JR東京駅には「ビューゴールドラウンジ」というラウンジがあります。
ビューゴールドカード会員やグランクラス利用者、その同伴者が利用できるラウンジです。同伴者はラウンジ利用券が必要です。
上質の空間の中でリラックスして新幹線を待つことができます。嬉しいドリンクと高級お菓子のサービスもナイスです。
混雑が心配されるところですけれども、私が利用した時は空いていて快適でした。
利用できるのは行き(出発時)であり、帰り(到着時)は使えません。
ビューゴールドラウンジを実際に利用した感想、メリット・デメリットを解説します。
目次
ビューゴールドラウンジの場所
ビューゴールドラウンジは東京駅1階の八重洲中央口前にあります。大丸東京より南の方で、びゅうプラザの一つ南のスペースとなります。
ドアを開けると受付があり、スタッフが素敵な笑顔で対応してくれます。
室内の雰囲気・混雑状況
混雑していて待ち時間が生じると、ラウンジとしては著しいデメリットとなります。
しかし、ビューゴールドラウンジは休日の9時という混み合う時間帯でも、満席で待つことはありませんでした。
伝統と新しさが融合した和モダンなラウンジとなっています。ラグジュアリーな施設です。
東京駅の歴史・先進性をイメージした空間と、丸の内ドーム天井のレリーフをリデザインした細工を施した内装や調度品が用意されています。
ウッディで落ち着ける空間です。良い香りも漂っていてくつろげます。
昔の東京駅の絵も飾っており、オシャレなインテリアで満載となっています。
座席数は34席であり、カウンター席、2~4名でも利用できるテーブル席があります。
カウンター席には電源コンセントが2口設置されているので、PC作業が大変はかどります。ビジネスマン、ブロガー、投資家などパソコンを使いたい場合は便利です。
窓際席ではない場合でも、通路際の席の場合は棚に電源コンセントが設置されています。
壁際にはオシャレなインテリアが飾られています。
12月は室内にツリーも!!
ラウンジスペースは全席禁煙となりますが、別に喫煙室があります。ラウンジに入って左手に進むとあります。
トイレはキレイで広々としていてホテルのようです。駅構内のトイレとは異次元の快適さです。
トイレ内の入り口には全身が映る大きな鏡もあり、身だしなみチェックもはかどります。
ビューゴールドラウンジの予約はできません。1度ラウンジを出た後は再入室できません。
営業時間は年中無休(午前8時~午後6時)であり、当日乗車になる新幹線・特急列車の出発予定時刻の90分前から使えます。ただし、午前8時からです。
嬉しいドリンク飲み放題・お菓子のサービス
ビューゴールドラウンジはただ単に休憩するだけではなく、以下の嬉しいサービスを享受できます。
主な内容
- ソフトドリンク(コーヒー・紅茶・ジュース類など)
- お菓子
- 新聞・雑誌
- 無線LAN
- クローク(ラウンジの利用中、スーツケースやキャリーバッグなどの大きな荷物や傘は、クロークで預かり)
- 電源コンセント、喫煙室、トイレ
まずは香水が染み込んである良い香りのおしぼりでリラックスできました(内容は変更される場合あり)。
コーヒーや紅茶、ジュース類などソフトドリンクが楽しむことが可能。席に着いたら、係員が注文を聞きに来てくれます。
ジャンル | ドリンクの過去実績 |
---|---|
ホット | スペシャルティーコーヒー |
カプチーノ | |
カフェラテ | |
エスプレッソ | |
ほうじ茶 | |
紅茶 | |
ハーブティー | |
アイス | アイスコーヒー |
アイスカフェラテ | |
アイスティー | |
ソフトドリンク | オレンジジュース |
烏龍茶 | |
ミネラルウォーター | ペリエ |
フロムアクア |
1人1杯に限定されてなく、何杯でも飲めてユーザーフレンドリーです。お菓子類も一つ無料でいただけます。
ここらへんの仕組みはダイナースクラブ 銀座ラウンジと同一です。まずはお菓子に合うコーヒーを戴きました。
コーヒーはクオリティ良好であり、上質の豆を使っている感がありました。
一般的なホテルのクラブラウンジのコーヒーマシンより一段上であり、東京ステーションホテルのレストランのコーヒーのような味わいでした。
2杯目はカプチーノを飲みました。一緒に行った親族はオレンジジュースをセレクト。
別の日に行った際にはアイスカフェラテをセレクト。
どれも美味しくて大満足でした。
雑誌・ガイドブック・無線LAN・クロークサービスも
