ANAカードの中でもステータスが高くてトラベル特典が充実しているのが、アメリカン・エキスプレスが発行しているANAアメックスです。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード、ANA アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの三種類があります。
それぞれANA一般カード、ANAワイドゴールドカード、ANAプレミアムカードに相当します。
ポイント有効期間が無期限であり、ビジネス・ファーストクラスに向けてじっくりとマイルが貯められる点、ANA航空券の還元率が高い点、アメックスの充実のトラベル関連ベネフィットが魅力のANAカードです。
他方、年会費が高い、一般加盟店ではマイル還元率が標準的という評判もあります。
ANAアメックスのメリット、デメリット、他のANAカードとの比較について、実際に8枚のアメックス、9枚のANAカードを活用した経験にもとづいて口コミをまとめます。
目次
- ANAアメックスとは
- 無期限でANAマイルを貯められる!
- ANAカード特約店ではマイル付与率が最大4.5%に!
- 無期限のマイルの威力
- 年間維持コストとマイル付与率の比較
- ボーナスポイント・パートナーズで最大10%還元
- Gold以上はアメックス・オファーが豪華
- ANA SKY コイン獲得プログラム
- Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
- フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
- ANAマイレージモールでもネット通販がお得
- 充実の旅行傷害保険
- 国内外でお買い物のあらゆる局面で守られる
- 充実の付帯サービスで旅行ハック!
- ANAマイルの使い道
- 一律の限度額はなし!戦車でも買える
- アメックス共通優待
- JR東海エクスプレス予約で新幹線も安価に
- ANA一般カード共通の割引
- ANAワイドカード共通の特典
- ANAアメックス・ゴールド・カードの限定特典
- ANAアメックス・プレミアム・カードの限定特典
- 電子マネー・Pay対応
- ANAアメックスのデメリット
- スーパーフライヤーズ・カードとANAアメックス
- ANAアメックスの比較一覧
- 他のANAカードとの比較
- ANAアメックスまとめ
ANAアメックスとは
ANAアメックスは、ANAがアメリカン・エキスプレスと提携して発行・運営しているクレジットカードです。国際ブランドはもちろんAmerican Expressです。
Amexは日本国内ではJCBの加盟店でも原則として使えます。国内外で幅広く使えるカードです。
レジの利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載がない場合でもOKの店舗がほとんどです。
ただし、間に決済の代理店が入っていたり、加盟店契約が古かったりするとJCB加盟店でもアメックスを使えない事があります。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは、1位アメックス、2位ダイナースクラブ、3位VISAとなりました。
アメリカン・エキスプレスのステータスは客観的に高く評価されています。
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
ANAアメックスは一律の利用限度額は設けてなく、カード会員の利用状況や資産状況等に応じて、随時カード利用可能枠を設定しています。
カード発行当初の利用限度額は一般カードは10万~100万、ゴールドカードは30万~150万円程度が目安となっています。
18歳以上(高校生・大学生を除く)で安定収入がある方が申し込めます。大学生・専門学校生などの学生は不可です。
JALカードのCLUB ESTのように、ANAアメックスには20代限定で特典がある制度はありません。また、学生専用のANAカードには、ANAアメックスはありません。VISA、Mastercard、JCBのみです。
カードフェイス
カードフェイスは一般カードはANAらしいブルー、ゴールドカードは金色基調、プラチナ・プレミアムカードはブラックがベースで洗練されています(ICチップも搭載)。
カード左上にANAという文字とロゴ、その下に「ANA CARD」という文字があり、右側にスターアライアンスのロゴがあります。
カード右上に「AMERICAN EXPRESS」という文字があり、右下にアメックスのマークがあります。
ANAアメックスは、ディズニー・デザインは選択できません。ディズニーデザインが選べる航空系カードはJAL・JCBカードのみです。
年会費
年会費(税抜)はANA アメックス(クラシック)は7,000円、ANAアメックス・ゴールドは31,000円、ANAアメックス・プレミアムは150,000円です。
家族カードの年会費(税抜)は、一般カードは2,500円、ANAアメックス・ゴールドは15,500円、プレミアムカードは4枚まで無料です。
ANAアメックスはWEB明細やリボ払い利用での年会費の割引はありません。
ETCカードの年会費は無料。新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料が必要ですが、初回のみでカード更新時は不要です。
ETCカードは年会費有料というクレジットカードもある中で、無料で維持できるのはナイスですね!
ANA VISA/マスターとは異なり、ETCカードの利用がない場合でも年会費は発生しません。これは良心的です。
カード名 | 年会費(税抜) | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 7,000円 | 2,500円 |
ANAアメックス・ゴールド・カード | 31,000円 | 15,500円 |
ANAアメックス・プレミアム・カード | 150,000円 | 無料(4名まで) |
申し込みから発送までは最短で1週間程度です。申し込みの際に支払い銀行口座の設定がオンラインで完了すれば、最短で1週間前後で届きます。
無期限でANAマイルを貯められる!
ANAアメックスは、カード利用でANAアメリカン・エキスプレス提携カード―メンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。100円につき1ポイントです。
貯めたポイントは、1,000ポイント単位で1,000 ANAマイルに移行できます。マイル付与率は1%です。
NHK受信料、日本赤十字やUNICEF等への寄付はポイント対象外です。
また、電気・ガス・水道・税金・公金・ふるさと納税など、ポイント付与率が半分(200円ごとに1ポイント)になる支払先があります(一覧)。
利用ごとに100円未満の端数は切り捨てられてポイント付与の対象外となりますが、余程細かい支出を多発させない限りは、さほど大きな影響は出ません。
ANAアメックスのポイントをANAマイルに移行するには、一般カード(クラシック)の場合、年6,000円(税抜)の「ポイント移行コース」への登録が必要です。
ポイント移行コースへの登録期間中は、ポイントに有効期限(通常3年)がなくなります。
有効期限を気にせずポイントを大きく貯めて、任意のタイミングでマイルに移行すれば、無駄なく特典航空券などに交換できます。
ANAアメックスは、お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
ポイントから移行したマイルの有効期限は、移行した月から36ヶ月後の月末までとなります。
ポイント移行コースは有効期間が無期限というメリットがありますが、コストが高めです。未加入でもポイントの有効期間は3年で、マイル移行後のマイル有効期間も3年で合計6年間あります。
3年に1回「ポイント移行コース」に登録して、ANAマイル移行後に解約をすることで、マイル移行のコストを3年に1回(1年あたり税抜2,000円)に抑えることができます。
ANAアメックス・ゴールド、ANAアメックス・プレミアムは、年6,000円(税抜)の費用は不要で、最初からポイントの有効期限が無期限なとなります。
ANAマイル以外にも、アメリカン・エキスプレスのメンバーシップ・リワードのアイテムと交換することも可能です。
ただし、交換レートを勘案すると還元率はよくないので、ANAアメックスを使う場合はANAマイルへの交換がベストです。
一度アメックスに14時40分に電話したら、14時59分に手続き開始のメールが届きました。すぐに手続きをしてくれます。
ANAカード特約店ではマイル付与率が最大4.5%に!
