ANAカードには一般カードとゴールドカードの間に「ANAワイドカード」というカテゴリーがあります。
JALカードでのCLUB-Aカードと同じ位置づけのステータスです。一般カードと比較すると年会費が高いものの、フライトマイルのアップ、入会搭乗・毎年初回搭乗ボーナスマイル、ANAワイドカード特典のベネフィットがあります。
フライの機会が多い方はボーナスマイルのメリットが存在。ただし、コストパフォーマンスが極めて高いワイドゴールドカードと比較するとエッジがありません。
ANAワイドカードのメリット、デメリット、お得な使い方、Visa・Mastercard・JCBの比較についてまとめます。
目次
- カード基本情報
- 一般加盟店でのマイル還元率は最大1%
- ANAグループではマイル付与率が+0.5%~1%
- Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
- フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
- ANAマイレージモールでネット通販がお得
- 電子マネー対応
- Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
- ANA VISA/マスター ワイドカードのみの主な特典
- ANA JCBワイドカードのみの主な特典
- ANAマイルの使い道
- ANAワイドカード共通の特典
- JR東海エクスプレス予約で新幹線も安価に
- ショッピング保険
- 充実の旅行傷害保険・その他保険
- ANA ワイドカードと一般カードの比較
- スーパーフライヤーズカード(一般)に切り替え可能
- ワンタイムパスワードの本人認証など充実のセキュリティ
- ソラチカカード / ソラチカゴールドカードが高還元でお得
- まとめ
カード基本情報
VISA/Mastercardは満18歳以上の方が申し込めます(高校生・大学生は除く)。
JCBは原則として18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方が対象です。
国際ブランド
ANAワイドカードの国際ブランドは、VISA、Mastercard、JCBの3種類です。ワイドゴールドカード以上にはあるダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレスはなし。
ANAワイドカードには、一般カードにはあるソラチカカード、ANA VISA Suicaカード、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO、nimocaカードはなく、JALカードのCLUB ESTのように20代限定で特典がある制度はありません。
カードフェイス
カードフェイスはANAらしいブルーを基調としたデザインです。「ANA CARD」という文字の右側に丸で囲まれた「WIDE」という文字がある点以外は、ANA一般カードと同一です。
JAL CLUB-Aカードはゴールドカードに準じた薄い金色(シャンパンゴールド)でオシャレです。ワイドカード関しては、カードフェイスでライバルのJALカードに遅れを取っている印象があります。
JAL・JCBカードはディズニー・デザインを選択できますが、ANAカードJCBにはディズニーデザインはありません。
また、ANA JCBワイドカードには、ANA JCBワイドゴールドカードにはある限定デザインがありません。
年会費
ANAワイドカードの本会員の年会費は同一です。ただし、ANA VISA/マスター ワイドカードには年会費を引き下げる仕組みがあります。下表のカッコ内は割引後の年会費です。
カード名 | 年会費(割引後)税抜 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANA VISA/マスター ワイドカード | 7,250円 (6,275円) | 1,500円 (975円) |
リボ払いの「マイ・ペイすリボ」に登録して、年1回以上利用すれば975円の割引があり、6,275円(税抜)になります。
マイ・ペイすリボは初回はリボ払いの手数料がないので、毎月のリボ払いの金額を、カード利用限度額の全額に設定しておけば、全く手数料はかかりません。クレカの通常の1回払と同じように使えます。
手数料が高いのでリボ払いはNGが基本ですけれども、ANA VISA/マスター ワイドカードに関しては1回払いと同じように無料で使えるため問題ありません。年会費を割り引いてお得に使えます。
家族カードの年会費もマイ・ペイすリボに登録すると割引があります。525円(税抜)の割引があり、975円(税抜)となります。
ANA JCBワイドカードの場合、スマリボを登録したら1,250円(税抜)のキャッシュバックを受けられます。
ただし、初回から利用額全額に対してリボ手数料が発生し、極小化するには銀行振込かATMでの繰り上げ返済が必要です。
メインカードは他にあってほとんど使わない場合以外は、年会費発生前のみスマリボに切り替えるか、毎月繰り上げ返済する運用に手間がかかります。
ETCカード
ETCカードは発行手数料・年会費無料です。有料のクレカもある中で無料なのは嬉しいですね!
