ユナイテッド航空のMileagePlus(マイレージ・プラス)のマイルを貯められるクレジットカードがあります。
Mileageplusカード(マイレージプラスカード)という名前です。安価な年会費で日本国内でのショッピング・マイル付与率が1.5%になるのが魅力的です。
クラシック、一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの4種類があります。
マイレージプラスカードの種類、メリット、デメリット、おすすめカードについてまとめます。
目次
Mileageplusカードとは
マイレージプラスカードは、米国のユナイテッド航空が、JCB、クレディセゾン、ダイナース、三菱UFJニコスと提携して発行しているクレジットカードです。
ユナイテッド航空のマイルが貯まるのが特徴です。ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本人にとっても使いやすいマイルです。
日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。800マイル以下の路線は片道5,500~6,000マイルだけでOKであり、800マイル以上でも片道8,800マイルで発券できます。
東京発着路線では、800マイルを超えるのは沖縄(那覇・宮古・石垣)だけです。ほとんどのANA国内線を片道5,500マイルで利用できます。
大阪発着路線の場合は関空→石垣だけであり、名古屋発着路線は那覇・石垣だけです。
12時間以内の乗り継ぎが発生する場合でも同じマイルで搭乗できるのがメリットです。例えば、羽田→松山(1泊)→伊丹というフライトが5,500マイルで可能です。
ストップオーバー(12時間以上の滞在)を行う場合は、片道の特典航空券が必要となります。
しかも、マイレージプラスの国内線の特典航空券は、出発地と最終目的地の間の距離で計算されます。したがって、沖縄にタッチしていても、東京・大阪・名古屋→那覇→福岡ならばOKです。
やるかどうかは別にして、5,000マイルで2区間・3区間をフライトすることも可能です。各地で12時間の滞在を楽しめます(路線によっては一泊も可能)。一例は以下のとおりです。
- 羽田→那覇→神戸
- 石垣→羽田→鹿児島
- 羽田→函館→千歳
- 八丈島→那覇→対馬
- 羽田→松山→伊丹
マイレージプラスはユナイテッド航空だけではなく、スターアライアンス加盟航空会社の好きな特典旅行券とも交換できます。
- 10,000マイル~: 国内線往復特典航空券
- 25,000マイル~:グアム、サイパン、パラオ往復特典航空券
- 30,000マイル~:アジア往復特典航空券
- 45,000マイル~:オーストラリア往復特典航空券
- 50,000マイル~:ハワイ往復特典旅行航空券
- 70,000マイル ~:北米往復特典航空券
ただし、 2019年11月15日搭乗分からユナイテッド航空の特典航空券の必要マイル数は変動制となり、繁忙期は多くのマイルが必要になりました。
スターアライアンス提携航空券(ANA国内線のフライト含む)でも、特典航空券のマイルチャートが撤廃されており、2020年5月から必要マイル数がUPした路線が目立っています。
なお、搭乗から30日前の直前発券の場合、追加でマイルが必要なのがデメリット。ANA国内線・提携特典航空券は3,500マイルとなっています。
もっとも、MileagePlus固有の利点もあり、エッジが効いているマイレージプログラムです。
- 特典航空券は二親等以上の家族以外にも予約が可能
- 特典航空券で予約した場合の燃油サーチャージなし
ユナイテッド航空マイレージプラスの有効期限は、ANAやJALとは異なり無期限です。
デルタ航空スカイマイルと同様に、生涯に渡って失効する心配がありません。
したがって、MileagePlusが貯まるマイレージプラスカードは、お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
ANA/JALマイルは有効期限3年なので、家族が3~5名といった方の場合、全員の必要マイルを貯められない事が多いです。
しかし、MileagePlusなら有効期限がないので、家族全員分のマイルをじっくりと蓄積できます。
MileagePlus クラシック/一般カード
一般カードはJCB、セゾンカード、UCカード、三菱UFJカードから発行されています。年会費は1,250円(税抜)~6,500円(税抜)です。
各マイレージプラスカードのスペックは下表のとおりです。
カードタイプ | JCB | セゾン | UC | MUFG | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クラシック | 一般カード | 一般カード | 一般カード | 一般カード | |||
提携ブランド | JCB | JCB | VISA Mastercard アメックス | VISA Mastercard | VISA Mastercard | ||
年会費(税抜) | 本会員 | 1,250円 | 5,000円 | 1,500円 (6,500円) | 1,500円 | 5,000円 (2,000円) | |
家族会員 | 400円 | 1,000円 | - | 400円 | 1人無料 2人目から1,000円 | ||
マイル付与率 | 0.5% | 1.0% | 0.5%(1.5%) | 0.5% | 1.0%(1.5%) | ||
付与の単位 | 200円 | 100円 | 1,000円 | 200円 | 100円 | ||
ショッピングマイル年間上限 | - | - | 1.5%は3万マイル | - | - | ||
継続ボーナスマイル | - | - | 500マイル ※AMEXのみ | - | - | ||
海外旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | |
家族特約 | - | - | - | - | - | ||
死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 3,000万円 | 3,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 | ||
