楽天銀行デビットカードにMastercardブランドが登場しました。年会費は無料で、国内外のMastercard加盟店でごく一部を除いて決済可能です。
カードショッピングで楽天ポイントを得られて、還元率は1%です。
楽天銀行に個人の普通預金口座を保有している16歳以上の方が、楽天銀行のWebページで発行できます。
既にVisaもしくはJCBブランドの楽天銀行デビットカードを持っていて、Mastercardに切り替える場合は、500円(税抜)の手数料が発生します。
目次
Mastercardブランドの独自メリット
Mastercardの楽天銀行デビットカードには、VisaとJCBブランドにはない独自の利点が存在しています。
タッチ決済のMastercardタッチ決済を利用可能
Mastercardのタッチ決済「Mastercardタッチ決済」を利用可能です。
店舗のレジに設置された専用リーダーにかざすだけで支払いが完了でき、セキュリティ・衛生面で優れています。
Mastercardタッチ決済は、日本国内でも着実に使える店が拡大しています。
ジャンル | 店舗名 |
---|---|
コンビニ | ローソン、セブン-イレブン |
スーパー | イオン、ダイエー、まいばすけっと、マックスバリュ、ウエルシア、カスミ、マルエツ、Peacock Store イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス、コンフォートマーケット |
ディスカウント | ドン・キホーテ等のパン・パシフィック・インターナショナルHDの店舗 |
飲食店 | マクドナルド、ゼンショーグループ(※)、やよい軒、HUB |
自販機 | コカ・コーラのマルチマネー対応自動販売機 |
商業施設・百貨店 | 表参道ヒルズ、京王百貨店、イクスピアリ、 新丸ビル・丸ビル (一部除く)、六本木ヒルズ |
家電量販店 | ビックロ、ビックカメラ新宿東口店 |
書籍 | TSUTAYA(一部除く)、文教堂(一部除く) |
ヘルスケア・メガネ | Phiten、メガネストアー |
交通関連 | 伊丹空港、Airport Limousine、関西国際空港、神戸空港、Japan Taxi |
ホテル | 阪急阪神第一ホテルグループ |
ペイメント | ぐるなびPay、Uペイ |
※ゼンショーグループ対象店舗
すき家、ココス、ビッグボーイ、ジョリーパスタ、ヴィクトリアステーション、華屋与兵衛、エルトリート、牛庵、いちばん、宝島、はま寿司、久兵衛屋、カフェミラノ、モリバコーヒー、たもん庵、瀬戸うどん等
店頭ではスタッフに対して「クレジット」「クレジットカード」「マスターカードで」と述べて対応カードを端末にかざせばOKです。
海外では対応店舗が拡大しています。利用可能な国の数は80カ国にのぼり、600万ヶ所以上の店舗で導入されています(店舗検索)。
ルーブル美術館のチケット販売機でも利用可能で、台湾では幅広く使えて高雄メトロの改札も通過でき便利です。
シンガポールの地下鉄(MRT)、バスにもMastercardタッチ決済で乗車できます。
米国においては広く普及しており、スーパー、コンビニエンスストア、ファーストフード、ドラッグストア、タクシーなどが取り扱い店に名を連ねています。
ジャンル | 店名 |
---|---|
コンビニ | 7-Eleven |
ファーストフード | McDonald's, SUBWAY, TULLY'S, BURGER KING, Haagen-Dazs, Arby's, Dairy Queen, Jack In The Box |
映画館 | AMC Theatre, United Artists Theatre, Regal Cinemas |
ドラッグストア | CVS, duane reade, Rite Aid |
駐車場 | Central parking |
タクシー | Yellow Cab |
ガソリンスタンド | BP, Exxon Mobil |
スタジアム | Yankee Stadium, Giants Stadium, Citizens Bank Park |
オフィス用品 | Office Depot |
エレクトロニクス | Best Buy |
使い方の詳細
Mastercardタッチ決済が使えるのは、デビットカードのミライノデビット、MastercardプリペイドカードのJALグローバルウォレット等です。
クレジットカードでも楽天カード、オリコカード、ごく一部のJACCS発行カードなど限定的。
法人カードでは年会費2,000円(税抜)でコース料理1名分無料サービス・空港ラウンジを使えるOrico Ex Gold for Bizで利用可能です。
なお、Apple PayにMastercardブランドのクレジットカードを登録した場合、多くのクレジットカードで利用可能です。
利用可能店舗がJCBより広い
Mastercardの利用可能店舗はJCBよりも広大。特に海外ではJCBが弱い地域でもMastercardなら使えることが多いです。
日本国内でもアビアンカ航空、アラスカ航空などの航空券・特典航空券の諸税を決済する場合、JCBは使えません。
Mastercardブランドのデメリット
ANA JCB プリペイドカードへのチャージが不可能
JCBと比較すると、ANA JCB プリペイドカードへのチャージでポイント二重取りができないのがデメリットです。