ただし、VISA/Mastercardの場合、年に1回以上のETCカードの利用がない場合は、翌年は500円(税抜)の年会費がかかります。
一般加盟店でのマイル還元率は最大1%
ANA VISA/マスター ワイドカード
ANA VISA/マスター ワイドカードは、カード利用で200円(税込)につき1Vポイントが付与されるのが基本です。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
「Vポイント」とは、三井住友カードのポイント・プログラムです。携帯電話・電気・水道・ガス・NHK受信料・放送料金の支払時も、もちろんポイントが付与されます。
ポイントの有効期限は2年間です。ポイントはANAマイルに移行できます。マイル以外の多種多様な商品に交換することも可能です。ポイントの有効期間は2年、マイル移行後のマイル有効期間が3年で最大5年間となります。
10マイルコースと5マイルコース
ポイントは多種多様な商品の他、ANAマイルに交換可能。ポイントのマイルへの交換レートは、2つのコースによって変わってきます。
- 2倍コース:1ポイント→2マイル(マイル付与率1.0%)
- 通常コース:1ポイント→1マイル(マイル付与率0.5%)
ANAマイルの移行手数料は、2倍コースは6,000円(税抜)、通常コースは無料です。
マイルの移行の方法には、「応募方式」と「自動移行方式」があります。応募方式は任意のタイミングでポイントをマイルに交換し、自動移行方式は自動的にマイルに交換されます。
2倍コースの移行手数料は、マイルに移行しない年度は発生しません。つまり、自動移行方式だと毎年6,000円(税抜)がかかりますが、2年に1回移行すると1年あたりのコストは3,000円になります。
2倍コースの場合は、移行手数料はマイルに移行しない年度は発生しません。つまり、自動移行方式だと毎年6,000円(税抜)がかかりますが、2年に1回移行すると1年あたりのコストは3,000円になります。
毎年マイルに移行する場合は自動移行がいいですが、2年に1度でOKなら応募方式が望ましいです。
なお、スケジュール管理が重要となりますが、2倍コースの移行手数料は最大で3年に1回で済みます。
- 2024年4月1日に2倍コース(応募方式)に登録(2025/3/31迄1ポイント→2マイルに)
- 2025年3月31日に全ポイントをマイルに移行
- 2025年4月1日~2027年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2025年4月の獲得ポイントの有効期限は2027年4月末)
- 2027年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)
後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。
ただし、ポイント交換を忘れて失効するリスクがあるので、Googleカレンダー等を利用してメールでアラームが届くように設定しましょう。
幾多の航空系カードの中でも、マイルが貯まりやすいクレジットカードの一角です。
ANA JCBワイドカード
ANA JCBワイドカードは、カード利用で1,000円につき「Oki Dokiポイント」が1ポイント付与されるのが基本です。
Oki Dokiポイントとは、JCBのポイント・プログラムです。携帯電話・電気・水道・ガス・NHK受信料・放送料金の支払時も、もちろんポイントが付与されます。
ポイントの有効期限は2年間とVISA/Mastercardと同一です。
1 Oki Dokiポイントを10 ANAマイルに交換でき、1,000円あたり10マイル(マイル付与率1%)を得られます。
Oki DokiポイントはANAマイル以外の多種多様な商品に交換することも可能です。詳細、ANAマイル以外の交換先一覧については、以下にまとめています。
10マイルコースと5マイルコース
ポイントは多種多様な商品の他、ANAマイルに交換できます。ポイントのマイルへの交換レートは、2つのコースによって変わってきます。
- 10マイルコース:1ポイント→10マイル(マイル付与率1.0%)
- 5マイルコース:1ポイント→5マイル(マイル付与率0.5%)
ANAマイルの移行手数料は、10マイルコースは5,500円(税込)、5マイルコースは無料です。
マイルの移行の方法には、「マルチポイントコース」と「自動移行コース」があります。
マルチポイントコースは任意のタイミングでポイントをマイルに交換し、自動移行コースは自動的にマイルに交換されます。
年間の利用額に応じて最大1.06%のマイルが獲得可
ANA JCBワイドカードはJCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。
年間の集計期間は12月16日~翌年12月15日です。年間利用額50万円以上で「スターβ」、100万円以上で「スターα」となります。
スターβだと、10%のボーナスポイントが付与されます。このボーナスポイントは1ポイント3マイルで移行できます。マイル付与率は0.03%相当です。
スターα は、20%のボーナスポイントが付与され、0.06%のANAマイルに移行できます。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% |
「通常獲得ポイント」は1ポイント以上1ポイント単位、「ボーナスポイント」は500ポイント以上1ポイント単位で移行できます。
5マイルコース、10マイルコースの場合のマイル付与率は、年間利用金額に応じたボーナスを考慮すると下表のとおりです。
前年度の年間利用額 | ステージ | 5マイルコース | 10マイルコース |
---|---|---|---|
50万円未満 | - | 0.50% | 1.00% |
50万円以上 | スターβ | 0.53% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 0.56% | 1.06% |
マイル還元率の側面では、ANAワイドカードではJCBはVISA/Mastercardに大きく劣後しています。
マイルは手動移行で10マイルコースがおすすめ
手動でマイルを移行する「応募方式」と、自動で移行してくれる「自動移行方式」のどちらがよいかは、マイル移行の頻度によります。
毎年必ずマイルを移行するのであれば、マイル自動移行が便利です。ただし、ポイント有効期限(2年)とあわせて2年に1回、マイル移行するならば移行手数料が1年あたり半額の3,000円(税抜)で済みます。
したがって、応募方式で2年に1度マイル移行するのがおすすめです。
また、「10マイルコースと5マイルコースのどちらがよいのか?」も重要な論点です。1マイルの価値を2円と考えた場合で計算します。
Visa/Mastercardで2年に1回マイルを移行する場合、損益分岐点は年300,000円(税抜)の利用です。1ヶ月あたり約25,000円未満なら通常コース、超なら2倍コースがお得です。
- 2倍コース:還元額6,000円(3,000マイル×2円)-割引後年会費6,275円-実質移行手数料3,000円=-3,275円
- 通常コース:還元額3,000円(1,500マイル×2円)-割引後年会費6,275円=-3,275円
JCBの場合でも全く同様です。メインカードとして使っていくならば、10マイルコースにして2年1回手動での移行がベストです。
ただし、スーパーフライヤーズカード(SFC)目的でANAワイドカードに入る場合は5マイルコースも選択肢です。
メインカードはダイナースプレミアム、ANAダイナース プレミアム等のマイル付与率が高いカードの場合は、年会費が低い5マイルコースがベストです。
ANAグループではマイル付与率が+0.5%~1%
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。
以下の画像はセブン-イレブンで400円のお買い物をした例です。セブン-イレブンは200円あたり1マイルが加算されるので、0.5%の2マイルが加算されています。
通常のクレカ利用による0.5%/1%のポイントとは別に、更に0.5%~1%のマイルが貯まります。合計のマイル付与率は1%~2%!
