iD(アイディ)という電子マネーがあります。ドコモと三井住友カードが提携して運営している電子マネーです。
後払い(ポストペイ)のタイプなので、事前にチャージする必要がないのがメリットです。
通常のカードショッピングと同様に、クレジットカードのポイントも得られて、例えばドコモのクレジットカード(dカード・dカードGOLD)だと1%還元。おすすめの電子マネーの一角です。
iDのメリット、デメリット、使い方について、2024年9月の最新の状況をわかりやすく徹底的に解説します。
目次
iDとは
iDとは、加盟店の端末(レジのリーダー)にカードやおサイフケータイをかざすと支払いができる電子マネーです。
iDは事前のチャージが不要な後払い式(ポストペイ型)なのが特徴です。iDと同じ後払い式の電子マネーにはJCBのQUICPayがあります。
三井住友カードのiDと、JCBのQUICPay(クイックペイ)が、ポストペイ型の電子マネーの2強となっています。
他の電子マネーは事前にチャージする必要があり、チャージした残高の範囲でしか使えないタイプが多いです。事前チャージの方式は、プリペイド型の電子マネーといいます。
後払い型のiDには面倒なチャージという手間がかかりません。使った分だけ後で請求される電話料金や公共料金と同じイメージです。iDに登録したクレジットカードの利用分と一緒に請求されます。
iDはいちいち小銭を数えたり、受け取ったりせずにシンプルにお会計ができるのがメリットです。
インターネットの深化によって役に立つコンテンツや面白いコンテンツが無限に膨張している情勢下においては、1秒たりとも無駄な時間を使いたくありませんね。
iDマークがあるお店で支払い時にアイディで支払う旨を店員さんに伝え、ケータイを端末にかざせばOKです。
iDを利用するとキャッシュレスが実現します。日常の決済をiDで使っていくと、お金を下ろす回数も減り、ATMに行く手間の減少にもつながります。
小銭を数える時間やATMで現金を出金する時間というのは、人生において最上級に無駄な時間の一つですから、これを省略できるのは嬉しいですね!
また、iDは時間と手間のかかるサインをしなくても支払えます。これがクレジットカードと比較したメリットです。
コンビニやスーパー等では一定の金額以下の決済の場合、クレジットカードでもサインレスでOKなお店もあります。
しかし、タクシーなどはサインが必要になる場合が多いです。急いでいることが多いタクシーで支払いを爆速で完了できるのは大きなメリットです。
ただし、iDも一定額以上の支払や、一定回数以上の利用では、暗証番号入力が必要なときがあります。これはセキュリティの観点からの措置です。
iDが使えるお店
iDは、コンビニ、ファーストフード、ショッピングセンターなど多様な店舗で利用可能です(使えるお店検索)。
使える店舗では入口やレジにクレジットカードや電子マネーとともにiDのマークがあることが多いです。
面白いのは、クレジットカードを使えることがほとんどない自販機でも、iDが使える場合があります。一部に利用金額に上限を設けている店舗があります。
iDは、各種コンビニ、スーパー(イトーヨーカドー、イオン、マックスバリュなど)、ドラッグストアなど、多くの方が日常的に使うお店で使えるので便利です。
ジャンル | 店名 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ローソン、ローソンストア100、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラ、生活彩家、セイコーマート |
スーパー等 | イトーヨーカドー、イオングループ、サミット、平和堂、ユニー、オークワ、イズミ、近商ストア |
ディスカウントストア | ダイソー、ドン・キホーテ、ジャパン、やまや |
ドラックストア | ツルハドラッグ、スギ薬局、サンドラッグ、マツモトキヨシ、ココカラファイン、セイジョー、薬王堂、ドラッグセガミ、クスリのアオキ、くすりの福太郎、富士薬品(セイムス・スマイル・アメリカンドラッグ等) |
カフェ | ドトール、エクセルシオールカフェ、タリーズコーヒー、プロント、コメダ珈琲店、カフェ・ベローチェ、カフェ・ド・クリエ |
食事 | ガスト・バーミヤン・ジョナサン、デニーズ、マクドナルド、吉野家、モスバーガー、ロッテリア、すき家、CoCo壱番屋、海鮮三崎港、すし三崎丸、とんかつ浜勝、ステーキのどん、かっぱ寿司 |
居酒屋 | 北海道などコロワイドグループ、大庄グループ、和民などワタミグループ、白木屋、月の雫、東方見聞録、花の舞、笑笑、魚民、旨い屋 |
本・CD/DVD | 紀伊國屋書店、丸善、ブックオフ(一部)、タワーレコード、八重洲ブックセンター(一部)、ブックファースト |
