ANA SKY コインというハウス電子マネーのような制度があります。ANAの航空券、パッケージツアーの購入に利用できます。
最大で1マイル1.7円で利用可能である点、特典航空券が使えない時の交換先として有用である点、マイル・プレミアムポイントが満額付与される点がメリットです。
デメリットは1年間という短めの有効期限、領収書が出ない点、キャンセル時にややこしい手間が発生する場合がある点です。
ANA SKYコインの使い方、有効期限、交換、航空券の購入方法、家族について、注意点を網羅して2024年11月の最新の状況をわかりやすく解説します。
目次
ANA SKY コインの使い道は航空券の購入やツアーなど
ANA SKY コインは、ANAのWebサイトで航空券・旅行商品の支払いに10コイン単位(10円分相当)で利用できる電子クーポンです。1コイン1円の価値があります。
購入できる商品
ANAスカイコインは、具体的に国内線航空券、国際線航空券、国内旅行商品、海外旅行商品の支払いに利用できます。
ANA Webサイトでのフライト予約、ANAトラベラーズのダイナミックパッケージ・パッケージツアー・航空券なし現地参加プランが対象です。
ANAトラベラーズ ホテル、ANAトラベラーズ レンタカー、ANAトラベラーズ 遊び・体験、ANAトラベラーズ ゴルフ、海外のホテル・レンタカー・オプションは対象外となります。
ANA SKYコインと料金の差額はクレジットカードで支払えます。
ジャンル | 利用対象 | 備考 |
---|---|---|
国内線航空券 | ANA国内線の個人運賃航空券 | ・他社運航の場合、ANA便名のコードシェアのみ対象 ・ビジネスきっぷ、いっしょにマイル割等は対象外 ・プレミアムクラスへのアップグレード料金は× |
国際線航空券 | 日本サイトで購入可能なANA国際線すべての公示運賃航空券 | ・ANA便名の国内線乗り継ぎ区間も対象 ・他社便名および他社乗り継ぎが含まれる航空券は対象外 ・特典航空券の税金・空港使用料・サーチャージ等の付帯費用は× |
国内旅行 | ANA SKY WEB TOURの商品 | ・国内ホテル(@ホテル)、国内レンタカー(@レンタカー)、ANA一休パックは対象外 |
海外旅行 | ・ホテル&オプションは対象外 ・本人が同行しない場合はメールか電話での連絡が必要 |
SFC修行に有意義
マイルの特典航空券とは異なり、マイル・プレミアムポイントが貯まるのでSFC修行に役立ちます。修行においては、貯めたマイルをANA SKYコインに交換して使うと経済的です。
ANA SKY コインで航空券を購入するには、ANAウェブサイトで航空券の予約手続きを行った後、支払い方法の選択画面でANA SKY コインを選択すればOKです。
燃油サーチャージの支払いにも利用できます。ただし、特典航空券との併用はできません。
航空券以外ではパッケージツアーもおすすめ
航空券+宿のパッケージツアー「旅作」もオトクな使い道です。場合によっては特典航空券よりも、ANA SKYコイン払いでの旅作の方が安くなることがあります。
まとめると、以下のようなケースで特に有効です。
- 特典航空券で空席がない場合(GW・年末年始などの繁忙期)
- マイル獲得も考慮した上で、むしろ特典航空券よりもお得な時
- ANAマイルの有効期間(3年)が間際で特典航空券を取る時間がない場合
- ANAアップグレードポイントの有効期限が切れそうなケース
- SFC修行やANAダイヤモンド修行を行う場合
ANA SKYコインは空席がある限り予約が可能なので航空券や旅行商品の予約が取りやすいのが絶大な利点です(具体的な購入手順)。
ホテルのみも利用可能
航空券なし現地参加プラン(日本を旅しよう、ゴルフパックなど)は、ANA SKYコインでの支払いが可能です。
ゴルフパックは、宿泊との「セットプラン」または「日帰りプラン」が対象となります。
ANA SKY コインの有効期限は1年
ANA SKY コインの有効期間は交換月より、12カ月目の末日になります。例えば、3月1日に発行した場合は、翌年3月31日まで有効となります。
ANA SKY コインの有効期限内に航空券を購入した場合、航空券はそれぞれの有効期限内で利用できます。
一例として、2024年8月31日期限のANA SKY コインを、2025年1月3日の航空券の料金に利用した場合、2026年1月3日に問題なくフライトできます。
なお、特別対応で2023年3月末までに期限が切れるANA SKY コインは、参加登録すれば2024年3月末まで有効期間が延長!
