日本の大人気クレジットカード会社の一つが三井住友カードです。安心・安全の信頼性と充実した特典を背景に加入者数が多く、若年層向けのデビュープラスカードは初めてのクレジットカードとして人気を集めています。
リーズナブルな年会費で維持できるゴールドカード、若年層向けのプライムゴールドカードも人気が高いです。
この度、三井住友カードに取材にお伺いしました。三井住友カードの取り組み、おすすめサービス、今後の方向性についてインタビューしてきました。
インターネットにはないお話も色々とお伺いできました!
三井住友カードの本社所在地は東京都港区海岸1丁目2番20号(汐留ビルディング)です。最寄り駅はJR浜松町駅、都営浅草線の大門駅になります。
ビルはモダンで立派な建物でした。エレベーターもホテルのようにめっちゃオシャレでした。
この度は三井住友カード株式会社 東京個人営業部の山口さん、田村さんにインタビューさせていただきました。
目次
三井住友カードの特徴・歴史
まつのすけ:三井住友カードさんと言えば、日本でVISAカードを初めて発行するなど、日本のクレジットカードのパイオニア的な存在だと思います。
クレジットカード発行当初のエピソード、普及までの経緯などを教えていただけますか。
田村さん:1967年12月に前身である(株)住友クレジットサービスが設立されました。
当時はアメリカでクレジットカード業務が消費社会の適応手段として最大の柱になりつつあった点に着目して、クレジットカード業務に関する企画・推進を開始しました。
個人信用経済を根付かせ、国際化時代に相応しい便利で合理的な決済手段を提供し、多様化する生活設計の幅を広げる健全なサービスを提供することをモットーとしておりました。
クレジットカードの認知度も低く、加盟店や会員募集の際には、そもそもクレジットカードとはどういうものかという仕組みから、利便性の啓発・啓蒙を実施しました。初年度は加盟店1万店・会員10万人を目標に取り組んでまいりました。
まつのすけ:最初は「クレジットカードとは何か」というところから始まった訳ですね。全く概念がない状況で一から道を切り開くというのは凄いですね。
2014年度には三井住友カードの年間取扱高が10兆円を達成したとのことで、おめでとうございます。会員数も取扱高も美しい右肩上がりで、ユーザーの厚い支持を感じます。人気の要因はどのようにお考えですか。
田村さん:3つあると考えております。第一に「信頼性」、第二に「セキュリティ」、第三に「電話応対」です。
当社で実施しているアンケートの回答を拝見すると、「安心して保有できる」「安全性が高くて使っていて不安がない」「トラブル時や問い合わせの際のオペレーターの電話応対は素晴らしい」というお声を頂いています。
そのような点が評価されてご好評いただいていると考えております。実は私は以前コールセンターの部門におりました。お客様からのお問い合わせにはしっかりと対応することを心がけていました。
三井住友カードに共通するサービス全般
まつのすけ:三井住友カードには多種多様な特典があります。その中で、特におすすめしたいのはどの点ですか。
田村さん:どれもおすすめで挙げるのは難しいのですが、カードの券種ごとに様々な特典を用意しております。スタンダードなクラシックカードにおいては、海外旅行保険、ショッピング保険を用意しています。
若年層の方に向けたデビュープラスカードでは、ポイント還元率を高く設定して、普通に使うだけでポイント2倍(入会後最初の3ヶ月はポイント5倍)にしております。
各カードごとにお客様に便利に使っていただけるように様々な特典を用意しております。
まつのすけ:三井住友VISAカードの会員はネット通販がお得になる「ポイントUPモール」を利用できます。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ベルメゾンネットなど使いやすい店舗が多くてユーザーにとっては嬉しいです。人気があるショップはどれですか。
田村さん:やはり特に人気が高いのはAmazon、楽天市場となっております。
まつのすけ:ポイントUPモールには「お店でショッピング」という制度があり、ネット通販だけではなく、リアルのお店でのお買い物もお得になるのが面白い仕組みです。これはネットとリアルの相互連携のような観点で導入されたのですか。
田村さん:ご推察の通りでして、オンライン以外の部分でも、お客様に当社カードを使用するメリットを感じてもらうとして導入しました。
実際の店舗に行ってもポイントがお得に貯まるように、会員様のサービス向上のために導入しました。
まつのすけ:Vポイント交換先は多種多様です。便利なギフトカードや共通ポイントも充実していて、使いやすいポイント制度です。ふるさと納税にも使えますね。特に人気がある交換先はどれでしょうか。
田村さん:一番人気はVJAギフトカードです。汎用性が高くて使いやすい点に人気が集まっています。ANAマイルへの移行も人気であり、特にこの2つの人気が高くなっております。
まつのすけ:三井住友カードはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)と協賛しており、USJのオフィシャルカードとなっています。
また、会員向けのチケットサービスも充実しています。特に宝塚歌劇団との提携が印象深いです。USJやチケット・サービスでのカード会員の特典について教えてください。
田村さん:Vpassチケットというサービスがあります。宝塚などの演劇・コンサートの分野において、会員の方に対して席を確保してチケットを販売しています。
まつのすけ:チケットの種類・内容の入れ替わりは多いのでしょうか?
