ANAカードは多種多様な種類があります。日本発行の個人用カードは21枚があり、学生専用カードを含めると24枚も存在しています。
あまりにも数が多く、どのANAカードがいいか迷う方も数多くいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめのANAカードについて、63枚のクレジットカード(うち9枚がANAカード)を保有した経験があり、年会費の最高額は118万円の専門家が徹底的に解説します。
机上の空論ではなく、数多くのクレジットカードを実生活において徹底的に活用した経験を活かして、2025年1月の最新の状況を分析しました。
なお、ANAカードは大量のマイルを得られるお得なキャンペーンを開催しています。
目次
ANAカードの種別
ANAカードは個人用カード、ビジネスカードが存在しており、海外でも発行されています。
個人用カード
ANAカードは全日本空輸がJCB、三井住友カード、アメックス、三井住友トラストクラブと提携して発行しているクレジットカードです。
また、大手鉄道会社との提携カードもあり、ビューカード、Tokyo Metro To Me CARD、東急カード、ニモカと提携した交通系ICカード一体型カードもあります。
Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースクラブの5大国際ブランドを網羅しています。
カード名 | 運営会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
ANA JCB 一般カード等 ANA JCBカード ZERO | JCB | JCB | |
ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカゴールドカード | JCB、To Me CARD | PASMO メトロポイント | |
ANA VISAカード | 三井住友カード | Visa | |
ANA Mastercard | Mastercard | ||
ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード ビューカード | Visa | Suica |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード 東急カード | Mastercard | PASMO TOKYU POINT |
ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード nimoca | Visa | nimoca |
ANAアメックス | アメックス | Amex | |
ANAダイナース | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
ANAカードのグレードの種類は以下の4段階となっています。
- スタンダードカード:ANA一般カード
- プレミアム・スタンダード:ANAワイドカード
- ゴールドカード:ANAワイドゴールドカード
- プラチナ/ブラックカード:ANAプラチナ プレミアムカード
日本で発行されている個人向けクレジットカードの一覧は下表の通りです。
まずは年間の税抜コスト(年会費+マイル移行手数料)、家族カードの年会費、一般加盟店でのマイル付与率、ANA航空券等の購入時のマイル付与率、ポイント(マイル)の有効期間が無期限か、電子マネー対応についてまとめます。
JCBはスマリボ、Visa/Mastercardはマイ・ペイすリボで年会費を下げることができます。それを考慮した年間最低コストです。
カード名 | 年間コスト (年会費・移行手数料) | 家族 年会費 | マイル付与率 | 無期限 | ポイント付与の電子マネー | |
---|---|---|---|---|---|---|
一般 | ANA航空券 | |||||
ANA VISA Suicaカード | 6,751円 (751円・6,000円) | × | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・Suica | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 6,751円 (751円・6,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・PASMO | |
ANA VISA一般カード | 7,025円 (1,025円・6,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 13,000円 (7,000円・6,000円) | 2,500円 | 1.00% | 2.50% | ○ | |
ANA VISAワイドカード | 12,275円 (6,275円・6,000円) | 1,500円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 10,500円 (10,500円・0円) | 4,000円 | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa | |
ANAダイナースカード | 27,000円 (27,000円・0円) | 6,000円 | 1.00% | 2.00% | ○ | Edy |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 31,000円 (31,000円・0円) | 15,500円 | 1.00% | 3.00% | ○ | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 (80,000円・0円) | 4,000円 | 1.80% | 3.80% | iD・Edy・PiTaPa | |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 150,000円 (150,000円・0円) | 無料(4枚) | 1.00% | 4.50% | ○ | |
ANAダイナースプレミアムカード | 155,000円 (155,000円・0円) | 無料 | 2.00% | 4.00% | ○ | Edy |
次にカードの継続で毎年もらえるボーナスマイル、フライトのボーナスマイル、ラウンジ・手荷物無料宅配サービス、その他の主な特典についてまとめます。