各種キャンペーンの利用による「特典(プレゼント)ANA SKY コイン」は、有効期限が異なる場合があります。
宿命のライバルである日本航空のe JALポイントは、年1回の獲得で有効期限が実質無期限になるのと比較すると、1年以内に使い切らないと失効してしまう点がデメリットです。
ANAカードからの交換だと最大1マイル1.6コイン!
ANAマイルを1マイル単位でANA SKY コインに交換することもできます。
一般のANAマイレージクラブ会員は最大1マイル1.2円相当となりますが、ANAカード会員は交換レートが優遇されています。
- 1~9,999マイル→1~9,999コイン(1倍)
- 1万マイル→12,000コイン(1.2倍)
- 2万マイル→26,000コイン(1.3倍)
- 3万マイル→42,000コイン(1.4倍)
- 4万マイル→60,000コイン(1.5倍)
- 5万マイル→80,000コイン(1.6倍)
ANA一般カードは最大1.2倍、ANAワイドカードは最大1.5倍ですが、ANAワイドゴールドカード、ANA プラチナ・プレミアムカードの場合は、最大1.6倍で交換できます。
ANAの上級会員資格(ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド)のメンバーは、更に優遇されて最大1.7倍のレートでマイルをANA SKYコインに交換することが可能です。
交換マイル数 | ANA上級会員 (ブロンズ以上) | SFC・プレミアム ・ゴールドカード | ワイド・一般 | AMC |
---|---|---|---|---|
1~9,999マイル | 1~9,999(1倍) | |||
10,000マイル | 13,000(1.3倍) | 12,000(1.2倍) | ||
20,000マイル | 28,000(1.4倍) | 26,000(1.3倍) | 24,000(1.2倍) | |
30,000マイル | 45,000(1.5倍) | 42,000(1.4倍) | 36,000(1.2倍) | |
40,000マイル | 64,000(1.6倍) | 60,000(1.5倍) | 48,000(1.2倍) | |
50,000マイル~ | 85,000(1.7倍)~ | 80,000(1.6倍)~ | 75,000(1.5倍)~ | 60,000(1.2倍)~ |
200,000マイル | 340,000(1.7倍) | 320,000(1.6倍) | 300,000(1.5倍) | 240,000(1.2倍) |
10,000マイル以上の交換は、10,000マイル単位での交換になります。また、一度に交換できる最大単位は200,000マイルです。
210,000マイル以上交換する場合、1回あたりの交換が50,000マイル以上になるように、複数回に分けて交換しましょう。
複数の条件を満たしている場合、最も高い交換率が適用。例えばANA「ブロンズサービス」メンバーでANAワイドゴールドカードを持っている場合、10,000マイル → 13,000コインとなります。
この場合は、ブロンズの特典の1.3倍とANAワイドゴールドカードの特典の1.2倍と比較して、高い方の1.3倍が適用されます。
ライバルの日本航空のe JALポイントは、JALのダイヤモンド会員でも、JGCでも、JALカード プラチナ保有者でも1.5倍がMAXです。
幻の会員プログラムであるJALメタル会員も1.5倍止まりであると言われています。
e JALポイントと比較すると最大で1.7倍になる点は、ANA SKY コインの大きなメリットです。
また、1マイル単位で交換できるので、有効期限が切れそうなマイルがあったら、ANA SKY コインに交換すれば無駄なく利用できるのも素晴らしい点です。
ANA SKY コインとマイルの比較
他のクレジットカードのポイントや共通ポイントには、ANAマイル、ANA SKY コインの両方に交換できるポイントがあります。
そのような場合、どちらにするか迷う方もいらっしゃるでしょう。そこで両者の違いのエッセンスを表にまとめます。
区分 | ANAマイル | ANA SKY コイン |
---|---|---|
使い方 | ANAマイレージクラブの特典として特典航空券、ANAショッピングA-styleでのお買い物、ホテルでの宿泊など | 航空券と旅行商品の支払いに10円単位〜 空席がある限り予約が可能なため、マイルからの特典航空券では取りづらい人気路線や大型連休時の利用がおすすめ |
貯め方 | 飛行機の搭乗やホテルの宿泊、ネットショッピング(約300店舗)など | マイルを「1マイル」から無駄なく交換可能。他社の電子マネー・クレジットカード・各種ポイントからも交換可能 |
有効期限 | 積算月から数えて36ヵ月後の月末 | 積算月から数えて、12ヵ月後の月末まで 各種キャンペーンの利用による「特典ANA SKY コイン」は、有効期限が異なる場合あり |
基本的にはANAマイルは特典航空券に交換して利用するのがベストです。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~6円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