- VISA/Mastercard:2.0%
- JCB:2.0%(年間利用額に応じて最大2.06%)
レストランやカフェの利用でもザクザクとANAマイルが貯まっていきます。
クレカのポイントとは別にマイルを得られるのはお得感があります。
時折ANAカードマイルプラスのボーナスマイルが多くもらえるキャンペーンが開催されることがあります。
使いやすいコンビニ・スーパーで、ANAワイドカード決済による基本0.5%~1%と合わせて合計で1.5%~2%のマイルが得られてバリューが高いです。
対象店舗の中ではセブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシあたりは日常的に使いやすくてお得です。
また、ソラチカゴールドカード限定ではありませんが、利用でANAマイルが貯まるお店・サービスがあります。
例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。その他一覧
ANAマイレージクラブ「暮らしの提携パートナー」の利用でマイルを獲得可能。ホテル、レンタカー、タクシー、ネットショッピング、グルメ、車検など幅広いジャンルがあります。
公式サイトの各ジャンルページにて、「AMC番号の提示で貯める」にチェックを入れると出てきます。
例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。
Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元
ANAカードに搭載されている電子マネーの楽天Edyを使うと、200円あたり1ANAマイルが得られます(マイル付与率0.5%)。おサイフケータイでも同様にANAマイルを貯める設定が可能です。
これだとメリットに乏しいですが、「ANAマイレージクラブ モバイルプラス」という制度に加入すると、楽天Edyの利用が高還元となるのが利点です。
月会費は300円(税抜)であり、コストは年3,600円(税抜)。ドコモ・au・ソフトバンクの契約者が加入でき、支払い方法は以下の通りです。
- NTTドコモ:SPモード決済(ahamoは対象外)
- au、Povo2.0:auかんたん決済
- SoftBank、LINEMO:ソフトバンクまとめて支払い
これに入会すると、楽天Edyの利用で得られるANAマイルが3倍(200円あたり3ANAマイル)になります。マイル付与率1.5%です。
マツモトキヨシ・紀伊國屋書店などのEdyマイルプラス対象店舗では200円あたり4マイルが貯まり、マイル付与率2%となります。
フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
ANAワイドカードなら通常のフライトマイルに加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。
「国内線基本マイル・国際線基本マイル × クラス・運賃倍率 × 25%」がもらえます。
また、カード入会・継続時に2,000ボーナスマイルを獲得できます。
毎年マイルがもらえるのは嬉しいですね。国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年4,000円がバックされることになり、年会費の負担を減らすことができます。
ANAプレミアムメンバーの「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」ステイタスを保持している時は、ANAゴールドカード限定特典で、通常の継続ボーナスマイルに加えて更に2,000マイルがプラスされます。
家族のマイルを合算できる「ANAカードファミリーマイル」に登録(無料)すれば、家族全員のマイルが無駄なく利用でき、マイルの使い道が広がります。
ANAマイルはJALマイルと同様にマイレージ会員の死亡時は、所定の手続きを経て家族がマイルを相続することができます。
会員本人の死亡証明書や裁判所の命令など、故人である会員のマイルの相続権を有することを確かに証明する書類を、死亡後6ヵ月以内にANAに提示すればOKです。
ANAマイレージモールでネット通販がお得
ANAが運営するポイントモール「ANAマイレージモール」も当然に利用可能です。経由での利用金額に応じて直接ANAマイルが貯まります。
ANAマイレージモールは直接マイルが貯まり、シンプルでわかりやすいのがメリットです。
サイト名 | 利用額とマイル | マイル付与率 |
---|---|---|
楽天市場 楽天トラベル | 200円 = 1マイル | 0.50% |
Yahoo!ショッピング | 300円 = 1マイル | 0.33% |
ユニクロオンラインストア | 300円 = 1マイル | 0.33% |
じゃらんnet Yahoo!トラベル 一休.com 一休.com レストラン | 200円 = 1マイル | 0.50% |
マツモトキヨシ | 100円=1マイル | 1.00% |
Amazon (一部カテゴリーのみ) | カテゴリーによる |
なお、アメックス以外のANAワイドカードは、ANAマイレージモールとは別に、カード発行会社のポイントモールも利用できます。
VISA/Mastercardは三井住友カードの「ポイントUPモール」、JCBは「Oki Doki ランド」、ダイナースは「ダイナースクラブ ポイントモール」を利用できます。Oki Doki ランドについては以下にまとめました。
電子マネー対応
VISA/Mastercardはポストペイ型の電子マネー「iD」、JCBはQUICPayの利用でマイルが得られます。事前のチャージが不要で便利な電子マネーです。
ANA JCBワイドカードはJCB発行のカードですので、「QUICPay(nanaco)」を使えます。本来はプリペイド式のnanacoが後払いのQUICPayとして利用できるサービスです。
セブン-イレブンにてnanacoカードに搭載されているQUICPayでお買い物すると、200円(税抜)ごとに1ポイントが貯まります。更にQUICPayに登録したクレジットカードのポイントも貯まります。
セブン-イレブンは「ANAカードマイルプラス」の対象店舗で0.5%のマイルが特別に貯まり、マイル付与率は合計1.5%になります。
クレジットカードでの決済だけではなく、「ANA JCBを指定しているQUICPayでの支払い」もマイル付与率が1.5%となります。
500nanacoポイントは250ANAマイルに交換できるので、QUICPay(nanaco)独自の上乗せは、0.25%のANAマイル相当です。
したがって、合計1.75%のANAマイルを獲得可能。キーホルダー型のANA QUICPay+nanacoも同様です。
厳密にはカード利用分とANAカードマイルプラス利用分は税込で、QUICPay(nanaco)の分は税抜なので、端数が出ない場合の最大還元率が1.73%となります。
いずれのANAワイドカードも、nanaco、楽天Edy、モバイルSuicaではマイルを得られません。PiTaPaの利用ではマイルを得られます。まとめると下表のとおりです。
カード名 | VISA/Mastercard | JCB |
---|---|---|
