JCBがユナイテッド航空と提携して発行している「MileagePlus JCBカード」というクレジットカードがあります。
年会費が格安のクラシックカード、スタンダードの一般カード、高級なゴールドカードのラインナップが揃っています。
最大1.5%のマイル還元率(年間上限なし)、マイルの有効期限が実質無期限、貯めたマイルをANA国内線フライトやスターアライアンス特典航空券に利用可能である点が魅力的です。
MileagePlus JCBカードのメリット、デメリット、他のマイレージプラスカードとの比較について、個人的口コミをまとめます。
公式サイトMileagePlus JCBカード 公式キャンペーン
目次
マイレージプラスJCBカードとは
MileagePlus JCBカードは、ユナイテッド航空とJCBが提携して発行・運営しているクレジットカードです。国際ブランドはもちろんJCBです。
我々には当たり前となっていますが、実は自国内の企業が大々的なクレジットカードのインフラを担っているというのは世界有数で凄いことです。
2015年6月からのJCBのブランドメッセージは、日本国内では「世界にひとつ。あなたにひとつ。」であり、海外では「Uniquely Yours」です。
このブランドメッセージには、JCBがこれからも大切にしたいこと、「お客様志向」と「日本的」が反映されています。JCBの思いは以下の通りです。
それぞれの願い。それぞれの夢。お客様一人ひとりの、かけがえのない想い。
JCBは約束します。そのひとつひとつをしっかりと受けとめ、耳を傾け、かなえるお手伝いをすることを。
私たちは、日本で生まれた、ただひとつの国際カードブランドとして、「おもてなしの心」「きめ細やかな心づかい」で一人ひとりのご期待に応えていきます。
そして「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と思っていただける、あなたにとっての世界にひとつを目指し続けます。
MileagePlus JCBカードには、クラシックカード、一般カード、ゴールドカードの3種類があります。プラチナカードは存在していません。
一般カード・クラシックカードは、18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方、高校生を除く学生が申し込めます。
ゴールドカードは20歳以上で本人に安定継続収入が必要であり、専業主婦・学生の申し込みはできません。
本会員カードだけではなく、それぞれ家族カードもあります。
カードフェイス
カードフェイスはクラシックカードがホワイト&グレー、一般カードは濃いブルー、ゴールドカードは金色基調で洗練されています。
MileagePlus JCBカードは、ディズニー・デザインは選択できません。ディズニーデザインを選べる航空系カードはJAL・JCBカードのみです。
年会費
MileagePlus JCBカードの年会費(税込)は以下のとおりです。
カード種別 | 本会員 | 家族会員 |
---|---|---|
クラシックカード | 1,350円(税込) | 440円(税込) |
一般カード | 5,500円(税込) | 1,100円(税込) |
ゴールドカード | 16,500円(税込) | 5,500円(税込) |
ETCカードは発行手数料・年会費無料です。有料のクレカもある中で無料なのは嬉しいですね!
デルタアメックスとは異なり、ETCカードの利用がない場合でも年会費は発生しません。これは良心的です。
申し込みから発送までは最短で3営業日です。即日発行はできませんが、十分に速いスピードです。
申し込みの際に支払い銀行口座の設定がオンラインで完了すれば、最短3営業日での発送・1週間前後での受け取りとなります。
一般加盟店でのマイル付与率は0.5%~1.5%
MileagePlus JCBカードは年会費のわりにはマイル還元率が高く、他のユナイテッド航空カードと比較してコスパ良好なのが魅力的です。
1%~1.5%の還元率で、ユナイテッド航空のマイル「マイレージプラス」を獲得できます。
税込ではなく税抜なのが地味なデメリットです。例えば、税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が切り捨てられて無駄になってしまいます。
カード種別 | 付与単位 | マイル還元率 |
---|---|---|
クラシックカード | 200円あたり1マイル | 0.5% |
一般カード | 100円あたり1マイル | 1.0% |
ゴールドカード | 100円あたり1.5マイル | 1.5% |
ユナイテッド航空マイレージプラスの有効期限は、ANAやJALとは異なり無期限です。
デルタ航空スカイマイルと同様に、生涯に渡って失効する心配がありません。
したがって、MileagePlusが貯まるマイレージプラスJCBカードは、お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
ANA/JALマイルは有効期限3年なので、家族が3~5名といった方の場合、全員の必要マイルを貯められない事が多いです。
しかし、MileagePlusなら有効期限がないので、家族全員分のマイルをじっくりと蓄積できます。ファーストクラスを目指してコツコツとマイルを貯めることも可能です。
ちなみにANAマイルでOKの場合、ANA VISAプラチナ プレミアムカードは1.5%、ソラチカカードはスマリボの活用で1.54%、ソラチカゴールドカードなら1.5625%です。
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードも高いマイル付与率で高還元です。
ANAカードの方はANAプラチナ・プレミアムカードの特典(国内線ANAラウンジ・継続ボーナス等)が付帯しています。
ダイナースプレミアム、ANAダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで1.5%のANAマイルを得られます。
例えば年間利用額が1000万円の場合は15万マイルを得られます。1マイル2円と考えると30万円の還元となります。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースプレミアムを挙げていらっしゃいます。
利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になります。
しかし、ANA VISAプラチナ プレミアムカード、ダイナースプレミアム、ANAダイナースプレミアムは、いずれも年会費が高額です。
MileagePlus JCBゴールドカードの場合、年会費がたったの16,500円(税込)なので、コストパフォーマンスは最上級です。
ANAワイドゴールドカード、JAL CLUB-Aゴールドカードと比較してもエッジ・優位性があります。
クレジットカード名 | 年会費(税抜) ※JCBは税込 | マイル還元率 (一般加盟店) |
---|---|---|
MileagePlus JCBゴールドカード | 16,500円 | 1.50% |
ANAワイドゴールドカード | 14,000円 | 1.00% |
JAL CLUB-Aゴールドカード | 16,000円 | 1.00% |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 | 1.50% |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 130,000円 | 1.50% |
ANAダイナース プレミアムカード | 155,000円 | 1.50% |
他のマイル還元率が高い航空系クレジットカードと比較すると、MileagePlus JCBゴールドカードには卓越したバリューがあると評価できます。
公式サイトMileagePlus JCBカードはコストパフォーマンス良好!