山口さん:多種多様なチケットを取り扱っており、講演の入れ替わりはあります。月2回のペースで更新しております。
まつのすけ:会員限定の割引はあるのでしょうか?
山口さん:ミュージカル、演劇、クラシック・オペラ・バレエ、コンサート、スポーツなど多様なジャンルで割引もあります。
まつのすけ:海外旅行の際には「VJデスク」という日本語サポートデスクがあるので安心感があります。サポート内容の例を教えていただけますか。
田村さん:海外に行った時の現地の観光情報やホテル・レストランの情報の提供、レストラン、オプショナルツアー、レンタカー、各種チケットなどの予約・手配、ガイド・通訳の手配などのアシスタンスサービス、クレジットカードやパスポート紛失時の対応などを行なっております。
まつのすけ:三井住友銀聯カードがありますね。他社の銀聯カードはポイント対象外というカードも多い中で、ワールドプレゼントの対象なのが嬉しいです。中国でのサポートや優待などもあるのですか。
田村さん:中国国内でのホテル割引、フィットネスクラブの無料サービス、現地オプショナルツアーの優待などの特典があります。
一例としては、オークラガーデンホテル上海、ホテル・ニッコー上海/天津/無錫/大連、ホテルニューオータニ長富宮などです。ホテル・優待内容は定期的に更新されています。
まつのすけ:三井住友カードは最短でどの程度でカードが届きますか。
田村さん:最短で3営業日となります。お申し込みの際に支払い銀行口座の設定がオンラインで完了すれば、最短3営業日で発送します。
まつのすけ:三井住友カードには実はこういう使い方もある!というような、あまり知られていないような使い方は何かありますか。
田村さん:マイ・ペイすリボを活用した使い方があります。例えば、その月の支払いが3,500円だった場合、マイ・ペイすリボの利用金額を3,000円にして500円をリボ払いにすると、利用額全体に対してポイントが2倍になります。わざとリボ払いにするという使い方があります。
山口さん:毎月、支払額に応じて設定金額を買えなければならないのが面倒ですが、ポイントを貯めやすい制度となっています。
セキュリティに対する取り組み
まつのすけ:日本ではクレジットカードの利用率がそれほど高くない現状があります。クレカはセキュリティが心配という方もいると思います。三井住友カードのセキュリティに対する取り組みを教えていただけますか。
田村さん:不正使用検知システムとICカードによって高いセキュリティを確保しています。独自の不正検知システムが24時間365日稼働しており、全世界のカード利用のトランザクションをチェックしています。
少しでも怪しい利用があれば、本人利用かどうか確認する体制となっております。セキュリティ対策を専門に行う部署もあります。安全にご利用いただけるような盤石の体制を構築しています。
まつのすけ:セキュリティに対するお問い合わせは多いのでしょうか。問い合わせされる方は年配の方が多いのでしょうか。
山口さん:実は私が以前にセキュリティの管理部門におりました。やはり問い合わせは多い状況です。年齢層に偏りはなく幅広い年齢層からお問い合わせがあります。
実際に本当に不正であるケースと、本人利用であるケースが混ざっています。
まつのすけ:セキュリティ専門の部署があるのは凄いですね。
山口さん:VISAインターナショナルから、セキュリティが高い会社に対する表彰がありました。
アジア・パシフィック地域では、三井住友カードだけが表彰された過去があります。セキュリティの部分ではVISAからも高い評価を受けています。
まつのすけ:本人認証サービスにワンタイムパスワードを導入されましたね。これでセキュリティが堅固になって素晴らしい取組みだと思います。導入に至る経緯について教えていただけますか。
田村さん:セキュリティの専門部署の者が導入しようと考えて、取り組みを進めました。ワンタイムパスワードの導入には、社内でも反対意見がありました。操作をシンプルにするために、裏側のシステムを作りこむのは大変でした。
しかし、セキュリティ確保を優先して社内調整を行い、新たな本人認証パスワード生成アプリ「One Time Pass」(ワンタイムパス)の導入に至りました。