家電 | ヨドバシカメラ、ビックカメラ、エディオン、コジマ、ソフマップ、ノジマ、ドコモショップ |
カーライフ | ENEOS(セルフSS)、コスモ石油、オリックスレンタカー |
カラオケ等 | 歌広場、快活CLUB、カラオケの鉄人、自遊空間、BIG ECHO |
ファッション | AOKI、EARTH、洋服の青山、紳士服のフタタ、TAYA、Paris Miki、美容室アッシュ、マックハウス、Levi's |
トラベル | 東京ディズニーランド/シー、ANA FESTA、INTERCONTINENTAL TOKYO BAY、スパリゾートハワイアンズ、東京サマーランド、箱根小涌園ユネッサン、富士急ハイランド、ROUTE INN、としまえん、豊島園 庭の湯 |
この他にも数多くの店舗で利用可能です(※使えるお店の一覧)。
特にメリットがあるのがクレジットカードが利用できない店舗、サインが必要な店舗での利用です。
例えば以前マクドナルドはクレジットカードが使えない時期があり、その時はiDで支払うとクレジットカードと同じポイントを獲得できてお得でした(現在はクレカ決済が導入)。
iDの種類
ドコモの電子マネーiDには4種類のタイプがあります。
- iDが搭載されているカード(クレジットカード一体型・iD専用カード)
- おサイフケータイ(iD対応クレジットカード登録)
- おサイフケータイでd払い(iD)/dカード miniを利用
- Apple Pay
iDを利用するにはiDに対応しているクレジットカードか、おサイフケータイが必要です。
iDの機能が搭載されているクレジットカードの場合、カード本体を端末にかざせば決済が完了します。
Android・ガラケーの場合、メガキャリアでは、ドコモのおサイフケータイのみが対象であり、au・ソフトバンク・ワイモバイルだと利用できません。
iPhoneの場合はApple PayのiDだとドコモ以外でも自由に利用できます。以下はAndroid・ガラケーのiDについて掲載します。
しかし、2016年4月12日以降にバージョン13.00にアップデートすると、おサイフケータイ機能があるSIMフリーのスマホでも利用可能になりました。
おサイフケータイでiDを使う場合は、iD一体型ではなく、おサイフケータイのiD限定対応のクレジットカードも登録することができます。
クレジットカードがなくても、「d払い(iD)/dカード mini」でiDを使うことができます。
d払い(iD)/dカード miniは申し込んで設定したら、すぐに電子マネー「iD」がつかえるサービスです。利用金額は後から毎月のケータイ料金とまとめての請求となります。
ショッピングの利用200円ごとにdポイントが1ポイントが貯まり、還元率は0.5%です。
dポイントはドコモの利用料金だけではなく、ローソン・マクドナルド・高島屋・マツモトキヨシ等の加盟店にて1ポイント1円で使えるので便利です。
d払い(iD)/dカード miniの場合、利用限度額があります。1ヶ月当たり5,000円、1万円、3万円のいずれかです。
ドコモの新規契約から一定期間が経過してなくて利用履歴が少なかったり、利用料金の支払いの延滞があったりした場合などは5,000円となります。
d払い(iD)/dカード miniだと、ドコモの携帯電話の利用料金をクレジットカード決済にしている場合、0.5%のdポイントに加えて、クレジットカードのポイント・マイル・割引を受けられます。
ポイント二重取りが可能。iDはポストペイ方式なのでポイント二重取りができないイメージがありますが、d払い(iD)/dカード miniの場合はポイント二重取りが可能です。
将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
ドコモの携帯電話料金は、お得なクレジットカードで支払いましょう。そうするとかなりお得になります。
高還元のクレジットカードについては、以下にまとめています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
iDが使えるクレジットカード
dカードmini以外のiDを使う場合は、iDに対応しているクレジットカードが必要です。
クレジットカードとiDの機能が一体型となっているクレジットカードと、おサイフケータイのiDで利用可能なクレジットカードがあります。
iDに対応しているクレジットカードは下表のとおりです。
クレジットカード名 | カード | おサイフケータイ |
---|---|---|
ドコモのクレジットカード (dカード、dカード ゴールド) | ◯ | ◯ |
三井住友カード (三井住友Visaカード、ANA Visaカード、ANA Mastercard等) | ◯ | ◯ |