nanaco | - | - |
楽天Edy | - | - |
WAON | - | - |
モバイルSuica | - | - |
PASMO | - | - |
SMART ICOCA | - | - |
PiTaPa | ◯ | ◯ |
iD | ◯ | - |
QUICPay | - | ◯ |
マイル付与対象外の電子マネーへのチャージでポイントを得たい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを使いましょう。
ANAカードですと、SuicaはANA VISA Suica、PASMOはANA東急カードが年会費最安値(税抜751円)で維持できます。PASMOはソラチカカードも有力です。その他おすすめのクレジットカードは下表の通りです。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
Suica、PASMO(モバイルPASMO)、nanaco、WAONは使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。
JCBをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、Oki Dokiポイントも貯まります。
VISA/MastercardをApple Payに登録すると、iDとして割り当てられて、全国のiD加盟店で使えてVポイントも獲得可能です。
iDもQUICPayも主要なコンビニ、スーパー、ドラッグストアなど多くの方が日用的に使う店舗は幅広く抑えています。しかし、一部では片方しか使えない店舗もあります。
どの国際ブランドもQUICPay/iD利用分はポイント付与の対象ですが、Apple PayのSuicaへのチャージは対象外です。モバイルSuicaへのチャージと同一です。
Apple Payが使えるクレジットカードについては、以下で比較しています。
その中でおすすめ
ANA VISA/マスター ワイドカードのみの主な特典
人気が高いホテル宿泊サイトであるExpedia、Hotels.comでお得な割引を享受できます。
また、ANA VISA/マスター ワイドカードを保有していると、ANA銀聯カードも発行できます。
銀聯ブランドは中国で最もよく使われるクレジットカードであり、中国の大都市から地方都市まで、2,000万店以上の銀聯加盟店で利用できます。
中国に出張・旅行に行く機会があれば、便利かもしれません。カード利用200円につき1ポイントが獲得でき、1ポイント1マイルで移行できます。マイル付与率は0.5%です。
他社の銀聯カードはポイント付与の対象外という会社もあるので、ANA銀聯カードはお得です。
年会費は無料。新規入会時は通常は税抜2,000円(家族カードは税抜500円)のカード発行手数料がかかりますが、現在はキャンペーンで無料です。
原則として5年後の更新時は、本会員1,000円(税抜)、家族会員500円(税抜)の手数料が発生します。
ANA銀聯カードを保有していると、上海の銀聯コールセンターで日本語での対応が受けられて、中国旅行や滞在において安心できるサポートとなります。
三井住友銀聯カード・ANA銀聯カードの詳細については、以下で徹底解説しています。
更に、「ANA VISAプリペイドカード」へのチャージが無料となります。
月々の利用金額に応じて、0.5%でANAマイルが貯まり、セキュリティ・信頼性に不安が残る店舗やネット通販サイトでの決済に便利です。
端数を使い切りたい場合は、Amazonギフト券を購入すればOKなので、使わなくなった時も困る心配はありません。
ANA JCBワイドカードのみの主な特典
0.5%のANAマイルかキャッシュバックが受けられる「ANA JCB プリペイドカード」へ無料でチャージすることが可能です。
また、JCBカード共通優待を利用可能。例えば、海外にあるJCBプラザ ラウンジを利用できます。
主なメリット
- インターネット、プリントアウト無料サービス
- 日本語新聞、雑誌の閲覧
- 現地ガイドブック、情報誌の閲覧
- ドリンクサービス
- マッサージ機
- レンタル傘サービス
- お荷物の当日中一時預かり
さらに、「JCBトッピング保険」に加入できます。安価な保険料で、最高1億円の多額の補償が得られる「日常生活賠償プラン」に加入できるのがメリットです。
日常の個人賠償責任が訴訟費用を含めて、最高1億円まで補償されます。自転車搭乗時の賠償責任も補償対象です。
エクスペディアで海外のホテルを予約する際、JCB会員限定のクーポン券を発行して、JCBカードで支払うと、宿泊料金が8%OFFとなります。
エクスペディア割引のキャンペーンは期間限定ですが、毎年更新されています。また、Booking.comで10%OFFの割引も受けられます。
「Agoda」での最大10%OFF、Hotels.comでの4%OFFの優待キャンペーンも開催。期間限定ですが、度々更新されています。
「J-Basket」という有料オプションもあります。JCBトラベルのポイントアップ、会員限定の宿泊プラン・ツアー、会員誌、全国4,000箇所以上での優待・割引というベネフィットがあります。
更新カードを発送する際にも、住所変更がないか確認してくれてユーザーフレンドリーです。
世界文化遺産「東寺」での貸切イベント、関西有名テーマパークでのハロウィーン・パーティー、クリスマスパーティー、JCB MUSIC LOUNGE、妙心寺 退蔵院 特別拝観など、会員限定のイベントも充実しています。
その他、JCBタクシーチケット、JCB手話デスクなど、JCBカードに共通する特典については以下で解説しています。
JCBカードの種類は多様であり、ハイ・クオリティー・カードが揃っています。おすすめカードについては、以下で丹念に分析しています。
ANAマイルの使い道
ANAワイドカードで貯めたマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。
主な交換先
- 国内線/国際線の特典航空券、今週のトクたびマイル
- 提携航空会社特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- ANA SKY コイン
- トクたびマイル
- ANAショッピング A-styleでの利用
- 提携ポイントやクーポンとの交換
- 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
- ホテル宿泊・レストランのお食事券
ANAマイルの使い道詳細
他にANA国内線にお得に搭乗する方法としては、ユナイテッド航空のマイル活用があります。クレジットカード「マイレージプラスカード」で貯まります。
ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。
ANAワイドカード共通の特典
ANAワイドカードは、ANAワイドカード以上のANAカード共通の特典・割引を受けられます。
主なメリット
- ビジネスクラス専用チェックイン
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 空港内免税店での割引 (10%OFF)