本人認証用パスワードとして使い捨てのワンタイムパスワードを発行するスマホ専用のアプリであり、この仕組みは国内初となります。
Vpassのパスワードが他のサイトなどでも使い回しされている場合、別のサイトから流出したパスワードから推測されて、不正使用されるリスクがあります。
また、パスワードを忘れてしまっていたためにカードでショッピングできず、ご不便となるケースがありました。
しかし、ワンタイムパスワードなら、パスワードを覚える必要もなく、固定のパスワードよりも不正使用のリスクを著しく低下させて、カード決済の安全性を格段と高めることができます。
利用のロック機能(ネット・海外・すべて)、利用の即日通知機能など、独自のセキュリティ施策に優れています。
まつのすけ:三井住友VISAカードにはカード裏面に顔写真を搭載できるのがユニークです。これはプロパーカードのみで提携カードは対象外ですか。
田村さん:提携カードでも一部写真入りのカードがあります。例えば、「JC会員VISAカード」という日本青年会議所との提携カードには顔写真も搭載できます。
会員証の代わりというニーズがある場合は、写真入りの会員証としてもご利用いただいています。
まつのすけ:三井住友カードシリーズはカード券面のデザインがオシャレなのが魅力的です。
他社ではダイナースクラブカードがICチップ化に伴ってデザインが変わりました。三井住友カードは、当面はこのままですか。それともデザイン変更のご予定などありますか。
田村さん:現時点ではデザイン変更の予定はありません。
カードラインナップ・スマホ対応
まつのすけ:プロパーカードだけではなく、航空、鉄道、ホテル、小売、スポーツ、アーティスト、アニメ、ゲーム、大学など幅広い分野で提携カードがあります。
プロパーカードと提携カードの二枚持ち、あるいは複数の提携カードの同時保有は可能という認識なのですが、それでOKでしょうか。
田村さん:その通りです。
まつのすけ:複数持たれている方はいるのでしょうか?
田村さん:コールセンターにいた頃は毎日いろんな方からご相談を受けており、複数持たれている方も大勢いらっしゃいました。
山口さん:提携カードだと利用に応じて提携先のポイントが貯まることから、利用シーンに応じて使い分けている方もいます。また、スタンダードカードとキャラクターカードを使い分けている方もいらっしゃいます。
まつのすけ:会員サイトVpassがリニューアルされて、スマホアプリも使いやすくなりました。特徴を教えていただけますか。
田村さん:ご要望が多かったオートログイン機能を導入しました。また、ユーザーインターフェースのデザインを使いやすく設計して、ユーザーフレンドリーなアプリにしました。
月替りのゲーム、毎日の運勢などの機能もあり、ID・パスコードに加えて、Touch IDを利用した指紋認証も可能です。位置情報にもとづく優待加盟店情報のプッシュ通知も可能です。
まつのすけ:スマホで便利に使いたいというご要望は増えているのでしょうか?
田村さん:年代問わず多くの方がスマホを保有している時代ですので 専門部署がスマホ対応を推進しています。会員サイトのリニューアルは一大プロジェクトとして取り組んでおりました。
まつのすけ:プロパーカードのシリーズは多様なラインナップが揃っているのが特徴です。ユーザーニーズを踏まえて種類を増やしていったのでしょうか。
田村さん:その通りです。若年層向けのデビュープラスカード、女性向けとしてアミティエカード、若い方が持てるステータスカードであるプライムゴールドカードなど、それぞれのニーズを汲みとって種類を増やしていきました。
まつのすけ:ユーザーの声を吸い上げる方法はどのようなチャネルでしょうか。
山口さん:電話でお客様からいただく声の分析や、メール等を利用したアンケートなどです。
田村さん:「CS提案制度」という全社的な提案制度があり、お客様の実際の声を汲みとって社員が提案する取り組みを行っています。
また、CSを取りまとめる部門では、個人ブログやサイトなどもチェックして、ユーザーニーズに関するデータを収集しております。
まつのすけ:社員の方からは定期的に提案が上がっているのでしょうか?