イオンカード(イオンカードの種類) | × | ◯ |
クレディセゾン | × | ◯ |
ユーシーカード | × | ◯ |
オリコカード(オリコカードの種類) | ◯ | ◯ |
ライフカード | × | ◯ |
セディナカード | × | ◯ |
ファミマTカード | × | ◯ |
大和ハウスフィナンシャル | ◯ | × |
ペルソナSTACIAカード(iD) | ◯ | × |
この他、VJAグループの一部カード(三井住友トラストカード・横浜銀行・三井住友銀行など)でも利用可能です。クレジットカード発行会社によって異なります。
iDが使える代表的なクレジットカードは三井住友カードです。ドコモと共同で開発した経緯があります。
三井住友カードは日本のクレジットカードのパイオニア的存在であり、会員数・取扱高も美しい右肩上がりです。
三井住友カード(NL)は年会費が無条件で永年無料。年会費無料カードなのでサブカードとして大活躍します。
Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済のスマホタッチ決済なら、セブン-イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド・モスバーガー、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等の飲食店でポイント最大7%還元となるのがメリットです。
基本0.5%+スマホタッチ決済ボーナス6.5%=合計7%
注意事項
- 商業施設内にある店舗など、一部7%にならない場合あり
- Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外(基本ポイントのみ)
- 一部Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済が利用できない店舗あり
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払う必要あり(その場合はタッチ決済ボーナスは対象外)
- タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
- 7%は通常のポイントを含む。還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、交換先によっては1ポイント1円相当にならない場合あり
一定の留意事項はありますが、ポイント最大7%還元とパワフル!
お得な新規入会キャンペーンも魅力的です。
三井住友カード(NL)はコストパフォーマンスが良好なクレジットカードであり、メインカードは他にある方でもサブとして活用すると着実に家計の手助けとなります。
公式サイト三井住友カード(NL) 公式キャンペーン
クレディセゾンが発行しているクレジットカードの代表例は以下のとおりです。
安心のセキュリティ機能!クレジットカードの補償も
おサイフケータイの「iD」の場合、ロック機能を使うと、解除するまでiDを使えなくすることができ、不正利用を防止できます。
iDを利用する時にロックを解除して使い、使い終わったらまたロックすれば鉄壁のディフェンスとなります。
スマートフォンは「おサイフケータイ ロック、NFC/おサイフケータイ ロック設定」、iモード機種のケータイは「ICカードロック」で、おサイフケータイの機能を制限できます。
機種によっては指紋センサーや顔認証でロック解除ができます。また、一部機種はロック機能が使えません。
また、「おまかせロック」サービスの対応端末なら、万が一の扮し・盗難時でも、フリーダイヤルに電話すれば、遠隔操作で離れたところからおサイフケータイをロックできます。
「iD」はクレジットカードの補償制度の対象なので、紛失・盗難で不正利用された場合も、クレジットカード発行会社の補償が受けられます。内容は発行会社によって異なります。
iDのデメリット
クレジットカードと比較した場合のiDの主なデメリットは、使える店舗が少ないことです。iDは日常的に少額決済しがちなお店を中心に店舗網が構築されています。
多くの方がよく使うお店はカバーされていますが、クレジットカードと比較すると圧倒的に少ないです。特にネット通販は使えるサイトがかなり少なめです。
他の電子マネーと比較した場合のデメリットは、ポイントの二重取りができる金額が限定的であることです。
nanaco・楽天Edy・WAON・Suicaは、いずれも対応クレジットカードからチャージする時と、利用する時の両方でポイントが付与され、ポイント二重取りが可能です。
Suicaはポイント二重取りをできるのはJRE POINT加盟店のみで、事前にWebサイトでの登録が必要です。