傷害・疾病治療 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | 50万円 | 200万円 | ||
賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 3,000万円 | ||
携行品損害 | 10万円 | 20万円 | 30万円 | 15万円 | 20万円 | ||
救援者費用 | 50万円 | 100万円 | 300万円 | 100万円 | 200万円 | ||
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | - | - | - | 利用付帯 | 利用付帯 | |
家族特約 | - | - | - | - | - | ||
死亡・後遺障害 | - | - | - | 1,000万円 | 3,000万円 | ||
入院日額 | - | - | - | - | 3,000円 | ||
手術費用 | - | - | - | - | 3~12万円 | ||
通院日額 | - | - | - | - | 2,000円 | ||
ショッピング保険 | 適用条件 | 海外 | 海外 | - | 国内外 | 国内外 | |
年間上限 | 100万円 | 100万円 | - | 100万円 | 200万円 | ||
自己負担 | 1万円 | 1万円 | - | 1万円 | 3,000円 | ||
空港ラウンジ | - | - | - | - | ◯ | ||
その他特典 | JCBカード特典 | JCBカード特典 | 各国際ブランド特典 セゾンカード特典 | 各国際ブランド特典 UCカード特典 | 各国際ブランド特典 MUFGゴールド特典 |
一般カードの中でおすすめのマイレージプラスカードは、 MileagePlusセゾンカード、MileagePlus MUFGカードです。
MileagePlusセゾンカードは追加年会費5,000円(税抜)のマイルアップメンバーズを利用すると、合計年会費が6,500円(税抜)で、一般加盟店でのマイル付与率が1.5%と高還元となります。
年間30,000マイル(約300万円の利用)を超えると0.5%になってしまいますが、多くの方は問題ないでしょう。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「マイル・航空系カード」としてMileagePlusセゾンカードを挙げられていました。
実はマイレージプラスセゾンカードは、クレディセゾンの社員の保有率が高いクレジットカードです。社員が殺到するようなカードはお得です。
お得にフライトすることが可能になり、家計が頑健化します。トラベルを豊かに彩ることができます。
コスモ石油では還元率が2%に上がります。アメックスブランドの場合はアメリカン・エキスプレス・コネクトを利用できます。
また、多種多様な店舗での優待特典、会員限定チケットなどセゾンカードの共通特典を利用できます。
ANAカードで一般加盟店でのマイル付与率1.5%以上なのは、年会費80,000円(税抜)のANA VISA プラチナ プレミアムカード(1.5%)、年会費165,000円(税込)のANAダイナースプレミアム(1.5%)のみです。
それと比較するとお得感があります。ただし、ANAカードの場合は、ソラチカカードとの2枚持ちでよりコストパフォーマンスが高いカードが多いです。
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボを活用して繰り上げ返済の手間をかけると、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となります。
ANAカードの中では、ANA VISAカード、ANA Mastercardが、特定の支払い方法の活用でマイル付与率を格段に上げることができて魅力的です。
年会費80,000円~155,000円(税抜)のANA プラチナ・プレミアムカードを除くと、ANAカードの中ではお手軽に高還元にできます。
ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAマイルが高還元なのは、スマリボの活用で最大1.54%のソラチカカード、最大1.5625%のソラチカゴールドカードです。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
ただし、毎月ATMで繰り上げ返済が必要なのが難点。お得な入会キャンペーンが開催されています。
ANAアメックスは、年会費を超える還元を受けることも可能なアメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
年会費が上がってゴールドカードでもOKで、コンビニATMでの繰り上げ返済に抵抗がある場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。
会員サイトで手続きできる特定の支払い方法の活用で、年会費は10,500円(税抜)となり、継続ボーナスが2,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。
よりANAに搭乗する機会が多い場合は、ANAプラチナ・プレミアムカードも候補となります。
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
MileagePlus MUFGカードは、リボ払いの楽Payを活用すると年会費が3,000円安くなり、2,000円(税抜)になるのがメリットです。
楽Payはあらかじめ設定する「指定金額」の範囲ですとリボ払い手数料はかかりません。指定金額は、5,000円以上5,000円単位で、最高10万円までとなります。
確実に月10万円までしか利用しない場合は、1回払いと完全に同じように使えるので、リボ払いのデメリットはなくすことができてお得です。
年に1回リボ払いの手数料が発生したら、年会費が3,000円OFFになるので、1回だけリボ払いが少し発生するように指定金額を調整すれば、リボ手数料よりも圧倒的に年会費の割引の方が大きくなります。
また、リボ手数料発生月はマイル付与率が1.5%になるので、少額のリボ手数料が出るように指定金額を毎月調整することで、高還元にすることが可能です。
