿の種をおつまみにして無料で飲めるのは嬉しいですね^^
ミネラルウォーター、お茶類、ジュース、コーヒーなどソフトドリンク類も揃っています。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行の際に、帰国時の空港から自宅まで、ANAアメックス会員1人につきスーツケース1個を無料で配送できます。
手荷物無料宅配はゴールドカードでようやく登場するサービスです。ANAアメックスにはゴールドカード級の特典もあります。
成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用可能。羽田空港国際線は対象外です。
海外旅行の際に重い荷物をひきずって移動する必要がなくなり、体に優しくて便利なサービスです。
手荷物空港宅配サービスは、自腹で支払うと1個2,000円~4,700円程度はかかります。年3回このサービスを使ったら、1年あたり6,000~14,100円もお得になります!
近年では配送料金が値上げ傾向にあるので、より一層お得度・価値が上昇しています(料金一覧)。
帰国時の当日に下記お申し込みカウンターで、カードと搭乗券を提示して、「手荷物無料宅配サービス」利用の旨を伝えればOKです。
空港名 | お引き取りカウンター名 | 場所 | 営業時間 |
---|---|---|---|
成田国際空港 | JALエービーシーカウンター | 第1ターミナル: 北・南1階(到着階) | 6:00~最終便 |
第2ターミナル: 本館1階(到着階) | 6:00~最終便 | ||
中部国際空港 | 手荷物サービスカウンター | 2階(到着階) | 7:00~22:00 |
関西国際空港 | JALエービーシーカウンター | 1階南(到着階) | 6:15~22:30 |
手荷物やお土産が多い場合は特に便利です。ダンボールを宅配カウンターで購入することも可能。例えば関東在住で成田着の場合は翌日には届くことが多いです。
大型手荷物宅配優待(JAL ABC)
JALエービーシーの「大型手荷物宅配」が、公式価格よりも1,000円安くなります。
海外旅行の際に、ダンボール・自転車・スキー・サーフボードなど、大きな手荷物を配送する場合に便利です。
海外旅行では24時間日本語で無料電話サポート
レストランの予約、医療機関の紹介、緊急時の支援等の日本語電話サポートが受けられます。「グローバル・ホットライン」というかっこいい名前です。
世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡できます。
24時間365日いつでも日本語で電話できるというのは便利ですね。海外旅行における大いなる安心が確保できます。
普通のクレジットカードの海外旅行の電話サポートは、対応時間は平日の昼間のみです。ANAアメックスの場合は24時間365日という大いなる安心があります。
例えば、以下の事項について電話相談ができます。
- 航空券・ホテル・レンタカー・レストラン・ゴルフコースなどの案内・予約・確認・キャンセル
- 主要都市でのミュージカル等のチケット
- パスポート・査証・予防接種
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- トラベラーズチェックの紛失・盗難
- パスポート・所持品の紛失・盗難
- 電話による簡単な通訳サービス(業務は対象外)
- 緊急メッセージの伝言サービス(業務は対象外)
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 最寄りの日本大使館・領事館
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)にも適用されます。
海外のみならず日本国内においても、緊急時の対応については、年中無休のカスタマーサービスを提供しており、24時間365日、オペレーターと直接やり取りができます。
カードの紛失・盗難時の緊急再発行
万が一カードの紛失、盗難に遭遇した際は、連絡したら新しいカードを無料で再発行してくれます。
状況に応じて至急再発行して貰える場合もあります。海外でカードを紛失した時も、心配は無用です。
緊急再発行は滞在地域などによって対応が変わってきます。緊急用の仮カードのため、デザインが異なります。
空港クロークサービス
乗継便の待ち時間などに、空港内手荷物預かり所で荷物を無料で預けられます。出発までの空港内での買物や食事を、身軽で楽しめます。
旅行の際はとにかく荷物がかさばります。かさばる荷物を無料で預けられるのは最高です。利用は当日のみ有効ですので、日をまたいで預けることはできません。
空港パーキング
空港からのアクセスが良好な駐車場で、割引・優待特典を受けられます。
空港名 | 駐車場名 | 優待内容 |
---|---|---|
成田空港 | サンパーキング成田店 | 通常駐車料金より38%オフ |
関西国際空港 | 安い関空駐車場 | 通常駐車料金より20%オフ |
VIPカーデリバリーサービス | 通常駐車料金より20%オフ |
国内レンタカー
