プラチナカード・ブラックカードにはコンシェルジュサービスが付帯しているクレジットカードが多いです。
どのクレジットカードのコンシェルジュがいいか迷う方もいらっしゃるでしょう。
そこでクレジットカードのコンシェルジュを8つ使った経験がある専門家が、コンシェルジュを徹底的に比較します。
机上の空論・ネット検索の切り貼りではなく、実際に数多くのクレジットカードのコンシェルジュを実生活において徹底的に活用した経験を活かして、2024年11月の最新の状況を分析しました。
目次
コンシェルジュの品質は千差万別
「コンシェルジュ」の由来はフランス語で「管理人」という意味の「Concierge」で、現在は広範にユーザーをサポートするスタッフという意味になっています。
クレジットカードに付帯しているコンシェルジュサービスは、多様な依頼が可能となっており、個人秘書のように利用できる特典です。
主なサービス
- ホテルやレストランの紹介・案内・予約
- ギフトやプレゼントの相談や手配
- 新幹線や航空チケットの手配
- 主要都市の宿泊施設、高級レストランの予約
- ロックやポップミュージックのコンサート、バレエ・オペラ鑑賞、スポーツイベント、ブロードウェイ・ミュージカルなどあらゆるイベントのチケット
- 鍵開けサービス、配管サービスなど24時間安心の情報提供
- フラワーアレンジメントの手配、ショッピング情報の提供
- パーティーやバンケットの会場・料理の手配
- 海外旅行の最適なプランニングの提案・手配
- 海外でトラブルに巻き込まれた場合の弁護士の紹介・手配
- 忘れ物・落し物の捜索
- 旅行先で怪我や病気をしたときの病院予約や手配
- 急病・緊急時は医師や医療チームの手配
自分で調べるのが面倒な事項を依頼すると特に便利です。
依頼内容として特に便利な事項
- レストラン・居酒屋の提案・予約
- レアな商品、売り切れ品の在庫がある店舗探索
- イベント等で空室が僅少な状況でのホテル予約
- 海外旅行での移動ルートの調査・お店の予約代行、言葉が通じない場合の通訳
- ネットで検索しても情報が出てこない事柄の調査
クレジットカードのコンシェルジュの注意点としては、カードによってクオリティが千差万別である点です。
比較すべき主要項目
- 電話に出るまでの時間が短い傾向にあるか
- メールで依頼できるか
- メールで回答を受け取れるか
- 回答までの時間が早い傾向にあるか
- 回答の質が良いか
- 依頼可能な事項の広さ
- 手数料の有無
- 専任担当者の有無
コンシェルジュのサービ内容、便利な使い方については、以下で徹底的に解説しています。
自分専任の担当コンシェルジュがつくのは、アメックスセンチュリオンとRecognized VIPくらいであり、大多数のクレジットカードはカード会員共通の電話番号で出たオペレーターが対応する方式です。
ただし、専任担当者制でも、1人が1会員を担当しているわけではありませんので、その人が必ず出るわけではありません。
数回に1回しか担当者が出ないというケースも有り、さほど重要なファクターではありあません。
以下、8つのクレジットカードのコンシェルジュを利用した経験、菊地崇仁さんなどの専門家の評判・口コミを総合考慮して比較し、各カードの特徴をご紹介します。
コンシェルジュの品質が良いクレジットカード
まずクレジットカードのコンシェルジュを比較した結果として、自信を持っておすすめできるコンシェルジュサービスを提供しているカードをご紹介します。
ラグジュアリーカード
現在はデザインがリニューアルされて縦型になりました。
最上級のMastercardであるワールドエリートのステータスを誇っているラグジュアリーカードは、コンシェルジュに強みがあるのが特徴です。
主なメリット
- 電話したらすぐにつながる(要件ごとの番号プッシュ・カード番号の伝達が不要)
- メールでの依頼・メールでの回答受け取りOK
- ブラックカード以上はチャット・LINEでの依頼が可能
- 世界最大級のネットワークを保有しているアスパイアライフスタイルが対応
- コールセンターのスタッフは全員バイリンガル(現地情報の収集もスムーズ)
- 依頼可能事項が広い(一時のマスク・Nintendo Switch・PS5など希少品の在庫探索もOK)
グローバル・コンシェルジュサービスのリピート率は世界平均で約5割程度ですが、日本のラグジュアリーカードは8割を超えています。
リピート率が平均よりも著しく高いのは、ラグジュアリーカードのコンシェルジュの満足度が高いことの証左です。
私自身、実際に活用したところ、満足度は幾多のクレジットカードの中でも高かったです。
