楽天銀行はデビットカードを発行しています。JCB、シルバー(VISA)、ゴールド(VISA)の三種類です。2015年4月には楽天銀行デビットカード(JCB)が登場しました。
楽天銀行デビットカードのメリット・デメリット・使い方について、2019年2月の最新の状況をわかりやすく徹底的に解説します。
目次
楽天銀行デビットカードとは
楽天銀行デビットカードとは、お店やネット通販でのお買い物・サービス利用の際に、楽天銀行の口座から即時に支払いをすることができるカードです。
一部の店舗では、店舗側の都合で後日払いとなる場合があります。購入した商品をキャンセルした場合は、楽天銀行が加盟店から届くキャンセル情報を確認した後に、銀行口座に返金されます。
楽天銀行のキャッシュカードと一体型のカードです。キャッシュカードとしてATMから銀行預金を引き出すこともできます。
クレジットカードと同様に世界中の加盟店やネット通販で利用ができます。楽天銀行デビットカード(JCB)はJCBマーク、楽天銀行シルバー/ゴールドデビットカード(VISA)はVISAマークのあるお店で使えます。
条件は16歳以上であり、楽天銀行の口座開設が完了していることです。楽天銀行と同時に申し込むことも可能です。楽天銀行については、以下で徹底解説しています。
発行手数料・年会費
楽天銀行デビットカード(JCB)、楽天銀行シルバーデビットカード(Visa) 、楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa) のいずれも発行手数料は無料です。
年会費はJCBは無料、シルバーデビットカード(VISA)は2,160円(税込)、ゴールドデビットカード(Visa)は5,400円(税込)です。
カードは自動更新となります。解約したい場合は連絡が必要です。
楽天銀行デビットカード(JCB)は、楽天銀行のクレジットカードと一体型のキャッシュカード(楽天銀行カード)を持っていても作れます。
また、楽天のクレジットカード(楽天カード・楽天PINKカード・楽天ANAカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカード)を既に持っていても発行できます。
ポイント還元率
カード検討にあたって最も気になるのはポイントですよね。楽天銀行デビットカードでは、利用金額に応じて楽天スーパーポイントがたまります。
貯まるポイントは、100円あたり1ポイントです。以前Visaブランドは1,000円で10ポイントの時期がありましたが、現在はJCBと同様に100円毎に1ポイントとなりました。
VISAブランドの場合は、「ポイント優待デー」における利用はポイントが2倍となりました。一例として、2015年4月は25日でした。
これは毎月実施されていましたが、現在は企画休止中となっています。還元率をまとめると、以下のとおりです。
- JCB:1.0%
- シルバーVISA:1.0%
- ゴールドVISA:1.0%
年会費無料のJCBがダントツでお得です。クレジットカード並みの1%という還元率であり、デビットカードとしては異例の高還元です。楽天カードと同じ還元率です。
他のデビットカードでは、イオンデビットカードは0.5%、三菱UFJ-VISAデビットは0.2~0.4%に過ぎません。
住信SBIネット銀行のデビットカードはいつでも0.6%の還元で、会員制度スマートプログラムのランクアップに役立つのがメリットです。
その他、おすすめのデビットカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
年会費無料で還元率が高いデビットカードがほしい場合は、楽天銀行デビットカード(JCB)が最有力候補となります。
年間30万円使ったら3,000円分、年間50万円使ったら5,000円分の楽天スーパーポイントが得られます。
2017年7月11日には会員全体で、楽天スーパーポイントの累計付与ポイント数がなんと1兆ポイントに到達しました。今後も対応サービスが拡大していくことが期待できます。
楽天スーパーポイントについては以下で徹底解説しています。
利用金額ごとの還元ポイント数を下表にまとめました。年会費も考慮した金額です。
使用金額 | JCB | VISA | ||
---|---|---|---|---|
ベーシック | シルバー | ゴールド | ||
50,000 | 500 | -1,660 | -4,900 | |
100,000 | 1,000 | -1,160 | -4,400 | |
150,000 | 1,500 | -660 | -3,900 | |