オリックスレンタカー、トヨタレンタカー、日産レンタカー、ニッポンレンタカー、タイムズ カーレンタルを基本料金から5%オフで利用できます(海外は対象外)。
ANA一般カードとしては最上級の付帯保険
ショッピング保険がもれなく付帯
国内、海外を問わずANAアメックスで購入したほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、1名につき年間最高200万円まで補償されます。
事故があったら、通話料無料のフリーダイヤルに電話すると、「保険金請求書」を送ってくれます。「必要添付書類」、「カードご利用控」とともに返送すればOKです。1事故につき1万円の免責があります。
これも嬉しいサービスですね。年間200万円という多額の補償があるので、安心してお買い物できます。
買ったばかりの高価な物が壊れたらショックですが、ANAアメックスならそのような時も安心です。
有価証券、預貯金証書、旅券、印紙、切手、船舶、航空機および自動車など一部対象外となる商品もあります。ただし、アメックスに限った話ではなく、どのクレジットカードでも類似の規定があります。
特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。iPhone、Xperia、GALAXY、iPad、ノートPCなどをアメックスで購入すると、しっかりと補償対象となります。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。アメックスはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。
もちろん、オンライン・プロテクションによって、インターネット上での不正使用による損害は全額補償されるので、安心してネットショッピングを楽しめます。
もちろんリアル店舗でも補償。アメックスの不正検知システム、紛失・盗難・不正利用の補償は幾多のクレジットカードの中でも優秀です。
海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険
旅行代金をANAアメックスで決済した場合、海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険がつきます。
利用付帯ですが、家族特約があるのが大きなメリット。海外旅行の場合の補償は下表のとおりです。
補償項目 | カード会員 | 会員の家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 | 最高1000万円 |
傷害治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高3000万円 | 最高3000万円 |
携行品損害(※) | 1旅行最高30万円 | 1旅行最高30万円 |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高200万円 |
※免責3,000円、年間限度100万円
さすがのアメックスであり、保険が充実しています。携行品損害は使う機会が多いので安心です。
最も利用頻度が高い傷害治療・疾病治療(ケガや病での入院費用など)が100万円と少なめなのはデメリットです。
しかし、海外旅行保険が自動付帯の年会費無料カードを持てば、最高保険金額を上乗せ可能なので、問題ありません。
海外旅行保険が自動付帯の年会0円クレジットカードは、使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。
ANAアメックスには国内旅行保険も付帯しています。利用付帯で最高2000万円の死亡・後遺障害の補償があります。しかも会員の家族も最高1000万円の補償がつきます。
年会費の高さと電子マネーに弱いのがデメリット
ANAアメックスの主なデメリットは、ANA一般カードとしては年会費が高く、電子マネーチャージ・Pay対応が見劣っている点です。
年会費が高い点については、同伴者1名無料の空港ラウンジ、無期限でANAマイルを貯められる点など、充実のベネフィットでカバー可能。しかし、電子マネーについては弱いと言わざるを得ません。
プリペイド型電子マネーへのチャージが還元対象外
ANAアメックスは、楽天Edy・モバイルSuica・モバイルPASMO・SMART COCAにチャージはできますが、ポイントは得られません。nanaco・WAON・PASMOにはチャージそのものが不可。
プリペイド型電子マネーへのチャージでポイントを得たい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを使いましょう。
ANAカードですと、SuicaはANA VISA Suica、PASMOはANA東急カードが年会費最安値(税抜751円)で維持できます。PASMOはソラチカカードも有力です。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
Apple Payに対応!Suica利用分はポイント対象外
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