iDの場合は、d払い(iD)/dカード miniでiDを使う場合で、かつドコモの携帯電話料金をdカード以外のクレジットカード払いに設定する場合のみ、ポイント二重取りが可能です。
0.5%のdポイント+クレジットカード会社のポイントが得られます。dカードはドコモの携帯電話料金の支払いはポイント付与の対象外ですので注意が必要です。
d払い(iD)/dカード miniの場合、1ヶ月当たり1万円か2,000円の利用限度額があります。他の電子マネーは1ヶ月あたりの利用限度額はもっと高いです。これがiDのデメリットです。
現金と比較した場合のデメリットは、現金はあらゆる店舗で使えますけれども、iDが使える店舗は限定的である点です。
iDのメリットまとめ
クレジットカードと比較した場合のiDの主なメリットは、iDは時間と手間のかかるサインをしなくても支払えることです。一定の金額までは暗証番号の入力も不要です。
おサイフケータイの「iD」の場合、ロック機能によって不正利用を防止できる点もメリットです。
仮に不正利用が補償されるとしても、利用明細に多額の金額が載ってしまうのは嫌ですよね。おサイフケータイのiDならこのような事態を最大限に抑制できます。
また、一部クレジットカードは使えないけどiDは使える店舗があります。このような店舗では、iDで支払うとクレジットカードと同じポイントを獲得できてお得です。
電子マネーと比較した場合のメリットは、後払い型のiDには面倒なチャージという手間がかからない点です。使った分だけ後で請求されるので、最強に便利です。
残高を気にして足りなくなったらチャージという驚異的に面倒な手間から開放されます。
Suicaや楽天Edyにはオートチャージという残高が一定金額以下になったら、自動的にチャージされる仕組みもあります。しかし、オートチャージが発動する場面は限定的です。
SuicaはSuicaやPASMOエリアの改札等、楽天Edyはファミリーマートのレジに限定されます。これ以外で使って残高がなくなるリスクもあります。
現金と比較した場合のメリットは、現金での支払いは1円も得しないのに対して、iDの支払いだとクレジットカードのポイントが付与される点です。
また、iDはいちいち小銭を数えたり、受け取ったりせずにシンプルにお会計ができるのもメリットです。
更に、日本円は海外では使えず為替両替の手間がかかりますが、おサイフケータイのiDは一部店舗でそのまま利用可能です。
iDと同じ後払い型の電子マネーであるQUICPayとの違いについては以下で徹底解説しています。
Apple Payに対応!お買い物が可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
iDもしくはQUICPayの店舗でお買い物できるようになります。iPhoneをかざすことでiDでの決済が可能になるイメージです。
モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。現在はモバイルPASMOも利用可能になりました(モバイルPASMOチャージにおすすめカード)。
7以降のiPhoneにフェリカの読み取り機と信号をやり取りする機能が搭載されて、フェリカ対応の読み取り機があるコンビニ、自販機、改札などで、iPhoneでの決済が可能となりました。
一部クレジットカード
三井住友カード、イオンカード、dカード、ライフカードなど一部クレジットカードをApple Payに登録すると、iD払いが使えます。
Apple PayのiDの利用分は、クレジットカード会社のポイントプログラムの対象です。
したがって、iDでポイントが付与されるクレジットカード会社のクレカをApple Payに設定した場合は、ポイントが得られます。
Apple PayとSuica、国際ブランドの関係については、以下にまとめています。
Apple Payで利用できるクレジットカードについては、以下で徹底的に比較しています。
その中でおすすめ
セキュリティも高く、安心に利用できるような頑健な仕組みとなっています。個人情報は、暗号化された状態で安全にデバイス内のセキュア・エレメントに保管されます。
Apple Payを使っている端末を紛失した場合、「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定すると、簡単にApple Payの利用を一時停止できます。
なお、Apple PayのiD、Suicaは、SIMが入っておらず、Wi-Fiにもアクセスしていない状態(インターネットにつながっていない状態)でも決済可能です。
実際に地下のお店で電波が入っていない状況で端末に近づけたら、無事決済できました!
