「ANA JCB プリペイドカード」というプリペイドカードがあります。ANAマイレージクラブの機能と、JCB加盟店でお買い物できる機能があります。
国際ブランド搭載プリペイドカード兼ANAマイレージクラブカードであり、プリペイドカードとしては還元率が高いお得なカードです。
ANA VISAプリペイドカードとの大きな違いは、カード利用でANAマイルを貯めるマイルコースと、バリューを還元するキャッシュバックコースを選べる点にエッジ・優位性があります。
一定のチャージ額に応じてマイルかバリューが付与される制度もあります。ANA JCB プリペイドカードのメリット、デメリット、使い方についてまとめます。
目次
ANA JCB プリペイドカードとは
国内外のJCB加盟店で、事前にチャージ(入金)した金額分を利用できるJCBプリペイド機能と、ANAマイレージクラブの機能が1枚になったカードです。海外でも利用可能です。
JCBは日本が誇る国際ブランドであり、2022年9月末の会員数は約1億5000万以上、加盟店数は約4,100万店です。
2021年度の年間取扱高は37兆7,204億円に到達しています。
我々には当たり前となっていますが、実は自国内の企業が大々的なクレジットカードのインフラを担っているというのは世界有数で凄いことです。
世界5大クレジットカード国際ブランド(JCB・Visa・Mastercard・Amex・DinersClub)の一つとしての地歩を確立しており、中国銀聯が世界に進出するまで、長らく米国系以外では唯一のメジャー・国際ブランドでした。
近年では中国銀聯を加えて6大国際ブランドと呼ばれています。日本国産ということから「サムライカード」という呼称もあります。日本が誇る侍カード、かっこいい名前ですね^^
2015年6月からのJCBのブランドメッセージは、日本国内では「世界にひとつ。あなたにひとつ。」であり、海外では「Uniquely Yours」です。
このブランドメッセージには、JCBがこれからも大切にしたいこと、「お客様志向」と「日本的」が反映されています。JCBの思いは以下の通りです。
それぞれの願い。それぞれの夢。お客様一人ひとりの、かけがえのない想い。
JCBは約束します。そのひとつひとつをしっかりと受けとめ、耳を傾け、かなえるお手伝いをすることを。
私たちは、日本で生まれた、ただひとつの国際カードブランドとして、「おもてなしの心」「きめ細やかな心づかい」で一人ひとりのご期待に応えていきます。
そして「便利だ」「頼れる」「持っていてよかった」と思っていただける、あなたにとっての世界にひとつを目指し続けます。
ANA JCB プリペイドカードは原則としてJCBのクレジットカードと同様にJCB加盟店での決済に使えます。インターネットでも利用可能です。カードの色はシルバー、ブルー、ピンクの3種類です。
ただし、ガソリンスタンドや有料道路料金、保険料やプロバイダ料金などの反復継続的な支払いなど、一部に使えない店舗があります。
表的な利用対象外のお店
- 公共料金、国民年金保険料
- ガソリンスタンド、有料道路
- インターネットプロバイダー
- 携帯電話・MVNO・格安スマホ・SIM、アプリ型電話サービス
- 生命保険、損害保険
- 駐車場、家賃
- 動画配信、スカパー、WOWOW、ケーブルTV、音楽配信
- 新聞購読料
- 飲料水宅配
- 一部決済代行・決済サービス
各種費用
ANA JCB プリペイドカードの発行手数料は無料ですが、500円(税抜)の利用開始手数料が発生します。ただし、2025年3月31日までは無料。年会費は無料です。
チャージ手数料も無料です。ライバルのANA VISAプリペイドカードは、VJ協会・オムニ協会加盟各社発行のVisaカード、Mastercardでないと200円(税込)のチャージ手数料が発生します。
チャージ手数料の側面では、JCBの方にエッジ・優位性があります。
- 発行手数料:無料
- 利用開始手数料:500円(税抜) ※キャンペーン期間中は無料
- 年会費:無料
- チャージ手数料:無料 (※)
※銀行口座・Webコンビニによるチャージは、10,000円未満のチャージは100円(税抜)