ただし取りづらいのがデメリットです。人気路線やビジネスクラスは、なかなか希望日に取れないことが多いです。
比較的1人だと1年先なら取りやすいです。熾烈な競争で瞬間蒸発が続くANAのハワイ路線のビジネスクラス、ファーストクラスでも特典航空券を取れましたヽ(´ー`)ノ
しかし、人数が増える程に難易度が上昇します。特に4名といった人数の特典航空券を取ろうとすると、SFC会員でも至難の業となります。
マイルの特典航空券は「片翼の天使」と形容できるような側面があります。
他方、ANA SKYコインは自由自在に航空券購入に充当できるのが大きなメリットです。ANA SKYコインはお得度は低下するものの「両翼の天使」です。
また、マイルを国内線搭乗に使う場合、路線・時期によってはあまりお得ではないことがあります。
ボーナスマイルなどを考慮すると特典航空券よりもANA SKYコインの方がお得になる場合があります。
ANA SKYコインはANAスーパーフライヤーズ入会のためのSFC修行に活用できるというメリットもあります。
家族も利用可能
ANA SKY コインの利用(支払い)は、ANA SKY コインを保有するANAマイレージクラブ会員本人のみが原則です。
友人が使うことはできません。ただし、家族は事前に手続きを行うことで使えるようになります。
ANA SKY コインで代金の全額または一部を支払う航空券・旅行商品は、会員本人と、会員本人が事前に特典利用者登録をした方が利用できます。
会員本人以外(会員の配偶者および2親等以内の親族)の利用の場合は、事前に登録手続きが済んでいないと、支払い時にANA SKY コインを選択することはできません。
特典利用者登録は会員ログイン後、ANAウェブサイト「会員専用機能」で手続きできます。旅行商品は利用資格者の方が旅行代表者となる場合に利用が可能です。
登録情報に変更がある場合は、ANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話したら手続きできます。
- ナビダイヤル:0570-029-767
- 通話し放題対象:03-6741-6683
利用の際には続柄を証明できる書類の提出が必要になる場合があります。おそらく名字が異なる場合などでしょう。
なお、2名以上のANA SKY コインを合算することはできません。夫婦がそれぞれ保有しているコインを合わせて利用することはミッション・インポッシブルです。
領収書
ANA SKY コインによる支払い分の金額については、領収書の発行はできません。現金との併用の場合は現金の利用金額分のみの領収書発行となります。
この点はマイルを特典航空券に利用した際に領収書が出ないのと同じ扱いとなります。
ANA SKYコインを利用した金額分を経費に算入することはできません。
個人事業主・中小企業経営者などの場合、現金払いの場合は経費に算入できて税金が減ります。実質的なディスカウントと同じ効果があります。
したがって、その分も考慮してANA SKY コインを使うか否かを検討するのがベターです。
キャンセル
ANA SKY コインで購入した国内線航空券・国際線航空券・国内旅行商品・海外旅行商品を自己都合で払い戻す場合、手続き時点で有効期限を過ぎているANA SKYコインは払い戻しできません。
悪天候などが理由の払い戻しの場合は、国内線航空券、国際線航空券で取扱いが異なります。
機材理由などが理由のキャンセルについても国内線航空券、国際線航空券で別々です。
国内線航空券・国際線航空券・国内旅行商品はキャンセル後、ANA SKY コインが即時に戻ってきます。海外旅行商品は払い戻しまで10日前後を要します。
国内線航空券・国内旅行商品・海外旅行商品の払戻手数料・取消手数料は、購入時に利用したANA SKY コインから優先して充当されます。
国際線航空券は払い戻し手続きの際、クレジットカードでの支払い分が優先して返金されます。
更に返金額がある場合には、ANA SKY コイン口座へ払い戻される流れとなります。
ANA SKY コインの貯め方
ANA SKYコインには複数の貯め方が存在しています。
ANAマイルからANA SKY コインへの交換
ANA SKYコインへの交換レートは、一度に多くのマイルを交換すればする程UPして、5万マイル以上で最高の交換レートに昇華します。
交換マイル数 | ANA上級会員 (ブロンズ以上) | SFC・プレミアム ・ゴールドカード | ワイド・一般 | AMC |
---|---|---|---|---|
1~9,999マイル | 1~9,999(1倍) | |||
10,000マイル | 13,000(1.3倍) | 12,000(1.2倍) | ||
20,000マイル | 28,000(1.4倍) | 26,000(1.3倍) | 24,000(1.2倍) | |
30,000マイル | 45,000(1.5倍) | 42,000(1.4倍) | 36,000(1.2倍) | |
40,000マイル | 64,000(1.6倍) | 60,000(1.5倍) | 48,000(1.2倍) | |
50,000マイル~ | 85,000(1.7倍)~ | 80,000(1.6倍)~ | 75,000(1.5倍)~ | 60,000(1.2倍)~ |
200,000マイル | 340,000(1.7倍) | 320,000(1.6倍) | 300,000(1.5倍) | 240,000(1.2倍) |
ANA一般カードは最大1.2倍、ANAワイドカードは最大1.5倍ですが、ANAワイドゴールドカード、ANA プラチナ・プレミアムカードの場合は、最大1.6倍で交換できます。
したがって、スカイコインへの交換頻度が多い方は、上位カードの利用も選択肢となります。
各種ポイントからの交換
多様な電子マネー、クレジットカード等で貯まるポイントを、ANA SKY コインに交換できます。
なお、ANAと提携している企業のポイントが交換できるので、ANAマイルにも交換できる場合が大多数です。
区分 | ポイント名 | ポイント数 | コイン数 | マイル数 |
---|---|---|---|---|
電子マネー | nanacoポイント | 500 | 500 | 250 |
クレジットカード | Oki Dokiポイント | 500 | 1,500 | 1,500 |
エポスポイント | 1,000 | 1,000 | 500 | |
永久不滅ポイント | 200 | 900 | 600 | |
ダイナースクラブ リワードポイント (ANAダイナースカード会員) | 1,000 | 1,200 | 1,000 | |
ダイナースクラブ リワードポイント (その他ダイナースクラブカード会員) | 1,000 | 400 | 1,000 | |
アメックスのポイント (メンバーシップリワードプラス加入) | 1,000 | 1,000 | 1,000 | |
ジャックス ラブリィポイント | 3,000 | 3,000 | 1,800 | |
ライフカード サンクスポイント | 200 | 900 | 600 | |
アプラスとっておきプレゼント | 200 | 1,000 | 500 | |
その他 | フォートラベルポイント | 500 | 50 | 25 (1000→50) |
Gポイント | 1 | 1 | 0.33 (30→50) | |
PeX | 1,000 | 100 | 28.6 (3500→100) | |
ネットマイル | 200 | 100 | 37 (540→100) | |
ベネポ | 500 | 500 | - |
マイルの価値には諸説がありますけれども、1マイル2円という見解が通説となっています。
1マイル2円と考えると、マイルに交換した場合とANA SKYコインに交換した場合の損得は下表のとおりとなります。
区分 | ポイント名 | コイン交換時 | マイル交換時 | コイン - マイル | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
電子マネー | nanacoポイント | 500 | 500 | 0 | 引き分け |
クレジットカード | Oki Dokiポイント | 1,500 | 3,000 | -1,500 | マイル |
エポスポイント | 1,000 | 1,000 | 0 | 引き分け | |
永久不滅ポイント | 900 | 1,200 | -300 | マイル | |
ダイナースクラブ リワードポイント (ANAダイナースカード会員) | 1,200 | 2,000 | -800 | マイル | |
ダイナースクラブ リワードポイント (その他ダイナースクラブカード会員) | 400 | 2,000 | -1,600 | マイル | |
アメックスのポイント (メンバーシップリワードプラス加入) | 1,000 | 2,000 | -1,000 | マイル | |
ジャックス ラブリィポイント | 3,000 | 3,600 | -600 | マイル | |
ライフカード サンクスポイント | 900 | 1,200 | -300 | マイル | |
アプラスとっておきプレゼント | 1,000 | 1,000 | 0 | 引き分け | |
その他 | フォートラベルポイント | 50 | 50 | 0 | 引き分け |
Gポイント | 1 | 0.667 | 0 | 引き分け | |
PeX | 100 | 57 | 43 | コイン | |
ネットマイル | 100 | 74 | 26 | コイン |
最も有効性が高いのはアメックスのポイントです。メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると1ポイント=1 ANA SKYコインに交換できます。
ANAカード以外のアメックスのポイントをマイルに移行する場合、年間上限額は4万マイル迄となります。
利用額が大きい場合は年4万ポイントを超える分は、ANA SKYコインに交換するというストラテジーが有効です。
一度に99万ポイントを一気に交換できるので、アメックスの法人カードで多額の決済をしているようなビジネスオーナーの方には便利です。
ANA提携ショップ
ANAが提携しているショップを経由して口座開設・初回申し込み・契約などを行うと、ANA SKY コインを得られます。
FX、インターネット固定回線、WOWOW、美容・健康、カーシェアリング、ファッション、ウェディング等のジャンルのお店が揃っています。
遅延時のアンケート回答
イレギュラーで意識的に貯められるわけではありませんが、ANA便が遅延した場合、アンケートに回答すると、通常のお詫びの他にANA SKY コインがプレゼントされることがあります。
なお、SFCやANAステータス会員だと、他の便への振替を優先的に行えるので、大きな利点があります。
ANAダイヤモンドの選択式特典
ダイヤモンドになると年1回選択式特典・ネームタグを得られます。
特典の一つにANA SKY コイン最大80,000円分があり、おすすめの選択肢です。私もダイヤモンド達成時はコインをもらいました。
ANA SKY コインまとめ
ANA SKY コインというハウス電子マネーのような制度があります。ANAの航空券、パッケージツアーの購入に利用できます。
1コイン=1円として1円単位で使えるので、ANAグループのフライト利用では現金同様の利便性があります。
ANAカード一般カード、ANAワイドカードを持っているとマイルを1.5倍のANA SKYコインに交換できます。
ANAワイドゴールドカード、ANA プラチナ・プレミアムカードのユーザーは、最大1.6倍で交換できます。
ANAの上級会員資格(ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド)の保有者は、最大で1マイル1.7円で利用可能です。
主なメリット
- ANAカードやANAステータス会員は1マイル1.6~1.7コインで交換可能
- 特典航空券が使えない時の交換先として有用
- マイル・プレミアムポイントが満額付与
主なデメリット
- 1年間という短めの有効期限
- 領収書が出ない
- キャンセル時にややこしい手間が発生
ANA SKYコインは特典航空券に使えないマイルがある場合に便利で、上手く活用すると旅行・出張に役立ちます。
ANAに搭乗する機会がある方は、ANAマイルが最強に貯まるクレジットカードの一角であるANAカードの活用がおすすめです。
ショッピングマイル、フライトボーナス、継続ボーナスなどで、陸でも空でもドンドンとANAマイルを貯められて、本気一本槍で新たな地平へフライトできます。
世代を超えて愛される傑出した航空系カード、マイルが貯まるクレジットカードであり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
ANAカードの種類は数多く、ANA一般カード、ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANAプラチナ プレミアムカードまで幅広いラインナップとなっています。
国際ブランドごとのANAカードの一覧は下表の通りです。
カード名 | 運営会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
ANA JCB 一般カード等 ANA JCBカード ZERO | JCB | JCB | |
ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカゴールドカード | JCB、To Me CARD | PASMO メトロポイント | |
ANA VISAカード | 三井住友カード | Visa | |
ANA Mastercard | Mastercard | ||
ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード ビューカード | Visa | Suica |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード 東急カード | Mastercard | PASMO TOKYU POINT |
ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード nimoca | Visa | nimoca |
ANAアメックス | アメックス | Amex | |
ANAダイナース | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
主な特徴
- 利用可能店舗が多い→ANA VISAカード、ANA Mastercard
- 手間はかかるがリボ活用で高還元→ソラチカカード、ソラチカゴールドカード
- 一般/ワイドカードのマイル1%手数料が安価・ゴールド以上は保険が充実→ANA JCBカード
- 入会キャンペーンが豪華→ANAダイナースカード
- トラベル関連のベネフィットが充実→ANA アメックス
ワイドカード以上はSFCとしても活用できます。ANAアメックスは家族カードの範囲が広いので、同居していない既婚の子供などにも発行することが可能です。
これは他社ANAカードにはない利点であり、SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。家族がSFC修行なしでANA上級会員の資格を得られます。
ANAカードは入会キャンペーンがお得なのも利点です。
各ANAカードは以下で比較しています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。