ユナイテッド航空のマイル「MileagePlus(マイレージプラス)」の有効期限が、2019年8月28日から無期限となりました。
8月28日以降の取得マイルだけではなく、既存の保有分も含めて期限が撤廃されました。強烈な改善、フォーエバー、エターナリーですね!
また、特典航空券のキャンセル・変更手数料も0円となり、利便性がUPしています。
他方、2019年11月15日以降の搭乗分からは、ユナイテッド航空便の特典航空券の必要マイル数が変動制になり、必要マイル数が年々増加傾向となっています。
総合的にはマイルの期限を気にしなくてよくなった反面、マイルの価値が低下する方向性です。
まさにこれはデルタ航空がかつて通った道であり、米国御三家で世界的航空連合の中心的存在である2社が、有効期限無期限&マイル変動制で揃い踏みしました。
今後は世界的にこの流れになる可能性があり、特に日本人にとってはANAとJALの動向に大いなる注視が必要ですね。
ユナイテッド航空のマイレージプラスの有効期限について解説します。
ユナイテッド航空のマイル有効期限の撤廃
従来、ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」には18ヶ月間という有効期限がありました。
期限切れによる失効を防ぐためには、マイレージプラスカードの利用、UAやANAのフライト、提携ポイントからの購入、バイマイルが有力でした。
しかし、2019年8月28日以降は既存保有分、提携ホテル等での獲得分も含めて、あらゆるマイレージプラスの有効期限が無期限となりました!
特に忙しいビジネスパーソンの方の場合、有効期限を気にするという作業そのものが面倒という方も多いと思います。
完璧に失効の心配なくじっくりと放ったらかしで貯められるのは、MileagePlusの大きなメリットですね!
MileagePlusの有効期限が無期限のメリット
ユナイテッド航空のマイレージプラスの特徴として、マイルの有効期限が無期限である点が挙げられるようになりました。
日本を代表する航空会社であるANAとJALの場合、マイルの有効期限は36ヶ月(3年間)となっています。
他方、ユナイテッド航空のマイレージプラスには有効期限がないので、失効の心配なくじっくり貯められるのがメリットです。
有効期限を気にしながら、無理やり使うという煩わしさが皆無なのが大きな利点となっています。
無期限のマイルは永久・永遠・悠久であり、まさに不滅という様相を呈しています!
デメリット
ユナイテッド航空のマイルの有効期限が無期限となったのは、大きなメリットがある反面、マイルのインフレ化というデメリットもあります。
2019年11月15日以降の搭乗分からは、マイレージチャートが撤廃されて、特典航空券の交換に必要なマイル数が需要・空席状況などに応じて変動するようになりました。
一部に交換に必要なマイル数が従前より少なくなる場合もありますが、必要マイル数が大幅に上昇した日が目立っています。
例えば、従来35,000マイル必要だったのが80,000マイルと2倍以上になっているケースもあります。
なお、出発日の21日前以降に特典航空券を取る際に必要になった最大75米ドルの直前発券手数料は廃止されます。
1区間だけでもユナイテッド航空が入ると、変動制が適用されるので、主なフライトがANAでもNGとなります。
マイレージプラスを利用してユナイテッド航空をフライトする特典航空券を利用する場合、できる限り最低のマイル数で使える日程・経路を慎重に選ぶ必要が生じるのがデメリットです。
なお、ユナイテッド航空のマイルを利用して、これまで通り必要マイル数が一定のチャート制で特典航空券を取るためには、全区間で提携航空会社の特典航空券を取ればOKです。
ANA・シンガポール航空・タイ国際航空などのスターアライアンス特典航空券は、これまで通りシーズンに応じた固定マイル数で発券することが可能です。
ユナイテッド航空のマイルの有効期限まとめ
ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」の有効期限が、2019年8月28日から無期限となりました。
たまにしかユナイテッド航空に搭乗しない場合で、フライトマイルをANAにつけるのを忘れてマイレージプラスが貯まった場合などに便利になります。
他方、ユナイテッド便の特典航空券が、2019年11月15日から変動制になります。
まさにデルタ航空と同じような期限無期限&マイル変動制となり、貯めるのは便利な半面、使う時は必要マイル数が大きくなる傾向になります。
ユナイテッド航空のマイルを使ったANA国内線、スターアライアンス提携航空券には現時点で変更がないので、これらで使うのが便利です。
ユナイテッド航空が加盟するスターアライアンスは、世界最大の航空連合ですね。
アメリカ大陸だけでなく、アジア、ヨーロッパでも路線が多く、かつ我らのANAも加盟しているので、使い勝手が抜群に良好なアライアンスです。
ユナイテッド航空に搭乗したい場合で、マイレージプラスの必要マイル数が高騰していたら、ANAマイルでUA便を取れるかどうかチェックしましょう。
現状ではANAマイルを使うとユナイテッド航空に、シーズンに応じた3段階のチャート制で搭乗できます。
おすすめのマイルの使い方
- UAマイレージプラス→ANA国内線、スターアライアンス特典航空券
- ANAマイル→ANA便、UAを含むスターアライアンス特典航空券
有効期限が無期限になったユナイテッド航空のマイレージプラスを活用して、ANAやスターアライアンスでフライトしてお得に旅しちゃいましょう!
「人生に、旅という喜びを。」というのはJALカードのキャッチフレーズですが、これはユナイテッド航空のマイルにも当てはまりますね!
ユナイテッド航空のマイレージプラスを本腰入れて貯める場合は、謹製のクレジットカード「マイレージプラスカード」の活用をおすすめします。
一般カードだとダントツでクレディセゾンのMileagePlusセゾンカードがコスパ良好です。
計年会費が6,500円(税抜)で、一般加盟店でのマイル付与率が1.5%と高還元となります。
年間30,000マイル(約300万円の利用)を超えると0.5%になってしまいますが、多くの方は問題ないでしょう。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「マイル・航空系カード」としてMileagePlusセゾンカードを挙げられていました。
実はマイレージプラスセゾンカードは、クレディセゾンの社員の保有率が高いクレジットカードです。社員が殺到するようなカードはお得です。
お得にフライトすることが可能になり、家計が頑健化します。トラベルを豊かに彩ることができます。
コスモ石油では還元率が2%に上がります。アメックスブランドの場合はセゾンアメックスキャッシュバック、アメリカン・エキスプレス・コネクトを利用できます。
また、多種多様な店舗での優待特典、会員限定チケットなどセゾンカードの共通特典を利用できます。
ユナイテッド航空の搭乗頻度が多い方は、UAの航空券購入が3%マイル還元となるMileagePlus JCBゴールドカードがおすすめです。
MileagePlus JCBカードは低い年会費と高いマイル還元率を両立させており、質実剛健なパフォーマンスを発揮しています。
お得な入会キャンペーンも魅力的な航空系カードです。