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、通常のANAカードはクレカ利用によるポイントとは別に、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。
以下の画像はセブン-イレブンで400円のお買い物をした例です。セブン-イレブンは200円あたり1マイルが加算されるので、0.5%の2マイルが加算されています。
対象店舗の中ではセブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシあたりは日常的に使いやすくてお得です。
レストランやカフェの利用でもザクザクとANAマイルが貯まっていきます。
クレカのポイントとは別にマイルを得られるのはお得感があります。
使いやすいコンビニ・スーパーで、ANAアメックス決済による基本0.5%~1%と合わせて合計で1.5%~2%のマイルが得られてバリューが高いです。
また、ANAアメックス限定ではありませんが、利用でANAマイルが貯まるお店・サービスがあります。
多様なジャンルがあり、公式サイトの各ジャンルページにて、「AMC番号の提示で貯める」にチェックを入れると出てきます。
例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。
ANAアメックス・一般の場合、ANAカードマイルプラス提携店のうち、ANAグループでのANA航空券、旅行商品、機内販売などを購入すると、ポイントが通常の1.5倍になります。
カード利用額100円あたり1ポイントの通常ポイントに、利用額200円につき1ポイントのボーナスポイントが加算されます。ANA航空券等はマイル付与率1.5%です。
更にANAカードマイルプラス特典で、クレジットカードのポイントとは別に1%のマイルも得られるので、ANAグループでのマイル付与率は合計2.5%となります。
ANAアメックス・ゴールドの場合は3%、プレミアムカードなら4.5%と高還元でお得です。
- ANAアメックス 一般カード:ANA航空券等は2.5%
- ANAアメックス・ゴールド:ANA航空券等は3.0%
- ANAアメックス・プレミアム:ANA航空券等は4.5%
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの4.5%を上回るのは、新規募集停止のスカイ・トラベラー・プレミア・カードしかありません。
カード名 | マイル付与率 |
---|---|
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | 1.5% |
MileagePlusセゾンカード MileagePlusセゾンゴールドカード MileagePlusセゾンプラチナカード | 1.5% |
MileagePlus JCBゴールドカード | 1.5% |
MileagePlusダイナースクラブ ファースト | 1.5% |
ANA一般カード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドカード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
JALカード 普通カード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aカード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード | 2.0% |
デルタ スカイマイルJCBテイクオフカード | 2.0% |
ANAダイナースカード | 2.0% |
JALダイナースカード | 2.0% |
ANA VISAカード / ANA Mastercard | 2.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 2.5% |
デルタ スカイマイルJCB一般カード | 2.6% |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
JALアメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールド | 3.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
デルタ スカイマイル JCBゴールドカード | 3.0% |
スカイ・トラベラー・カード (新規募集終了) | 3.0% |
ANA JCBカード プレミアム | 3.3% |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 3.5% |
ANAダイナース プレミアムカード | 4.5% |
JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 4.0% |
JAL・JCBカード プラチナ | 4.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 4.5% |
スカイ・トラベラー・プレミア・カード (新規募集終了) | 5.0% |
ただし、ANAアメックスプレミアムとANAアメックスゴールドの年会費の差は119,000(税抜)なので、ANA航空券の還元率UPのみで元を取るのは難しいです。
1マイル2円換算だと約年396万7千円以上ANA航空券等を購入する場合はプレミアムカードの方がよくなります。
大多数の方にとっては厳しい金額なので、付帯特典を重視するか否かになります。
無期限のマイルの威力
ANAアメックスの最大のメリットの一つはポイントの有効期間が無期限であり、ファーストクラスの航空券と交換できることです。
マイルの還元率を高くするには、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券への交換が重要です。しかも長距離である程に還元率が上がります。
しかし、ポイント・マイルの有効期限内に、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券に交換できるだけのマイルを貯める必要があります。
また、ギリギリになってようやく貯まった場合は、時期によっては取りたい航空券がとれないという事態もありえます。
クレジットカードの有効特典を使うためだけに無理やり旅程を組むというのは、本末転倒感があります。
多くのANAカードにはこうした「有効期限の壁」があります。しかし、ポイントの有効期限が無期限のANAアメックス・ゴールドなら無限にポイント・マイルを貯められるので、有効期限の壁を突破できます。
例えば、15万マイル貯めてニューヨークへのファーストクラス(Rシーズン)に交換した場合、1マイルの価値が13.39円(208万円)となったケースがあります。
ポイント・マイルが無期限のANAアメックスなら、じっくりとマイルを貯めて、ファーストクラスの特典航空券への交換が可能になります。
年間維持コストとマイル付与率の比較
年会費の割引、3年に1回マイル移行することを考慮した年間維持コスト、マイル付与率の比較をまとめると下表の通りです。
項目 | クラシック | ゴールド | プレミアム | |
---|---|---|---|---|
年間コスト(2年に1回マイル移行) | 9,000 | 31,000 | 150,000 | |
家族カード1枚込 | 11,500 | 46,500 | 150,000 | |
マイル付与率(最大) | 一般加盟店 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
特約店 | 2.0% | 2.0% | 2.0% | |
ANA航空券等 | 2.5% | 3.0% | 4.5% | |
ポイント有効期限 | 3年(※) | 無期限 | 無期限 |
※年6,000円(税抜)を支払っている間は無期限
ANAアメックス(クラシック)はトータルコストは年1万円程度となります。ANAアメックス・ゴールドはJALプラチナカードと同等です。
ボーナスポイント・パートナーズで最大10%還元
特約店での「ボーナスポイント・パートナーズ」では、ポイントが通常より多く貯まります(最大10倍)。
提携店の一例
- 高島屋オンラインストア
- じゃらん
- ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン
- ケイト・スペード ニューヨーク オンラインショップ
- Oisix (おいしっくす)
- 全国のシモンズギャラリー
- ボーズ 公式オンラインショップ
Gold以上はアメックス・オファーが豪華
ANAアメックスゴールド、ANAアメックスプレミアムは、アメリカン・エキスプレスのお得なキャッシュバックの「アメックス・オファー」が豪華な傾向となっています。
ANA航空券で20%還元、使い勝手が良い大手ホテルグループで20%還元といったオファーがあり、活用すると年会費負担を抑えられます。
ANA SKY コイン獲得プログラム
2020年9月1日から「ANA SKY コイン獲得プログラム」が導入されました。
ゴールドカードは年300万円のカードショッピングで1万円分のANA SKY コインを得られます。プレミアムカードは年500万円で3万円分です。
また、ANA航空券やANAグループ旅行商品を年100万円カードで支払う度に、5,000円相当のANA SKY コインを得られます。
ANAアメックスがANA SKYコイン獲得プログラムを開始!ゴールド・プレミアムが対象
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Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
ANAカードに搭載されている電子マネーの楽天Edyを使うと、200円あたり1ANAマイルが得られます(マイル付与率0.5%)。おサイフケータイでも同様にANAマイルを貯める設定が可能です。
これだとメリットに乏しいですが、「ANAマイレージクラブ モバイルプラス」という制度に加入すると、楽天Edyの利用が高還元となるのが利点です。
月会費は300円(税抜)であり、コストは年3,600円(税抜)。ドコモ・au・ソフトバンクの契約者が加入でき、支払い方法は以下の通りです。
- NTTドコモ:SPモード決済(ahamoは対象外)
- au、Povo2.0:auかんたん決済
- SoftBank、LINEMO:ソフトバンクまとめて支払い
これに入会すると、楽天Edyの利用で得られるANAマイルが3倍(200円あたり3ANAマイル)になります。マイル付与率1.5%です。