年間維持コストとマイル付与率の比較
3種類のMileagePlus JCBカードのうち、どれが最もマイル還元がよくなるのか、また他のマイレージプラスカードと比較するとどうかは重要な論点なので解説します。
マイレージプラスJCBクラシックカード VS 一般カード
MileagePlus JCBクラシックカードと一般カードの年会費の差は3,750円(税抜)で、マイル還元率は0.5%の違いがあります。
マイルの価値については諸説がありますが、通説に則り1マイルの価値を2円と考えると、概ね消費税を考慮して少し余裕をもたせて、年42万円(税抜)を超える金額をカードショッピングする場合は、一般カードの方がお得になります。
一般カードの方が海外旅行傷害保険も充実しているので、確実に年会費を上回る価値が出るショッピングマイルを得られる場合は、むしろお得になります。
マイレージプラスJCB一般カード VS ゴールドカード
MileagePlus JCB一般カードとゴールドカードの年会費の差は10,000円(税抜)で、マイル還元率の相違は0.5%。
1マイル2円換算で概ね110万円を超える支払いを実施するならば、むしろゴールドカードの方が経済合理的ですよ!
ゴールドカードの場合、海外旅行傷害保険の他に、国内ショッピング保険、国内旅行傷害保険、航空機遅延費用保険も付帯して、JCBのGOLD Basic Serviceも利用できます。
マイレージプラスJCBカード VS 他のMileagePlusカード
MileagePlus JCBクラシックカードと、コスパ良好で評判・口コミが良好なマイレージプラスセゾンカードを比較すると、年間コストの差は5,250円(税抜)、還元率の差は1%です。
1マイル2円換算の場合、概ね年29万円以上確実に利用する場合は、マイレージプラスセゾンカードの方がお得です。
MileagePlus JCB一般カードとマイレージプラスセゾンカードの比較は以下のとおりとなります。
- 年間コスト:MileagePlus JCB一般カードが1,500円(税抜)安い
- 還元率:MileagePlus JCB一般カードが0.5%低い
- 損益分岐点:おおよそ年17万円以上確実に使う場合はマイレージプラスセゾンカード
MileagePlus JCBゴールドカードは、MileagePlus UCゴールドカードと比較すると、年会費が3,000円(税抜)安くてマイル還元率が0.5%高いので、圧倒的に上回っています。
マイレージプラスセゾンゴールドカードと比較した場合、年会費・マイル還元率は同一です。
しかし、セゾンカードの方はマイル付与率が1.5%になるのは年75,000マイルが上限となります。JCBの方には制約がないので、圧倒的にお得です。
MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージと比べた場合、少額のリボ手数料を発生させる運用を行わない場合は、年会費が同一で国内ショッピングのマイルが0.5%高いJCBがお得です。
マイレージプラスカードの中で最も基本マイル還元率が高いのは、国内1.5%・海外2%のMileagePlus ダイナースクラブカードファーストです。
しかし、年会費43,000円(税抜)なので、コストパフォーマンスはMileagePlus JCBゴールドカードの方が優れています。
マイレージプラスの使い道は多様!ANA便も搭乗可能
ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、MileagePlusは日本人にとっても使いやすいマイルです。
日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。800マイル以下の路線は片道5,500~6,000マイルだけでOKであり、800マイル以上でも片道8,800マイルで発券できます。
東京発着路線では、800マイルを超えるのは沖縄(那覇・宮古・石垣)だけです。ほとんどのANA国内線を片道5,500マイルで利用できます。
大阪発着路線の場合は関空→石垣だけであり、名古屋発着路線は那覇・石垣だけです。
12時間以内の乗り継ぎが発生する場合でも同じマイルで搭乗できるのがメリットです。例えば、羽田→松山(1泊)→伊丹というフライトが5,500マイルで可能です。
ストップオーバー(12時間以上の滞在)を行う場合は、片道の特典航空券が必要となります。
しかも、マイレージプラスの国内線の特典航空券は、出発地と最終目的地の間の距離で計算されます。したがって、沖縄にタッチしていても、東京・大阪・名古屋→那覇→福岡ならばOKです。
やるかどうかは別にして、5,000マイルで2区間・3区間をフライトすることも可能です。各地で12時間の滞在を楽しめます(路線によっては一泊も可能)。一例は以下のとおりです。
- 羽田→那覇→神戸
- 石垣→羽田→鹿児島
- 羽田→函館→千歳
- 八丈島→那覇→対馬
- 羽田→松山→伊丹
マイレージプラスはユナイテッド航空だけではなく、スターアライアンス加盟航空会社の好きな特典旅行券とも交換できます。
- 10,000マイル~: 国内線往復特典航空券
- 25,000マイル~:グアム、サイパン、パラオ往復特典航空券
- 30,000マイル~:アジア往復特典航空券
- 45,000マイル~:オーストラリア往復特典航空券
- 50,000マイル~:ハワイ往復特典旅行航空券
- 70,000マイル ~:北米往復特典航空券
ただし、 2019年11月15日搭乗分からユナイテッド航空の特典航空券の必要マイル数は変動制となり、繁忙期は多くのマイルが必要になりました。
スターアライアンス提携航空券(ANA国内線のフライト含む)でも、特典航空券のマイルチャートが撤廃されており、2020年5月から必要マイル数がUPした路線が目立っています。
なお、搭乗から30日前の直前発券の場合、追加でマイルが必要なのがデメリット。ANA国内線・提携特典航空券は3,500マイルとなっています。
もっとも、MileagePlus固有の利点もあり、エッジが効いているマイレージプログラムです。
- 特典航空券は二親等以上の家族以外にも予約が可能
- 特典航空券で予約した場合の燃油サーチャージなし
無期限のマイルの威力
