ANAマイレージクラブの生涯に渡る上級会員であるスーパーフライヤーズに入会するためには、クレジットカードのSFCが必要となります。
AMCプラチナを取得するかミリオンマイラーになると申し込むことが可能です。
ミリオンマイラーは数十年に渡る時間が必要なので、大多数の方はANAマイレージクラブのプラチナ・ステータスを獲得して、SFCに申し込むことになります。
AMCプラチナになる条件は50,000 プレミアムポイント(PP)です。5万PPに自然体で到達するには、よほど出張が多くないと不可能です。
そこで50,000PPを得るためにフライトする方が跡を絶たず、「SFC修行」と呼ばれています。
2024年11月の最新の状況にもとづき、SFC修行のおすすめルート、回数修行のおすすめ路線について、注意点を網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
目次
SFC修行とは
SFCとは「ANAスーパーフライヤーズカード」の略であり、これに入会するためにフライトを繰り返す行動をSFC修行と呼ばれていますね。
外資系エアラインの場合は1年ごとにステータスが更新されて、一定の要件を毎年クリアしない限り上級会員資格を維持できません。
しかし、日本のANAの場合は一度だけ条件をクリアすれば、それ以降はANA ワイドカード以上のANAカードを保有するだけで、生涯に渡って上級会員資格を維持できるのが特徴となっています。
ANAの場合は世界最大の航空連合であるスターアライアンスのゴールド会員資格もセットでキープできるので、絶大なメリットがあります。
したがって、自然体では到達しない場合に無理やりフライトする「修行」を行う方が後を絶たない情勢となっています。
SFC保有で維持できるANAスーパーフライヤーズ会員のメリットについては、以下で丹念に論述しています。
SFCの入会条件としては、1月1日~12月31日の1年間に「50,000プレミアムポイント(うち25,000PPはANAグループ便)」を達成する必要があります。
ANAの決算サイクルは多くの日本企業と同じく4月~翌年3月ですが、SFCの条件は暦年ベース(1月~12月)となっています。
なお、厳密に言うと上の条件を達成すると「AMCプラチナ」となり、このステイタスの保持中にSFCの申し込みを行う必要があります。
SFCはワイドカード以上のANAカードがベースとなっており、審査落ちするリスクがゼロではありません。
実際に私の前職の先輩が、JALの方のJMBサファイアになってから、三菱UFJニコスのJALカード DCに申し込んだら、まさか審査落ちしたという衝撃的な結果が実例としてあります。
それなりに固い企業で信用情報も全く無問題(後に信用情報を取り寄せて誤記載がないことも確認)だったので、なぜ審査落ちしたのかはいまだに謎となっています。
動揺してJCBに申し込んだらそちらは通過して無事JGCカードを発行できましたが、まさか審査落ちした時はめちゃくちゃ焦ったそうです。
クレジットカード会社は時として謎審査を行うことがあり、SFCの方も審査落ちの可能性は0%ではありません。
したがって、SFC修行を開始する前に念のためワイドカード以上のANAカードを発行しておくのが本当に無難です。
既に持っているANAカードからSFCに切り替える際には、無審査なので問題なくSFCを発行可能です。
SFCの詳細については、以下で精緻に分析しています。
ANAスーパーフライヤーズカードへの入会は、ANAマイレージクラブ会員であることが前提です。
まだ会員でない方は、まずは公式サイトでアカウントを作る必要があります。登録費・年会費などは一切かかりません。
SFC修行で重要なPPのルール
SFC修行で獲得する必要があるプレミアムポイントは、ルールがやや複雑なので掘り下げて解説します。
PPは、路線ごとの飛行距離と予約運賃に応じたフライトマイルに連動します。それに各種ボーナス・調整が加味されて、獲得PPが付与されます。
PPの計算式=フライトマイル × 路線倍率 + 搭乗ポイント
フライトマイルは「区間基本マイレージ(国内線・国際線)×予約クラス・運賃種別ごとの積算率(国内線・国際線)」で算出されます。
国内線プレミアムクラスの+50%のマイル、スター アライアンス加盟航空会社・スター アライアンス コネクティングパートナー搭乗時も付与対象です。
基本的に長距離であればある程、PPが貯まりやすくなっています。
ただし、ANAは日本の航空会社であることから、PP獲得の路線倍率(調整係数)において日本を最も優遇しており、次にアジア太平洋を優遇しています。
- ANAグループの日本国内線:プレミアムポイント路線倍率が2倍
- ANAグループ便の日本発着 アジア・オセアニア・ウラジオストク路線:1.5倍
- その他の国際線:1倍
したがって、SFC修行においては、国内線の長距離、国際線のアジア・太平洋の長距離路線で、価格が控え目のフライトを予約するのが重要なポイントとなります。
国内線は400PPのボーナスがある運賃1~3と5、時として価格が大幅に安いANA SUPER VALUEが有利で、料金のわりにはPPの獲得数が大きい沖縄路線が最強となっています。
国際線の場合、日本発着便だとクアラルンプール、シンガポール等のアジア路線、オーストラリア・ニュージーランド等のオセアニアがPP1.5倍の真骨頂を発揮して効率的になっています。
また、スターアライアンス航空会社のセール、海外発券が効率的にPPを稼げるため、修行僧に人気となっています。