上限・有効期限
残高上限は30万円であり、1回あたりの利用上限も30万円です。国際ブランド搭載プリペイドカードの中では高めの金額となっています。
アーロンチェア、ロレックスのオーバーホール、4Kディスプレイなどの高額品も、ANA JCB プリペイドカードで購入することが可能です。
カード有効期限は5年、バリュー有効期限は最終利用日か最終チャージ日から2年となります。アクティベート(利用かチャージ)が2年間ないと、残高は無効となる点に注意しましょう。
カードの有効期間切れの直前に、原則として新しいカードが届きます。ただし、利用も残高も全くない場合などは、新しいカードが届かない可能性があります。
ちなみにANA VISAプリペイドカードの方は、有効期限から遡って1年間利用がない場合は、更新カードは発送されません。
チャージ方法
Web上の会員サイトでのJCBのクレジットカードによるチャージ、ローソン店頭(レジ)での現金によるチャージ、Pay-easyとWEBコンビニでのチャージが可能です。
会員サイトで半年間分のチャージ累計額を確認できます。
- 会員専用WEBサービス「マイページ」へログイン
- 「カード情報の確認(残高照会など)」メニューを選択
- 「チャージ累計額のご案内」で閲覧可能
ANA JCBプリペイドカードは、通常のANAマイレージクラブカードと同様に、ANAや提携航空会社の飛行機搭乗、セブン-イレブンやイトーヨーカドー等の提携パートナーの利用でANAマイルが貯まります。
また、カード利用に応じてANAマイルかキャッシュバックのいずれかを享受できます。
2種類のコースを選択可能!チャージ手数料は無料
ANA JCB プリペイドカードはANAマイルを貯めるマイルコースと、バリューを還元するキャッシュバックコースを選べます。
VISAプリペイドカードの方はマイルを貯めることしかできないので、JCBは選択肢が豊富です。
マイルコース
月間利用金額合計1,000円(税込)につき、ANAマイル5マイルが自動的に貯まります。マイル付与率0.5%です。貯まったマイルは特典航空券などに交換できます。
「利用合計金額1,000円ごとは単位が大きい」と思われた方、ご安心ください!
毎月の利用額(1ヶ月間の合計)に対してポイントが付与されるので、1回ごとに999円までが切り捨てられるわけではありません。許容範囲です。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にマイルが貯められます。
「チャージボーナス」もあり、半年間のチャージ合計額が12万円以上で一律180マイル、24万円以上で一律360マイルとなります。
最大で0.15%に過ぎませんので、これはおまけですけれども、着実にお得になります。
ANA JCB プリペイドカードは最大でマイル付与率0.65%となります。半年で12万円か24万円ピッタリと使う場合に還元率が最大化。
ANAマイルは1マイル1円単位で、ネット通販の「ANAショッピング A-style」で使えます。
ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワイン等が魅力的です。
その他では、 航空券と旅行商品のWEB購入時に使える電子クーポンである「ANAスカイコイン」にも1マイル単位で交換できます。
ANAマイルは小口のマイルも無駄にすることなく利用できます。
キャッシュバックコース
月間利用金額合計200円(税込)につき1円のバリュー還元が受けられます。ANA JCB プリペイドカードの残高に上乗せされる形になります。
こちらはマイルとは異なり価値が1円を超えることはないので、還元率0.5%です。マイルよりも細かく還元があるので、利用金額が少ない場合はお得になります。
「チャージボーナス」もあり、半年間のチャージ合計額が12万円以上で一律180円、24万円以上で一律360円となります。最大で0.15%で合計還元率は最大0.65%です。
2019年10月16日からJCBギフトカード購入については、マイル付与・キャッシュバックの対象外となりました。
ANA JCB プリペイドカードのメリット
ANAマイルが0.5%も貯まる!
