PayPay銀行はVISAブランド搭載型のデビットカードを発行しています。
ジャパンネット銀行時代は「PayPay銀行のデビットカード」という名前で、現在はシンプルに「Visaデビットカード」という名前です。
Visa加盟店にて利用可能でPayPayポイント還元(0.2%)があること、使い過ぎる心配がないこと、小銭のやり取りが不要、ATM手数料の抑制につながること等がメリットです。
PayPay銀行のデビットカードの年会費、PayPayポイント(ポイント)、メリット、デメリットについてまとめます。
公式サイトPayPay銀行 公式ページ
目次
PayPay銀行のデビットカードの年会費
PayPay銀行のデビットカードとは、世界200以上の国・地域のVisa加盟店・ネットショップ(約4000万店舗)でお買い物ができるデビットカードです。
国際ブランド付きデビットカードであり、利用代金はPayPay銀行の普通預金口座から即時に引き落とされます。お店での支払の際には「VISAの1回払い」旨を伝えればOKです。
PayPay銀行に普通預金口座を持っている満15歳以上の個人なら誰でも利用できます。 原則として、入会時の審査はありません。
気になる年会費・発行手数料は無料です。年間利用額10万円以上、携帯電話料金の決済などの条件は不要で完全無料で維持できます。
三菱UFJ銀行のデビットカード、三井住友銀行のSMBCデビット、ソニー銀行のデビットカードと同じです。できれば年会費は無料が嬉しいのでナイスですね。
みずほ銀行のみずほJCBデビットは年1回の利用で無料となります。
年会費に関しては、みずほ銀行のデビットカードと比較すると、PayPay銀行のデビットカードの方に優位性があります。
カード・フェイスは、PayPay銀行のキャッシュカードと基本的には同一です。
右上に「VISA」というアルファベットが記載されて、カード番号・有効期限・セキュリティコード・氏名等が記載されている点が異なります。
法人口座の場合はカード番号の右上に「BUSINESS CARD」という文字が加わります。
カード裏面はクレジットカードと似ており、署名して使う形となります。サイン欄の右上にセキュリティコードがあり、Visaのホログラムは裏面の中央左です。
国際ブランドはVISAのみです。VISAは世界中で加盟店が多いのがメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外では使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。VISAが圧倒的No.1となっています。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
2016年7月のPayPay銀行のデビットカードを利用した取引のランキングは下表のとおりでした。
順位 | 店舗名 | 業種 |
---|---|---|
1 | Amazon.co.jp | ネットショップ |
2 | ファミリーマート | コンビニ |
3 | iTunes store | デジタルコンテンツ |
4 | デジタルコンテンツ | |
5 | Yahoo!ウォレット | ネットショップ |
6 | セブン-イレブン | コンビニ |
7 | 楽天市場 | ネットショップ |
8 | ローソン | コンビニ |
9 | Yahoo!ショッピング | ネットショップ |
10 | メルカリ | ネットショップ |
2014年7月の実績では、利用金額の約39%が1,000円以下、同じく約39%が1,001円~5,000円、約10%が5,001円~1万円、7%が10,001円~3万円となっており、小口の決済でよく利用されています。
PayPay銀行には、法人口座、個人事業主の口座もあります。こちらも年会費無料でVisaデビットカードを発行可能です。
ビジネス用途のカードであるにもかかわらず、年会費無料でデビットカードを発行できる点にエッジ・優位性があります。
ライバルの楽天銀行は法人口座のデビットカードだと、1,000円(税抜)の年会費がかかります。PayPay銀行にエッジ・優位性があります。
利用金額に応じて、PayPayポイントが得られる!