マツモトキヨシ・紀伊國屋書店などのEdyマイルプラス対象店舗では200円あたり4マイルが貯まり、マイル付与率2%となります。
フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
ANAアメックスは通常のフライトマイル(国内線・国際線)に加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。
「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率」に対して、ANAアメックスは10%、ANAアメックス・ゴールドは25%、ANAアメックス・プレミアムは50%のボーナスマイルが得られます。
また、カード入会・継続のボーナスマイルは、一般カードは1,000マイル、ANAアメックス・ゴールドは2,000マイル、ANAアメックス・プレミアムは10,000マイルです。
毎年マイルがもらえるのは嬉しいですね。国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年2,000円~20,000円がバックされることになり、年会費の負担を減らすことができます。
ANAプレミアムメンバーの「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」ステイタスを保持している時は、ANAゴールドカード・プレミアムカードの場合、限定特典で通常の継続ボーナスマイルに加えて更に2,000マイルがプラスされます。
家族のマイルを合算できる「ANAカードファミリーマイル」に登録(無料)すれば、家族全員のマイルが無駄なく利用でき、マイルの使い道が広がります。
ANAマイレージモールでもネット通販がお得
ANAが運営するポイントモール「ANAマイレージモール」も当然に利用可能です。経由での利用金額に応じて直接ANAマイルが貯まります。
ANAマイレージモールは直接マイルが貯まり、シンプルでわかりやすいのがメリットです。
サイト名 | 利用額とマイル | マイル付与率 |
---|---|---|
楽天市場 楽天トラベル | 200円 = 1マイル | 0.50% |
Yahoo!ショッピング | 300円 = 1マイル | 0.33% |
ユニクロオンラインストア | 300円 = 1マイル | 0.33% |
じゃらんnet Yahoo!トラベル 一休.com 一休.com レストラン | 200円 = 1マイル | 0.50% |
マツモトキヨシ | 100円=1マイル | 1.00% |
Amazon (一部カテゴリーのみ) | カテゴリーによる |
充実の旅行傷害保険
ANAアメックスには旅行傷害保険が付帯しています。上位カードになればなる程に旅行保険が充実していきます。
海外旅行傷害保険
旅行代金をANAアメックスで決済した場合、海外旅行傷害保険がつきます。一般カードでも家族特約があるのが大きなメリットです。
一般カード(クラシック)とゴールドカードは利用付帯で、プレミアムカードは大部分が自動付帯で死亡・後遺障害のみ一部利用付帯となります。下表はカッコ内は家族の補償で、最高の金額です。
保険の種類 | クラシック | ゴールド | プレミアム |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 3000万(1000万) | 1億(1000万) | 1億(1000万) |
傷害治療 | 100万(同額) | 300万(200万) | 1000万(同額) |
疾病治療 | 100万(同額) | 300万(200万) | 1000万(同額) |
救援者費用 | 200万円(同額) | 400万(300万) | 1000万(同額) |
賠償費用 | 3000万(同額) | 4000万(同額) | 5000万(同額) |
携行品損害(1旅行/年) (自己負担3,000円) | 30万(同額) | 50万(同額) | 100万円(同額) |
ANAアメックス・プレミアムカードはブラックカード級の卓越した数字となっています。
ANAアメックス・ゴールドは、家族会員の死亡・後遺障害は5000万円です。その他は本会員と同じです。自動付帯の部分の金額は下表のとおりです。
補償項目 | カード会員 | 会員の家族/家族カード会員 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5000万円 | 最高1000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高4000万円 | 最高4000万円 |
携行品損害(※1) | 1旅行最高50万円 | 1旅行最高50万円 |
救援者費用(※2) | 最高300万円 | 最高300万円 |
ANAアメックス・プレミアムカードは、死亡・後遺障害のみ自動付帯の部分が5000万円、利用付帯の部分が5000万円で合計1億円です。家族会員も本会員と同じです。
ただし、海外では傷害治療・疾病治療(病院等での医療費用)が高く、転倒や食あたりで数日間入院しただけで、400万円かかることもあります。
海外旅行保険が自動付帯の年会費無料カードを持てば、最高保険金額を上乗せ可能。使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。
航空機遅延・手荷物紛失
ANAアメックス・プレミアムカードには、航空機遅延・手荷物紛失に対する保険金があります。
搭乗した航空便の遅延、航空便に預けた手荷物の遅延などによって、負担する必要が生じたホテルの客室使用料、食事代、衣料購入費などが補償されます。
名称 | 補償内容 | 保険金が出る場合 |
---|---|---|
乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合を紛失とみなし、到着後96時間以内に購入した場合 |
国内旅行傷害保険
ANAアメックスは国内旅行傷害保険が附帯します。利用付帯で家族特約もあります。
項目 | ANAアメックス・ゴールド | ANAアメックス・プレミアム |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(1,000万) | 最高1億円(1,000万) |
入院保険金日額 | - | 5,000円 |
通院保険金日額 | - | 2,000円 |
手術保険金 | - | 5万~20万円 |
国内旅行傷害保険(航空機搭乗中)
ANAカードの補償で、航空機搭乗中のみですが、国内航空傷害保険もあります。こちらは自動付帯です。
一般カードは死亡・後遺障害1000万円のみであり、ワイドカードはパワーアップします。入院・通院・手術の補償が付帯しており、傷害死亡・後遺障害も金額がアップしています。
日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償されます。アメックスの独自の補償とは重複適用されません。
ANAアメックス・プレミアムカードの場合で意味があるのは、傷害入院(最高180日)が1日1万円にアップする点です。
保険の種類 | 一般カード | ゴールド・プレミアム |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1,000万円 | 5,000万円 |
入院治療 | - | 10,000円/日 |
手術費用 | - | 入院中:10万円 それ以外:5万円 |
通院費用 | - | 2,000円/日 |
国内外でお買い物のあらゆる局面で守られる
ショッピング・プロテクション
ANAアメックスには、購入した商品の損害を補償する「ショッピング補償」(ショッピング保険)が付帯しています。10,000円の自己負担はありますが、それ以上の損害が出た場合は保険金がもらえます。
一般カードの補償額は年間200万円迄です。国内、海外を問わずANAアメックスで購入したほとんどの商品について、破損・盗難などの損害が購入日から90日間補償されます。
他のANA一般カードは、ショッピング保険が適用されるには、海外での利用、リボ払い・3回以上の分割払などの条件が附帯しています。
しかし、ANAアメックスは日本国内の1回払いも対象とパワフルです。
ANAアメックス・ゴールド、ANAアメックス・プレミアム・カードは年500万円まで購入品の損害が補償されます。
食品、動物、土地・建物、自動車、オートバイ、希少硬貨、ソフトウェア、オンラインコンテンツなど一部対象外となる商品もあります。
特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。iPhone、Xperia、GALAXY、iPad、ノートPCなどをアメックスで購入すると、しっかりと補償対象となります。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。アメックスはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。
iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードと高く評価できます。
なお、アメックスのショッピング関連の保険は、QUICPay払い(Apple Payを含む)の場合でも補償対象です。
年3~5万円限度のスマートフォン・プロテクション
ANAアメックスゴールドには、スマホが破損した場合の修理代金が年3万円まで補償される「スマートフォン・プロテクション」という制度があります。プレミアムカードだと年5万円限度です。
リターン・プロテクション
ゴールドカード以上のANAアメックスで購入した商品の返品を、購入したお店が受け付けない場合、購入日から90日以内なら、アメックスに送れば、購入金額をカード会員の会員口座に払い戻してくれます!
セール品などで「返品不可」という制約がある商品を購入した場合に便利です。
1商品につき最高3万円相当額まで、年間最高15万円相当額までとなります。
キャンセルプロテクション
ゴールドカード以上のANAアメックスには、キャンセル保険と形容し得る補償があります。他のANAカードにはないアメックスならではのメリットです。
急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などの場合に便利な保険です。
予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合の損害を補償してくれます(マイルを使った特典航空券の諸費用は対象外)。
本人だけではなくて、同行する予定のあった配偶者の方の分も併せて補償してくれます。
年間上限はゴールドは10万円、プレミアムは50万円です。
充実の付帯サービスで旅行ハック!