コンシェルジュ以外も豊富なベネフィットを擁しており、日々の生活で大いに役立ちます。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
50,000円 | 15,000円 | 最短1週間 |
基本還元率 | 最大還元率 | マイル還元率 |
1.0% | 2.2% (ワイン通販) | 0.6% |
- 抜群にカッコいい金属製の素材
- 上質のコンシェルジュ
- プライオリティパスのプレステージ会員無料(家族会員も対象)
- コース料理1人分無料サービス、食事アップグレード、ラウンジアワー
- 手荷物無料宅配サービス(往復3個)
- ムビチケ前売券GIFTが月1回無料
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税抜) | 発行スピード | |
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本会員 | 家族会員 | |
100,000円 | 25,000円 | 最短1週間 |
基本還元率 | 最大還元率 | マイル還元率 |
1.25% | 2.75% (ワイン通販) | 0.75% |
- レストランまでのリムジン送迎サービス
- ハワイアン航空の上級会員資格
- コンシェルジュにメール依頼が可能
- ラグジュアリーカードラウンジ、コース料理1人分無料サービス、食事アップグレード、カフェ・バー優待
- プライオリティ・パス、往復3個の手荷物無料宅配
- ムビチケ前売券GIFTが月2回無料
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税抜) | 発行スピード | |
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初年度 | 家族会員 | |
200,000円 | 50,000円 | 最短1週間 |
基本還元率 | 最大還元率 | マイル還元率 |
1.5% | 3.3% (ワイン通販) | 0.9% |
- レストランから帰宅時のリムジン送迎サービス
- ハワイアン航空の最上級会員資格
- 会員限定イベントに最優先で参加可能
- 最高1億円の交通事故傷害保険(賠償責任保険付き)
- ストリーマーコーヒーで毎日ドリンク1杯無料
- ラグジュアリーカードラウンジ
- ムビチケ前売券GIFTが月3回無料
ゴールドカード、ブラックカード、チタンカードのいずれも、コンシェルジュサービスの内容は同一です。
したがって、年会費50,000円(税抜)のチタンカードで、年会費200,000円(税抜)のゴールドカードと同一のサービスを受けられるのはお得感があります。
ただし、メール依頼が可能なのはブラックカード以上なので、メールでの依頼を行いたい場合は、ブラックカードがおすすめです。
JCB THE CLASS / JCBプラチナ
日本が世界に誇っている国際ブランドJCBを運営している株式会社ジェーシービーは、ブラックカードのJCBザ・クラス、JCBプラチナカードにてコンシェルジュサービスを提供しています。
コンシェルジュの対応は基本的に同一ですが、JCB THE CLASSの方が会員1人あたりのオペレーター人数が多く、すぐに電話に出てくれるのが特徴です。
1コールすらならずに、電話をかけた瞬間つながることも多々あり、非常にスムーズで快適な利用が可能です。
JCBザ・クラスのコンシェルジュ・会員デスクへの電話がつながるまでのスピードは、幾多のプラチナカード・ブラックカードの中で圧倒的No.1となっています。
とはいえ、JCBプラチナもブラックカードと同等のコンシェルジュサービスを利用でき、しかも年会費が25,000円(税抜)とリーズナブルなのがメリットです。
JCBプラチナとJCBザ・クラスのコンシェルジュの違いは、基本的には電話につながるまでの時間のみです。
JCBは外部委託しておらず、日本を代表する国際ブランド運営企業のグループでしっかりと教育したオペレーターが対応してくれます。
ラグジュアリーカードと比較するとメール対応に弱みがあります。ただし、対応・回答のクオリティが良好で、依頼可能事項も広いのが利点です。
海外旅行での「おすすめの店」関連の質問については「たびらばを見て分からないことや追加の質問があったらまた電話ください。」という対応になることが多く、特別感はありません。