区分 | SFC修行に有益な運賃 | SFC修行に有益な路線 |
---|---|---|
国内線 | ANA SUPER VALUE PREMIUM 28 (+400PP) ANA VALUE 1 / 3 (+400PP) 株主割引 (+400PP) 乗継割引 (+200PP) 価格が安いSUPER VALUE | 沖縄が最強!圧倒的No.1 羽田⇔新千歳⇔那覇の三角飛びも効率的 |
国際線 | スタアラ加盟エアラインのセール 海外発券 | 日本⇔クアラルンプール 日本⇔シンガポール、その他東南アジア路線 日本⇔オーストラリア・ニュージーランド 海外発の路線(海外発券) |
PPの計算は自力で行うと面倒この上ありませんが、ANAが提供しているPP計算ページがあるので、そこで出発地・到着地・クラス・利用運賃を選択すると、PP(片道)を出せます。
外国の空港間のフライトや、ANAが就航していない都市へのフライトの場合、まず「距離制特典区間マイル計算機」で搭乗区間マイルを調査します。
JALのWebページですが、ANAもIATA(国際航空運送協会)のTPM(運賃計算に使用する区間距離)を基準にしているので、概ね同じ水準です。
ただし、端数処理などの関係で微妙に数字が異なるケースがあります。
そして、利用運賃のマイル積算率を乗じてマイルを計算します。他社便の場合、運行会社・予約クラスによってマイル積算率が異なります。
他社便の場合、PP換算率は1倍のみなので、基本的にはフライトマイルとPPは同一の値になります。
SFC修行にかかる費用
旅行ついでにSFC獲得を目指す場合は、厳密なコストを計算する必要性はやや低下しますが、観光抜きの弾丸SFC修行を敢行する場合は、できる限り費用を抑えたいですよね。
40万円~60万円の費用でクリアすることが可能になっています。
効率最優先とした場合は、1プレミアムポイントを獲得するための費用は8~12円程度に抑えることができます!
1プレミアムポイントを取得するためのコストは「PP単価」と呼ばれており、できる限りナチュラルにフライトでき、かつPP単価が低い路線を修行僧は追求していくことになります。
観光を度外視してとにかくSFC修行クリアだけを目標とする場合、できる限りPP単価が低くて、かつフライト頻度も少ない路線を狙うことになります。
- PP単価が低ければ低いほどベター
- フライト回数が少ないほどベター
- 身体への負担が小さいほどベター
もちろん、行きたい地域があればPP単価は度外視してフライトするのも有力な選択肢です。実際に私もJGC修行の方はFOP単価が高い非効率なフライトも行いました。
なお、ハワイ 4泊6日が79,900円~といった格安パッケージツアーのタイムセールはPPが著しく低いので、純粋な旅行時は大活躍しますが、修行においては利用価値はありません。
なお、2021年はコロナウイルスの影響で旅客数が激減していることから、ANAカード等の決済条件をクリアすることで、通常よりも少ないフライトでSFC修行をクリアできました。
SFC修行のおすすめ路線(国内線)
PP修行でのおすすめ路線としては、時間を節約したい場合、国内線は割引のプレミアムクラス、国際線はアジア・太平洋がメインとなります。
費用を抑えたい場合、ANA SUPER VALUE、海外発券なども視野に入ります。以下、順にブレイク・ダウンします。
国内線は日帰り修行が可能
国内線の場合、最強なのは沖縄路線なので、これを中心に組み立てることになります。宿泊なしの日帰りで修行できるのが大きなメリットです。
ファーストクラスは最安値がSUPER VALUE 28のみで、それよりお得な運賃がありません。当日アップグレードは可能ですが、羽田⇔那覇のファーストクラスは大人気なので困難を極めます。
最上級のダイヤモンド会員ならまだしも、修行中の段階では期待しない方が無難です。
とにかく回数を減らしたい場合は400PPのボーナスがあるVALUE、料金重視の場合はSUPER VALUEとVALUEを比較して予定を組み入れていくことになります。
運賃 | メリット | デメリット |
---|---|---|
SUPER VALUE | 安い | 人気路線のプレミアムクラスは予約困難 キャンセル料特大 |
VALUE | 400 搭乗プレミアムポイント | SUPER VALUEより高い(ただし価格差がさほどないことも) キャンセル料大 |
株主優待割引 | キャンセル料が440円のみ | コストは3つの運賃の中で最大 |
なお、お金に糸目を付けないという場合は、普通運賃(プレミアム運賃 / ANA FLEX)が最強に貯まるので、ひたすら普通運賃で往復すると最短でクリアできます。
ただし、料金が非常に高額なので、回数を減らしたいというニーズが強い方でも、多くの方はVALUE・株主優待割引を中心に組み立てています。
座席クラスではプレミアムクラス→普通席の順に貯まりやすいので、修行中はプレミアムクラスを中心に組み立てるのがおすすめです。
プレミアムクラスはシートピッチも広く、快適なフライトが可能になり、お弁当も美味しいです。
ただし、那覇・新千歳などの人気路線ではプレミアムクラスの価格が高騰しているのがデメリットです。
プレミアムクラスがあまりにも高い場合は、普通席も優良な選択肢。
自分の都合が良い日程と、価格を総合考慮して予約を入れていくことになります。
羽田⇔那覇、神戸⇔那覇、名古屋⇔那覇