マイレージプラスカードを1年半の間に1回使えば、保有している全マイルの有効期限が延びるので、有効期限が実質的に無期限となります。お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
MileagePlus JCBカードの最大のメリットの一つはマイルの有効期間が実質無期限であり、ファーストクラスの航空券と交換できることです。
マイルの還元率を高くするには、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券への交換が重要です。しかも長距離である程に還元率が上がります。
しかし、ポイント・マイルの有効期限内に、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券に交換できるだけのマイルを貯める必要があります。
仕事や旅行で頻繁に飛行機に乗らない限りは、必要なマイルに到達するのが難しい場合もあります。JALカードの場合はマイルの有効期限はきっちり3年となります。
ANAワイドゴールドカードの場合、ポイントの有効期間が3年でマイル移行後のマイル有効期間は3年です。
合計で有効期間を最大6年まで伸ばすことができますが、この間に貯めるのが難しい場合もあります。
また、ギリギリになってようやく貯まった場合は、時期によっては取りたい航空券がとれないという事態もありえます。
クレジットカードの特典を使うためだけに無理やり旅程を組むというのは、本末転倒の色彩が出てきます。
ANAカード、JALカードにはこうした「有効期限の壁」があります。
しかし、マイルの有効期限が実質無期限のMileagePlus JCBカードなら無限にポイント・マイルを貯められるので、有効期限の壁を突破できます。
じっくりとマイルを貯めて、ビジネス/ファーストクラスの特典航空券への交換が可能になります。非日常の体験ができて、更にカードの還元率も跳ね上がります。
ポイントモール「MileagePlus Shopping Japan」もあるので、日常生活でお手軽にマイルを貯められます。
QUICPayが利用可能
MileagePlus JCBカードはクレジットカードに後払い方式の電子マネー「QUICPay」(クイックペイ)を利用できます。
QUICPayはnanaco、楽天Edy、Suicaとは異なり、事前にチャージする必要がないので使いやすい電子マネーです。ドコモのiDと似たJCBのサービスです。
使った金額は後日、登録したクレジットカードから引き落とされます。残高を気にする必要がないので利便性が高い電子マネーです。
コンビニ等での少額の決済でクレジットカードを使うのが微妙な場合や、サインか暗証番号の入力が必要な店舗でそれが面倒な場合にも便利です。
QUICPayは、多種多様なお店で利用できます(一覧)。主な店舗は下表の通りです。
ジャンル | 店名 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、ポプラ、生活彩家、ローソンストア100、ローソンマート |
スーパー | イトーヨーカドー、イオングループ、ジャパン、オーケー、アピタ、ピアゴ、阪急オアシス、アークス、平和堂、近商ストア |
百貨店等 | ドン・キホーテ、阪急メンズ大阪/東京、近鉄百貨店、阪急百貨店、阪神百貨店、名鉄百貨店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、JRセントラルタワーズ/JRゲートタワー/ゲートウォーク、なんばCITY、なんばパークス、ル・トロワ、阪急西宮ガーデンズ |
ガソリンスタンド | ENEOS、昭和シェル石油、エッソ・モービル・ゼネラル(セルフSS) |
ドラックストア | ツルハドラッグ、スギ薬局、ココカラファイン、富士薬品グループ(セイムス・スマイル・アメリカンドラッグ等)、くすりの福太郎、ドラッグユタカ |
カフェ | タリーズコーヒー、ドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ、コメダ珈琲店、甘味喫茶おかげ庵、カフェ・ド・クリエ |
食事 | マクドナルド、ロッテリア、吉野家、すき家、壱番屋、モスバーガー、すかいらーくグループ、ロイヤルホスト、かっぱ寿司、はま寿司、リンガーハット、牛角、餃子の王将、サガミチェーン、鳥どり、海鮮三崎港、味の民芸、バーガーキング |
本・CD/DVD | TSUTAYA、蔦屋書店、HMV、古本市場、明林堂書店、八重洲ブックセンター |
家電 | ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、エディオン、ヨドバシカメラ、ノジマ、PC DEPOT |
カーライフ | オートバックス、 スーパーオートバックス、 オートバックスガレージ、 Smart+1A PIT AUTOBACS SHINONOME |
タクシー | 東京無線タクシー、チェカーキャブ、さくらタクシー、日本交通、国際自動車、朝日交通、昭和グループ、明和グループ、名古屋近鉄タクシー、宝交通、東和交通、日の丸自動車 |
バス | 京都バスチケットセンター、大阪駅JR高速バスターミナル、三宮バスターミナルチケットセンター |
ホテル | アパホテル |
空港 | ANA FESTA、新千歳空港ターミナルビル、中部国際空港セントレア、大分空港 |
レジャー | 東京ディズニーランド/シー、MOVIX、ジャンカラ、スーパージャンカラ、USJ、富士急ハイランド、スパリゾートハワイアンズ、京セラドーム大阪、快活CLUB、福岡 ヤフオク!ドーム、東京ドーム、アドベンチャーワールド、コロナワールド、東京タワー、阪神甲子園球場、キッザニア東京・甲子園 |
ファッション | ユニクロ、ライトオン、マックハウス、マックハウスプラザ、OUTLET-J、コナカ、メガネスーパー |
その他 | acure、auショップ、モッズ・ヘア、カクヤス |
QUICPayにはおサイフケータイで使える「QUICPay モバイル」があります。また、セブンイレブンで特別に0.5%ポイントアップとなるQUICPay (nanaco)もあります。
QUICPayの詳細・特典については以下で徹底解説しています。
