三井住友カード&SBI証券のクレカ積立では、多くの方にとって2024年10月設定・11月買付分から改悪されます。
しかし、2024年9月設定・10月買付分までは、これまで通りの還元率が維持されて、月10万円フルに最大5.0%ポイント付与を享受可能です。
なんと三井住友カード プラチナプリファードは5.0%ポイント付与でパワフルです。
※三井住友カードつみたて投資の利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件である利用金額の集計対象外
初年度の年会費3.3万円は入会キャンペーンの4万円でむしろお得になりますし、1年で解約するとかなりお得です。
かなりの方が三井住友カード プラチナプリファードで2024年10月買付分まで月5,000円をゲットし、入会キャンペーンで得して、1年で解約すると思われます。
不思議なのはこのような「穴の空いたバケツ」、盛大な入会&即解約を促進し、自社の損失を拡散するようなキャンペーンを行っている三井住友カードです。
主な可能性としては2つあります。
解約忘れ&年会費無料オファーの二段階ストラテジー
三井住友カードは、会員サイトVpassでカード解約画面に進むと、年会費無料のオファーが出ることがあります。
穴の空いたバケツ的バラマキで三井住友カード プラチナプリファード会員を集めて、一部は解約忘れで延長してもらい、忘れずに解約しようとした会員に対しては、年会費無料オファーを出すという戦略を考えている可能性があります。
三井住友カード プラチナプリファードはかっこいいカードフェイスですし、なんだかんだ持っていると使う人が多い可能性があります。
解約忘れ&年会費無料オファーの二段階で施策を講じると、総合的に利が出る可能性はあるかもしれません。
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好感度低下の防止のためファイナル大放出
今回の三井住友カード&SBI証券のクレカ積立改悪は、キャンペーンがなければ炎上に昇華した可能性があります。
ただし、数ヶ月の激変緩和措置で、まあ仕方ないという感情を抱いた方が多いでしょう。
好感度低下の防止のために、大損失覚悟で最後の大放出をした可能性があります。
まとめ
三井住友カード&SBI証券のクレカ積立改悪は手痛い打撃であり、auカブコム証券と比較して競争力が低下しました。
証券会社名 | クレジットカード | 対象 投信 | ポイント還元 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード 三井住友カードNL 三井住友カード ゴールドNL 三井住友カード プラチナプリファード 三井住友カード プラチナ ANA VISAカード ANA Mastercard | 多数 | 0.5%のVポイント 一部カードは1~3% |
マネックス証券 | マネックスカード | 多数 | マネックスポイント 5万円まで1.1% 5万超は0.2~0.6% |
auカブコム証券 | au PAYカード au PAYゴールドカード | 多数 | 1.0%のPontaポイント |
楽天証券 | 楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード | 多数 | 最大1%の楽天ポイント ※別途、楽天キャッシュ での積立は0.5% |
楽天ブラックカード | 2% (※同上) | ||
PayPay証券 | PayPayカード | 数十 | 0.7%のPayPayポイント |
大和コネクト証券 | セゾンカード | 数十 | 0.1~1%の永久不滅ポイント |
tsumiki証券 | エポスカード | 4本 | 0.1%~0.5%の エポスポイント |
セゾンポケット | セゾンカード | 2本 | 0.1%~0.5%の 永久不滅ポイント |
※上限はすべて月10万円(楽天証券は楽天カード10万+楽天キャッシュ5万、PayPay証券はPayPayカード5万+PayPay残高5万)
SBI証券での投信積立は、カードのグレードごとに還元率が異なるのが特徴です。
カード名 | 還元率 |
---|---|
三井住友カード ゴールド | 最大1.0% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 最大1.0% |
三井住友カード プラチナプリファード | 最大3.0% |
三井住友カード プラチナ | 最大2.0% |
※コストがお得な三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめ
しかし、2024年9月設定・10月買付分までは、月10万円までフルにこれまで通りの還元率が維持されます。
なんと三井住友カード プラチナプリファードは5.0%還元でパワフルです。