カード名 | 継続ボーナス | フライトマイル | ラウンジ | 手荷物無料宅配 | プレミアム特典 | その他主な特典 |
---|---|---|---|---|---|---|
ANA JCBカード ZERO | × | 10% | × | × | × | 若年層限定 |
ANA VISA Suicaカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA JCB一般カード ソラチカカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA VISA一般カード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1,000マイル | 10% | ○ | ○ | × | |
ANA JCBワイドカード | 2,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドカード | 2,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCBワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANAダイナースカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | レストラン1名無料 ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCB カードプレミアム | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | GOLD BASIC Service |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | フリー・ステイ・ギフト |
ANAダイナースプレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
※プレミアム特典=国内線ANAラウンジ・プライオリティパス・ビジネスクラス専用チェックイン・コンシェルジュ
個人向けANAカードの中で年会費が最高額なのは、ANAダイナース プレミアムカードです。ダイナースのブラックカードのベネフィットを享受できます。
1.5%~2.5%ANAマイル還元、国内線ANAラウンジ、コンシェルジュ、ダイナースクラブ プレミアム 銀座ラウンジ、大丸東京のラウンジ、一休.comのダイヤモンドなど、至れり尽くせりの特典があります。
インビテーション制のカードですが、ANAダイナースカードを作成して年200~250万円程度利用した後に、会員デスクに希望の旨を電話すれば発行可能なケースが多いです。
大量のANAマイルを得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
ビジネスカード
ANA法人カードは、個人カードにはあるANAプラチナ プレミアムカードはありません。一般カード、ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカードの3種類です。
ほとんどのカードの年会費が個人向けのANAカードよりも高くなっており、コストパフォーマンスは悪化しています。
ANAアメックスはなく、JCB、Visa・Mastercard、ダイナースのみです。VisaとMastercardは三井住友カードが発行しています。
※以下ページ内の保険金額はすべて最高額
項目 | ANA法人一般カード | ANA法人ワイドカード | ANA法人ワイドゴールドカード | 法人ダイナースカード | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | Visa、 マスターカード | JCB | Visa、 マスターカード | JCB | Visa、 マスターカード | ダイナースクラブ |
年会費(税抜) | 2,250円 | 2,750円 | 11,750円 | 12,250円 | 19,000円 | 19,000円 | 20,000円 |
追加カード年会費 | 750円 | 400円 | 750円 | 400円 | 4,000円 | 4,000円 | 20,000円 |
マイル還元率 | 0.5%~1%(※1) | ×(※2) | 0.5%~1%(※1) | ×(※2) | 0.5%~1%(※1) | ×(※2) | 1% |
入会ボーナス | 1,000 | 2,000 | |||||
継続ボーナス | 1,000 | 2,000 | |||||
フライトボーナス | +10% | +25% | |||||
海外旅行傷害保険 | 1,000万円 | 5,000万円 | 1億円 | 5,000万円 | |||
国内旅行傷害保険 | 1,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | |||
国内・海外航空機遅延保険 | - | - | 最高4万 | - | - | ||
空港ラウンジ | - | - | ○ | ◎ | |||
コース料理1名分無料サービス | - | - | - | ◯ |
※1:年5,500円(税込)のマイル移行手数料で1%に
※2:0.5%で貯まるポイントはマイルに交換不可
注意点としては、ANA法人カードのうち、VisaとMastercardはカード利用で貯まるワールドプレゼントをANAマイルに交換できない点です。
キャッシュバック、VJAギフトカード、キャッシュバック、Amazonギフト券、dポイント、Pontaポイント等に交換することになります。
この点が個人向けのANA VISAカード、ANA Mastercardと比較すると大きなデメリットです。
ANA JCB法人カードは個人向けのANA JCBカードと同様に、マイル付与率は0.5%~1%が基本で、年会費利用額に応じてJCBスターメンバーズのボーナスポイントを得られます。
ボーナスポイントは5マイルコース・10マイルコースのいずれも、1ポイント→3マイルでの移行となり、基本マイルと合計して最大1.06%ANAマイル還元となります。
ANAダイナースコーポレートカードのみ個人向けANAダイナースカードよりも年会費が安くなっています。
海外居住者向けカード
台湾、アメリカ、香港では海外在住者向けのANAカードが発行されています。