観光は一切せずに修行に徹する場合は、羽田⇔那覇の単純往復が最強。代表的な運賃種別ごとのPP(片道)は下表のとおりです。
運賃種別 (代表例) | 積算率/搭乗ボーナス | 獲得PP |
---|---|---|
運賃1 (プレミアム運賃) | 150%+400PP (プレミアムクラス) | 3,352 |
運賃2 (プレミアム株主優待) | 125%+400PP (プレミアムクラス) | 2,860 |
運賃3 (ANA FLEX) | 100%+400PP (普通席) | 2,368 |
運賃5 (VALUE 1/3、株主優待割引) | 75%+400PP (普通席) | 1,876 |
運賃7 (SUPER VALUE 21、EARLY) | 75% (普通席) | 1,476 |
できる限りANA VALUE PREMIUM 3、ANA SUPER VALUE PREMIUM 28、プレミアム株主優待割引運賃でのプレミアムクラスを狙い、価格が高い場合や取れない場合は普通席で代替する流れとなります。
羽田⇔那覇は1日に2往復することが可能なので、上手く行けば1万PP強を一気に獲得することが可能です。
現実的にはプレミアムクラスは大人気となって価格が高騰しているので、閑散期あるいはかなり先の日程でないと安い価格での往復確保は困難な傾向にあります。
例えば1ヶ月後の金~日といった日程は全滅状態のことも多々あります。
月~木曜の平日ならスーパーバリュープレミアム28が3万円前後で取れる日が多いので、例えば片道33,110円・往復66,220円で5,720PPを獲得可能。PP単価11.58円程度となります。
羽田⇔那覇を1日で2往復すると、早起きする必要があって帰りは夜遅くなって疲れます。ハードスケジュールとなりますが、許容できる場合はより短期間でSFC修行を解脱できます。
関西ですとPP単価が低くなるのは神戸⇔那覇です。普通席の場合は最安値5,920円前後で1,108プレミアムポイントを得られるので、PP単価は5.34円とリーズナブルです。
名古屋(中部)-沖縄(那覇)もお得です。2往復できる日もあるので、1日に多数のPPを獲得できます。
石垣島・宮古島
せっかくだから日帰りでも観光したい場合、宿泊での旅行も視野にいれる場合は、石垣島・宮古島などもおすすめです。
土曜日の早朝に羽田空港を出発して、日曜日の深夜に帰って来れるので、会社員でも無問題。共働き夫婦の方でも一緒に旅行できると思います。
ただし、土日旅行の場合、飛行機代・ホテル代ともに高くなりがちなのがデメリットですね。
日本国内で効率的にPPを獲得できる路線で、プレミアムクラス(125%)の運賃2を使う場合、往復で以下のPPを得られます。
- 羽田⇔那覇:5,720 PP
- 羽田⇔宮古島:6,590 PP
- 羽田⇔石垣島:6,920 PP
なお、石垣・宮古・久米島は直行便ではなく、那覇で降りて乗り継ぐことも可能です。
その場合は片道で2フライト(往復4フライト)となるので、2フライト分の800PPボーナスを得られて直行便よりも獲得PPはUPします。
料金・時間とPPの差を総合考慮して検討しましょう。羽田⇔那覇はプレミアムクラス(125%)、那覇⇔各島は普通席(75%)に乗った場合の獲得PPは以下の通りです。
- 羽田⇔那覇⇔宮古島:7,050 PP
- 羽田⇔那覇⇔石垣島:7,260 PP
三角飛び
ひたすら沖縄方面への単純往復も飽きるので、効率の低下・PP単価の上昇を許容できる場合は、羽田⇔新千歳⇔那覇の三角飛びを組み入れるのも有効です。
- 羽田→千歳→那覇→羽田
- 羽田→那覇→千歳→羽田
プレミアムクラスだとPPも高くなり、一気に大量のFOPを獲得できるのが利点。
路線 | プレミアムクラス | 普通席 | ||
---|---|---|---|---|
125% | 150% | 75% | 75%+400 | |
羽田 - 千歳 | 1,675 | 1,930 | 765 | 1,165 |
千歳 - 那覇 | 3,892 | 4,591 | 2,095 | 2,495 |
那覇 - 羽田 | 2,860 | 3,352 | 1,476 | 1,876 |
合計 | 8,427 (おすすめ) | 9,873 | 4,336 | 5,536 |
3つの空港のANAラウンジを体験できますし、新千歳は空港内に温泉があり、空港外に出なくても観光気分を味わえます。
日帰りの三角飛びでも十分に楽しむことができるのが個人的な経験則です。
以下のどちらかのフライトを行うと、1日3フライトで4,336~9,873PPを獲得できます。
- 羽田→千歳→那覇→羽田
- 羽田→那覇→千歳→羽田
狙い目は運賃2(125%)のANA SUPER VALUE PREMIUM 28(合計8,427 PP)。3フライトとも確保できればPP単価も抑えられます。
デメリットとしては、札幌(千歳)⇔沖縄(那覇)はそれぞれ1日1便しかなく、実需に加えて修行の特殊需給が発生しているので、プレミアムクラスの安い運賃は満席が続いている点。
- 札幌→沖縄(10:30 - 14:30)
- 沖縄→札幌(13:35 - 16:40)
スーパーバリュープレミアム28はもちろん、74,690円といったバリュープレミアム3ですら満席という日が多いです。86,090円のプレミアム運賃(普通料金)ですら空席待ちという日もある程・・・。
もし札幌と沖縄間でスーパーバリュープレミアム28を抑えられると、修行において効果絶大。年2回の開放日は要チェックです!