ただし、それだけ充実の観光・レストラン・ショップ情報をネットで提供していることの証左であり、確かに多くの部分はたびらばで事足りるので、JCBのデジタル対応は素晴らしいと評価できます。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 2回払い
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
- スマホ保険
年会費(税込) | 発行スピード | |
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本会員 | 家族会員 | |
27,500円 | 1人無料 | 最短3営業日 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
0.5%〜10.0% (※) | 0.3% (ANA・JAL等) | Oki Dokiポイント |
- 上質のJCBコンシェルジュ
- プライオリティ・パスのプレステージ会員無料
- 関西有名テーマパーク、京都駅のJCB LOUNGEを利用可能
- コース料理1名分無料サービス
- ※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
アメックス・プラチナ
アメリカン・エキスプレスのプロパー・プラチナカードは、他社ブラックカード級の年会費だけあって、コンシェルジュのクオリティも良好となっています。
ちなみにアメックスは自社サービスを「コンシェルジェ」と読んでおり、他社とは最後の1文字が微妙に異なります。
アメックスもJCB同様に外部委託せず自前でサービスを提供しています。
特にトラベル関連に強みがあるのが特徴であり、海外旅行・出張によく行く方にとって使い勝手が良いコンシェルジュサービスです。
アメックス・プラチナのコンシェルジェ・デスクは、航空券の仮押さえサービスを提供しており、特に利便性が高いです。
直前予約を除いて、予約してから数日間程度は決済しなくても予約をキープしてくれるので、仮予約を入れて仕事の休みをとってから本予約が可能になります。
また、コンシェルジェは知識が優れており、アルゼンチンの地元でしか知られていないような隠れた小さな名店も知っていて予約が取れた事例があります。
ガイドブックに載っているようなレストランだと、観光客だらけで割⾼なこともあります。
アメリカン・エキスプレスのグローバル・ネットワークを活かして、現地で旬の⼈気が⾼いレストラン、現地の⼈が⾏くようなレストランを予約できます。
他方、メール非対応、電話に出るまで時間がかかることがある、要件に応じた番号プッシュが必要、依頼可能事項が狭い傾向というデメリットが存在しています。
また、日本国内のレストラン予約などは標準的であり、他社と比べて格別の優位性はありません。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税込) | 発行スピード | |
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本会員 | 家族会員 | |
165,000円 | 4人無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.8~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- 4つのホテルの上級会員資格
- フリーステイギフトで年1回無料宿泊
- ハワイも対象のコース料理1名分無料サービス
- 充実の付帯保険(スマホ・家電・ゴルフ・個人賠償責任保険・返品・旅行キャンセルまで補償)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション
ダイナースプレミアム
ダイナースクラブの最上位カードであるダイナースプレミアムは、コンシェルジュサービスも上質です。
1998年の設立から富裕層向けのコンシェルジュ業務を展開してきた「TEN」のテン・グループ・ジャパンが運営しています。
クレジットカードや高級車のオーナー向けにサービスを提供しています。
主なメリット
- 依頼可能事項が広い
- 会員サイトのフォームから依頼が可能
- メール回答OK
- コンシェルジュの品質も良好
ライバルのアメックスプラチナと比較すると、依頼可能事項・オンライン対応に優れています。
コロナウイルスが蔓延してマスクが品薄だった2020年3月に、コンシェルジュに電話したらマスクを購入することが可能でした。会員のためにマスク購入のルートを確保する素晴らしいフットワークを発揮!