- 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
- 成田空港でのパーキング割引
- 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン朝食無料&ウェルカムドリンクサービス
- ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
- ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー5%割引
- ハーツレンタカー5~20%割引
ANA国際線エコノミークラス利用の際にもビジネスクラス専用カウンターを利用できます。並ぶ時間が少なく、余裕のチェックインができます。
エコノミークラスのうんざりする大混雑に巻き込まれずに、スムーズなチェックインが可能なのは大きなメリットです。
割引で特に使いやすいのは全国各空港にある「ANA FESTA」での5%割引、空港免税店での10%割引です。1,000円(税込)以上のお買い物の際、レジでANAカードを提示すればOKです。
カードが手元に届く前にも割引を利用できるので便利です。
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービスは、予約の際にANAカード会員の旨を伝えると、ベストフレキシブル料金から5%割引となります。
ANAワイドカードなら、朝食無料&ウェルカムドリンクもついてきます。これはありがたいですね。
2016年4月1日から、ANAショッピング A-styleでのお買い物は、ANAショッピングポイントとの併用でも5%の割引適用となりました。
ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワインなど、魅力的なANAならではの独自商品を購入できます。
また、ANAカード会員は、高島屋SHILLA&ANAでの割引を受けられます。一般カードは5%OFF、ワイドカード以上は10%OFFとなります。
毎月のカード利用明細には「ANA CARD information」が同封されており、ANAカードの最新情報を把握できます(Web明細なら会員サイトで確認可能)。
ANA機体工場見学会、ANAビジネス/ファーストクラス機内食試食&見学、国内線プレミアムクラスお弁当&ANA機体工場見学会、シークレットコンサート、宝塚貸切公演、横浜F・マリノス特別席での観戦など、ANAカード会員限定のイベントにも参加できます。
JR東海エクスプレス予約で新幹線も安価に
ANAワイドカードはどの国際ブランドでも、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の座席を、スマートフォンや携帯電話、PCからオンライン予約・変更できる「エクスプレス予約」を使えます。
従来は「プラスEX」でしたが、2017年9月から「エクスプレス予約」にリニューアルされました。
専用のICカードを使うことで、切符を受け取る必要がなくなります。在来線との乗り継ぎも交通系ICカードとの併用でOKです。
予約後は「EX予約専用ICカード」を改札機にタッチするだけで、スムーズに東海道・山陽新幹線に乗車できます。
紙の切符よりも割引運賃が適用されて、東京~名古屋間、東京~大阪間などの移動がお得で便利になります。ただし、1枚あたり年会費1,000円(税抜)が発生します。
エクスプレス予約は、ビックカメラSuicaカード、ビューカード スタンダード、ルミネカードなどのビューカードを保有すると年会費無料で使えるモバイルSuicaでも利用できます。
JR東日本のビューカードが発行しているプロパーのビューカードをモバイルSuicaに登録して使う場合も、JR東日本乗車ポイントは適用されます。
ちなみにJALカードSuica、ANA VISA Suicaカード(航空系クレジットカード)も対象です。
ショッピング保険
ANAワイドカードには、カードで購入した商品の損害を補償する「ショッピング補償」が付帯しています。補償額は年間100万円迄です。
VISA/Mastercard/JCBは1万円の自己負担はありますが、それ以上の損害が出た場合は保険金がもらえます。
国内でショッピング保険が適用される条件は、VISA/Mastercardは「リボ払い」か「分割払い(3回以上)」での購入です。1回払いで購入した場合は適用されません。JCBは自動リボ払いの「スマリボ」への登録です。
いずれのANAワイドカードも、日本国内では1回払いで購入した場合は適用されません。海外でのカードによる購入では1回払いでも補償されます。
食品、動物、土地・建物、自動車、オートバイ、希少硬貨、ソフトウェア、オンラインコンテンツなど一部対象外となる商品もあります。これはどのクレジットカードでも同じです。
その他、国内においても万が一の紛失・盗難・ネット不正利用の際の補償もあります。
充実の旅行傷害保険・その他保険
ANAワイドカードは、航空系カードらしく旅行保険も充実しています。補償の内容はどの国際ブランドでも同一です。ワイドゴールドカードとは異なり、カード会社特有の上乗せはありません。
海外旅行傷害保険
ANAワイドカードはいずれも嬉しい自動付帯です。旅行代金等をカードで決済しなくても適用されます。
項目 | 最高保険金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 5,000万 |
傷害治療 | 150万 |
疾病治療 | 150万 |
救援者費用 | 100万 |
賠償費用 | 2,000万 |
携行品損害 | 1旅行50万/年50万 |
海外は医療費が高額な地域が多く、病院に運ばれて入院したら数百万円といった費用になることもあります。ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データを抜粋します。
国・都市 | 事故の内容 | 治療・救援費用 |
---|---|---|
ハワイ | ディナークルーズで食事を喉に詰まらせ救急車で搬送 | 372万円 |
食物の誤嚥と診断され3日間入院 | ||
家族が駆けつける | ||
シンガポール | クルーズ中に嘔吐・吐血、下船し救急車で搬送 | 440万円 |
胃炎と診断され7日間入院 | ||
家族が駆けつける | ||
オーストラリア | レストランで転倒し腰を強打 | 388万円 |
大腿骨頸部骨折と診断され12日間入院・手術 | ||
家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送 | ||
フランス | 夕食後に気分が悪くなり倒れ、頭を強打。翌朝もめまいが続き受診 | 561万円 |
ウィルス性内耳炎・硬膜下血腫と診断され13日間入院 | ||
家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送 |
3~7日間の入院でも400万円前後の費用が発生することもあります。
海外旅行保険を上乗せしたい場合は、年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯するJCB EIT(JCB以外の場合)、エポスカード、横浜インビテーションカードをサブカードで持つのがおすすめです。
異なるカード会社が発行する海外旅行保険付きクレジットカードを複数所有している場合、死亡・後遺障害以外の保険金は、複数のクレカの補償額が合算されます。
ANAワイドカードに加えてこれらを保有したら、相当な大病や大事故でない限りはびくともしない難攻不落の体制を築けます。鬼に金棒であり、鉄壁のディフェンスを構築できます。
国内旅行傷害保険
航空機搭乗中のみですが、国内航空傷害保険もあります。こちらも自動付帯です。日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償されます。
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害入院(最高180日) | 10,000円 |
手術 | 入院日額×倍率(種類に応じて10倍、20倍または40倍) 1事故につき1回限度 |
傷害通院(最高90日) | 2,000円 |
ANA ワイドカードと一般カードの比較
ANAカードにはワイドカードの他に「一般カード」があります。年会費がワイドカードよりもかなり安いカードです。
その代わりに、ANA ワイドカードはフライトボーナスのマイルが10%であるのに対して、ワイドカードはフライトボーナスが25%にパワーアップします。
また、継続ボーナスが上がり、旅行傷害保険が充実します。
一般カード | ワイドカード | 差額 | |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 2,000 | 7,250 | 5,250 |
割引後年会費(税抜) ※VISA/Mastercard | 1,025 | 6,250 | 5,250 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 1,000マイル |
フライトボーナス | +10% | +25% | +15% |
ANAワイドカード特典 | × | ◯ | 有無 |
SFCカード自動移行 | × | ◯ | 有無 |
旅行傷害保険 | 最高1000万円 | 最高5000万円 | 4000万円 |
家族カード年会費(割引後) ※VISA/Mastercard | 1,000(475) | 1,500(975) | 500(500) |
年会費の差額(ワイドカード-一般カード)は5,250円(税抜)です。フライトボーナス・継続ボーナスで5,250円を超える価値のマイルを得られるか否かが、ワイドカードか一般カードかの選択のキモです。
継続ボーナスの差は1,000マイルなので、1マイル1.5円換算だと1,500円、2円換算だと2,000円、3円換算だと3,000円の価値があります。
5,670円からこれらの金額を引いた額の分、フライトボーナスで稼げるか否かが損益分岐点となります。
フライトボーナスは、「区間基本マイレージ×積算率(クラス・運賃倍率)×10%(25%)」で計算します。
1マイルの価値を1.5円/2円/3円に設定した場合、損益分岐となる年間フライト数は下表のとおりです。積算率ごとに算出しています。
マイル積算率 | 1マイルの価値 | ||
---|---|---|---|
1.5円 | 2円 | 3円 | |
150% | 12,356 | 8,156 | 3,956 |
125% | 14,827 | 9,787 | 4,747 |
100% | 18,533 | 12,233 | 5,933 |
75% | 24,711 | 16,311 | 7,911 |
70% | 26,476 | 17,476 | 8,476 |
50% | 37,067 | 24,467 | 11,867 |
30% | 61,778 | 40,778 | 19,778 |
多くの方が利用すると思われる積算率75%で1マイル2円で計算すると、年間で16,311マイルが必要です。
東京⇔伊丹の場合は77.7回、東京⇔沖縄は22.1回の搭乗となります。国内線だけだとフライトマイルが低いのでハードルが高めとなります。
国際線で積算率70%の場合は、年間17,476マイルです。東京⇔ホノルルは6.5回、東京⇔香港は13.7回の搭乗でOKです。
主にビジネス利用で積算率100%の場合は、もっと少ない回数で達成可能です。東京⇔沖縄は12.4回、東京⇔ホノルルは4.6回、東京⇔香港は6.7回の搭乗でOKです。
下表は1マイルの価値を1.5円・2円・3円と考えた場合、対象路線に何回乗れば、ワイドカードと一般カードの損益分岐点に到達するかです。単位は回数です。
路線とマイル積算率 | 1マイルの価値 | ||
---|---|---|---|
1.5円 | 2円 | 3円 | |
国内線(東京⇔伊丹/100%) | 66.2 | 43.7 | 21.2 |
国内線(東京⇔伊丹/75%) | 117.7 | 77.7 | 37.7 |
国内線(東京⇔沖縄/100%) | 18.8 | 12.4 | 6.0 |
国内線(東京⇔沖縄/75%) | 33.5 | 22.1 | 10.7 |
国際線(東京⇔香港/100%) | 10.2 | 6.7 | 3.3 |
国際線(東京⇔香港/70%) | 20.7 | 13.7 | 6.6 |
国際線(東京⇔ホノルル/100%) | 6.9 | 4.6 | 2.2 |
国際線(東京⇔ホノルル/70%) | 9.9 | 6.5 | 3.2 |
ただし、これに達しない場合でも、ANAワイドカード特典を重視する場合は、ANAワイドカードという選択肢もあります。
スーパーフライヤーズカード(一般)に切り替え可能
将来的にANAの上級会員を視野に入れており、ANAスーパーフライヤーズカードの保有を考えている場合は、ANAワイドカードも候補となります。
SFC修行を行う方、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に入会する予定の場合は、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておくのが無難です。
こうしておけば、ANAプレミアムメンバーの「プラチナ」になった時点で、同じグレード・同じ国際ブランドのSFCカードに無審査で切り替えることができ、万が一の審査落ちのリスクをなくすことができます。
各ANAワイドカードから各ANA スーパーフライヤーズカード(一般カード)に切り替える場合は、審査落ちのリスクがありません。
プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。
将来的にANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)を視野に入れている場合は、ANAワイドカードが候補です。
ANAスーパーフライヤーズ会員になると、ANAラウンジ、国際線特典航空券の優先予約、フライトごとのボーナスマイル、座席アップグレード、優先チェックインカウンター・専用保安検査場、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの絶大なメリットが付帯します。
ANAラウンジが同伴者1名まで無料で使い放題なのは嬉しいところですね。洗練されたゴージャスな空間で搭乗直前までゆったりと寛げます。