空港ラウンジは同伴者1名まで無料
ANAアメックスは一般カードでも国内28空港40ヵ所・ハワイの空港ラウンジを利用可能です。
しかも、カード会員本人だけでなく、同伴者も1名まで無料で利用できます。旅行や出張がはかどりますね(アメックスのラウンジ一覧)。
家族で旅行する場合にも便利です。夫婦のうち1名が本会員、1名が家族会員だと、2枚のカードそれぞれ同伴者が1名無料になります。家族旅行の際には4名までラウンジで寛げます。
地域 | 空港名 | ラウンジ名 |
---|---|---|
北海道 | 新千歳空港 | スーパーラウンジ ノースラウンジ |
函館空港 | 国内線ビジネスラウンジ | |
東北 | 青森空港 | エアポートラウンジ |
秋田空港 | ラウンジロイヤルスカイ | |
仙台空港 | ビジネスラウンジ EAST SIDE | |
関東 | 羽田空港 | 第1旅客ターミナル POWER LOUNGE CENTRAL POWER LOUNGE NORTH / SOUTH 第2旅客ターミナル エアポートラウンジ(南) POWER LOUNGE CENTRAL POWER LOUNGE NORTH 第3旅客ターミナル SKY LOUNGE |
成田国際空港 | IASS EXECUTIVE LOUNG 1 IASS EXECUTIVE LOUNG 2 (※成田は全ラウンジでアルコール1杯無料) | |
中部 北陸 | 新潟空港 | エアリウムラウンジ |
富山空港 | ラウンジ らいちょう | |
小松空港 | スカイラウンジ白山 | |
中部国際空港セントレア | プレミアムラウンジ セントレア(アルコール無料) | |
関西 | 大阪国際空港 (伊丹空港) | ラウンジオーサカ |
関西国際空港 | カードメンバーズラウンジ 六甲/アネックス六甲/金剛 | |
神戸空港 | ラウンジ神戸 | |
中国 | 岡山空港 | ラウンジ マスカット |
広島空港 | ビジネスラウンジ もみじ | |
米子鬼太郎空港 | ラウンジ DAISEN | |
山口宇部空港 | ラウンジきらら | |
四国 | 高松空港 | ラウンジ讃岐 |
松山空港 | ビジネスラウンジ | |
徳島空港 | エアポートラウンジ ヴォルティス | |
九州 沖縄 | 北九州空港 | ラウンジひまわり |
福岡空港 | ラウンジTIME/ノース ラウンジTIME/サウス ラウンジTIMEインターナショナル | |
長崎空港 | ビジネスラウンジ アザレア | |
大分空港 | ラウンジ くにさき | |
阿蘇くまもと空港 | ラウンジ ASO(アルコール無料) | |
鹿児島空港 | スカイラウンジ菜の花 | |
那覇空港 | ラウンジ華~hana~ | |
ハワイ | ダニエル・ K・イノウエ 国際空港 | IASS HAWAII LOUNGE |
ラウンジによっては無料のアルコール類があったり、シャワールーム(有料)が設置されています。
成田のIASS EXECUTIVE LOUNGE 1/2、中部のプレミアムラウンジ セントレア、熊本のラウンジ ASOは、無料アルコールのサービスがあります。
以下は成田空港のラウンジ「IASS EXECUTIVE LOUNGE 1」です。席の脇には電源コンセントもありスマホ・タブレット・PC等を充電できます。
成田のラウンジはビールかウイスキーが1杯無料です。柿の種をおつまみにして無料で飲めるのは嬉しいですね^^
ミネラルウォーター、お茶類、ジュース、コーヒーなどソフトドリンク類も揃っています。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行の際に、帰国時の空港から自宅まで、ANAアメックス会員1人につきスーツケース1個を無料で配送できます。
手荷物無料宅配はゴールドカードでようやく登場するサービスです。ANAアメックスにはゴールドカード級の特典もあります。手荷物やお土産が多い場合は特に便利です。
成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用できます。
手荷物空港宅配サービスは、自腹で支払うと1個2,000円~4,700円程度はかかります。年3回このサービスを使ったら、1年あたり6,000~14,100円もお得になります!
帰国時の当日に下記お申し込みカウンターで、カードと搭乗券を提示して、「手荷物無料宅配サービス」利用の旨を伝えればOKです。
海外旅行では24時間日本語で無料電話サポート
レストランの予約、医療機関の紹介、緊急時の支援等の日本語電話サポートが受けられます。「グローバル・ホットライン」というかっこいい名前です。
世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡できます。
ANAアメックスの場合、24時間365日いつでも日本語で電話できるというのは便利ですね。海外旅行における大いなる安心が確保できます。
例えば、以下の事項について電話相談ができます。
- 航空券・ホテル・レンタカー・レストラン・ゴルフコースなどの案内・予約・確認・キャンセル
- 主要都市でのミュージカル等のチケット
- パスポート・査証・予防接種
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- トラベラーズチェックの紛失・盗難
- パスポート・所持品の紛失・盗難
- 電話による簡単な通訳サービス(業務は対象外)
- 緊急メッセージの伝言サービス(業務は対象外)
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 最寄りの日本大使館・領事館
海外のみならず日本国内においても、緊急時の対応については、年中無休のカスタマーサービスを提供しており、24時間365日、オペレーターと直接やり取りができます。
ANAアメックス・ゴールド、プレミアムの「オーバーシーズ・アシスト」は、グリーンの「グローバル・ホットライン」に加えて、医師の派遣、救急車や入院の手配などの「緊急支援サービス」も受けられます。
例えば、以下の事項について電話相談ができます。
ジャンル | サービス内容 |
---|---|
メディカルサービス | 24時間電話医療相談、病院紹介 病院の予約・入院手配 電話での日本語アシスト 医療機関への信用保証 上限5,000USドル立替え資金援助 家族への緊急連絡 緊急移送、治療経過管理、帰国手配 |
リーガルアシスタントサービス | 緊急時の弁護士紹介 1件あたり上限1,000米ドルの弁護士費用立て替え 1件あたり上限1,000米ドルまで保釈金立て替え |
ゴルフ場で倒れたカード会員が電話して、ドクターヘリが駆けつけて無事助かったというエピソードもあります。
ANAアメックス・ゴールドを保有していると、海外旅行・出張時のトラブルにも対応できるディフェンスを構築できます。 安心・安全です^^
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)にも適用されます。
カードの紛失・盗難時の緊急再発行
万が一カードの紛失、盗難に遭遇した際は、連絡したら新しいカードを無料で再発行してくれます。
状況に応じて至急再発行して貰える場合もあります。海外でカードを紛失した時も、心配は無用です。
緊急再発行は滞在地域などによって対応が変わってきます。緊急用の仮カードのため、デザインが異なります。
空港クロークサービス
乗継便の待ち時間などに、空港内手荷物預かり所で荷物を無料で預けられます。出発までの空港内での買物や食事を、身軽で楽しめます。
旅行の際はとにかく荷物がかさばります。かさばる荷物を無料で預けられるのは最高です。利用は当日のみ有効ですので、日をまたいで預けることはできません。
中部国際空港、関西国際空港で利用できます。カード会員1名につき荷物2個まで無料です。
空港パーキング
空港からのアクセスが良好な駐車場で、割引・優待特典を受けられます。
国内レンタカー
オリックスレンタカー、トヨタレンタカー、日産レンタカー、ニッポンレンタカー、タイムズ カーレンタルを基本料金から5%オフで利用できます。
会員限定のイベント
ANAアメックスはアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(日本支社)が発行しているカードですので、アメックス会員向けのイベントにも参加できます。
グルメ、コンサート、お寺・博物館、ファッション、スイミングなど多様なイベントが開催されています。有名歌手の会員限定コンサートなど会員限定イベントも充実しています。
過去のイベントの例は以下のとおりです。
- 世界遺産清水寺の夜間特別拝観
- 京都 醍醐寺・三宝院の桜の特別夜間拝観
- THE BLUE SESSIONS、American Express presents「綾戸智恵特別公演」
