リクルートカードプラスが改悪されました。復活の見込みはありません。
nanacoチャージ、モバイルSuicaチャージは2%のリクルートポイントが付与されていました。
しかし、2016年9月16日(金)以降は、リクルートカードプラスでのnanacoチャージ、モバイルSuicaチャージはポイント付与の対象外となります。
また、2016年3月15日(火)午前11:59で、リクルートカードプラスの新規申し込みの受付が停止されます。
家族カードは、2016年4月30日(土)までに申込書を資料請求して、2016年5月15日(日)までにJCBで受付が完了し、6月10日(金)までに、全てのお手続きが完了した方で終了です。
2018年3月16日に発表された、2018年4月からのリクルートカードの改悪については、以下にまとめています。
実際にJCBとMastercardの2枚のリクルートカードで電子マネーチャージしたところ、月6万円(720ポイント)まではしっかりと獲得できました。
空前の低金利の情勢で、かつ日本ではクレジットカードで金利・手数料を支払う利用者が少ない状況です。
したがって、リクルートカードプラスの2%の還元率はリクルートにとってかなりの負担なのは間違いありません。
特にnanacoやモバイルSuicaなどの電子マネーのチャージ時にクレジットカード会社が得られる手数料は微々たる水準です。
2%の還元率だと完全な逆ザヤになっていた可能性が極めて高いです。ライフカード、漢方スタイルクラブカードと同様にリクルートカードプラスもnanacoチャージでのポイント付与が改悪されました。
リクルートカードプラスの場合は0.25%に引き下げるのではなく、一気に0%に引き下げてきました。
おそらくシステムが電子マネーチャージのみ還元率を下げることを想定されて構築されてなく、改修に多額の費用がかかってしまうため、付与の対象外にしたと考えます。
モバイルSuicaへのチャージはビューカードで行なっている方が大多数なので改悪の影響は大きくないでしょう。
リクルートカード(Visa・JCB)はnanacoチャージでのポイント付与が継続するため、今後はリクルートカード(Visa・JCB)がnanacoチャージでの最大の還元率となります。
次がYahoo!JAPANカードと楽天カードです。詳細は以下で徹底解説しています。
しかし、楽天カードに関しては、2017年11月1日から残念なことにポイント付与の対象外となります。
nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード、チャージの利用限度額、金券類の利用限度額を高くできるカードについては以下で徹底解説しています。
また、nanacoチャージによるポイント付与停止のみならず、リクルートカードプラスそのものの新規申し込みも停止となりました。
既存のリクルートカードプラスは、ポイント還元率2%、年会費2,000円(税抜)に変更ありません。
2016年3月時点では、満期到来時には、リクルートカードに切り替わるのではなく、満期後もリクルートカードプラスを更新できる予定です。
私はすでに募集を終了したJCB発行のカードを保有しているのですが、満期到来後も同じカードを更新できています。
リクルートカードプラスもJCB発行です。nanacoチャージの改悪があり、新規申し込みは停止されますが、既存のリクルートカードプラスはずっと使える予定です。一般加盟店では還元率2%を享受し続けることが可能です。
リクルートカードプラスを作りたい場合は、2016年3月15日(火)午前11:59の期限前に申し込みを済ませておきましょう。
なお、Apple Payのnanacoには、リクルートカード以外の多様なクレジットカードからチャージが可能です。
Apple Payのnanacoチャージで得できるクレジットカードとしては、まず基本としてセブン&アイグループ謹製のセブンカード・プラスが挙げられます。
nanacoアプリ、Walletアプリの両方でチャージできます。
公式サイトセブンカード・プラス 公式キャンペーン
その他、Walletアプリなら多様なApple Pay対応クレジットカードでチャージ可能です。
ただし、nanacoチャージがポイント対象外のカードは、Apple Payのnanacoも対象外となるリスクがあります。
カード型nanacoチャージが対象のクレジットカードは、Apple Payのnanacoも継続的にポイント還元の対象となる可能性が高いです。おすすめ一覧は下表の通り。
名前 | 年会費(税抜) | 還元率 |
---|---|---|
タカシマヤセゾンカード | 無料 | 1.00% |
AOYAMA ライフマスターカード | 1,000円 | 1.00% |
セブンカード・プラス | 無料 | 0.50% |
ファミマTカード | 無料 | 0.50% |
Tカードプラス | 無料 | 0.50% |
JMBローソンPontaカードVisa | 無料 | 0.50% |
apollostation card | 無料 | 0.50% |
JQ CARDセゾン | 無料 | 0.50% |
UCSカード | 無料 | 0.50% |
セディナカード | 無料 | 0.50% |
なお、三井住友カード ゴールド(NL)→au PAY→Apple Payのnanaco→楽天キャッシュ→楽天ペイなら最大3.0%と高還元です。
以下のルートで楽天ペイなら3.0%還元が具現化します。
Mastercardブランドの三井住友カード ゴールド(NL)を使うと、マイ・ペイすリボ活用なら合計3%で、面倒な手間を避けてリボ回避でも2.5%還元です。
ただし、nanacoでのPOSAカード購入、Apple Payのnanacoチャージで改悪が生じる恐れも十分にあります。
以前はリクルートカードプラスで貯まるリクルートポイントは、リクルートが運営するサイトでしか使えませんでした。代表例は以下のとおりです。
- じゃらん(宿泊予約)
- ホットペッパーグルメ(居酒屋・レストラン予約)
- ホットペッパービューティー(美容室)
しかし、Pontaポイントとリクルートポイントが統合して、リクルートポイントをPontaポイントに交換して、ローソン、ケンタッキー、GEO、apollostation、コジマなどのリアルの店舗で利用可能になりました。
自社のサービスを利用してもらえれば還元率2%でも全体としては問題なかったのでしょう。
しかし、やはり共通ポイントに交換可能ということで、他社に流れてしまう利用者が増えて採算が看過できない水準に到達したのでしょう。
私自身もリクルートカードで貯めたリクルートポイントは全てPontaポイントに移行して、Loppiお試し引換券で利用していました。
リクルートにプラスの改悪は残念なニュースです。年会費無料のリクルートカード(JCB・VISA)は、これまでどおり発行が続きます。
VISAはnanaco・楽天Edy・モバイルSuica、JCBはnanacoとモバイルSuicaのチャージで、これまでどおりポイントが付与されます。
nanacoチャージがメインの方は、年会費無料のリクルートカードへの切り替えを検討しましょう。
以下のエントリーはリクルートカードプラスの他、リクルートカードについても徹底解説しています。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「高還元カード」としてリクルートカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、電子マネーチャージにおすすめのカードとしてリクルートカードを挙げていらっしゃいました。
リクルートカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
リクルートカードプラスをお持ちの方は、リクルートカード(VISA)を発行できます。リクルートカードはJCBとVISAの2枚持ちが可能です。
リクルートカード(VISA)はnanacoに加えて、楽天Edyにもチャージできポイントが付与されます。