アメックス、ダイナース、ラグジュアリーカード、三井住友カード、JCB、セゾンのブラックカードないしプラチナカードを保有しており、コンシェルジュ・サービスを利用しています。
コンシェルジュを使う上で意外に重要な要素なのはメールでの回答がOKであるか否かです。電話だと取れなかった場合は手間がかかりますし、メールは記録や他の人への連絡において非常に便利です。
コンシェルジュサービスでメール回答に対応しているクレジットカードについてまとめます。
コンシェルジュへの依頼は基本的には電話で依頼することになります。アメックス、ダイナース、VPCCはメールないし会員サイトでの依頼も可能です。
最も手段が多様なのは、ラグジュアリーカードのコンシェルジュです。電話、メールに加えて、ブラックカード以上ならスマホアプリのチャットでも依頼できます。
込み入った案件や参照情報・URLなどを送る必要がある場合は、メール・オンラインでの依頼が適した場合もあります。ただし、電話ですぐにオペレーターの方に対応してほしい状況が大多数の方が多いでしょう。
コンシェルジュに電話で依頼した場合、その場で即時に回答ができる場合もありますが、調査する必要があったり、予約できるか否かの確認などに時間がかかる場合は、折り返しの回答となります。
回答は電話のみというクレジットカード会社が多いです。電話だと出れなかった場合は自分から折り返す必要があり、手間がかかります。面倒です。
また、聞き取った内容(お店の情報や連絡先など)をメモする必要が生じるケースでは、出先だとメモや記録に苦慮することがあります。外出先だと煩わしいです。
そのような状況では再度の折り返しの電話を依頼することも可能ですけれども、回答を受け取るまでに時間がかかってしまいます。
メールだと手が空いている時に見られますし、メールそのものが記録になるので、メモしたり端末に入力する必要がありません。
したがって、コンシェルジュへの依頼事項に対する返答をメールしてくれるクレジットカードは利便性が高いです。
この点、アメックス、ダイナース、ラグジュアリーカードはあらゆる事項についてメール回答がOKとなっています。
一例として、ラグジュアリーカードからは以下のようなメールが届きます。
ダイナースクラブ プレミアムカード、ANAダイナースプレミアムのコンシェルジュサービスからの回答メールの例は以下のとおりです。
アメックス・プラチナ・コンシェルジェ・デスクからは、アメプラのカードフェイス、アメックスのロゴが記されたメールが届きます。
VPCC(Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター)からのメール返信はVISAプラチナカードのカードフェイスと24時間年中無休で対応する旨が書かれています。
メール回答に対して伝達事項がある場合は、電話は不要でそのままメールに返信すればOKです。もちろん記録は残っているので、再度電話してもメールの内容を確認して対応してくれます。
メールの優れている点は、メールを削除せずにおけば、後で再確認したくなった際には、検索したりフィルタリングで抽出すればすぐに再確認できることです。
電話回答の場合は記録を自分で作る必要があるので手間がかかってしまいます。
また、レストランや居酒屋の予約を依頼して、予約結果を他の参加者に連絡する必要がある場合、メールだとコンシェルジュの回答メールをコピペすればOKなので、非常にスムーズで便利です。
電話だといちいちお店の名前、住所、場所、電話番号などをこちらが入力する必要が生じます。その時間を短縮できるのは素晴らしいことです。
私もプラチナカードのコンシェルジュをフル活用していますが、特にお手軽に依頼できて利用頻度が多いのは、懇親会等のお店選びです。したがって、メール回答OKのコンシェルジュが重宝しています。
一例としてラグジュアリーカードのコンシェルジュの予約確認結果メールは以下のとおりです。
しっかりとお店・所在地・電話番号・参考URL・日時・予約名を記載してくれているので、これをそのままコピペしてメール送信して知らせればOKなので抜群に便利です。
メール回答OKで状況に応じて電話回答と使い分けられるのは、幾多のコンシェルジュ・サービスの中でもエッジ・優位性があります。
コンシェルジュがメール回答OKの代表的カードは、アメックス・センチュリオン、アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアム、ラグジュアリーカード、VPCC(Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター)などです。
VPCCを使えるのは一部のVISAプラチナカードであり、代表例は三井住友カード プラチナプリファード、エポスプラチナカード、MileagePlusセゾンプラチナカード、TRUST CLUB プラチナ Visaカード、レクサスカード等です。
私は三井住友カード プラチナプリファードでVisaプラチナ・コンシェルジュ・センターを利用しています。
ETC利用分と外貨建て決済は3%となり、国内の特約店では2%以上の還元率です。
また、SBI証券での投信積立、プリファードストアで特典を受けられて、ソラシドエアマイルに交換すると2倍のマイル還元となります。
さらに年100万円利用ごとにボーナスポイントを獲得可能です。
お得な入会キャンペーンも魅力的です。
クレジットカードのコンシェルジュを比較したところ、総合的にVPCCは使い勝手がよく、大満足のコンシェルジュ・サービスで秀逸です。
メール回答OKのコンシェルジュサービス付帯カードで、最も年会費が安いのは年200万円以上利用時のセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスです。年会費10,000円(税抜)で維持できます。
ビジネスという名前がついていますが、一部ビジネス向け特典が付帯しているだけなので、会社員でも問題なく発行可能です。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 追加カード
- 2回払い
- 分割払い