ダイナースプレミアムは年会費13万円(税抜)と高額ですが、ライフスタイルによっては年会費を超える価値を享受できます。
ダイナースのブラックカードの入手方法については、体験に基づいて以下で精緻に分析しています。インビを待たずに獲得することも可能です。
ダイナースクラブ プレミアムカードにはANAダイナースプレミアムなどの提携カードもあります(ダイナースのブラックカード一覧)。いずれも年会費を取り戻せる高級カードです。
ダイナースクラブカードを保有して一定程度の金額を利用していくと、ダイナースクラブ プレミアムカードのインビテーション獲得に着実に近づきます。
豊富なキャンペーンや会員イベントが魅力的なハイ・クオリティ・カードです。人生を豊かに彩ることができ、人生がまばゆい位に煌めきます。
公式サイトダイナースクラブカード 公式キャンペーン
満足できるクオリティのコンシェルジュ
これまで紹介したコンシェルジュと比較すると少しデメリットもありますが、十分に活用できるコンシェルジュサービスをご紹介します。
VPCC
一部のVisaプラチナカードはVisaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC)を利用できます。
VPCCはオンラインでの依頼が可能となっており、非公式ですがメールでもOKです。
また、回答をメールで受け取ることもでき、使い勝手が良好なのがメリットです。ラグジュアリーカードと比較すると丁寧さが弱含む側面がありますが、必要十分なパフォーマンスを発揮しています。
この中でおすすめなのは、TRUST CLUB プラチナ Visaカードです。
ポイントをクレジットカードの年会費に充当することが可能なので、年会費を取り戻せるプラチナカードの筆頭です。ベネフィットも充実。
主なメリット
- 年間ボーナスポイントを含めると最大1.93%のポイント還元率
- メールでの問い合わせ・メール回答OKのコンシェルジュ(VPCC)
- 2名以上の予約で約270店舗のコース料理が1名分無料(ダイナースのエグゼクティブ ダイニングと同一)
- プライオリティ・パスのプレステージ会員無料
- 大丸東京店のラウンジ「D’s ラウンジトーキョー」
- 手荷物無料宅配、コート預かりサービス
- ホテル フィットネス優待、コナミスポーツクラブ優待
- 最高1億円の旅行傷害保険
- 国内外の航空便遅延費用保険
- 外貨盗難保険、キャンセル プロテクション
- 年間最高500万円のショッピング保険
- ポイントの有効期間が無期限
- Visaプラチナカード特典
- 年会費無料で維持することが可能
有効期限が無期限でポイントを貯めることができ、翌年度の年会費充当にポイントを使うと最大1.93%という高還元カードとなります。
プラチナカードとしては異例の高還元カードでパワフルです。年間で約232.5万円程度利用すると、ずっと年会費無料で維持することが可能な稀有なプラチナカードです。
プラチナカードならではのベネフィットも充実しており、コンシェルジュも使い勝手が抜群のVPCCです。
総合的に優れており、ドラクエの職業で喩えると勇者のような存在です。
カードショッピング、高級レストラン、海外旅行・出張をよく利用する方にとっては大いなる魅力があるハイ・クオリティー・カードです。
TRUST CLUB プラチナ Visaカード 公式キャンペーン
クレディセゾンのプラチナカード
クレディセゾンがアメリカン・エキスプレスと提携して発行しているプラチナカードは、個人用・ビジネスカードの2種類があります。
どちらも年会費20,000円(税抜)ですが、ビジネスカードの方は年200万円以上使えば年会費が半額の10,000円+税となります。
ゴールドカード並みの年会費でコンシェルジュサービスを使えるのが大きなメリットです。
メール依頼・メール回答は不可で、電話につながるまでの時間、回答が来るまでの時間もやや長い傾向があります。愛想の良さも若干見劣ります。
しかし、依頼内容についてはしっかり対応してくれますし、それはできませんと門前払いになることも少ないです。
希少品の在庫があるお店の探索などは、年会費130,000円(税抜)のアメックスプラチナは断りますが、セゾンプラチナカードはOKです。
一度イベントが開催されてホテルが全滅状態に陥った時には、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスのコンシェルジュのおかげでネットよりも格段に安く泊まれたことがあります。
