大手家電メーカーのパナソニックは「The Roast」というコーヒー焙煎サービスを提供しています。
The Roastはスマートコーヒー焙煎機によって、世界中から厳選された生豆を自宅で手軽に焙煎できるサービスです。
毎月数種類の生豆が自宅に送られてきて、専用アプリによりプロ焙煎士の技術が再現された焙煎を楽しめます。
誰でもサクッと簡単に、めちゃくちゃ美味しいコーヒーを家庭で堪能できるサービスです。
これを知らないのは人生の大いなる機会損失になるインパクトがあるので、コーヒー好き必見です。
パナソニックのThe Roastを体験した個人的口コミについてまとめます。
パナソニックコンシューマーマーケティングからお誘いがあり、パナソニック リビング ショウルーム 東京に取材に行きました。
最寄り駅は新橋・汐留であり、パナソニックのリフォームパーク内 多目的ルームが会場でした。
近未来的な建物にワクテカして、意気軒昂とリフォームパークの中に入り、スタッフに場所を聞いたらご丁寧に特設コーナーにアテンドしてくれました。
できる男的なオーラを放っているマシン、ずらーっつと並んだ豆が壮観で、一気にテンションがMAXに上りました。
資料を頂いてご説明を受け、実際に焙煎してコーヒーを試飲しました。
コーヒーの美味しさは生豆が約70%、焙煎が約20%であり、9割がこの2つの要素で決まってしまうと言われています。
The Roastでは毎月最高品質のコーヒー豆を送ってくれます。なんと供給全体の2~3%しかないレアなスペシャルティコーヒーです。
パナソニックの最新テクノロジーを駆使した焙煎機と、最上級の生豆でコーヒーの美味しさの90%を制覇できます。
日本で唯一「World Coffee Roasting Championship 」で優勝した履歴がある豆香洞コーヒー オーナー 後藤直紀氏が、焙煎士として監修しています。TV番組「マツコの知らない世界」にも出演した方です。
世界中の生豆を焙煎士の技で楽しめるというと、面倒な手間が発生しそうですよね。しかし、そんなことはありません。
- スマホアプリでQRコードを読込んで、プロファイル選択・送信
- 生豆投入
- 焙煎(チャフ排出も)
- ミル・抽出
非常にシンプルなステップで生豆を焙煎することが可能で便利です。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=IpMP64gco8s
The Roastに申込むと、季節ごとの4つのテーマ(香り、味わい、マッチング、アレンジ)に沿った生豆パックを毎月送ってくれます。
豆に関する解説書「ジャーニーペーパー」も付いているので、より一層深くコーヒーを満喫することが可能になります。知識もつくので、いいことばかりです。
The Roastなら、最高峰のコーヒーをサクッと簡単に作ることができます。生豆が入ったパックを開けて、焙煎機に入れます。
ちょうどピッタリとなる高さまで入れたら準備完了。
iOSアプリ(スマホ・タブレット)で毎月専用の焙煎レシピが更新されるので、「ロースト開始」のボタンをタップするだけです。
デメリットとしてはAndroidアプリがない点です。中にはソニーファンの方やアンチ・Appleの方などで、iPhone・iPadを持っていない方もいらっしゃるので、Androidに対応したほうがよりナイスなのは確かです。
Light Roast(浅煎り)、Medium Roast(中煎り)、Medium Dark Roast(中深煎り)、Dark Roast(深煎り)と複数の焙煎方法が用意されています。
浅煎りだとスッキリとした後味がいい酸味が強まり、深煎りだと苦味が強くなるので、好みのタイプを選べます。もちろん、アプリ内で解説もあるので知識がなくてもオールOK!
豆本来の酸味が際立つ浅煎りから、酸味・苦み・香りのバランスが取れた中煎りや中深煎り、苦みやコクが重なり立体的な味わいの深煎りと、焙煎度を変えることで同じ豆でも様々な味わいを楽しむことができます。
アプリでロースト開始をタップして、本体の「Start」ボタンを押すと焙煎が開始!!