新聞や、旅行ガイドブックなどの雑誌、自由に使える無線LANもあり、出発までの時間を快適に過ごすことができます。
ユニークなのはJR時刻表、大人の休日倶楽部、ジパング倶楽部もあることです^^
パラパラと読んだところ、面白いコンテンツが多くてゴールドカード以上の会員誌のような内容でした。やはり旅行系の記事が多いです。
Train Shop、JR東日本グループのパンフレットもありました。
室内には日時を知らせる電光掲示板も。
空気洗浄機も設置されています。
ラウンジの利用中、スーツケースやキャリーバッグなどの大きな荷物や傘は、クロークに預けることができます。
荷物が多い場合でも快適にくつろぐことが可能です。ラウンジ入り口の脇にはレセプションルームが2部屋あります。
嬉しいペットボトルのお土産は終了
サービスとして明示はされていませんが、私が2018年に行った時は1人1本ペットボトル飲料のお土産も戴くことができました。
いくつかの中から好きな種類を選ぶことができます。緑茶とミネラルウォーターにしました。
ただし、2019年11月に行った際にはペットボトルのプレゼントはありませんでした。
ラウンジ開設直後の空いている時期限定のサービスだった模様です。
新幹線の乗り場まではすぐ
ラウンジを出たらすぐに新幹線のりばの入り口があります。スムーズに新幹線乗車が可能です。
利用条件
ビューゴールドラウンジは、ビューカードのゴールドカードであるビューゴールドプラスカードを持っていると利用できます。
当日の東京駅発の新幹線グリーン車・特急列車グリーン車のグリーン券、またはラウンジ利用車券を提示すればOKです。
しかも新幹線はJR東日本に限定されていないので、東京駅発であれば、東海道新幹線の場合でもラウンジが使えます。
新幹線だけではなく、特急あずさ・かいじ・成田エクスプレス等の特急列車のグリーン車も対象となります。
もちろん、新幹線eチケットサービス、エクスプレス予約、スマートEXの場合でも利用できます。
受付にて画面を提示すればOKです。新幹線・特急列車での移動が多い方には嬉しい特典ですね!
また、東京駅発のグランクラスを利用する場合も使えます。
ビューゴールドプラスカード、グランクラス利用者の同伴者の方は、別途利用料3,000円(税抜)または「ラウンジご利用券」が必要です。
ビューゴールドプラスカードの特典でもらえる「VIEWカード・グリーン車利用券」で新幹線グリーン車に乗る場合でも、ビューゴールドラウンジは利用可能です。
ビューゴールドラウンジ利用券の入手方法
ビューゴールドプラスカードの入会時には、9つのコースから1つオリジナルの特典を選べます。新規入会後、初年度の年会費を支払うと申込ハガキが送られてくるので返送します。
2年目以降も入会月から1年間の利用額累計が100万円以上の場合は、毎年特典がもらえます。
入会時、年100万円以上カード利用時にプレゼントされる商品の一つに、ビューゴールドラウンジ利用券3枚があります。
※2019年4月からは特典内容が変更されて、JRE POINT5,000ポイントのみとなり、JRE POINTをビューゴールドラウンジ利用券と交換できるようになります。
ビューゴールドラウンジ利用券は、ビューゴールドプラスカード会員と同伴者が使えます。
友人に券を譲渡したとしても、その友人がビューゴルドプラスカードを持っていない場合は使えません。
ビューゴールドプラスで東京駅のラウンジに入るには、通常は東京駅発の新幹線グリーン車・特急列車グリーン車か、グランクラスに乗車する必要があります。
しかし、この利用券を使えば、これらに乗車しない場合でもビューゴールドプラスカードを持っていれば、ビューゴールドラウンジに入ることができます。
有効期限は発行日より6ヶ月を経過した日の月末です。利用時間は通常利用と同様にラウンジ入室から90分以内(営業時間内)となります。
ラウンジ利用時は、受付でビューゴールドプラスカードを提示して、「ビューゴールドラウンジ」利用券を渡せばOKです。
グランクラス利用なら誰でも利用可能
新幹線によく乗る方ですとゴールドカードの保有も選択肢となります。
しかし、「新幹線を利用するのはたまに」という方ですと、ビューゴールドプラスカードの保持はハードルが高いでしょう。
そのような場合でビューゴールドラウンジを利用したい場合は、グランクラスの乗車が手っ取り早いです。
グランクラスは飛行機のファーストクラスのような最上質の移動が可能になります。入り口からおしゃれになっています。
広大で快適で優雅な車両は卓越したクオリティです。