ANAアメックスをApple Payに登録するとQUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
店舗でのお買い物だけではなく、Walletアプリ内にて1円単位で細かくSuicaチャージが可能です。以下はAmexのカードで16,734円をチャージした例です。
しかし、Suicaチャージ・Suicaグリーン券・定期券など、Apple PayのSuica利用分はポイント付与の対象外です。通常のモバイルSuicaと同様の取扱いとなります。
アップルペイでのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。
Payサービス
ANAアメックスはスマホ決済のPayの分野はVisa/Mastercardと比べると弱く、主要サービスで使えるのは楽天ペイ、d払い、au PAYのみです。
タッチ決済(American Express Contactless)
Apple Payでは「American Express Contactless」という非接触IC型決済サービスを利用可能。「タッチ決済」と呼ばれるNFC決済です。
日本国内ではセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルド、すき家、関空などで利用可能。海外ではアメリカ、イギリス、シンガポール、オーストラリア、アイスランドなどで使えます。
店頭ではスタッフに対して「アメックスで」と述べて対応iPhone・Apple Watchを端末にかざせばOKです。
その他カード基本特典・スペック
アメックス共通優待
アメリカン・エキスプレスのカード会員共通の優待特典を利用可能。アメックスオファーでは、実利的なキャッシュバックを享受可能です。
また、American Express Experiences、golfscape、エクスペディアでの割引、阪急メンズ東京での期間限定優待などがあります。
充実のアメックス会員限定のイベント
ANAアメックスはアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(日本支社)が発行しているカードですので、アメックス会員向けのイベントにも参加できます。
グルメ、コンサート、お寺・博物館、ファッション、スイミングなど多様なイベントが開催されています。有名歌手の会員限定コンサートなど会員限定イベントも充実しています。
アメックス会員限定のイベントにも参加できます。2000年シドニー五輪で日本人初の女子マラソン金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した高橋尚子さんからランニングについて学べるイベントも開催されました。
USJでのパーティーや貸切招待、表参道での食事・音楽・クライミングウォール体験のイベント等もあります。
京都や奈良で毎年定期的に開催される古都イベントでは、通常は入れない場所が特別に開放されたり、非公開の貴重品を見ることができます。アメックスならではのプライスレスな体験が可能です。
アメックスの「世界遺産・清水寺の夜間特別拝観」に参加したところ、壮大・荘厳な非公開の国宝本堂の内々陣と、美しい夜景と弦楽四重奏を堪能でき大満足でした。
同じく世界遺産で、1100年以上の歴史がある醍醐寺のイベントでは、豊臣秀吉も愛した桜、幾多の国宝・重要文化財、心が洗われるご法話、料亭での食事のような花見膳を堪能できました。
ちなみにアメックスのイベントは厳正な100%完全抽選です。センチュリオンカード会員だと凄く当たりやすく、プラチナカード会員なら当たりやすいということはありません。
また、カード利用額が多い順に当選するということもありません。どのアメックスカード会員でも公平に当選のチャンスがあります。
アメックスのイベントのクオリティには定評があり、クレジットカードの専門家である岩田昭男さんも高く評価しています。
舞台・立地・演出などで一手間かけて工夫しており、岩田さんは毎年アメックスのイベントに行って、忘れられない思い出をもらっているそうです。
その他、イベント情報については、アメックス公式HPのイベントページで確認できます。過去のイベントの例は以下のとおりです。
- 世界遺産清水寺の夜間特別拝観
- 京都 醍醐寺・三宝院の桜の特別夜間拝観
- THE BLUE SESSIONS、American Express presents「綾戸智恵特別公演」
- 下鴨神社式年遷宮奉祝記念 平原綾香コンサート「いのちのちから、あらたに」
- 京都紅葉の名刹 高台寺の夜間特別拝観・井浦新氏との交流会
- 正倉院展 特別セミナーと鑑賞会
- コットンクラブ “ポイント de RESERVE SEAT”
- 世界の青木功プロと夢のラウンドプレー
- アメリカン・エキスプレス・メンバーズカップ
- 東京国立博物館、奈良国立博物館 「プレミアムミュージアムビューイング」
- 京橋千疋屋フルーツバイキング
- 東京湾大華火祭観覧ディナーリザーブシート
- 「丸の内タニタ食堂」ヘルシーワークショップ
- 阪急メンズ東京「AUTUMN NIGHT」