例えば40,290円で予約できる日があるので、このケースではPP単価10.35円と上々の水準です。ほぼ満席か空席待ちなので、販売開始日時に即座に予約しないと全滅となります。
できれば全てプレミアムクラスだと効率がUPしますが、札幌(千歳)⇔沖縄(那覇)間は普通席で手を打たざるを得ない日が土曜・日曜・祝日だと多いです。
SFC修行のおすすめ路線(国際線)
国際線でのSFC修行は、一つの旅程で国内線よりも多くのプレミアムポイントを得られるのが魅力的となっています。
国際線フライト修行はANAの日本発着便のみだとハードル大
ANAはマイル修行対策を余念なく実施しているのが特徴であり、収益性が悪いクラスは完膚なきまでに潰す傾向があります。
JALと比較するとその徹底っぷりは冷酷無比であり、堅実経営としては満点ですが、修行僧としては年々改悪で修行が辛くなっている側面があります。
ANAビジネスクラスは高騰している傾向にあり、「JAL国際線割引運賃 スペシャル運賃」と比較するとかなり高いのが現状です。
例えば東京⇔クアラルンプールのビジネスクラスでは、ANAが257,750円なのに、JALはたったの144,200円という時期があります。
修行僧として狙いめなのは、PP1.5倍の積算率を誇っている東南アジア・オセアニア路線です。
しかし、単純な日本発着便でPPを効率的に獲得できる路線は価格も高いのが現状となっています。
したがって、シドニータッチ、OKA-SINタッチを利用して、東京⇔海外の前後に沖縄往復を格安料金でつけるのがおすすめです。
もしくは時として実施される特別運賃を狙いましょう。一例としては、東京・大阪・名古屋 ⇔ シンガポール路線にて、プレエコ96,000円~のセールが開催。
沖縄を前後につけたOKA-SINタッチにすると、PP単価9.8円で11,690プレミアムポイントを獲得できました。
シンガポール航空などスターアライアンスのセールが有意義
ANAと同じスターアライアンス加盟航空会社に乗ってもANAマイルだけではなく、PPを得られます。
アジア太平洋のPP1.5倍の優遇はありませんが、時として開催されるセール運賃はANAよりも圧倒的に安いのが利点。
PP単価が低くてバリューが高いので、SFC修行僧から熱い眼差しを受けています。
一例として福岡⇔シンガポールのビジネスクラスでは、PP単価12.1円で7,822プレミアムポイントを得られました。
また、エアチャイナ(中国国際航空)はソウル発だと安い傾向にあり、日本発でも東南アジア方面だとPP単価10~12円程度にて、ビジネスクラスでの快適な修行が可能になります。
エアチャイナのチェックインカウンターは、ビジネス/ファーストはガラガラ、エコノミーは混雑ということがよくあるので、空港での手続きもスムーズです。
また、TAPポルトガル航空のストックホルム⇔カンクンにおいて、単価7.25円で17,978PPを獲得できた日程があります。
ANA便の場合、おすすめは海外発券
SFC修行において重要なのは、50,000PPのうち半分の25,000プレミアムポイントは、ANAグループ便で獲得する必要がある点です。
ANA便でPP単価を抑えたい場合や、修行僧的なアクロバットな弾丸フライトがOKの場合、海外発券の航空券を織り交ぜるという選択肢があります。
海外発券というのは「海外→日本→海外」という航空券で、最初の日本→海外、最後の海外→日本の移動は別途用意する流れとなります。
インバウンド向けに格安の航空券が放出されていたり、外国→日本の便が空いていて埋めるためにディスカウントのセールが行われることがあり、それを狙うという戦略です。
通勤電車だと朝の都心方面は混雑しますが、逆は空いていますよね。電車は均一料金ですが、航空券の場合は空いていると値下がりすることがあります。
そのようなイメージで安い海外発券を狙うと、低い単価で大量のPPをゲットできることがあります。
一例として、日本→クアラルンプール→日本のANAビジネスクラスは、価格が高止まりしています。
しかし、同じ日程でクアラルンプール→日本→クアラルンプールにすると、なんと価格が大幅に下落します。
東京ではなく沖縄にすると「クアラルンプール→東京→沖縄→東京→クアラルンプール」となり、更に効率的にPPを獲得できます。
更に気力があるならば、最初と最後を「沖縄⇔クアラルンプール」にすれば、「沖縄→東京→クアラルンプール→東京→沖縄→東京→クアラルンプール→東京→沖縄」となり、更に効率的にPPを獲得できます。
最初の日本→クアラルンプールまでと、最後のクアラルンプール→日本は、別の航空券で確保します。
1度目の沖縄→クアラルンプール→沖縄と、2度目の沖縄→クアラルンプール→沖縄の時期をずらすと、身体への負荷を抑えて2回旅行を楽しむことができます。
路線 | 価格 | プレミアムポイント | PP単価 |