2018年10月9日からはGoogle PayにJCBカードが対応して、QUICPayが利用可能になりました(Google PayのQUICPay詳細)。
Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、iDかQUICPay・nanaco・WAONの店舗でお買い物することが可能です。
Suica、PASMO(モバイルPASMO)は使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。
JCBグループ発行のクレジットカードなら、一部カードを除いてApple Payに設定して利用可能です。ユナイテッド航空カード(JCB)も対象になります。
JCBカードをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物できます。Oki Dokiポイントも貯まります。
「QUICPay+」の機能もあるため、QUICPay+加盟店では2万円を超える金額も決済できます。加盟店はビックカメラ、ヨドバシカメラ、コジマ、Right-on、auショップ等です。
店舗でのお買い物だけではなく、Apple PayのWalletアプリ内のSuicaチャージにJCBカードを利用することも可能です。
QUICPayの利用分はポイントの対象ですが、Apple PayのSuicaへのチャージはポイントの付与対象外です。
AndroidやガラケーのモバイルSuicaへのチャージがポイント付与の対象外なのと、Apple PayのSuicaは同じ取扱いになりました。
JCB発行カードは、Suica定期券・Suicaグリーン券などは、通常のクレジットカード払いと同様の取扱いとなってポイント付与の対象です。
Apple PayのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。
実際にApple Payを使ってみた感想については、以下にまとめています。
JR東海のエクスプレス予約
JCB一般カードは、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の座席を、スマートフォンや携帯電話、PCからオンライン予約・変更できる「エクスプレス予約」を使えます。
従来は「プラスEX」でしたが、2017年9月から「エクスプレス予約」にリニューアルされました。
専用のICカードを使うことで、切符を受け取る必要がなくなります。在来線との乗り継ぎも交通系ICカードとの併用でOKです。
予約後は「EX予約専用ICカード」を改札機にタッチするだけで、スムーズに東海道・山陽新幹線に乗車できます。
紙の切符よりも割引運賃が適用されて、東京~名古屋間、東京~大阪間などの移動がお得で便利になります。ただし、1枚あたり年会費1,000円(税抜)が発生します。
JR東海エクスプレス・カード、J-WESTカードをエクスプレス予約に登録した場合に適用される「グリーンプログラム」は対象外となります。
エクスプレス予約は、ビックカメラSuicaカード、ビュースイカ、ルミネカードなどのビューカードを保有すると年会費無料で使えるモバイルSuicaでも利用できます。
JR東日本のビューカードが発行しているプロパーのビューカードをモバイルSuicaに登録して使う場合は、グリーンプログラムも適用されます。
充実の海外旅行傷害保険
MileagePlus JCBカードには海外旅行傷害保険が付帯しています。上位カードになればなる程、旅行保険が充実していきます。
ゴールドカードだと家族特約も付帯します。最高補償金額は以下のとおりです。
保険の種類 | クラシックカード | 一般カード | ゴールドカード (家族特約) |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高2,000万 | 最高3,000万 | 最高1億(1000万) ※一部利用付帯 |
傷害治療 | 最高50万 | 最高100万 | 最高300万(200万) |
疾病治療 | 最高50万 | 最高100万 | 最高300万(200万) |
救援者費用 | 最高50万 | 最高100万 | 最高400万(200万) |
賠償費用 | 最高2,000万 | 最高2,000万 | 最高1億(2000万) |
携行品損害(1旅行/年) (自己負担3,000円) | 10万/100万限度 | 20万/100万限度 | 50万/100万限度 (同額) |
海外では傷害治療・疾病治療(病院等での医療費用)が高く、転倒や食あたりで数日間入院しただけで、400万円かかることもあります。
年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯するエポスカード、横浜インビテーションカード、さんさんクラブゴールドカードをサブカードで持つと、旅行保険をさらに上乗せすることができます。
この3枚のカードを保有していたら、最も利用頻度が高い治療費用(傷害・疾病)の保険が充実します。合計で770万円の疾病治療・700万円の傷害治療の補償を確保できます。
使わなくてもお得なクレジットカードであり、海外でのトラブルに対して、より一層安心のディフェンス体制を構築できます。
安心のショッピング保険
MileagePlus JCBカードには、購入した商品の損害を補償する「ショッピング補償」が付帯しています。
クラシックカード・一般カードは補償期間が90日間で、年間補償限度額が最高100万円(自己負担1万円)となります。ただし、海外での購入が対象で国内での購入は対象外です。
国内でショッピング保険が適用される条件は、リボ払いの「スマリボ(旧・支払い名人)」定額コースへの登録で、1回払いで購入した場合は適用されません。海外でのカードによる購入では1回払いでも補償されます。
マイレージプラスJCBゴールドカードは年500万円まで購入品の損害が補償されます。いずれも自己負担額は1事故3,000円です。
国内/海外においてカードで購入した品物の損害が、商品購入日を含めて90日間まで補償されます。もちろん一回払いも対象です。
年間最高500万円という金額はパワフルです。年間500万円もあれば大多数の方は問題ないでしょう。安心してお買い物が楽しめます。
