「くりっく株365」という取引所CFDがあります。東京金融取引所が運営している取引所株価指数証拠金取引です。CFDの中では評判・口コミが良好です。
証拠金取引はFXがメジャーですけれども、株式、株価指数、原油や金などの資産にポジションを取るCFDもあります。
くりっく株365は有名な日経225証拠金取引の他、NYダウ、DAX、FTSE100が揃っています。トレーディングだけではなく、純粋なインベストメントでも活用できます。
くりっく株365のメリット、デメリットついて、実際に活用した体験談に基づいて口コミとしてまとめます。
また、日経平均先物取引・投資信託・ETFとの違いについて徹底的に比較します。
目次
くりっく株365とは
くりっく株365とは、東京金融取引所に上場する取引所株価指数証拠金取引の愛称です。先物と投信・ETFのいいとこ取りをした金融商品となっています。
日本の日経225、アメリカのNYダウ、ドイツのDAX、英国のFTSE100の取引が可能です。2017年5月取引数量シェアは以下のとおりです。
- 日経225:72%
- NYダウ:23%
- DAX:3%
- FTSE100:2%
1枚の取引単位は各指数×100とシンプルで明瞭です。レバレッジをかけられるので、少額の資金でエクスポージャーを取ることができて、資金を有効活用できます。
「買い」と「売り」の2つの取引が可能で、株価の上昇局面でも下落局面でも利益を出すことが可能となっています。
東京金融取引所は金融商品取引にかかる公的インフラとして、金融商品取引法にもとづいて構成性・信頼性・利便性に優れた金融商品市場を整備して、日本の金融・経済の健全な発展に貢献することを目的とする組織です。
金融デリバティブの総合取引所であり、金融デリバティブの三大分野である金利・為替・株式のすべてをカバーする商品を提供しています。
金利分野では金利先物等取引(主にプロ向け)、為替分野では取引所FXである「くりっく365」、「くりっく365ラージ」、株式分野では「くりっく株365」を提供しています。
この度は東京金融取引所にお邪魔して、くりっく株365についてレクチャーを受ける機会がありました。
東京金融取引所は東京駅八重洲口、東京メトロ日本橋から徒歩数分の鉄鋼ビルディングにあります。
ピカピカのオフィスビルであり、夜はお洒落な雰囲気となっています。
まずは証拠金営業部長 大房 弘憲さんのご挨拶があり、その後に東京金融取引所 証拠金営業グループの甕川さん、くりっく株365を取り扱っている証券会社からご説明がありました。
くりっく株365の証拠金残高・口座数は順調な右肩上がりとなっています。年々、人気が高まっています。
口座数が2017年1月から加速しているのはSBI証券でくりっく株365の取扱いが開始したことに所以しています。
SBI証券はくりっく株365の取引シェアを既に27.3%に伸ばしており、さすがNo.1ネット証券のパワーを発揮しています。
くりっく株365は信頼性が高い!公的保護もあり
CFDはFXと同様に業者との相対取引である店頭CFDと、取引所を介する取引所CFDがあります。世界有数の経済大国である日本を代表する取引所CFDが、東京金融取引所の「くりっく株365」です。
くりっく株365の取扱会社は、個人投資家の証拠金の全額を、法令により東京金融取引所に預託することが義務付けられています。
したがって、投資家の証拠金は証券会社が万一破綻したとしても、原則的に全額保護されます。
東京金融取引所は、預託された証拠金の全額を、法令に基づき取引所の財産と分別して保管しています。
また、くりっく株365は投資者保護基金の対象であり、一般顧客一人につき1000万円を上限に補償されます。東京金融取引所に預託する前に万が一業者が破綻した時にも公的保護があります。
他方、店頭CFDは投資者保護基金の対象外です。業者の信用リスクを負うことになります。
くりっく株365は完全マーケットメイク方式でユーザーに価格を提供しています。
複数のマーケットメイカー(金融機関)により提示された価格の中で、最も投資家に有利な価格を提供する仕組みとなっていて、投資家に有利な仕組みとなっています。