MileagePlus MUFGカードは格安ゴールドカードの三菱UFJカード ゴールドがベースとなっており、空港ラウンジ等の特典が使えて保険も充実しています。
MileagePlus ゴールドカード
マイレージプラスカードにはゴールドカードもあります。JCB、セゾンカード、三菱UFJニコス、UCカードが発行しています。
各カード共通の特典としては、ANAグループ空港内免税店で10%OFFとなります。対象店舗は、成田国際空港、関西国際空港のANA DUTY FREE SHOP、羽田国際空港のTIAT DUTY FREE SHOP SOUTHです。
年会費は16,500円~21,450円(税込)となっており、各プロパーカードのゴールドカードよりも1.5倍以上の年会費となっています。
カードタイプ | JCB | セゾン | 三菱UFJカード | UCカード | ||
---|---|---|---|---|---|---|
ゴールド | ゴールド | ゴールドプレステージ | ゴールド | |||
提携ブランド | JCB | VISA Mastercard アメックス | VISA、Amex | VISA,Mastercard | ||
年会費(税込) | 本会員 | 21,450円 | 22,000円 | 16,500円 (13,200円) | 19,800円 | |
家族会員 | 5,500円 | 5,500円 | 3,300円 | 5,500円 | ||
マイル付与率 | 1.5%/ユナイテッド航空は3% | 1.5% | 国内1%/海外1.5% リボ手数料発生で+0.5% | 1.0% | ||
付与の単位 | 100円 | 1,000円 | 100円 | 100円 | ||
ショッピングマイル年間上限 | - | 75,000マイル | - | - | ||
継続ボーナスマイル | - | 1,500マイル AMEXのみ | - | - | ||
海外旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | |
家族特約 | あり | ◯ | ◯ | ◯ | ||
死亡・後遺障害 | 1億円(1000万) | 5,000万円(1000万) | 5,000万円(1000万) | 5,000万円(1000万) | ||
傷害・疾病治療 | 300万円(200万) | 300万円(200万) | 200万(200万) | 200万円(200万) | ||
賠償責任 | 1億円(2000万) | 3,000万円(2000万) | 3,000万円(2000万) | 2,000万円(2000万) | ||
携行品損害 | 50万円(同額) | 50万円(20万) | 50万円(20万) | 50万円(20万) | ||
救援者費用 | 400万円(200万) | 300万円(200万) | 300万円(200万) | 200万円(200万) | ||
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | |
家族特約 | - | ◯ | ◯ | - | ||
死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円(1000万) | 5,000万円(1000万) | 5,000万円(1000万) | ||
入院日額 | 5,000円 | 5,000円(2,000円) | 5,000円(2,000円) | 5,000円 | ||
手術費用 | 5~20万円 | 5~20万円(同額) | 5~20万円(同額) | 5~20万円 | ||
通院日額 | 2,000円 | 2,000円(1,000円) | 2,000円(1,000円) | 2,000円 | ||
ショッピング保険 | 適用条件 | 国内外 | 国内 | 国内外 | 国内外 | |
年間上限 | 500万円上限 | 100万円 | 300万円 | 300万円 | ||
自己負担 | 3,000円 | 1万円 | 3,000円 | 1万円 | ||
空港ラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
国内・海外航空機遅延保険 | 最高4万円 | - | 最高2万円 | - | ||
その他特典 | GOLD Basic Service JCB特典 | バイマイル10%OFF 特典航空券の枠拡大 各国際ブランドゴールドカード特典 セゾンカード特典 | MUFGゴールドプレステージ特典 各国際ブランドゴールドカード特典 | 各国際ブランドゴールドカード特典 UCカード特典 |
ゴールドカードについては、MileagePlus JCBゴールドカードがおすすめです。
基本1.5%還元で、ユナイテッド航空券購入時は還元率が3.0%と高還元。また、毎年4,500ボーナスマイルを得られます。
また、JCBゴールドと同じ24時間365日の健康・医療相談サービスを利用できます。
さらに、JCBゴールド以上のJCBプレミアムカード会員が利用できるGOLD Basic Serviceを使えます。
ただし、国際ブランドがJCBで海外での利用可能店舗が少ないのがデメリットです。
お得なキャンペーンも魅力的なゴールドカードです。
リボ払いの活用を許容できるなら、MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージもおすすめです。
楽Payの活用で年会費が3,000円下がり、かつマイル付与率が国内1.5%・海外2%にUPします。かつては国内も2%でしたが、改悪されて妙味が低下しました。
24時間365日健康・医療相談サービス、空港ラウンジ、国内・海外航空機遅延保険も付帯しています。
ただし、楽Payを使わない場合はお得度が低下してしまいます。また、設定できる上限が月10万円であり、多額を利用した月で金額の変更を忘れた場合、大打撃となる点がデメリットです。
MileagePlusセゾンゴールドカードの方は、アメックスブランドの場合は1,500マイルの継続ボーナスがもらえます。
また、ユナイテッド航空のマイル購入が10%OFF、特典航空券の予約範囲拡大というオリジナル特典が付帯しています。
更に多種多様な店舗での優待特典、会員限定チケットなどセゾンカードの共通特典を利用できます。