楽天銀行デビットカード(JCB)は、ANA JCB プリペイドカードを経由させると通常よりもお得にお買い物できます。
ANA JCB プリペイドカードは、JCB加盟店で事前にチャージした金額分を利用できるJCBプリペイド機能と、ANAマイレージクラブの機能が1枚になったカードです。
ANA JCB プリペイドカードの年会費・チャージ手数料・発行手数料は無料です。
唯一かかるコストは500円(税抜)の利用開始手数料です。ただし、2025年3月31日までは無料で発行できます。
ANA JCB プリペイドカードはカード利用で0.5%~0.65%のANAマイルかキャッシュバックを享受できます。電子マネーチャージは対象外です。
楽天銀行デビットカード(JCB)からANA JCB プリペイドカードへのチャージは、2023年6月時点ではポイント付与の対象です。
したがって、以下のルートでポイント二重取りが可能です。
- 楽天カード(JCB)→ANA JCB プリペイドカードにチャージ(1%還元)
- ANA JCB プリペイドカードでショッピング(0.5~0.65%還元)
一般のJCB加盟店では、楽天銀行デビットカードでチャージしたANA JCB プリペイドカードを利用すると、1%の楽天ポイントと、0.5%~0.65%のマイルかCBを獲得できます。
なお、楽天銀行デビットカードでチャージしたANA JCB プリペイドカードをApple PayのSuicaアプリに登録すると、Suicaチャージで1%の楽天ポイントを得られることになります。
ANA JCB プリペイドカードでSuicaチャージした利用分は還元対象外なので、ポイント二重取りはできません。
なお、楽天銀行デビットカードからANA JCB プリペイドカードへのチャージがポイント付与対象外となる改悪リスクはあります。
お買いものパンダデザインがない
楽天銀行デビットカードのうち、JCBブランドにはお買いものパンダのデザインがあります。
かわいくて愛くるしいカードフェイスのデビットカードを持ちたい場合、JCBブランドの一択です。
上位カードがない
楽天銀行デビットカードのMastercardブランドは、JCBと同様にスタンダードカードのみです。
他方、Visaブランドの場合、ベーシック、シルバー、ゴールドの3種類が用意されており、ニーズに応じて選択できます。
年会費が発生しても充実の特典が付帯したデビットカードがいい場合、Visaブランドの楽天銀行デビットカードが候補となります。
項目 | 楽天銀行シルバーデビットカード | 楽天銀行ゴールドデビットカード |
---|---|---|
国際ブランド | Visa | Visa |
発行手数料 | 無料 | 無料 |
年会費 | 2,000円(税抜) | 5,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 100円で1ポイント(1.0%) | |
保険・補償・特典等 | ・ショッピング保険 ・盗難補償 | ・ショッピング保険 ・国内旅行傷害保険 ・海外旅行傷害保険 ・盗難補償 ・Visaゴールドカード特典 ・海外利用サポート 24時間日本語サービス ・海外緊急発行手数料無料 |
nanaco | ポイント対象外(nanacoチャージにおすすめのクレジットカード) | |
楽天Edy | ポイント対象外(Edyチャージにおすすめのクレジットカード) | |
モバイルSuica | ポイント対象外(モバイルSuicaチャージにおすすめのクレジットカード) |
なお、ゴールドカードでは物足りず、更なる上位のプラチナカードを希望する場合、住信SBIネット銀行のプラチナデビットカードが候補となります。
ミライノ デビットを作成する場合、住信SBIネット銀行の普通預金口座が必要になります。
住信SBIネット銀行に口座開設する場合は、SBI証券との同時開設をおすすめします。
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口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
楽天銀行デビットカードのMastercardブランドは、デビットカードとしては高還元で魅力的です。
- 発行手数料:無料
- 年会費:無料
- 還元率:1.0%(楽天ポイント)
- 保険・補償:盗難補償
JCBとVisaと比較すると、独自の特徴が存在してます。
主なメリット
- タッチ決済のMastercardタッチ決済を利用可能
- 利用可能店舗がJCBより広い
主なデメリット
- ANA JCB プリペイドカードへのチャージが不可能
- お買いものパンダデザインがない
- 上位カードがない
マスターカード以外の国際ブランドは以下が強みとなります。
- Visa:上位カードが存在、Visaのタッチ決済を利用可能
- JCB:お買いものパンダデザインあり、ANA JCBプリペイドカードにチャージ可能、JCBコンタクトレスを利用可能
楽天銀行以外のおすすめのデビットカードは以下で解説しています。
楽天銀行はハイスペックのデビットカード以外も多くのメリットが存在。会員制度のハッピープログラムで上位ステージになると、家計が助かります。
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