200,000 | 2,000 | -160 | -3,400 | |
250,000 | 2,500 | 340 | -2,900 | |
300,000 | 3,000 | 840 | -2,400 | |
350,000 | 3,500 | 1,340 | -1,900 | |
400,000 | 4,000 | 1,840 | -1,400 | |
450,000 | 4,500 | 2,340 | -900 | |
500,000 | 5,000 | 2,840 | -400 | |
600,000 | 6,000 | 3,840 | 600 | |
700,000 | 7,000 | 4,840 | 1,600 | |
800,000 | 8,000 | 5,840 | 2,600 | |
900,000 | 9,000 | 6,840 | 3,600 | |
1,000,000 | 10,000 | 7,840 | 4,600 | |
1,500,000 | 15,000 | 12,840 | 9,600 | |
2,000,000 | 20,000 | 17,840 | 14,600 |
シルバーVISAは約216,000円、ゴールドVISAは約540,000円使わないと黒字転換しません。
還元額はやはりJCBがぶっちぎりです。ぶっちぎりと言えばその昔、横浜銀蝿の「ぶっちぎりRock'n Roll」という歌がありましたね。
楽天スーパーポイントは楽天Edyへ+2%~+5%の交換レートで移行できるキャンペーンが開催されることがあります。
この時にEdyに交換して使うと、還元率が1.02%~1.05%と微増します。
2017年8月末まではサークルKサンクスで「ポイントdeクーポン」というサービスがあり、楽天ポイントを1ポイント1円超で交換できましたが終了しました。
楽天スーパーポイントはQRコード決済アプリの楽天ペイ加盟店でも利用可能となっており、ローソン等の幅広いリアル店舗で利用できて便利です。
支払い方法・支払い限度額
デビットカードには、分割払いはありませんので、支払方法は1回払いとなります。お店で1回払い以外の支払方法を述べた場合でも、「1回払い」の扱いになります。
1,000円単位で利用限度額の設定もできます。使い過ぎの防止、万が一の盗難・紛失の際の被害の極小化を図れます。
本人認証サービスに登録可
インターネット上で安全に決済を行うための「本人認証サービス」も使えます。いわゆる3Dセキュアを利用可能です。
一部のネット通販や、電子マネーへのチャージでは、本人認証サービスに登録していなければ利用できません。
楽天銀行デビットカードでは本人認証サービスを利用できます。JCB は「JCB J/Secureサービス」、VISAは「Visa認証サービス」です。
ネットでの利用時にはセキュリティコードが必要になる場合がありますが、もちろんセキュリティコードもあります。
国際キャッシュカード
国際キャッシュカードとして、世界中の提携ATMで自分の預金を現地通貨で引き出すことができます。海外提携ATMで入金や残高照会は行えません。
海外出発の前に、事前に楽天銀行口座に入金しておく必要があります。
世界の主要空港、都市、観光地、コンビニエンスストアなどにあるATMで引き出す場合は、日本のATM同様に、デビットカードを入れて4桁の暗証番号を入力します。
海外ATMの利用限度額は1日あたり最大20万円です。円換算レートは、国際ブランドが定めたレートに3.024%(税込)を加えたものになります。
お引き出し手数料は無料です。ただし、海外ATM設置銀行独自の手数料が必要な場合があります。
海外で離れて過ごす家族への仕送りのために、口座に振り込むことができます。
楽天スーパーポイントでお買い物することも可能
2018年8月からは楽天スーパーポイントを使って、楽天銀行デビットカードで決済することが可能になりました。
楽天銀行の会員サイトの「ポイント利用設定」ページから手続きできます。
例えば楽天スーパーポイントを使う設定をして、700ポイントを持っていた場合、楽天銀行デビットカードで1,000円の支払いを行うと、楽天銀行口座からの支払いは300円のみとなります。
1回の取引で使えるポイントはダイヤモンド会員は50~50万ポイント、その他の会員は50~3万ポイントです。
1ヶ月に利用できるポイント数は、ダイヤモンド会員が50万ポイント、その他が10万ポイント迄となります。
ポイント利用分に対しても1%の楽天スーパーポイントを獲得できます。支払いにポイントを充当した分は、ポイント付与の対象外とはならないのでご安心ください。
ANA JCB プリペイドカード経由で最大1.65%還元!