ただし、スマホ本体は電源が入っている必要があります。
LINE Pay 残高でiD払いが可能
Visa LINE Pay プリペイドカードをApple PayのWalletアプリに登録すると、LINE Pay残高でiD払いが可能です。
まとめ
iDは多種多様な店舗でお得に使える電子マネーです。最後に人気電子マネー・楽天Edyとnanaco、現金との比較についてまとめます。
項目 | iD | 楽天Edy | nanaco | 現金 |
---|---|---|---|---|
お支払い | 後払い | 事前チャージ | 事前チャージ | 現金払い |
形態 | カード・おサイフケータイ | 紙幣・貨幣 | ||
持ち運び | 軽い・小さい | 紙幣は大きく、貨幣は重い | ||
使えるお店 | 加盟店のみ | 全て | ||
ポイント | クレジットカード | 0.5% | 1.0% | なし |
ポイント二重取り | dカード miniのみ可 能(クレカ+0.5%) | 可能(クレカ+0.5%) | 可能(クレカ+1.0%) | なし |
紛失・盗難時の補償 | クレジットカードに準じる | なし | 連絡した時点の残高 | なし |
メリット・デメリットのイメージを○・△・×の三段階で表現すると下表のとおりです。
項目 | iD | 楽天Edy | nanaco | 現金 |
---|---|---|---|---|
お支払い | ◯ | △ | △ | × |
持ち運び | ◯ | ◯ | ◯ | × |
使えるお店の数 | △ | △ | × | ◯ |
ポイント | ◯ | △ | ◯ | × |
ポイント二重取り | △ | ◯ | ◯ | × |
紛失・盗難時の補償 | ◯ | × | △ | × |
iDに登録するクレジットカードは、できる限り還元率が高いカードだとお得です。
代表的な候補
- dカード(還元率1%でdポイント)
- オリコカードザポイント(還元率1%/入会から半年は2%)
- ライフカード(誕生月は還元率1.5%/年間利用金額に応じたボーナスあり)
- 三井住友カード プラチナプリファード(還元率が最大2.5%)※年間ボーナス+マイ・ペイすリボ込み
- 三井住友カード プラチナ(還元率が最大2%)
dポイントはPontaポイントとも1対1で交換できるので汎用性が高いポイントです。
iDのような後払い型ではなく、事前にチャージした範囲のみで使いたい場合は、プリペイド型の電子マネーが候補となります。
代表的なプリペイド型電子マネーは以下のとおりです。詳細はリンク先のページで徹底解説しています。
名前 | 特徴 |
---|---|
nanaco | 税金の支払でクレジットカードのポイントが得られてお得 |
楽天Edy | 日本最大級の加盟店。チャージと利用でポイント二重取り可 |
WAON、JMB WAON | イオンで20日・30日は5%OFF。その他も多様な特典 |
Suica | 全国の電車や駅ナカ等のお買い物で利用可能。JRE POINTも獲得可 |
モバイルSuica | おサイフケータイで使えるSuica。エクスプレス予約も利用可 派生サービスのGoogle PayのSuica、Apple PayのSuicaも |
PASMO | 全国の電車や駅ナカ等のお買い物で利用可能 |
モバイルPASMO | おサイフケータイで使えるPASMO (モバイルPASMOチャージにおすすめのクレジットカード) |
Tマネー | TSUTAYA・ファミリーマート・ウエルシア等で利用可能。還元率0.2% |
JCBやVisa・Mastercardなどのクレジットカード加盟店でも使えるプリペイドカードもあります。
名前 | 特徴 |
---|---|
Revolut | Visaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ |
トヨタウォレット | Mastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1% |
Kyash Card | 還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
au PAY プリペイドカード | auユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。 au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
dカード プリペイド | Visa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能 |
ソフトバンクカード | ソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5% |
JAL Global WALLET | カード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能 |
ANA JCBプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能 ANA JCBカード、楽天カードやヤフーカード等のJCBならチャージ無料 |
ANA VISAプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカード、ANA Mastercardならチャージ無料 |
エポスVisaプリペイドカード | エポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5% |
また、近年では特定のお店でしか使えないプリペイドカードも増加してきました。
代表例
- スターバックスカード
- ドトールバリューカード
- タリーズカード
- コメカ(コメダ珈琲)
- KFCカード(ケンタッキーフライドチキン)
- コストコプリペイドカード
店舗経営者の方などで、決済手段としてiDを導入したい場合、Square、AirPAY等の選択肢があります。
クレジットカード(6大国際ブランドを網羅)・交通系電子マネー・QUICPay・iD・Apple Pay・Google Payを一括で導入できます。