店頭CFDはCFD取扱会社により提示された価格での取引となりますが、くりっく株365は売り方が受け取る金利相当額と買い方が支払う金利相当額は同額が原則となっています。
店頭CFDは一般的には投資家が受け取る金利相当額は少なく、投資家が支払う金利相当額は多く設定していることが多いです。
また、店頭FX・CFDはスリッページ、くるくる詐欺、ロスカット狩り、グレーアウト、約定拒否などの問題点が指摘されています。
したがって、CFDを行う場合は透明性が高くて1000万円まで保護がある取引所CFDの「くりっく株365」が無難だと考えます。実際にそのような評判・口コミが多いです。
くりっく株365ならばスリップ・くるくる詐欺によって不利なプライスで約定したり、約定が拒否されたりする心配はありません。
24時間・3交代体制で、5人~6人のスタッフが常に監視ルームでウォッチしており、インターバンクのプライスに異常がないかチェックしています。
異変があった際には迅速にマーケットメイカーに確認して是正される体制が構築されています。
厳格な運用ルールのもとで、システムトラブルやプライシングの異変は機械が自動的に検知する仕組みとなっており、更に人間のスタッフの対応が加わっています。
為替リスクなし!先進諸国の株価指数そのものへの投資が可能
くりっく株365は、アメリカのNYダウ、ドイツのDAX、イギリスのFTSE100を円建てで取引できます。米、独、英の株価指数をトレード可能です。
外国株式や海外ETFを取引する場合には、現地通貨での取引となるため、為替リスクが発生します。
外国株価指数が上がっているのに、円高になっていることから、トータルでは損、あるいは株価上昇程には収益が出ないという陥穽に嵌る時があります。
しかし、くりっく株365の海外株価指数は、マーケットメイカーが為替リスクを負って円建てでレートを提示します。
したがって、現地通貨建ての外国株価指数そのものをロングしたり、ショートすることが可能です。円高・円安の影響は受けません。
初めから円建てで価格が提示されているので、為替レートや為替リスクを気にせずに取引することができます。
例えば、くりっく株365でNYダウをロングした場合、ニュースで出てくるNYダウの株価に基本的には投資成果が連動します。この間のドル/円レートの値動きは無関係となります。
為替レートや為替リスクを気にすることなく取引でき、決済時に支払われる金利や、配当相当額も円建てで受け取れます。
これが先物、ETFにはないくりっく株365の最大のエッジ・優位性です。
ETFで現地通貨建ての外国株価指数をロングしようとすると、ETFを買って同額をFXでショートして為替ヘッジする必要があります。
手間がかかりますし、株とFXでは税制が異なるので、どちらかで大きな利益が出て、どちらかで大きな損失が出て損益に偏りが生じた場合、不利になるケースもあります。
トレードではなく純粋な投資という観点でもくりっく株365は有効活用できます。FTSE100やDAX単体に投資できる為替ヘッジありの低コスト投信・ETFはありません。
為替ヘッジありの外国株指数に投資できるので、為替ヘッジなしの外国株投資と値動きが変わってくるため、より一層の分散投資が可能になります。
配当も取れる!約4%という意外な高配当利回りも
くりっく株365でロング(買い)ポジションを作った場合、株式投資と同様に配当相当額を受け取ることができます。
日経平均、NYダウ、FTSE100の構成銘柄が配当を出すたびに、くりっく株365でも配当がでます。
ただし、ドイツのDAXは配当込みの指数であるため、配当は出ません。配当の分は指数の値動きにプラスされます。
ただし、買いポジションには金利相当額の支払いが発生します。
逆に「売り建て(売りポジション)」を保有していると、配当相当額を支払うことになります。他方、その取引代金に対する金利に相当する金額をもらえます。
買いポジション | 売りポジション | |
---|---|---|
金利相当額 | 支払い | 受け取り |
配当相当額 | 受け取り | 支払い |
「金利相当額」とは、買い手側にとっては、株価指数を構成する銘柄を購入するための資金調達のコストに相当します。
売り手側にとっては、株価指数を構成する銘柄を売却し、その代金を安全資産(預金等)で運用した際の運用益に相当します。
したがって、買いポジションを持つ場合に支払い、売りポジションを持つ場合に受け取ることになります。
取引所CFDのくりっく株365の場合、金利相当額の算出方法は「清算価格×100×日銀政策金利(※)×日数÷365」となります。
※取引所CFDでは、無担保コールレート翌日物誘導目標であり、一定の幅があるときは平均値が使用されます。ただし、平成25年4月4日から当面の間は、日本銀行が公表する「無担保コール翌日物金利」速報(平均)となります。
現在は金利は空前の低金利ですので、くりっく株365における金利の受け払いはゼロとなっています。買い方にとってはマイナス金利の好影響を受けています。
くりっく株365で買いのポジションを取れば、金利がゼロで配当だけを受け取ることが可能です。信用取引と比較すると圧倒的な低コストとなります。
配当相当額は、株価指数のライセンサーからの予想配当に基づき、東京金融取引所が算出・公表しています。
2016年の実績では、日経225の場合、一年間の配当相当額(31,745円)から金利相当額(130円)を差し引くと、買いポジション一枚あたり「31,615円」の受け取りとなりました。マイナス金利導入後は金利は0円に張り付いています。
2016年の1枚あたりの平均価格(終値)が1,691,400円ですので、レバレッジ1倍で2016年の1年間ロングポジションを保有していると約1.87%の利回りが得られました。
逆に売りポジションを1年間維持していたら1.87%を支払うこととなりました。
FTSE 100の場合、一年間の配当相当額(25,653円)から金利相当額(41円)を差し引くと、買いポジション一枚あたり「25,612円」の受け取りとなりました。
2016年の1枚あたりの平均価格(終値)が647,700円ですので、レバレッジ1倍で2016年の1年間ロングポジションを保有していると約3.95%の利回りが得られました。
日本では知名度が低いですけれども、英国のFTSE100は4%近い高配当利回りとなっています。円高リスクがないくりっく株365でロングして、高配当を享受するというストラテジーを検討し得ます。
各指数ともに年々増配傾向となっており、2016年6月~2017年5月の直近1年間では、日経平均は32,334円、NYダウは24,645円、FTSE100は25,653円となっています。
くりっく株365はFX同様に翌取引日に配当相当額がポジションの評価額に加算(もしくは減算)されます。毎日配当相当額を受け払いすることになります。
2017年の配当の予想額(2017年3月9日時点の実績値とブルームバーグの配当予想、2017年7月1日時点の価格をもとに算出)は以下のとおりです。
- 日経225:年間11回で合計33,758円/1枚(配当利回り1.68%)
- NYダウ:年間82回で合計51,705円/1枚(配当利回り2.42%)
- FTSE100:年間48回で合計29,747円/1枚(配当利回り4.06%)
くりっく株365に対して、先物取引は配当・金利相当額の受け払いはありません。「金利」と「配当」に該当する金額が、あらかじめ考慮されて取引価格が形成されています。
信用取引の場合は、買いの場合は金利(ほとんどの証券会社は2%以上~)を支払い、売りの場合は貸株料(1%~)を支払うことになります。
また、信用新規建の約定日から1ヶ月を経過するごとに建玉毎に対して管理費が発生します。建玉毎に対する1ヶ月の上限は1,000円(税抜)です。
買い建玉が権利確定日をまたいで建てられている場合には「名義書換料」が必要となります。
ETF/ETNについては、売買単位あたり5円(税込5.4円)です。買いの場合は、配当金相当額の受け取り、売りの場合は支払いがあります。
売りの場合は逆日歩の支払い、買いの場合は受け取りが生じることがあります。
くりっく株365、先物取引、株式の信用取引のいずれも売買手数料が発生します。手数料は業者によって異なりますが、先物取引が最も安い傾向があります。
配当取りのスケジュール
くりっく株365の配当の権利取りは、通常の株式・ETFと同じです。例えば9月末が権利確定日となる配当は、3営業日前のクロージング時点で買い建玉を持っていれば受け取れます。
配当の権利付き最終日の確認方法は、くりっく株365公式サイトの「くりっく株365ご利用のお客様へ」→「権利付き最終日(配当)カレンダー」と進むと確認可能です。
2週間分の権利付き最終日カレンダーが閲覧可能です。
日経平均は3月末・9月末に集中していますが、NYダウやFTSEはバラつきがあり、定期的に配当を獲得できます。
一例として2016年11月のNYにダウの配当相当額実績は以下のとおりです。
レバレッジが効くので資金を有効活用可能
日経225先物取引では「金利」と「配当」に該当する金額が、あらかじめ考慮されて取引価格が形成されています。したがって、取引価格と実際の日経平均株価の間に差が生じやすくなります。
他方、くりっく株365の場合は、それを日々受け払いしているので、ニュースで出されている日経平均株価と取引価格がほぼ一致するので、価格が分かりやすいという特徴があります。
くりっく株365の取引単位は日経平均先物の10分の1程度です。ほぼ日経平均株価×100で、日経平均先物ミニと同程度です。
くりっく株365の必要証拠金額は、東京金融取引所が算出している証拠金に業者が+1万円程度上乗せされています。
ボラティリティに基づいて設定されるため時期によって異なりますが、2017年6月20日時点では50倍~92倍となっています。
最新の証拠金基準額は、くりっく株365公式サイトの「くりっく株365ご利用のお客様へ」→「証拠金基準額」と進むと確認可能です。
日経平均先物と比較しても高いレバレッジをかけられます。信用取引は保証金の約3倍の金額までしか取引できません。レバレッジはくりっく株365・先物取引と比較すると低いです。
ただし、レバレッジを高くしすぎるとロスカットのリスクも高くなるため、凄腕トレーダー以外にはおすすめできません。
しかし、常人の一般的な個人投資家でも高いレバレッジが効くのは有効です。
レバレッジをかけると、例えば200万円分の株価指数に投資したい場合、入金する金額が少なくて済むので、資金効率が良くなるというメリットがあります。
例えばくりっく株365でNYダウを1枚(約215万)ロングして、100万円程度を入金しておけば、ロスカットされることはほとんどありません。残りの115万円を他の投資やIPO・POなどに有効活用できます。
抱えているリスク量に対する正確な認識があるならば、レバレッジは悪という訳ではありません。
例えば、100万円を入金してNYダウを1枚ロングしている場合、抱えているリスク量は入金額の100万円ではなくて約215万円です。
保有しているポジションのリスク量への認識さえ正確ならば、資金効率が良くなる分、多少のレバレッジは有意義な側面があります。
しかし、レバレッジは一切かけないというポリシーの方もいらっしゃるでしょう。その場合は、レバレッジ1倍にしておけば全く問題ありません。
取引が可能な日時が広大!ほぼ24時間
取引時間
日本の株式市場の取引時間は、9時から11時30分までの前場と12時30分から15時までの後場の計5時間です。
大阪取引所の日経225先物でも、途中に中断時間を挟んでの午前9時から翌朝午前3時までの約17時間です。いずれも祝日に取引をすることはできません。
一方で、くりっく株365では土日以外、祝日も含めて東京、ニューヨーク、ロンドンの世界三大市場の取引時間帯を全てカバーしてほぼ24時間取引できます。
ポジションを持ってから決済するまでの取引期限の制限がなく、いつでも自由なタイミングで決済をすることができます。
これが威力を発揮するのが、英国のEU離脱の国民投票、トランプ氏当選など、株価が大きく変動する場合です。
トランプ氏が当選した米国大統領選では、日本の株式市場が開いている間は株価が大きく下落して、翌日に開いた際にはGU(ギャップ・アップ)となりました。
しかし、くりっく株365ならば、株式市場が開いていない時間帯でも取引して、収益を獲得できました。
日本のマーケットが開いていない時間帯や祝日に、海外で相場が急変した時でも、ほぼ24時間取引できるため海外市場の動向を踏まえたタイムリーな取引ができます。
取引期限
取引期限がある先物取引の場合、流動性の比較的高い期近、期先の取引なら、長くても約6カ月以内に決済をしなければなりません。
ポジションを維持しようと思ったらロールオーバー(クローズ&新規建玉の形成)が必要となります。
ETFの信用取引の場合は、制度信用取引なら6ヵ月間、一般信用取引なら3年間の期限があります。
こちらもポジション維持のためにはクロス取引が必要になります。SBI証券の無期限信用取引のみ期限がありません。
その点、無期限取引の「くりっく株365」はインカムゲイン(配当収益)目的など長期保有を目的とする投資家のニーズにも応えられるというメリットがあります。
他の金融商品との比較
くりっく株365、日経平均先物、日経平均ETFの信用取引の違いの比較をまとめると下表の通りです。
商品名 | くりっく株365 | 日経225mini先物取引 | 日経225連動型ETFの信用取引 |
---|---|---|---|
ジャンル | 金融取「日経225証拠金取引」 | 大阪取引所 | 上場投資信託 |
価格の目安 | 日経平均株価 | 日経平均株価に限月までの金利、配当落ちを考慮 | 日経平均株価に分配金、費用を考慮 |
取引期限 | なし | あり(ポジション維持にはロールオーバーが必要) | 制度:6ヶ月 一般:3年 |
金利相当額 | 受払いあり | 受払いなし | 買方金利・売方金利の支払い、逆日歩の受け払い |
配当相当額 | 受払いあり | 受払いなし | 配当落ち調整金の受払い |
取引時間 | 8:30~翌6:00(米国NY州夏時間適用期は午前5時迄) | 9:00~15:10 16:30~翌朝3:00 | 9:00~11:30 12:30~15:00 |
取引成立方法 | 完全マーケットメイク方式 | オークション方式 | オークション方式 |
呼び値単位 | 1円 | 5円 | 1円~(※取引価格による) |
ロスカットルール | ◯ | - | ◯ |
信託報酬 | なし | なし | あり |
休業日 | 土日・元日のみ(1月1日が日曜日の場合は1月2日) | 土日・祝祭日 | 土日・祝祭日 |
損益通算 | 先物・FX・CFD等 | 先物・FX・CFD等 | 株・ETF・REIT・投信・債券等 |
基本的には短期のトレーディングならば先物取引、長期的なバイ&ホールドならばETF、ロールオーバーなしにレバレッジをかけたポジションを長期にわたって維持したい場合にCFDは使いやすいツールになります。
また、損益通算などの観点で選択する場合もあるでしょう。
相場が大きく動くと日経先物は証拠金が引き上げられます。くりっく株365のレバレッジはヒストリカル・ボラティリティにもとづいているので、差が大きい局面があります。
くりっく株365は買いだと金利相当額を支払って配当を受け取れます。現在はマイナス金利で空前の低金利なので、支払い金利は0円で良い環境でCFD取引が可能な状況となっています。
くりっく株365のトレードアイディア
岡崎良介さんのセミナーもありました。今回の司会を努めていたラジオ日経アナウンサーの叶内綾子さんと絶妙な掛け合いでした。
岡崎良介さんは東京15時を始値として、くりっく株365のクロージングを終値とする日足チャートを作成して、外国人投資家動向のイメージを捉えているようです。
これの陽線が連続したり、あるいは陰線が連続したり、東京株式市場では陽線なのに東証の引けから翌朝までは陰線(またはその逆)が続いている際には、国内勢と海外勢で売買の向きが逆になっています。
2017年6月9日(金)の米国市場の異変では、ダウが上昇したのにNASDAQが急落し、S&P500は小幅な下落でした。
ダウ上昇・NASDAQが下落・乖離率2%以上、S&P500下落のパターンを見るとITバブルの時期に集中していました。
今はNASDAQがバブルではないか、ただし、今が4~5合目なのか、それともピークに差し掛かりつつあるのかはわからないというご見解でした。
ダウ上昇・NASDAQが下落・乖離率2%以上、S&P500下落のパターンの傾向は、前回は1999年に始まって、それ以降1年かけて最後の盛大な上げ相場が起きました。
「eコマースバブル」という言葉を用いて、AmazonなどNASDAQがそろそろクラッシュするのではと言っていました。
2016年にはAmplify Online Retail ETF(NASDAQ:IBUY)というEコマースに特化した米国株ETFも登場しました。
Wilshire 5000(米国株5000社)の時価総額が対GDPで127.6%まで上昇しており、2000年の136.5%に次ぐ数字で米国株のバブル崩壊の十分条件は出揃っているというお話がありました。
まとめ
くりっく株365は、日本の日経225、アメリカのNYダウ、ドイツのDAX、英国のFTSE100の取引が可能です。
為替リスクなしで先進諸国の株価指数そのものへの投資が可能なのが大きなメリットです。
外国株価指数が上がっているのに、円高になっていることから、トータルでは損、あるいは株価上昇程には収益が出ないという陥穽に嵌る時があります。
しかし、くりっく株365にはそのようなことがありません。純粋にNYダウが+10%なら自分の投資成果も+10%となります。その間に-5%円高になっていても無関係です。
英国のFTSE100は4%近い高配当利回りとなっています。円高リスクがないくりっく株365でロングして、高配当を享受するというストラテジーを検討し得ます。
複数のマーケットメイカー(金融機関)により提示された価格の中で、最も投資家に有利な価格を提供する仕組みとなっていて、安心できるという評判・口コミが多いです。
レバレッジが効くので資金を有効活用できます。投資信託ですと200万円を買ったら何もできなくなります。
しかし、くりっく株365なら、100万円証拠金に入れておけばロスカットリスクはほとんどないので、残り100万円を有効活用できます。
くりっく株365の取引資金は法令に基づいて東京金融取引所に預託されて、分別管理されています。また、投資者保護基金の対象であり、一般顧客一人につき1000万円を上限に補償されます。
くりっく株365は、日経平均先物、日経平均ETF・投信と比較しても、上手く活用するとエッジ・優位性がある金融商品です。
区分 | 商品名 | くりっく株365 | 先物取引 | ETF・投信 |
---|---|---|---|---|
長期 | 配当 | ◯ | × | ◯ |
長期保有 | ◯ | × | ◯ | |
短期 | 3倍超えのレバレッジ | ◯ | ◯ | × |
夜間の取引 | ◯ | ◯ | × | |
祝日の取引 | ◯ | × | × |
NYダウロング、配当利回り約4%のFTSE100ロングなどは、トレーディングだけではなく、インベストメントとしても有効だと考えます。
ネット証券では、岡三オンライン、SBI証券、マネックス証券などが「くりっく株365」を提供しています。
くりっく株365の手数料が最安値なのは141円(税抜)のマネックス証券です。岡三オンライン、SBI証券の153円(税込)よりも1円安いです。
「最安値水準」ではなく文字通り「業界最安」のマネックス証券のくりっく株365
岡三オンラインでは、当サイト限定で3,000円がプレゼントされるタイアップキャンペーンを開催しています。条件はたったの入金5万円だけと破格です。
SBI証券は日本株、米国株、投資信託など幅広い取扱商品があり、各商品間の資金移動がスムーズなのがメリットです。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
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