楽天銀行デビットカード(JCB)は残念ながらnanacoチャージでのポイント付与の対象外となりました。
しかし、2018年4月19日までは、ANA JCB プリペイドカードを経由させると、依然としてnanacoチャージで1%の楽天ポイントを得られました。
ANA JCB プリペイドカードは、JCB加盟店で、事前にチャージ(入金)した金額分を利用できるJCBプリペイド機能と、ANAマイレージクラブの機能が1枚になったカードです。
ANA JCB プリペイドカードの年会費・チャージ手数料・発行手数料は無料です。
唯一かかるコストは540円(税込)の利用開始手数料です。ただし、2019年3月31日までは無料で発行できます。
ANA JCB プリペイドカードはカード利用で0.5%~0.65%のANAマイルかキャッシュバックを享受できますす。電子マネーチャージは対象外です。
楽天銀行デビットカード(JCB)からANA JCB プリペイドカードへのチャージは、2018年1月時点ではポイント付与の対象です。
実際に1,000円チャージしたところ、しっかりと10ポイントを獲得できました。
したがって、以下のルートでポイント二重取りが可能です。
- 楽天カード(JCB)→ANA JCB プリペイドカードにチャージ(1%還元)
- ANA JCB プリペイドカードでショッピング(0.5~0.65%還元)
一般のJCB加盟店では、楽天銀行デビットカードでチャージしたANA JCB プリペイドカードを利用すると、1%の楽天スーパーポイントと、0.5%~0.65%のマイルかCBを獲得できます。
合計で最大1.65%還元となります。1マイルの価値を2円と考えると、合計還元率は実質2.0%~2.3%です。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
ただし、チャージがポイント付与対象外となる改悪リスクがあります。
以前はANA JCBプリペイドカードで、nanacoチャージも可能でしたが、2018年4月20日から不可能になりました。
ANA JCB プリペイドカードの詳細については、以下で精緻に分析しています。
Visa payWaveが利用可能
2018年3月から、Visaブランドの楽天銀行のデビットカードは、Visa payWaveが標準搭載されるようになりました。年会費・発行手数料は無料です。
Visa payWaveは「Visaペイウェーブ」と読み、Visaが提供する非接触IC型の新しい決済方法です。
日本で普及しているiDやQUICPayのように、店舗のレジに設置された専用端末に「ピッ」とかざすだけで支払いが完了します。
日本国内だけでなく、海外でも利用できます。日本国内ではあまりVisa payWaveは普及していませんけれども、海外では幅広く普及しているので活躍する機会があります。
「Visa payWave」は、米国、カナダ、シンガポール、韓国、香港、台湾、オーストラリアなど、日本人がよく旅行する国々も包含した世界の約200カ国・地域で利用可能です。
Visa payWaveは国際標準規格であるため、ワールド・ワイドに幅広い国々で利用できます。交通機関や飲食店などで、サインレスで電子マネー決済ができて便利です。
クレジットカードを相手に渡す必要がなく、スキミングなどのリスクもありません。不正利用などに対する安心感もあります。
日本国内でVisa payWaveが利用できる加盟店は以下のとおりです。
- ローソン、マクドナルド、TSUTAYA
- 関西国際空港、東京空港交通 Airport Limousine
- イケアストア全店(IKEA Touchpoint 熊本を除く)
- 阪急阪神第一ホテルグループ、ホテルヴィラフォンテーヌ
- メガネストアー、表参道ヒルズ、東急プラザ銀座
- 伊藤園の飲料自動販売機(一部)
- ファイテン(一部店舗)
- ぬまづみなと商店街(同商店街協同組合加盟店の一部店舗)
- 函館朝市(函館朝市協同組合連合会加盟店の一部店舗)
楽天銀行シルバーデビットカード(Visa)、楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)は、新しい番号で切り替え発行されることになります。
月額課金サービスなどで利用している場合は、カード番号の変更手続きが必要になります。
電子マネーチャージでのポイント付与は対象外
2016年9月20日の利用日分からは、電子マネーやプリペイドカードのチャージ、インターネットゲームのコイン購入、その他これらに準ずるものの購入は楽天スーパーポイント付与の対象外となります。
以下の電子マネー欄の記述内容は2016年9月19日迄となります。
nanaco
JCBは既存のVISAと同様にnanacoへのチャージができるように見受けられました。nanacoはクレジットカード等でチャージすることで、税金の支払でお得にポイントをゲットできるのが人気です。
関係者に確認したところ、「現時点では正式にはnanacoチャージ可能と確認はしていません。一般的にJCBカードで可能なサービスは使えると思われますが、一部対象外の加盟店はあります。」とのことでした。
「もし仮にチャージできたとしたら、ポイントはどうなりますか?」と聞いたところ、「利用できた場合はポイントがつくはずであり、ポイントが付かないことは考えられない」とのことでした。
楽天カードのJCBでチャージできること、楽天銀行デビットカード(JCB)ではJCBの本人認証サービスを利用できることから、おそらく楽天銀行デビットカード(JCB)でもnanacoチャージができて、ポイントも付くと個人的には予想しています。
確かめるために楽天銀行デビットカード(JCB)に申し込みました。実際にnanacoにチャージしてみたら無事チャージできました!