ANAラウンジは、ビジネス向けの電源付きデスク、食事向けのテーブル、外の景色を快適に見れる窓際席、ファミリー・複数人向けのスペースなど多様な席があります。
リラックスして寛ぐ席だけではなく、ビジネスパーソン向けに集中して作業ができるデスクもあり、パソコンの作業も快適。出発前までに仕事をすることも可能です。
ビール、ウイスキー・焼酎、おつまみのスナックも用意されています。羽田空港国内線のANAラウンジは日本酒が充実。
また、青汁、緑茶・紅茶・烏龍茶・ホットコーヒー、カフェラテ、ミネラルウォーター、牛乳、コールドのジュース・トマトジュース・野菜ジュース・烏龍茶・ポッカレモンもあります。
新聞・雑誌も多種多様な種類があり、無料のWi-Fiも通っており、搭乗の直前まで居心地が秀逸なラウンジで快適に過ごせます。
ANAラウンジは出たらすぐに搭乗口があるのが絶大なメリットです。ラウンジに流れるアナウンスを聞いてから出発しても、優先搭乗に十分に間に合います。
国際線になるとシャワーがあって食事もゴージャス。一例として羽田空港 国際線のANAラウンジについては、以下で徹底的に解説しています。
ワンタイムパスワードの本人認証など充実のセキュリティ
ANAワイドカードのVISA/Mastercardを発行している三井住友カードは、セキュリティが充実しています。
本人認証サービスにはアプリによるワンタイムパスワードが導入されており、不正利用の防止を図っています。これは日本初の仕組みです。
利用のロック機能(ネット・海外・すべて)、利用の即日通知機能など、独自のセキュリティ施策に優れています。
VISAインターナショナルから、セキュリティが高い会社に対する表彰があり、アジア・パシフィック地域では、三井住友カードだけが表彰されたことがあります。
セキュリティの部分では国際ブランドの運営元のVISAからも高い評価を受けています。24時間体制で監視システムが動作しており、全世界のトラフィックをチェックしています。
ANAワイドカードのJCBを発行しているJCBの方も、不正使用被害を防止するために、24時間年中無休で監視しています。
ビッグデータの活用による不正検知システムが稼働しており、もし第三者に不正使用されていそうだと検知されたら、カードの利用をいったん保留にしてくれます。
またそうした不正使用の可能性があったときは、すぐに電話やメールで連絡してくれるので、二重にも三重にも安心です。
インターネットショッピングでは、JCBにも「J/Secure」という3Dセキュアの制度があり、一部のインターネットショッピングで利用可能です。
対応加盟店で買い物をするとき、自身が事前に設定したパスワード等を入力するシステムです。第三者が容易に決済できない仕組みになっており、ネットショッピングの安全性が向上します。
Eメール・SMS・スマホアプリでのワンタイムパスワードも利用可能。1回限り有効なパスワードで本人認証を行うため、 第三者に不正利用されるリスクが極限まで低下します。
JCBは不正監視システムで24時間365日、不正利用を監視しており、高いセキュリティを確保しています。
万が一の4桁の暗証番号・3Dセキュア突破時も、絶対補償しないではなく、一定の条件では補償してくれます。
万が一の紛失・盗難時も安心です。24時間体制で受け付けているので、電話をかけたらすぐに対応して利用をストップしてくれます。
ANA JCBカードの利用残高が予め登録された金額を超えた場合、Eメールで通知してくれる「安心お知らせメール」もあります。
残高不足となった場合は、一度だけではなく複数回引落しをかけてくれます。中には月末まで毎営業日実施してくれる銀行もあり、JCBは口座振替も便利です。
ソラチカカード / ソラチカゴールドカードが高還元でお得
ANA ワイドカードよりもソラチカゴールドカードの方が高還元でお得です。コストパフォーマンスに鑑みるとソラチカカードも有力な選択肢。
年間の利用額に応じて最大1.075%のマイルが獲得可
ソラチカカードはJCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.06% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.075% |
メトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.125%還元
ソラチカカードは交換を工夫するとボーナスポイント分は1.5倍のレートで交換できます。
年間利用額に応じたボーナスポイントは、そのままANAマイルに交換すると1ポイント3マイルです。
しかし、ボーナスのOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換すると、1ポイント4.5円になっちゃいます!
- ボーナスポイント→ANAマイル:500 Oki Dokiポイント→1,500マイル
- ボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイル:500 Oki Dokiポイント→2,500メトロポイント→2,250マイル
したがって、ソラチカ一般カードは最大1.09%、ゴールドカードは最大1.125%となります。
- ソラチカカード:年100万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.09%=1.09%
- ソラチカゴールドカード:年300万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.1125%=1.1125%
Oki Dokiポイントをメトロポイントに交換できるのはソラチカカード、ソラチカゴールドカードだけですので、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンの力を誇っています。
スマリボを活用すると最大1.5625%還元
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは自動リボ払いサービスの「スマリボ」を活用すると、更に高還元で得することが可能です。
スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。
しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。
スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。
+1倍のOki Dokiボーナスポイント=3マイル(0.3%)
これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。
したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。
前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | 1% | 0.5625% | 1.5625% |
なんと年会費155,000円(税抜)のANAダイナースプレミアムを凌駕する高水準に昇華しますよ!
