ANAマイラーにとって歓喜のANAマイル還元が、コロナウイルス蔓延の絶望の淵で生誕しました。
誰もが終了したと思っていたソラチカルートが、形を変えて再び復活します。
ソラチカルートは「止まない雨はない」「明けない夜はない」を体現しているフェニックス一輝のようなマイル交換ルートです。
新しいソラチカルートは闇ふるさと納税のような色彩はなく、純粋なカードショッピングがお得になる仕組みですので、万人向けで社会通念上も良好な還元制度です。
目次
新ソラチカルートとは
新しいソラチカルートは、ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)、ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)利用によるOki Dokiポイントをお得にANAマイルに移行するルートです。
ソラチカカード/ゴールドカードは、カード利用で1,000円につき「Oki Dokiポイント」が1ポイント付与されるのが基本です。
10マイルコース(ゴールドカードは自動付帯)の場合は、1 Oki Dokiポイントを10 ANAマイルに交換でき、1,000円あたり10マイルを得られます(1.0%)。
5マイルコースの場合は1,000円あたり5マイル(0.5%)です。
これだと標準的で妙味はありませんが、新ソラチカルートを活用するとなんとカードショッピングで最大1.5625%ANAマイル還元を獲得できますよ!
年間の利用額に応じて最大1.075%のマイルが獲得可
ソラチカカードはJCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。
年間の集計期間は12月16日~翌年12月15日です。年間利用額50万円以上で「スターβ」、100万円以上で「スターα」となります。
ソラチカゴールドカードには300万円以上使った場合の「ロイヤルα」も用意されています。
スターβだと、10%のボーナスポイントが付与されます。このボーナスポイントは1ポイント3マイルで移行できるので、マイル還元率は0.03%相当。
スターα は、20%のボーナスポイントが付与され、0.06%のANAマイルに移行できます。ロイヤルαは25%のボーナスポイント→0.075%のANAマイルとなります。
「通常獲得ポイント」は1ポイント以上1ポイント単位、「ボーナスポイント」は500ポイント以上1ポイント単位で移行できます。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.06% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.075% |
メトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.125%還元
ソラチカカードは交換を工夫するとボーナスポイント分は1.5倍のレートで交換できます。
年間利用額に応じたボーナスポイントは、そのままANAマイルに交換すると1ポイント3マイルです。
しかし、ボーナスのOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換すると、1ポイント4.5円になっちゃいます!
- ボーナスポイント→ANAマイル:500 Oki Dokiポイント→1,500マイル
- ボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイル:500 Oki Dokiポイント→2,500メトロポイント→2,250マイル
したがって、ソラチカ一般カードは最大1.09%、ゴールドカードは最大1.125%となります。
- ソラチカカード:年100万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.09%=1.09%
- ソラチカゴールドカード:年300万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.1125%=1.1125%
Oki Dokiポイントをメトロポイントに交換できるのはソラチカカード/ソラチカゴールドカードだけですので、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンの力を誇っています。
スマリボを活用すると最大1.5625%還元
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは自動リボ払いサービスの「スマリボ」を活用すると、更に高還元で得することが可能です。
スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。
しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。
スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。
+1倍のOki Dokiボーナスポイント=3マイル(0.3%)
これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。
したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。
前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | 1% | 0.5625% | 1.5625% |
なんと年会費155,000円(税抜)のANAダイナースプレミアムを凌駕する高水準に昇華しますよ!
新ソラチカルートの活用によって、日常のカードショッピングでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。
公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン
新ソラチカルートの注意点
旧ソラチカルート・LINEルートとは異なり、最新のソラチカルートは、リボ手数料の負担が生じます。
エポスカードのようにPay-easyで繰り上げ返済できると楽なのですが、JCBのスマリボはコンビニATMに行くか、電話して振り込む必要があるのがデメリットです。
スマリボの繰り上げ返済方法
- セブン銀行・ローソン銀行のATM
- 銀行ATM(ただし、1万円単位の銀行が多い)
- 銀行振込
一般カードとゴールドカードのどっちがいいか
新ソラチカルートを活用して、ソラチカカードをメインカードとして使うことを検討している方もいらっしゃるでしょう。
これまでコスパ良好なANAカードといえばANA VISAカード、ANA Mastercardの独壇場でしたが、新ソラチカルート開通後の現在はソラチカカードも有力な候補です。
一般カードよりもゴールドカードの方が高還元となりますが、年会費の負担は重くなります。
カード名 | 年会費(税込) ※スマリボ割引後 | 最大還元率 |
---|---|---|
ソラチカカード | 3,575円 (2年に1回マイル交換) | 1.5400% |
ソラチカゴールドカード | 10,400円 | 1.5625% |
差 | 6,825円 | 0.0225% |
6,825円(税込)の年会費格差があるので、損益分岐点は1マイル2円換算で約1516.7万円です。
ゴールドカードの方は継続ボーナスが1,000マイル高いので、これを考慮すると損益分岐点は約1072.3万円に低下します。
ここまでカードを使う方はあまりいないと思いますので、基本的には一般カードの方がコスパ良好です。
ただし、ソラチカゴールドカードには、オリジナルのベネフィットが付帯します。
- 東京メトロ乗車ポイントがUP(平日は+15、土休日は+25P)
- メトロポイントPlus 電子マネーポイント(自販機・店舗)が2倍
- フライトボーナスが+15%
- ANAワイドカード特典
- JCB Gold Basic Service
- 旅行傷害保険・ショッピング保険が充実
- 航空機遅延費用保険が付帯
したがって、東京メトロの有料乗車が多い方、ANA搭乗頻度が多い方、エチカ・メトロス等の利用頻度が多い方、付帯保険を重視する方の場合、損益分岐点はもっと低下します。
国内外の航空機遅延費用保険が付帯しているのは、ゴールドカードとしてはエッジが効いています。
一般カード | ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費(税込) | 本会員:2,200円 初年度無料 家族会員:1,100円 | 本会員:15,400円 家族会員:2,200円 |
スマリボ利用時の 年会費(税込) | 825円 | 10,400円 |
マイル移行費用(税込) | 5,500円 | 0円 |
基本マイル付与率 | 1.0~1.06% | 1.0~1.075% |
最大還元率 (スマリボ利用時) | 1.54% | 1.5625% |
東京メトロ乗車ポイント | 1乗車につき 平日:5ポイント 土休日:15ポイント | 1乗車につき 平日:20ポイント 土休日:40ポイント |
メトロポイントPlus 電子マネーポイント | 自販機:1.0% 店舗:0.5% | 自販機:2.0% 店舗:1.0% |
ポイント有効期間 | 2年 | 3年 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル |
フライトボーナス | +10% | +25% |
ANAワイドカード特典 | - | ◯ |
JCBゴールドカード特典 | - | ◯ |
海外旅行傷害保険 | 最高1000万 | 最高1億 |
国内旅行傷害保険 | - | 最高5000万 |
ショッピング保険 | 最高100万 (海外のみ) | 最高500万 (国内外) |
航空機遅延費用保険 | - | ◯ |
まとめ
最新ソラチカルート 2020は、クレジットカードのカードショッピングで貯まるポイントをお得にANAマイルに移行できるルートです。
500 Oki Dokiボーナスポイント→2,500 メトロポイント → 2,250 ANAマイル
クレジットカードのソラチカカードがスマリボの活用で最大1.54%還元となり、マイ・ペイすリボ&JQセゾンルートを使ったANA VISA/マスターカードの1.35%を0.19%上回ります。
また、ソラチカゴールドカードの場合、最大1.5625%還元となり、年会費8万円+税のANA VISA プラチナ プレミアムカードの1.8%に次ぐ高還元となっちゃいますよ!