アメリカと香港は1種類ずつのみであり、最も充実しているのは台湾です。
VisaとJCBが各3種類ずつ発行されており、希少なVISAシグネチャーカードもあります。個人用カードだけではなく、ビジネスカードも発行されています。
以下、日本で発行されている個人用ANAカードの詳細について、カテゴリーごとにブレイク・ダウンします。
ANA一般カードの比較
ANAカードの中で最もスタンダードタイプは「ANA一般カード」です。若年層向けカードを除くと7枚あります。
カード名 | 年会費(割引後)税抜 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANA JCB一般カード | 2,000円 | 1,000円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 2,000円 | 1,000円 |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 7,000円 | 2,500円 |
ANA VISA/マスター 一般カード | 2,000円 (1,025円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA Suicaカード | 2,000円 (751円) | - |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 2,000円 (751円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA nimocaカード | 2,000円 (751円) | 1,000円 (475円) |
Visa/MastercardブランドのANAカードは、マイ・ペイすリボとカード利用代金WEB明細サービスに登録すると、カード年会費を割り引くことができます。
マイ・ペイすリボを設定して年1回わずかなリボ手数料を発生させれば、手数料無料で年会費の割引のみを享受できます。
なお、ANA JCBカードの場合、スマリボを登録したら一般カード・ワイドカードは1,350円、ゴールドカードは5,000円のキャッシュバックを受けられます。
ただし、初回から利用額全額に対してリボ手数料が発生し、極小化するには銀行振込かATMでの繰り上げ返済が必要です。
メインカードは他にあってほとんど使わない場合以外は、年会費発生前のみスマリボに切り替えるか、毎月繰り上げ返済する運用に手間がかかります。
以下、リボ払いでコストが発生しないVisa・Mastercardはリボ利用時のスペックを解説しますが、JCBについては掲載しません。
ANA一般カードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです(年会費は最安値で、ANAアメックス以外は初年度無料)。
項目 | アメックス | VISA MasterCard | TOKYU POINT ClubQ | Suica | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 7,000 | 1,025 | 751 | 751 | |
家族カード年会費(税抜) | 2,500 | 475(入会後1年間無料) | - | ||
マイル移行手数料 | 6,000 | ||||
ETCカード手数料(税抜) | 無料 | 年1回の利用で無料(未使用時は500円) | |||
マイル付与率 | 一般加盟店 | 1% | 1.0% | ||
特約店 | 2% | 2.0% | |||
航空券等 | 2.5% | 2.0% | |||
マイル有効期間 | 無期限 | 2年 | |||
フライトボーナス | 10% | ||||
入会/継続ボーナスマイル | 1,000/1,000 | ||||
ANAワイドカード特典 | - | ||||
空港ラウンジ | ○(同伴者1名無料) | - | |||
手荷物無料宅配 | 片道 | - | |||
日本語による救急サービス | ○ | ||||
24時間健康・医療相談 | - | ||||
ショッピング保険(自己負担) | 年間最高200万(1万円) 国内外 | 最高100万(3,000円) 海外・リボ・分割のみ | 最高100万(3,000円) 海外・リボのみ | ||
海外航空便遅延お見舞金制度 | - | ||||
電子マネー(マイル付与) | - | iD PiTaPa | iD PiTaPa PASMO | iD PiTaPa Suica | |
その他付帯特典 | アメックス共通特典 | 三井住友カード | 三井住友カード 東急カード | 三井住友カード VIEWカード | |
独自ポイント | - | - | TOKYU POINT | JRE POINT | |
旅行保険 | 国内外ともに自動付帯(Amexは利用付帯) | ||||
海外旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ◯ | - | ||
死亡・後遺障害 | 最高3000万円(1000万) | 1000万 | |||
傷害治療 | 最高100万(同額) | - | |||
疾病治療 | 最高100万(同額) | - | |||
救援者費用 | 最高200万(同額) | 100万 | |||
賠償費用 | 最高3000万(同額) | - | |||
携行品損害(1旅行/年) | 最高 30万/100万(同額) 自己負担3,000円 | - | |||
国内旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ◯ | - | ||
傷害死亡・後遺障害 | 最高2000万円(1000万) | 1000万円 | |||
入院保険金日額 | - | - | |||
通院保険金日額 | - | - | |||
手術保険金(最高) | - | - |
ANA一般カードの解説
ANA VISA nimoca カードのスペックはANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードと同一で、国際ブランドがVisa、電子マネー機能がnimocaという点が異なります。
陸でマイルを貯める場合は、75%のレートで東急ポイントをANAマイルに交換できるANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードが魅力的です。
各種ポイント→TOKYU POINT→ANAマイルと交換することで、縦横無尽に高レートで多様なポイントをANAマイルに集約できます。
また、東京メトロ利用者の場合、メトロポイント→ANAマイルに90%で移行できるソラチカカードがエクセレントな魅力を放っています。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって最大1.54%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
陸でも空でもドンドンとANAマイルを貯められて、本気一本槍で新たな地平へ雄飛できます。ソラチカカードがある暮らしは、沸々と喜びが湧き上がってくる世界。
税込2,200円(初年度無料)の年会費が発生しますけれども、毎年1,000マイルの継続ボーナスが付与されます。
1マイル2円と考えると年会費はほぼトントンとなります。それで90%のメトロポイント→ANAマイル交換など、卓越したベネフィットを享受できます。
PASMOオートチャージでもANAマイルを獲得可能。ANAマイルの使い道は多様であり、旅行・出張に役立ちます。
アメックスやダイナース等の高級カードと同様にソラチカカード会員限定のイベントも開催されており、人生がもっと楽しくなるクレジットカードです。
空前の低金利の時代には、ソラチカカードのお得度は絶大な威力があります。お得にフライトでき、トラベル・人生を豊かに彩ることができます。
入会キャンペーンも充実しており、大量のANAマイルを得ることができます。
ANA JCB一般カードは2,200円(税込/初年度無料)の年会費で1,000マイルの継続ボーナスを獲得できるので、これだけでも保有する価値はあります。
公式サイトANA JCB / ソラチカカード 公式キャンペーン
ANA JCB 一般カードとワイドカードの相違点については、以下で精緻に分析しています。
ANA JCBカードの入会キャンペーンについては、以下で丹念に解説しています。
交通系電子マネーへのチャージでマイルを得たい場合は、交通系IC一体型のANAカードがベストです。
空港ラウンジ、充実の保険などアメックスならではのトラベル特典がほしい場合はANAアメックスが候補となります。
年6,000円(税抜)のマイル移行手数料を支払っている場合、マイルの有効期限が無期限になります。
ビジネスクラス・ファーストクラスに向けてじっくりとマイルを貯められるのも大きなメリットです。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAワイドカードの比較
一般カードの一つ上のランクのANAカードは「ANAワイドカード」です。航空券のシートで喩えると、プレミアム・エコノミーのようなグレードです!
Visa、Mastercard、JCBの3種類となっており、VisaとMastercardは国際ブランド以外のスペックが同一です。
フライトボーナスマイル、入会・継続ボーナス、付帯保険が豪華になり、ビジネスクラスチェックインカウンター等のANAワイドカード限定特典が付帯するのが主なメリットです。
SFC用のANAカードとして利用することも可能です。ANAワイドカードの相違点について比較すると、下表のとおりです。
項目 | VISA / Mastercard | JCB | |
---|---|---|---|
年会費(割引後)※税抜 | 7,250円 (6,275円) | 7,250円 | |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 5,000円 | |
年会費+マイル移行費用 | 13,250円 (12,275円) | 12,250円 | |
年会費+2年1回マイル移行の年間コスト | 10,250円 (9,275円) | 9,750円 | |
家族会員年会費(割引後)※税抜 | 4,000円 (2,500円) | 4,000円 | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | |
マイル付与率 | 1.0% | 1.0%~ 1.06% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | |
マイル付与率(Edyチャージ) | – | – | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | |
ビジネス・アカウントカード | – | – | |
ANAワイドカード特典 | ◯ | ◯ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高5000万 | |
ショッピング保険 | 最高100万 | 最高100万 | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | |
リターン・プロテクション | – | – | |
キャンセル・プロテクション | – | – | |
24時間健康・医療相談 | – | – | |
海外旅行先での日本語サポート | 三井住友カードが提供 | JCBが提供 | |
空港ラウンジ | – | – | |
手荷物無料宅配 | – | – | |
優待 | Visaカードの優待 | JCBカードの優待 | |
パッケージツアー割引 | ◯ | ◯ | |
京都観光ラウンジ | – | – | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ◯ | – | |
国内 旅行 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 10,000円 | 10,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~10万円 | 5万~10万円 | |
海外 旅行 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 5,000万 |
傷害治療 | 150万 | 150万 | |
疾病治療 | 150万 | 150万 | |
救援者費用 | 100万 | 100万 | |
賠償費用(海外) | 2,000万円 | 2,000万円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万 /年50万 | 1旅行50万 /年50万 | |
航空便遅延費用補償 | – | – |
ANA VISA/マスター ワイドカードかANA JCB ワイドカードを比較すると、年間利用額に応じてボーナスポイントを得られるJCBの方にエッジ・優位性があります。
Visa / Mastercardは1.0%+最大で年600マイルですが、JCBは最大1.06%還元とパワフル。各ANAワイドカードの違いについては、以下で徹底的に比較しています。
なお、ANAワイドカードのライバルであるJAL CLUB-Aカードについては、以下にまとめています。
ANA ワイドゴールドカードの比較
ANAカードのゴールドカードは「ANAワイドゴールドカード」という名前です。
Visa、Mastercard、JCB、AMEX、DinersClubの五大国際ブランドが揃っており、幅広いラインナップから選択できます。相違点の比較は下表のとおりです。
項目 | VISA Mastercard | JCB ソラチカ | アメックス | ダイナース | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 14,000円 (10,500円) | 14,000円 | 31,000 | 27,000 | |
ANAマイル 移行費用(税抜) | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年会費+ マイル移行費用 | 14,000円 (10,500円) | 14,000円 | 31,000 | 27,000 | |
家族会員 年会費(税抜) | 4,000円 (2,500円) | 4,000円 (※ソラチカは2,000円) | 15,500 | 6,000 | |
ポイント有効期限 | 3年 | 3年 | 無期限 | 無期限 | |
マイル付与率 | 1.00% | 1%~1.075% | 1.00% | 1.00% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | +2% | +1% | |
マイル付与率 (Edyチャージ) | - | 0.50% | - | 0.50% | |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | - | 年1万 | - | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | 25% | 25% | |
ビジネス・ アカウントカード | – | – | – | ◯ | |
ANAワイドカード特典 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
ショッピング保険 | 最高300万 | 年間最高500万 | 年間最高500万 | 年間最高500万 | |
その他付帯保険 | – | – | リターンプロテクション キャンセルプロテクション スマートフォンプロテクション | – | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | – | ◯ | |
24時間健康・医療相談 | ◯ | ◯ | – | – | |
海外旅行先での 日本語サポート | 三井住友カード | JCB | オーバーシーズ・アシスト | 海外緊急アシスタンス | |
空港ラウンジ | 国内39ヵ所 | 国内28空港40ヵ所海外1ヵ所 | 国内主要空港 海外1ヵ所 | 世界1,000ヵ所以上 | |
手荷物無料宅配 | – | – | 片道 | 片道 | |
空港クローク | – | – | ◯ | ◯ | |
空港パーキング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
ダイニングサービス | Visaゴールドカードの優待 | JCBゴールド グルメ優待 | アメックスオファー | ダイナースクラブ・ おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ 料亭プラン ダイナースクラブ ごひいき予約 アラン・デュカスの優待 | |
優待 | Visaゴールドカードの優待 | GOLD Basic Service ソラチカはメトロポイントPlus | エクスペディア・一休.com | コナミスポーツクラブ | |
レンタカー・ カーシェアリング優待 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
カード盗難・紛失 時緊急再発行 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
パッケージツアー割引 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
京都観光ラウンジ | – | – | ◯ | ◯ | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ◯ | – | – | ◯ | |
国内 旅行 害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 最高5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 5,000円 | 5,000円 | – | 5,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | – | 3,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~20万円 | 5万~20万円 | – | 5万~20万円 | |
海外 旅行 害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 1億円 | 最高1億円 | 利用:1億円 自動:5,000万円 |
傷害治療 | 150万 | 300万円 | 最高300万円 | 300万円 | |
疾病治療 | 150万 | 300万円 | 最高300万円 | 300万円 | |
救援者費用 | 100万 | 400万 | 最高400万円 | 400万円 | |
賠償費用(海外) | 3,000万円 | 1億 | 最高4,000万円 | 1億円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万/年50万 | 1旅行50万/年100万 | 最高 1旅行50万円 / 年100万円 | 1旅行50万円 / 年100万円 | |
航空便遅延費用補償 | 最高2万 | 最高4万 | 最高4万 | – |
NA VISA/マスター ワイドゴールドカードかANA JCB ワイドゴールドカードを比較すると、年間利用額に応じてボーナスポイントを得られるJCBの方にエッジ・優位性があります。
公式サイトANA JCBワイドゴールドカード 公式キャンペーン
ANAゴールドカードに関しては、スマリボの活用を許容できるなら、ソラチカゴールドカードも有力な選択肢です。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が最大1.5625%となります。
ANA VISA/マスターカードとは異なり、コンビニATMで繰り上げ返済する必要があるのがマイナスポイントです。
限定デザインがいい場合は、ANA JCBワイドゴールドカードが候補となります。
繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカゴールドカードが最高コスパでおすすめです。
公式サイトソラチカゴールドカード / ANA JCB 公式キャンペーン
有効期間無期限でANAマイルを貯められる点、ダイナースの卓越したダイニング・トラベル特典がほしい場合、将来的にANAダイナース プレミアムカードを目指している場合などは、ANAダイナースカードが候補となります。
コース料理1名分無料サービスの利用可能店舗数は競合サービスと比較すると多く、ダイニングに強みがあるダイナースらしくなっています。
- ダイナース プレミアム エグゼクティブダイニング:約380店舗
- ダイナースのエグゼクティブダイニング:約280店舗
- 招待日和系のサービス(ゴールドダイニング、2 for 1 ダイニング、Taste of Premium等):約250店舗
- ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン:約200店舗
- JCBのグルメ・ベネフィット:約130店舗
- 三井住友カード プラチナのプラチナグルメクーポン:約100店舗
コース料理1名分無料の対象レストランの一例としては、ベージュアラン・デュカスプロデュースの「ビストロブノワ」があります。
このお店は他のクレジットカードは対象外なので、ダイナースならではのメリットです。
ANAダイナースカードは大量のマイルを得られる破格のキャンペーンが魅力的です。
ANAグループ航空券等のマイル付与率3%、年会費をペイできるアメックスオファー、ANA SKY コイン獲得プログラム、スマホ保険、ポイント有効期間が無期限、アメックスの充実したトラベル特典を重視する場合は、ANAアメックス・ゴールドカードが魅力的です。
また、ANAアメックス ゴールドは家族カードの範囲が広く、配偶者・子供・同居の親に限定されているわけではないので、兄弟や親戚などにも発行できるのが魅力的です。
大家族の場合には便利ですし、離れて暮らす家族にも発行できるので、SFCを複数枚発行できてスペシャルですよ!
これは他社ANAカードにはない利点であり、SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。SFC会員の家族がSFC修行なしでANA上級会員の資格を得られます。
ANAアメックス ゴールドはオトクな入会キャンペーンも魅力的です。
各ANAワイドゴールドカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
ライバルのJALカードのゴールドカードについては、以下で徹底的に比較しています。
その他航空系カード以外にも視野を広げた、おすすめのゴールドカードについては、以下で徹底解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
ANAカード プレミアムの比較
最上級のANAカードは「ANAプラチナ プレミアムカード」です。プラチナカードとブラックカードが属しています。
国際ブランドは、VISA、JCB、ダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレスの4種類です。Mastercardはありません。
ANA プラチナ・プレミアムカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | ダイナース | アメックス | VISA | JCB | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 155,000 | 150,000 | 80,000 | 70,000 | |
家族カード年会費(税抜) | 無料 | 無料(4枚まで) | 4,000 | 4,000 | |
マイル移行費用 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイル付与率 | 1.5% | 1.0% | 1.5% | 1.3%~1.375% | |
ANAグループマイル付与率 | 4.5% | 4.5% | 3.5% | 3.3%~3.375% | |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | 年500万利用で3万 | - | - | |
ポイント有効期間 | 無期限 | 無期限 | 4年 | 5年 | |
継続ボーナス | 10,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | |
フライトボーナス | 50% | 50% | 50% | 50% | |
ANAゴールドカード特典 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
国内線ANAラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
コンシェルジュ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
プライオリティパス | ○(家族会員も) | ○(家族会員も) | ◯ | ◯ | |
手荷物無料宅配 | 往復 | 往復 | - | - | |
コース料理1名無料 | ◎ | - | ◯ | ◯ | |