やはり最大のメリットはANAマイルが0.5%得られる点です。リアルの店舗で使えるプリペイドカードとしては高還元です。
マイルの価値には諸説がありますが、一般論としてはマイルの価値は1マイル2円という考え方が通説です。
1マイルの価値を2円と考えるならば還元率1%、控えめに1マイル1.5円と解釈したとしても還元率0.75%となります。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
クラス | 1マイルの価値(目安) | マイル付与率 | 実質還元率 |
---|---|---|---|
普通席/国内線 | 1.5円 | 0.50% | 0.75% |
1.6円 | 0.50% | 0.80% | |
1.7円 | 0.50% | 0.85% | |
1.8円 | 0.50% | 0.90% | |
1.9円 | 0.50% | 0.95% | |
2円 | 0.50% | 1.00% | |
国際線ビジネスクラス | 2.5円 | 0.50% | 1.25% |
3円 | 0.50% | 1.50% | |
4円 | 0.50% | 2.00% | |
5円 | 0.50% | 2.50% | |
6円 | 0.50% | 3.00% | |
国際線ファーストクラス | 7円 | 0.50% | 3.50% |
8円 | 0.50% | 4.00% | |
9円 | 0.50% | 4.50% | |
10円 | 0.50% | 5.00% | |
11円 | 0.50% | 5.50% | |
12円 | 0.50% | 6.00% | |
13円 | 0.50% | 6.50% | |
14円 | 0.50% | 7.00% | |
15円 | 0.50% | 7.50% | |
16円 | 0.50% | 8.00% |
審査が不要!残高のみ利用可能で使い過ぎ防止
ANA JCB プリペイドカードはクレジットカードとは異なり原則として審査が不要です。中学生を除く15歳以上の日本国内居住者の方なら、国籍を問わず誰でも発行して使うことができます。
ただし、所定の確認は行われます。ブラックリストに載っていたり、暴力団などの反社会組織に属している場合などは、発行できない場合があります。
クレジットカードの審査に通らない場合で、ネット通販でコンビニ払い・代引き・銀行振り込みをすることなく、お買い物したい場合に便利です。
カード署名欄、セキュリティコード等もクレジットカードと同一なので、原則として同じように支払いに活用できます。
学生の子供に使わせる用途にも使いやすいです。残高の範囲内でしか使えないので安心・安全ですね。エンドレスに課金しまくることはミッション・インポッシブルです。
また、セキュリティや使い過ぎ防止の観点でクレジットカードを使いたくない場合に便利です。チャージした範囲内でしか使えないので、使い過ぎを防止できます。
チャージ手数料無料のANA JCBカードからチャージして、本体のクレカの方は使わないようにすれば、セキュリティを確保できます。
万が一プリペイドカードの情報が流出しても、本体のJCBカードの番号を知られることはありません。
信頼性が定かではないサイトや海外のサイトにクレジットカードの番号を打ち込むのは不安な場合があります。
また、今ひとつクレジットカードを渡すのが心配なリアル店舗も存在しています。
そういう場合には、万が一番号が流出してもダメージが小さいANA JCB プリペイドカードを使うと安心できます。
ちなみに銀行口座から直接引き落とされるデビットカードも審査なしで発行することができます。
デビットカードの中で最も高還元なのは1%の楽天銀行デビットカード(JCB)です。詳細は以下で徹底解説しています。
ただし、楽天銀行のデビットカードはポイント還元が楽天ポイントです。楽天ポイントは不要という場合は、Sony Bank WALLETが候補です。こちらは0.2%相当がキャッシュバックされます。
現金還元は非常に使い勝手がいいですね。現金還元を重視するならば三菱UFJ-VISAデビットも候補となります。三菱UFJ銀行関連の特典もあります。
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」は、還元率が0.5%~2%と高還元です。保有するだけで他行宛振込手数料が月1回増えるのもメリットです。
住信SBIネット銀行もデビットカードを発行しています。還元率は0.6%で、ステージアップに役立つのがメリットです。
Mastercardデビットカードであるミライノデビットは0.8%還元、ミライノデビット PLATINUMは1.0%還元です。
会員登録でセキュリティ向上
ANA JCB プリペイドカードは、会員登録(無料)を行うことで、便利なセキュリティサービスを使えます。
カードを使えないようにする「セキュリティロック」機能があり、マイページ上でいつでも簡単に設定・解除できます。
カードを使わない時は利用ロックしておけば安心です。鉄壁のディフェンスを構築できます。
また、カードの利用時のメール通知機能も使えて、利用時間(日本時間)と利用先も確認できます。
カードの利用に対して本人認証を行う「J/Secure」(いわゆる3Dセキュア)にも対応しています。
Visa Secure(VerifiedbyVisa)とは、対象店舗でのインターネット取引の際、通常の取引情報に加え、登録パスワードを入力することで本人認証を行うサービスのことです。
ANA JCB プリペイドカードは、こうした仕組みによって安心して利用することができます。
購入完了後は、マイページ(会員専用ページ)上でカード情報をいつでも確認することができます。
「ご利用明細の確認」メニューの「ご利用先など」欄では、カードを利用してすぐに店舗名を確認できます。
ANA JCB プリペイドカードへのチャージでポイント獲得
ANA JCBプリペイドカードへチャージすることで、一般加盟店と同様にポイント、マイル、キャッシュバックなどの対象となるクレジットカードがあります。
この場合はチャージ時と利用時の両局面でポイントやマイル等を獲得できます。一例としては楽天カード(JCB)、Ponta Premium Plus等です。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
会員サイトが「MyJCB」のカードは全て、チャージ時のポイント・マイル付与の対象外です。
JCBオリジナルシリーズのJCBカード、リクルートカード(JCB)、リクルートカードプラス、ANA JCBカード、ソラチカカード等は対象外です。
また、JALカードSuica、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードも残念ながらマイル積算されません。
実際にチャージしたところ、付与されませんでした。
審査
ANA JCBプリペイドカードは、日本国内在住で中学生を除く15歳以上の方が申し込めます。
事前にチャージした範囲内でしか使えないプリペイドカードなので、クレジットカードと同じような厳しい審査はありません。
ただし、所定の入会判定は行われます。ブラックリストに載っていたり、暴力団などの反社会組織に属している場合などは、発行できない場合があります。
大多数の方にとっては無関係の話であり、問題なく発行できるのがほとんどです。
申込後に入会判定が完了してカード発送の準備に入ったら、メールで通知してくれるので安心・安全です。
「カードオンライン入会手続き結果のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。
クレジットカードのように簡易書留で郵送してくれます。
デメリット
ANA JCB プリペイドカードのデメリットは、一部にマイル・キャッシュバックの対象外となる利用先がある点です。
一例としては再発行手数料などの各種手数料、電子マネーのチャージ代金がマイル、キャッシュバックの対象外です。
nanaco、楽天Edy、WAON、PASMOにはチャージそのものができません。モバイルSuicaにはチャージは可能ですが、ポイントが付きません。
なお、ANA JCBプリペイドカードの残高が0円だと、モバイルSuicaに登録できません。必ず事前にチャージしてから登録しましょう。
これらの電子マネーを使いたい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを利用しましょう。おすすめカードは下表の通りです。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
また、申込みから発行まで1週間~2週間程度かかるのがデメリットです。一部のクレジットカードのように即日発行はできません。
残高の範囲内でしか使えないのはメリットにもなりますが、使いたい時にエラーになってしまい、チャージの手間がかかるリスクがある点はデメリットです。
なお、バリュー残高が一定残高以下となったらメール通知してくれるサービスもあります。もちろん配信停止も可能です。
バリュー残高の変動があった場合もメールで知らせてもらうことが可能です。
ANA JCB プリペイドカードの端数を使い切りたい場合
ANA JCB プリペイドカードに残った端数を使い切りたい場合は、15円~50万円の範囲にて1円単位で購入できるAmazonギフト券を買えばOKです。
Eメールタイプなら15円以上1円単位(自分に送信可能)、残高への直接チャージなら100円以上1円単位で購入できます(公式ページ)。
有効期限は以前は1年でしたが、2017年4月下旬から10年間に一気に伸びたので、使いやすくなりました。
Amazonギフト券は自分用にも買えます。Amazonギフト券(チャージタイプ)ですと、直接、自分のアカウントの残高にプラスされるので便利です。
「金額」において5,000円・2万円・4万円を選択可能。また、100円~50万円までの任意の金額を入力して、1円単位で購入金額を指定できます(Eメールタイプは15円~50万円)。
購入画面には、「1円単位での金額入力欄」があるので、そこに数字を入力する流れとなります。レジの画面でANA JCB プリペイドカードのカード番号を打ち込んで、決済すればOKです。
例えばANA VISA プリペイドカードの残高が1,726円で、これを使い切りたい場合は、1,726円分のAmazonギフト券を購入すれば、きれいに使い切ることができます。
Amazonギフト券を買うと、ANA JCB プリペイドカードを使わなくなった場合でも、きれいに使い切って0円にすることが可能です。
- Amazonギフト券(チャージタイプ) ※100円以上1円単位
- Amazonギフト券(Eメールタイプ) ※15円以上1円単位(自分に送信可能)
その他のプリペイドカード
ANA JCB プリペイドカード以外にも、VISAやMastercard加盟店で利用できるプリペイド式のカードが有ります。
最も普及しているのはau PAY プリペイドカードです。auユーザーが発行でき、Mastercard加盟店で使えます。
還元率は基本は0.5%で特約店も多いです。チャージ時のポイントと利用時のポイントを二重取りできます。
ソフトバンクの契約者はソフトバンクカードを利用可能。ソフトバンクポイントが貯まり、基本還元率は0.5%です。
エポスカードの保有者は国内外のVisa加盟店でクレジットカード同様に利用できる「エポスVisaプリペイドカード」や、ネット通販でつかえる「エポスバーチャルカード」を発行できます。
楽天カードのユーザーは、楽天バーチャルプリペイドカードを使えます。信頼性が定かではないサイトでの決済に便利です。
その他、代表的な国際ブランド搭載プリペイドカードは下表のとおりです。