田村さん:各社員は積極的に提案しようという意識を持っており、改善策を積極的に提案しております。
まつのすけ:実際にCS提案から採用されたサービスはあるのでしょうか。
田村さん: カード紛失時にWebサイト上の紛失連絡先の記載場所が分かりにくいという課題があり、『お問合せTOP画面に「カード紛失のお届けはこちら」というリンクを設置する。』という提案がありました。
実際に採用されてホームページの中央上部にリンクを設置したことから、カードを失くされたお客様がよりスムーズに停止の連絡ができるようになりました。
また、かつては海外キャッシングサービスに、(1)1日5回まで、(2)4日間で30万円相当額以内という利用制限が設けられていました。
しかし、これは不便な側面があることから、「お客様が利用可能限度額まで海外キャッシングサービスをご利用いただけるようにする。」という提案があり、平成27年12月に利用制限を撤廃しました。
また、現状ではワールドプレゼントの商品送付時に、宅配便伝票に景品名をそのまま記載しております。
プライバシーの観点から宅配伝票に商品の具体的な名称ではなく、商品ジャンル名を記載した方が望ましいという提案があり、現在、実施に向けて調整中です。
個別の各カードについて
三井住友VISAデビュープラスカード
まつのすけ:三井住友VISAデビュープラスカードはポイントが優遇されるなど、若年層ならではの特典がありますね。
初めてのクレジットカードとしても有力候補だと思います。当初はなかったカードでしたが、導入に至った経緯について教えてください。
田村さん:平成24年から募集開始したカードです。純粋に若い方にカードを持っていただきたいという思いをシンプルに具現化したカードです。
まだまだクレジットカードに馴染みがない方が多い若年層の方に、ポイントがお得につく点をPRして、早いうちから保有していただきたいと考えて導入しました。
山口さん:従来は若年層にもクラシックカードを訴求していましたが、若年層が最も魅力を感じるのはポイントだろうと考えました。
まだ旅行に行く頻度も多くないことから、海外旅行傷害保険をカットして、ポイントの方に重点を置いた方が若者に便利だと分析しました。
クラシックカードのサービスを若年層向けにどう変えていくかを考えて、若年層の利用頻度が多くないサービスを削って、必要なサービスを手厚くしました。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんは、若年層向けのおすすめカードとして、三井住友カード デビュープラスを挙げられています。
三井住友クラシックカード・クラシックカードA
まつのすけ:クラシックカードとクラシックカードAは、どちらも年会費無料で維持できて、旅行傷害保険がAの方がお得です。やはりAの方が人気はあるのでしょうか。
田村さん:クラシックカードの方が人気があります。
山口さん:Aの方が商品性はいいはずですが、お申し込みが少ないというのは、クラシックカードAを知らないお客様が多いのだと思います。
三井住友エグゼクティブカード
まつのすけ:三井住友エグゼクティブカード以上のカードは、24時間電話で医療・健康について相談できる「ドクターコール24」が特徴的ですね。具体的な相談事例について教えていただけますか。
田村さん:24時間営業している健康相談の窓口であり、「最近ストレスが溜まっている」「体の疲れが取れにくい」などのご相談について、幅広くアドバイスしています。
三井住友プライムゴールドカード
まつのすけ:プライムゴールドカードは20代限定で、カードのショッピング枠、ポイントの有効期限、情報誌「VISA」の無料購読がないことなど以外は、ゴールドカードと同一のスペックで、お得なゴールドカードだと思います。
破格のサービス内容だと思っていまして、ここまで充実させることの狙いは何でしょうか。
田村さん:ゴールドカードは30代以上の方が対象という中で、20代の方からもステータスがあるカードを持ちたいというお声を多くいただきました。
そういうご要望にお応えして早い段階からお得にお持ちいただけるステータスカードを作成しました。
山口さん:ゴールドカードのサービスをお若いうちから体験していただければ、30代以上になった時もゴールドカードに切り替えていただけるという思いもありました。
クラシックカードからゴールドカードに切り替えるのは、サービスを知らないとハードルが高い側面もあります。
一旦、プライムゴールドカードを破格の年会費でお持ちいただき、そのサービスを実感することで、ゴールドカードに切り替えるお客様が増えればいいと考えました。
まつのすけ:デビュープラスカードからプライムゴールドカードへの切り替えの対象となっている方は出てきているのでしょうか。