---|---|---|---|
最初の沖縄→クアラルンプール、 最後のクアラルンプール→沖縄 (日本発券) | 268,570 | 17,252 | 15.57 |
クアラルンプール→沖縄→クアラルンプール (海外発券) | 170,828 | 17,252 | 9.90 |
合計 | 439,398 | 34,504 | 12.73 |
高止まりしているANA日本発便ビジネスクラスを使っても、PP単価12.73円にて一気に34,504プレミアムポイントを獲得できます。SFC修行の約70%が終了するのはナイスですね。
更にコストを抑制するなら、最初の沖縄→クアラルンプール、最後のクアラルンプール→沖縄をANA便にせず、スターアライアンスの安い航空会社を使ったり、そこだけマイル利用でキャッシュアウトを防ぐのも選択肢。
なお、ここではビジネスで試算しましたが、プレエコEクラスだとよりPP単価は下がる傾向にあります。
70%以上の加算率のエコノミーの場合、マイルでビジネスクラスへのアップグレードも可能です。
一気通貫で数日で終わらせる場合、OKA-KUL-OKAタッチは究極の修行フライトであり、まさに「修行中の修行」という様相を呈しています。
その他では、クアラルンプール→東京→ニューヨークも修行僧に選好されている海外発券ルートです。
このように海外発券を活用すると、一つの日程で驚く程のPPを低単価で取得できるのが大きなメリットです。
デメリットは面倒な点、あまり意味がない移動を繰り返す必要が生じて「修行感」が強くなる点が挙げられます。
また、別々の航空券を組み合わせるので、途中でトラブルが生じて乗り継ぎができなくなる可能性がある点に注意が必要。ゆとりがあるスケジュールで組むのがベストですね。
スターアライアンス世界一周航空券
スターアライアンス世界一周航空券もおすすめです。ファーストクラスの場合は一気に50,000 PPを獲得することも可能です。
一撃でほぼ5万PPを突破できるのが流麗。注意すべきなのは5万PPのうち25,000はANAグループ便でなければならない点です。
ビジネスクラスやファーストクラスのスターアライアンス世界一周航空券でSFC修行を行うメリットとしては、何より楽しいことが挙げられます。
色々な国・地域に行けますし、世界各地の豪華絢爛な航空ラウンジを利用できます。
途中降機(現地での24時間以上の滞在)が最低2回必要なので、デメリットは一度のフライトで一気に済ませようとする場合、まとまった休みが必要となる点です。
途中で日本に引き返して、後日引き返した空港から再開することは可能です。ただし、この場合はフライト数が増えてしまう側面があります。
SFC修行の豆知識とポイント
国際線ビジネスクラスがおすすめ
国際線ビジネスクラスを活用すると、快適なシート、美味しい機内食&ドリンク、豪華絢爛な空港ラウンジを堪能でき、かつ大量のPPを獲得できます。
プレエコと比較するとPP単価が上昇する傾向にありますが、フライトの回数は少なくて済み、非常に快適で修行が修行ではなくなります。
また、イチローズモルト ダブルディスティラリーズなど、希少なジャパニーズウイスキーを飲むことが可能な時期もありました。
機内食・ドリンクが豪華なので、純粋に飲食を楽しめます。
フルフラットシートの機材の場合は180度横になれるので、深夜発でも爆睡できて身体に優しいのが大きなメリットです。
私自身、JGC修行は国際線ビジネスクラス、国内線ファーストクラスを中心として行いましたが、修行感は全くなく旅行の延長線のような楽しさがありました。
SFC修行でもビジネスクラスを中心にトライする予定です。ただし、ANA便は日本発着のビジネスクラスは高騰しているので、海外発券やスタアラのビジネスクラスも検討しましょう。
エコノミークラスの場合、非常口前の座席がおすすめです。比較的広く足が自由に伸ばせるので、過酷なフライト日程でも体が楽になります。
ただし、非常口座席を指定すると、万が一のトラブル時にはCAをサポートする義務が生じます。
また、離着陸の際は目の前に客室乗務員の方が座るので、それがイヤな場合は避けましょう。
福岡にフライトしてJQ CARDエポスゴールド発行
SFC修行を行おうとしている方はマイルにも関心がある方が多いと思います。
JQ CARDエポスゴールドは、年100万円ちょうどショッピングした場合は1.4%ANAマイル還元(選べる3つのショップは2.1%)となるハイ・クオリティー・カードです。
ANAマイルが最強に貯まるクレジットカードの一枚であり、SFC修行を検討しているANAマイラーにおすすめできるクレジットカードです。
年会費は驚異の無料ですが、インビテーション制のカードとなっており、JQ CARD エポスを作成して利用を積み重ねる必要があります。
しかし、誰でもすぐにJQ CARD エポスゴールドをゲットする方法がありますよ!