付帯特典の代表例 | ブランド店でのVIP優待 ダイナースクラブ銀座ラウンジ 大丸東京店のラウンジ 京都ラウンジ 誕生日プレゼント 料亭プラン 一休.comダイヤモンド iPrefer のエリート Marriott Bonvoyの優待 アマンの優待 CLASS ONE コートお預かりサービス 乗馬無料 ダイナースプレミアム限定優待 | ANA SKY コイン獲得プログラム フリー・ステイ・ギフト スマホ保険 アメックスオファー アメックススペシャルリザーブ 京都ラウンジ プレミア・ゴルフ・アクセス エアポート送迎サービス 空港パーキング 空港クローク | Visaプラチナクラブ Visaプラチナトラベル Visaプラチナ空港宅配 Visaプラチナダイニング Visaプラチナゴルフ 24時間健康・医療相談 | 関西有名テーマパークのJCBラウンジ 京都JCBラウンジ JCBプレミアムステイプラン 海外ラグジュアリーホテル クラブオフ JCB Gold Basic JCB暮らしのお金相談ダイヤル 24時間健康・医療相談 | |
楽天Edyチャージ | 0.5% | - | 0.5% | 0.5% | |
ショッピング保険 | 最高500万 | 年間最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | |
ポストペイ型電子マネー | - | - | iD | QUICPay | |
海外旅行 傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 最高1億円(1,000万円) | 1億円(1000万) | 1億円(1000万) | |
傷害治療 | 1000万円(200万) | 最高1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) | |
疾病治療 | 1000万円(200万) | 最高1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) | |
救援者費用 | 500万円(200万) | 最高1000万円(同額) | 1,000万円(1000万) | 1000万円(200万) | |
賠償費用 | 1億円(2000万) | 最高5000万円(同額) | 1億円(5000万) | 1億円(2000万) | |
携行品損害 | 100万円(50万円) | 最高100万円(同額) | 100万円(50万円) | 100万円(50万円) | |
国内旅行 傷害保険 | 家族特約 | ◯ | ◯ | - | - |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 最高1億円(1,000万円) | 1億円 | 1億円 | |
入院保険金日額 | 5,000円(同額) | 5,000円(同額) | 5,000円/日 | 5,000円/日 | |
通院保険金日額 | 3,000円(同額) | 2,000円(同額) | 2,000円/日 | 2,000円/日 | |
手術保険金 | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円 | 5万~20万円 | |
航空機遅延 | 乗継遅延費用保険金 | 2万円 | 最高3万円 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延費用等保険金 | 2万円 | 最高3万円 | 2万円 | 2万円 | |
寄託手荷物遅延費用 | 2万円 | 最高3万円 | 2万円 | 2万円 | |
寄託手荷物紛失費用 | 4万円 | 最高6万円 | 4万円 | 4万円 | |
外貨盗難保険 | 10万円 | - | - | - | |
キャンセル保険 | 20万円 | 最高15万円 | - | - | |
その他保険 | 交通事故傷害保険 賠償責任保険 ゴルファー保険 | リターン・プロテクション スマートフォンプロテクション | - | - |
年会費の水準が近いANAダイナースプレミアムとANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを比較すると、以下の点はアメックスの方が上回っています。
- 年会費の安さ
- ANA SKY コイン獲得プログラム、アメックスオファー
- フリーステイギフト(年1回指定のホテル宿泊が無料)
- アメックス・スペシャル・リザーブ(予約困難なレストランや名店の予約)
- スマホ保険(スマートフォン・プロテクション)
- 返品保険(リターン・プロテクション)
- 救援者費用
- 海外旅行傷害保険の家族特約の金額
ANAアメックスプレミアムは、ANA SKY コイン獲得プログラム、スマホ保険、アメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
他方、以下の項目はANAダイナース プレミアムカードが上回っています。
- 一般加盟店でのマイル付与率
- 高級レストランのコース料理2名以上の予約で1名分無料サービスの数
- ダイナースクラブのダイニング特典
- ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ、大丸東京店のラウンジ
- コートお預かりサービス(中部だけではなく、羽田・成田・関空も)
- 一休.comダイヤモンド、iPrefer のエリート
- CLASS ONE
- コート預かりサービス
- 乗馬無料
- 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き
- ゴルファー保険
- 賠償費用保険
ANAダイナース プレミアムカードはダイナースプレミアムと共通のベネフィットがあります。詳細については、以下で徹底解説しています。
ANAダイナース プレミアムカードはインビテーション制のカードとなります。まずはANAダイナースカードを作成してクレヒスを積み重ねることになります。
ANAダイナースカードの保有者であれば、突撃(自分から電話)での取得も可能です。1年200万円強を使えば、突撃での獲得が視野に入ります。
公式サイトANAダイナースカード 公式キャンペーン
ANA プラチナ・プレミアムカードのVISAとJCBは年会費が半額程度です。その代わりに、ダイナースクラブやアメックスの諸々の特典が付帯しません。
