日本の大手ネット証券の一角がマネックス証券です。1999年創業以来、次々と先進的なサービスを提供してきており、日本初のサービスをリリースすることも多く人気を集めています。
業界最安水準の手数料、高機能アプリ・ツール、充実の投資情報、豊富な海外投資商品、1,000円からの投資信託、安心のサポート体制、マネックスポイントと幾多のメリットがあります。
この度、マネックス証券に取材にお伺いしました。マネックス証券の取り組み、おすすめサービス、今後の方向性についてインタビューしてきました!
マネックス証券の本社所在地は東京都千代田区麹町二丁目4番地1(麹町大通りビル)です。最寄り駅は半蔵門、麹町駅になります。
ビルは十数階の存在感がある立派な建物でした。ロビーはガラス張りで開放的でした。モダンでオシャレなオフィスでした。
この度はマネックス証券株式会社 営業本部の西尾さん、岩井さんにインタビューさせていただきました。
まつのすけ:国内株式の株式売買手数料において、「取引毎手数料コース」では、50万円超の部分はパソコンと携帯電話で手数料が異なります。
これは他社にはないユニークな仕組みです。携帯電話での取引を優遇するような趣旨なのでしょうか?
西尾さん:ガラケーといわれる従来型の携帯電話(フィーチャー・フォン)とスマートフォンアプリ(※)からのお取引は、パソコンと比較して提供している情報量が少ないことから、一部安い手数料体系で提供しております。
※スマートフォンから、ウェブサイトにアクセスされてお取引された場合はパソコン手数料が適用となります。
ご自宅にいない間のお取引はスマートフォンが便利なので、やはり昨今はスマートフォンでお取引される方が増えてきています。
どのような状況でもお取引していただけるような手数料体系を今後も検討していく予定です。
まつのすけ:ワン株(単元未満株)は1取引ごとに約定金額に対し0.5%(最低手数料48円)とネット証券の中で最も低手数料です。端株優待などで有効活用できて嬉しいです。これは維持予定でしょうか。
西尾さん:ありがとうございます。ワン株は初めて株式投資をされる方に好評で、今後ももちろんサービスを提供していきます。
まつのすけ:株式売買手数料には「一日定額手数料」と「取引毎手数料」の2タイプがあります。どのような使い分けがおすすめですか。また、どちらが人気ありますか。
西尾さん:基本的にはデイトレードのように1日300万円以上のお取引を何回もする方は一日定額手数料がおすすめです。それ以外の方は取引毎手数料をご利用いただくのがよいと思います。
手数料体系の変更は1ヶ月毎にできるので、「来月はたくさん取引するかな」という時には切り替えていただければと思います。
現在は取引毎手数料コースをご選択されるお客様が多い状況です。
まつのすけ:変更できる有効期間は月末の最終営業日と最終日のどちらでしょうか。
西尾さん:当月の最終営業日午後3時29分までであれば、来月分の手数料コースの設定を何度でも変更できます。月の最終営業日午後3時30分以降は、再来月の手数料コースの変更となります。
まつのすけ:通常の信用取引の他に「スタート信用」というサービスがあります。買建て専用、建玉上限金額500万円とリスクを考慮した仕組みで初心者向きです。通常タイプとスタート信用はどちらが人気がありますか。
西尾さん:スタート信用は、買建てのみで空売りができないようにするなど、個人投資家のリスク管理を考えた信用取引サービスです。
いままで信用取引をしたことがない、少し怖いけど興味はある、という信用取引初心者の方向けのサービスですので、全体で見ると通常の信用取引を希望される方が多いです。
ただ、スタート信用をご利用されるお客様は通常の信用取引口座では開設しなかった方々だったので、スタート信用の導入で信用取引を手軽にご利用いただけるようになり裾野が広がっております。
まつのすけ:マネックス証券は、オリジナルレポート、J.P.モルガン等の外部のレポート、セミナーなど投資情報が充実しています。おすすめのポイントについて教えてください。
西尾さん:マネックス証券専属のストラテジスト・アナリスト(広木、大槻、金山)がオリジナルレポートを定期的に発信しています。自社で運用経験があるなど経験豊富アナリストを抱えていることは、当社の強みです。
セミナーも充実しており、当社のストラテジスト・アナリストに加えて、外部からも講師を招いて随時開催しています。開催回数はほぼ毎営業日の年200回以上です(2015年実績)。
広木や大槻、外部講師による今後の展望や動向、株式市況に関する解説や情報をどう取り入れて取引に活かしていくかの方法論など、切り口を変えて多様な形態でセミナーを行なっています。
岩井さん:今年開始した「株道場」というセミナーも人気セミナーの一つです。
投資力を劇的に高めることを目的としていて、情報の分析の仕方やツールの使い方など投資ノウハウを中心に、日本株、米国株、投資信託とそれぞれのジャンルでシリーズ化しており、お客様や外部の方からも「道場シリーズ」としてご注目いただいています。
西尾さん:株道場では情報をどう読み解いたらよいかの基本的な方法まで解説しており、初心者の方には良い教材になります。恥ずかしながら、会社四季報の読み方など、こういうこともできるんだと私も勉強になることもあります(笑)