新ソラチカルートの活用によって、日常のカードショッピングでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。
公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン
スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細については、以下で解説しています。
まとめ
ANAワイドカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | VISA/Mastercard | JCB | |
---|---|---|---|
年会費(割引後)※税抜 | 7,250円 (6,275円) | 公式サイト参照 | |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 公式サイト参照 | |
年会費+マイル移行費用 | 13,250円 (12,275円) | 公式サイト参照 | |
年会費+2年1回マイル移行の年間コスト | 10,250円(9,275円) | 9,750円 | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | |
マイル付与率 | 1% | 1%~1.06% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | |
マイル付与率(Edyチャージ) | – | – | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | |
ビジネス・アカウントカード | – | – | |
ANAワイドカード特典 | ◯ | ◯ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高5000万 | |
ショッピング保険 | 最高100万 | 最高100万 | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | |
リターン・プロテクション | – | – | |
キャンセル・プロテクション | – | – | |
24時間健康・医療相談 | – | – | |
海外旅行先での日本語サポート | 三井住友カードが提供 | JCBが提供 | |
空港ラウンジ | – | – | |
手荷物無料宅配 | – | – | |
優待 | Visaカードの優待 | JCBカードの優待 | |
パッケージツアー割引 | ◯ | ◯ | |
京都観光ラウンジ | – | – | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ◯ | – | |
国内 航空 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 10,000円 | 10,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~10万円 | 公式サイト参照 | |
海外 旅行 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 5,000万 |
傷害治療 | 150万 | 150万 | |
疾病治療 | 150万 | 150万 | |
救援者費用 | 100万 | 100万 | |
賠償費用(海外) | 2,000万円 | 2,000万円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万/年50万 | 1旅行50万/年50万 | |
航空便遅延費用補償 | – | – |
ANA VISA/マスター ワイドカードかANA JCB ワイドカードを比較すると、年間利用額に応じてボーナスポイントを得られるJCBの方にエッジ・優位性があります。
なお、ワイドカードの年会費+マイル移行手数料は、VISA/Mastercardの場合、最安値で12,275円で、マイル移行を2年に1度にした場合でも9,275円(税抜)です。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードの場合、マイル移行手数料は不要で、年会費はマイ・ペイすリボへの登録+利用で10,500円(税抜)まで下がります。
ワイドカードの最安値の年間コスト(2年に1度マイル移行)とANA VISA/マスター ワイドゴールドカードの年間コストの差額は、たったの年1,225円(税抜)に過ぎません。
それで空港ラウンジサービス、ANA SKYコインへの交換レート上限UP、ゴールドデスクなど)が付帯します。
したがって、ANA VISA/マスター ワイドカードにするならば、もう一つ上のワイドゴールドカードの方が良いと考えます。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
ANA Visa/マスター ワイドゴールドカードで重要である点は、ANA JCB一般カード、ソラチカカードとの3枚持ちを行うと、より一層コストパフォーマンスが高くなる点です。
スマリボを利用すると、ANA JCB一般カードとソラチカカードはそれぞれ毎年750円(税抜)のコストで1,000マイルを獲得できます。これら2枚を持つと毎年1,500円(税抜)で2,000マイルをもらえちゃいます。
つまり、1マイル0.75円+税で購入できることになるので、ANAマイラーであれば発行して保有しなければ損といって過言ではありません。
入会キャンペーンも充実しており、大量のANAマイルを得ることができます。
公式サイトANA JCB / ソラチカカード 公式キャンペーン
JCBブランドの場合、ソラチカカード、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
あくまでJCBブランドのワイドカードに拘る場合は、ANA JCBワイドカードが候補となります。
ANA JCB ワイドカードとANA JCB 一般カードの相違点については、以下で精緻に分析しています。
ANA JCBカードの入会キャンペーンについては、以下で丹念に解説しています。
なお、ANAカードではありませんが、JCBからJCB一般カードないしゴールドカードとANAマイレージクラブカードの機能を融合させたクレジットカードが出ています。
しかし、これよりはANA JCBカードの方が圧倒的にマイル付与率が高いので、ANA JCBカードの方がお得です。
一つの航空会社だけを使うのではなく、提携の複数の航空会社を利用する方なら、提携航空券等購入時の3%という驚異的なマイル付与率となるスカイトラベラーカードもお得です。
ライバルのJALカードのCLUB-Aカードについては、以下で徹底的に比較しています。
年会費が高くてもより充実した特典が満載のANAカードがいい場合は、プラチナ・プレミアムカードが候補となります。各ANA プラチナ・プレミアムカードについては、以下で徹底解説しています。
国際ブランドごとのANAカードの一覧は下表の通りです。
カード名 | 運営会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
ANA JCB 一般カード等 ANA JCBカード ZERO | JCB | JCB | |
ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカゴールドカード | JCB、To Me CARD | PASMO メトロポイント | |
ANA VISAカード | 三井住友カード | Visa | |
ANA Mastercard | Mastercard | ||
ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード ビューカード | Visa | Suica |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード 東急カード | Mastercard | PASMO TOKYU POINT |
ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード nimoca | Visa | nimoca |
ANAアメックス | アメックス | Amex | |
ANAダイナース | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
主な特徴
- 利用可能店舗が多い→ANA VISAカード、ANA Mastercard
- 手間はかかるがリボ活用で高還元→ソラチカカード、ソラチカゴールドカード
- 一般/ワイドカードのマイル1%手数料が安価・ゴールド以上は保険が充実→ANA JCBカード
- 入会キャンペーンが豪華→ANAダイナースカード
- トラベル関連のベネフィットが充実→ANA アメックス
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、三井住友カード、JCBのANAカード7枚を発行するのも手です。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。