日本で発行されているデビットカードは、VisaもしくはJCBブランドが大多数です。しかし、数少ないながらMastercadブランドのデビットカードも存在しています。
全券種がタッチ決済対応で、ポイント還元率が高いカードが多く、ダークホースとしておすすめのデビットカードです。
マスターカードのデビットカードについて、2024年12月の最新の状況をわかりやすく解説します。
目次
Mastercardデビットカードの概要
日本のデビットカードのシェアはVisa、JCBが圧倒的となっています。
デビットカードは銀行が国際ブランド・インフラ運営カード会社と提携して発行しており、JCB、三井住友カードが代表格のVisaが日本では強い状況が長く続いてきました。
しかし、近年ではMastercardのデビットカードも着実に増加しています。
銀行側が負担するコスト面ではマスターカードがVisa・JCBより優位という情報もあり、今後はマスターカードの攻勢によってMastercardデビットカードが増加していく可能性があります。
銀行名 | デビットカード名 |
---|---|
楽天銀行 | 楽天デビットカード(Mastercard) |
住信SBIネット銀行 | デビットカード(Mastercard) |
プラチナデビットカード(ミライノデビット PLATINUM) | |
GMOあおぞらネット銀行 | Mastercardプラチナデビットカード |
Mastercardビジネスデビット | |
トマト銀行 | トマトMastercard デビット |
カードランクは一般カードとプラチナカードがあり、ゴールドカードはありません。
利用可能店舗が多い
MastercardはVISAと同じくアメリカが発祥の国際ブランドで、加盟店数はVISAと同程度と言われています(正式な数はどちらも未公表)。
JCBデビットカードは日本国内では幅広い店舗で使えますが、海外では弱い地域があります。
日本国内でもアビアンカ航空・アラスカ航空などの航空券・特典航空券の諸税を決済する場合、JCBは使えません。
チェース・マンハッタン銀行を中心とした「Interbank Card Association」が源流。2002年にユーロ・カードと合併した経緯から、Mastercardはヨーロッパで強い国際ブランドです。
Mastercardのデビットカードは世界210ヶ国以上で発行されており、日本でもキャッシュレス決済が着実に増加していることから、マスターカードが力を入れていることが推察されます。
Mastercardタッチ決済搭載
マスターカードのデビットカードは、全券種でMastercardタッチ決済が標準搭載となっています。
店舗のレジに設置された専用リーダーにかざすだけで支払いが完了でき、セキュリティ・衛生面で優れています。
Mastercardタッチ決済は、日本国内でもローソン、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マクドナルド、すき家、ココス、TSUTAYA、コカ・コーラのマルチマネー対応自動販売機など、着実に使える店が拡大しています。
店頭ではスタッフに対して「クレジット」「クレジットカード」「マスターカードで」と述べて対応カードを端末にかざせばOKです。
台湾の地下鉄、シンガポールの地下鉄(MRT)、バスにもMastercardタッチ決済で乗車できます。
日本で発行されているMastercardデビットカードの種類一覧
日本のマスターカードは、クレジットカードもエッジが効いているカードが多いですが、デビットカードもキラリと光る魅力があるカードが揃っています。
楽天デビットカード(Mastercard)
人気ネット銀行の楽天銀行が発行しているデビットカードです。年会費無料で使いやすく、ポイント還元率が1%とクレジットカード級なのが魅力的なMastercardデビットカードです。
楽天銀行デビットカードは、ポイント還元率が高いMastercardデビットカードを希望の方におすすめです。
住信SBIネット銀行のデビットカード
楽天銀行は使いたくないという方、デビットカード利用の還元はキャッシュバックがよい方、住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクUP希望の方は、旧ミライノデビットがおすすめです。
現在はデビットカード(Mastercard)というシンプルな名前です。
国際ブランド | Mastercard |
発行手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.8%(1,000円あたり8ポイント) |
還元 | スマプロポイント(500ポイントごとにキャッシュバック) |
マイル還元率 | 0.32%(500 ポイント→200 JALマイル) |
保険・補償 | 盗難補償 |
特典・特徴 | ・円と米ドルの通貨による決済が可能 ・モバイルSuica、Apple PayのSuicaへのチャージがポイント対象 ・スマートプログラムのランクアップに役立つ (1万円以上で1カウント・3万円以上で2カウント) ・Mastercardタッチ決済を利用可能 |
やはりポイントがキャッシュバックに使えるというのは大きく、かつ住信SBIネット銀行も長所が多くて日々のメインバンクとして活用できるクオリティです。
プラチナデビットカード(Mastercard)
ミライノデビットには、一般カードの他にプラチナカードの「プラチナデビットカード(Mastercard)」があります。
従来はミライノ デビット PLATINUM(Mastercard)という名前でした。
年会費10,000円(税抜)で、以下の特典が付帯しています。
- 住信SBIネット銀行のスマートプログラムで、スマプロランクが2ランクUP
- ポイント還元率1.0%(JALマイル付与率0.4%)
- 空港ラウンジサービス「プライオリティパス」が年3回無料(レストラン・リフレッシュ施設も対象)
- コース料理1名分無料サービス「Mastercard ダイニング by 招待日和」
- 国際線の手荷物無料宅配サービス(往復各2個)
- Global Data Roaming by FLEXIROAM(約150の国で1年間に1回、3GB・15日間インターネット接続無料)
- モバイル端末の保険、国内外の旅行傷害保険、ショッピング保険
プラチナデビットカードの詳細
Mastercardプラチナデビットカード
GMOあおぞらネット銀行は、還元率最大1.2%のプラチナデビットカードを発行しています。
Mastercardブランドで、なんと1日の利用限度額が1,000万円です。
トマトMastercardデビット
岡山の地銀であるトマト銀行のMastercardデビットカードです。
- 国際ブランド:Mastercard
- 発行手数料:無料
- 年会費:初年度無料、2年目以降は1,000円+税(※一定条件で無料)
- 還元率:0.2%
- 還元:キャッシュバック
- 保険・補償:盗難補償
※年齢が15歳以上23歳以下、もしくは年間のショッピングご利用合計金額が10万円(税込)以上
還元率は0.2%にとどまっており、24歳以上の場合は年10万円以上使わないと年会費が発生します。
楽天銀行や住信SBIネット銀行と比較すると見劣っているので、わざわざ作成する妙味はありません。
しかし、メインバンクとしてトマト銀行を使っている場合は選択肢となります(トマトMastercardデビットの詳細)。
Mastercardデビットカードのメリット
マスターカードのデビットカードには、クレジットカードにはない利点が存在しています。
主なメリット
- 審査がない(所定の確認のみ)
- お金を使い過ぎない
- 家計管理が楽でスマートに
- お得なポイント等の還元
- ATMに行く機会が減少
- 海外のATMで現地通貨を下ろせる
- ショッピング保険が付帯しているカードも
審査がない(所定の確認のみ)
デビットカードにはクレジットカードのような審査はなく、所定の確認のみとなっています。プラチナデビットカードも同様。
暴力団などの反社会的勢力に属しているようなケース(法令上、金融機関が取引できない場合)を除いて、原則として誰でも発行できます。
デビットカードを作成できる年齢は、15歳以上(中学生を除く)という金融機関が多いです。
お金を使い過ぎない
デビットカードを使ってお店で買い物すると、利用金額が銀行口座からすぐに引き落とされます。
預金残高を超えた支払いができませんので、クレジットカードだと使い過ぎるという方ですと使い過ぎを防止できるのが利点です。
また、使い過ぎることはなくても、クレジットカードを使った金額は一時的に負債となり、もし支払日に引き落とせないことになると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
このような仕組みが嫌でクレカを持たないという方も多いでしょう。しかし、Mastercardデビットカードにはこのようなデメリットは無く、現金同様に使えます。
クレジットカードの利便性・お得な還元と、現金同様の仕組みが両立しています。利用明細は会員サイトで確認できます。
カードショッピングするとスマートフォンなどに即座にメールが送られてくるように設定できるデビットカードもあり、すぐにチェックできて安心・安全です。
使い過ぎているかどうかは一目瞭然なので、使い過ぎを防止できます。
家計管理が楽でスマートに
デビットカードには利用明細にあらゆる支出が記録として残るので、何に使ったのか一目瞭然です。
マネーフォワード等の家計簿管理アプリに登録すれば、自動的に利用金額や費目も集計されるので、家計管理が格段に楽になります。
レシートを集めて電卓を叩き、自力で記録するという手間から開放されます。
お得なポイント等の還元
Mastercardデビットカードは、利用金額に応じて、ポイント・キャッシュバックの還元を享受できます。
楽天銀行デビットカードのポイントはANAマイル、ミライノデビットのポイントはJALマイルに交換できるので、マイラーにとっても役立ちます。
ATMに行く機会が減少
最近はほとんどのお店でMastercardを使えます。デビットカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減っていきます。
ATM手数料が発生しなくなることによって、その分、他のことにお金を使えるようになります。一ヶ月当たり300円ATM手数料を減らせたら、年間3,600円です!
おシャレなカフェのランチに3回いけますし、吉野家の牛丼なら9回食べられます。コンビニ珈琲なら36杯です。
ATM手数料を支払っている方は、Mastercardデビットカードを活用して、ATMを使う機械そのものを減らすと、家計改善に役立ちます。
海外のATMで現地通貨を下ろせる
Mastercardデビットカードは、海外旅行の際に現地通貨を引き出せます。
対象ATM
クレジットカードのキャッシングは金利が発生して、現金だと紛失・盗難リスクがあります。
ただし、デビットカードはクレジットカードと異なり、海外ATM事務手数料が発生します。
ネットで繰り上げ返済する手間を許容できる場合は、クレジットカードの方が低コストです。
おすすめは借り入れたら即座に繰り上げ返済でき、金利負担を極小化できるアコムACマスターカードで、私も海外旅行の際にフル活用しています。
ショッピング保険を利用可能
ショッピング保険が付帯しているMastercardデビットカードがあります。
高額の品物を購入する機会が多い場合、万が一のトラブルの際に保険金が出て助かります。
Mastercardデビットカードのデメリット
デビットカードには利点が多い反面、欠点も存在しています。
主なデメリット
- 銀行口座にお金がなければ決済不可能
- 分割払いが不可能
- ごく一部に使えない店舗あり
- 還元率はクレジットカードより低い傾向
- ETCカードが発行不可能
支払い方法に制約
デビットカードは銀行口座の残高から即時に引き落とされるので、お金が入っていなければ利用できません。また、ボーナス1回払い・2回払い等の分割払い、リボ払いは不可能です。
ごく一部に使えない店舗あり
Mastercard加盟店でも、一部の店舗では利用できないケースがあります。対象外店舗はデビットカードによって変わってきます。
代表例
水道・ガス・電気などの反復継続的な料金、高速道路のサービスエリア、飛行機の機内販売、ガソリンスタンド、インターネットプロバイダー
還元率はクレジットカードより低い傾向
ポイント還元率やキャッシュバックの額はクレジットカードに比べ低くなります。
一例として楽天銀行デビットカードは、クレジットカードの楽天カードが使えるSPUが対象外です。
一般・ゴールドは楽天市場での還元率が3倍~17.5倍、プレミアムカード以上は3倍~17.5倍と高還元になるので、楽天市場をよく使う方は楽天カードの方がお得です。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
年会費 | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
無料 | 無料 | 最短3営業日 |
還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.5% (ANA・JAL) | 楽天ポイント |
- SPUにて楽天市場でポイント3倍~16.5倍
- 年会費が無条件で無料
- 投信積立が0.5%~1%還元
- 海外で便利な旅行保険・付帯サービス
- 傷害・疾病治療費用保険が最高200万円
一般カード、女性向けカード、格安ゴールドカード、ゴールドカード、プラチナカード、ビジネスカードと幅広いラインナップが揃っています。
カード名 | 年会費(税抜) | おすすめの方 |
---|---|---|
楽天カード | 無料 | 年会費無料でクレジットカードを使いたい方、女性向けオプション・AMC機能は不要な方におすすめ |
楽天PINKカード | 無料 | 女性向けオプションを付帯したい方におすすめ |
楽天ANAマイレージクラブカード | 年1回利用で無料 | カードショッピングでANAマイルを貯めたい方、AMC機能一体型クレジットカードがほしい方におすすめ |
楽天ゴールドカード | 2,000円 | 楽天市場でポイントアップの特典、国内主要空港のラウンジを使いたい方におすすめ |
楽天プレミアムカード | 10,000円 | 選べる3つのコース、プライオリティ・パスに魅力を感じる方におすすめ |
楽天ブラックカード | 30,000円 | プライオリティ・パスが同伴者2名まで無料、楽天関連サービスのポイントアップ、プラチナ特典がほしい方におすすめ |
楽天銀行カード | 無料 | 楽天銀行のキャッシュカードとの一体型がいい方におすすめ |
楽天カード アカデミー | 無料 | 学生で利用限度額が低くてもいい方におすすめ |
楽天ビジネスカード | 2,000円 | 1%の楽天ポイントが貯まる法人・個人事業主向けカードがほしい方におすすめ |
また、ミライノデビットの還元率は0.8%ですが、クレジットカードのミライノカードは還元率1%です。
年間50万円使った場合、1,000円の差が出ます。30年なら30,000円の違いが出るので、塵も積もれば山となります。抵抗がない場合はクレジットカードの方がおすすめです。
ETCカードが発行不可能
MastercardデビットカードはETCカードを作成できません。年会費無料カードの中には、ETCカードも無料のタイプがあるので、クレジットカードの活用がおすすめです。
他のデビットカードとの比較
Mastercardデビットカードの他に、Visaデビットカード、JCBデビットカード、J-Debitがあります。違いを検証すると、自分にあったブランドのデビットカードを見つけやすくなります。
Visaデビットカードと比較
VISAブランドのデビットカードの特徴
- 利用可能店舗数が国際ブランドの中で最大級
- 還元はキャッシュバック、ポイント、マイルのいずれか
- メガバンク・地銀のVisaデビットカードの還元率は0.2~0.25%程度
- 年会費は無料もしくは一定条件で0円となるカードが多い
- キャッシュバック方式は還元率が低め
VISAは世界一のシェアを誇る国際ブランドで、加盟店数も最大級です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
Mastercard・Visaの両方OKという店舗が大多数ですが、海外では一部Visaのみという店舗があります。
ミライノデビットを発行している住信SBIネット銀行は、VISAデビットカードも発行しています。ただし、スペックはミライノデビットの方が良好です。
JCBデビットカードとの比較
JCBブランドのデビットカードの特徴
- JCBのOki Dokiポイント還元のデビットカードが多い
- ポイント還元率がVISAよりも高い傾向(0.3%~0.5%程度)
- 年会費は無料もしくは一定条件で0円となるカードが多い
- 付帯保険・特典がMastercard・VISAよりも充実
- 外国での利用可能店舗が少ない
JCBは日本で誕生した唯一の国際ブランドで、メガバンク・多数の地銀がJCBデビットカードを発行しています。
楽天銀行デビットカードにはJCBブランドもあり、唯一無二のお買いものパンダデザインが人気を博しています。
Oki Dokiポイント還元のデビットカードが多いですが、中には独自ポイントやキャッシュバックのデビットカードもあります。
J-Debitとの比較
J-Debit(ジェイデビット)とは、日本国内の一部加盟店でのみ利用可能なデビット機能付きキャッシュカードです。
ゆうちょ銀行などの一部キャッシュカードに搭載されています。
使える店舗が国際ブランドと比較して著しく限られており、かつポイントやキャッシュバックの還元がないのが致命的な欠点です。
J-Debitと比較すると、Mastercardデビットカードが圧倒的におすすめです。
Mastercardデビットカードまとめ
マスターカードのデビットカードは、高速道路・機内販売・保険料・公共料金など一部を除き、Mastercard加盟店で利用できるデビットカードです。
日本国内では数が少ないものの、楽天銀行・住信SBIネット銀行・GMOあおぞらネット銀行のMastercardデビットカードはハイスペックで、デビットカード全体の中でも最高峰のクオリティです。
銀行名 | デビットカード名 |
---|---|
楽天銀行 | 楽天デビットカード(Mastercard) |
住信SBIネット銀行 | デビットカード(Mastercard) |
プラチナデビットカード(ミライノデビット PLATINUM) | |
GMOあおぞらネット銀行 | Mastercardプラチナデビットカード |
Mastercardビジネスデビット | |
トマト銀行 | トマトMastercard デビット |
おすすめを一つ厳選するなら、カード利用額が大きい場合は1.2%還元のMastercardプラチナデビットカードです。
万人向けなのは年会費無料で0.8%と高還元、キャッシュバックに使えるデビットカード(Mastercard)です。住信SBIネット銀行が発行しています。
JCB・Visaを含めたデビットカード全体の中で最高水準の還元率であり、ポイントの使い道に現金キャッシュバックがあり、迷わず着実に家計が助かるのがメリットです。
デビットカード(Mastercard)の作成には住信SBIネット銀行の口座が必要です。
住信SBIネット銀行はまずSBI証券に口座開設して、その後にSBI証券の会員サイトから申し込むのがおすすめです。
こうすれば当サイト限定のSBI証券のタイアップ・プログラムを利用でき、3,000円分のAmazonギフト券がもれなくプレゼントされます。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。住信SBIネット銀行との同時口座開設も可能です。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
↓
当サイト限定タイアップ特典で住信SBIネット銀行と同時口座開設
口座開設・キャンペーンの手順については、以下にまとめています。