まつのすけ:多種多様な取引ツールがあります。おすすめのツールは何ですか。
西尾さん:おすすめはマネックストレーダーです。日本株取引のダウンロード型ツールで様々な情報を集約できる他、テクニカル分析にも適したツールで一番人気が高いです。
特に個人投資家に支持されている機能は、チャートを並べて見ることができる「マルチチャートビューア」です。似た業種の似た銘柄を網羅的に登録して、出遅れ銘柄を探すのに便利です。
著名トレーダーであるヤーマンさんもマルチチャートビューアをご活用いただいております。
また、「チャートフォリオ」というツールがあります。自分が探したいチャートの形状になっている銘柄をピックアップしてくるもので、隠れファンが多いです。
上昇トレンド、下落トレンド、トリプルボトムなどのチャートの形に該当する銘柄が出てきて視覚的に分かりやすいので、多くの銘柄を素早く探せて人気があるツールです。
チャートの形状を表している言葉も易しく、親しみやすい側面もあります。セミナーで以前、チャートフォリオをご紹介したところ、大変好評でした。
機能がたくさんありすぎて、なかなか知られていない側面もあり、先程の「株道場」では「こんなツール・機能もある」という点をご紹介しています。
まつのすけ:最近はパソコンを使わずに、主にスマートフォンやタブレットだけという方も増えてきている印象があります。マネックス証券の対応状況について教えてください。
西尾さん:日本株については、スマートフォン用アプリ「マネックストレーダー株式 スマートフォン」・iPad用アプリ「マネックストレーダー株式 タブレット」もご用意しています。
ツールについては、お客様から「こうしてほしい」というご要望を多くいただいており、随時、改善に努めております。
岩井さん:スマートフォンではチャートの見やすさ、タップが少なくて済む注文方法などについてご好評いただいています。
FXは24時間取引できるため、いつでもどこでも簡単に発注できるアプリ経由でのお取引が好まれるようです。
その他、投資信託や保有銘柄の分析ツールも自社開発しています。マネックス証券に口座をお持ちでない方でもご利用いただけるアプリから、口座をお持ちの方向けに踏み込んだ分析も可能なアプリもあり、投資信託の銘柄選びにお役立ちいただけます。
まつのすけ:「マネックスシグナル」というロボットの投資判断がメールで配信されるサービスがあります。他社にはあまりない仕組みで興味がある方も多いと思います。具体的内容について教えてください。
西尾さん:「マネックスシグナル」は、アルゴリズム分析の結果、売り・買いぞれぞれの判断を行いメールでお知らせするサービスです。
逆張りタイプのロボットや順張りタイプのロボットがそれぞれの特長を生かして「買い」「売り」の判断を行っています。
その他、決算発表が相次ぐ時期には、決算発表をトリガーとして順張りを行うロボットも登場します。
商品は日本株、米国株、先物の3種類に対応しており、日本株・米国株は毎営業日の夕方にメールが配信されます。
同様のサービスは他社にもあるかと思いますが、そのほとんどが「いつ」「何の銘柄を」買ったらいいかのアドバイスにとどまっているようです。
「マネックスシグナル」では売り・決済のお知らせまで行いますので、便利にお使いいただいています。投資は入るタイミング以上に出るタイミングが難しいと行動心理学からも言われていますので、1つの強みといってもいいかもしれません。
岩井さん:初心者向けにサービスを開始したのですが、経験豊富な方にも数多くご利用いただいております。
「マネックスシグナル」ではご自身の嗜好とは関係ない銘柄も出てくるので、勉強になるというお言葉をいただいています。
まつのすけ:売りのアナウンスはどのタイミングで出るのでしょうか。
西尾さん:それもロボットが分析します。また、それぞれのロボットでだいたいの保有期間が決まっていますので、ルールに基づき損切りのお知らせを行うこともあります。
まつのすけ:SBI証券、auカブコム証券、松井証券、楽天証券などでは一般信用売りを提供しています。
これが様々な局面で活用でき、特にカブコムの3年売りは愛用者が多いです。一般信用売りのご提供についてはいかがでしょうか。
西尾さん:対応予定は、現在はありません。ただし、ご要望はいただいておりますので前向きに検討しております。
まつのすけ:IPO・立会外分売という対面証券のイメージが強いサービスもマネックス証券にはあります。これは嬉しいサービスでして、今後も積極的なご提供を希望したいところです。そこら辺はいかがでしょうか。
西尾さん:マネックス証券はIPOの取扱銘柄も豊富で、IPOの取扱い実績は全証券会社でトップ5(2015年度、マネックス証券調べ)です。
取扱いが多いということは、IPOに申込めるチャンスが多い=当選するチャンスも多いと言えます。立会外分売も含めて、引き続き積極的にサービスを提供してまいります。
まつのすけ:マネックス証券のIPOは完全抽選とされています。大手証券の対面口座では、やはり取引量が多い方にIPOが割り当てられる事例が多く、直近で大きく損失を出した大口の方にIPOが割り当てられる事例もあるようです。
マネックス証券では完全抽選なので、そのようなことは一切ないということでよろしいでしょうか?