- 「オテル・ドゥ・ミクニ」イベント
- 岩崎恭子夏休み子どもスイミング教室
- 「szechwan restaurant 陳」イベント
一律の限度額はなし!事前入金したら税金は無限
ダイナースクラブカードと同様に、アメックスが発行しているカードには、一律の限度額は設定されていません(アメックスの利用限度額)。
利用状況や支払い実績などによって利用限度額は異なります。
アメックスは柔軟に与信枠を設定しており、他社のプラチナカードを格段に上回る利用限度額を設定してくれることがあります。利用限度額が高いクレジットカードの筆頭です。
なお、利用額が膨らんだ場合は連絡してもらうサービスも提供されており、使い過ぎを防ぐことが可能になっています。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。この場合は還元率0.5%となりますが、ポイントをマイル交換に使う場合はお得です。
ANA一般カード共通の割引
ANAアメックスはANA一般カード共通の割引・特典が受けられます。
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 空港内免税店「ANA DUTY FREE SHOP」での割引 (5%OFF)
- 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
- 成田空港でのパーキング割引
- 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
- ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー5%割引
- ハーツレンタカー5~20%割引
特に使いやすいのは全国各空港にある「ANA FESTA」での5%割引です。1,000円(税込)以上のお買い物の際、レジでANAカードを提示すればOKです。
カードが手元に届く前にも割引を利用できるので便利です。
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービスは、予約の際にANAカード会員の旨を伝えると、ベストフレキシブル料金から5%割引となります。
時期によってはネット最安値よりリーズナブルに宿泊できることがあります。素泊まりだとお得になる傾向があります。
2016年4月1日から、ANAショッピング A-styleでのお買い物は、ANAショッピングポイントとの併用でも5%の割引適用となりました。
ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワインなど、魅力的なANAならではの独自商品を購入できます。
チケット・アクセスは終了
チケット・アクセスというサービスが有りましたが、2021年5月31日で終了しました。
JR東海エクスプレス予約
東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の座席を、スマートフォンや携帯電話、PCからオンライン予約・変更できる「エクスプレス予約」を使えます。
従来は「プラスEX」でしたが、2017年9月から「エクスプレス予約」にリニューアルされました。
専用のICカードを使うことで、切符を受け取る必要がなくなります。在来線との乗り継ぎも交通系ICカードとの併用でOKです。
予約後は「EX予約専用ICカード」を改札機にタッチするだけで、スムーズに東海道・山陽新幹線に乗車できます。
紙の切符よりも割引運賃が適用されて、東京~名古屋間、東京~大阪間などの移動がお得で便利になります。ただし、1枚あたり年会費1,000円(税抜)が発生します。
エクスプレス予約は、ビックカメラSuicaカード、ビューカード スタンダード、ルミネカードなどのビューカードを保有すると年会費無料で使えるモバイルSuicaでも利用できます。
JR東日本のビューカードが発行しているプロパーのビューカードをモバイルSuicaに登録して使う場合も、JR東日本乗車ポイントは適用されます。
ちなみにJALカードSuica、ANA VISA Suicaカード(航空系クレジットカード)も対象です。
他のクレジットカードとの比較
他のANAカードとの比較
「ANAアメックスは他のANAカードと比較してどうなん?」という点は気になりますよね。ANAアメックスと他のANAカードの違いについて比較します。
まずは年間の税抜コスト(年会費+マイル移行手数料)、家族カードの年会費、一般加盟店でのマイル付与率、ANA航空券等の購入時のマイル付与率、ポイント(マイル)の有効期間が無期限か、電子マネー対応についてまとめます。
JCBはスマリボ、Visa/Mastercardはマイ・ペイすリボで年会費を下げることができます。それを考慮した年間最低コストです。
カード名 | 年間コスト (年会費・移行手数料) | 家族 年会費 | マイル付与率 | 無期限 | ポイント付与の電子マネー | |
---|---|---|---|---|---|---|
一般 | ANA航空券 | |||||