総合的には十分なパフォーマンスを発揮しており、リーズナブルな年会費に鑑みると満足できるコンシェルジュサービスです。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
三菱UFJニコスが、アメリカン・エキスプレスと提携して発行しているカードです。
かつては日本エマージェンシーアシスタンスがコンシェルジュを担当しており、海外でのトラブル対応は優れているものの、他のサービス品質は事務的という評判・口コミが多かったです。
プラチナ・コンシェルジュサービス利用規程でも、トラブル対応が上に来ていました。
- 支援サービス:海外トラベルアシスタンス、医療アシスタンス、緊急アシスタンス
- コンシェルジュサービス:ライフスタイルサービス、ビジネスサービス
しかし、現在は「アスパイヤー」が担当しており、年会費5万円以上のラグジュアリーカードのコンシェルジュと同一の業者です。
また、トラベル関連の特典が優れているので、それ目当てでもおすすめです。
主なメリット
- 家族会員も無料のプライオリティパス
- プラチナ・コンシェルジュサービス(電話・メール・LINEで依頼可能)
- プラチナ・ホテルセレクション from Concierge
- アップグレードサービス from Concierge
- プラチナ・グルメセレクション(コース料理1名分無料)
- 手荷物空港宅配サービス(往復無料)、コート預かりサービス
- スーペリア・エキスペリエンス(優待サービス)
- 充実の付帯保険
夫婦で海外旅行に行く機会がある方におすすめのクレジットカードです。
夫婦でプライオリティ・パスを利用でき、無料で世界中のラウンジが使い放題になるので、使わなくてもお得なクレジットカード、年会費を取り戻せるプラチナカードです。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはお得な入会特典を用意しています。
公式サイト三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 公式キャンペーン
評判・口コミが今ひとつなコンシェルジュ
以下ではあまり使い勝手が良くなく、コンシェルジュ目当てによる入会はおすすめできないクレジットカードについて解説します。
三井住友カード プラチナ
三井住友カード プラチナのコンシェルジュは近畿日本ツーリストが運営しています。
メール対応はNGとなっており、対応がラグジュアリーカード・JCB・アメックス・ダイナース等と比較すると、評判・口コミが芳しくない傾向にあります。
三井住友カード本体が運営している「三井住友カード プラチナデスク」の方は、対応が素晴らしいのですが、コンシェルジュの方は年会費に鑑みると高評価できません。
私だけの意見ではなく、2020年4月時点で約90枚のクレジットカードをお持ちで、合計の支払い年会費はなんと約150万円の専門家・菊地崇仁さんも同じご意見でした。
ただし、コンシェルジュ以外は上質なベネフィットが満載です。
主なメリット
- メンバーズセレクション(年1回、最大4万円相当のプレゼント)
- プライオリティパス無料入会・名医によるセカンドオピニオン・食の逸品等のプレゼントから一つ
- VJAギフトカードのプレゼント(0.5%相当)
- コンシェルジュサービス(おすすめの使い方)
- プラチナグルメクーポン(コース料理が1名分無料)
- プラチナホテルズ(お部屋・料理等をアップグレード)
- カードご利用プレゼント(0.5%相当のVJAギフトカード)
- 最高1億円の旅行傷害保険
- 三井住友カードUSJラウンジ
- 宝塚SS席の抽選予約、プロ野球等の優先予約・販売
- 太平洋マスターズペア観戦入場券プレゼント
- プラチナワインコンシェルジュ
- 大丸東京店のラウンジ「D'sラウンジトーキョー」
- SMBCパーク 栄のプライベートラウンジ
- その他日本発行VISAプラチナカードの共通特典
コンシェルジュ目当てならばおすすめしませんが、その他の特典目当てなら魅力的なクレジットカードです。
インビテーションを待つことなく自分から申し込めます。詳細は以下で徹底解説しています。
Mastercardコンシェルジュ