名前 | 特徴 |
---|---|
Revolut | Visaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ |
トヨタウォレット | Mastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1% |
Kyash Card | 還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
au PAY プリペイドカード | auユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。 au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
dカード プリペイド | Visa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能 |
ソフトバンクカード | ソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5% |
JAL Global WALLET | カード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能 |
ANA JCBプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能 ANA JCBカード、楽天カードやヤフーカード等のJCBならチャージ無料 |
ANA VISAプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカード、ANA Mastercardならチャージ無料 |
エポスVisaプリペイドカード | エポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5% |
他のANAマイレージクラブカード一体型のカードとしては、クレジットカードの楽天ANAマイレージクラブカードがあります。
ANAマイルを貯められたり、AMCカードと同一の機能が付いています。0.5%マイル還元(楽天ポイントなら1%)です。
クレジットカード利用時に貯められるANAマイルに加えて、搭載されている電子マネー払いの楽天Edyや、共通ポイントの楽天ポイントカード機能で得たポイントもANAマイルに集約できます。
まとめ
ANA JCB プリペイドカードは、信頼性が定かではないお店やネット通販にてクレジットカード本体で決済したくない場合に便利です。
クレジットカードの審査に通らない場合で、ネット通販でコンビニ払い・代引き・銀行振り込みをすることなく、お買い物したい場合も便利です。
チャージ残高の上限はいずれも30万円であり、高額の決済にも十分に対応できます。5万円や10万円が上限だと、高いお買い物ができなくて不便ですので、この点はナイスです。
また、チャージした残高の範囲でしか使えないので、使い過ぎ防止の観点でクレジットカードを使いたくない場合にも便利です。
月々の利用金額に応じて、0.5%のANAマイルかキャッシュバックでお得になるのが大きなメリットです。現金だと1円も得しないので少しでも家計の足しにすることができます。
カードを使えないようにする「セキュリティロック」機能を利用して、使う時だけ解除するようにすれば、磐石のセキュリティとなります。本人認証サービスも利用できます。
ANA JCB プリペイドカードは、JCBブランドのクレジットカードなどで、無料で購入・チャージができます。代表例はJCBオリジナルシリーズやANA JCBカードです。
これらのサブカードとして使うと便利です。信頼性が微妙なお店・ネット通販や海外での支払いに便利です。
ANA JCBカードはメトロポイントを1対0.9の高レートでANAマイルに交換できるソラチカカード、限定デザインが魅力的なANA JCB ワイドゴールドカードなど、魅力的なカードが豊富です。
ANA JCBカードは大量のマイルが得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
JCBのプロパーカードであるJCBオリジナルシリーズは、充実のT&Eサービス、Amazon・セブン-イレブン・apollostation・スターバックス・高島屋などのJCBオリジナルシリーズパートナーでの高還元が魅力的です。
Oki Dokiランドというモールを経由すると、Amazonだけではなく、楽天市場、Yahoo!ショッピング、LOHACOなどのネット通販がお得になるというメリットもあります。
貯めた「Oki Dokiポイント」は、魅力的な多種多様な商品と交換できます。詳細、あらゆる交換先一覧については、以下にまとめています。
スマホアプリ「MyJCB」は利用金額の確認、キャンペーンの応募が便利です。会員サイトMyJCBは公共料金の支払い設定も可能です。
JCBトッピング保険、J-Basketなどのオプションも用意されており、ニーズに応じてサービスを追加できます。
残高不足となった場合は、一度だけではなく複数回引落しをかけてくれます。中には月末まで毎営業日実施してくれる銀行もあり、JCBは口座振替も便利です。
JCB PLAZAなど日本人が海外で活用できるJCBカード共通特典も充実しています。JCBオリジナルシリーズの特徴、メリット・デメリットについては、以下で徹底解説しています。
JCBは不正監視システムで24時間365日、不正利用を監視しており、高いセキュリティを確保しています。
万が一の4桁の暗証番号・3Dセキュア突破時も、絶対補償しないではなく、一定の条件では補償してくれます。
更新カードを発送する際にも、住所変更がないか確認してくれてユーザーフレンドリーです。
世界文化遺産「東寺」での貸切イベント、関西有名テーマパークでのハロウィーン・パーティー、クリスマスパーティー、JCB MUSIC LOUNGE、妙心寺 退蔵院 特別拝観など、会員限定のイベントも充実しています。
以前JCBに取材に行き、イシュイング本部 イシュイング推進部 商品企画グループ 副主事の新宮さんにインタビューしました。
JCBカードの魅力、JCBの歴史・強み、安全・安心の信頼性と充実した特典を両立させている点について取材しています。
JCBカードの種類は多様であり、ハイ・クオリティー・カードが揃っています。おすすめカードについては、以下で丹念に分析しています。
JCBオリジナルシリーズのスタンダードカードであるJCB一般カードについては、以下で徹底的に解説しています。
18歳以上39歳以下の方はJCB CARD W、JCB CARD W plus Lを発行できます。解約しない限り自動更新されるので、40歳以降も継続利用可能です。
年会費が無条件で無料、基本ポイント還元率が2倍と優遇されており、plus Lの方は女性向け特典・有料保険(女性疾病保険など)が付帯しているのが特徴です。
どちらも年会費無料かつ高還元であり、秀逸なハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「メインカード」としてJCB CARD W、女性向けカードとしてJCB CARD W plus Lを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんの「おすすめの若年層向けカード」はJCB CARD W、女性向けカードはJCB CARD W plus Lでした。
JCB CARD W、JCB CARD W plus Lはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
ゴールドカード以上のJCBカードは、GOLD Basic Serviceを利用できます。詳細は以下で徹底解説しています。
JCBゴールドは保険が充実しており、安価なプラチナカードを凌駕することもある高水準です。
空港ラウンジ、JCB GOLD Service Club Off、健康・介護・育児などに関する無料電話相談(24時間・年中無休)、充実の海外旅行保険、航空機遅延費用保険、空港手荷物無料宅配など特典も充実しています。
JCB一般カードとJCBゴールドは最短で即日発行も可能です。迅速にカードを作成できてすぐに使えます。
若年層向けのJCB CARD EXTAGE、JCB GOLD EXTAGEも用意されており、ポイント還元率・年会費がお得になっています。
JCBゴールドを保有して、2年連続でショッピングを100万円以上利用すると、「JCB GOLD THE PREMIER」(JCBゴールド ザ・プレミア)のインビテーションが届きます。
JCBゴールド ザ・プレミアは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
搭乗する航空会社、搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるのが大きなメリット。格安航空券利用時も使えますし、1日に2回以上ラウンジを使うことも可能です。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル156.59円(2024/7/18時点)換算だと年会費73,440円が無料になります。
また、JR京都駅ビル内にある「JCB Lounge 京都」を利用できます。ドリンク、ガイドブック・情報誌の閲覧、手荷物の一時預かり、無料Wi-Fiなどのサービスが受けられます。PC作業もOKです。
JCBプレミアムステイプランという、JCB上級カード会員限定のホテル・旅館の優待も受けられます。
JCBゴールドのカード年会費とは別に、JCBゴールド ザ・プレミアのサービス年会費が5,000円(税抜)かかります。
しかし、初年度は無料ですし、2年目以降もショッピング利用金額が合計100万円以上だと無料となります。
つまり、JCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールドと全く同じ年会費でプライオリティ・パスなどの特典を享受できます。
コストパフォーマンスに優れた非常にお得なゴールドカードであり、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもエッジが効いています。
JCBゴールド ザ・プレミアを入手するためには、まずJCBゴールドに加入することが必要です。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン
2017年10月24日からは自己申込可能なプラチナカード「JCBプラチナ」が登場しました。
コンシェルジュ、関西有名テーマパークのラウンジ、グルメ・ベネフィット等の卓越したベネフィットを利用できます。年会費を取り戻せる高級カードの筆頭です。
JCBゴールド、ゴールド ザ・プレミア、プラチナの相違点については、以下で丹念に解説しています。
JCBプラチナとザ・クラスの比較は以下で精緻に分析しています。
JCBの最上位カードは「JCB THE CLASS(ザ・クラス)」です。JCBの頂点に君臨しており、JCBのプロパーサービスは全て利用可能。
年会費は50,000円(税抜)です。家族カードは8枚まで発行できて年会費は全て無料。8名無料というカードは滅多にありませんね。パワフルです。
JCB THE CLASSは卓越したベネフィットが豊富で、JCBブラックカードの真骨頂を発揮しています。
- 24時間対応コンシェルジュサービス
- プライオリティ・パス
- 東京ディズニーリゾートの会員専用ラウンジ
- メンバーズセレクション(年1回のプレゼント)※ドンペリで正月に乾杯も可能!