アミュプラザ博多などのエポスカードカウンターに行けば、エポスゴールドカード会員はJQ CARD エポスゴールドに切り替えることが可能です。
エポスゴールドカードは自己申し込みが可能(年会費は税抜5,000円)なので、エポスゴールドカードを発行しておき、修行のついでにアミュプラザでJQ CARD エポスゴールドに切り替えるのも方法の一つです。
ただし、現状では住所不問で九州以外に住んでいる方も切り替えられていますが、今後取り扱いが変更されて九州在住者のみなどになる可能性はあります。
私はルートが開通している間にJQ CARD エポスゴールドを獲得しました。
キャッシュアウトを防ぎたい場合はANA SKY コインを活用
修行を始める前に一定程度のANAマイルが貯まっていて、SFC修行に伴ってキャッシュアウトを防ぎたい場合、ANAマイルをANA SKY コインに移行して、航空券購入に使うのも選択肢の一つです。
一度に1万ポイントを交換する場合、ワイドゴールドカードを持っていれば16,000円分のANA SKY コインに交換できます。
特典航空券と比較すると1マイルの価値は低下しますが、SFC修行にも活用できるのがメリットです。
SFC修行でおすすめのクレジットカード
SFC修行にではは航空券の購入金額が増幅し、40万円~60万円程度の航空券購入が必要となります。PP単価より行きたい路線を重視すると70万円といったコストがかかる場合も。
このように多額の費用が発生するSFC修行においておすすめのANAカードは、航空券購入時4.5%還元&フライトボーナス50%のANAダイナースプレミアムです。
ANA プラチナ プレミアムカード、ダイナースのブラックカードの魅力が融合したハイ・クオリティー・カードです。
主なメリット
- 国内線ANAラウンジ、50%のフライトボーナス、1万マイルの継続ボーナスなどANAプレミアムカード特典
- 1.5~2.5%のマイル還元率(ANA航空券等はANAプレミアムカード特典と合計して4.5%還元)
- ダイナースプレミアムとの共通特典
ダイナースの上質のダイニング特典を利用できるANAダイナースカードを保有すると、インビテーションが届きます。
ANAダイナースカードは大量のANAマイルを得られるお得なキャンペーンを開催しています。
入会キャンペーンだけでハワイなど世界各国にフライトすることが可能で雅やかですよ!
公式サイトANAダイナースカード 公式キャンペーン
その他、Visa・Mastercardはコストパフォーマンス、JCBは付帯保険、アメックスはキャッシュバックキャンペーンに魅力があります。
主な特徴
- 利用可能店舗が多い→ANA VISAカード、ANA Mastercard
- 手間はかかるがリボ活用で高還元→ソラチカカード、ソラチカゴールドカード
- 一般/ワイドカードのマイル1%手数料が安価・ゴールド以上は保険が充実→ANA JCBカード
- アメックスオファーのキャッシュバック・ANA航空券3%→ANA アメックス
モデルケース
以下、いくつかSFC修行のモデルケース・路線をご提示します。
自然体のフライトで観光満喫プラン(国内中心)
国内線中心で観光も楽しみつつSFC修行を行う場合は、沖縄県を中心として北海道や九州も織り交ぜて、東南アジアにも少しフライトするのがおすすめです。
路線など | クラス | PP |
---|---|---|
羽田⇔那覇 | 往復プレミアムクラス125% | 5,720 |
羽田⇔石垣島 | 往復プレミアムクラス125% | 6,920 |
羽田⇔宮古島 | 往復プレミアムクラス125% | 6,590 |
羽田⇔新千歳 | 往復プレミアムクラス125% | 3,350 |
羽田⇔福岡 | 往復プレミアムクラス125% | 3,634 |
東京⇔シドニー | 往復プレエコ100% | 15,388 |
東京⇔デリー | 往復プレエコ70% | 8,476 |
合計 | 50,078 |
合計7回の往復フライトでOKなのでシンプルですね。7週間に1回乗ればいいので、非常に現実的だと思います。
PP単価が高めになるのがデメリットです。無理せずに観光を満喫しながら、ついでにSFC修行を行う方向けです。
羽田⇔那覇 単純往復
あまり観光を重視しない場合で、修行感が出るフライトを許容できる場合は、修行僧らしい路線を追求するのも選択肢ですね。
日帰りでSFC修行を行う場合は、羽田⇔那覇の単純往復が最も効率的。1日2往復できるのが利点です。
クラス | 1往復PP | 往復回数 | 合計PP |
---|---|---|---|
往復プレミアムクラス150% | 6,704 | 8回 | 53,632 |
往復プレミアムクラス125% | 5,720 | 9回 | 51,480 |
片道:プレミアムクラス125% 片道:普通席 (75%+400PP) | 4,736 | 11回 | 52,096 |
片道:プレミアムクラス125% 片道:普通席 (75%) | 4,336 | 12回 | 52,032 |