山口さん:いらっしゃいます。基本的には有効期限5年ですが、申し込んだ時が23歳だと有効期限3年で発行することもあり、既に切り替えが発生しています。そのまま切り替えていただいている方も多いです。
デビュープラスカードからクラシックカードに切り替えるのでなく、そのままプライムゴールドカードに切り替える方の方が、当初の想定よりも圧倒的に多い状況となっています。
現時点ではそのままプライムゴールドカードに切り替えていただいており、デビュープラスカードのコンセプトは間違っていなかったと思います。
三井住友カード ゴールド
まつのすけ:ゴールドカードには多様な特典があります。特におすすめのサービスはどれですか。
田村さん:おすすめは5つあります。空港ラウンジが無料で利用可能、最高5000万円の海外旅行保険、ドクターコール24、旅館・ホテルの予約サイト「Relux」の割引、国内ゴルフのエントリーサービスです。
三井住友カード プラチナ
まつのすけ:プラチナカードは、ゴールドカード以上に多様で秀逸な特典があります。特におすすめのポイントをお聞かせください。
田村さん:VJAギフトカードのプレゼント、最高1億円の旅行傷害保険、プラチナグルメクーポン、宝塚SS席の予約、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエクスプレスパスのプレゼントなどです。
6ヶ月間に50万円以上ご利用いただいた方に、0.5%相当額(2,000円以上最高3万円)のギフトカードを年2回プレゼントしております。
プラチナグルメクーポンは、東京と大阪を中心に約100のレストランで、特定のコース料理を2名以上利用すると1名分が無料になるサービスです。
宝塚・プロ野球ではプラチナカード会員だけの席をおさえていて、優先販売を行なっています。USJのエクスプレスパスは同伴者が最大4名まで利用できます。ご家族で楽しめます。
この他、三井住友カードPresents ユニバーサル・スタジオ・ジャパン プレミアムパーティに抽選で招待される特典もありました!
まつのすけ:プラチナカードのコンシェルジュで引き受けてくれるサービスや活用方法の具体例を教えていただけますか。
田村さん:コンシェルジュデスクでは、24時間年中無休で、航空券・ホテル・レストラン等の予約を承っています。
また、レンタカーの手配、ゴルフ場の予約、海外のお買物情報の提供、旅行の手配、オペラ・コンサート・展覧会のチケットの手配なども承っています。
コンシェルジュデスクはプラチナカード会員様専用のデスクであり、世界中どこにいても必要な情報とサポートを提供させていただいています。
まつのすけ:メンバーズセレクションでは、プライオリティパス、名医によるセカンドオピニオンサービス、食の逸品から一つを選べます。人気があるのはどれですか。
田村さん:特に人気があるのは各地の名産品から厳選した8つの商品から希望の一品をプレゼントする「食の逸品」です。
今年度の商品は、魚沼産コシヒカリ、神戸牛ミニステーキ、田崎真也セレクトワインセット、中橋義雄こだわりハム、牛タン詰め合わせ、松阪牛すき焼き・焼肉用セット、笹かまぼこ詰め合わせ、カカオサンパカ チョコレート&フランボワーズとなっています。
まつのすけ:超高級笹かまぼこなんでしょうね。食べてみたい気がします^^
※2017年はメンバーズセレクションの内容が大幅に拡充されて、食品以外のアイテムもラインナップに加わりました。合計で24種類と大幅にパワーアップしています。
まつのすけ:「大丸東京店」の11階にあるメンバーズサロン「D’s ラウンジトーキョー」を利用できますね。気に入っている方が多いサービスでして、今後も継続予定ですか。
田村さん:現時点では継続予定です。
まつのすけ:三井住友カード プラチナは、以前はインビテーション制でしたが、現在は誰でも申し込めるようになりました。インビテーション制から申込制に変更した趣旨をお聞かせください。
田村さん:平成22年10月から一般募集を開始しました。趣旨はできるだけ多くの方にプラチナカードをお持ちいただきたいということです。
まつのすけ:ご要望として申し込みたいという話はあったのでしょうか。
山口さん:持ちたいというお客様は一定程度いらっしゃいました。
まつのすけ:発券枚数は申込制にして多くなったのでしょうか。
山口さん:増えております。
田村さん:ユーザーさんとしては、インビテーション制だからこそ感じる特別感などは、あったりするのでしょうか。
まつのすけ:今は大多数のカードが利用額さえ積み上げればインビテーションが届くので、あまりそれはないと思います。
ブラックカード、インフィニットカード、ワールドカード?