- 下鴨神社式年遷宮奉祝記念 平原綾香コンサート「いのちのちから、あらたに」
- 京都紅葉の名刹 高台寺の夜間特別拝観・井浦新氏との交流会
- 正倉院展 特別セミナーと鑑賞会
- コットンクラブ “ポイント de RESERVE SEAT”
- 世界の青木功プロと夢のラウンドプレー
- アメリカン・エキスプレス・メンバーズカップ
- 東京国立博物館、奈良国立博物館 「プレミアムミュージアムビューイング」
- 東京湾大華火祭観覧ディナーリザーブシート
- 「丸の内タニタ食堂」ヘルシーワークショップ
- 阪急メンズ東京「AUTUMN NIGHT」
- 「オテル・ドゥ・ミクニ」イベント
- 岩崎恭子夏休み子どもスイミング教室
京都や奈良で毎年定期的に開催される古都イベントでは、通常は入れない場所が特別に開放されたり、非公開の貴重品を見ることができます。アメックスならではのプライスレスな体験が可能です。
アメックスの「世界遺産・清水寺の夜間特別拝観」に参加したところ、壮大・荘厳な非公開の国宝本堂の内々陣と、美しい夜景と弦楽四重奏を堪能でき大満足でした。
同じく世界遺産で、1100年以上の歴史がある醍醐寺のイベントでは、豊臣秀吉も愛した桜、幾多の国宝・重要文化財、心が洗われるご法話、料亭での食事のような花見膳を堪能できました。
アメックスのイベントのクオリティには定評があり、クレジットカードの専門家である岩田昭男さんも高く評価しています。
舞台・立地・演出などで一手間かけて工夫しており、岩田さんは毎年アメックスのイベントに行って、忘れられない思い出をもらっているそうです。
ANAマイルの使い道
ANAアメックスで貯めたマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。
主な交換先
- 国内線/国際線の特典航空券、今週のトクたびマイル
- 提携航空会社特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- ANA SKY コイン
- トクたびマイル
- ANAショッピング A-styleでの利用
- 提携ポイントやクーポンとの交換
- 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
- ホテル宿泊・レストランのお食事券
ANAマイルの使い道詳細
他にANA国内線にお得に搭乗する方法としては、ユナイテッド航空のマイル活用があります。クレジットカード「マイレージプラスカード」で貯まります。
ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。
一律の限度額はなし!戦車でも買える
ダイナースクラブカードと同様に、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードには、一律の限度額は設定されていません(アメックスの利用限度額)。
利用状況や支払い実績などによって利用限度額は異なります。
アメックスは柔軟に与信枠を設定しており、他社のプラチナカードを格段に上回る利用限度額を設定してくれることがあります。利用限度額が高いクレジットカードの筆頭です。
ANAアメックスには、税金のみ事前入金(デポジット)システムがあります。
例えば、3,000万円を事前入金しておけば限度額3,000万円のクレジットカードとして使えます。高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。
アメックスの銀行口座に振り込むことになります。振込手数料は自己負担ですので、他行宛振込手数料が無料の銀行から振込みましょう。
クレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。フリーダイヤルで通話料無料のデスクに電話をかければOKです。
以下は12,026,503円のカード利用を行い、800万円を事前振込みして、次回の引落しが4,026,503円になっている例になります。
例えば7月25日にカードで支払う場合、24日までに振り込んでおけば、その夕方にアメックスが振込を確認して、決済できるようにしてくれます。
なお、利用額が膨らんだ場合は連絡してもらうサービスも提供されており、使い過ぎを防ぐことが可能になっています。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。この場合は還元率0.5%となりますが、ポイントをマイル交換に使う場合はお得です。
アメックス共通優待
アメリカン・エキスプレスのカード会員共通の優待特典を利用可能。アメックスオファーでは、実利的なキャッシュバックを享受可能です。
また、American Express Experiences、golfscape、エクスペディアでの割引、阪急メンズ東京での期間限定優待などがあります。
JR東海エクスプレス予約で新幹線も安価に
ANAアメックスは、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の座席を、スマートフォンや携帯電話、PCからオンライン予約・変更できる「エクスプレス予約」を使えます。年会費は1,000円(税抜)です。
従来は「プラスEX」でしたが、2017年9月から「エクスプレス予約」にリニューアルされました。
ANA一般カード共通の割引
ANAアメックスはもちろん、ANA一般カード共通の割引・特典が受けられます。
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 空港内免税店「ANA DUTY FREE SHOP」での割引 (5%OFF)
- 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
- 成田空港でのパーキング割引
- 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
- ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー5%割引
- ハーツレンタカー5~20%割引
特に使いやすいのは全国各空港にある「ANA FESTA」での5%割引です。
2016年4月1日からは、ANA一般カードでもANA DUTY FREE SHOPを5%OFFで利用できるようになりました。
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービスは、予約の際にANAカード会員の旨を伝えると、ベストフレキシブル料金から5%割引となります。
時期によってはネット最安値よりリーズナブルに宿泊できることがあります。素泊まりだとお得になる傾向があります。
ANAインターコンチネンタルホテル東京は六本木にあります。都心部で東京観光には便利です。
2016年4月1日から、ANAショッピング A-styleでのお買い物は、ANAショッピングポイントとの併用でも5%の割引適用となりました。
ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワインなど、魅力的なANAならではの独自商品を購入できます。
また、ANAカード会員は、高島屋SHILLA&ANAでの割引を受けられます。一般カードは5%OFF、ワイドカード以上は10%OFFとなります。
毎月のカード利用明細には「ANA CARD information」が同封されており、ANAカードの最新情報を把握できます(Web明細なら会員サイトで確認可能)。
ANA機体工場見学会、ANAビジネス/ファーストクラス機内食試食&見学、国内線プレミアムクラスお弁当&ANA機体工場見学会、シークレットコンサート、宝塚貸切公演、横浜F・マリノス特別席での観戦など、ANAカード会員限定のイベントにも参加できます。
ANAワイドカード共通の特典
ゴールドカード以上のANAアメックスは、ANAワイドカード以上のANAカード共通の特典・割引を受けられます。一般カードにない主な特典は以下のとおりです。
- ビジネスクラス専用チェックイン
- 空港内免税店「ANA DUTY FREE SHOP」での割引 (10%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン朝食無料&ウェルカムドリンクサービス
ANA国際線エコノミークラス利用の際にもビジネスクラス専用カウンターを利用できます。並ぶ時間が少なく、余裕のチェックインができます。
エコノミークラスのうんざりする大混雑に巻き込まれずに、スムーズなチェックインが可能なのは大きなメリットです。
また、空港内免税店「ANA DUTY FREE SHOP」での割引が、一般カードの5%から10%にUPします。より一層お得にお買い物できます!