PayPay銀行のデビットカード「PayPay銀行のデビットカード」は、世界中のVisa加盟店約4,000万店舗でショッピングできます。
利用代金は預金口座から即時に引き落とされ、現金感覚で使えます。支払い回数を聞かれたら1回払いと回答すればOKです。
レジ等で店員さんにカード渡して、Visaデビット暗証番号を入力するかサインをすれば支払い完了です。普通のクレジットカードと同じです。
国内
国内加盟店で円でのショッピングは手数料無料です。500円(税込)につき1PayPayポイントが得られます。有効期限は獲得月の翌月から1年間です。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
ただし、法人・営業性個人(個人事業主)の口座は、PayPayポイント還元の対象外となり、個人のみが利用額に応じた還元を享受できます。
PayPayポイントは、PayPay加盟店で「1PayPayポイント=1円」で利用できます。
デビットカードの利用の他、サービスの利用やキャンペーン申込などで金と交換できる「PayPayポイント」が獲得できることがあります。
クレジットカードと比較すると還元率は低めですけれども、現金同様のデビットカードでお得にできるのは嬉しいですね。
デビットカードの中には年間50万円とか100万円使わないと特典が得られないものもあります。PayPay銀行のデビットカードは秀逸なバリューがあります。
しかもネット・リアル店舗の両方で便利に使えるPayPayポイントなので、現金同様の価値があります。有効期限も無期限です。
PayPay銀行のデビットカードの還元率は、三菱UFJ銀行・みずほ銀行の0.2%と同等となっています。
三井住友銀行の0.25%、イオン銀行・セブン銀行の0.5%(一般加盟店)、ソニー銀行の0.5%~2%よりは低いです。
PayPay銀行のデビットカードには一部Visa加盟店でも利用できないお店があります。保険料やプロバイダ料金などの反復継続的な支払いが代表例です。
一部デビットカード、国際ブランド搭載型プリペイドカードとは異なり、ガソリンスタンドでは利用できます。
これはPayPay銀行のデビットカードに限った話ではなく、どのデビットカードでも同様です。主な利用対象外のお店は以下のとおりです。
- 公共料金、国民年金保険料
- 高速道路料金、航空機の機内販売
- インターネットプロバイダー
- 携帯電話・MVNO・格安スマホ・SIM、アプリ型電話サービス
- 生命保険、損害保険
- 駐車場、家賃
- スカパー、WOWOW、ケーブルTV
- NETELLER、TSUTAYA DISCAS
- JR西日本 SMART ICOCAクイックチャージ(新規登録のみ)
- SAPICAオートチャージ(新規登録のみ)
- 一部決済代行・決済サービス
一部の加盟店で、国内の店頭または国内からインターネットサイト等を通じての利用した場合でも、海外利用の扱いとなる場合があります。この場合はPayPayポイントの対象外となります。
海外利用の扱いとなる加盟店の例は、PayPal、FC2、一部の外資系のホテル・航空会社・リゾート施設・Webサービス提供会社等です。
国内加盟店で円以外の通貨で決済されたものもPayPayポイント対象外となります。
ネット通販
PayPay銀行のデビットカードは、もちろんインターネットでの支払いでも利用可能です。
クレジットカードのようにカード番号、利用者個人の氏名、有効年月、セキュリティコードを打ち込めばOKです。
PayPay銀行のデビットカードは本人認証サービス(3Dセキュア・Visa Secure・Verified by VISA)にも対応しています。無料で使えます。
ネットショッピングの対応店舗では、ワンタイムパスワードを決済時に入力することになり、クレジットカード決済時の第三者によるカードの不正利用(なりすまし)の防止を図れます。
Visa Secure専用の認証画面で、トークンに表示されるワンタイムパスワードを入力することになります。ログインIDを設定している場合は、ログインIDの入力も必要です。
トークンは現在はカードタイプになっており、お財布にも入れやすくなっています。
海外
PayPay銀行のデビットカードは海外での決済にも利用可能です。1枚でワールド・ワイドな支払いが可能であり、VISAブランドであることから、1枚で世界中を飛び回れます。
海外の飲食店・ショップ・ホテル・お土産屋などで使う場合は、まず日本と同じくレジで係員にPayPay銀行のデビットカードを手渡します。
そして、「アイル ペイ バイ ザ クレジットカード(I'll pay by the credit card.)」と言えばOKです。「クレジットカード」の一言でも通じる場合が圧倒的大多数です。
レストランで席払いの時は、まずは「チェック プリーズ(Check, please.)」と店員さんに言って、その後にクレジットカードを渡せばOKです。
一部の国ではカード利用の際に別途手数料(サーチャージ)が加算されて請求される場合があります。これはPayPay銀行のデビットカードに限った話ではなく、どのデビットカードでも同じです。
PayPay銀行のデビットカードを海外ショッピング利用した場合、円換算レートは、VISA Inc.が指定するレートに3.02%(税込)を加えたものとなります。