ANA VISA Suicaカード | 6,751円 (751円・6,000円) | × | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・Suica | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 6,751円 (751円・6,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・PASMO | |
ANA VISA一般カード | 7,025円 (1,025円・6,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 13,000円 (7,000円・6,000円) | 2,500円 | 1.00% | 2.50% | ○ | |
ANA VISAワイドカード | 12,275円 (6,275円・6,000円) | 1,500円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 10,500円 (10,500円・0円) | 4,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANAダイナースカード | 27,000円 (27,000円・0円) | 6,000円 | 1.00% | 2.00% | ○ | Edy |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 31,000円 (31,000円・0円) | 15,500円 | 1.00% | 3.00% | ○ | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 (80,000円・0円) | 4,000円 | 1.80% | 3.80% | iD・Edy・PiTaPa | |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 150,000円 (150,000円・0円) | 無料(4枚) | 1.00% | 4.50% | ○ | |
ANAダイナースプレミアムカード | 155,000円 (155,000円・0円) | 無料 | 2.00% | 4.00% | ○ | Edy |
次にカードの継続で毎年もらえるボーナスマイル、フライトのボーナスマイル、ラウンジ・手荷物無料宅配サービス、その他の主な特典についてまとめます。
カード名 | 継続ボーナス | フライトマイル | ラウンジ | 手荷物無料宅配 | プレミアム特典 | その他主な特典 |
---|---|---|---|---|---|---|
ANA JCBカード ZERO | × | 10% | × | × | × | 若年層限定 |
ANA VISA Suicaカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA JCB一般カード ソラチカカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA VISA一般カード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1,000マイル | 10% | ○ | ○ | × | |
ANA JCBワイドカード | 2,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドカード | 2,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCBワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANAダイナースカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | レストラン1名無料 ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCB カードプレミアム | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | GOLD BASIC Service |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | フリー・ステイ・ギフト |
ANAダイナースプレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
※プレミアム特典=国内線ANAラウンジ・プライオリティパス・ビジネスクラス専用チェックイン・コンシェルジュ
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
ANAアメックスは、他のANA一般カードと比較して、以下の点にエッジ・優位性があります。
- ANAグループでのマイル付与率が1.5%
- 一般カードとしてはポイント有効期間が3年と長く、マイル移行手数料を支払えば有効期間は無期限
- 同伴者1名無料の空港ラウンジ・手荷物無料宅配・家族特約付きの保険などのアメックスならではの特典