ゴールドカード以上のANAアメックスなら、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンのホテル宿泊で、朝食無料&ウェルカムドリンクもついてきます。これはありがたいですね。
ANAアメックス・ゴールド・カードの限定特典
京都観光ラウンジ
ANAアメックス・ゴールド会員は、高台寺の塔頭の一つ「圓徳院」にある「京都特別観光ラウンジ」を利用できます。
- 圓徳院書院・知客寮にてお茶のご接待(宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など日によって変更)
- 冷たい麦茶、冷やし飴(夏季期間中)
- 圓徳院の拝観無料
- 高台寺・掌美術館の拝観割引
- 高台寺駐車場1時間無料サービス
中のお部屋では日本庭園を眺めならゆっくりとくつろいで休憩できます。本当に落ち着ける空間です。
京都ラウンジは京都の多様な観光スポットの中心部にあるので休憩に便利です。詳細については以下にまとめています。
また、一般には公開されていない圓徳院と夏の夜の特別拝観を、カード提示で無料で楽しめます。
重要文化財や国指定名勝の北庭、由緒ある小間の茶室等があり、古都ならではの伝統美を堪能できます。
コットンクラブ・新国立劇場の優待特典
ジャズやソウル等の一流アーティストが出演する東京・丸の内のエンターテイメントクラブ「COTTON CLUB(コットンクラブ)」にて、カード会員限定の特典があります。
年4回のアメリカン・エキスプレス スポンサード公演など、アメックス会員限定のイベントが実施。「THE BLUE SESSION」等のイベントも開催されています。
また、新国立劇場で多様な優待特典を享受可能。本格オペラ、バレエ、現代舞踊、演劇といったジャンルの舞台が上演されています。
ANAアメックス・プレミアム・カードの限定特典
国内線のANAラウンジが利用可能
ANAアメックス・プレミアムの本会員は、ANAグループ便利用時は、搭乗手続き後に各国内空港(国内線ターミナル)内のANAのラウンジを利用できます。
ANAラウンジは通常はANAの上級会員の資格があるか、プレミアムクラス搭乗時でないと入れないラウンジです。
快適な空間で居心地は抜群です。搭乗までの時間をゆっくりとくつろぐことができます。
国内線でもビール、ウイスキー、焼酎、青汁、おつまみ等があって豪華。羽田空港はは日本酒も充実しています。
ANAラウンジは出たらすぐに搭乗口があるのが絶大なメリットであり、搭乗の直前まで居心地が秀逸なラウンジで快適に過ごせます。
ANAの上級会員になるまでは行かないけれども、ANAの国内線にそこそこ搭乗する機会がある方には、ANAアメックス・プレミアムのANAラウンジ利用可能特典は素晴らしいベネフィットです。
プレミアム・サービス・デスク
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードはコンシェルジュサービスが秀逸です。「プレミアム・サービス・デスク」では、24時間365日、カード会員からの要望を電話で受ける体制が構築されています。
アメックス・プラチナのプラチナ・コンシェルジェに準じたサービスです。
旅行、食事、エンターテインメント、ショッピングなど、あらゆるシーンで特別な体験を提案してくれます。
アメックスはT&Eカードであることから、旅行・エンターテイメントに関するコンシェルジュは卓越しています。アメックスは「コンシェルジェ」という名前ですね。
もちろん懇親会のお店選び、リーズナブルなパッケージツアーの予約なども可能です。
予約が満席のレストランでも、アメックスがカード会員用に枠を抑えている場合は予約できることがあります。
航空機については、アップグレードの有無、座席の位置、乗り継ぎ、周遊チケットなどについても、きめ細やかに予約してくれます。
アメックスのコンシェルジェの航空券手配については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマであるプロ中のプロが、アメックスのコンシェルジェの航空券手配について高く評価なさっています!
アメックスのトラベル関連の特典が優れていることもあり、ホテル・旅館の手配も秀逸です。トラベル関連で卓越したクオリティを発揮しています。
今後はコンシェルジェのデジタル化対応が検討されており、メールや会員サイトからのフォーム入力で依頼できるようになる可能性があり、より一層便利になるポテンシャルがあります。
家族の誕生日をサプライズでお祝いする演出も可能です。まさにアメックスのコンシェルジェならではの「Platinum Moment」、至福の一時をプロデュースすることも可能です。
アメックス・スペシャル・リザーブ
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードを保有していると、予約困難なレストランや、数々の賞を受賞したレストランの予約を優先的に案内するサービスを利用できます。
優先予約可能な名店の一例は、傳、茶禅華、レフェルヴェソンスです。
フリー・ステイ・ギフト
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの毎年のカード更新時に、年1回ホテルに1泊できる無料宿泊券がもらえます。
しかも2名まで無料となります。「フリー・ステイ・ギフト」というサービスです。
オークラ、日航ホテル、ハイアット、ヒルトン、プリンスホテル、ロイヤルパークホテルの対象ホテルに宿泊可能です。
アメックス・プラチナと共通のサービスです。マリオットボンヴォイアメックスはMarriott Bonvoyのホテル限定で類似サービスがあります。
年1回、夫婦や恋人、家族と旅行が楽しめるということで嬉しいサービスですね。しかもオリジナルの特典が付帯しているホテルもあります。
他に同類の無料宿泊特典があるプレミアムカードとしては、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムがあります。
年会費は有料であるものの、コストを圧倒的に上回るお得なメリットが満載です。
主な特典
- Marriott Bonvoy ゴールドエリートが自動付与
- Marriott Bonvoy プラチナエリートを獲得可能(年400万円以上のカードショッピング)
- 宿泊実績が年15泊プレゼント
- 世界中で利用可能な5万ポイントの無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上のカードショッピングで)
- 無料宿泊特典に手持ちのポイントを加えて65,000ポイントのホテルまで宿泊可能(5万ポイント+α)
- ザ・リッツ・カールトンとセントレジス2連泊以上の宿泊で100ドル相当のプロパティクレジット(1米ドル115円だと11,500円)
- 海外旅行の手荷物無料宅配サービスは羽田空港も対象(羽田・成田・中部・関空)
なんといっても素晴らしいのは、通常は年50泊必要なプラチナエリート資格をカードショッピングで獲得・維持できる点です。
年会費はANAアメックス プレミアムよりもリーズナブルです。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
搭乗する航空会社、搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるのが大きなメリット。格安航空券利用時も使えますし、1日に2回以上ラウンジを使うことも可能です。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル156.59円(2024/7/18時点)換算だと年会費73,440円が無料になります。
しかも、ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの場合は、家族会員もプライオリティ・パスが無料となります。
4名まで無料で家族会員になれますので、最大5名分のプライオリティ・パスが無料となります。大家族ならかなりお得です。
プライオリティパスで使えるラウンジには飲み物や軽食・スナック、インターネットサービスなどがあり、フライト前の一時を快適に過ごせます。
本来はビジネスクラス以上の搭乗者か、航空マイレージプログラムの上級会員に限定されている航空会社運営のVIPラウンジは、アルコール飲み放題、食事が充実、シャワー室があるなど内容が優れています。
また、搭乗ギリギリまでくつろげる手荷物検査後に設置されているラウンジが多く、利用対象者も少ないため、ストレスない優雅な一時が送れます。
国内ではANAラウンジ、KAL Business Class Loungeなどを利用可能です(日本のプライオリティパスのラウンジ一覧)。
- 羽田空港:ビュッフェレストラン、TIATラウンジ、足湯・マッサージ等
- 鉄板焼くり田、ぼてぢゅう屋台、IASS希和、IASS虚空、その他レストラン
- 関空ANAラウンジ、関空ぼてぢゅう、カフェラウンジ NODOKA
- 中部国際空港セントレア(レストラン・温浴施設も)
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
飲み物や食べ物を戴いたり、シャワーやインターネットで待ち時間を快適に過ごせますし、空港における盗難のリスクも減らせます。
なお、関空のぼてぢゅうなど、空港レストランは2019年8月1日から対象外となりました(アメックスのプライオリティパスの改悪)。
プライオリティ・パスはスマホアプリ(iPhone・Android)もあり、空港にあるラウンジがすぐに検索・確認できるので便利です。
ちなみにプライオリティ・パスを利用できるクレカで最も安価なのは、年会費10,000円(税抜)の楽天プレミアムカードです。
プライオリティ・パスで世界中のラウンジを使えるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
年間200万円以上カードを使う場合は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスもお得です。年会費は通常20,000円(税抜)ですが、年200万円以上だと半額の10,000円となり、楽天プレミアムカードと同じとなります。
セゾンマイルクラブ加入でJALマイルが1.125%貯まり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です(コンシェルジュ・サービスや各種優待特典も)。
ビジネスカードですが、会社員(サラリーマン・OL)でも申し込めます。
夫婦2人で使うなら三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードもお得です。年会費は20,000円(税抜)で家族会員は無料です。
一人あたり10,000円(税抜)となり、家族会員にもプライオリティ・パスが付帯します。
楽天プレミアムカードは家族会員にはプライオリティ・パスは付きませんので、夫婦それぞれが本人会員になる必要があり、合計で20,000円(税抜)がかかります。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはコンシェルジュ、高級レストラン2名以上で1名分無料のプラチナ・グルメセレクションなど充実したサービスがあります。
ダイニング・アクセスでレストランが1名分無料は終了
高級レストランの所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代金が無料となるサービス「ダイニング・アクセス」がありました。
しかし、残念ながら2019年6月30日に終了しました。
なお、3券種のANAアメックスには、いずれもコース料理1名分無料サービスがありませんが、これは年会費2,000円(税抜)のサブカードを保有することでカバーできます。
国際線手荷物無料宅配が往復2個!
