ANA JCBワイドカードのメリット・デメリット・他のANAカードとの比較まとめ

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ANA JCB ワイドカード

ANA JCBワイドカードというクレジットカードがあります。ANA(全日空)とJCBが提携して発行しているANAカードです。

ANAワイドカードの特典とJCBの特典が融合しています。スマリボの活用で年会費を抑えられるので、寝かすSFCカードとしても有力です。

ANA JCBワイドカードのメリット、デメリット、お得な使い方、他のANAカードとの比較についてまとめます。

公式サイトANA JCBワイドカード 公式キャンペーン

目次

年会費

ANA JCBワイドカードの国際ブランドはJCBです。本会員の年会費は7,975円(税込)で、家族カードの年会費は1,650円(税込)です。

ANA JCBワイドカードはANA VISA/マスター ワイドカードのように、リボ払いの登録で年会費を下げることはできません。

ETCカードは発行手数料・年会費無料です。有料のクレカもある中で無料なのは嬉しいですね!

ANA VISA/マスターとは異なり、ETCカードの利用がない場合でも年会費は発生しません。これは良心的です。

ANA JCBはソラチカカードを除き、複数の種類のカードを同時に保有できません。

ANA JCB CARD FIRST/ANA JCB 一般カード/ANA JCB ワイドカード/ANA JCB ワイドゴールドカード/ANA JCBカード プレミアムのうちどれか一枚のみ持てます。

ANAの飛行機の頭部

ANAマイル付与率は最大1.06%

ANA JCBワイドカードは、カード利用で1,000円につき「Oki Dokiポイント」が1ポイント付与されるのが基本です。

Oki Dokiポイントとは、JCBのポイント・プログラムです。携帯電話・電気・水道・ガス・NHK受信料・放送料金の支払時も、もちろんポイントが付与されます。

ポイントの有効期限は、2年間と長めです。ポイントの有効期限は1年というカードもある中で2年なのは嬉しいですね。ポイント失効のリスクが減少します。

10マイルコースと5マイルコース

ポイントは多種多様な商品の他、ANAマイルに交換できます。ポイントのマイルへの交換レートは、2つのコースによって変わってきます。

  • 10マイルコース:1ポイント→10マイル(マイル付与率1.0%
  • 5マイルコース:1ポイント→5マイル(マイル付与率0.5%

ANAマイルの移行手数料は、10マイルコースは5,500円(税込)、5マイルコースは無料です。

マイルの移行の方法には、「マルチポイントコース」と「自動移行コース」があります。

マルチポイントコースは任意のタイミングでポイントをマイルに交換し、自動移行コースは自動的にマイルに交換されます。

5マイルコースの場合はマイル移行手数料がないので、移行を忘れないようにマルチポイントコースが便利です。

10マイルコースの場合は、移行手数料はマイルに移行しない年度は発生しません。

つまり、自動移行コースだと毎年5,500円(税込)がかかりますが、2年に1回移行すると1年あたりのコストは2,750円(税込)になります。

毎年マイルに移行する場合は自動移行がいいですが、2年に1度でOKならマルチポイントコースが望ましいです。

なお、スケジュール管理が重要となりますが、10マイルコースの移行手数料は最大で3年に1回で済みます。

  1. 2025年4月1日に10マイルコースに登録(2026/3/31迄1ポイント→10マイルに)
  2. 2026年3月31日に全ポイントをマイルに移行
  3. 2026年4月1日~2028年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2026年4月の獲得ポイントの有効期限は2028年4月末)
  4. 2028年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)

後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。

ただし、ポイント交換を忘れて失効するリスクがあるので、Googleカレンダー等を利用してメールでアラームが届くように設定しましょう。

1マイルの価値については諸説がありますけれども、ビジネスクラスで利用した場合は1マイル3円以上に跳ね上がります。実質的な還元率が3%といった数字になります。

じっくりとマイルを貯めて2年に1度マイルに移行してビジネスクラスで利用するのが最もお得です。

国内の一般航空券でも1マイル1.5~2円程度の価値はあるので、ANAの飛行機に乗る機会がある方にとっては、ANAカードはお得なクレジットカードです。

飛行機から見た東京の夜景

年間の利用額に応じて最大1.06%のマイルが獲得可

ANA JCBワイドカードはJCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。

年間の集計期間は12月16日~翌年12月15日です。年間利用額50万円以上で「スターβ」、100万円以上で「スターα」となります。

スターβだと、10%のボーナスポイントが付与されます。このボーナスポイントは1ポイント3マイルで移行できます。マイル付与率は0.03%相当です。

スターα は、20%のボーナスポイントが付与され、0.06%のANAマイルに移行できます。

前年度の年間利用額ステージボーナスポイントボーナスマイル付与率
50万円以上スターβ10%0.03%
100万円以上スターα20%0.06%

「通常獲得ポイント」は1ポイント以上1ポイント単位、「ボーナスポイント」は500ポイント以上1ポイント単位で移行できます。

5マイルコース、10マイルコースの場合のマイル付与率は、年間利用金額に応じたボーナスを考慮すると下表のとおりです。

前年度の年間利用額ステージ5マイルコース10マイルコース
50万円未満-0.50%1.00%
50万円以上スターβ0.53%1.03%
100万円以上スターα0.56%1.06%

マルチポイントコース 10マイルがおすすめ

ANAカード利用の案内・インフォメーション

手動でマイルを移行する「マルチポイントコース」と、自動で移行してくれる「自動移行コース」のどちらがよいかは、マイル移行の頻度によります。

毎年必ずマイルを移行するのであれば、マイル自動移行コースが便利です。

ただし、ポイント有効期限(2年)とあわせて2年に1回、マイル移行するならば移行手数料が1年あたり半額の2,500円(税抜)で済みます。

金額面ではマルチポイントコースがお得です。ただし、移行を忘れてしまうとポイントが無駄になってしまうため、自動移行が無難です。

また、「10マイルコースと5マイルコースのどちらがよいのか?」も重要な論点です。1マイルの価値を2円と考えた場合で計算します。

2年に1回マイルを移行する場合、損益分岐点は年250,000円(税抜)の利用です。これ未満なら5マイル、超なら10マイルコースがお得です。

  • 10マイル:還元額5,000円(2,500マイル×2円)-年会費-実質移行手数料2,500円=-4,750円
  • 5マイル:還元額2,500円(1,250マイル×2円)-年会費=-4,750円

毎年マイルを移行する場合、損益分岐点は年500,000円(税抜)の利用です。これ未満なら5マイル、超なら10マイルコースがベターです。

年間利用額ごとの実質還元額(1マイル2円換算)の一覧は下表のとおりです。年会費・ステージボーナスを考慮しています。

年間利用額年1回マイル移行2年に1回マイル移行
10マイル5マイル10マイル5マイル
100,000-11,230-6,830-8,530-6,830
200,000-9,230-5,830-6,530-5,830
300,000-7,230-4,830-4,530-4,830
400,000-5,230-3,830-2,530-3,830
500,000-2,930-2,530-230-2,530
600,000-870-1,4701,830-1,470
700,0001,190-4103,890-410
800,0003,2506505,950650
900,0005,3101,7108,0101,710
1,000,0007,9703,37010,6703,370
1,500,00018,5708,97021,2708,970
2,000,00029,17014,57031,87014,570
3,000,00050,37025,77053,07025,770

ちなみに頑張ってビジネスクラスの航空券と交換し、1マイル3円で使う場合の実質還元額の一覧は下表のとおりです。

年間利用額年1回マイル移行2年に1回マイル移行
10マイル5マイル10マイル5マイル
100,000-10,230-6,330-7,530-6,330
200,000-7,230-4,830-4,530-4,830
300,000-4,230-3,330-1,530-3,330
400,000-1,230-1,8301,470-1,830
500,0002,2201204,920120
600,0005,3101,7108,0101,710
700,0008,4003,30011,1003,300
800,00011,4904,89014,1904,890
900,00014,5806,48017,2806,480
1,000,00018,5708,97021,2708,970
1,500,00034,47017,37037,17017,370
2,000,00050,37025,77053,07025,770
3,000,00082,17042,57084,87042,570

ただし、スーパーフライヤーズカード(SFC)目的でANA JCBワイドカードに入る場合は5マイルコースも選択肢です。

メインカードはダイナースプレミアムANAダイナース プレミアム等のマイル付与率が高いカードの場合は、年会費が低い5マイルコースがベストです。

ANAカード特約店ではマイル付与率が1%~2%に!

ANAの飛行機

ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。

以下の画像はセブン-イレブンで400円のお買い物をした例です。セブン-イレブンは200円あたり1マイルが加算されるので、0.5%の2マイルが加算されています。

ANAカードマイルプラス(セブン-イレブン)でのボーナスマイル

通常のクレカ利用による0.5%/1%のポイントとは別に、更に0.5%~1%のマイルが貯まります。合計のマイル付与率は1%~2%になり、かなりお得になります!

レストランやカフェの利用でもザクザクとANAマイルが貯まっていきます。

ANAインターコンチネンタルホテル東京のカスケイドカフェのコーヒー

クレカのポイントとは別にマイルを得られるのはお得感があります。

ANAマイレージクラブ加盟店の飲食店でのマイル積算レシート

時折ANAカードマイルプラスのボーナスマイルが多くもらえるキャンペーンが開催されることがあります。

使いやすいコンビニ・スーパーで、ANA ワイドゴールドカード決済による基本1%と合わせて合計で2%のマイルが得られてバリューが高いです。

対象店舗の中ではセブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシあたりは日常的に使いやすくてお得です。

また、ANA JCBワイドカード限定ではありませんが、利用でANAマイルが貯まるお店・サービスがあります。

ANAマイルが貯まる店舗

ANAマイレージクラブ「暮らしの提携パートナー」の利用でマイルを獲得可能。ホテル、レンタカー、タクシー、ネットショッピング、グルメ、車検など幅広いジャンルがあります。

公式サイトの各ジャンルページにて、「AMC番号の提示で貯める」にチェックを入れると出てきます。

例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。

Edyマイルプラス・AMCモバイルプラスで楽天Edyが高還元

ANAカードに搭載されている電子マネーの楽天Edyを使うと、200円あたり1ANAマイルが得られます(マイル付与率0.5%)。おサイフケータイでも同様にANAマイルを貯める設定が可能です。

これだとメリットに乏しいですが、「ANAマイレージクラブ モバイルプラス」という制度に加入すると、楽天Edyの利用が高還元となるのが利点です。

ANAマイレージクラブモバイルプラス

月会費は300円(税抜)であり、コストは年3,600円(税抜)。ドコモ・au・ソフトバンクの契約者が加入でき、支払い方法は以下の通りです。

  • NTTドコモ:SPモード決済(ahamoは対象外)
  • au、Povo2.0:auかんたん決済
  • SoftBank、LINEMO:ソフトバンクまとめて支払い

これに入会すると、楽天Edyの利用で得られるANAマイルが3倍(200円あたり3ANAマイル)になります。マイル付与率1.5%です。

ANAマイレージクラブ モバイルプラスは楽天Edyがマイル3倍でお得!メリット・デメリットを徹底解説
ANAマイレージクラブ会員は「ANAマイレージクラブ モバイルプラス」という制度に加入できます。楽天Edyの利用で貯まるANAマイ...

マツモトキヨシ・紀伊國屋書店などのEdyマイルプラス対象店舗では200円あたり4マイルが貯まり、マイル付与率2%となります。

フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク

ANAの飛行機

ANA JCBワイドカードなら通常のフライトマイルに加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」がもらえます。

ANA便はもちろん、スターアライアンス加盟航空会社を含めた提携航空会社のフライトでマイルが貯まります。

航空連盟航空会社名
スターアライアンス加盟エーゲ航空
エアカナダ
中国国際航空
エア インディア
ニュージーランド航空
アシアナ航空
オーストリア航空
アビアンカ航空
ブリュッセル航空
コパ航空
クロアチア航空
エジプト航空
エチオピア航空
エバー航空
LOTポートランド航空
ルフトハンザ ドイツ航空
スカンジナビア航空
シンセン航空
シンガポール航空
南アフリカ航空
スイスインターナショナルエアラインズ
TAPポルトガル航空
タイ国際航空
ターキッシュ エアラインズ
ユナイテッド航空
スター アライアンス
コネクティングパートナー
吉祥航空
その他(マイレージ提携)エア ドロミティ
マカオ航空
エティハド航空
ユーロウィングス
ガルーダ・インドネシア航空
ジャーマンウィングス
ジェットエアウェイズ
オリンピック航空
フィリピン航空
ヴァージン アトランティック航空
ベトナム航空

ボーナスマイルはANAグループ便にマイル精算対象運賃で搭乗した場合、または他社が運航する日本国内のコードシェア便をANA便名にて予約・搭乗した場合対象になります。

航空券の便名がANA便名であっても、国際線の他社運航によるコードシェア便は対象外となります。

ANA「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」の期間中は、それぞれの割増ボーナスが適用されます。割増率の大きい方が適用され、合算はされません。

一例として、東京(羽田・成田)発着の国内線路線において、得られるANAマイル一覧は下表のとおりです。100%が区間基本マイルです。

区間/運賃別積算率150%125%100%75%50%
札幌765637510382255
稚内1,018848679509339
女満別913761609456304
旭川864720576432288
根室中標津907756605453302
オホーツク紋別934778623467311
釧路832693555416277
帯広789657526394263
函館636530424318212
秋田418348279209139
大館能代471392314235157
庄内327272218163109
仙台26522117713288
新潟25020816712583
大島11192745537
八丈島26522117713288
富山26422017613288
小松316263211158105
能登310258207155103
名古屋28924119314496
大阪420350280210140
岡山534445356267178
広島621517414310207
岩国685571457342228
山口宇部765637510382255
鳥取492410328246164
米子576480384288192
萩・石見711592474355237
高松531442354265177
徳島493411329246164
松山657547438328219
高知589491393294196
北九州801667534400267
福岡850708567425283
佐賀876730584438292
大分748623499374249
熊本852710568426284
長崎915762610457305
宮崎841701561420280
鹿児島901751601450300
沖縄1,4761,230984738492
石垣1,8361,5301224918612
宮古1,7371,4471158868579

マイルの積算率は、運賃の種類で変わります。

  • 150%:プレミアム運賃など
  • 125%:プレミアム特割・旅割28・株主優待割引運賃など
  • 100%:ビジネスきっぷ・出張@割・ビジネスリピートなど
  • 75%:特割・旅割・株主優待割引・乗継特割・乗継旅割など
  • 50%:個人包括旅行割引運賃・シニア空割・旅割 Xなど

東京発着の国際線路線において、得られるANAマイル一覧(片道)は下表のとおりです。

地域路線150%125%100%70%50%30%
米国・
カナダ
シアトル7,1625,9684,7753,3422,3871,432
サンフランシスコ7,6956,4125,1303,5912,5651,539
サンノゼ7,7436,4525,1623,6132,5811,548
ロサンゼルス8,1876,8225,4583,8202,7291,637
ヒューストン9,9878,3226,6584,6603,3291,997
シカゴ9,4247,8536,2834,3983,1411,884
ニューヨーク10,1058,4216,7374,7153,3682,021
ワシントンD.C.10,1438,4526,7624,7333,3812,028
ホノルル5,7464,7883,8312,6811,9151,149
バンクーバー7,0215,8514,6813,2762,3401,404
欧州ロンドン9,3217,7676,2144,3493,1071,864
フランクフルト8,8927,4105,9284,1492,9641,778
ミュンヘン8,7997,3325,8664,1062,9331,759
デュッセルドルフ8,9387,4485,9594,1712,9791,787
パリ9,2917,7426,1944,3353,0971,858
ブリュッセル9,0907,5756,0604,2423,0301,818
アジア・
オセア
ニア
上海1,6661,3881,111777555333
北京1,9691,6411,313919656393
香港2,7342,2781,8231,276911546
広州2,7332,2771,8221,275911546
大連1,5631,3021,042729521312
青島1,6591,3821,106774553331
厦門2,2801,9001,5201,064760456
杭州1,8091,5071,206844603361
瀋陽1,4801,233987690493296
成都3,1502,6252,1001,4701,050630
武漢2,2951,9121,5301,071765459
ソウル1,137947758530379227
台北1,9951,6621,330931665399
シンガポール4,9684,1403,3122,3181,656993
ジャカルタ5,4184,5153,6122,5281,8061,083
バンコク4,3033,5862,8692,0081,434860
ホーチミンシティ4,0593,3822,7061,8941,353811
ハノイ3,4452,8712,2971,6071,148689
マニラ2,8202,3501,8801,316940564
クアラルンプール5,0074,1723,3382,3361,6691,001
ヤンゴン4,4763,7302,9842,0881,492895
デリー5,4844,5703,6562,5591,8281,096
ムンバイ6,3015,2514,2012,9402,1001,260
シドニー7,2946,0784,8633,4042,4311,458

マイルの積算率は、予約クラスで変わります。100%が区間基本マイルです。

積算率エコノミークラスプレエコビジネスクラスファーストクラス
150%  JF、A
125%  C、D、Z 
100%Y、B、MG、E  
70%U、H、QNP 
50%V、W、S、T   
30%L、K   

ANA JCBワイドカードの場合は、これらのマイル数の10%のボーナスマイルが得られます。

また、入会すると1,000マイル、継続すると1,000マイルがプレゼントされます。

毎年マイルがもらえるのは嬉しいですね。国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年2,000円がバックされることになり、年会費を上回る還元が受けられます。

食事を始める家族

家族のマイルを合算できる「ANAカードファミリーマイル」に登録(無料)すれば、家族全員のマイルが無駄なく利用でき、マイルの使い道が広がります。

ANAマイルはJALマイルと同様にマイレージ会員の死亡時は、所定の手続きを経て家族がマイルを相続することができます。

会員本人の死亡証明書や裁判所の命令など、故人である会員のマイルの相続権を有することを確かに証明する書類を、死亡後6ヵ月以内にANAに提示すればOKです。

ANA QUICPay+nanacoも利用可能

ANA JCBワイドカードは後払い方式の電子マネー「QUICPay」(クイックペイ)を利用できます。

カードにQUICPayが搭載された一体型のタイプと、別々のタイプの2種類があります。おサイフケータイ等でも利用可能です。

QUICPayはnanaco、楽天Edy、Suicaとは異なり、事前にチャージする必要がないので使いやすい電子マネーです。

使った金額は後日、登録したクレジットカードから引き落とされます。残高を気にする必要がないので利便性が高い電子マネーです。

コンビニ等での少額の決済でクレジットカードを使うのが微妙な場合や、サインか暗証番号の入力が必要な店舗でそれが面倒な場合にも便利です。

QUICPayは、多種多様なお店で利用できます(一覧)。主な店舗は下表の通りです。

ジャンル店名
コンビニセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、ポプラ、生活彩家、ローソンストア100、ローソンマート
スーパーイトーヨーカドー、イオングループ、ジャパン、オーケー、アピタ、ピアゴ、阪急オアシス、アークス、平和堂、近商ストア
百貨店等ドン・キホーテ、阪急メンズ大阪/東京、近鉄百貨店、阪急百貨店、阪神百貨店、名鉄百貨店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、JRセントラルタワーズ/JRゲートタワー/ゲートウォーク、なんばCITY、なんばパークス、ル・トロワ、阪急西宮ガーデンズ
ガソリンスタンドENEOS、昭和シェル石油、エッソ・モービル・ゼネラル(セルフSS)
ドラックストアツルハドラッグ、スギ薬局、ココカラファイン、富士薬品グループ(セイムス・スマイル・アメリカンドラッグ等)、くすりの福太郎、ドラッグユタカ
カフェタリーズコーヒー、ドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ、コメダ珈琲店、甘味喫茶おかげ庵、カフェ・ド・クリエ
食事マクドナルド、ロッテリア、吉野家、すき家、壱番屋、モスバーガー、すかいらーくグループ、ロイヤルホスト、かっぱ寿司、はま寿司、リンガーハット、牛角、餃子の王将、サガミチェーン、鳥どり、海鮮三崎港、味の民芸、バーガーキング
本・CD/DVDTSUTAYA、蔦屋書店、HMV、古本市場、明林堂書店、八重洲ブックセンター
家電ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、エディオン、ヨドバシカメラ、ノジマ、PC DEPOT
カーライフオートバックス、 スーパーオートバックス、 オートバックスガレージ、 Smart+1A PIT AUTOBACS SHINONOME
タクシー東京無線タクシー、チェカーキャブ、さくらタクシー、日本交通、国際自動車、朝日交通、昭和グループ、明和グループ、名古屋近鉄タクシー、宝交通、東和交通、日の丸自動車
バス京都バスチケットセンター、大阪駅JR高速バスターミナル、三宮バスターミナルチケットセンター
ホテルアパホテル
空港ANA FESTA、新千歳空港ターミナルビル、中部国際空港セントレア、大分空港
レジャー東京ディズニーランド/シー、MOVIX、ジャンカラ、スーパージャンカラ、USJ、富士急ハイランド、スパリゾートハワイアンズ、京セラドーム大阪、快活CLUB、福岡 ヤフオク!ドーム、東京ドーム、アドベンチャーワールド、コロナワールド、東京タワー、阪神甲子園球場、キッザニア東京・甲子園
ファッションユニクロ、ライトオン、マックハウス、マックハウスプラザ、OUTLET-J、コナカ、メガネスーパー
その他acure、auショップ、モッズ・ヘア、カクヤス

また、セブン-イレブンで特別に0.5%ポイントアップとなるQUICPay (nanaco)もあってお得です。

QUICPayの詳細・特典については以下で徹底解説しています。

QUICPay(クイックペイ)はnanacoならポイント二重取りが可能!
QUICPay(クイックペイ)という事前のチャージが不要な後払い型の電子マネーがあります。ドコモのiDと似たJCBのポストペイ型決...

ANA JCBワイドカード会員は、「ANA QUICPay+nanaco」に申し込めます。

QUICPay、nanaco、ANAのSkipサービスが三位一体となったキーホルダー型のQUICPayです。

2018年10月9日からはGoogle PayにJCBカードが対応して、QUICPayが利用可能になりました(Google PayのQUICPay詳細)。

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セブン-イレブンではマイル付与率が最大1.73%!

セブン-イレブン

ANA JCBワイドカードはJCB発行のカードですので、「QUICPay(nanaco)」を使えます。

QUICPay(nanaco)とは、事前に申し込んでおくと、本来はプリペイド式のnanacoが後払いのQUICPayとして利用できるサービスです。

nanacoカードの裏面

セブン-イレブンにてnanacoカードに搭載されているQUICPayでお買い物すると、200円(税抜)ごとに1ポイントが貯まります。更にQUICPayに登録したクレジットカードのポイントも貯まります。

セブン-イレブンは「ANAカードマイルプラス」の対象店舗で0.5%のマイルが特別に貯まります。5マイルコースだと1.0%のANAマイルが付与され、10マイルコースだと1.5%になります。

セブン-イレブンではクレジットカードでの決済だけではなく、「ANA JCBを指定しているQUICPayでの支払い」もマイル付与率が1.0%/1.5%となります。

500nanacoポイントは250ANAマイルに交換できるので、QUICPay(nanaco)は0.25%のANAマイルが取れることになります。

5マイルコースだと合計で1.25%、10マイルコースだと合計1.75%のANAマイルが得られます。キーホルダー型のANA QUICPay+nanacoも同様です。

厳密にはカード利用分とANAカードマイルプラス利用分は税込で、QUICPay(nanaco)の分は税抜なので、端数が出ない場合の最大還元率が1.73%となります。

以下はQUICPay(nanaco)で約400円(税抜)のお買い物をして、クレジットカードの還元以外に2nanacoポイントを獲得した履歴です。

QUICPay(nanaco)で獲得したnanacoポイント

QUICPayでお買い物するには、店員さんに「クイックペイで払います」と言えば、店員さんが端末を操作してくれて決済が完了します。

QUICPay(nanaco)の利用は、会員サイト「MyJCB」から申し込めます。ログイン後、メニューの「各種お申し込み・購入」の中にある「QUICPay」から手続きできます。

MyJCBの各種サービスの登録・申し込み画面

登録はnanacoカードとクレジットカードが同一名義であることが条件。おサイフケータイのnanacoモバイル、一部の提携nanacoでは使えません。

Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能

JCBカードとApple Pay

7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。

Apple Pay 2025!メリット・デメリット・使い方・仕組み・日本対応まとめ
Apple Pay(アップルペイ)というiPhone・Apple Watchの決済サービスがあります。日本の状況に的確に対応しており、使いやす...

モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、iDかQUICPay・nanaco・WAONの店舗でお買い物することが可能です。

SuicaPASMOモバイルPASMO)、nanacoWAONは使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。

7以降のiPhoneにフェリカの読み取り機と信号をやり取りする機能が搭載されて、フェリカ対応の読み取り機があるコンビニ、自販機、改札などで、iPhoneでの決済が可能となりました。

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アップルがiPhone 7にFeliCa(フェリカ)を搭載することになり、2017年に日本でスマホを使った決済サービス「アップルペイ」を...

アップルが発表したApple Payのスライドの中で、ひときわ大きく取り上げられていたのがJCBカードです。

JCBオリジナルシリーズのカードが目立つ形で掲載されています。Apple Payに登録できる代表的カードとして認知されています。

Apple Payのクレジットカード登録

JCBグループ発行のクレジットカードなら、一部カードを除いてApple Payに設定して利用可能です。ANAカード(JCB)も対象になります。

JCBもいち早くプレスリリースを発表しており、Apple Payに深くコミットしていることが伺えます。JCB発行のJCBカードならSuicaチャージも可能です。

Apple Payの登録・有効化完了の連絡メール(JCB)

JCBカードをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物できます。Oki Dokiポイントも貯まります。

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QUICPayに割り当てられた場合、「QUICPay+」の機能もあるため、QUICPay+加盟店では2万円を超える金額も決済できます。加盟店はビックカメラ、ヨドバシカメラ、コジマ、Right-on、auショップ等です。

QUICPayの利用分はポイントの対象ですが、Suicaチャージはポイントの付与対象外です。

AndroidやガラケーのモバイルSuicaへのチャージがポイント付与の対象外なのと、Apple PayのSuicaは同じ取扱いになりました。

JCB発行カードは、Suicaグリーン券・定期券などは、通常のクレジットカード払いと同様の取扱いとなってポイント付与の対象です。

Apple PayとSuica、国際ブランドの関係については、以下にまとめています。

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セキュリティも高く、安心に利用できるような頑健な仕組みとなっています。個人情報は、暗号化された状態で安全にデバイス内のセキュア・エレメントに保管されます。

Apple Payを使っている端末を紛失した場合、「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定すると、簡単にApple Payの利用を一時停止できます。

新しいiPhoneやApple Watchに、Suicaのチャージ残高や定期券を移行することも可能です。Apple Payが使えるクレジットカードについては、以下で比較しています。

Apple Pay対応クレジットカード一覧を専門家が比較!2025年最新
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その中でおすすめ

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Apple PayのSuica機能の詳細、アップルペイでのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。

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実際にApple Payを使ってみた感想については、以下にまとめています。

Apple Payを8年使ったブログ的口コミ!おサイフケータイとの比較も分析
Apple Pay(アップルペイ)をリアル店舗、アプリ(ネット決済)、Suicaに使ってみて、良い点・悪い点が見えてきました。おサイフ...

JR東海のエクスプレス予約

ANA JCBワイドカードは、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の座席を、スマートフォンや携帯電話、PCからオンライン予約・変更できる「エクスプレス予約」を使えます。

エクスプレス予約(旧・プラスEX)

従来は「プラスEX」でしたが、2017年9月から「エクスプレス予約」にリニューアルされました。

プラスEXがエクスプレス予約に統合!改悪と改善あり!既存サービスとの違いと比較まとめ
携帯電話、パソコン、スマートフォンから、東海道新幹線(東京~新大阪)の指定席が予約できる「プラスEX」というサービスが...

専用のICカードを使うことで、切符を受け取る必要がなくなります。在来線との乗り継ぎも交通系ICカードとの併用でOKです。

予約後は「EX予約専用ICカード」を改札機にタッチするだけで、スムーズに東海道・山陽新幹線に乗車できます。

エクスプレス予約で改札を通過

紙の切符よりも割引運賃が適用されて、東京~名古屋間、東京~大阪間などの移動がお得で便利になります。ただし、1枚あたり年会費1,000円(税抜)が発生します。

エクスプレス予約は、ビックカメラSuicaカードビューカード スタンダードルミネカードなどのビューカードを保有すると年会費無料で使えるモバイルSuicaでも利用できます。

JR東日本のビューカードが発行しているプロパーのビューカードをモバイルSuicaに登録して使う場合も、JR東日本乗車ポイントは適用されます。

ちなみにJALカードSuicaANA VISA Suicaカード航空系クレジットカード)も対象です。

Oki Dokiランド経由でネット通販がお得

JCBは「Oki Dokiランド」というポイントモールを運営しています。ANA JCBユーザーも利用できます。

ポイントモール経由でAmazon、楽天、ヤフーショッピング、ロハコなどで買い物すると、クレジットカードやネット通販サイトのポイントとは別に、更に独自にボーナスポイントが貯まります。

Oki Dokiランドの代表的な総合店舗は以下の通りです。ポイント倍率はJCBの基本還元率(0.5%)に対する倍率です。例えば2倍ですと0.5%分のポイントの上乗せがあるという意味です。

このOki Dokiポイントのボーナスポイントは、1ポイント10マイル・5マイルでは交換できず、500ポイント以上1ポイント単位でOki Dokiポイント 1ポイント=3マイルの移行レートで交換できます。

つまり、2倍=+0.3%、3倍=+0.6%、4倍=+0.9%、それ以降も1倍あたり+0.3%のマイル獲得となります。

例えば、年間利用額が100万円以上でスターαとなっていて、マイル付与率が0.56%になっている場合は、2倍のショップは1.12%になるわけではなく、0.86%(0.56%+0.3%)となります。

Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、多様なふるさと納税サイトなどがお得になるのは大きなメリットです!

ジャンル名前ポイント倍率
総合Amazon
(対象カテゴリー)
2-9倍
楽天市場2倍
Yahoo!ショッピング2倍
ドラッグストア等楽天242倍
マツモトキヨシ5倍
FANCL4倍
DHCオンラインショップ5倍
家電Apple公式サイト2倍
ビックカメラ.com2倍
ヤマダ電機 WEB.COM2倍
本・音楽HMV&BOOKS online2倍
TSUTAYA オンライン2倍
楽天ブックス2倍
旅行エクスペディア2倍~
JCBトラベル3倍~
じゃらん2倍
JAL 日本航空 国際線
※国内線は5ポイント
2倍
楽天トラベル2倍
ファッションi LUMINE(アイルミネ)3倍
ABC-MART.net3倍

ふるさと納税サイトでは、ふるさとチョイス楽天ふるさと納税ふるなびさとふるふるさとプレミアムau PAY ふるさと納税ふるさと本舗などが揃っています。

ネットショッピングを利用する際には、Oki Dokiランドを経由すると更にお得になります。

キャンペーンで特別に付与されるポイントが増加することがよくあります。常にどれかのショップは更にポイント増額となっています。

Oki Dokiランドの左側サイドバーの「ポイントアップキャンペーン一覧」からポイントアップ中のショップ一覧を確認できます。

Oki Doki ランドでネット通販がお得で高還元に!JCBのポイントモール
JCBは「Oki Doki ランド」というポイントモールを運営しています。JCBオリジナルシリーズのクレジットカードの他、「Oki Doki...

ANAマイレージモールでもネット通販がお得

ANAカード利用の案内・インフォメーション

ANAが運営するポイントモール「ANAマイレージモール」も当然に利用可能です。経由での利用金額に応じて直接ANAマイルが貯まります。

ANAマイレージモールは直接マイルが貯まり、シンプルでわかりやすいのがメリットです。

サイト名利用額とマイルマイル付与率
楽天市場
楽天トラベル
200円 = 1マイル0.50%
Yahoo!ショッピング300円 = 1マイル0.33%
ユニクロオンラインストア300円 = 1マイル0.33%
じゃらんnet
Yahoo!トラベル
一休.com
一休.com レストラン
200円 = 1マイル0.50%
マツモトキヨシ100円=1マイル1.00%
Amazon (一部カテゴリーのみ)カテゴリーによる

全体的にはOki Doki ランドよりも、ANAマイレージモールの方がマイル付与率が高いネットショップが多いです。

代表例は、楽天市場、LOHACO、ベルメゾンネット、セブンネットショッピング、SEIYUドットコムなどです。

Oki Doki ランドはボーナスポイントを貯めてANAマイルに交換という手間がかかりますが、ANAマイレージモールの場合は、直接ANAマイルが貯まり、手間がかからないのも利点です。

電子マネー対応

QUICPay以外の電子マネーは、楽天Edy、PiTaPaが使えます。WAON・PASMOにはチャージができません。

nanaco・楽天Edy・モバイルSuica・モバイルPASMO・SMART ICOCAにはチャージはできますが、ポイントは得られません。

QUICPayとPiTaPa以外の電子マネーにチャージしたい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを使いましょう。

ANAカードですと、SuicaはANA VISA Suica、PASMOはANA東急カードが年会費最安値(税抜751円)で維持できます。PASMOはソラチカカードも有力です。その他おすすめのクレジットカードは下表の通りです。

電子マネーカード名還元率年会費(税込)
nanacoセブンカード・プラス0.50%無料
楽天Edyリクルートカード1.20%無料
エポスカード0.50%無料
WAONイオンカードセレクト0.50%無料
JALカード (JCB/
TOKYU/DC)
0.5-1.0%2,200-34,100円
モバイルSuicaビックカメラSuicaカード1.50%年1回の利用で無料
「ビュー・スイカ」カード1.50%524円
PASMOApple PayのPASMO
Tカード Primeがお得
最大1.5%実質無料
TOKYU CARD ClubQ JMB1.00%1,100円
ANA To Me CARD PASMO JCB0.5-1.0%2,200円(初年度無料)
OPクレジットカード0.50%年1回の利用で無料
JALカード OPクレジット0.5-1.0%2,200円
モバイルPASMO
SMART ICOCA
リクルートカード
(VISA / Mastercard)
1.20%無料
Delight JACCS CARD1.00%無料
オリコカードザポイント1.00%無料

ANAマイルの使い道

ANAラウンジの入り口

ANA JCBワイドカードで貯めたマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。

主な交換先

  • 国内線/国際線の特典航空券、今週のトクたびマイル
  • 提携航空会社特典航空券
  • ANA国際線アップグレード特典
  • ANA SKY コイン
  • トクたびマイル
  • ANAショッピング A-styleでの利用
  • 提携ポイントやクーポンとの交換
  • 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
  • ホテル宿泊・レストランのお食事券

ANAマイルの使い道詳細

ANAマイルの使い方 2025!使い道の工夫で価値は上昇!おすすめ交換先を解説
日本を代表する航空会社の一角がANA(全日本空輸)です。ANAマイルを貯めているという方も数多くいらっしゃるでしょう。マイ...

他にANA国内線にお得に搭乗する方法としては、ユナイテッド航空のマイル活用があります。クレジットカード「マイレージプラスカード」で貯まります。

ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。

ANAワイドカード共通の特典

ANA FESTA

ANA JCBワイドカードは、ANAワイドカード共通の割引・特典が受けられます。

  • ビジネスクラス専用チェックイン
  • 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
  • 空港内免税店「ANA DUTY FREE SHOP」での割引 (10%OFF)
  • 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
  • 成田空港でのパーキング割引
  • 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
  • IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
  • IHG・ANA・ホテルズグループジャパン朝食無料&ウェルカムドリンクサービス
  • ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
  • ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー5%割引
  • ハーツレンタカー5~20%割引

ANA国際線エコノミークラス利用の際にもビジネスクラス専用カウンターを利用できます。並ぶ時間が少なく、余裕のチェックインができます。

ANAのビジネスクラスチェックインカウンタービジネスクラスチェックインカウンター

エコノミークラスのうんざりする大混雑に巻き込まれずに、スムーズなチェックインが可能なのは大きなメリットです。

空港の荷物検査場

割引で特に使いやすいのは全国各空港にある「ANA FESTA」での5%割引、空港免税店での10%割引です。1,000円(税込)以上のお買い物の際、レジでANAカードを提示すればOKです。

ANA FESTAや空港免税店での割引がお得なのはANAカード!5~10%OFFが着実なメリット
ANAカードは空港ショップ、空港免税店での割引の特典があります。空港の売店「ANA FESTA」では5%OFF、ANA DUTY FREE SHOP等...

カードが手元に届く前にも割引を利用できるので便利です。

ANAカード事前体験サービスは空港店舗で割引!審査に落ちてもOK
言わずと知れたANAはクレジットカード「ANAカード」を発行していますね。ANAカードマイルプラスでの高還元率、フライト・継続...

IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービスは、予約の際にANAカード会員の旨を伝えると、ベストフレキシブル料金から5%割引となります。

時期によってはネット最安値よりリーズナブルに宿泊できることがあります。素泊まりだとお得になる傾向があります。

ANA ワイドカード以上のANAカードなら、朝食無料&ウェルカムドリンクの特典もあります。これはありがたいですね。

ANAインターコンチネンタルホテル東京は六本木にあります。都心部で東京観光には便利です。

ANAインターコンチネンタルホテル東京ANAインターコンチネンタル東京のロビー・ラウンジANAインターコンチネンタル東京のエレベーターANAインターコンチネンタルホテル東京のフロア

ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイに宿泊したことがあります。熊本駅前の立地で空港からはバス一本で行けます。

ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ

2016年4月1日から、ANAショッピング A-styleでのお買い物は、ANAショッピングポイントとの併用でも5%の割引適用となりました。

ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワインなど、魅力的なANAならではの独自商品を購入できます。

ANAカードはANA ショッピング A-styleが5%割引!クーポンやキャンペーンで10%OFFも!
「ANA ショッピング A-style」は、ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワイン、航空ファン垂涎の限定...

また、ANAカード会員は、高島屋SHILLA&ANAでの割引を受けられます。一般カードは5%OFF、ワイドカード以上は10%OFFとなります。

ANAカードのインフォメーション

毎月のカード利用明細には「ANA CARD information」が同封されており、ANAカードの最新情報を把握できます(Web明細なら会員サイトで確認可能)。

ANA機体工場見学会ANAビジネス/ファーストクラス機内食試食&見学国内線プレミアムクラスお弁当&ANA機体工場見学会シークレットコンサート宝塚貸切公演横浜F・マリノス特別席での観戦など、ANAカード会員限定のイベントにも参加できます。

付帯保険

海外ではショッピング保険が付帯

ANA JCBワイドカードで購入した商品の損害を補償する「ショッピング補償」が付帯しています。

1万円の自己負担はありますが、それ以上の損害が出た場合は保険金がもらえます。補償額は年間100万円迄です。

国内でショッピング保険が適用される条件は、自動リボ払いの「スマリボ」への登録です。1回払いで購入した場合は適用されません。

海外でのカードによる購入では1回払いでも補償されます。

もちろん、国内においても万が一の紛失・盗難・ネット不正利用の際の補償もあります。

海外旅行傷害保険

海外旅行傷害保険は、嬉しい自動付帯です。旅行代金等をカードで決済しなくても適用されます。

補償内容最高保険金額
死亡・後遺障害5,000万円
傷害治療150万円
疾病治療150万円
救援者費用100万円
賠償費用2,000万円
携行品損害年50万円/1旅行50万円(※)

※盗難・強盗および航空会社等寄託手荷物付着による損害は、30万円が一旅行かつ年間の限度額です。また、1事故ごとに3,000円の事故負担があります。

ANA JCBワイドゴールドカードよりは見劣りますが、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードと同等の保障となっています。一般カードよりも保険が遥かに充実します。

ただし、最も利用頻度が高い傷害治療・疾病治療(ケガや病での入院費用など)がやや少ない点は気になります。

海外は医療費が高額な地域が多く、病院に運ばれて入院したら数百万円といった費用になることもあります。

ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データを抜粋します。

国・都市事故の内容治療・救援費用
ハワイディナークルーズで食事を喉に詰まらせ救急車で搬送372万円
食物の誤嚥と診断され3日間入院
家族が駆けつける
シンガポールクルーズ中に嘔吐・吐血、下船し救急車で搬送440万円
胃炎と診断され7日間入院
家族が駆けつける
オーストラリアレストランで転倒し腰を強打388万円
大腿骨頸部骨折と診断され12日間入院・手術
家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送
フランス夕食後に気分が悪くなり倒れ、頭を強打。翌朝もめまいが続き受診561万円
ウィルス性内耳炎・硬膜下血腫と診断され13日間入院
家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送

3~7日間の入院でも400万円前後の費用が発生することもあります。このようなデータを見ると、200万円の補償では心許ないですね。

海外旅行保険を上乗せしたい場合は、自動付帯の年会費無料カードを持てば、最高保険金額を上乗せ可能。使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。

国内旅行傷害保険

航空機搭乗中のみですが、国内航空傷害保険もあります。こちらも自動付帯です。

日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償されます。

補償項目保険金額
傷害死亡・後遺障害最高5,000万円
傷害入院(最高180日)10,000円
手術入院日額×倍率 (種類に応じて10倍、20倍または40倍)
1事故につき1回限度
傷害通院(最高90日)2,000円

スマホアプリでの本人認証などセキュリティ機能が充実

ANA JCB ワイドカードは、本人認証サービス「J/Secure」(ジェイセキュア)を使えます。

J/Secureとは、J/Secure加盟店でインターネットショッピングをする際、通常の取引情報に加え、カード発行会社にあらかじめ登録したパスワードを入力して本人認証を行うサービスです。

JCBカードの本人認証サービスの入力画面

第三者が会員サイト「MyJCBパスワード」を知らない限り、J/Secure加盟店でカードを不正使用されることができなくなります。

Eメール・SMS・スマホアプリでのワンタイムパスワードも利用可能。1回限り有効なパスワードで本人認証を行うため、 第三者に不正利用されるリスクが極限まで低下します。

JCBの本人認証サービス(3Dセキュア)ではワンタイムパスワードを利用可能!J/Secureはセキュリティが堅牢
日本が誇る世界5大国際ブランドの一角・JCBは、 ネットショッピングにおける本人認証サービス「J/Secure」で、ワンタイムパス...

JCBは不正監視システムで24時間365日、不正利用を監視しており、高いセキュリティを確保しています。

JCBはセキュリティが盤石!不正利用をしっかりと監視!卓越した安全・安心を体験した口コミ
JCBのセキュリティの高さを体感した出来事があったのでシェアします。ここ最近の不正傾向と似ていた利用に対して、不正利用と...

万が一の4桁の暗証番号・3Dセキュア突破時も、絶対補償しないではなく、一定の条件では補償してくれます。

クレジットカードの不正利用の補償には要注意!カード会社によって対応にバラつきがある
クレジットカードの紛失・盗難、インターネットでの不正利用、スキミング等によるカード複製で被った被害は、原則として補償...

また、「JCBでe安心」によって、インターネットショッピングでご利用になった覚えのない請求があっても安心です。

状況調査のうえ適用条件に基づき、請求を取り消してくれます。万が一利用していない請求があった場合、すぐにカード裏面の連絡先に連絡すればOKです。

通知後60日以内にJCB所定の書類を提出のうえ、被害状況の調査に協力し、調査の結果、第三者による不正使用と認められた場合は、 請求を取り消してくれます。

ショッピング2回払い・分割払い・リボ払いの場合は、初回払いの通知後(最初の通知)60日以内となります。

もちろんリアルの店舗においても、紛失・盗難補償はあります。届け日から60日前にさかのぼり、それ以降に不正利用された損害を補償してくれます。

ANA JCB プリペイドカードへのチャージが無料

ANA JCBプリペイドカード

「ANA JCB プリペイドカード」というJCB搭載型プリペイドカードがあります。月々の利用金額に応じて、0.5%でANAマイルもしくはキャッシュバックの特典があるのが大きなメリットです。

チャージ残高の上限はいずれも30万円であり、高額の決済にも十分に対応できます。5万円や10万円が上限だと、高いお買い物ができなくて不便ですので、この点はナイスです。

セキュリティ・信頼性に不安が残る店舗やネット通販サイトでの決済に便利です。サブカードとして使うと使い勝手が良好です。

端数を使い切りたい場合は、Amazonギフト券を購入すればOKなので、使わなくなった時も困る心配はありません。

ANA JCB プリペイドカード

ANA JCB プリペイドカードのカード情報が万が一漏れても、本体のANA JCBカードの情報は漏れません。

500円(税抜)の利用開始手数料が発生するのがデメリットです。ただし、2025年3月31日までは無料で発行できます。

年会費・チャージ手数料は無料となります。カード番号を提示したくない場合でANAマイルを貯めたい場合は便利です。

ANA JCB プリペイドカードはANAマイルが0.5%貯まる!メリット・デメリットまとめ
「ANA JCB プリペイドカード」というプリペイドカードがあります。ANAマイレージクラブの機能と、JCB加盟店でお買い物できる...

他のANAカードとの比較

ANAの飛行機

「ANA JCBワイドカードは他のANAカードと比較してどうなん?」という点は気になりますよね。ANA JCBワイドカードと他のANAカードの違いについて比較します。

まずは年間の税抜コスト(年会費+マイル移行手数料)、家族カードの年会費、一般加盟店でのマイル付与率、ANA航空券等の購入時のマイル付与率、ポイント(マイル)の有効期間が無期限か、電子マネー対応についてまとめます。

JCBはスマリボ、Visa/Mastercardはマイ・ペイすリボで年会費を下げることができます。それを考慮した年間最低コストです。

カード名年間コスト
(年会費・移行手数料)
家族
年会費
マイル付与率無期限ポイント付与の電子マネー
一般ANA航空券
ANA VISA Suicaカード6,751円
(751円・6,000円)
×1.00%2.00% iD・PiTaPa・Suica
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード6,751円
(751円・6,000円)
1,000円1.00%2.00% iD・PiTaPa・PASMO
ANA VISA一般カード7,025円
(1,025円・6,000円)
1,000円1.00%2.00% iD・PiTaPa
ANAアメリカン・エキスプレス・カード13,000円
(7,000円・6,000円)
2,500円1.00%2.50% 
ANA VISAワイドカード12,275円
(6,275円・6,000円)
1,500円1.00%2.00% iD・PiTaPa
ANA VISAワイドゴールドカード10,500円
(10,500円・0円)
4,000円1.00%2.00% iD・PiTaPa
ANAダイナースカード27,000円
(27,000円・0円)
6,000円1.00%2.00%Edy
ANA アメックス・ゴールド・カード31,000円
(31,000円・0円)
15,500円1.00%3.00% 
ANA VISAプラチナ プレミアムカード80,000円
(80,000円・0円)
4,000円1.80%3.80% iD・Edy・PiTaPa
ANA アメックス・プレミアム・カード150,000円
(150,000円・0円)
無料(4枚)1.00%4.50% 
ANAダイナースプレミアムカード155,000円
(155,000円・0円)
無料2.00%4.00%Edy

次にカードの継続で毎年もらえるボーナスマイル、フライトのボーナスマイル、ラウンジ・手荷物無料宅配サービス、その他の主な特典についてまとめます。

カード名継続ボーナスフライトマイルラウンジ手荷物無料宅配プレミアム特典その他主な特典
ANA JCBカード ZERO×10%×××若年層限定
ANA VISA Suicaカード1,000マイル10%××× 
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード1,000マイル10%××× 
ANA JCB一般カード
ソラチカカード
1,000マイル10%××× 
ANA VISA一般カード1,000マイル10%××× 
ANAアメリカン・エキスプレス・カード1,000マイル10%× 
ANA JCBワイドカード2,000マイル25%××× 
ANA VISAワイドカード2,000マイル25%××× 
ANA VISAワイドゴールドカード2,000マイル25%×ビジネスクラス専用チェックイン
ANA JCBワイドゴールドカード2,000マイル25%×ビジネスクラス専用チェックイン
ANAダイナースカード2,000マイル25%×レストラン1名無料
ビジネスクラス専用チェックイン
ANA アメックス・ゴールド・カード2,000マイル25%×ビジネスクラス専用チェックイン
ANA JCB カードプレミアム10,000マイル50%GOLD BASIC Service
ANA VISAプラチナ プレミアムカード10,000マイル50%レストラン1名無料
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ANAダイナースプレミアムカード10,000マイル50%レストラン1名無料

※プレミアム特典=国内線ANAラウンジ・プライオリティパス・ビジネスクラス専用チェックイン・コンシェルジュ

あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。

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なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。

以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!

マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。

ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。

これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。

多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。

7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。

なお、ANAカードではありませんが、JCBからJCB一般カードないしゴールドカードとANAマイレージクラブカードの機能を融合させたクレジットカードが出ています。

しかし、これよりはANA JCBカードの方が圧倒的にマイル付与率が高いので、ANA JCBカードの方がお得です。

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ANA JCBワイドカードと一般カードの比較

2つのハートを持つ男性

ANA JCBワイドカードにはワイドカードの他に「一般カード」があります。年会費がワイドカードよりもかなり安いカードです。

その代わりに、ANA JCBワイドカードはフライトボーナスのマイルが10%であるのに対して、ワイドカードはフライトボーナスが25%にパワーアップします。

ANAマイルの獲得履歴(ANAワイドゴールドカードのフライトボーナス25%)

また、継続ボーナスが上がり、旅行傷害保険が充実します。

 一般カードワイドカード差額
継続ボーナス1,000マイル2,000マイル1,000マイル
フライトボーナス+10%+25%+15%
旅行傷害保険最高1000万円最高5000万円4000万円

年会費の差額(ワイドカード-一般カード)は5,250円(税抜)です。フライトボーナス・継続ボーナスで5,250円を超える価値のマイルを得られるか否かが、ワイドカードか一般カードかの選択のキモです。

継続ボーナスの差は1,000マイルなので、1マイル1.5円換算だと1,500円、2円換算だと2,000円、3円換算だと3,000円の価値があります。

5,670円からこれらの金額を引いた額の分、フライトボーナスで稼げるか否かが損益分岐点となります。

フライトボーナスは、「区間基本マイレージ×積算率(クラス・運賃倍率)×10%(25%)」で計算します。

1マイルの価値を1.5円/2円/3円に設定した場合、損益分岐となる年間フライト数は下表のとおりです。積算率ごとに算出しています。

マイル積算率1マイルの価値
1.5円2円3円
150%12,3568,1563,956
125%14,8279,7874,747
100%18,53312,2335,933
75%24,71116,3117,911
70%26,47617,4768,476
50%37,06724,46711,867
30%61,77840,77819,778

多くの方が利用すると思われる積算率75%で1マイル2円で計算すると、年間で16,311マイルが必要です。

東京⇔伊丹の場合は77.7回、東京⇔沖縄は22.1回の搭乗となります。国内線だけだとフライトマイルが低いのでハードルが高めとなります。

国際線で積算率70%の場合は、年間17,476マイルです。東京⇔ホノルルは6.5回、東京⇔香港は13.7回の搭乗でOKです。

主にビジネス利用で積算率100%の場合は、もっと少ない回数で達成可能です。東京⇔沖縄は12.4回、東京⇔ホノルルは4.6回、東京⇔香港は6.7回の搭乗でOKです。

下表は1マイルの価値を1.5円・2円・3円と考えた場合、対象路線に何回乗れば、ワイドカードと一般カードの損益分岐点に到達するかです。単位は回数です。

路線とマイル積算率1マイルの価値
1.5円2円3円
国内線(東京⇔伊丹/100%)66.243.721.2
国内線(東京⇔伊丹/75%)117.777.737.7
国内線(東京⇔沖縄/100%)18.812.46.0
国内線(東京⇔沖縄/75%)33.522.110.7
国際線(東京⇔香港/100%)10.26.73.3
国際線(東京⇔香港/70%)20.713.76.6
国際線(東京⇔ホノルル/100%)6.94.62.2
国際線(東京⇔ホノルル/70%)9.96.53.2

ただし、これに達しない場合でも、ANAワイドカード特典を重視する場合は、ANA JCBワイドカードという選択肢もあります。

ANA JCB ワイドカードとANA JCB 一般カードの相違点については、以下で精緻に分析しています。

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ワイドカードと一般カードのカードフェイスの違いは「ANA CARD」という文字の右側に「WIDE」という文字・マークがあるか否かです。

JALカードでANAワイドカードに相当する「JAL CLUB-Aカード」は淡いシャンパンゴールドでゴールドカード風でオシャレです。

JAL・JCBカード CLUB-Aカード

それに比べるとANAワイドカードのカードフェイスは一般カード丸出しでかっこよさは劣ります。

なお、ANA JCBワイドカードの年会費+マイル移行手数料は12,250円(税抜)です。マイル移行を2年に1度にした場合は9,750円(税抜)。

ANA JCBワイドゴールドカードの年会費の差は4,250円(税抜)となります。

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それで年間ボーナスポイントの増量によってマイル付与率が上がり、ゴールドカード特典(空港ラウンジサービス、ANA SKYコインへの交換レート上限UP、ゴールドデスクなど)が付帯します。

羽田空港のパワーラウンジ(サウス)羽田空港のエアポートラウンジのクロワッサン成田空港のラウンジ「IASS EXECUTIVE LOUNGE」のビール・お茶・柿の種ラウンジのお酒

年会費の差と特典の違いを総合考慮することになります。

将来的に上級会員資格取得を視野に入れており、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)獲得の可能性があるなら、ワイドカード、ワイドゴールドカードの方が無難です。