他のANA一般カードと比較した場合のデメリットは高い年会費です。優位性と年会費の高さを総合考慮することになります。
また、電子マネー・Pay対応、利用可能店舗がVISA/Mastercardと比較すると少ない点もデメリットです。
ただし、このデメリットはサブカードを持てば解決する話であり、大した問題ではありません。
なお、Visa/Mastercardと合わせてアメックスを保有するのは、万が一のトラブルのリスクを抑制できて有効です。
2018年6月1日にはヨーロッパ各国でVisaのシステム障害が発生して、カード決済ができなくなりました。イギリスの一部のATMでシステム障害が報じられてから2時間未満の間に現金が空になりました。
万が一の際にカード決済ができなくなる事態を避けるためにも、他の国際ブランド以外にアメックスも持っていればシステムトラブルで困るリスクが低下します。
もっと年会費が高くても充実したサービスが付帯している方がいい場合は、ANAダイナースカードも候補です。
世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジ、レストラン2名以上の利用で1名分無料、一般客では予約が取れない高級料亭の予約代行などのダイナースクラブの特典が付帯しています。
ANAマイルの付与率を高めたい場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードがベストです。最大1.3%までマイル付与率が上がります。
ANAマイルの付与率を高めたい場合は、ソラチカゴールドカードがベストです。最大1.5625%までマイル付与率が上がります。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
年会費1万円前後のマイル無期限カードとの比較
アメリカン・エキスプレスには、ANAアメックス以外にも、無期限でポイントを貯めることができて、マイルに移行できるカードがあります。
年会費の水準がANAアメックスと近いアメックス・グリーン、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードと比較します。
ANAアメックス | アメックス・グリーン | デルタ スカイマイル アメックス | |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 7,000 | 12,000 (※月会費1千円) | 12,000 |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000 | 8,000 | - |
年会費+マイル移行費用 | 13,000 | 20,000 | 12,000 |
家族会員年会費(税抜) | 2,500 | 6,000 | 1枚目無料 |
ポイント有効期限 | ポイント移行コース 登録で無期限 | 一度のアイテム交換で無期限 | 無期限(直接マイル付与) |
マイル付与率 | 1.00% | 1.00% | 1% / 海外1.3% |
マイル付与率(ANA) | 1.50% | 1.00% | 1% (※デルタは2%) |
継続ボーナス | 1,000マイル | – | 2,000マイル (※デルタ) |
フライトボーナス | 10% | – | シルバーメダリオン特典 |
旅行傷害保険 | 最高3000万円 | 最高5000万円 | 最高5000万円 |
ショッピング保険 | 年最高200万 | 年最高500万 | 年最高500万 |
プライオリティパス | – | 有料 | – |
リターン・プロテクション | – | ◯ | ◯ |
海外旅行先での日本語サポート | グローバル・ホットライン | ||
空港ラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ |
手荷物無料宅配 | 片道 | – | 片道 |
空港クローク | ◯ | – | ◯ |
空港パーキング | ◯ | ◯ | ◯ |
無料ポーター | – | – | ◯ |
海外用レンタル携帯電話特別割引 | – | ◯ | ◯ |
エクスペディア・一休.com優待 | ◯ | ◯ | ◯ |
レンタカー優待 | ◯ | ◯ | ◯ |
カード盗難・紛失の場合の緊急再発行 | ◯ | ◯ | ◯ |
アメックスオファー | ◯ | ◯ | ◯ |
コットンクラブ | – | ◯ | – |
新国立劇場 | – | ◯ | – |
死亡・後遺障害 (国内旅行保険) | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 |
死亡・後遺障害(海外) | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 |
傷害治療(海外) | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高100万円 |
疾病治療(海外) | 最高100万円 | 最高100万円 | 最高100万円 |