VISAとMastercardを選択でき、世界中で加盟店が多いのがメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外では使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
これらを重視する場合はセゾンゴールドカードという選択肢もあります。アメックスブランドだと1,500マイルの継続ボーナスがメリットです。
UCカードはスペックが低いので、余程UCカードが好きで「持つと満足度が高い」という感情がなければ、おすすめできません。
また、ゴールドカードの場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード、ANA JCB ワイドゴールドカードの方にも魅力があります。
Visa/Mastercardは特定の支払い方法の活用で年会費を10,500円(税抜)に抑えられて、継続ボーナスが2,000マイルもらえます。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
ANA JCB ワイドゴールドカードは年間利用ボーナスがあり、かつ自動付帯の傷害疾病治療300万円、国内外の航空機遅延費用保険が魅力的です(JCBゴールドの海外旅行保険)。
Visa/Mastercardにこだわらない場合は、JCBの方がコストパフォーマンスが良好となっています。
公式サイトANA JCB ワイドゴールドカード 公式キャンペーン
また、ソラチカゴールドカードはスマリボの活用で最大1.5625%還元となり、ANAアメックスゴールドは、アメックスオファー、ANA SKY コイン獲得プログラムで年会費を超える還元を受けられるのがメリットです。
MileagePlus プラチナカード
マイレージプラスカードにはプラチナカードもあります。セゾンカード、ダイナースクラブカードが発行しています。
ダイナースクラブカードはスタンダードタイプとファーストの2種類を発行しています。
スタンダードのMileagePlus ダイナースクラブをゴールドとプラチナのどちらに分類するか迷いましたが、ここではプラチナカードに分類します。
カードタイプ | セゾン | ダイナース | ダイナース ファースト | ||
---|---|---|---|---|---|
プラチナ | プラチナ | プラチナ | |||
提携ブランド | VISA、アメックス | ダイナース | ダイナース | ||
年会費(税抜) | 本会員 | 50,000円 | 28,000円 | 43,000円 | |
家族会員 | 9,000円 | 9,000円 | 9,000円 | ||
マイル付与率 | 1.5% | 1.0% | 国内:1.5% 海外:2.0% | ||
付与の単位 | 1,000円 | 100円 | 100円 | ||
ショッピングマイル年間上限 | - | - | - | ||
継続ボーナスマイル | 5,000マイル | 2,000マイル(300万円以上利用時) | 5,000マイル(500万円以上利用時) | ||
海外旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | ||
死亡・後遺障害 | 1億円(1000万) | 1億円 | 1億円 | ||
傷害・疾病治療 | 300万円(200万) | 300万円 | 300万円 | ||
賠償責任 | 3,000万円(2000万) | 1億円 | 1億円 | ||
携行品損害 | 50万円(20万) | 50万円 | 50万円 | ||
救援者費用 | 300万円(200万) | 300万円 | 300万円 | ||
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | |
家族特約 | ◯ | - | - | ||
死亡・後遺障害 | 1億円(1000万) | 5,000万円(1000万) | 5,000万円(1000万) | ||
入院日額 | 5,000円(2,000円) | 5,000円(2,000円) | 5,000円 | ||
手術費用 | 5~20万円(同額) | 5~20万円(同額) | 5~20万円 | ||
通院日額 | 2,000円(1000) | 2,000円(1000) | 3,000円 | ||
ショッピング保険 | 適用条件 | 国内外 | 国内外 | 国内外 | |
年間上限 | 500万円 | 500万円 | 500万円 | ||
自己負担 | 5,000円 | 1万円 | 1万円 | ||
空港ラウンジ | ◯ | 世界1,000ヵ所以上 | 世界1,000ヵ所以上 | ||
その他特典 | ユナイテッドクラブ(年2回) 優先搭乗 特典航空券の枠拡大 マイル購入10%OFF Visaプラチナカード特典 セゾンカード特典 会員誌「express」 | ダイナースクラブカード特典 | ダイナースクラブカード特典 |
コンシェルジュサービスと還元率ならセゾンカード、年会費の安さ・空港ラウンジの数・ダイニング特典の充実度ならダイナース(一般)、還元率・空港ラウンジ・ダイニング特典ならダイナースファーストにエッジ・優位性があります。
ただし、プラチナカードに関しては、好みに大きく左右される側面があり、一律的な断定は難しいです。
答えは一人ひとりの中にあり、しっくり来るもの、保有した時を想像するとウキウキする方でOKでしょう。
MileagePlusセゾンプラチナカードは、1.5%という高いマイル付与率、無条件での継続ボーナス5,000マイル、充実の付帯保険、VISAプラチナカード特典がメリットです。
ビザ・ワールドワイドがサービスを提供するVisaプラチナカードの優待特典を受けられます。
Visaプラチナ・コンシェルジュ・センターの他、レストラン、パッケージツアー、手荷物宅配、ゴルフ予約などが優待価格で利用できます(一覧)。
サービス名 | サービス内容 |
---|---|
Visaプラチナダイニング | ホテルレストランで3,000円OFF、ラグジュアリーレストランで5,000円OFF |
Visa プラチナ空港宅配 | 国際線のフライトを利用の際、会員優待価格にて宅配(往路復路とも2個まで1個につき税抜500円、3個目以降は通常価格より20%オフ) |