往復普通 (75%+400PP) | 3,752 | 14回 | 52,528 |
往復普通 (75%) | 2,952 | 17回 | 50,184 |
往復プレミアムクラス(125%)なら9回で解脱できます。
シドニータッチ2回 or シドニータッチ+OKA-SINタッチ
同じ外国に2回行くことを許容できる場合は、シドニータッチ2回がシンプルで簡便です。
プレエコ種別Eかビジネスクラスなら、前後に沖縄を組み入れることで、2レグにて解脱できます。
クラス | OKA-SYDとは別に予約する羽田⇔那覇の往復クラス | ||
---|---|---|---|
運賃2 (VALUE PREMIUM、 プレミアム株主優待) | 運賃5 (VALUE 1/3、 株主優待割引等) | 運賃7 (SUPER VALUE 21 、EARLY等) | |
エコノミー「S」 | 16,950 | 14,982 | 14,182 |
プレエコ「N」 | 20,668 | 18,700 | 17,900 |
プレエコ「E」 | 25,044 | 23,076 | 22,276 |
ビジネス | 28,692 | 26,724 | 25,924 |
同じところに2回行くのに抵抗がある場合は、特別運賃の設定がある際にOKA-SINタッチと組み合わせて、残りは国内線でカバーするという戦略が有効です。
海外発券
海外発券を駆使するとANA便でもリーズナブルとなり、PP単価を低く抑えられるのが大きなメリットです。例えば、以下2レグで5万の約74%である37,160 PPを獲得できます。
路線 | クラス(PP単価) | 合計PP |
---|---|---|
クアラルンプール⇔沖縄 (ANA海外発券) | ビジネス125% (PP単価9.9) | 17,252 |
広州⇔メルボルン (シンガポール航空) | ビジネス125% (PP単価9.0) | 19,908 |
合計 | 37,160 |
残りは最初と最後の日本⇔海外のフライトや、国内線フライトで達成しましょう。
なお海外発券に関しては「弾丸トラベルは怖くない!」さんなどの航空ブロガーが情報を発信しており、SFC修行の際には参考にすると、旬の妙味ある案件を知ることができます。
スターアライアンス世界一周航空券
その他の手段としては、時間と費用面で許容できる場合は、スターアライアンス世界一周航空券が簡便。旅程によっては一発で50,000プレミアムポイントをゲットできます。
ただし、事前準備や下調べに時間がかかる点、数日間といった時間を確保する必要がある点がデメリットです。
SFC修行で巻き起こったトラブル・注意点
SFC修行を実践していく中で、起こりがちなトラブル・痛い打撃・ミスについて解説します。
フライト日に別の予定が入ってキャンセル料金が発生
SFC修行では土日など休日を中心にフライトの予約を入れていく流れになりますね。
休日でも予定が入ってキャンセルせざるを得ないことがあり、キャンセル代が膨らむことがあります。
国内線のSUPER VALUEだと取消手数料が、搭乗日27日前からは運賃の50%、搭乗日13日前からは60%と非常に高額である点に注意が必要です。
私はJALの方のJGC修行では、キャンセル料金を合計1万円以上支払うことになってしまいました。
痛恨の乗り遅れ!バスや車で移動する場合は渋滞に注意
私は一度リムジンバスで羽田空港に行った際、渋滞に巻き込まれて飛行機の時刻に間に合わず、痛恨の一撃で一日がパーになったことがあります(´;ω;`)
車・バス・タクシーでの移動については、渋滞リスクには大いなる注意が必要です。
そんなの当たり前という誹りは免れないと思います。ただ、トラブル無しの順調な移動が続くと、慣れてきて見積もりが甘くなることもあるので油断は禁物です。
PPの計算間違いに注意
SFC修行のスケジュールを組む場合は、ExcelやGoogleスプレッドシート、Numbers等の表計算ソフトで予定を組む方が多いと思います。
その際に自分のフライトのPPを入力していくことになりますが、JGC修行の際には運賃種別を間違って入力してしまうというミスをしてしまいました。
50,006ポイントで芸術的に修行をクリアするはずだったのが、1つ入力ミスが有り、結果的に5万ポイントに少し足りなくなってしまいました。
調整のために最後のフライトをワンランク上げる必要が生じてしまいました。
うっかり計算ミスをすると、クラスを上げたりもう一つ日程を組み入れたり、余計な手間が生じます。また、要らぬ精神的ダメージが生じるので注意しましょう。
食べ過ぎて飲み過ぎる
国内線プレミアムクラス、国際線ビジネスクラス・プレエコを中心に修行する場合、空港ラウンジ、機内食・ドリンクがゴージャスになります。
「普段と同じくらいしか食べない・飲まない」という強靭な精神力が無い限りは、食べ過ぎて飲み過ぎる結果となる可能性が高いです。
摂取カロリー・塩分・糖質・酒量が増えて、体に悪くて太ってしまうのがSFC修行のデメリットの一つです。