救援者費用(海外) | 最高200万円 | 最高200万円 | 最高200万円 |
賠償費用(海外) | 最高3,000万円 | 最高3,000万円 | 最高3,000万円 |
携行品損害(海外) | 最高1旅行30万円/年100万円 | 最高1旅行30万円/年100万円 | 最高1旅行30万円/年100万円 |
航空便遅延費用補償(海外) | – | – | – |
ANAアメックスとアメックス・グリーンを比較すると、グリーンオファーズ、海外旅行傷害保険、プライオリティパス(スタンダード会員・ラウンジ利用は有料)、リターン・プロテクション、諸特典はアメックス・グリーンが上回っています。
しかし、年会費・マイル移行費・家族カード年会費、ANAグループでのマイル付与率、フライトボーナス、継続ボーナス、ANA一般カード特典、ANAマイレージクラブカード機能はANAアメックスが上回っています。
日本からの便が多いANAマイルを貯めたくて、他にANAカードを保有して使い分けるのに抵抗がある場合は、ANAカード機能が搭載されているANAアメックスが有力候補です。
マイルが異なるので単純に比較できませんが、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードもコストパフォーマンスが高いカードです。
貯まるマイルがデルタスカイマイルでOKならば、デルタ スカイマイル アメックスも候補となります。
ANAアメックス・ゴールドとの比較
ANAアメックスにはゴールドカードもあります。年会費が高い代わりにANAワイドゴールドカードの特典がつき、アメックス・ゴールドの特典も一部付帯します。
ANAアメックスの一般カードとゴールドカードの違いを比較します(下表の保険金額は最高限度)。
ANAアメックス | ANAアメックス・ゴールド | |
---|---|---|
年会費(税抜) | 7,000円 | 31,000円 |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 0円 |
年会費+マイル移行費用 | 13,000円 | 31,000円 |
家族会員年会費(税抜) | 2,500円 | 15,500円 |
ポイント有効期限 | 「ポイント移行コース」 登録で無期限 | 無期限 |
マイル付与率 | 1.00% | 1.00% |
マイル付与率(ANA) | 2.50% | 3.00% |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル |
フライトボーナス | 10% | 25% |
ANAゴールドカード特典 | – | ◯ |
旅行傷害保険 | 最高3000万円 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 年間最高200万 | 年間最高500万 |
ゴールド・ダイニング | – | – |
プライオリティパス | – | 年2回無料 |
リターン・プロテクション | – | ◯ |
キャンセル・プロテクション | – | ◯ |
海外旅行先での日本語サポート | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト |
空港ラウンジ | ◯ | ◯ |
手荷物無料宅配 | 片道 | 片道 |
空港クローク | ◯ | ◯ |
空港パーキング | ◯ | ◯ |
エアポート・ミール (2018年5月末終了) | – | ◯ |
無料ポーター | – | – |
海外用レンタル携帯電話特別割引 | – | – |
エクスペディア・一休.com優待 | ◯ | ◯ |
レンタカー優待 | ◯ | ◯ |
カード盗難・紛失の場合の緊急再発行 | ◯ | ◯ |
アメックスオファー | ◯ | ◯ |
コットンクラブ | – | ◯ |
新国立劇場 | – | ◯ |
ゴールド・ワインクラブ | – | ◯ |
京都観光ラウンジ | – | ◯ |
情報誌(IMPRESSION GOLD) | – | – |
死亡・後遺障害(国内旅行保険) | 2,000万円 | 5,000万円 |
死亡・後遺障害(海外) | 3,000万円 | 1億円 |
傷害治療(海外) | 100万円 | 300万円 |
疾病治療(海外) | 100万円 | 300万円 |
救援者費用(海外) | 200万円 | 400万円 |
賠償費用(海外) | 3,000万円 | 4,000万円 |
携行品損害(海外) | 1旅行30万円/年100万円 | 1旅行50万円/年100万円 |
航空便遅延費用補償(海外) | – | 最高2万円 |
一般カードとゴールドカードを比較すると、以下の点はゴールドカードが上回っています。
- ポイントが無条件で無期限
- ANAグループ利用時のマイル付与率が0.5%高い
- ANA SKY コイン獲得プログラム
- 継続ボーナス・フライトボーナス
- ビジネスクラスチェックインカウンター等のANAゴールドカード特典
- 旅行傷害保険、海外航空機遅延費用保険(2021年3月から)
- 手荷物無料宅配サービスが羽田空港も対象(2021年3月から)