上級会員達成時に無審査でSFCが得られるというメリットがあります。

ANA JCB一般カードは、ワイドゴールドカードと比較すると、年間の維持コストが格段に安いのがメリットです。

ゴールドカード特典が不要であり、年間の決済額があまり多くなく、フライトマイルのアップも不要の場合は、一般カードも選択肢となります。

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逆に年会費が高くても更に充実した特典がある方がいい場合は、国内線ANAラウンジ利用・コンシェルジュ・プリオリティパスなどの至高の特典があるANAプレミアムカードも選択肢となります。

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あらゆるANA JCBカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。

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ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)に無審査で移行可能

ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)

ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)一般カードは、ANA一般カードではなく、ANAワイドカードに相当します。

将来的にANAの上級会員を視野に入れており、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)一般カードの保有を考えている場合は、ワイドカードも候補となります。

SFC修行を行う方、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に入会する予定の場合は、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておくのが無難です。

こうしておけば、ANAプレミアムメンバーの「プラチナ」になった時点で、同じグレード・同じ国際ブランドのSFCカードに無審査で切り替えることができ、万が一の審査落ちのリスクをなくすことができます。

ANA JCB ワイドカードからANAスーパーフライヤーズカード(SFC)一般カード(JCB)に切り替える場合は、審査落ちのリスクがありません。

ANA VISA ワイドカード

プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。

ANA SFCの申込書類

将来的にANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)を視野に入れている場合は、ANA JCB ワイドカードも候補です。

ANAスーパーフライヤーズ会員になると、ANAラウンジ、国際線特典航空券の優先予約、フライトごとのボーナスマイル、座席アップグレード、優先チェックインカウンター・専用保安検査場、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの絶大なメリットが付帯します。

ANAプレミアムチェックイン

ANAラウンジが同伴者1名まで無料で使い放題なのは嬉しいところですね。洗練されたゴージャスな空間で搭乗直前までゆったりと寛げます。

ANAラウンジ

ANAラウンジは、ビジネス向けの電源付きデスク、食事向けのテーブル、外の景色を快適に見れる窓際席、ファミリー・複数人向けのスペースなど多様な席があります。

リラックスして寛ぐ席だけではなく、ビジネスパーソン向けに集中して作業ができるデスクもあり、パソコンの作業も快適。出発前までに仕事をすることも可能です。

NEC LAVIE Direct HZ

ビール、ウイスキー・焼酎、おつまみのスナックも用意されています。羽田空港国内線のANAラウンジは日本酒が充実。

ANAラウンジ羽田のお酒

また、青汁、緑茶・紅茶・烏龍茶・ホットコーヒー、カフェラテ、ミネラルウォーター、牛乳、コールドのジュース・トマトジュース・野菜ジュース・烏龍茶・ポッカレモンもあります。

新聞・雑誌も多種多様な種類があり、無料のWi-Fiも通っており、搭乗の直前まで居心地が秀逸なラウンジで快適に過ごせます。

ANAラウンジは出たらすぐに搭乗口があるのが絶大なメリットです。ラウンジに流れるアナウンスを聞いてから出発しても、優先搭乗に十分に間に合います。

国際線になるとシャワーがあって食事もゴージャス。一例として羽田空港 国際線のANAラウンジについては、以下で徹底的に解説しています。

羽田空港国際線ANAラウンジ 2025!シャワー・場所・混雑・早朝・食事を解説
日本を代表する航空会社のANAは国際線でANAラウンジ、ANA SUITE LOUNGEという2つの航空ラウンジを提供しています。手荷物検査...

ソラチカカード / ソラチカゴールドカードが高還元でお得

ソラチカカードとソラチカゴールドカード

ANA JCBワイドカードよりもソラチカゴールドカードの方が高還元でお得です。コストパフォーマンスに鑑みるとソラチカカードも有力な選択肢。

年間の利用額に応じて最大1.075%のマイルが獲得可

ソラチカカードはJCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。

前年度の年間利用額ステージボーナスポイントボーナスマイル付与率合計マイル付与率
50万円以上スターβ10%0.03%1.03%
100万円以上スターα20%0.06%1.06%
300万円以上
(ゴールドのみ)
ロイヤルα25%0.075%1.075%

メトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.125%還元

メトロポイントの会員サイト

ソラチカカードは交換を工夫するとボーナスポイント分は1.5倍のレートで交換できます。

年間利用額に応じたボーナスポイントは、そのままANAマイルに交換すると1ポイント3マイルです。

しかし、ボーナスのOki DokiポイントメトロポイントANAマイルと交換すると、1ポイント4.5円になっちゃいます!

  • ボーナスポイント→ANAマイル:500 Oki Dokiポイント→1,500マイル
  • ボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイル:500 Oki Dokiポイント→2,500メトロポイント→2,250マイル

したがって、ソラチカ一般カードは最大1.09%、ゴールドカードは最大1.125%となります。

  • ソラチカカード:年100万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.09%=1.09%
  • ソラチカゴールドカード:年300万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.1125%=1.1125%

Oki Dokiポイントをメトロポイントに交換できるのはソラチカカードソラチカゴールドカードだけですので、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンの力を誇っています。

スマリボを活用すると最大1.5625%還元

ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは自動リボ払いサービスの「スマリボ」を活用すると、更に高還元で得することが可能です。

スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。

スマリボの活用でANA JCBとソラチカカードの年会費が割引で825円に!
ANA JCBカードというクレジットカードがあります。ANAカードとJCBの提携カードです。特にソラチカカードはANAマイラーに大人...

しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。

スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。

+1倍のOki Dokiボーナスポイント=3マイル(0.3%)

これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。

したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。

前年度の年間利用額基本還元率新ソラチカルート
ボーナスマイル付与率
合計マイル付与率
50万円未満1%0.45%1.45%
50万円以上1%0.495%1.495%
100万円以上1%0.54%1.54%
300万円以上
(ゴールドのみ)
1%0.5625%1.5625%

なんと年会費155,000円(税抜)のANAダイナースプレミアムを凌駕する高水準に昇華しますよ!

新ソラチカルートの活用によって、日常のカードショッピングでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。

公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン

スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細については、以下で解説しています。

壮絶な最新ソラチカルート 2025!驚異の1.5625%ANAマイル還元が実現
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インタビュー

JCB本社

以前JCBに取材に行き、イシュイング本部 イシュイング推進部 商品企画グループ 副主事の新宮さんにインタビューしました。

JCB イシュイング本部 副主事 新宮さん

JCBカードの魅力、JCBの歴史・強み、安全・安心の信頼性と充実した特典を両立させている点について取材しています。

JCBに取材インタビュー!日本の偉大な国際ブランド、プロパーカードの魅力を聞き倒しました!
日本の大人気クレジットカード会社の一つがJCBです。安全・安心の信頼性と充実した特典を両立させている点が特徴です。年会費...

まとめ

ANA JCBワイドカードはJCBが発行しているANAワイドカードです。一般カードと比較すると、フライトボーナスが+25%と増えて、継続ボーナスも1,000マイル増えます。

また、ビジネスクラス専用カウンター、IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの朝食無料&ウェルカムドリンクのサービス等のワイドカード特典が魅力的です。

海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険の金額も上がり、一般カードよりも充実した保険を確保できます。

スマリボを活用する場合は、年会費が5,000円OFFとなるANA JCB ワイドゴールドカードの方にお得感がありますが、使わない場合はANA JCB ワイドカードも選択肢です。

大量のマイルが得られるキャンペーンも魅力的です。

公式サイトANA JCBワイドカード 公式キャンペーン

ANA JCBカードの入会キャンペーンについては、以下で丹念に解説しています。

ANA JCBカードの入会キャンペーン 2025!マイルがザクザク貯まる!
JCBはANA(全日本空輸)と提携してANAカードを発行しています。ANA JCB一般カード、ANA JCBワイドカード、ANA JCBワイドゴール...

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