西尾さん:ございません。完全な平等抽選となっています。
まつのすけ:IPOに当選したものの、申し込みを忘れてしまった場合、何かペナルティはありますか。他社では1ヶ月間は当選しないようになる等のペナルティがある証券があります。
西尾さん:ペナルティもなく、完全抽選です。
まつのすけ:繰り上げ抽選で当選する事例はあるのでしょうか。
岩井さん:はい。当選された方が権利を放棄された場合などに、繰り上げ抽選で当選される事例がございます。
まつのすけ:旧オリックス証券の口座のIPO申し込み番号と、昔からのマネックス証券の口座のIPOの申し込み番号が異なります。
旧オリックス証券の口座だとIPOに当たりにくい、あるいは余っている銘柄以外は一切当たらないという噂が根強くあります。ここら辺はいかがでしょうか?
西尾さん:そのようなことはありません。当社ではコンピューターで無作為に抽選を行っているので、旧オリックス証券の口座の方もご安心ください。
まつのすけ:立会外分売は申し込み株数が多いほど、当選に有利になる仕組みですか?それとも100株でも例えば1万株でも当選確率は同じですか。
西尾さん:はい、平等に抽選しますので当選確率は同じです。
まつのすけ:時間優先はありますか。
西尾さん:いいえ。IPO同様、完全抽選になりますので時間優先ということもありません。
話が尽きず日本株以外にも数多くのお話を聞けました。長くなるので、一旦ここで区切ります。
米国株、マネラップ、その他サービスに関するインタビューについては、以下にまとめています。
iDeCo、マネックスFXについても取材しました。運営管理手数料無料、低い投信の信託報酬、ロボ・アドバイザー・サービスに秀でています。
FXは業界最狭水準のスプレッドが魅力的で、特に米ドル/円に関してはエッジ・優位性があります。
マネックス証券は、手数料がリーズナブルな日本株・外国株取引、ゼロETF、完全抽選のIPOや立会外分売、手数料最安値のワン株(単元未満株)、安定運用で高利回りのマネックス債、現金同様のマネックスポイント、マネラップなどメリットが大きいネット証券です。
日本株のNISA口座、ジュニアNISA口座での国内株式の売買手数料は、恒久的に0円(単元未満株を除く)となります。
購入時だけではなく、売却時も0円でお得です。
また、NISA口座での米国株・中国株の買付時の国内取引手数料は、恒久的に実質0円(全額キャッシュバック)です。
マネックス証券のNISA口座には取引コストを抑えた資産運用が実現できるという大きなメリットがあります。
マネックス証券はマネックスポイントというオトクなプログラムもあり、投資信託の購入・保有、株式の日計り取引などでマネックスポイントが貯まります。
ポイントは株式売買手数料に充当することもできますし、JALマイル・ANAマイルなどにも交換できます。
便利な共通ポイントであるVポイント・nanacoポイント・WAONポイントにも交換できます。すべてのポイントについて、交換手数料はありません。
マネックス証券のオリジナルレポート、J.P.モルガンの機関投資家向けアナリストレポート、日本証券新聞第一面、バロンズ拾い読み(日本語)、フィスコのレポート等を閲覧することもできます。
レポート、セミナーが極めて充実しており、有益な情報や知識の提供に八面六臂の活躍をしてくれるネット証券です。
独自性が高い資産管理の分析ツールも充実しています。他のネット証券には用意されていないタイプのツールも豊富です。
口座開設・維持は無料で、口座を持つのに一切費用はかかりません。ネットバンキングでの入金、銀行への出金も無料です。100万の資産運用でも大活躍します。
マネックス証券はお得な新規口座開設キャンペーンを行なっています。
条件は非常に緩いのでおすすめです。まだマネックス証券に口座をお持ちでない方は、この機会にぜひ口座開設してはいかがでしょうか。
↓
マネックス証券はiDeCoも魅力的です。金融機関に支払う口座管理手数料が完全無料です。残高などの条件は一切ありません。
また、取扱商品も低コストインデックス投信が揃っていて、数多くのネット証券の中でも一際エッジ・優位性があります。