- スマートフォン・プロテクション、リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクション
- 海外旅行時のサポートが安心のオーバーシーズ・アシスト
- 京都観光ラウンジ
- コットンクラブ、新国立劇場の優待
- ゴールド・ワインクラブ
年会費の差とこれらの特典の差を比較して、どちらがよいかを決めることになります。
また、ANAアメックスにはスーパーフライヤーズカードはありません。ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に申し込む場合は、既存カードの切り替えではなく新規申し込みとなります。
審査落ちのリスクがゼロではありません。ANAアメックス・ゴールドにはスーパーフライヤーズカードがあり、ANA SFCカードに審査なしで切り替えることが可能です。
ANAプレミアムメンバー「プラチナ」になった時点で、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておき、同じ国際ブランドのSFCカードに切り替えるのが無難です。
プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。
ANAスーパーフライヤーズ会員になると、ANAラウンジ、国際線特典航空券の優先予約、フライトごとのボーナスマイル、座席アップグレード、優先チェックインカウンター・専用保安検査場、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの絶大なメリットが付帯します。
ANAラウンジが同伴者1名まで無料で使い放題なのは嬉しいところですね。洗練されたゴージャスな空間で搭乗直前までゆったりと寛げます。
ANAラウンジは、ビジネス向けの電源付きデスク、食事向けのテーブル、外の景色を快適に見れる窓際席、ファミリー・複数人向けのスペースなど多様な席があります。
リラックスして寛ぐ席だけではなく、ビジネスパーソン向けに集中して作業ができるデスクもあり、パソコンの作業も快適。出発前までに仕事をすることも可能です。
ビール、ウイスキー・焼酎、おつまみのスナックも用意されています。羽田空港国内線のANAラウンジは日本酒が充実。
また、青汁、緑茶・紅茶・烏龍茶・ホットコーヒー、カフェラテ、ミネラルウォーター、牛乳、コールドのジュース・トマトジュース・野菜ジュース・烏龍茶・ポッカレモンもあります。
新聞・雑誌も多種多様な種類があり、無料のWi-Fiも通っており、搭乗の直前まで居心地が秀逸なラウンジで快適に過ごせます。
ANAラウンジは出たらすぐに搭乗口があるのが絶大なメリットです。ラウンジに流れるアナウンスを聞いてから出発しても、優先搭乗に十分に間に合います。
国際線になるとシャワーがあって食事もゴージャス。一例として羽田空港 国際線のANAラウンジについては、以下で徹底的に解説しています。
ゴールドカードよりも更に充実した特典をご希望する場合は、年会費は165,000円(税込)に跳ね上がりますが、ANAアメックス プレミアム・カードという選択肢もあります。
一般カード・ゴールドカード・プレミアムカードの各ANAアメックスの比較については、以下で徹底的に解説しています。
なお、ANAアメックスにはコース料理1名分無料サービスがありませんが、これは年会費2,000円(税抜)のサブカードを保有することでカバーできます。
以下はANAアメックス・ゴールドにフォーカスを当てた記事ですが、ANAアメックスにも同様に当てはまります。
まとめ
ANAアメックスはANAグループでのマイル付与率が1.5%(1%のマイルと合わせて合計2.5%)となります。
一般カードとしてはポイント有効期間が3年と長く、マイル移行手数料を支払えば有効期間は無期限となります。
ファーストクラスに向けてマイルを貯められるのが大きなメリットです。1マイル7~16円の価値で利用できます。実質還元率がなんと8%~16%に跳ね上がります!
同伴者1名無料の空港ラウンジ・手荷物無料宅配・家族特約付きの保険などのアメックスならではの特典が充実しています。
これらは他社ですとゴールドカードでも付帯していないカードも多いです。空港ラウンジが同伴者1名無料である点、手荷物無料宅配、家族特約はANAワイドゴールドカード(VISA/Mastercard/JCB)にもありません。
また、アメックスの充実の海外サポートもあります。海外でのカード緊急再発行はアメックスのネットワークがなせる技です。
アメックスのコールセンターの従業員は、ほとんどがアメリカン・エキスプレスの正社員であり、丁寧なサポートを受けられます。このような点もしっかりとしています。
ANAアメックスには、ANAワイドゴールドカードにもない充実したトラベルサービスがあり、スペック上では言い表せない高品質なサービスを1日あたり約19円(税抜)で享受できる素晴らしいカードです。
現在ANAアメックスは、お得な新規入会キャンペーンを行っています。今が入会のチャンスです。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン