2016年12月13日(火)にGoogleの「Android Pay」(アンドロイドペイ)が日本で開始して、2018年2月21日に「Google Pay(グーグルペイ)」に名称変更しました。
電子マネーによる決済に加えて、ポイントカード・ギフトカードの機能もある点にエッジ・優位性があるサービスです。
楽天Edy、nanaco、WAON、Suica、QUICPay、楽天ポイントカード、dポイント、モバイルTカード等に対応しています。
おすすめの電子マネーに、いつでもどこでもサクッとクレジットカードでチャージできます。
Google Pay(旧Android Pay)のメリット、デメリット、お得な使い方についてまとめます。
Google Payとは
Google Payは、電子マネー、ポイントカード、ギフトカードを登録でき、一元管理することが可能なのがメリットです。
店舗ではGoogle Payの提示でお買い物したり、ポイントを貯められます。位置情報を利用して、利用可能店舗に近づくとプッシュ通知する機能も搭載しています。
スマホのGoogle Payに追加した電子マネーには、Googleアカウントに登録したクレジットカードやデビットカードによってアプリ上でチャージできて便利です。
Google Playストアからダウンロードしてインストールできます。対象端末は、OSがAndroid 4.4(KitKat)以降のAndroid端末で、かつ、おサイフケータイ対応の端末です。
Google Payをダウンロードして初期登録が完了すると、メールでも利用開始通知が届きます。
各電子マネー等のアプリをインストールしていなくても、Google Payアプリだけで新規アカウントの作成、履歴確認、チャージが可能で便利です。
既に利用している場合はアカウント情報をGoogle Payに登録・連携すればOKです。
複数の電子マネー・ポイントを一元管理可能
Google Payは複数のサービスを一気通貫でまとめて管理できる点にエッジ・優位性があります。代表例は下表のとおりです。
区分 | 名前 |
---|---|
プリペイド型電子マネー | 楽天Edy、nanaco、WAON、Suica |
ポストペイ型電子マネー | QUICPay |
ポイントカード | 楽天ポイントカード、dポイント、モバイルTカード、マツキヨポイント |
モバイルSuicaで利用できる定期券・Suicaグリーンなどは「Google Pay」からは購入できませんが、購入データはGoogle Payのアプリ上で表示されます。
残高を簡単に確認でき、残高が少なくなったことを知らせる通知も設定可能です。
また、カスタマイズされた特典やキャンペーンなど、お買い物に役立つ情報が表示されて、お得にショッピングすることが可能になります。
登録できるクレジットカード
Google Payにクレジットカードを登録すると、対応しているWebサイト・アプリでの決済、電子マネーチャージが可能になります。
国際ブランドは、VISA、Mastercard、JCB、アメックスに対応しています。ダイナースはGoogle Payに登録して決済に使うことはできません。
使えるクレジットカードは、楽天カード、三菱UFJニコス、エポスカード、オリコカード、セゾンカード、ジャックス、セディナカード、三井住友カード、UCカード、UCSカード、ライフカード、ポケットカード、JCBなどが発行しているカードです。
Google Payを起動したホーム画面で右下の「カード」をタップして、「カードを追加してください」を選択して、クレカの情報を登録できます。
もしくはカード一覧画面で右下の「+」をタップして、「クレジットカードまたはデビットカードを追加」を選択して、クレカの情報を登録することもできます。
Apple Payと同様にカメラ機能を使ってカードを読み込めばOKで簡便です。登録できないクレジットカードを登録しようとしても弾かれて登録できません。
電子マネー機能で楽天Edyが利用可能
主力は電子マネーであり、当初は楽天Edyに対応していました。他の電子マネーにも、順次対応していく予定であり、第二弾としてはnanacoに対応しました。
チャージは、楽天Edy加盟店での現金チャージに加えて、Googleアカウントに登録したクレジットカード・デビットカードでのチャージです。
Googleアカウントに登録できて、かつ楽天Edyにチャージできるクレジットカード・デビットカードが対象となります。
既におサイフケータイで楽天Edyを利用していた場合、EdyアプリとEdy番号・残高は同一のものとなって、利用やチャージで同期します。
2017年1月31日9:59までは、Google Payに楽天Edyを設定すると400円分のEdyがもらえるキャンペーンが行われています。おサイフケータイのAndroidを持っている場合は、参加しないと損でした。