クレジットカードと比較すると為替コストは高めとなります。クレカに抵抗がない場合は、海外での利用はクレジットカードの方がお得です。
Vポイントが貯まるタイプは終了
PayPay銀行のデビットカードは、ファミマTカード一体型のタイプもありました。
こちらの場合、ショッピングに応じてVポイントが貯まるのが特徴でしたが、2019年5月20日で終了します。
PayPayポイントは会員サイト上で交換手続きが必要です。Vポイントの場合は手続きなく、Vポイント加盟店にて1ポイント1円で使えるのが特徴です。
ファミリーマートでは200円(税込)あたり2Vポイント(還元率1%)、それ以外の店舗では500円(税込)あたり1Vポイント(還元率0.2%)が付与されます。
ファミマで通常タイプのデビットカードで決済してVポイントカードを提示した場合は0.7%なので、ファミマTカード一体型のタイプは0.3%還元率が上回っています。
2019年5月20日までは、PayPay銀行のデビットカードの申込画面で通常タイプかファミマTカード一体型かを選べました。
かつてファミリーマートでお得になるクレジットカードの筆頭は、「ファミマTカード」でした。
しかし、2019年6月~7月にかけて、相次いでポイント3倍のカードの日・ファミランク等の特典が終了して妙味はなくなりました。
今後は各共通ポイントと、別のクレジットカード・デビットカード・Pay・クオカード等の組み合わせがお得です。
年会費無料カードの三井住友カード(NL)が特におすすめです。
年間500万円までの補償があって安心
PayPay銀行のデビットカードには、第三者に不正使用された場合の補償「第三者不正使用保険」が付いているので安心・安全です。
1口座あたり年間500万円も補償されます。PayPay銀行のデビットカードの利用限度額は1日0~500万円(1万円単位)の範囲で設定できます。
初期設定金額は個人30万円、法人・営業性個人50万円となっています。
リアルの店舗だけではなく、インターネットでの不正利用も補償の対象です。万が一のカード番号流出の際にも補償があるので、安心してネットショッピングを楽しめます。
デビットカードの中には紛失・盗難時の補償がないカードもあります。PayPay銀行に口座を持っていれば使えるPayPay銀行のデビットカードは補償があるので安心です。
利用時にメール通知する設定にしていたら、不正利用にすぐに気付くことができるので、PayPay銀行に電話したら利用停止できます。
PayPay銀行のデビットカードは、不正利用に対する保険で守られているので、安心してお買い物ができます。
海外ATMで現地通貨を引き出し可能
PayPay銀行のデビットカードは、VISAまたはPLUSのマークがある海外ATMで、現地通貨の引出しが可能です。
利用可能なATMは銀行だけでなく、主要な国際空港やショッピングセンターなどにも設置されています。海外でのATM・CDの操作画面で用いられている基本的な用語(英語)は以下の通りです。
用語 | 意味 |
---|---|
PIN (Personal Identification Number) ID CODE/SECRET CODE/PERSONAL NUMBER | 暗証番号 |
WITHDRAWAL/GET CASH | お引出し |
BALANCE INQUIRY | 残高照会 |
ENTER/OK/YES | 確認 |
CANCEL | 取消 |
CLEAR | 訂正 |
TRANSACTION | 取引 |
SAVING ACCOUNT / CHECKING ACCOUNT | 普通預金/当座預金 |
RECEIPT | レシート |
AMOUNT | 金額 |
海外ATMで現地通貨を引き出す手順の一例は下表のとおりです。
手順 | 備考 |
---|---|
(1)カードを挿入 | 挿入やスライドの方向に注意 |
(2)言語を選択 | 現地語と英語を選択するのが一般的 |
(3)暗証番号を入力 | 4桁の数字 |
(4)取引の種類を選択 | CASH WITHDRAW(現金の引出) を選択 |
(5)口座の種類を選択 | SAVINGを選択。CREDIT CARDはNG |
(6)引出金額を現地通貨の金額で入力 | 確認画面が表示される場合あり |
(7)現金と利用明細を受け取り | 取引継続か否かを確認される場合あり |
(8)カード受け取り | 忘れないように注意 |
国や地域によっては5ケタ以上の暗証番号を求められる場合がありますが、その場合であっても4ケタの暗証番号を入力すればOKです。万が一次の画面に進まない場合は、他のATMを利用しましょう。
海外ATM利用時は、挿入方向が国内ATMと逆になります。PayPay銀行のロゴマークの方向に入れることになります。
円換算レートは、VISA Inc.が指定するレートに3.02%(税込)を加えたものとなります。
一部のATM・CDにおいて、現地金融機関所定の使用料が別途かかる場合があります。これはPayPay銀行のデビットカードに限った話ではなくあらゆるデビットカード共通です。
したがって、海外プリペイドカードのマネパカード、マネーパートナーズの外貨両替と比較すると高コストとなることが多いです。海外ATMでの現地通貨引き出しは使わない方がお得です。
なお、クレジットカードでOKならば、セディナカードの海外キャッシングが、低コストで海外ATMにて現地通貨を引き出すことができます。
海外で現地通貨を得る手段としては、セディナカードが圧倒的にお得です。年会費無料で維持できるカードもあります。詳細は以下で徹底解説しています。
PayPay銀行のデビットカードアプリ
PayPay銀行に口座を保有していると、無料で「残高確認アプリ」(iPhone・Android)が利用可能です。
ワンタッチで口座残高やショッピングの履歴をリアルタイムに確認できます。日々の支払いをPayPay銀行のデビットカードにまとめて、スマートにお金を管理できます。
スマホ画面をなぞるだけの1秒ログインで、簡単に残高や入出金を確認できます。Visaデビットカードの利用店名、PayPayポイント数の確認や交換も可能で便利です。
2017年6月20日~8月31日は、「選んでくれてありがとう!JNB Welcomeキャンペーン」が開催されており、合計で1,000円分のPayPayポイントを獲得できます。
- Visaデビットの利用:200円分
- 定額自動入金契約(給与振込も可):500円分
- (1)~(2)をクリア:300円分
- (1)~(2)をクリアして残高確認アプリログイン:100円分
条件の一つがアプリのログインとなっています。1~2をクリアできる場合は、すかさずアプリをダウンロードしてログインしておきましょう。
カードレスVisaデビットサービス
「カードレスVisaデビットサービス」という制度もあります。ネット専用のバーチャルカードであり、1日5回までお買い物ごとにカード番号を変更できます。
ログイン後の簡単な手続きですぐにカード番号が発行されて、すぐにオンラインショッピングやアプリ・ゲームの課金などに使えます。手順は以下の4ステップで簡便です。
- ログイン後「Visaデビット」メニューの「カード番号発行」を選択
- ワンタイムパスワードを入力
- JNBカードレスVisaデビット利用規定を確認
- [カード番号発行]を選択
カード番号は最大4つまで持つことができ、発行したカード番号は「カード番号変更」機能で自由に変更できます。
カードレスVisaデビットサービスで支払えば、万が一カード番号などが流出したとしても、本体のデビットカードの番号は漏れません。
カードレスVisaデビットカードのカード番号を再発行して番号を変更すれば、情報流出したカード番号は使えなくなるので、問題はなくなります。
このサービスを使えば、インターネット上で安心してお買い物ができます。特に信頼性が定かではないショップでのお買い物にはとても便利です。
評判が今ひとつわからない初めてのサイトや海外サイトでいきなりクレジットカード番号を打ち込むのは抵抗がありますよね。そのような際に便利です!
使い過ぎを防止!クレカ嫌いの方に最適
PayPay銀行のデビットカードを使ってお店で買い物すると、紀陽銀行の預金口座からすぐに引き落とされます。
預金残高を超えた支払いができません。クレジットカードだと使い過ぎるという方ですと、使い過ぎを防止できます。
また、使い過ぎることはなくても、クレジットカードを使った金額は一時的に負債となり、もし支払日に引き落とせないことになると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
このような仕組みが嫌でクレカを持たないという方も多いでしょう。しかし、PayPay銀行のデビットカードにはこのようなデメリットは無く、現金同様に使えます。
クレジットカードの利便性・お得な還元と、現金同様の仕組みが両立しています。利用明細は会員サイトで確認できます。
デビットカードを使うと、スマートフォンなどに即座にメールが送られてくるように設定でき、すぐに確認できて安心・安全です。
使い過ぎているかどうかは一目瞭然なので、使い過ぎを防止できます。
安心して利用するために利用限度額も設定されています。利用限度額を上限の範囲内で自由に変更することも可能です。
普段は利用可能額を0円に設定しておけば、不正利用のリスクを極限まで抑制できます。
項目 | 期間 | 初期設定 | 変更可能な範囲 |
---|---|---|---|
ショッピング 海外ショッピング 海外ATM現地通貨引出 | 1回 | - | - |
1日 | 個人30万円 営業性個人50万円 法人50万円 | 0~500万円(1万円単位) | |
1ヵ月 | - | - |
利用限度額の変更はログイン後、「Visaデビット」>「ご利用限度額変更」から手続きできます。
- 変更後のご利用限度額を入力
- ワンタイムパスワードを入力
- [同意して次へ]を選択
ATMの手数料を支払う機会が減少
最近はほとんどのお店でVisaデビットカードを使えます。PayPay銀行のデビットカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減っていきます。
PayPay銀行は、休日やコンビニではATMの時間外手数料が発生するのが原則です。
しかし、PayPay銀行のデビットカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減るため、ATM手数料を支払わなければならない場面が減少します。
ATM手数料が発生しなくなることによって、その分、他のことにお金を使えるようになります。一ヶ月当たり300円ATM手数料を減らせたら、年間3,600円です!