特にチャンギ国際空港、バンコク国際空港など、スターアライアンスラウンジが多い空港では、ラウンジをはしごして、更に機内食・お酒も入ります。
SFC修行は飲み過ぎ・食べ過ぎとなる傾向があるので、健康に悪影響が及ぶリスクがある点に注意が必要です^^
国内線の一つの予約で2往復する場合はネット購入が不可
国内線で最も効率的なのは羽田⇔那覇、伊丹⇔那覇、神戸⇔那覇といった路線です。
羽田⇔那覇は多数の便があるので、1日2往復することも可能です。
同一日に同一路線を2往復する予約は可能ですが、会員サイトで購入手続きを行おうとするとエラーが出ます。
購入手続きを完了させるには、ANA国内線予約・案内センターに問い合わせる必要が生じます。
購入期限ギリギリの夜に気づいた場合はコールセンターが閉まっており、購入手続きができずキャンセルされてしまうこともあります。
2往復の予約を入れる場合は、それぞれ別予約にするのがおすすめです。
ANAライフソリューションサービスなら3万PPでOK
SFC修行では、「ライフソリューションサービス利用でのプレミアムメンバーステイタス獲得条件」という選択肢もあります。
ライフソリューションプログラムでは、ANAグループのサービス利用、ANAカード・ANA Payの決済で所定の条件をクリアすると、通常よりも少ないPPでANAステータスを得られます。
以下3つの条件をすべてクリアすることで、ANA上級会員資格を得ることができます。
具体的に必要な基準は下表のとおりです。
ステータス名 | 条件1 PP (ANAグループ) | 条件2 対象サービスの利用数 | 条件3 ANAカード・ANA Pay 決済額 |
---|---|---|---|
ブロンズ | 15,000 PP | 4サービス以上 | 300万円 |
プラチナ | 30,000 PP | 7サービス以上 | 400万円 |
ダイヤモンド | 50,000 PP | 7サービス以上 | 500万円 |
80,000 PP | 4サービス以上 | 400万円 | |
ダイヤモンド+MORE | 150,000 PP | 7サービス以上 | 600万円 |
詳細は以下をご参照ください。
SFC修行まとめ
SFC修行はクレジットカードのSFCを発行して、ANAスーパーフライヤーズ会員になるために必要な50,000プレミアムポイントを獲得するための努力です。
ANAステータスがプラチナ・ダイヤモンドの方、ANAミリオンマイラーの方にFCの申込資格があり、最も達成が容易なプラチナを目指すのが一般的です。
出張族で自然体にて50,000ポイントに到達する方は多くなく、幾多のANAマイラーがSFC修行を行ってプラチナステイタスをようやく獲得する流れとなります。
羽田⇔那覇の単純往復や、観光なしでのシドニータッチやOKA-SINタッチは身体的負荷が大きくて修行感が大。
しかし、旅行とセットでフライトする場合は、修行という言葉から連想する辛さは僅少です。
個人的には単純往復ではなく、日帰りでも何らかの観光とセットにするのがおすすめです。
また、国内線プレミアムクラス、国際線プレエコ/ビジネスクラスも組み入れると、豪華なラウンジを堪能でき、上級会員の特典を前倒しで体感することができます。
フルフラットシートだと深夜便でも眠りやすくて身体への負荷が少なく、めっちゃ楽しく修行できるのが大きなメリットです!
決してハードルが高いわけではなく、少し旅行を多めにすることで十分に達成可能です。また、宿泊なしでの日帰りオンリーでも到達できます。
少しの努力でANAスーパーフライヤーズカードの扉は開きます!
これからSFC修行を行う場合は、事前にワイドカード以上のANAカードを作っておきましょう。
ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANAプラチナ プレミアムカードが選択肢となります。
ANA航空券の購入で高還元率になりますし、フライトボーナスマイルを獲得可能。また、審査落ちのリスクを抑制できます。
なお、Visa・Mastercardについては、2022年に改悪がありました。
どれか1枚に厳選すると、アメックスオファーをフル活用する場合は、ANAアメックスゴールドが選択肢となります。
付帯保険重視で年会費を抑えたい場合、ANA JCB ワイドゴールドカードが有力な選択肢です。
ANAプレミアムカードでのおすすめは、ANAダイナースプレミアムです。
4.5%還元&フライトボーナス50%で、修行においてザクザクとマイルを獲得できます。
インビテーション制のカードですが、ANAダイナースカードを作成して年200~250万円程度利用した後に、会員デスクに希望の旨を電話すれば発行可能なケースが多いです。
ANAダイナースカードも充実のフライトボーナスを得られて、かつダイナースの上質のダイニング特典を利用できます。
ANAダイナースカードは大量のANAマイルを得られるお得なキャンペーンを開催しています。
入会キャンペーンだけでハワイなど世界各国にフライトすることが可能で雅やかですよ!
公式サイトANAダイナースカード 公式キャンペーン