ただし、ポストペイ型の電子マネーでは強みがあります。ANA VISA プラチナ プレミアムの方はiD、JCB プレミアムの方はQUICPayが使えます。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCB プレミアムカードを比較すると、年会費の安さ、ポイント有効期間、USJと京都のラウンジ、海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用はANA JCBカード プレミアムが上回っています。
他方、マイル付与率、海外旅行傷害保険の家族特約の金額はANA VISAプラチナ プレミアムカードが上回っています。損益分岐点は1マイル2円換算で年440万円となります。
4枚のANAカード プレミアムの比較については、以下で徹底的にまとめています。
若年層向けカード
ANAカードには10代~20代までの若年層のみが加入できるクレジットカードがあります。
18歳以上29歳以下の方(学生を除く)が対象の「ANA JCBカード ZERO」、学生限定のANAカード〈学生用〉の2種類です。
ANA JCBカード ZEROは当初5年間、学生用ANAカードは在学中の年会費が無料となります。
ANA JCBカード ZEROはマイル還元率が0.5%であり、JCBスターメンバーズの年間利用額に応じたボーナスポイントを合わせても最大0.56%還元にとどまります。したがって、妙味には乏しいANAカードです。
ANAカード(学生用)はVisa、Mastercard、JCBの3種類となっており、 プレミアムポイント達成時のボーナスマイルがあるのがユニークです。
- 5,000 ANAプレミアムポイント達成:1,000マイル
- 10,000 ANAプレミアムポイントがポイント達成:2,000マイル
一般カードと比較すると年会費が在学中は無料でお得になっており、マイル還元率・フライトボーナスマイルは同等です。
学生用カードの詳細については、以下で精緻に分析しています。
まとめ
ANAカードは数多くの種類があります。グレードはANA一般カード、ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANAプラチナ プレミアムカードの4種類です。
ANAカード特約店のANAカードマイルプラス、ANA航空券購入時に高還元となるのが最大のメリットです。
カテゴリー | カード名 | マイル還元率 |
---|---|---|
ANA一般カード | ANA JCBカード ZERO | 1.5%(年間利用額に応じて最大1.56%) |
ANA JCB一般カード | 2.0%(年間利用額に応じて最大2.06%) | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | ||
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 2.5% | |
ANA VISA/マスター 一般カード | 2.0% | |
ANA VISA Suicaカード | ||
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | ||
ANA VISA nimocaカード | ||
ANAワイドカード | ANA JCBワイドカード | 2.0%(年間利用額に応じて最大2.06%) |
ANA VISA/マスターワイドカード | 2.0% | |
ANAワイドゴールドカード | ANA JCBワイドゴールドカード | 2.0%(年間利用額に応じて最大2.06%) |
ANA VISA/マスターワイドゴールドカード | 2.0% | |
ANAダイナースカード | 2.0% | |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% | |
ANAプレミアムカード | ANA JCBカードプレミアム | 3.3%(年間利用額に応じて最大3.375%) |
ANA VISA プラチナ プレミアムカード | 3.5% | |
ANAダイナースプレミアム | 4.5% | |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 4.5% |
どのANAカードも、膨大な航空系カードと比較してマイルが貯まりやすいクレジットカードの筆頭であり、高いコストパフォーマンスを誇っています。
特におすすめのANAカードをまとめると、以下のとおりです。
- ANAカード プレミアム:ANAダイナース プレミアムカード
- ワイドゴールドカード:ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード、ソラチカゴールドカード、ANAアメックスゴールド
- ワイドカード:ANA VISA/マスター ワイドカード
- 一般カード:ANA JCBカード2券種、ANA VISAカード / ANA Mastercardの5券種
- 交通系カード:ソラチカカード、ANA VISA Suicaカード、ANA東急カード、ANA VISA nimocaカード
なお、ANAカードは1枚だけというわけではなく、複数種類を持つことが可能。最大で9枚を同時保有可能なので、迷ったら2枚持ちも選択肢です。
日本を代表する航空会社である全日本空輸の快適なフライトで、お得に旅行できるのがエクセレントでエクスクルーシブです。
以前ANAに取材して、安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
最上級のANAカードは、1.5%~2.5%ANAマイル還元、国内線ANAラウンジ、コンシェルジュ、ダイナースクラブ プレミアム 銀座ラウンジ、大丸東京のラウンジ、一休.comのダイヤモンドなど、至れり尽くせりの特典があるANAダイナースプレミアムです。
インビテーション制のカードですが、ANAダイナースカードを作成して年200~250万円程度利用した後に、会員デスクに希望の旨を電話すれば発行可能なケースが多いです。
大量のANAマイルを得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
その他、あらゆるANAカードの詳細については、以下にまとめています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
公式サイトANA JCBカード 公式キャンペーン