Visa プラチナゴルフ | 国内有名ゴルフコースでご利用可能な割引クーポン |
Visaプラチナ海外レンタル | 通信レンタル料金割引 |
Visaゴールド国際線クローク(一時預かり) | 国際線を利用する際、手荷物を一時的に預けるサービスの割引 |
1.5%というマイル付与率に加えて年2回のユナイテッドクラブ、優先搭乗を活用したい場合はMileagePlusセゾンプラチナカードが候補となります。
コンシェルジュなどVisaプラチナカード特典も利用可能。Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)の場合、電話だけでなくメールや会員サイトで依頼することが可能です。
オンラインで依頼可能なのは、他には年会費50,000円~600,000円(税抜)のラグジュアリーカード、年会費130,000円(税抜)のダイナースプレミアムのみです。
メール・会員サイトでコンシェルジュに依頼可能なのがVPCCのエッジ・優位性です。
最初の対応が自動音声のコンシェルジュだと、人間のオペレーターにつながるまでに2分程度はかかることが多いので、メール依頼できるのは傑出しており特筆に値します。
また、電話だけでなくメールで回答を受け取ることも可能です。電話のみというコンシェルジュも多いです。
電話の場合、出られなかった時は自分から折り返す必要があり、やや手間がかかります。また、聞き取った内容をメモする必要が生じて、出先だと苦慮することがあります。
メールだと手が空いている時に見られますし、記録する必要もありません。メールそのものが記録になります。
レストランや居酒屋の予約を依頼して、予約結果を他の参加者に連絡する必要がある場合、メールだとコンシェルジュの回答メールをコピペすればOKなので、非常にスムーズで便利です。
メール回答OKで状況に応じて電話回答と使い分けられるのは、幾多のコンシェルジュ・サービスの中でもエッジ・優位性があります。
ちなみに他にメール回答OKのコンシェルジュは、アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアム、ラグジュアリーカードなどです。
JCB THE CLASS/JCBプラチナの場合、ホテルの予約とレストラン予約に関連する依頼についてはメール回答がOKなのですが、それ以外の項目は電話のみです(メール回答OKのコンシェルジュ一覧)。
コンシェルジュへの依頼例としては、実際に複数のプラチナカードのコンシェルジュにロレックスの在庫確認を依頼したことがあります。
依頼した事項(東京23区の店舗での在庫確認)以外についても調べてくれたり、貴重な付加情報をもらえて大満足の対応をしていただきました。
利用頻度が多いのは、懇親会等のお店選びです。人数、利用シーン、場所、希望の条件を伝えると、3~6個程度のお店をピックアップしてくれます。
基本的にはどれも良いお店であり、その中から選べばOKになります。お店選びの時間を節約できて忙しい時に非常に助かります。
日本酒好きの方との2次会では、プレミアムな利き酒セットがあるお店を選定してくれたりします。
手土産の選定も便利です。「○○駅の周辺で買える手土産」といったリクエストも可能なので、スケジュールの都合や移動経路も考慮した依頼が可能です。
上質で適切な品物をレコメンドしてくれます。日本酒好きの方に「獺祭 磨きその先へ」と磨き二割三分のセットを贈ったところ、めっちゃ喜んでくれました。
また、在庫が希少でネットでは定価を大きく超える価格で販売されている状況の時に、私は電話一本でプレイステーションVRがある店舗を教えてもらうことができました。
ホテルに部屋がない時でも、カード会社が枠を抑えていてコンシェルジュ経由なら予約可能な時があります。
2016年3月12日(土)に名古屋駅に用事があり、名古屋駅周辺のホテルを取る必要がありました。
2月13日に予約しようとしたところ、1ヶ月前なのに既にホテルが満室の嵐で、数少ない空室は28,100円~65,318円でした。プレミアム価格が付きすぎてあまりにも割高です。
インバウンド観光の波が来ていて、かつマラソンの国際大会がありました。
困り果てて持っていたプラチナカードのコンシェルジュに電話したところ、2つの宿を提示してくれて、朝食付き15,800円で予約を取ってくれました。
インバウンドやイベントなどで、ホテルがインターネットの予約サイトでは全滅でも、プラチナカードのコンシェルジュに電話したら確保できたことがあります。
アメックスブランドの方は、アメックスらしいトラベル限定特典を受けられます。
主なメリット
- Tablet Hotels
- オントレ entrée、プレミアムホテルプリビレッジ
- セゾンプレミアムゴルフサービス
VPCCの使い勝手が良好なので、MileagePlusセゾンプラチナカードはVisaの方がおすすめです。
MileagePlus ダイナースクラブは、ダイナースクラブカードの充実のダイニング・トラベル特典が使えるのがメリットです。
カード利用でユナイテッド航空のマイルが貯まること以外では、ダイナースクラブカードと原則として同じ特典を享受できます。ダイナースクラブの卓越したダイニング・トラベル特典を利用できます。
ジャンル | 優待サービス内容 |
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グルメ | 所定のコース料理を2名以上利用で1名無料(エグゼクティブ ダイニング) お子様メニューが家族との食事で1名無料「Family Table」 料亭の予約代行(料亭プラン) おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ アラン・デュカスのレストラン優待、ひらまつ優待 |
トラベル | 国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジ (年10回無料) 年2個の手荷物無料宅配 (帰国時) 国内外のホテル・旅館の宿泊優待、Hotels.com割引、クラブホテルズ ハワイ旅行での優待 旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配 最高1億円の旅行保険 海外旅行保険プラス ダイナースクラブ共通の優待特典 |