1人用の席があるので、私のようなぼっちだと非常に移動が快適です。
2人がけの席もプライベート感満載です。逆にカップルでイチャイチャしたい場合は、若干の距離を感じるかもしれません。
テーブルは広大であり、マウスを置くスペースもあるので、PC作業がはかどります。
やはりロジクール等の多機能マウスがあると、マウスパッドだけよりは格段に作業効率が向上します。
以下は北陸新幹線普通席のテーブルです。マウスを置くスペースがなく、グランクラスの方が圧倒的にゆったりとしています。
荷物置きは飛行機のように閉じるタイプなので、落ちてくる心配は皆無です。
席は本当に広いです。身長171cmの私は思いっきり足を伸ばしても前に届きません。
電源コンセントもテーブルの脇にあるので、便利に充電できます。
路線・時間帯によってはお弁当、アルコールを含めたドリンク飲み放題サービスも付帯しています。
スリッパも用意されており、非常に快適な移動が可能になります。
有償だと高価ですが、JRE POINTを利用したアップグレードだとお手軽です。
デメリット
ビューゴールドラウンジのデメリットは利用条件が厳しく限定されている点です。
ビューゴールドプラスカードの保有だけではNGで、グリーン車の利用かビューゴールドラウンジ利用券が必要になります。
もしくはグランクラスを使う場合しか入れません。ハードルが高いのが唯一のデメリットです。
しかし、このデメリットはメリットの裏返しにもなります。ラウンジで飲み物やお菓子を飲んでくつろぎたい場合は、乗車予定時間の少し前にラウンジに行くことになります。
混雑していて満席で使えないとなった場合、せっかく早めに行った意味がなくなり、今度は発車時刻で時間を潰す必要が生じてしまいます。
このような陥穽に嵌まる事態を避けるためには、利用者を絞って「使いたい時はいつでも使える」という状態にしておくのがベストです。
私が利用したのは日曜日の12時頃でしたが、他には1組だけで非常に快適に過ごすことが出来ました。
オープンから日が経ち、サービスが十分に認知された状況でも、土曜日の9時頃でも数席の空席がありました。
まとめ
東京駅のビューゴールドラウンジは快適の極みであり、ラグジュアリーで落ち着く空間でリラックスできます。
混雑もなくドリンク、お菓子のサービスが最高です。トイレも快適で一度ラウンジのトイレを使うと、東京駅構内の狭い通路で混雑がひどいトイレは使いたくなくなります。
休日の9時という混み合う時間帯でも、満席で待つことはありませんでした。
JALのサクララウンジ、ANAラウンジと比較すると、飲食のサービスは見劣りますが、快適度は勝るとも劣りません。
街中のラウンジではダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジのように満足度が高いです。
ビューゴールドラウンジを使うのに必要なのは、グランクラスの利用か、クレジットカード「ビューゴールドプラスカード」の保有です。
ビューゴールドプラスカードの場合、ラウンジ利用券を使うかグリーン車利用時にビューゴールドラウンジを利用できます。
ビューゴールドプラスカードは年会費が10,000円(税抜)と高いものの、メリットが大きいゴールドカードです。
本邦史上初の快挙として、東京駅構内のラウンジが利用できます。上質で快適な空間の中で、美味しいドリンクとお菓子、良い香りのおしぼりで寛げます。
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアム、ラグジュアリーカード、JCB THE CLASS、三井住友VISAプラチナカードといった至高の輝きを誇るスーパーカードでも使えません。
JCB THE CLASS、JCBゴールド ザ・プレミアは京都駅のJCBラウンジが使えます。しかし、東京駅にあるラウンジが使えるのはビューゴールドプラスカードだけです。
新幹線・特急の乗車で東京駅を利用する際には、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンのパワーがあります。
幾多のプラチナカード、ブラックカードにもない稀有なベネフィットを享受できます。
また、ビューゴールドプラスカードは、年100万円以上利用すると、5,000JRE POINTが毎年プレゼントされます。
膨大な活用方法がありますが、1ポイント1円を超える交換先が存在しています。
お得な使い道
- どこかにビューーン!