まつのすけ:三井住友カード プラチナの上位カード、例えば「三井住友ブラックカード」「三井住友インフィニットカード」「三井住友ワールドカード」のようなカードが非公開で存在したりしていますか。
田村さん:「どうなんですかね」というご回答にさせていただきます(笑)
まつのすけ:パープルカードが存在するという噂も聞いたことがあります。クレカファンとしてはインフィニットカードやワールドカードがあるとワクワクします!
三井住友ビジネスカード
まつのすけ:三井住友ビジネスカードにはクラシック(一般)カード、ゴールドカード、プラチナカードの三種類があります。個人用カードとサービスは同じですか。
田村さん:法人向けのカードには、オフィス用品デリバリーサービス、引越しサービス、レンタカー優待サービス、国境をまたぐエクスプレス輸送サービスなど企業向けのサービスが付帯しています。
山口さん:ポイントはビジネスカードでも付きます。ただし、カードの種類によって違いがあり、大企業向けのコーポレートカードやパーチェシングカードではポイントは付きません。
グローバルの取組み・今後の取組み
まつのすけ:Mastercardのロゴが新しくなると発表されました。三井住友カードでロゴが新しくなるご予定はまだ未定でしょうか?
田村さん:現時点では未定です。
まつのすけ:三井住友カードはVISAとMastercardの両方が選べるカードが多いです。VISAの方が人気が高いイメージがありますが、実際はいかがでしょうか?
田村さん:やはりVISAの方が発行件数は多いです。三井住友カードはVISAというイメージがあるのかと思います。
まつのすけ:アジア各国・地域の金融機関で結成するグローバルサービスネットワーク「GlobePass」を設立されたということを見ました。どのような活動を行っているのですか。
田村さん:アジア各国の金融機関と手を組んだネットワークであり、アジア各国の免税店やレストランで優待・割引が受けられるクーポンをご用意しています。
また、韓国国民銀行では両替手数料(円からウォン)の優遇(30%OFF)を行っています。
まつのすけ:日本の金融機関として初めてCLOのグローバル推進団体「CardLinx Association」にご加入されたというニュースを見ました。具体的な活動について教えていただけますか。
田村さん:9月からお客様が街に出てお店の近くに行くと、スマホにお店のクーポンが配員されるサービスを開始します。ポイントUPモールのリアル店舗優待と近いイメージです。
ポイント10倍などのお店のお得情報が届きます。会員様へのサービス向上の観点があります。
まつのすけ:ここ1~2年でCLOという用語が世の中に飛び交うようになりましたが、三井住友カードさんでも大きな動きになっているのでしょうか。
山口さん:当社は太平洋マスターズと協賛していて、数年前から御殿場市と協力して実証実験を行いました。そこで一定の効果が見られたので、それを広げていこうとしております。
まつのすけ:最後にこれからの御社の注目情報やユーザーへのメッセージがあればお願いします。
田村さん:引き続き、お客様により便利に使って頂ける新しいクレジットカードやサービスの提供に努めてまいりますので、何卒、三井住友カードをよろしくお願いいたします。
山口さん:今後は「CCCM」の取り組みを強化して、お客様の利用状況に応じて、お客様がほしい時にほしい情報を配信するサービスを本格化していく予定です。
精度を高くしてうまくお客様のニーズと合致させて、お客様に有効活用していただける便利なプロモーションにしていければと思います。
※CCCMとは「クロスチャネル・キャンペーンマネジメント」の略語です。
過去データとリアルタイムデータの双方を取り込み、Webサイト、Eメール、アプリのプッシュ通知、ダイレクトメールなど細分化するチャネルを通じてのコミュニケーションを管理することを指します。
取材後記
山口さん、田村さんにはご多用な中、取材に対応していただきました。インタビューで強く感じたのは、まず、頑健なセキュリティの堅牢性です。
セキュリティ専門の部署があり、独自の不正検知システムが24時間365日稼働しており、全世界のカード利用のトランザクションをチェックしています。
不正検知システムの精度は高く、すり抜ける不正使用は極めて少なくなっているようです。
また、カード利用をすぐに把握する仕組みや、利用停止して使う時だけ解除する機能など、豊富なセキュリティ機能があります。
- ご利用通知サービス:カード利用のリアルタイム通知