エンタテイメント ・ライフ | コナミスポーツクラブや人間ドック優待 ヘリコプター優待、乗馬優待 ダイナースクラブのイベント ダイナースクラブ チケットサービス ダイナースクラブ ポイントモール |
ゴルフ | プライベートレッスン優待 名門ゴルフ場の優待予約 ダイナースクラブカップ |
会員誌 | SIGNATURE |
特にメリットが大きいのはコース料理1名分無料サービスのエグゼクティブ・ダイニングです。アラン・デュカスの「ビストロブノワ」など、ダイナース限定の店舗も存在。
対象レストランの一例としては、「重慶飯店 麻布賓館」があります。燕の巣入りフカヒレの姿煮、アワビ、ロブスター、和牛サーロインといった卓越した素材をお得に堪能できます。
女性として初めてフランス最優秀国家認定資格「M.O.F」を受賞した天才シェフ、アンドレ・ロジェ氏のレストランで食べたキノコ料理は私の生涯においてNo.1の味でした。
高級レストラン1名分無料サービスは、誕生日、記念日などのディナーにかなり役に立ちます。
空港ラウンジは、日本国内では他の大多数のゴールドカード・プラチナカードで利用できないKAL Business Class Loungeを使えます。
成田空港のKALラウンジは第1ターミナルにあります。関空のKALラウンジは閉鎖されましたが、ぼてぢゅうを利用可能。手荷物検査後の羽田空港パワーラウンジは手荷物検査後にあって便利です。
サポートのコールセンターに電話すれば、万が一のトラブルの際にも、保険会社が入って海外旅行傷害保険の範囲内で治療を受けられます。
費用負担がなくて安心・安全です。外国人だと法外な値段をふっかけられるような国・地域が一部にありますけれども、ダイナースの海外サポートが間に入ってくれるのでそのような心配とも無縁です。
その他、ダイナースクラブカードと共通のベネフィットの詳細は以下で徹底解説しています。
以前にダイナースの五十嵐 幸司 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、高いステータスの秘訣、クラブメンバーシップ・哲学など多様な角度で聞き倒しています!
ダイナースは流麗な制度が満載であり、人生がもっと楽しくなるクレジットカードです。一度使ったらもう手放せません。
私はダイナース入会前と入会後では、生活の豊かさが圧倒的に変わりました。サービスを利用したり、イベントに参加することで、それまでになかった体験が可能になっています。
日本料理 未在、銀座 小十、Fujiya 1935、日本料理 龍吟、青空など至高の予約困難店でキャンセルが出た席を予約できるダイニングサービスもあります。
SAKE COMPETITIONの上位入賞酒が飲み放題、秀逸な料理の食べ放題のパーティーにポイントで参加することも可能です。
審査基準はダイナースクラブカードと同一です。ダイナースクラブカードの審査基準については、以下で徹底的に検証しています。
MileagePlus ダイナースクラブファーストは、一般カードでは1%のマイル付与率が国内1.5%、海外2%に上がるのがメリットです。年間利用額が多い方はこちらの方がお得になります。
ライバルのANAカードでANAマイルが高還元なのは、スマリボの活用で最大1.54%のソラチカカード、最大1.5625%のソラチカゴールドカードです。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
ただし、毎月ATMで繰り上げ返済が必要なのが難点。お得な入会キャンペーンが開催されています。
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードが日本最高峰のマイル付与率、還元率を誇ります。
ダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
ANAダイナースプレミアムは一般加盟店は1.5%、ANA航空券等は2.5%還元です。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。
利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。
レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。
ユナイテッド航空はマイル購入キャンペーンを開催
ユナイテッド航空は自分でマイルを購入することが可能です。外資系企業ですとおなじみの制度ですね。
Marriott Bonvoyのポイント、ヒルトンのポイントと同様に、定期的に購入で得られるマイル数がアップするキャンペーンを開催しています。
キャンペーンないしセール期間中にマイルを購入して、国際線ビジネスクラスや国内線の多数路線の搭乗に利用すると、購入金額よりも利用金額の方が高くなってお得になります。
一例として2017年5月23日午後1時59分(日本時間)までは、ボーナスマイルが +50%(最大50,000マイル)のキャンペーンが開催。
- 5,000~34,000マイルの購入:25%ボーナスマイルを進呈
- 35,000~100,000マイルの購入:50%ボーナスマイルを進呈
MileagePlusセゾンカード限定で、5万マイル以上の購入だと最大75%ボーナスとなりました。
- 5,000~34,000マイルの購入:25%ボーナスマイルを進呈
- 35,000~100,000マイルの購入:50%ボーナスマイルを進呈
- 50,000~85,000マイルの購入:75%ボーナスマイルを進呈
マイレージプラスは、100%ボーナスか50%割引(どちらもお得度は同じ)が最大のセールとなっています。ただし、あまりありません。
この時に購入するとバリューが高くてお得です。75%ボーナスは定期的に開催されており、この時も購入を検討しえます。
まとめ
Mileageplusカードはユナイテッド航空のマイルが貯められるクレジットカードです。
マイレージプラスを徹底的に活用したい方ですとお得なクレジットカードです。
一般カードですとMileagePlusセゾンカードが年会費6,500円(税抜)でマイル付与率が1.5%になってお得です。
リボ払いの指定金額を毎月動かして少額のリボ手数料を発生させる運用を厭わない場合は、MileagePlus MUFGカードが年会費2,000円でマイル付与率1.5%になってバリューが出ます。