ただし、三井住友カード、JQ CARD エポスゴールドとは異なり、インターネットで繰り上げ返済できないのが最大のデメリットです。
しかし、家のすぐ側にコンビニがあるような方の場合、新ソラチカルートの活用も選択肢となります。
家からコンビニが遠い場合は、コンビニまで行く手間・労力が大きくなり、体調を崩した場合などは修行になってしまいます。
銀行振り込みの場合はいちいち電話して振り込む作業が必要です。他行宛振込手数料が無料の銀行から振り込みましょう。
ソラチカカードはメトロポイントを1対0.9という高レートでANAマイルに移行できるクレジットカードです。
また、PASMO定期券一体型であり、PASMOオートチャージでANAマイルを獲得できます。
国際ブランド |
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マイル還元の電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 2回払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
- ショッピング保険(海外)
- 航空機搭乗中の保険(ANA一般カード共通)
年会費(税込) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
初年度 | 2年目~ | |
無料 | 2,200円 | 1,000マイル |
マイル | ポイント | フライトボーナス |
ANAマイル | Oki Dokiポイント | +10% |
- 年間ボーナスポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.09%還元
- 東京メトロ乗車でポイント(平日5P、土休日15P)
- メトロPlus 自販機で100円につき1P、店舗200円につき1P
- PASMOチャージが還元対象
- 定期券購入時1,000円につき5メトロポイント+1 Oki Dokiポイント
- 100メトロポイント⇒90ANAマイル
陸においては最大級にマイルを貯めやすいANA一般カードです。フライトだけではなく、地上でもマイルをザクザクと貯められます。
毎年1,000マイルの継続ボーナスがあり、ANAカードとTo Me CARDの割引特典をダブルに使えて、割引が受けられるサービスが多いのも地味なメリットです。
メトロポイント、Oki Dokiポイント、ANAマイルのトライアングルで、陸でも空でも縦横無尽に得することが可能です。
ザクザクとマイルを貯めて無料で飛行機に乗ることができるようになります。
実際にソラチカカードをフル活用したところ、流麗なANAマイル還元を享受できました。
大量のマイルが得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
空前の低金利の時代には、高いレートでのANAマイル獲得のパワーは絶大でお得な生活を送ることができます。
浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
公式サイトANA JCB / ソラチカカード 公式キャンペーン
ソラチカゴールドカードは、To Me CARD ゴールド、ANAワイドゴールドカード、JCBゴールドの魅力が融合したクレジットカードです。
国際ブランド |
---|
マイル還元の電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- 2回払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空機遅延
- ショッピング保険
年会費(税込) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
15,400円 | 2,200円 | 2,000マイル |
マイル | ポイント | フライトボーナス |
ANAマイル | Oki Dokiポイント | +25% |
- 年間ボーナスポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.125%還元
- 東京メトロ乗車でポイント(平日20P、土休日40P)
- メトロPlus 自販機で100円につき2P、店舗200円につき2P
- PASMOオートチャージが還元対象
- 定期券購入時1,000円につき5メトロポイント+1 Oki Dokiポイント
- 100メトロポイント⇒90ANAマイル
メトロポイントPlusの特典である乗車ポイント・電子マネーポイントが、To Me CARDの中で最上級となっています。
ゴールドカードとしては保険が充実しているのがメリットです。国内外の旅行傷害保険、ショッピング保険、航空機遅延費用保険が付帯しています。
ANA国際線エコノミークラス利用の際にもビジネスクラス専用カウンターを利用できます。並ぶ時間が少なく、余裕のチェックインができます。
ドクターダイレクト24で24時間365日、無料で医師・看護師・保健師に電話で医療・ストレス・健康について相談ができるのもメリットです。
こんな方におすすめ
- 東京メトロの乗車が多い
- エチカ・メトロスの利用が多い
- JCBゴールドカードの特典に魅力を感じる
- 付帯保険が充実したカードがほしい
ソラチカゴールドカードは大量のマイルが得られるキャンペーンも魅力的です。
公式サイトソラチカゴールドカード 公式キャンペーン
ANA JCBカードの入会キャンペーンについては、以下で丹念に解説しています。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。