楽天Edyを追加したら、爆速で400円の残高が付与されました。コンビニコーヒー4杯分です。そう考えるとお得ですね。
利用可能店舗が多い楽天Edy
楽天Edyは多種多様な店舗で使えるので利便性が高い電子マネーです。使える主な店舗は下表の通りです。
ジャンル | 店名 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマート、スリーエフ、ポプラ、生活彩家、ローソンストア100、ローソンマート |
スーパー | イトーヨーカドー、サミット、マルエツ、ドン・キホーテ、やまや、アピタ、ピアゴ、平和堂、阪急オアシス、サンエー、オークワ、キューピット、鎌倉屋、近商ストア |
ドラックストア | マツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハドラッグ、ココカラファイン、セイジョー、スギ薬局、薬王堂、ドラッグセガミ、クスリのアオキ、くすりの福太郎 |
カフェ | プロント、銀座ルノアール、コメダ珈琲店、ミスタードーナツ、上島珈琲店、楽天カフェ |
食事 | マクドナルド、吉野家、モスバーガー、ガスト・バーミヤン・ジョナサン等のすかいらーくグループ、リンガーハット、すき家、壱番屋、ロイヤルホスト、La Pausa等のコロワイドグループ、肉の万世、安楽亭、はなの舞、かっぱ寿司、ドミノ・ピザ |
本・CD/DVD | 紀伊國屋書店、ブックオフ(直営店)、TSUTAYA、八重洲ブックセンター、タワーレコード渋谷店 |
家電 | ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ケーズデンキ、エディオン、コジマ、ソフマップ、PC DEPOT、上新電機 |
カフェ | タリーズコーヒー、ルノアール、サンマルクカフェ、上島珈琲店、椿屋珈琲店、楽天カフェ |
百貨店・雑貨・モール | 高島屋、ロフト、阪急百貨店、阪神百貨店、コレド日本橋、コレド室町、東京駅一番街、アクアシティお台場、ららぽーと、プレミアム・アウトレット、仙台三越、名鉄百貨店(本店) |
ホテル | ANAホテル、ルートインホテルズ、リッチモンドホテル、東急ホテルズ、ダイワロイネットホテルズ |
交通・空港 | ANA FESTA、全国の主要空港、タイムズ、NEXCO中日本、NEXCO西日本、ニッポンレンタカー、マツダレンタカー |
ファッション | はるやま、ライトオン、PSFA、コナカ、GAP、フタタ、SUIT SELECT、メガネスーパー |
その他 | ヤマト運輸、ビッグエコー、SHIDAX、歌広場、自遊空間、てもみん、acure、ホワイト急便、QBハウス、サンリオピューロランド |
楽天Edy加盟店でスマホを端末にかざすことで支払いが完了します。Apple PayのiDやQUICPayのようにアプリを起動させる必要がありません。
楽天EdyへのチャージもGoogle Payのスマホで実施できるので便利です。いつでもどこでもスマホでサクッとチャージできます。チャージ機や店頭まで行く必要はありませんし、読み取り端末を買う必要もありません。
Google Payの楽天Edyへのチャージが可能なクレジットカードは、おサイフケータイの楽天Edyと同一です。
最も高還元なのはリクルートカードの1.2%です。これ以外のクレカは0.5%還元以下ですので、リクルートカードは突き抜けた還元率です。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「高還元カード」としてリクルートカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、電子マネーチャージにおすすめのカードとしてリクルートカードを挙げていらっしゃいました。
リクルートカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
ANAマイルを貯めるのにも有効
ANAマイラーですと、チャージで0.5%のANAマイルが得られるANA JCB ワイドゴールドカード、ANAダイナースカード、ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード以外のプレミアムカードも候補です。
利用で0.5%のポイントかANAマイルも貯まって便利です。ポイントは楽天ポイント、Pontaポイント、エポスポイント、ヨドバシゴールドポイント、マツキヨポイント、エディオンポイント、.moneyなどから選べます。
マイラーでしたらANAマイルで決まりです。200円あたり1マイル(マイル付与率0.5%)です。1マイルの価値を1.5円と考えると実質還元率は0.75%、2円と考えると実質還元率は1%です。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的ですね。1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券だと1マイルの価値が1.5~2円程度、国際線のビジネスクラスで利用すると1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。
Google Payの楽天Edyで得た0.5%のマイルを、国際線のビジネスクラス・ファーストクラスで利用すると、驚異的な高還元に昇華します。
スマホの機種変更、紛失・盗難・故障
機種変更する場合は、楽天Edyアプリをダウンロードして、「機種変更の手続き」から操作して残高移行を行なう必要があります。
新しいスマホ等では、楽天Edyアプリをダウンロードした後に「機種変更の手続き」を行い、残高を受け取る流れとなります。
Google PayはEdyの受け取りには対応していないため、楽天Edyアプリで受け取る流れとなります。一旦受け取って残高に反映したら、Google Payにも同期されるので安心です。
スマホ等の端末を盗難・紛失した場合、Edy残高の補償はありません。これはカードタイプのEdy、おサイフケータイと同様です。
nanaco、WAON、Suica、PASMOは連絡した時点の残高は補償されるので、この点はEdyのデメリットです。大量にチャージした場合は、紛失・盗難による滅失リスクの危険度が増幅します。
Google Payクレジットカードからチャージしていた場合、不正にチャージされないように、Androidスマホのロック・ログアウトを行ないましょう。
スマートフォンが故障・水没した場合は、残高を別のスマートフォンに移すために、「Edyレスキューサービス」の申請を行う必要があります。
携帯キャリアショップまたは携帯電話メーカーで、指定書面を発行してもらい、Webまたは郵送で申請する必要があります。面倒な手続きがかかり手間が発生して煩わしいです。
楽天Edyは紛失・盗難・故障に弱いため、いざという時に諦められる金額の範囲にとどめて、あまり多額をチャージしない方が無難です。
Google Pay から電子マネーカードを削除すると、端末内のすべての電子マネーアプリからそのカードが削除されます。
つまり、Google Payから楽天Edyを削除したら、おサイフケータイからも削除されます。残高があるカードをGoogle Payから削除することはできません。
その他、Google Payに登録できる楽天Edyの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
nanacoも利用可能
2017年4月20日より、Google Payに電子マネーnanacoが対応しました。
Google Payアプリを起動して右下の「+」ボタンをタップして、「電子マネーを追加」をタップするとnanacoを選択できます。
Androidのバージョンが古くてモバイルnanacoアプリを使えない場合は追加できません。
nanacoのモバイルアプリをダウンロードしていない場合は、まずnanacoのアプリをインストールしておく必要があります。
既におサイフケータイでnanacoを利用している場合は、「既存のnanacoを有効にします」をタップして、利用規約に同意するだけでnanacoがGoogle Payで追加できます。
2017年5月7日までに新規でnanacoを登録するだけで、100 nanacoポイントが得られます。
また、1,000円以上の初回チャージで200nanacoポイントが付与されるので、合計で300 nanacoポイントが得られます。
ただし、既にnanacoモバイル会員の方は対象外です。nanacoの詳細については、以下で丹念に分析しています。
nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード、チャージの利用限度額、金券類の利用限度額を高くできるカードについては以下で徹底解説しています。
WAON
2018年5月24日からは、Google PayでWAONチャージも可能となりました。
電子マネーWAONはイオングループ等で便利に支払いが可能なプリペイド型電子マネーです。
スマートWAONに登録することで、共通ポイントのWAON POINTも貯まるようになります。
Google Payに登録できるクレジットカードの中で、イオンカードのみが対応しています。
WAONチャージで得するクレジットカードのうち、JALカードでのチャージはNGです。
また、既にモバイルJMB WAONを利用している場合は、対象外のメッセージが表示されて利用できません。
イオンカードセレクト、イオンゴールドカード セレクトだとGoogle PayのWAONチャージで0.5%のときめきポイントを獲得できるので、これらのクレジットカードを使いましょう。
Suica
2018年5月24日からは、Google PayでSuicaチャージも可能となりました。Google PayでSuicaを発行して、鉄道、バス、お買い物などでSuica払いが可能になります。
Google Payに登録してあるクレジットカードで、Google Pay上でSuicaのSF(電子マネー)にチャージが可能です。
Android5.0以上のおサイフケータイ対応端末が対象です。ガラケーでは使えません。
履歴や各種情報(定期券、Suicaグリーン券)の表示も可能です。
ただし、定期券、Suicaグリーン券を使うためには、モバイル Suicaアプリのインストールが必要です。
1台のAndroidスマートフォンに発行できるSuicaは1枚です。既にモバイルSuicaアプリでSuicaを利用している方は、Google Payでも同じSuicaを使えます。
新たにGoogle PayアプリケーションでSuicaを発行した場合は、モバイルSuicaアプリでも同じSuicaを利用できます。
Google PayアプリのSuicaと、モバイルSuicaアプリのSuicaは同一のものとなります。
Googleアカウントに登録可能なクレジットカードは、Visa、Mastercard、JCB、American Expressです。
これらの国際ブランドのクレカで、Google PayのSuicaチャージが可能です。
Google PayのSuicaはビューカード以外でチャージする場合でも、年会費が無料なのがメリットです。
また、東北・上越・北陸新幹線の一部区間の自由席にSuicaで乗れる「タッチでGo!新幹線」を利用できます。
2020年3月14日からはインターネットで予約するとJR東日本の新幹線にSuica・PASMO・Kitaca・ICOCA等の交通系ICカードで乗車できるサービスが開始しました。
ただし、オートチャージ、Suica定期券、Suicaグリーン券、タッチでGo!新幹線、エクスプレス予約、ネット決済、再発行はできません。
これらが不要で、AndroidでSuica払いのみを行いたい場合は、Google PayのSuicaが無料で使えてお得です。
Google PayのSuicaチャージでポイント・マイル等を得られるクレジットカードは、モバイルSuica、Apple PayのSuicaに準じる可能性が高いです。
QUICPay
Androidで使えるGoogle Pay アプリにJCBのクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードを登録すると、QUICPayを利用可能です。
Google Payのアプリ上で直近のアクティビティ(利用履歴)を確認できます。
QUICPayは主要なコンビニ・ドラッグストア・スーパーで幅広く利用可能。主な店舗は下表の通りです。
ジャンル | 店名 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、ポプラ、生活彩家、ローソンストア100、ローソンマート |
スーパー | イトーヨーカドー、イオングループ、ジャパン、オーケー、アピタ、ピアゴ、阪急オアシス、アークス、平和堂、近商ストア |
百貨店等 | ドン・キホーテ、阪急メンズ大阪/東京、近鉄百貨店、阪急百貨店、阪神百貨店、名鉄百貨店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、JRセントラルタワーズ/JRゲートタワー/ゲートウォーク、なんばCITY、なんばパークス、ル・トロワ、阪急西宮ガーデンズ |
ガソリンスタンド | ENEOS、昭和シェル石油、エッソ・モービル・ゼネラル(セルフSS) |
ドラックストア | ツルハドラッグ、スギ薬局、ココカラファイン、富士薬品グループ(セイムス・スマイル・アメリカンドラッグ等)、くすりの福太郎、ドラッグユタカ |
カフェ | タリーズコーヒー、ドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ、コメダ珈琲店、甘味喫茶おかげ庵、カフェ・ド・クリエ |
食事 | マクドナルド、ロッテリア、吉野家、すき家、壱番屋、モスバーガー、すかいらーくグループ、ロイヤルホスト、かっぱ寿司、はま寿司、リンガーハット、牛角、餃子の王将、サガミチェーン、鳥どり、海鮮三崎港、味の民芸、バーガーキング |
本・CD/DVD | TSUTAYA、蔦屋書店、HMV、古本市場、明林堂書店、八重洲ブックセンター |
家電 | ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、エディオン、ヨドバシカメラ、ノジマ、PC DEPOT |
カーライフ | オートバックス、 スーパーオートバックス、 オートバックスガレージ、 Smart+1A PIT AUTOBACS SHINONOME |
タクシー | 東京無線タクシー、チェカーキャブ、さくらタクシー、日本交通、国際自動車、朝日交通、昭和グループ、明和グループ、名古屋近鉄タクシー、宝交通、東和交通、日の丸自動車 |
バス | 京都バスチケットセンター、大阪駅JR高速バスターミナル、三宮バスターミナルチケットセンター |
ホテル | アパホテル |
空港 | ANA FESTA、新千歳空港ターミナルビル、中部国際空港セントレア、大分空港 |
レジャー | 東京ディズニーランド/シー、MOVIX、ジャンカラ、スーパージャンカラ、USJ、富士急ハイランド、スパリゾートハワイアンズ、京セラドーム大阪、快活CLUB、福岡 ヤフオク!ドーム、東京ドーム、アドベンチャーワールド、コロナワールド、東京タワー、阪神甲子園球場、キッザニア東京・甲子園 |
ファッション | ユニクロ、ライトオン、マックハウス、マックハウスプラザ、OUTLET-J、コナカ、メガネスーパー |
その他 | acure、auショップ、モッズ・ヘア、カクヤス |
その他、QUICPayの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
Google PayでのQUICPay払いでは、JCBカードのOki Dokiポイントも貯まります。
JCBクレジットカードだけではなく、ANA JCB プリペイドカードもGoogle Payに登録することが可能です。
また、セゾンカード、ジャックスカード、Kyash Visaカードも対応しています。
Google PayのQUICPayの詳細については、以下で丹念に論述しています。
ポイントカード・ギフトカード・クーポン機能
ポイントカードの追加は、ローンチ直後は楽天ポイントカード、TOHOシネマズのポイントカードなどが対応していると発表されました。
ただし、TOHOシネマズのポイントカードはその後に頓挫したのか、現在は公式サイトでは記載がありません。
2017年8月にdポイントにも対応しました。ポイント検索画面で「dpoint」と入力すると出てきます。dアカウントのメールとパスワードを入力してログインする形となります。
その他、マツモトキヨシのマツキヨポイントや、ドトールのポイントに対応しています。
2017年10月2日からはモバイルTカードにも対応しました。
Google Payに対応している主なポイントカードは以下のとおりです。
- 楽天ポイントカード
- dポイント
- モバイルTカード
- マツキヨポイント(マツモトキヨシ)
- ドトールのポイント
「ポイントプログラムを追加」画面で、ポイントカードの名前を打ち込んで検索すると、Google Payに追加できる場合は表示されます。同様に店舗のギフトカードやクーポンを追加することも可能です。
タップすると、Apple Payのクレジットカード追加のようにカメラが起動します。ポイントカードのバーコードを読み取るか、画面右下の「手動で追加」を選択して会員IDを入力すると登録可能です。
登録可能カードの一覧画面も出ると便利です。今後のアップデートに期待します。
登録したポイントカード、ギフトカード、クーポンを使用する場合は、レジなどでGoogle Pay アプリを起動して、使用するポイントカードを選択します。
その上でレジでバーコードをスキャンしてもらう流れとなります。カードにバーコードがない場合は、店員さんに会員番号を伝えたりスマホの画面を見せて直接打ち込んでもらう流れとなります。
Google Payは電子マネーの方はアプリ起動は不要でタッチのみとなりますけれども、ポイントカード機能に関しては、アプリ起動が必要になるのが原則です。
楽天ポイントカードは期間限定ポイントの消化が便利
楽天ポイントカードは、リアルの加盟店でのお買い物に、楽天ポイントが使えるのがメリットのポイントカードです。
マクドナルド、ミスタードーナツ、ファミリーマート、ポプラ・生活彩家、吉野家、すき家、ツルハドラッグ、サンドラッグ、大丸・松坂屋、出光など、リアルの店舗で期間限定ポイントを消化できるのが大きなメリットです。
アルコール、清涼飲料水、マスク、お菓子など多様なアイテムと交換できました。
楽天ポイントカードは、加盟店でのお買い物で提示すると、0.5%~1.0%程度の楽天ポイントを得られるというメリットもあります。
2017年7月11日には会員全体で、楽天ポイントの累計付与ポイント数がなんと1兆ポイントに到達しました。今後も対応サービスが拡大していくことが期待できます。
ファーストフード、ドラッグストア等は特に使いやすいです。
楽天ポイントの有効期限は、最後にポイントを貯めた月を含めた1年間です。通常ポイントが付与された月の翌年末までになります。
特筆すべきなのは、新しいポイントだけではなく、既存の全てのポイントの有効期限が1年間延長することです。
Google Payで楽天ポイントカードを年1回使えば、保有している全ての楽天ポイントの有効期限が延びるので、有効期限が実質的に無期限となります。
Tポイント、Pontaポイント、SPGとマリオットのポイント等と同じシステムです。有効期間を気にすることなく使っていけるのが大きなメリットです。
動物で例えると、長寿のシンボルである鶴や亀のようなポイントです。末永く貯めて使って活用していくことが可能です。
その他、Google Payで使える楽天ポイントカードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
スマホアプリ「楽天ペイ」を活用すると、セブンイレブン・ローソン・ファミマ等のコンビニでも期間限定の楽天ポイントを消化できます。
ユニークなところでは楽天証券で楽天ポイントを使って投資信託を買うことが可能です。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
dポイントにも対応
Androidペイはドコモの共通ポイント「dポイント」も利用可能です。
「アカウントにログイン」をタップして、dアカウントでログインすることでモバイルdポイントカードを追加できます。
dポイントには「かざすフォルダ」という機能があり、設定した端末をかざすだけでdポイントを貯めることや使うことが可能です。
おサイフケータイを搭載したAndroidが使えて、利用可能店舗はローソンなどになります。
dポイントをPontaに交換して利用
dポイントはPontaポイントに交換することもできます。dポイント5,000ポイント単位で、1対1の交換レートで交換できます。
Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、シェル、ビックカメラ、コジマ、ピザハット、ライフなどにて1ポイント1円で使えるので、現金同様の利便性があります。
dポイント、Pontaは普通に使うと1ポイント1円ですが、ポン活で「ローソンお試し引換券」に使うと、お茶、お酒、コーヒー、お惣菜、ヨーグルト、お菓子、カップ麺などの多様な商品と交換できます。
この交換レートが激烈にお得となっており、Pontaポイント1ポイントで1.5~3円相当の商品と交換できます。
特にスイーツや酒類が充実しているので、好きな方にとってPontaポイントは驚異的にお得なポイントです。
面倒に感じる方も多いと思いますが、ローソンの端末をピコピコとタッチすればOKです。簡単で時間は1~2分しかかかりません!
一度やってみたらすぐに慣れるので、次からはお気軽にサクッと交換できます。Loppiお試し引換券については以下で徹底解説しています。
Loppiお試し引換券で使う場合は、Pontaポイントに交換する必要はありません。dポイントのままLoppiお試し引換券を使えます。
dポイントをJALマイルに交換可能
dポイントカードの利用登録をすれば、dポイントをJALマイルに交換できます。ドコモとの契約がなくてもOKです。
dポイント5,000ポイントを2,500マイルに交換できます。交換レートは半減しますが、これはPontaやTポイントと同じレートです。
1マイル2円の価値があると考えれば実質的には1対1です。頑張ってマイルを貯めてビジネスクラスの航空券と交換すれば1マイル2.5~5円の価値となります(JALマイルの価値)。
時折60%のレート(5,000ポイント→3,000マイル)で交換できるキャンペーンを開催している時期もあります。その時にドーンと交換するとお得です。
JALマイルは、2,000マイルでスタジオアリス撮影券、通販サイトで使用できるクーポン、カタログギフトクーポン等と交換できる制度(JALミニマイル特典)もあります。
JALマイルが貯まるJALカードには様々な種類があります。CLUB-Aカード以上のカードだとJGCカードも発行でき、24時間365日の健康・医療電話相談サービスも利用可能です。
ゴールドカードになると空港ラウンジ、充実の保険などのベネフィットが付帯します。JALダイナースカードだとダイナースクラブカードの卓越したラウンジ・ダイニング特典を利用可能です。
JALアメリカン・エキスプレス・カードのプラチナですと、JAL航空券等は100円あたり4マイルが貯まります。実用的なサービスはひと通り揃っているため、コスパの観点では良好です。
国内航空券でも1マイル2円程度の価値はあり、JALカード プラチナはJAL航空券等の購入で8%の実質還元率となるので、JALによく乗る方にはおすすめです。
JAL・JCBカード プラチナは、JCBの最上級カードであるJCB THE CLASSとかなりの部分で同一のサービスを利用できます。
また、機能そのものではありませんが、JCBロゴの箔押し印刷が卓越してカッコ良い点もJCBの大きなメリットです。ダイナースのブラックカード級のプレミアム感があります。
ただし、JALカード プラチナは年会費が高いのがデメリットです。普通のカードでOKという方も多いですよね。一般カードも魅力が高い航空系カード、JALマイルが貯まりやすいクレジットカードです。
モバイルTカードに対応
2017年12月11日からは、Google PayでモバイルTカードが利用可能になりました。
TサイトにAndroid端末でアクセスして、「Google PayにTカードを追加する」を選択して、Yahoo! JAPAN IDでログインするとTカードを登録できます。
ポイントが貯まるだけではなく、ポイント利用での決済にも対応しています。残高や利用履歴もアプリで確認可能となりました。Tポイントがますます便利になります。
利用方法はお店でモバイルSuicaのように決済端末にスマホをかざしたり、バーコードを提示して読み取ってもらうだけです。
留意点としては、Google PayのモバイルTカードで利用できるのは、一部店舗のみである点です。ENEOS、マルエツなどは非対応です。
対応店舗はTSUTAYA、蔦屋書店、吉野家、すかいらーくグループ(※)、ファミリーマート、ウエルシア、洋服の青山、カメラのキタムラ、ドラッグユタカ、THE SUIT COMPANYなどです。
ガスト・バーミヤン・夢庵、グラッチェガーデンズ、藍屋、ステーキガスト、ジョナサン、しゃぶ葉
「利用するのは対象店舗のみ」という場合でない限りは、やはりカードタイプのTカードがTポイントを活用する上で必要です。
インターネット・アプリでの決済も可能
Apple Payと同様にインターネットのGoogle Pay対応サイト、対応アプリでGoogle Payでの決済が可能になりました。
Google Payに登録してあるクレジットカードで決済される方式となります。
連絡先やクレジットカード番号などをオンラインでの支払い・課金の度に入力する必要がなく、簡単に決済が完了して便利です。対応しているサービスの代表例は以下のとおりです。
- JapanTaxi:タクシー配車
- BookLive:電子書籍
- スペースマーケット:会議室などの手配
- minne(ミンネ):ハンドメイドグッズ等の購入
- 日本美食:飲食予約サービス
- えこよみ
- Creema
支払時はGoogle Payアプリを立ち上げる必要はなく、Webページ・アプリ内で支払い方法にGoogle Payを選択すると決済がその場で完結します。
おサイフケータイとの比較
Androidには既におサイフケータイというサービスがあります。Google Payと利用可能な端末はほぼ同一です。
Google Payはおサイフケータイと比較すると、利用可能な電子マネー・ポイントが圧倒的に少ないのがデメリットです。ただし、楽天ポイントカードが使えるのはメリットです。
今後はおサイフケータイのように利用可能な電子マネーが増えることを期待したいところです。ちなみにおサイフケータイの対応サービスは下表の通りです。
ジャンル | サービス名 |
---|---|
電子マネー | 楽天Edy、WAON、nanaco、モバイルSuica、モバイル スターバックス カード、iD、QUICPay |
航空券 | ANA SKiPサービス、JALタッチ&ゴーサービス |
クーポン | マクドナルド、コスメキッチン |
会員証・ポイント | dポイントカード、ビックポイントカード、ゴールドポイントカード、マツキヨポイントアプリ、ローソンモバイルPonta、東京ドーム TDモバイル2、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、モバイルクロネコメンバーズ、mobile members、モバイルTカード |
チケット | ticket board、札幌ドームチケットレスサービス らくスルー |
Apple Payとの比較
Google Payは楽天Edyと各種ポイントカード、Apple PayはiDかQUICPay、Suicaと利用可能な電子マネーが異なります。
紛失・盗難時の保障の観点ではApple Payが優れており、利用可能な店舗数ではAndroidにエッジ・優位性があります。
Google Payの方は、OSがAndroid 4.4(KitKat)以降のAndroid端末で、かつ、おサイフケータイ対応の端末なら使えます。
Apple Payの方は7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchでないと、リアル店舗では使えません。Google Payの方が使える端末数には優位性があります。
Apple Payは登録したクレジットカードに応じてiDかQUICPayが割り当てられて、加盟店にてお買い物が可能です。主要なコンビニ・スーパーは一通り決済が可能となっています。
Apple Payは、モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、iD、QUICPayの店舗でお買い物することが可能です。
Suica、PASMO(モバイルPASMO)は使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。
7以降のiPhoneにフェリカの読み取り機と信号をやり取りする機能が搭載されて、フェリカ対応の読み取り機があるコンビニ、自販機、改札などで、iPhoneでの決済が可能となりました。
Mastercard、JCB、Amexブランドのカードの場合、店舗でのお買い物だけではなく、SuicaへのチャージなどApple PayのSuicaの支払いをWalletアプリで行えます。
JR東日本が出しているiPhone用の「Suica」アプリにVISAのカードを登録して、Suicaアプリ内で「クレジットカード」によるチャージを行う場合は、VISAでもSuicaチャージが可能です。
Apple PayとSuica、国際ブランドの関係については、以下にまとめています。
セキュリティも高く、安心に利用できるような頑健な仕組みとなっています。個人情報は、暗号化された状態で安全にデバイス内のセキュア・エレメントに保管されます。
Apple Payを使っている端末を紛失した場合、「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定すると、簡単にApple Payの利用を一時停止できます。
新しいiPhoneやApple Watchに、Suicaのチャージ残高や定期券を移行することも可能です。Apple Payが使えるクレジットカードについては、以下で比較しています。
その中でおすすめ
Apple PayのSuica機能の詳細、アップルペイでのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。
実際にApple Payを使ってみた感想については、以下にまとめています。
その他、Apple Payの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
Google Payまとめ
Google Payは電子マネー、ポイントカード、ギフトカードを登録でき、一元管理することが可能です。
楽天Edy、nanaco、Suica、WAON、楽天ポイントカード、dポイントカードなどを一つのアプリで使えます。
各電子マネーにはGoogleアカウントに登録したクレジットカード・デビットカードで、スマホ上でチャージが可能です。
Google Pay上で実施できるので便利です。いつでもどこでもスマホでサクッとチャージできます。チャージ機や店頭まで行く必要はありませんし、読み取り端末を買う必要もありません。
デメリットはおサイフケータイと比較すると利用可能なサービスが制限されている点です。
利用可能なのはFeliCa搭載端末なので、おサイフケータイにないサービスが拡充してこない限りは積極的に使う意義に乏しくなります。
おサイフケータイがないAndroidスマホでもGoogle Payが利用できたのであれば、有意義なサービスでした。
現時点では楽天Edy、nanaco、Suica、WAON等の電子マネーと、楽天ポイントカード、dポイント、モバイルTカード等の共通ポイントを、1つのアプリで管理・利用できるのが最大のメリットとなっています。
2017年以降、Google Payに対応する電子マネー・ポイントの種類が増えており、2018年にはQUICPayも利用可能になりました。
店舗経営者の方などで、決済手段としてGoogle Payを導入したい場合、おてがるPay等の選択肢があります。
クレジットカード(6大国際ブランドを網羅)・交通系電子マネー・QUICPay・iD・Apple Pay・Google Payを一括で導入できます。