海外だけではなく国内での購入も対象です。一部、補償の対象外となる品物があります。
- 船舶、航空機、自動車、原動機付自転車、自転車、ハンググライダー、サーフボード、セーリングボードおよびこれらの付属品
- 義歯、義肢、コンタクトレンズその他これらに類するもの
- 動物及び植物
- 現金、手形、小切手、その他有価証券、印紙、切手、乗車券等、旅行者用小切手、その他チケット
- 稿本、設計書、図案、帳簿、その他これらに準ずるもの
- 自動車電話、携帯電話、これらの付属品
- 食料品
- 会員が従事する職業上の商品となるもの
これはMileagePlus JCBカードに限った話ではなく、どのゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードにも類似の規定があります。
もちろん、万が一の紛失・盗難・ネット不正利用の際の補償もあり、安心・安全にお買い物することが可能となっています。
ワンタイムパスワードでの本人認証など充実のセキュリティ
JCBは、セキュリティが充実しています。クレジットカードには不正利用のリスクが伴いますので、できる限りセキュリティがしっかりしているのが理想です。
この点、JCBはICチップを搭載しており、高度な暗号化技術によって守られています。
インターネットショッピングでは、「J/Secure」という本人認証サービス(3Dセキュア)があり、一部のインターネットショッピングで利用可能です。
対応加盟店で買い物をするとき、自身が事前に設定したパスワード等を入力するシステムです。第三者が容易に決済できない仕組みになっており、ネットショッピングの安全性が向上します。
2016年にはスマートフォンアプリを用いた本人認証サービス(J/Secureワンタイムパスワード)が導入されました。1回限り有効なパスワードのため、 第三者に不正利用されるリスクが極限まで低下します。
JCBは不正監視システムで24時間365日、不正利用を監視しており、高いセキュリティを確保しています。
万が一の4桁の暗証番号・3Dセキュア突破時も、絶対補償しないではなく、一定の条件では補償してくれます。
ワンタイムパスワードはメールではなくスマホ専用アプリなのがポイントです。メールだとアカウントがハッキングされたら不正利用されてしまいます。
しかし、JCBの場合は専用アプリなので、スマホそのものを紛失・盗難して、かつスマホのパスワードを突破されない限りは盤石のセキュリティが確保できます。
万が一の紛失・盗難時も安心です。24時間体制で受け付けているので、電話をかけたらすぐに対応して利用をストップしてくれます。
MileagePlus JCBカードの利用残高が予め登録された金額を超えた場合、Eメールで通知してくれる「安心お知らせメール」もあります。
残高不足となった場合は、一度だけではなく複数回引落しをかけてくれます。中には月末まで毎営業日実施してくれる銀行もあり、JCBは口座振替も便利です。
マイレージプラスJCBゴールドカード限定の特典
MileagePlus JCBゴールドカードには、JCBゴールド特典である「Gold Basic Service」の一部ベネフィットが付帯しています。
航空機遅延・手荷物紛失保険
ゴールドカード以上のMileagePlus JCBカードは、航空機遅延・手荷物紛失に対する保険金があります。
名称 | 補償内容 | ゴールドカード |
---|---|---|
乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 2万円限度 |
出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 2万円限度 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 2万円限度 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 4万円限度 |
国内旅行傷害保険
マイレージプラスJCBゴールドカードは、国内旅行傷害保険が附帯します。家族特約はありません。
項目 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院保険金日額 | 5,000円 |
通院保険金日額 | 2,000円 |
手術保険金 | 5万~20万円 |
空港ラウンジ
ゴールドカード以上のユナイテッド航空 JCB カードを保有していると、国内主要空港に加え、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジが年中無休・無料で利用できます。
ソフトドリンク、インターネットの無線LANなどは無料で使えます。アルコール類・コピー・FAX(有料)もあるラウンジが多いです。
ラウンジによっては無料のアルコール類があったり、シャワールーム(有料)が設置されています。
家族会員も特典の対象なので、家族で旅行する場合にも便利です。夫婦のうち1名が本会員、1名が家族会員だと両方が無料になります。
地域 | 空港名 | ラウンジ名 |
---|---|---|
北海道 | 新千歳空港 | スーパーラウンジ ノースラウンジ |
函館空港 | 国内線ビジネスラウンジ | |
旭川空港 | ラウンジ大雪(TAISETSU) | |
東北 | 青森空港 | エアポートラウンジ |
秋田空港 | ラウンジロイヤルスカイ | |
仙台空港 | ビジネスラウンジ EAST SIDE | |
関東 | 羽田空港 | 第1旅客ターミナル POWER LOUNGE CENTRAL POWER LOUNGE NORTH / SOUTH 第2旅客ターミナル エアポートラウンジ(南) POWER LOUNGE CENTRAL POWER LOUNGE NORTH 第3旅客ターミナル SKY LOUNGE / SKY LOUNGE SOUTH |
成田国際空港 | IASS EXECUTIVE LOUNG 1 IASS EXECUTIVE LOUNG 2 (各アルコール1杯無料) | |
中部 北陸 | 新潟空港 | エアリウムラウンジ |