Mastercardのプラチナカードは、Mastercardコンシェルジュを使えるカードが多いです。
クレジットカードのプロ中のプロである菊地崇仁さんの評判・口コミとしては、あまり使い勝手が良くないとのことです。
比較した結果、コンシェルジュがおすすめのクレジットカード
コンシェルジュは様々な事項について、予約・手配・調査を行ってくれます。
クレジットカードのコンシェルジュは、品質にはバラつきが存在しています。
比較すべき主要項目
- 電話に出るまでの時間が短い傾向にあるか
- メールで依頼できるか
- メールで回答を受け取れるか
- 回答までの時間が早い傾向にあるか
- 回答の質が良いか
- 依頼可能な事項の広さ
- 手数料の有無
- 専任担当者の有無
依頼のスムーズさに関しては、ラグジュアリーカードが随一となっています。
カード名 | ネットでの依頼 | メール回答 |
---|---|---|
ラグジュアリーカード (ブラックカード以上) | メール LINE | ◯ |
ラグジュアリーカード (チタンカード) | メール | ◯ |
アメックス・プラチナ | 海外レストランのみ | ◯ |
ダイナースプレミアム | フォーム入力 | ◯ |
三井住友カード プラチナ | × | × |
JCB THE CLASS/プラチナ | ホテルとレストラン予約のみ | ホテルとレストラン予約のみ |
セゾンプラチナ | × | × |
Visaプラチナ・コンシェルジュ・センター(VPCC) | メール/フォーム | ◯ |
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | メール LINE | ホテルとレストラン予約のみ |
アメックスプラチナはトラベル関連は群を抜いて優れていますが、依頼可能事項が狭めなのがデメリットです。
海外旅行にて航空券・レストラン・ホテル・移動経路の調査・手配をよく使う方におすすめとなっています。
JCB THE CLASSは電話がつながるまで高速なのが大きなメリットで、対応も素晴らしいのが利点です。
ただし、海外関連は「たびらばを見て」という対応になることも多く、特別感が少ないのがデメリット。
ダイナースプレミアム、JCBプラチナも品質が良好であり、満足できるサービスを提供しています。ダイナースクラブ プレミアムカードは会員サイトからフォームで依頼できるのも利点です。
VPCC・セゾンプラチナカードも必要十分のパフォーマンスを発揮しており、以下3枚はおすすめのプラチナカードです。
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:年会費1万円(税抜)で維持可能
- エポスプラチナカード:年会費2万円(税抜)で維持可能
- TRUST CLUB プラチナVisaカード:年会費35,000円(税抜)
専任担当者がつくコンシェルジュがいい場合は、アメックスセンチュリオン、三菱UFJニコスのブラックカードが選択肢となります。
クレジットカードのコンシェルジュの中で、おすすめを一つ厳選するならば、ラグジュアリーカードのコンシェルジュです。
電話だけではなく、メールでも依頼できて便利です。
ゴールドカード、ブラックカード、チタンカードのいずれも、コンシェルジュサービスの対応内容は同一です。
したがって、年会費50,000円(税抜)のチタンカードで、年会費200,000円(税抜)のゴールドカードと同一のサービスを受けられるのはお得感があります。
ただし、チャット・LINE依頼が可能なのはブラックカード以上なので、オンラインでの依頼を行いたい場合はブラックカードがおすすめです。
もう少し年会費を抑えたい場合、JCBプラチナがおすすめです。年会費25,000円(税抜)と安く、良好なコスパを誇っています。
公式サイトJCBプラチナ 公式キャンペーン
インビテーション制ですが、ダイナースプレミアムのコンシェルジュも回答の質がよくオンライン依頼に対応しています。
コロナウイルスが蔓延してマスクが品薄だった2020年3月には、コンシェルジュに電話したらマスクを購入することも可能でした。
ダイナースクラブカードを発行してカードを利用すると、インビテーションが届く可能性があります。1年間で200万円ほど利用し、コールセンターに電話で希望を伝えたら申し込めた実績があります。
公式サイトダイナースクラブカード 公式キャンペーン