海外旅行の際に、出発時の自宅から空港、帰国時の空港から自宅まで、カード会員1人につきスーツケース2個を無料で配送できます。
ANAアメックス・ゴールドは1個だけでしたが、ANAアメックス・プレミアムは、アメックス・プラチナ同様に2個まで無料となります。
羽田空港(第3ターミナル)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用できます。
エアポート送迎サービス
海外旅行の出発・帰国時に、所定の方法で予約・支払いの場合、片道無料で送迎してくれるサービスです。
到着してすぐにタクシーに乗り、家に直行可能。旅行・出張で疲れた体を癒やすことができます。詳細は以下をご参照ください。
電子マネー・Pay対応
Apple Payに対応!Suica利用分はポイント対象外
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
ANAアメックスをApple Payに登録するとQUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
Suicaチャージ・Suicaグリーン券・定期券など、Apple PayのSuica利用分はポイント付与の対象外です。通常のモバイルSuicaと同様の取扱いとなります。
Payサービス
ANAアメックスはスマホ決済のPayの分野はVisa/Mastercardと比べると弱く、主要サービスで使えるのは楽天ペイ、d払い、au PAYのみです。
タッチ決済(American Express Contactless)
Apple Payでは「American Express Contactless」という非接触IC型決済サービスを利用可能。「タッチ決済」と呼ばれるNFC決済です。
ANAアメックスのデメリット
ANAアメックスには利点が多い反面、アメリカン・エキスプレス固有の欠点も存在しています。
年会費が高額
ANAアメックスのデメリットは、年会費がJCB・Visa・Mastercardと比較すると高い点です。ただし、アメックスの充実したベネフィットと高いステータスが附帯しているので、それは致し方ありません。
年会費を下げたい場合は、他の国際ブランドのANAカードが候補となります。
プリペイド型電子マネーへのチャージが還元対象外
ANAアメックスは、楽天Edy・モバイルSuica・モバイルPASMO・SMART ICOCAにチャージはできますが、ポイントは得られません。カードタイプのnanaco・WAON・PASMOにはチャージそのものが不可。
プリペイド型電子マネーへのチャージでポイントを得たい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを使いましょう。
ANAカードですと、SuicaはANA VISA Suica、PASMOはANA東急カードが年会費最安値(税抜751円)で維持できます。PASMOはソラチカカードも有力です。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
使える店舗が少ない
アメックスは、Visa・Mastercardと比較すると使える店舗が少ないのもデメリットです。
このデメリットを緩和するためには、1ポイント1円で使えるVisa・Mastercardや、住信SBIネット銀行のVISAデビットカードなどをサブカードで保有すればOKです。
年会費無料のおすすめサブカード(VISA/Mastercard)については、以下をご参照ください。
ANAマイルを活用する方ですと、おすすめは他のANA一般カードとの併用です。私はANA VISA Suicaカードをサブカードとして保有しています。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、三井住友カード、JCBのANAカード7枚を発行するのも手です。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAアメックスは、交通系電子マネー(Suica・PASMO・SMART ICOCA等)へのチャージでマイルが得られないのもデメリットです。
Suicaチャージでマイルが得られるANAカードはANA VISA Suicaカードです。一般カードのみで、ワイドカード以上のANA VISA Suicaはありません。
PASMOチャージでマイルが得られるANAカードは、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ソラチカカードです。こちらも一般カードのみです。
実際にソラチカカードをフル活用したところ、流麗なANAマイル還元を享受できました。
東京メトロ乗車で最大級のメトロポイントを得られて、スマリボの活用で1.5625%ANAマイル還元となるゴールドカードもあります。
基本的にはソラチカカード&ANAアメックスの二刀流でマイル付与率がアップするので、ソラチカカードの利便性が高いです。
ただし、Suica定期券を使っている場合はビューカードが必要になります。
スーパーフライヤーズ・カードとANAアメックス
将来的にANAの上級会員を視野に入れており、ANAスーパーフライヤーズカードの保有を考えている場合は、ゴールドカード以上のANAアメックスも候補となります。
SFC修行を行う方、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に入会する予定の場合は、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておくのが無難です。
こうしておけば、ANAプレミアムメンバーの「プラチナ」になった時点で、同じグレード・同じ国際ブランドのSFCカードに無審査で切り替えることができ、万が一の審査落ちのリスクをなくすことができます。
私自身、ANAアメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズ・ゴールド・カードを保有しています!
ゴールドカード以上の各ANAアメックスから各ANA アメックス スーパーフライヤーズ・カードに切り替える場合は、審査落ちのリスクがありません。
プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。
将来的にANA アメックス スーパーフライヤーズ・カードを視野に入れている場合は、ANA アメックスが候補です。
ANAスーパーフライヤーズ会員になると、ANAラウンジ、国際線特典航空券の優先予約、フライトごとのボーナスマイル、座席アップグレード、優先チェックインカウンター・専用保安検査場、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの絶大なメリットが付帯します。
ANAラウンジが同伴者1名まで無料で使い放題なのは嬉しいところですね。洗練されたゴージャスな空間で搭乗直前までゆったりと寛げます。
特に国際線はゴージャスでフルスペックの食事を楽しめます。
ANAアメックスは家族会員の範囲が広いのが、他社ANAカードにはない利点。SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。
ANAアメックスの比較一覧
これまで見てきたとおり、ANAアメックスには、一般カード、ゴールドカード、プレミアムカードがあり、それぞれに特徴があります。各カードの違いを比較すると下表のとおりです。
項目 | クラシック | ゴールド | プレミアム |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 7,000円 | 31,000円 | 150,000円 |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 0円 | 0円 |
年会費+マイル移行費用(3年に1回) | 9,000円 | 31,000円 | 150,000円 |
家族会員年会費(税抜) | 2,500円 | 15,500円 | 無料(4枚まで) |
ポイント有効期限 | ポイント移行コース 登録で無期限 | 無期限 | 無期限 |
ポイント付与率 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
ポイント付与率(ANAグループでの利用) | 2.5% | 3.0% | 4.5% |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | 1万円分 | 3万円分 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
フライトボーナス | 10% | 25% | 50% |
ANAゴールドカード特典 | – | ○ | ○ |
旅行傷害保険 | 最高3000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 年最高200万 | 年最高500万 | 年最高500万 |
コンシェルジェサービス | – | – | ○ |
コース料理1名分無料 | – | – | – |
プライオリティパス | – | 年2回無料 | 使い放題 |
その他プラチナ特典 | – | フリー・ステイ・ギフト アメックススペシャルリザーブ プレミア・ゴルフ・アクセス | |
リターン・プロテクション | – | ○ | ○ |
キャンセル・プロテクション | – | ○ | ○ |
スマートフォン・プロテクション | – | 年3万円限度 | 年5万円限度 |
海外旅行先での日本語サポート | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト | オーバーシーズ・アシスト・プレミアム |
空港ラウンジ | ○ | ○ | ○ |
手荷物無料宅配 | 片道1個 | 片道1個 | 往復2個 |
大型手荷物宅配優待特典 | 帰国時 | 帰国時 | 往復 |
空港クローク | ○ | ○ | ○ |
空港パーキング | ○ | ○ | ○ |
海外用レンタル携帯電話特別割引 | – | – | ○ |