富山空港 | ラウンジ らいちょう | |
小松空港 | スカイラウンジ白山 | |
富士山静岡空港 | YOUR LOUNGE | |
中部国際空港セントレア | プレミアムラウンジ セントレア(アルコール無料) | |
関西 | 大阪国際空港 (伊丹空港) | ラウンジオーサカ |
関西国際空港 | カードメンバーズラウンジ 六甲/アネックス六甲/金剛 NODOKA | |
神戸空港 | ラウンジ神戸 | |
中国 | 岡山空港 | ラウンジ マスカット |
広島空港 | ビジネスラウンジ もみじ | |
出雲縁結び空港 | エアポートラウンジ | |
米子鬼太郎空港 | ラウンジ DAISEN | |
山口宇部空港 | ラウンジきらら | |
四国 | 高松空港 | ラウンジ讃岐 |
松山空港 | ビジネスラウンジ | |
徳島空港 | エアポートラウンジ ヴォルティス | |
九州 沖縄 | 北九州空港 | ラウンジひまわり |
福岡空港 | ラウンジTIME/ノース ラウンジTIMEインターナショナル | |
長崎空港 | ビジネスラウンジ アザレア | |
大分空港 | ラウンジ くにさき | |
阿蘇くまもと空港 | ラウンジ ASO(アルコール無料) | |
佐賀空港 | Premium Lounge さがのがら | |
宮崎ブーゲンビリア空港 | ブーゲンラウンジひなた | |
鹿児島空港 | スカイラウンジ菜の花 | |
那覇空港 | ラウンジ華~hana~ | |
ハワイ | ダニエル・ K・イノウエ 国際空港 | IASS HAWAII LOUNGE |
ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)の「IASS HAWAII LOUNGE」は、空港内ガーデンコート1階(手荷物検査後エリア)にあります。
JCBの空港ラウンジについては、以下にまとめています。
羽田空港の第1ターミナルのPOWER LOUNGE NORTHでは、朝の時間帯はクロワッサン等のパンが提供された時期もあります。
以下は成田空港のラウンジ「IASS EXECUTIVE LOUNGE 1」です。席の脇には電源コンセントもありスマホ・タブレット・PC等を充電できます。
成田のラウンジはビールかウイスキーが1杯無料です。柿の種をおつまみにして無料で飲めるのは嬉しいですね^^
ミネラルウォーター、お茶類、ジュース、コーヒーなどソフトドリンク類も揃っています。
ドクターコール24でいつでも医師・看護師に電話相談可
「ドクターダイレクト24」というサービスを使えます。日本国内において24時間・年中無休、健康や介護・育児などに関して無料で電話相談ができます。
具合が悪くなったり、トラブルで怪我をした場合の応急処置などを相談できるので非常に便利です。
病気やケガで具合が悪くなった場合は慌てがちです。そうした場合にも落ち着いて専門家のアドバイスを受けることができます。大いなる安心がある制度です^^
他の会社のカードですと、ゴールドカード・プラチナカード・ブラックカードでも医師・看護師の無料電話相談サービスがないカードも有ります。ドクターダイレクト24はメリットが大きい特典です。
また、各地域に提携医療機関があり、優待料金で利用できる「人間ドックサービス」があります。
ゴールド会員専用デスク
ゴールド会員専用の通話料無料のゴールドデスクがあります。フリーダイヤルは嬉しいですね。
年会費無料のカードですと、相談窓口が有料のことが多いです。しかもオペレーターの人数が少なくて、出るまでに時間がかかることも度々あります。
マイレージプラスJCBゴールドカードの会員なら、ストレスなく電話で問い合わせが可能です。
電話一本で親切なオペレーターが丁寧に案内してくれます。わからないことがあったとしても、Webサイトで悶々と調べる手間がなくなります。
JCB暮らしのお金相談ダイヤル
暮らしにまつわる税務・年金・資産運用について電話相談が可能です。相談料は無料です。
さらに希望により、税理士・ファイナンシャルプランナーに直接お電話で相談することも可能です。
税理士に税務について電話相談できるのはメリットになり得ます。特に顧問税理士がいない個人事業主・中小企業経営者にとっては便利ですね。
充実のトラベル・サービス
トラベルサービスが充実している年会費1万円前後のカードといえば、アメックス・グリーンが第一人者です。しかし、マイレージプラスJCBゴールドカードも充実しています。
「手荷物無料宅配券(往復)サービス」もあります。JCBトラベルデスクで5万円以上の海外パッケージツアーに申し込んだ場合が対象です。
カードで旅行代金を支払うと、手荷物無料宅配券(往復)が1組につき1枚プレゼントされます。成田・羽田(国際線)・中部・関空で利用できます。
JCBトラベルを利用しない場合でも、空港手荷物宅配の優待キャンペーンを利用できます。
なんと一人あたり手荷物を1個500円(税込)で宅配できます。これはVISAプラチナカードのトラベル特典と同一でバリューが高いです。
期間限定とはなっていますが、2013年4月1日から長年に渡って継続しているので、今後も延長が期待できます。
京情緒が味わえる情報が満載のJCBオリジナルガイドブック「京爛漫」では、JCBが自信を持っておすすめする旅館、飲食店、名品店にて優待が受けられます。
また、世界有数のネットワークを誇る「ハーツレンタカー」をおトクに利用できる割引サービスも使えます。
その他優待特典
「JCBゴールド グルメ優待サービス」で、全国の対象店舗にて、飲食代金の割引が受けられます。有名なホテル内のレストランも対象で、コース料理や代金合計が20%OFFとなります。
2018年10月からは「JCB GOLD Service Club Off」が開始して、ファミレス・カフェ・レストラン・ホテル・カラオケ・映画・スポーツクラブ・レジャー施設などでお得な優待特典を利用可能になりました。
期間限定のトラベル優待もあり、クオリティ良好なホテル・旅館にJCB限定のプライスで宿泊できます。
JCBプレミアムカード会員限定のお得な情報が盛りだくさんの会員情報誌「JCB THE PREMIUM」を毎月届けてくれます。
旅・食・趣味・地域情報、JCBのキャンペーン・サービス・トラベル・チケット情報が掲載されています。