これ以外の一般カードなら、むしろANAカードの一般カードの方にお得感があります。
MileagePlus ゴールドカードの場合は、リボ払いの運用がOKならば、MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージがお得です。
また、ANAマイルでOKならば、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードもお得です。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード 公式キャンペーン
1.5%というマイル付与率に加えてコンシェルジュなどVisaプラチナカード特典を活用したい場合はMileagePlusセゾンプラチナカードが候補となります。
その他、マイルが貯まりやすいクレジットカードについては、以下で精緻に分析しています。
番外編:ステータスマッチでユナイテッド航空の上級会員資格
日本で発行されているクレジットカードは、保有するだけでユナイテッド航空のマイレージプラスの上級会員資格を得られるカードはありません。
しかし、JALに関しては、ワンワールド サファイアを得られる「JGCカード」というカードがあります。
JGC修行を行ってJMBサファイア・JALグローバルクラブ会員になると、そこからステータスマッチを行うことで、ユナイテッド航空のマイレージプラスでの「プレミアゴールド」資格が得られます。
プレミアゴールドの中で最大のメリットは、国際線利用時の空港ラウンジが利用可能になる点です。UAのユナイテッドクラブ、提携航空会社のラウンジが使えます。
ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスなので、プレミアゴールドがあれば、ANAラウンジ(国内線・国際線)も利用可能になります!
その他、プレミアゴールドのベネフィット一覧は下表のとおりです。
特典内容 | プレミアシルバー | プレミアゴールド | プレミアプラチナ | プレミア1K |
---|---|---|---|---|
国際線で旅行時の空港ラウンジ利用 | ○ | ◯ | ◯ | |
優先セキュリティチェック(対象空港のみ) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
優先搭乗 | ○ (グループ2) | ○ (グループ1) | ○ (グループ1) | ○ (事前搭乗) |
優先手荷物取扱いサービス | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
エコノミー航空券での無料受託手荷物(32kg以下)の個数 | 1個 | 2個 | 3個 | 3個 |
プレミアムキャビンでの受託手荷物(32kg以下)3個無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
エコノミープラス席の無料指定 | チェックイン時 | 予約時 | 予約時 | 予約時 |
プリファードシートの無料指定 | 予約時 | 予約時 | 予約時 | 予約時 |
エコノミープラスに同伴できる旅客数 | 1名 | 1名 | 8名 | 8名 |
無料プレミアアップグレード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
無料プレミアアップグレードでの同伴者アップグレード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
無料プレミアアップグレード確定のタイミング | 出発当日 | 48時間前 | 72時間前 | 96時間前 |
YまたはBクラスのエコノミークラス普通運賃からの即時アップグレード(対象区間のみ) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Mクラスのエコノミークラス運賃からの即時アップグレード (対象区間のみ) | ◯ | |||
プラスポイント (ビジネスクラスへのアップグレード等に利用可能) | 40 | 40 + 280 | ||
UA・提携航空会社の利用額に応じた追加マイル | 7倍 | 8倍 | 9倍 | 11倍 |
優先チェックイン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
プレミアデスク専用電話回線 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
満席に近いフライトでの予約確保(特定の正規運賃のみ) | Yクラス (24時間前迄) | Yクラス (24時間前迄) | Yクラス (2時間前迄) | Y / B (1.5時間前迄) |
同日内のフライトへの変更手数料 | 75米ドル | 無料 | 無料 | 無料 |
ユナイテッドクラブ会費の割引 | 50米ドル | 100米ドル | ||
CLEAR年会費の割引料金 | 109米ドル | 109米ドル | 109米ドル | 無料 |
特定の正規運賃で、ほとんどの満席フライトでの予約確保 (出発の特定時間前まで) | Yクラス (24時間) | Yクラス (24時間) | Yクラス (2時間) | YかBクラス (1.5時間) |
エコノミークラスで飲み物1杯無料、スナック1個 | ◯ | |||
エコノミークラスの特典旅行優先枠 UAの特典旅行の適用除外日なし | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
一部のプレミアムキャビンの特典旅行優先枠 | ◯ | ◯ | ||
特典旅行の優先空席待ち | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
国際線特典旅行での空席待ち | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
電話での予約手数料 | 25米ドル | 25米ドル | 無料 | 無料 |
出発日まで31日以上の特典航空券の変更・キャンセル | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