- JRE POINT特典チケット
- JRE POINTアップグレード
- 普通列車グリーン車利用券(JRE POINT用)
- ルミネ商品券
- メトロポリタンホテルズ共通利用券
- ジェクサー1日利用券
- 東京ステーションホテル利用券
- リラクゼ利用券
- ホテルニューグランド利用券
詳細は以下で精緻に分析しています。
例えば、東京駅⇔仙台駅、藤沢駅⇔東京駅で新幹線・特急グリーン車利用券の特典を使い、残りを加盟店で使ったら合計で約9,000円も得します。
こうしてみると、年会費10,000円(税抜)の大部分は、ビューゴールドプラスカードを年100万円以上利用すると、毎年1回もらえる特典でカバーできると考えられます。
年間のボーナスポイントが強化されており、最大で通常の店舗での還元率が約1%まで上昇します。
慈愛さえ感じるような豊潤なお得さには身震いする程であり、八面六臂の活躍を見せてくれます。
旅行傷害保険は国内外のどちらも自動付帯と便利で、国内旅行傷害保険は乗客として改札口を有する乗車場構内で発生した事故によるケガまで補償されます。
空港ラウンジ、ショッピング保険、優待特典も使えます。もちろんビューカードとしてのメリットもあります。
定期券と一体、Suicaチャージ・切符・定期券購入等で還元率1.5%、オートチャージ、モバイルSuica、ルミネ商品券への交換で、還元率が最大1.84%にアップなどのメリットがあります。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「電子マネーチャージがお得なカード」としてビューカードを挙げられていました。
お得にSuicaチャージすることが可能になり、家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
こうして考えてみると、ビューゴールドプラスカードは本当にお得ですよね。年会費以上のメリットがあります。
ビューゴールドプラスカードのような良いクレジットカードを使えば、お得・便利で優雅なベネフィットを享受でき、生活を豊かに彩ることができます。
ビューゴールドプラスカードは、ビューカード最高峰のお得なオンライン入会キャンペーンも魅力的です。
その他ゴールドカードについては、ゴールドカードのランキングをご参照ください。その中でも特に優れたゴールドカードは以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
やはり年会費を抑えたい場合は一般カードが候補となります。おすすめのビューカードは下表のとおりです。
カード名 | 年会費(税抜) | 一般加盟店 | Suicaチャージ | 備考 |
---|---|---|---|---|
ビックカメラSuicaカード | 477円 (年1度の利用で無料) | 1.0% | 1.5% | ビックカメラでSuica払いならポイント二重取り |
「ビュー・スイカ」カード | 477円 | 0.5% | 1.5% | 定期券一体型。家族カードあり |
JRE CARD | 477円 | 0.5% | 1.5% | アトレ等のJRE CARD優待店で約3.5%還元 |
ルミネカード | 953円 | 0.5% | 1.5% | ルミネで5-10%OFF |
ビューゴールドプラスカード | 10,000円 | 0.5% | 1.5% | 年1回のプレゼント・東京駅ラウンジ等の特典 |
大人の休日倶楽部ミドルカード | 2,386円 | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線5%OFF等 |
大人の休日倶楽部 ジパングカード | 3,968円 (夫婦会員6,780円) | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線30%OFF等 |
JALカードSuica | 2,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | JRE POINTをJALマイルに移行可 JALカード特約店は2倍 |
JALカードSuica CLUB-Aカード | 10,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | JAL CLUB-Aカード特典 |
JALカードSuica CLUB-A ゴールドカード | 19,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | ビューゴールドプラスカード特典 JAL CLUB-Aカード特典 |
「ビュー・スイカ」リボカード | 無料 | 0.5% | 1.5% | リボ払い専用カード |
あらゆるビューカードについては、以下で精緻に分析しています。