- ザ・クラス会員限定 オリジナルプラン 東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ(利用した体験談)
- ザ・クラス 名食倶楽部、大相撲の溜まり席のチケット予約などザ・クラス会員限定イベント、高い利用限度額
- JCBプレミアムステイプラン(中にはザ・クラス会員限定のプランも)
- グルメ・ベネフィット(高級レストラン2名以上利用で1名無料)
- 関西有名テーマパークのJCBラウンジ
- 海外ラグジュアリー・ホテル・プラン
- JCB Lounge 京都
特に充実しているのは、ディズニーランド関連のオリジナル特典です。ディズニーリゾート内の会員専用ラウンジを利用できて、休憩後は待たずにアトラクションに搭乗できます。
ディズニーシーのストームライダーの後継アトラクションである「ニモ&フレンズ・シーライダー」にもJCBラウンジが設置されました。
メンバーズセレクションでは、ディズニーリゾートのパークチケット(パスポート)2枚、ディズニーグッズのセットが選べます。
年1回は夫婦や恋人でディズニーランドかディズニーシーを満喫できます。
パスポートは大人7,900~9,400円、グッズはダッフィー&シェリーメイのぬいぐるみだと8,800円なので、最大27,600円(税込)相当となり、年会費に占める金額はなんと約50.1%とパワフルです。
メンセレにはUSJスタジオ・パスとJCBプレモカードのセットもあり、年会費の半分近くはこれらの特典で元が取れてしまいます。
ディズニーやユニバーサル・スタジオ・ジャパンがお好きな方には絶大なメリットがあります。
関西有名テーマパークのJCBラウンジを利用でき、1.5~3時間待ちの大人気アトラクションを並ばずに乗れて、上質の空間で休憩できます。
コース料理1名分無料サービスは、コンシェルジュの対応が優れている点において、他の高級カードと比較しても、エッジ・優位性があります。
JCB THE CLASSのコンシェルジュの質については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
わが国が誇る国際ブランドJCBの最上位カードであり、コスパ最上級のブラックカードです。ジョジョの奇妙な冒険で喩えると、第4部の副題「ダイヤモンドは砕けない」のようなカードです。
アメックス・プラチナ、ダイナースクラブ プレミアムカードに勝るとも劣らない卓越した魅力があります。アメプラ・黒ダイナースでも、JCB THE CLASSの魅力は砕けません。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカードとしてJCB THE CLASSを挙げられていました。
JCB THE CLASSはクレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
JCB THE CLASSはまさにJCBの「世界にひとつ。あなたにひとつ。」というブランドメッセージに込められたコンセプトを体現しているスーパーカードです。詳細については、以下で徹底解説しています。
メンセレ、東京ディズニーリゾートやUSJのラウンジ、会員限定イベント、プライオリティパスなどの特典があるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。
JCB THE CLASSはインビテーションを待つ必要があり、取得まで時間がかかります。ただし、年収は高くなくても問題ありません。利用額とフリークエンシーが最重視されています。
JCB THE CLASSの特徴としては、JCBでの利用履歴が非常に重視される点が挙げられます。JCBの保有履歴が長いとインビテーションが届きやすい傾向にあります。
将来的に日本が誇る至高の煌めきを放つJCB THE CLASSへの道が開けるのが、JCBゴールド、JCBプラチナの大きなメリットの一つです。
現在、JCBゴールド、プラチナは2024年9月30日(月)の入会まで、期間限定でお得な新規入会キャンペーンを行っています。