NHKは放送受信料の多様な支払い方法を導入しており、現在はインターネット上でクレジットカード払いの登録・変更が可能で便利です。
2017年6月27日(火)13時からは、Yahoo!公金支払いでNHKの放送料金を継続的に支払うことが可能になりました。2017年8月以降の受信料請求分からとなります。
その他、口座振替、クレジットカード、コンビニ払い、銀行等での振込みなど多様な支払い方法があります。NHKの受信料の支払い方法はどれがお得なのかについてまとめます。
NHKの受信料は、テレビ、ワンセグ、自動車テレビなどテレビを閲覧できるデバイスを持っている場合は、NHKを見ていなくても支払う必要があります。
2019年にNHKの番組のネット同時配信が実現した場合、ネット配信のみを利用する世帯についても、現行の地上放送契約と同額の受信料を発生する案が浮上しています。
支払いは世帯単位とし、スマートフォンなどでネット受信アプリのダウンロードなどの手続きを済ませた者を対象とする方針です。
ネットにつながるパソコン・ケータイ等を持っていれば問答無用で課金される訳ではありません。これは素晴らしい案であり、ぜひこの方向で議論してほしいところです。
NHK受信料の支払い方法の区分は下表のとおりです。
支払い方法 | 内容 | 種類 |
---|---|---|
口座振替 | 金融機関の預金口座から自動引落しで支払い | 2ヶ月・6ヶ月前払・12ヶ月前払 |
クレジットカード | クレジットカードから継続的に支払い | 2ヶ月・6ヶ月前払・12ヶ月前払 |
振込用紙 | 郵送される振込用紙により、コンビニ、金融機関等で支払い | 2ヶ月・6ヶ月前払・12ヶ月前払 |
Yahoo!公金支払い (1回払) | サイト上でクレジットカードやVポイントで支払い | 2ヶ月・6ヶ月前払・12ヶ月前払 |
Yahoo!公金支払い (継続払) | サイト上でクレジットカードで支払い | 2ヶ月・6ヶ月前払・12ヶ月前払 |
Yahoo!公金支払いでは、これまでも1回分のNHK料金の支払いが可能でした。手数料は無料です。
Yahoo!JAPAN IDでログインしてYahoo!ウォレットにクレジットカード情報を登録すると使えます。Tカードで貯まるVポイントでの支払いも可能です。
金融機関やコンビニエンスストア等に支払いに行かなくても、システムメンテナンスを除いて24時間365日いつでも支払えるので利便性が高い状況でした。
お客様番号と確認番号が記載されたNHK放送受信料の払込用紙の情報を、Yahoo!公金支払いのサイトで入力して決済する流れとなります。
今後はNHK放送受信料の「継続払い」の項目を選択して、名前、住所、電話番号などを入力することで、クレジットカードで自動的に継続的に支払うことが可能となります。
基本的な支払い方法である2ヶ月ごとの支払いの場合、NHK受信料が金融機関・コンビニでの振込と比較すると、月額50円の割引となります。
NHK公式サイト、Yahoo!公金支払いでクレジットカード払いにして、12ヶ月分の前払いを行うと7.61%の割引を受けられます。
12ヶ月分の前払いも継続的な支払いが可能なので、1年ごとの継続的支払いがベストです。2ヶ月払いよりも年1,990円お得になります。
「お支払いコース」で「12か月前払」を選択しましょう。
12か月前払のデメリットは、1年以内に生活保護の受給などで支払い義務がなくなった場合、前払いした分が損になるくらいです。しかし、このページをご覧くださっているような方はその心配は無用でしょう。
Yahoo!公金支払いでも同様に前払いが可能です。地上契約・衛生契約のセット料金は下表のとおりです。
支払い方法 | 2ヶ月 | 6ヶ月前払 | 12ヶ月前払 | |
---|---|---|---|---|
口座振替 クレジットカード | 1回の支払額 | 4,460 | 12,730 | 24,770 |
年間支払額 | 26,760 | 25,460 | 24,770 | |
振込用紙 Yahoo!公金支払い(1回払) | 1回の支払額 | 4,560 | 13,015 | 25,320 |
年間支払額 | 27,360 | 26,030 | 25,320 | |
Yahoo!公金支払い(継続払) | 1回の支払額 | 4,460 | 12,730 | 24,770 |
年間支払額 | 26,760 | 25,460 | 24,770 |
地上契約のみの場合は、下表のとおりです。
支払い方法 | 2ヶ月 | 6ヶ月前払 | 12ヶ月前払 | |
---|---|---|---|---|
口座振替 クレジットカード | 1回の支払額 | 2,520 | 7,190 | 13,990 |
年間支払額 | 15,120 | 14,380 | 13,990 | |
振込用紙 Yahoo!公金支払い(1回払) | 1回の支払額 | 2,620 | 7,475 | 14,545 |
年間支払額 | 15,720 | 14,950 | 14,545 | |
Yahoo!公金支払い(継続払) | 1回の支払額 | 2,520 | 7,190 | 13,990 |
年間支払額 | 15,120 | 14,380 | 13,990 |
沖縄県の場合はNHK受信料が安くなります。地上契約・衛生契約のセット料金は下表のとおりです。
支払い方法 | 2ヶ月 | 6ヶ月前払 | 12ヶ月前払 | |
---|---|---|---|---|
口座振替 クレジットカード | 1回の支払額 | 4,150 | 11,840 | 23,030 |
年間支払額 | 24,900 | 23,680 | 23,030 | |
振込用紙 Yahoo!公金支払い(1回払) | 1回の支払額 | 4,250 | 12,125 | 23,585 |
年間支払額 | 25,500 | 24,250 | 23,585 | |
Yahoo!公金支払い(継続払) | 1回の支払額 | 4,150 | 11,840 | 23,030 |
年間支払額 | 24,900 | 23,680 | 23,030 |
地上契約のみの場合は、下表のとおりです。
支払い方法 | 2ヶ月 | 6ヶ月前払 | 12ヶ月前払 | |
---|---|---|---|---|
口座振替 クレジットカード | 1回の支払額 | 2,210 | 6,300 | 12,255 |
年間支払額 | 13,260 | 12,600 | 12,255 | |
振込用紙 Yahoo!公金支払い(1回払) | 1回の支払額 | 2,310 | 6,585 | 12,810 |
年間支払額 | 13,860 | 13,170 | 12,810 | |
Yahoo!公金支払い(継続払) | 1回の支払額 | 2,210 | 6,300 | 12,255 |
年間支払額 | 13,260 | 12,600 | 12,255 |
自然の地形による難視聴地域、電車などにおいて衛星放送のみを受信できる場合の「特別契約」は以下のとおり。
支払い方法 | 2ヶ月 | 6ヶ月前払 | 12ヶ月前払 | |
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口座振替 クレジットカード | 1回の支払額 | 1,970 | 5,620 | 10,940 |
年間支払額 | 11,820 | 11,240 | 21,880 | |
振込用紙 Yahoo!公金支払い(1回払) | 1回の支払額 | 2,070 | 5,905 | 11,490 |
年間支払額 | 12,420 | 11,810 | 11,490 | |
Yahoo!公金支払い(継続払) | 1回の支払額 | 1,970 | 5,620 | 10,940 |
年間支払額 | 11,820 | 11,240 | 21,880 |
Yahoo!ショッピングやLOHACOをよく利用するなどで、期間固定Vポイントが定期的によく貯まる場合は、あえてYahoo!公金支払い(1回払)を利用することも検討しえます。
期間固定VポイントのNHK料金以外の支払いについては、以下で徹底的に解説しています。
期間固定Vポイントの有効期限とNHKの支払いタイミングが上手く重なるように調整できる場合は、原則としてYahoo!関連サービスでしか使えない期間固定Vポイントの現金化が可能になります。
NHK放送受信料に関する問い合わせ窓口は、NHKふれあいセンターになります。
受付時間は9時~22時で土・日・祝日も受け付けており、働いている方でも問い合わせしやすい体制となっています。
電だし、年末年始の12月30日午後5時~1月3日はお休みとなります。
電話番号は0570-077-077(ナビダイヤル)、050-3786-5003の2種類が用意されています。携帯電話のかけ放題プランの場合は、050の方を利用しましょう。
なお、以下の場合は受信契約は1件でよく、重複して支払う必要はありません。
- 1世帯で一つの住居に2台以上テレビ・ワンセグを保有
- アパート、マンションの同じ棟の中の2つ以上の部屋を、1世帯が住居として使っている場合
- 美容院・飲食店などで店舗と住居がつながっていて、建物の構造や営業の規模などから店舗部分が常識的に住居の一部の場合
総務大臣認可を受けた「放送受信料免除基準」に該当する場合は、支払う義務はなくなります。生活保護、世帯の全員が市町村民税非課税の障害者の場合などが代表例です。
NHK料金はクレジットカード決済がベストです。「便利」かつ「お得」です。両方を高い次元で充足しているのは素晴らしいです。
アメックスなどポイント付与が対象外のカードもありますが、NHK受信料金は満額ポイント付与されるクレジットカードが大多数です。
高還元率のお得なクレジットカードで支払うと、ポイント還元の分もお得になります。
年会費が無料のクレジットカードにも、1.2%~1.25%還元のクレジットカードがあります。それらで支払うと着実にお得になります。
その他、おすすめのクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
口座振替の場合は、住信SBIネット銀行、楽天銀行、普通預金が高金利のイオン銀行などのお得な銀行を活用しましょう。
マイルを貯めている方ですと、ANA VISAカード、ANA MastercardでのNHK受信料の支払いがおすすめです。
ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAマイルが高還元なのは、スマリボの活用で最大1.54%のソラチカカード、最大1.5625%のソラチカゴールドカードです。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
ただし、毎月ATMで繰り上げ返済が必要なのが難点。お得な入会キャンペーンが開催されています。
ANAアメックスは、年会費を超える還元を受けることも可能なアメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
年会費が上がってゴールドカードでもOKで、コンビニATMでの繰り上げ返済に抵抗がある場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。
会員サイトで手続きできる特定の支払い方法の活用で、年会費は10,500円(税抜)となり、継続ボーナスが2,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
よりANAに搭乗する機会が多い場合は、ANAプラチナ・プレミアムカードも候補となります。
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードが日本最高峰のマイル付与率、還元率を誇ります。
ダイナースプレミアム、ANAダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。
利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。
レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。