米国起点の特典航空券を出発30日以内に変更 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
米国起点の特典航空券を出発30日以内にキャンセルする手数料 | 100米ドル | 75米ドル | 50米ドル | 無料 |
米国以外起点の特典航空券で 出発30日以内に変更・キャンセル手数料 | 100米ドル | 75米ドル | 50米ドル | 無料 |
マリオットボンヴォイのゴールドエリート無料獲得 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ハーツGoldプラス・リワーズのステータス獲得 | ファイブスター | プレジデントサークル | ||
予定出発時刻の24時間以内のフライトへの変更 | 同じ運賃クラスは無料 |
ステータスマッチで得られるプレミアゴールド会員資格の有効期間は120日間となります。
その後もプログラム年度の残り期間プレミアゴールドを維持するためには、120日のキャンペーン期間内に、ユナイテッド航空かユナイテッド・エクスプレスのフライトで、6PQFおよび2,000PQPを得る必要があります。
税金・手数料を除いた料金1ドルあたり1PQPを得られて、アップグレード料金なども対象となります。
1PQFは1セグメントのフライトで、ユナイテッド航空の往復便を利用すると2PQFとなります。
したがって、3往復+1ドル135円換算で270,000円の航空券購入で、最長1年半スターアライアンスの上級会員資格をキープできます。
最大で約1年半に渡って、ANAラウンジ、スターアライアンス提供ラウンジを利用することが可能になります。
2020年6月30日までに条件をクリアした場合、2021年1月まで有効となります。2020年7月1日以降にプレミアステータスを取得した場合、2022年1月まで有効です。
できれば7月もしくは1月になってから行うと、上級会員資格を維持できる期間が長くなります。
過去5年間にこのプログラムに参加したことがある場合は対象外となります。
また、2018年半ばからは、特典で手にいれたステータスとのマッチには厳格になっています。一定の搭乗実績が重要になります。
制度が変わらなかったら5年に1回、90日間ユナイテッド航空の上級会員資格を得られます。90日間で条件をクリアしたら最大で約1年半となります。
最初の90日間の期間中は、ANAなど提携航空会社との相互特典を利用できない場合があるとユナイテッド航空のサイトでは明記されています。
しかし、ユナイテッド航空のスマホアプリをダウンロードして、ゴールド会員資格の会員証を出せるようにしておけば、ほぼあらゆる場合で問題なく利用できます。
また、ANA等の提携航空会社の予約・支払い時に、ユナイテッド航空のマイレージ・プラスの会員番号を登録しておくとよりベターです。
出張・旅行が多い時期や、他の航空での利用が便利なフライトを行う際にステータスマッチで上級会員資格を獲得すると便利です。
ANA上級会員のSFC(スーパーフライヤーズカード)獲得のための修行を行う際には、ユナイテッド航空のプレミアゴールドの資格を得ておくと大変はかどります。
その他、デルタアメックスゴールドのゴールドメダリオンもステータスマッチに有用です。
デルタ スカイマイル アメックス・ゴールドは、日本人にとってもメリットが大きい航空系カードです。貯まるマイルがデルタスカイマイルでOKならば有力な候補となります。
その他、カードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのアメックスとしてデルタ スカイマイル アメックス・ゴールドを挙げられていました。
デルタ スカイマイル アメックス・ゴールドは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
入会後6ヶ月以内にデルタ航空を購入航空券で利用すると、初回のフライトに対して通常のフライトマイルに加え、ボーナスマイルがプレゼントされます。
- エコノミークラスの利用 → 10,000マイル
- ビジネスクラスの利用 → 25,000マイル
現在はお得な入会キャンペーンが開催されています。カード入会だけでボーナス8,000マイルがプレゼントされます。
また、入会から6ヶ月以内の購入航空券によるビジネスクラス利用で25,000マイルを得られます。
当サイト経由で33,000マイルを獲得でき、これだけで特典航空券を利用できます。バリューのあるお得なキャンペーンです。
MileagePlusは購入も可能
ユナイテッド航空のマイル「MileagePlus」は購入することもできます。キャンペーンの例としては、2017年6月下旬~7月4日までは最大75%ボーナスのセールを開催しました。
アカウントによって条件が異なり、25,000マイル以上、もしくは35,000の購入で75%OFFとなっています。
私は35,000マイル以上の購入が条件でした。消費税もかかります。
MileagePlusの購入セールは、「100%ボーナス」や「50%割引」(滅多にない)が最大です。
ただし100%ボーナスはミステリーボーナスとなっていることが多く、活発にユナイテッド航空を利用している一部の会員のみが対象となることが多いです。購入条件も厳し目です。
- 2016年12月:MAX100%ボーナス(一部会員が対象)
- 2017年1月: MAX75%ボーナス
- 2017年3月:MAX75%ボーナス(一部会員が対象)
- 2017年6月:MAX75%ボーナス
- 2017年7月:MAX100%ボーナス
購入するとメールでレシートが送られてきます。
私は35,000マイルを購入して、26,250ボーナスマイルが得られて合計で61,250マイルを購入しました。
料金は139,297円、税負担金10,447円で合計149,744円でした。1マイル2.4448円で購入したことになります。
マイルは1,000マイル単位で、一度に85,000マイルまで購入できます。マイルの購入は1アカウントあたり年間15万マイル(ボーナス含む)が上限です。
購入と同時にクレジットカードで支払いが行われて、キャンセルはできません。購入したマイルは、マイレージプラスのプレミア資格対象マイルの対象外です。
マイレージプラスアカウントにマイルが加算されるまで、48時間ほどかかります。 私の場合は約17時間で反映しました。