楽天銀行の口座残高からは即座に引き落とされました。これがデビットカードの特徴ですね。
ポイントも問題なくつきました(現在は対象外)。画像は他の利用と混じっていますが、5000円の1%の50ポイントをnanacoチャージで獲得しました。
ちなみに楽天銀行デビットカードとは異なり、楽天カードはJCBのみnanacoチャージでポイントがつきます。
JCB J/Secureの設定をし、nanacoクレジットチャージの登録をしようとすると、「サーバーエラーPGSE09 クレジットカード番号および有効期限をご確認のうえ、再度ご入力ください。」というエラーが出る場合があるようです。
一度クレジットカードの情報を削除して、楽天銀行デビットカード(JCB)で再登録しようとしたところ、2016年5月28日現在、私は問題なくnanacoチャージの登録ができています。
できなかった可能性としては、JCB J/Secureの設定が反映して、nanacoに登録可能になるまで少し時間がかかると思うので、設定反映前に登録しようとしてエラーになった可能性があると思いました。
少し時間が経ってから登録したら、確実に問題なく登録できるはずです。
現在はnanacoチャージでポイントが対象外なので、クレジットカードでのチャージがお得になります。
nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード、チャージの利用限度額、金券類の利用限度額を高くできるカードについては以下で徹底解説しています。
楽天Edyへのチャージは不可
楽天銀行デビットカード(JCB)では楽天Edyへのチャージはできません。
楽天銀行シルバーデビットカード(Visa) 、楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)は、以前はチャージ可能でポイントが付いた時期もありましたが、2018年6月1日以降はチャージそのものが不可能になりました。
その他
WAON、カードタイプのSuicaへはチャージできません。WAONへのチャージはイオンカードセレクトかJALカードを使いましょう。カードタイプへのSuicaはビューカードのみとなります。
現在はモバイルSuicaへのチャージはポイント対象外となっており、しかも1,030円(税込)の年会費がかかります。
ビューカードですとモバイルSuicaの年会費がかからず還元率も1.5%なので、ビューカードがおすすめです。
SMART ICOCAは1ポイントからポイントを使えるリクルートカード(VISA)がお得です。還元率も1.2%と合格水準です。
リクルートカードで貯まるリクルートポイントは、Pontaポイントに交換できます。
ローソンでPontaポイントを「Loppiお試し引換券」で使うと1ポイント1.5~3円相当の商品と交換できます。実質1.8%~3.6%となります。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税抜) |
---|---|---|---|
WAON | イオンカードセレクト | 0.5-1.5% | 無料 |
JALカード(JCB/ClubQ/ VISA/Mastercard) | 0.5-1.0% | 2,000-31,000 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 477 | |
PASMO | ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード) | 0.50% | 2,000 |
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO | 1.00% | 1,000 | |
SMART ICOCA | REXカード | 1.25% | 無料 |
リクルートカード(VISA) | 1.20% | 無料 |
JCB・VISA・ゴールド(VISA)の違い
楽天銀行デビットカードには、VISAがあり、2015年4月からはJCBが加わりました。
Visaブランドはベーシック、シルバー、デビットの3種類です。それらの違いについて表にまとめました。
項目 | 楽天銀行デビットカード | 楽天銀行ベーシックデビットカード | 楽天銀行シルバーデビットカード | 楽天銀行ゴールドデビットカード |
---|---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | Visa | Visa | Visa |
独自デザイン | お買いものパンダ | - | - | - |
発行手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
年会費 | 無料 | 無料 | 2,160円(税込) | 5,400円(税込) |
ポイント還元率 | 100円で1ポイント(1.0%) | |||