内容の例
- 知的好奇心を満たす特集記事(海外・国内・食・趣味)
- 有名作家によるエッセイ
- 季節に応じたサービスの案内
- GOLD Basic Serviceをはじめ、期間限定のイベントなどを紹介
- JCBプレミアムカードに付帯するサービスの紹介
- JCBの各種キャンペーン・サービス情報
- 演劇やコンサートなどのチケット情報
- 国内・海外の旅行情報、通販情報
また、「ゴールドフラワーサービス」では、電話一本で指定先に花を届けることができます。通常価格より5%引きで利用できます。
「JCBゴールド ゴルフサービス」では、専用デスクに電話したら有名コースでのゴルフコンペの開催や、全国約1,200ヵ所のゴルフ場の手配が可能です。
JCBプレミアムカード会員限定の優待プランや、有料のオプショナルサービス「JCBゴルファーズ倶楽部」も用意されています。
また、「JCBゴールド チケットサービス」では、演劇、コンサート、歌舞伎などの良席保証・特典付チケットが毎月アナウンスされます。
会員限定イベントもあります。一例としては、京都三大祭りの葵祭において、特別観覧席で「路頭の儀」を観賞でき、終了後は老舗料亭で特別懐石を堪能できるイベント等があります。
マイレージプラスJCBゴールドカードの限定特典は以上です。
その他のゴールドカードと比較検討したいという場合は、ゴールドカードのランキングをご参照ください。その中でも特におすすめのゴールドカードは以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
デメリット
MileagePlus JCBカードにはいくつかデメリットが存在しています。
海外で使える店舗が少ない
VISA・Mastercardと比較すると海外で使える店舗が少ないのがデメリットです。
ただし、JCBの海外の加盟店は近年では拡大しており、取扱店契約数は世界190の国と地域、約3,300万件に広がっています。日本以外の国で1,900万件以上の店舗で使えます。
日本人が数多く訪れるハワイやグアムでは、JCBの積極的な攻勢によって、観光産業系の物販店の大半がJCBに加盟しています。
また、Discover Cardとの提携で、北米本土地域ではDiscover Card加盟店でも基本的にはJCBカードが使えます。
このデメリットを緩和するためには、楽天カードなど1ポイント1円で使えるVISAカード、Mastercardクレジットカードをサブカードで保有すればOKです。
年会費無料のおすすめサブカード(VISA/Mastercard)については、以下をご参照ください。
クレジットカードを複数枚持ちたくない場合は、Visa/Mastercardブランドのデビットカードや、JAL Global WALLET、マネパカード等のプリペイドカードでカバーするという選択肢もあります。
電子マネー
QUICPay以外の電子マネーにはことごとく対応していないのもデメリットです。楽天Edy、WAON、PASMOにはチャージそのものができません。
nanaco、モバイルSuica、SMART ICOCAにはチャージは可能ですが、ポイントが付きません。
これらの電子マネーを使いたい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを利用しましょう。おすすめカードは下表の通りです。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税抜) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,000-31,000円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 477円 | |
PASMO | TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,000円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,000円 | |
To Me CARD Prime PASMO | 0.50% | 年50万円以上利用で無料 | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,000円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
JCB THE CLASS、ゴールド ザ・プレミアのインビテーションが×
JCBゴールドを保有していると、2年連続100万円以上の利用でプレミアム・ゴールドカードの「JCBゴールド ザ・プレミア」が届きます。
JCBゴールドと同じ年会費で、プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料、レストラン30%OFFのダイニング30、京都ラウンジなど更に特典が充実するコスパ良好のゴールドカードです。
また、JCBゴールドやゴールド ザ・プレミアを使い続けると、JCBの唯一のブラックカードである「JCB THE CLASS」のインビテーションが届く可能性があります。
JCB THE CLASSは、ディズニーリゾート・USJのラウンジや、メンバーズセレクション、電話が早くつながりやすいザ・クラス・コンシェルジュデスクが魅力的なスーパーカードです。
メンセレ、東京ディズニーリゾートやUSJのラウンジ、会員限定イベント、プライオリティパスなどの特典があるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。
USJのJCBラウンジでは、アトラクションの優先搭乗、ソフトドリンクサービスが受けられます。
京都駅直結のJCBラウンジ京都も便利です。ソフトドリンク・休憩はもちろん、無料で手荷物を預けられて身軽に観光できるのがメリットです。
JCB ザ・クラスのインビテーションが届く点が、JCBゴールドの最大のメリットです。
しかし、マイレージプラスJCBゴールドカードを保有していても、JCBゴールド ザ・プレミア、JCB THE CLASSのインビテーションは届きません。