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- 航空機遅延
- ショッピング保険
年会費(税抜) | ポイント名 | |
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本会員 | 家族会員 | |
2万円 | 3,000円 | 永久不滅ポイント JALマイル |
還元率 | マイル還元率 | 発行スピード |
0.5% | 1.125% (JAL) | 1週間程度 |
- セゾンマイルクラブ加入でJALマイル最大1.125%還元
- プライオリティパスのプレステージ会員が無料
- コンシェルジュサービス
- コース料理1名分無料サービス
- セゾンプレミアムセレクション
また、セゾンプラチナ・アメックスも年会費20,000円(税抜)とリーズナブルです。
クレディセゾンのプラチナカードでは、コンシェルジュへメールオーダーが可能で、時間がある時にゆっくりとコンシェルジュからの提案をチェックできます。
また、 電話で要望を伝えてメールで提案を受け取れます。 コンシェルジュのレコメンドを、詳しい説明・資料・ WEBサイトを見比べながら検討することも可能です。
さらにチャット機能もあり、移動中など 電話ができない環境下でもリアルタイムでコンシェルジュへの依頼が可能です。
有人チャットなので、 質問やリクエストへのレスポンスも的確です。 相談の内容によっては、 途中で電話に切り替えることもOK。 時間や場所を選ばずにコンシェルジュを利用できて便利です。
JCB THE CLASSとJAL・JCBカード プラチナ等のJCBプラチナの場合、ホテルの予約とレストラン予約に関連する依頼についてはメール回答がOKなのですが、それ以外の項目は電話のみです。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはレストランの情報提供や予約等の問合せに対してはメール回答を行っています。問合せ内容によってはできない場合があります。
Orico Card THE PLATINUM、ジャックスカードプラチナ等で利用できるMastercardコンシェルジュもメール回答がOKと教えていただきました。
コンシェルジュの有意義な活用法、各クレジットカードの比較については以下で丹念に解説しています。
最後に各クレジットカード会社のコンシェルジュのメール回答の可否について表にまとめます。
カード名 | メール回答 |
---|---|
アメックス・センチュリオン、プラチナ | ◯ |
ダイナースプレミアム | ◯ |
ラグジュアリーカード | ◯ |
三井住友カード プラチナ | × |
JCB THE CLASS / JCBプラチナ | ホテルとレストラン予約のみ |
セゾンプラチナ・アメックス | ◯ |
Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC) | ◯ |
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | レストランの情報提供・予約 |
Mastercardコンシェルジュ | ◯ |
ラグジュアリーカード(ブラックカード以上)、ダイナースプレミアム、セゾンプラチナ、VPCCはメール・ネットで依頼することも可能です。
最初の対応が自動音声のコンシェルジュだと、人間のオペレーターにつながるまでに2分程度はかかることが多いので、メール依頼できるのは傑出しており特筆に値します。
最もコスパ良好なのはクレディセゾンのプラチナカードです。JALマイル還元率も1.125%~1.375%と高く、プライオリティ・パスなど特典も充実。万人におすすめできます。
個人用カードとビジネスカードがあり、年200万円以上使うなら、年会費がたったの10,000円(税抜)になるビジネスプラチナがおすすめです。
個人向けセゾンプラチナがおすすめの方
- 往復無料の手荷物無料宅配、コート預かりサービスが必要
- 家族カード・家族の旅行傷害保険が魅力的
- パルコでの5%OFF特典を多く使う
ビジネスプラチナがおすすめの方
- 年200万円以上利用する方(年会費が1万円+税に)
- ビジネス向け優待特典を使いたい
どっちも卓越した魅力を誇るハイ・クオリティー・カードです。
コンシェルジュへの依頼例としては、実際に複数のプラチナカード、ブラックカードのコンシェルジュにロレックスの在庫確認を依頼したことがあります。
依頼した事項(東京23区の店舗での在庫確認)以外についても調べてくれたり、貴重な付加情報をもらえて大満足の対応をしていただきました。
ホテルに部屋がない時でも、カード会社が枠を抑えていてコンシェルジュ経由なら予約可能な時があります。
2016年3月12日(土)に名古屋駅に用事があり、名古屋駅周辺のホテルを取る必要がありました。
2月13日に予約しようとしたところ、1ヶ月前なのに既にホテルが満室の嵐で、数少ない空室は28,100円~65,318円でした。
インバウンド観光の波が来ていて、かつマラソンの国際大会がありました。プレミアム価格が付きすぎてあまりにも割高です。
困り果てて持っていたプラチナカードのコンシェルジュに電話したところ、2つの宿を提示してくれて、朝食付き15,800円で予約を取ってくれました。
インバウンドやイベントなどで、ホテルがインターネットの予約サイトでは全滅でも、プラチナカードのコンシェルジュに電話したら確保できたことがあります。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんがおすすめするコンシェルジュの使い方は以下にまとめています。
コンシェルジュを利用できるのは、プラチナカード、ブラックカードです。
おすすめのプラチナカードについては、プラチナカードのランキングをご参照ください。その中でも特に特筆に値するカードは以下で徹底的に解説しています。
クレジットカードの頂点であるブラックカードについては、以下で精緻に分析しています。
数多くのブラックカードの中から日本で発行されているカードのランキングを以下にまとめました。
実際にブラックカードを活用したところ、お金では買えない類稀なエクスペリエンスが可能でした。