保険・補償・特典等 | 盗難補償 | 盗難補償 | ・ショッピング保険 ・盗難補償 | ・ショッピング保険 ・国内旅行傷害保険 ・海外旅行傷害保険 ・盗難補償 ・Visaゴールドカード特典 ・海外利用サポート 24時間日本語サービス ・海外緊急発行手数料無料 |
nanaco | チャージ可・ポイント対象外 | |||
楽天Edy | チャージ不可 | |||
モバイルSuica | チャージ可・ポイント対象外 |
年会費が有料の楽天銀行デビットカードの独自特典については、以下で精緻に分析しています。
ポイント還元率はJCB、Visaのいずれも1.0%ですが、年会費無料のJCBがダントツでコスパNo.1となります。
キャンペーンでより高還元となることがあります。一例として、2017年5月9日~15日は、楽天銀行デビットカード(JCB)の利用がポイント10倍で10%還元となります。
2018年も期間中合計100円以上の利用で、利用金額の10%の現金(上限10,000円)プレゼントのキャンペーンが複数回開催されました。
シルバーデビットカードにはショッピング保険、ゴールドデビットカードにはショッピング保険・国内外の旅行傷害保険・Visaゴールドカード特典がつきます。
保険名 | 保険の種類 | 保険金額 |
---|---|---|
国内旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円 |
傷害入院保険金日額 | 3,000円 | |
傷害通院保険金日額 | 2,000円 | |
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | |
疾病治療費用 | 100万円 | |
賠償責任 | 1,000万円 | |
救援者費用 | 100万円 | |
ショッピング保険 | 購入価格(税込) | 5,000円~1,000,000円 |
補償限度額(1事故/年) | 300,000円 | |
自己負担 | 5,000円 | |
補償期間 | 購入日から60日間 |
しかし、これらを重視しない場合は、年会費無料で還元率は1%で同一であるため、基本的にはJCBがおすすめです。
2017年9月19日からは、JCBブランドだとお買いものパンダデザインのカードフェイスを選択することも可能です。既加入者は540円(税込)でデザインを切り替えられます。
楽天銀行シルバー/ゴールドデビットカード(VISA)のメリットは国際ブランドがVISAであり、海外でも幅広く利用可能である点です。
JCBはハワイ・グアム・アジアなど日本人がよく訪れる地域では加盟店を拡大していますけれども、やはりVISAと比較すると利用可能な店舗が少ないです。
海外でよく利用する場合は、楽天銀行シルバー/ゴールドデビットカード(VISA)も候補となります。
切り替えは可能!手数料が発生する場合あり
楽天銀行デビットカードは自由に種別を切り替えることが可能です。
クレジットカードの楽天カードとは異なり、一度解約して再申し込むする手間が不要なのでユーザーフレンドリーです。
ただし、以下2点に該当する場合は、540円(税込)の発行手数料がかかります。
- 年会費無料のデビットカードから、他の年会費無料のデビットカードへの切替申込
- 楽天銀行パンダデビットカード(JCB)への切替申込
カード種別の変更はインターネットで手続きできるので簡便です。
会員サイトにログインして「カード・ATM」画面に進み、「カードを申し込む」の「このカードを申し込む」ボタンを押して希望のカードを選択すればOKです。
デビットカードとクレジットカードの比較
楽天銀行デビットカードと通常のクレジットカードの違いについて表にまとめました。
項目 | 楽天銀行デビットカード | クレジットカード |
---|---|---|
お支払方法 | 即時支払い(お支払いの度に登録口座から引落し) | 後払い |
※一部のお店・サービス側の都合で後払いとなることも | ||
お支払回数 | 1回払いのみ | 1回払い、2回払い、分割払い、リボ払い、ボーナス払い |
月間利用限度額 | 限度額なし(登録口座に預金残高がある限り支払可能) | 限度額あり |
申込条件 | 16歳以上 | 安定した収入のある18歳以上 |
利用可能な銀行口座が必要 | 20歳未満もしくは学生の場合は親権者の同意が必要(カード会社の審査基準による) | |
申込時の審査 | なし | あり |
使える場所 | 国内・海外の提携店舗・サービス | 国内・海外のVisaの取扱がある店舗・サービス |
海外ATM | 海外ATM | |
(JCBデビット…JCBもしくはCirrusマークのあるATM | ||
Visaデビット…PLUSマークのあるATM) | ||
セキュリティ | デビット利用制限 | カード会社により異なる |
取引通知メール | ||
JCBデビット:J/Scureサービス | ||
Visaデビット:Visa認証サービス | ||
補償・保険 | 盗難補償 | カード会社により異なります。 |
ショッピング保険 | カード紛失・盗難補償 | |
ショッピング保険 | ||
国内旅行傷害保険 | ||