エクスペディア・一休.com優待 | ○ | ○ | ○ |
レンタカー優待 | ○ | ○ | ○ |
カード盗難・紛失の場合の緊急再発行 | ○ | ○ | ○ |
アメックスオファー | ○ | ○ | ○ |
新国立劇場 | – | ○ | ○ |
ゴールド・ワインクラブ | – | ○ | ○ |
京都観光ラウンジ | – | ○ | ○ |
死亡・後遺障害(国内旅行保険) | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
その他(国内旅行保険) | – | – | 入院:5,000円/日 通院:2,000円/日 手術:5万-20万円 |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 (一部利用) |
死亡・後遺障害(海外) | 最高3,000万円 | 最高1億円 | 利用:最高1億円 自動:最高5,000万円 |
傷害治療(海外) | 最高100万円 | 最高300万円 | 最高1000万円 |
疾病治療(海外) | 最高100万円 | 最高300万円 | 最高1000万円 |
救援者費用(海外) | 最高200万円 | 最高400万円 | 最高1000万円 |
賠償費用(海外) | 最高3,000万円 | 最高4,000万円 | 最高5000万円 |
携行品損害(海外) | 最高 1旅行30万円/年100万円 | 最高 1旅行50万円/年100万円 | 最高 1旅行100万円/年100万円 |
航空便遅延費用補償(海外) | – | 最高4万円 | 最高4万円 |
ANAアメックスの一般カードとゴールドカードを比較すると、以下の点はゴールドカードが上回っています。
- ポイントが無条件で無期限
- ANAグループ利用時のマイル付与率が0.5%高い
- ANA SKY コイン獲得プログラム
- 継続ボーナス・フライトボーナス
- ビジネスクラスチェックインカウンター等のANAゴールドカード特典
- 旅行傷害保険、海外航空機遅延費用保険
- 手荷物無料宅配サービスが羽田空港も対象
- スマートフォン・プロテクション、リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクション
- 海外旅行時のサポートが安心のオーバーシーズ・アシスト
- 京都観光ラウンジ
- コットンクラブ、新国立劇場の優待
- ゴールド・ワインクラブ
年会費の差とこれらの特典の差を比較して、どちらがよいかを決めることになります。年会費がリーズナブルなのはANAアメックス・一般カードです。
他方、ANAアメックスにはスーパーフライヤーズカードはありません。ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に申し込む場合は、既存カードの切り替えではなく新規申し込みとなります。
審査落ちのリスクがゼロではありません。ANAアメックス・ゴールドにはスーパーフライヤーズカードがあり、審査なしで切り替えることが可能です。
ANAプレミアムメンバー「プラチナ」になった時点で、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておき、同じ国際ブランドのSFCカードに切り替えるのが無難です。
プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。
ゴールドカードよりも更に充実した特典をご希望する場合は、年会費は165,000円(税込)に跳ね上がりますが、ANAアメックス プレミアム・カードという選択肢もあります。
ANAラウンジ・充実の搭乗・継続ボーナス、アメックス・プラチナの一部サービスを利用できます。
他のANAカードとの比較
ANAアメックス、ANAアメックスゴールド、ANAアメックスプレミアムと、他のANA一般カード・ワイドゴールドカード・プレミアムカードとの比較については、以下のページに集約しています。
年会費・特典・付帯保険など基本スペックの相違を表で一覧にしています。
また、他の高級カードも選択肢として挙げています。
ANAアメックスまとめ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANA一般カードの中で最もハイスペックなクレジットカードです。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
年会費(税抜) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
7,000円 | 2,500円 | 1,000マイル |
基本還元率 | ANA航空券 | フライトボーナス |
1.0% | 2.5% | +10% |
- 同伴者1名無料の空港ラウンジ
- 手荷物無料宅配
- 旅行保険は家族特約付き
- 海外旅行ではアメリカン・エキスプレスの24時間日本語サポート
- ANA一般カード共通特典
ANAグループでのマイル付与率が1.5%(1%のマイルと合わせて合計2.5%)とANA一般カードの中で最高還元です。
一般カードとしてはポイント有効期間が3年と長く、マイル移行手数料を支払えば有効期間は無期限となります。
ファーストクラスに向けてマイルを貯められるのが大きなメリットです。1マイル7~16円の価値で利用可能。実質還元率がなんと8%~16%に跳ね上がります!
同伴者1名無料の空港ラウンジ・手荷物無料宅配・家族特約付きの保険などのアメックスならではの特典が充実しています。
これらは他社ですとゴールドカードでも付帯していないカードも多いです。空港ラウンジが同伴者1名無料である点、手荷物無料宅配、家族特約はANAワイドゴールドカード(VISA/Mastercard/JCB)にもありません。
また、アメックスの充実の海外サポートもあります。海外でのカード緊急再発行はアメックスのネットワークがなせる技です。
アメックスのコールセンターの従業員は、ほとんどがアメリカン・エキスプレスの正社員であり、丁寧なサポートを受けられます。
大量のマイルが得られるお得な入会キャンペーンも開催されています。
ANAアメックス・ゴールドは年会費が他社プラチナカード並みですが、ANAワイドゴールドカードとアメックスが融合した魅力を備えています。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延(国内)
- スマホ保険
年会費(税抜) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
31,000円 | 15,500円 | 2,000マイル |
基本還元率 | ANA航空券 | フライトボーナス |
1.0% | 3.0% | +25% |
- ポイントの有効期限が無期限
- ANA スカイコイン獲得プログラム、アメックスオファー
- プライオリティ・パスは年2回無料、手荷物無料宅配
- 旅行保険は家族特約付き
- スマートフォン・リターン・キャンセルのプロテクションなどユニークな付帯保険
- 海外旅行では手配まで対象の24時間日本語サポート
ANAグループでのマイル付与率が2%(1%のマイルと合わせて合計3%)で、ANAワイドゴールドカードの中で最も高還元。アメックスオファーで実利的なキャッシュバックもあります。
ポイント有効期間が無期限であり、ファーストクラスに向けてマイルを貯められるのが大きなメリットです。
同伴者1名無料の空港ラウンジ・手荷物無料宅配・家族特約付きの保険、京都観光ラウンジ、アメックスオファー、各種トラベルサービスなど、アメックスならではの特典が充実しています。
年間最高500万円のショッピング保険、返品、キャンセル時の補償もあります。海外旅行傷害保険は最高1億円で、最も利用頻度が高くて重要な障害・疾病治療費用も300万円とパワフルです。
空港ラウンジが同伴者1名無料である点、手荷物無料宅配、家族特約はANAワイドカード(VISA/Mastercard/JCB)にはありません。
また、アメックスの充実の海外サポートもあります。ANAアメックス・ゴールドの「オーバーシーズ・アシスト」は、トラブル時の手配、相手方の交渉までサポートしてくれます。
ANAアメックス・ゴールドには、他のANAワイドゴールドカードにはない充実したトラベルサービス、実利的なキャッシュバックがあります。
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、充実したANAプレミアムカードの特典に加えて、アメックス・プラチナの一部の特典が加わったラグジュアリー・ANAカードです。
主なメリット
- 国内線ANAラウンジ
- 搭乗ボーナスマイル50%・継続ボーナス1万マイル
- ANA航空券等のマイル付与率が4.5%
- 年3万円のANA SKY コイン獲得プログラム
- 秀逸なコンシェルジェサービス
- フリーステイギフト(年1回指定のホテル宿泊が無料)
- 年最高5万円のスマートフォン・プロテクション
- 予約困難店の照会・予約などのダイニング特典
- プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料(家族会員も)
- 無制限で世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能(日本国内では成田のKALラウンジもOK)
- 最上級の付帯保険
- 海外旅行先での24時間日本語サポート
- 手荷物無料宅配サービス(往復)
- ポイントの有効期間が無期限(マイルも無期限で貯められる)
ANA搭乗時は上級会員資格なしで普通席でも、ANA国内線ラウンジが利用できるのは絶大なメリットです。
JALカードの場合は、プラチナカードでもJALのサクララウンジには入れません。ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードだとANAラウンジに入れるのはお得感があります。
自然体でANAスーパーフライヤーズカードを取るまでは行かなくても、国内線のANAラウンジ利用に関しては、取るために飛行機を乗りまくる「修行」が不要です。
国内線はANAラウンジ、国際線はプライオリティパスで万遍なくカバーできます。