おシャレなカフェのランチに3回いけますし、吉野家の牛丼なら9回食べられます。コンビニ珈琲なら36杯です。
PayPay銀行に口座を持っていてATM手数料を支払っている方は、PayPay銀行のデビットカードに切り替えるとお得です。
煩わしい小銭・紙幣の管理が不要に
スーパーやコンビニやディスカウントストアでお買い物すると、支払額1,537円といった端数になることが多いです。
そういう時に千円札で支払うと、小銭が山のように出てお財布が重くなってしまいます。したがって、できる限り手持ちの小銭をうまく組み合わせて、お釣りが出ないようにしますよね。
しかし、小銭をいちいち探すのは手間がかかるし、時間もかかります。混んでいる時だと無言のプレッシャーを感じることもあります。
また、現金で支払いをしていると、どんどんお財布の中のお金が減っていくので、定期的にATMでおろして補充する必要が生じます。
ATMが混んでなければいいのですが、お昼や夕方などの時間帯は長蛇の列になっていることも多いです。
日常の支払いをカード払いにすると、財布の中の現金はあまり減らないので、ATMを使う頻度は減少します。いちいちATMに並んでおろす時間と手間が省けます。
PayPay銀行のデビットカードがあれば、これらの意味のない時間と手間を省いて、その時間を好きなことや楽しいことに使って、人生を楽しむことができます!
デメリット
PayPay銀行のデビットカードのデメリットは、ポイント還元率が基本0.2%と高還元デビットカードと比較すると低いことです。
還元率が最も高いデビットカードは、楽天銀行デビットカードであり、1%で楽天ポイントが付与されます。
JCBブランドは1種類、VISAブランドは楽天銀行ベーシックデビットカード、楽天銀行シルバーデビットカード、楽天銀行ゴールドデビットカードの3種類です。
現金還元のデビットカードがよければ、Sony Bank WALLETという現金還元のデビットカードがあります。還元率は0.5%~2.0%です。
セブン銀行のデビットカードは、セブン‐イレブン、そごう・西武、セブンネットショッピングでは1%、それ以外の加盟店も0.5%還元でnanacoポイントが得られます。
イオン銀行のデビットカードは還元率0.5%でイオンでの5%OFFの特典があります。
ただし、楽天市場や、マクドナルド・ミスタードーナツ・apollostation・大丸・松坂屋・ツルハドラッグなどの楽天ポイントカード加盟店を使わない場合は、楽天銀行のデビットカードは使い勝手が悪いです。
イオン銀行のデビットカードの方は、イオングループの店舗が近くにないとメリットが著しく減退します。
メガバンクのデビットカードなら、還元率が低くても、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のデビットカードが候補となります。
住信SBIネット銀行のVisaデビットカードはいつでも0.6%の還元で、会員制度スマートプログラムのランクアップに役立つのがメリットです。
Mastercardデビットカードであるミライノデビットは0.8%還元、ミライノデビット PLATINUMは1.0%還元です。
その他、おすすめのデビットカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
Visaのタッチ決済が利用可能に
PayPay銀行のデビットカードは、Visaのタッチ決済を利用できます。年会費・発行手数料は無料です。
日本で普及しているiDやQUICPayのように、店舗のレジに設置された専用端末に「ピッ」とかざすだけで支払いが完了します。
日本国内だけでなく、海外でも利用できます。日本国内ではあまりVisa payWaveは普及していませんけれども、海外では幅広く普及しているので活躍する機会があります。
「Visaのタッチ決済」は、米国、カナダ、シンガポール、韓国、香港、台湾、オーストラリアなど、日本人がよく旅行する国々も包含した世界の約200カ国・地域で利用可能です。
以下のマークがある交通機関や飲食店などで、サインレスにて電子マネー決済ができて便利です。