※三井住友カードつみたて投資の利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件である利用金額の集計対象外
初年度の年会費3.3万円は入会キャンペーンの4万円でむしろお得になりますし、1年で解約するとかなりお得です。
かなりの方が三井住友カード プラチナプリファードで2024年10月買付分まで月5,000円をゲットし、入会キャンペーンで得して、1年で解約すると思われます。
入会&即解約を促進して損を拡散するような施策は、正直不思議ですが、可能性は以下のとおりです。
主な趣旨
- 解約忘れを期待、忘れなかった会員には年会費無料オファー
- 好感度低下の防止を企図し、損失覚悟でサヨナラ大放出
なお、年500万円使う方は、三井住友カード ゴールド(NL)よりプラチナプリファードの方がお得です。
三井住友カード プラチナプリファードは、SBI証券での投信積立が最大3.0%Vポイント付与(それまでは5.0%)で、ソラシドエアマイルに交換すると6%マイル還元となります。
また、ETC利用分と外貨建て決済は3%となり、国内の特約店では2%以上の還元率です。
外貨事務処理手数料が必要ですが、Vポイントの還元率が3%(ソラシドエアマイルへの交換なら6%マイル還元)なので、コストを上回る価値を享受できます。
さらに年100万円利用ごとにボーナスポイントを獲得可能で、コンシェルジュはメール依頼可能で使い勝手がよいVPCCです。
年間ボーナスポイントの上限は年400万円利用なので、年400万円利用時が最高還元となります。
SBI証券での投信積立は最大3%であり、最大1%の三井住友カード ゴールド(NL)と比較すると、最大+2%となります。
この最大+2%を考慮した場合、年500万円カードショッピングし、かつ投信積立を月10万円行うと、年会費をマイナスしても実質最大2.12% (※)となり、実質最大2%のゴールド(NL)よりお得です。
※基本1%+特定の支払い方法ボーナス0.5%+年間ボーナス0.8%相当+投信積立のゴールド(NL)との差(年24,000円相当)。
年間利用額 | 基本1% | マイペイす 0.5% | 年間 ボーナス | 投信積立 の差 (※) | 合計-年会費 | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|
100万 | 10,000 | 5,000 | 10,000 | 0 | -8,000 | -0.80% |
200万 | 20,000 | 10,000 | 20,000 | 0 | 17,000 | 0.85% |
300万 | 30,000 | 15,000 | 30,000 | 12,000 | 54,000 | 1.80% |
400万 | 40,000 | 20,000 | 40,000 | 12,000 | 79,000 | 1.98% |
500万 | 50,000 | 25,000 | 40,000 | 24,000 | 106,000 | 2.12% |
※年会費無料ゴールドカードであるゴールド(NL)に対する上乗せ
一般加盟店での還元率は、年会費マイナス後でウエル活なら約3.18%、ANAマイルは最大1.48%、JALマイルは最大1.27%に昇華します。
その他、外貨建決済・ETC3%、他特約店(プリファードストア)で2%以上の高還元となります。
年500万円利用して、SBI証券で月10万円の投信積立を行うなら、三井住友カード ゴールド(NL)よりお得になりますが、ハードルはかなり高めです。
なお、2024年10月買付分までは投信積立が5%還元なので、それまでなんと月5千円です。
初年度の年会費3.3万円は入会キャンペーンの4万+紹介特典で相殺できますし、1年で解約するのはありだと考えます。解約時に年会費無料のオファーが出ることも。お得な入会キャンペーンは魅力的です。
なお、年500万円未満の方は、三井住友カード ゴールド(NL)のVisa&Mastercard、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドのVisa&Mastercardを複数枚持ちするのがお得です。
- 年100万円:三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドのVisa・Mastercardの中から1枚
- 年200万円:4枚の中から2枚
- 年300万円:4枚の中から3枚
- 年400万円:三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドで各Visa・Mastercard(4枚)
- 年500万円:プラチナプリファードの方がお得
ただし、クレカ積立以外の特約店の利用や、VPCC等の限定特典を活用する場合は、年300万~400万でもプラチナプリファードが選択肢になり得ます。