- 使いすぎ防止サービス:利用金額の合計が指定金額を超えたらメールもしくはアプリで案内
- あんしん利用制限サービス:海外・ネット・全てのカード利用を、それぞれブロック可能
最近では、スマホ専用のアプリで、本人認証用のワンタイムパスワードを発行する日本初の仕組みも導入しました。
メールではなくスマホ専用アプリなのがポイントです。メールだとアカウントがハッキングされたら不正利用されてしまいます。
しかし、三井住友カードの場合は専用アプリなので、スマホそのものを紛失してスマホのパスワードを突破されない限りは盤石のセキュリティが確保できます。
また、顧客のニーズに真摯に向き合い、サービスを拡充させており、ユーザーに寄り添うお考えが強いことです。
ユーザーニーズを踏まえてカードのラインナップが増えていますし、顧客の声を分析して新しいサービスを積極的に導入しています。
カード紛失時に連絡先を探しやすいように、Webサイトにリンクを目立つところに設置するという取組みは素晴らしいものです。
クレジットカードを紛失した際には気が焦ってしまう方も多いでしょう。そのような際にスムーズに連絡先を見つけられるのは安心です。
また、海外旅行の際には大きなお買い物をしたり、豪華なホテル・レストランを利用する場合も多いので、現地ATMでキャッシングを使う場合も多いので、制限が撤廃されたのは嬉しいことです。
コールセンターやアンケートなどで要望を伝えれば、三井住友カードは誠実に対応してくださる会社であり、ユーザーにとって身近なクレジットカード企業です。
ユーザーの声を第一という姿勢が素晴らしいと感じました。他のカード会社では行っていないことでも、顧客の要望については、取り入れていく方針です。
マイ・ペイすリボでポイントが2倍になるという裏技的なことも、しっかりと教えてくれました!
ユーザーニーズを踏まえて取り揃えられた各カードはどれも魅力的です。
初めてのクレジットカードとして、学生や新社会人には三井住友カード デビュープラスはポイント還元率が高く魅力的です。
三井住友カード A、アミティエカードは充実した保険が魅力的で、電子マネーiDがカード一体型で使いやすいスタンダードカードです。
エグゼクティブカードは僅かな年会費で24時間365日いつでも、健康・医療・介護に関して、医師・看護師に電話相談できる「ドクターコール24」が付帯するのがメリットです。
プライムゴールドカードは破格の年会費で充実したサービスを利用できて、20代ならば「加入しないと損」と感じてしまう程にお得なゴールドカードです。
ゴールドカードもマイ・ペイすリボ&Web明細で年会費はたったの4,000円(税抜)まで下げることができて、ステータスもコストパーフォーマンスも高いハイ・クオリティ・カードです。
プラチナカードは年会費は高めですけれども、幾多の特典が付帯しているラグジュアリー・カードです。国際ブランドがVisa・Mastercardであり、世界中で利用できるのが大きなメリットです。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外での利用時は使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
三井住友カード プラチナなら、幾多のプラチナ特典に加えて、地球上のあらゆる所で使える圧巻の決済力があります。一枚で世界中を飛び回れます。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
三井住友カードの取組み・サービス内容の魅力の高さが、ユーザーから大きな支持を受けています。三井住友カード株式会社の会員数・取扱高はビジネスの教科書に出てくるような華麗な右肩上がりです。
その一つの象徴が、デビュープラスカードからクラシックカードに切り替えるのでなく、プライムゴールドカードに切り替える方の方が圧倒的に多いことに表れていると思います。
デビュープラスカードに満足しており、三井住友カードに対する信頼が厚いからこそ、年会費が有料でもプライムゴールドカードに切り替える方が多いのだと思います。
私はクラシックカードAを持っているのですが、ゴールドカードかプラチナカードがほしくなり、プラチナカードに申し込みました!
三井住友カードは高いステータス、安心・安全・信頼の頑健なセキュリティ、お得な特典が魅力なクレジットカードであり、魅力が高いハイ・クオリティ・カードです。
現在、三井住友VISAカードではお得な新規入会キャンペーンを行なっています。もれなく最大9,000円分のVJAギフトカードがプレゼントされます。