クレジットカードを相手に渡す必要がなく、スキミングなどのリスクもありません。不正利用などに対する安心感もあります。
日本国内の主な加盟店
- ローソン、マクドナルド、TSUTAYA、郵便局
- セブン-イレブン、ミニストップ、ポプラ・生活彩家、セイコーマート、アズナス
- イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス、コンフォートマーケット
- イオン、ダイエー、まいばすけっと、マックスバリュ、ウエルシア、カスミ、マルエツ、Peacock Store
- ドン・キホーテ等のパン・パシフィック・インターナショナルHDの店舗
- ドトール、エクセルシオールカフェ、ビックボーイ
- コカ・コーラのマルチマネー対応自動販売機
- ゼンショーグループの一部店舗(※)
- 関西国際空港、東京空港交通 Airport Limousine、京都丹後鉄道、急行バス志賀高原線、京福バス(一部)
- イケアストア全店(IKEA Touchpoint 熊本を除く)
- 阪急阪神第一ホテルグループ、ホテルヴィラフォンテーヌ
- メガネストアー、Phiten、文教堂、ヒマラヤ
- 京王百貨店、表参道ヒルズ、東急プラザ銀座
※ゼンショーグループ対象店舗
すき家、ココス、ビッグボーイ、ジョリーパスタ、ヴィクトリアステーション、華屋与兵衛、エルトリート、牛庵、いちばん、宝島、はま寿司、久兵衛屋、カフェミラノ、モリバコーヒー、たもん庵、瀬戸うどん等
Visa payWaveの引落口座は、代表口座の円普通預金または外貨普通預金(米ドル)となります。
Visaのタッチ決済対応と同時にデビットカードにICチップが搭載されて、より一層セキュリティが強化されました。
スクエアブルー、ドットブラック、トライアングルピンクの3種類から好きなタイプを選択できます。
まとめ
PayPay銀行のデビットカード「PayPay銀行のデビットカード」は、年会費・発行手数料無料で発行できるのがメリットです。
国内ショッピングでは0.2%の還元もあります。
年間500万円の不正利用の補償があるので安心・安全です。利用限度額は0円~500万円の範囲で、システムメンテナンス等を除いて24時間365日いつでも変更できます。
普段は利用可能額を0円に設定しておき、使う時だけ限度額を上げれば、不正利用のリスクを極限まで抑制できます。盤石のセキュリティを確保でき、鉄壁のディフェンス体制を構築できます。
シンプルな現金に交換できるPayPayポイントか、1ポイント1円で使えるVポイント還元で便利なのがメリットです。
本人認証サービス(3Dセキュア)にも対応しています。海外ATMでは外貨普通預金口座から現地通貨引出しが可能で、クレジットカードの海外キャッシングとは異なり、返済という作業が不要です。
デビットカード以外も、PayPay銀行はお得な仕組みが満載のネット銀行となっています。
日本で唯一、Vポイントを現金に交換できる「Vポイント現金化サービス」を行っています。交換手数料は無料です。
交換レートはVポイント100ポイント→85円であり、85%のレートで換金できます。1000ポイント以上、100ポイント単位で交換可能です。Vポイントを現金化する方法の一つです。
公共料金、クレジットカード、保険料等の口座振替にも使えるところが拡大してきました。口座自動振替がエラーになった場合はメールで通知してくれるので便利です。
大多数の企業は2時・21時の2回引落しを行うので、最初のエラーが出たら、その日の21時前に入金しておけばOKです。
PayPay銀行のデビットカードはお得な制度が満載のVisaデビットカードです。私もフル活用しています。家計に大きな手助けとなり、浮いた分で生活を豊かに彩ることができます。
基本のポイント還元率の側面では、やはり1%楽天ポイント還元の楽天銀行のデビットカードが随一です。
しかし、PayPay銀行のデビットカードはバーチャルカードのカードレスVisaデビットサービス、年500万円までの不正利用保護などセキュリティが頑健なのが、楽天銀行のデビットカードにはないメリットです。
公式サイトPayPay銀行 公式ページ