機械が自動的に豆のポテンシャルをはかり、理想のコーヒーをイメージしたうえで、味を調節しながら蒸らして煎て冷まして焙煎してくれます。
アプリには今の状況が表示されるのでひと目で分かります。
まずは予熱を行うことになり、それが完了したら豆容器を回して元の位置まで回してくださいと表示されるので、その通りに行います。
すると後はフィニッシュまで待つだけです。残りどれくらいかかるかの時間も表示されるので、分かりやすくて安心・安全です。
冷却が完了したら、ガラス容器を交換した後、焙煎機本体のボタンを押せばOKです。
コーヒー豆の外側の風で乾いた皮が取れているので、空のグラスとチェンジします。
焙煎機本体のボタンを押したら、焙煎されたコーヒー豆がガラスに入ります。
ワンダホー!という感じで感動しました。できたてホヤホヤのコーヒー豆が光臨(*´ω`*)
焙煎後の豆は、密閉性のある容器に入れ、冷暗所で保存する流れとなります。いつでも好みの挽き方、淹れ方で楽しめます。電動ミル、ハンドドリップ、コーヒーメーカーなどでドリップすればOKです。
焙煎すると豆は2週間で劣化します。The Roastは劣化が始まる前に美味しいコーヒーが飲める点にエッジ・優位性があります。
特筆すべき点は、お湯を注いで抽出する際に、粉全体がふっくら膨らむ点です。これが新鮮な豆の証拠であり、The Roastが卓越している証左です。
The Roastで淹れたコーヒーは、半端ではないクオリティでした。慈愛さえ感じるような美味しさであり、その豊潤さには身震いする程でした。
同じ豆で異なる焙煎で淹れたコーヒーを飲んだら、確かに味がはっきりと違いました。
これほどまでに焙煎で味が変わるのは想像を絶する変化度であり、目から鱗がポロポロと落ちまくりました。
The Roastの懸念点は「メンテナンスは面倒?」という点ですね。高いエスプレッソマシンは、洗浄などのメンテナンスが面倒で、ついつい使わなくなるというのはよくありがちです。
以前にホームパーティーにご招待頂いた際には、ごっつくて武骨なコーヒーマシンがあり、カフェのようなハート型のカプチーノを作ってくれました。
「毎日こんなスーパーマシンで飲めていいですね」と言ったら、「メンテナンスが面倒で普段は使わない。こういう時だけ」とのことでした。
しかし、この点もThe Roastは素晴らしいです。面倒なメンテナンスは不要であり、フタを取って水洗いすればいいだけです。水洗い&拭くだけでOKとなっています。
大きさもコンパクトで幅13cm、奥行24cm、高さ34cm程度です(取扱説明書)。
価格は初回のみ100,000円(税抜)で、焙煎機本体、チャフ専用ビン、スターターキット(ジャーニーブック、生豆200g×2種 初回サービス)が届きます。
分割払いの場合、12回払いまでは金利負担ゼロで圧巻の低コストです。これはマイナス金利の状況ならではのメリットですね。
2回目は月々4,104円(税込)コースだと生豆2種(200g×2)が毎月届きます。1ヶ月あたり約32杯分です。
月々5,500円(税抜)コースなら生豆3種(200g×3)が届き、約48杯分/月となります。
初期費用はそれなりにかかってしまいますが、2ヶ月目以降は1杯あたりたったの約124円/128円で楽しめます。
種類 | 1ヶ月 | 1杯あたり |
---|---|---|
生豆2種(200g×2) | 4,104円 | 約128円 |
生豆3種(200g×3) | 5,940円 | 約124円 |
コンビニコーヒーや缶コーヒーとほぼ同じ価格で、これだけ美味しいコーヒーを飲めるので、ランニングコストは非常にリーズナブルです。
これまで私は普段、スターバックスのドリップコーヒー「ORIGAMI」を飲んでいました。
インターネットで90杯分を一気に購入すると1杯あたり87円程度となります。
コンビニコーヒーよりもスターバックスのオリガミの方が美味しいので、これに満足しきっていました。
しかし、The Roastはスターバックスのコーヒーよりも圧倒的に美味しかったです。良い評判・口コミはその通りだと思いました。
ちょっとスタバのドリップコーヒーを引退して、The Roastに乗り換えるか検討中です。
デメリットは初期コストと、現時点ではアプリがiOSのみで、Androidアプリが用意されていない点です。
The Roastの上質の豆、卓越した焙煎技術、その結果として奇跡のように生まれる新鮮なコーヒーの味に頬が緩みました。
私はThe Roastのコーヒーを飲めて本当によかったと感じました。わが人生の一ページを彩りました。
コーヒー好きの方であれば、The Roastのコーヒーを飲まないのは人生損といっても過言ではない程です。
- 世界中から厳選した高品質な生豆
- 焙煎士が作成する唯一無二のプロファイル
- 季節の移り変わりに合わせたテーマ設定
- 生豆のポテンシャルを引き出したフレーバー
まさに「溢れる生命力と優雅さが調和」「最高の豆の結晶」と評価できるハイ・クオリティー・コーヒーです。目を見張るような珠玉の美味しさです。
コーヒーの真髄を極める究極のエレガンスがThe Roastにはありました。