海外旅行傷害保険 |
メリットまとめ
使い過ぎの防止
預金口座から即時に支払われるので、預金残高を超えた支払いができません。クレジットカードだと使い過ぎるという方ですと、使い過ぎを防止できます。
クレジットカードでは利用代金は必ず「後払い(後日引落)」となるのに対して、デビットカードは現金同様の決済になります。
審査が無い
クレジットカードは申込みの際に審査があり、審査の結果カードが発行されないことがあります。しかし、デビットカードは誰でも持てます。
クレジットカードはもてない方でも、デビットカードはもてます。ちなみに私は女性にもてないです。
審査がないので学生、信用情報の影響でクレジットカードを作るのが難しい方、リタイア後のシニアの方が使えるカードです。
デビットカードの中では高還元
楽天銀行デビットカード(JCB)は還元率1.0%であり、デビットカードの中ではかなりの高還元です。
未成年だったり、信用情報でクレカがつくれなかったり、クレジットカードを作りたくない方にとっては、かなりの高還元のデビットカードです。
「楽天のカードは持ちたくない」というお考えがない限りは、ダントツでおすすめのデビットカードです。
楽天ポイントカードで、マクドナルド、ミスタードーナツ、ポプラ・生活彩家、ツルハドラッグ、ダイコクドラッグ、大丸・松坂屋、出光などのリアルの店舗で使えます。
スマホアプリ「楽天ペイ」を活用すると、ローソンやファミマ等のコンビニでも期間限定の楽天スーパーポイントを消化できます。
楽天スーパーポイントは電子マネーの楽天Edyとも交換可能です。楽天Edyは利用可能店舗が日本最大級の電子マネーですので、現金同様で極めて便利です。
クレジットカードの楽天カードの利用代金に充当することも可能です。
ユニークなところでは2017年8月26日から、楽天証券で楽天スーパーポイントを使って投資信託を買えるようになりました。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、1%の楽天スーパーポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
デメリットまとめ
弱い補償
楽天銀行デビットカード(JCB)と楽天銀行シルバー/ゴールドデビットカード(Visa)についている補償は、盗難補償のみです。
クレジットカードにはその他にも様々な補償が付いていることが多いです。これがクレジットカードと比較した場合の最大のデメリットです。
電子マネーチャージがポイント付与対象外(2016年9月20日から)
2016年9月20日の利用日分からは、楽天銀行デビットカードは、電子マネーやプリペイドカードのチャージ、インターネットゲームのコイン購入、その他これらに準ずるものを利用する際にはポイントが貯まらなくなります。
クレジットカードが作れる方であれば、Edyチャージ、インターネットゲームのコイン購入は楽天カードの方がお得です。
JCBもVISAも電子マネーチャージは楽天スーパーポイント付与の対象外で還元率0%なので、年会費無料でnanaco、楽天Edyなどにチャージできるカードでのチャージがお勧めです。
nanacoチャージでは、リクルートカード(1.2%)、セブンカードプラス(0.5%)、Yahoo! JAPANカード(0.5%)などが有力候補です。
Edyチャージでは、還元率はリクルートカードの1.2%が圧倒的No.1です。Edyは楽天カード、JMBローソンPontaカードVisaなどが0.5%で続いています。詳しくは以下で解説しています。
資金効率が悪化
デビットカードは、即座に銀行口座から引き落とされます。それは使い過ぎ防止というメリットにもなりますが、支払いが前倒しになってしまうデメリットにもなります。
クレジットカードの場合は支払いが1~2ヵ月後になりますので、その間に資金を有効活用できます。
POが多い時期や3月末・9月末などは、とにかく1円でも多く余力がほしいです。そのような時期はクレジットカードによる支払いの繰り延べはメリットとなります。
まとめ
楽天銀行デビットカード(JCB)は、100円の利用で1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まるのが最大のメリットです。
還元率1%はデビットカードとしては日本最高峰の高還元です。クレジットカードは作りたくなかったり、作るのが難しい場合は、最有力候補となるデビットカードです。
日々のお買い物を楽天銀行デビットカード(JCB)で行うと着実にお得になります。ネット通販の決済も便利です。
もちろん、楽天市場の買い物で付与される1%はデビットカードの1%とは別にもらえます。リアルの店舗でもネットでもお得なデビットカードです。
海外でよく利用する等の理由で、還元率が低くても国際ブランドはVISAがいい場合は、楽天銀行シルバー/ゴールドデビットカード(VISA)も候補となります。
クレジットカードでもOKならば、楽天カードも1%還元でお得です。電子マネー楽天Edy・共通ポイント楽天ポイントカードと一体型なので便利です。