JCBゴールド ザ・プレミアはゴールドカードとして、JCBザ・クラスはブラックカードとしては、コストパフォーマンスが高いスーパーカードです。
いくらクレジットカード利用額が高額になっても、これらスーパーカードのインビテーションが来る可能性がないのは残念です(JCBプラチナカード一覧)。
将来的にJCB THE CLASSやJCBゴールド ザ・プレミアを視野に入れるなら、JCBゴールドの方が魅力的です。JCBゴールドのスペック・特典については、以下で徹底解説しています。
MileagePlus JCBカードの比較一覧
これまで見てきたとおり、MileagePlus JCBカードには、クラシックカード、一般カード、ゴールドカードがあり、それぞれに特徴があります。
各カードの比較をまとめると下表のとおりです。
カードタイプ | クラシック | 一般カード | ゴールド | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 本会員 | 1,350円 | 5,500円 | 16,500円 |
家族会員 | 440円 | 1,100円 | 5,500円 | |
マイル付与率 | 0.50% | 1.00% | 1.50% | |
付与の単位 | 200円 | 100円 | 100円 | |
継続ボーナスマイル | - | - | - | |
海外旅行傷害保険 | 家族特約 | - | - | あり |
付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 | |
死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 | 最高3,000万円 | 最高1億円(1000万) | |
傷害・疾病治療 | 最高50万円 | 最高100万円 | 最高300万円(200万) | |
賠償責任 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 | 最高1億円(2000万) | |
携行品損害 | 最高10万円 | 最高20万円 | 最高50万円(同額) | |
救援者費用 | 最高50万円 | 最高100万円 | 最高400万円(200万) | |
国内旅行傷害保険 | 付帯条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | - | - | 最高5,000万円 | |
入院日額 | - | - | 5,000円 | |
手術費用 | - | - | 5~20万円 | |
通院日額 | - | - | 2,000円 | |
ショッピング保険 | 適用条件 | 海外 | 海外 | 国内外 |
年間補償額 | 最高100万円 | 最高100万円 | 年間最高500万円 | |
自己負担 | 1万円 | 1万円 | 3,000円 | |
国内・海外航空機遅延保険 | - | - | 最高4万円 | |
空港ラウンジ | - | - | ◯ | |
その他特典 | JCBカード特典 | JCBカード特典 | GOLD Basic Service JCBカード特典 |
年間のカードショッピングが42万円以上ならクラシックカードより一般カード、110万円以上なら一般カードよりゴールドカードが良いと考えます。
インタビュー
以前JCBに取材に行き、イシュイング本部 イシュイング推進部 商品企画グループ 副主事の新宮さんにインタビューしました。
JCBカードの魅力、JCBの歴史・強み、安全・安心の信頼性と充実した特典を両立させている点について取材しています。
まとめ
MileagePlus JCBカードは安い年会費で高いマイル還元率のクレジットカードです。
マイレージプラスカードの魅力とJCBカードの特典が融合しています。
燃油サーチャージが高騰している状況では、サーチャージ不要のマイレージプラスの魅力がUPしています。
世代を超えて愛される傑出した航空系カード、マイルが貯まるクレジットカードであり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
ANAワイドゴールドカード、JAL CLUB-Aゴールドカードと比較してもエッジ・優位性があります。
クレジットカード名 | 年会費(税抜) ※JCBは税込 | マイル還元率 (一般加盟店) |
---|---|---|
MileagePlus JCB一般カード | 5,500円 | 1.00% |
ANAワイドゴールドカード | 14,000円 | 1.00% |
JAL CLUB-Aゴールドカード | 16,000円 | 1.00% |
MileagePlus JCBゴールドカード | 16,500円 | 1.50% |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 | 1.50% |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 130,000円 | 1.50% |
ANAダイナース プレミアムカード | 155,000円 | 1.50% |
マイル還元率1%のクレジットカードの中では、MileagePlus JCB一般カードの5,000円(税抜)が屈指の安さとなっています。
ANAワイドゴールドカードは14,000円、JAL CLUB-Aゴールドカードは16,000円です。
マイル還元率1.5%のクレジットカードの中では、MileagePlus JCBゴールドカードが16,500円で、ANA VISA プラチナ プレミアムカードは88,000円です。
こうして考えるとマイレージプラスJCBカードのコストパフォーマンスの良さには、キラリと光るエクセレントな魅力があります。
MileagePlus JCBカードならリーズナブルな年会費、高いマイル付与率にて、陸でザクザクとマイルを貯めることが可能で質実剛健です。
空前の低金利の時代には、MileagePlus JCBカードのお得度は絶大な威力があります。お得にフライトでき、トラベル・人生を豊かに彩ることができます。
入会キャンペーンも充実しており、大量のユナイテッド航空のマイルを得ることができます。