住信SBIネット銀行はVisaデビット付キャッシュカードを発行しています。ICキャッシュカードとVisaデビット機能が1枚になったカードです。
0.6%のポイント還元があるのが大きなメリットです。また、Visaデビットとして日本初のVisaのタッチ決済、円と米ドルの2種類の通貨による決済にも対応しています。
ただし、外貨建て決済は、ANAマイレージクラブ/Sony Bank WALLETが低コストで利便性が高くておすすめです。
なお、0.8%還元のMastercardデビットカードであるミライノデビット、1%還元のミライノデビット プラチナもあります。
このページでは住信SBIネット銀行のVisaブランドのデビットカードのメリット、デメリット、使い方についてまとめます。
目次
Visaデビット付キャッシュカードの概要
住信SBIネット銀行のデビットカードの年会費は無料です。お得なカードなら年会費が発生しても仕方ありませんが、できれば無料が嬉しいですね!
審査不要です。デビットカードの中には審査が発生するカードも有りますが、住信SBIネット銀行のデビットカードは審査がありません。日本国内居住の15歳以上の方なら利用できます。
キャッシュカード機能を搭載しており、全国の提携ATMでこれまでの住信SBIネット銀行のキャッシュカードと同様に入出金などが可能です。
また、Visaデビット機能を搭載しています。世界200以上の国と地域のVisaマークがあるお店で利用できます。
国際ブランドはVISAであり、世界中で加盟店が多いのがメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外では使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。VISAが圧倒的No.1となっています。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
Mastercardのミライノデビットとの比較
デビットカードですので、利用代金は口座から即時に引落されます。口座の残高の範囲内で利用できます。
支払方法は1回払いのみです。継続的に支払う料金(毎月の保険料の支払い)など、ごく一部に使えないサービスや店舗もあります。
- 公共料金(電気、ガス、水道)
- NHK
- 固定電話・携帯電話
- プロバイダー利用料、コンテンツ利用料
- CATV視聴料、有線放送視聴料
- 生命保険、損害保険
- 新聞購読料
2016年1月26日まで発行していたキャッシュカードでは、裏面に重要な設定変更などの際に必要な認証番号が記載されていました。
Visaデビット付キャッシュカードの方は、裏面はサイン欄などですので、認証番号が書かれた「認証番号カード」が別に送られてきます。
住信SBIネット銀行のVisaデビットカードを作成する場合、住信SBIネット銀行の普通預金口座が必要になります。
住信SBIネット銀行に口座開設する場合は、SBI証券との同時開設をおすすめします。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
↓
ポイント還元率は0.6%
住信SBIネット銀行のデビットカードは、2016年1月に開始したスマートプログラムのポイントサービスの対象となっています。
月間のデビット利用金額合計の0.6%分がポイントとして貯まります。還元率0.6%でデビットカードの中では高還元です!
三菱UFJ-VISAデビットは0.2%、三井住友銀行のSMBCデビットは0.25%に過ぎません。住信SBIネット銀行の還元率にはエッジ・優位性があります。
ポイントが加算されたらメールで連絡してもらう設定も可能のでユーザーフレンドリーです。
貯まったポイントは、500ポイント以上100ポイント単位で1ポイント=1円に交換できるので、現金同様の価値があります。ポイントの有効期限はポイント付与月の翌々年度3月末です。
ポイントの交換手続きは簡単です。ログイン後、「口座情報」→「ポイント」と進みます。
「キャッシュバック申請」というタブを選択して、交換するポイント数を入力して「確認」を選択します。
WEB取引パスワードを入力して「確定」を選択すると手続完了です。
メールでも受付完了メールが送られてきます。
住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードは、メガバンクのデビットカードより高還元です。
しかし、還元率1%で楽天ポイントが貯まる楽天銀行のデビットカード(JCB)と比較すると物足りない水準です。
円・米ドルの2通貨決済が可能
住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードでは、1枚のカードで「円」・「米ドル」2種類の通貨による決済が可能です。
米ドルによるショッピングを利用する際、住信SBIネット銀行の外貨預金口座(米ドル)から支払えます。海外事務手数料は2.50%(非課税)です。
外貨預金残高が不足している場合は、自動的に円貨による支払いに切替わり、為替コストが発生します。
Visaの定める為替レートに2.50%(非課税)の海外事務手数料を上乗せしたレートで円貨換算されます。
住信SBIネット銀行の外貨預金は、ドル円の為替コストは4銭(1ドル115円換算で約0.035%)とリーズナブルなので、あらかじめ円預金を外貨預金に交換しておくと低コストです。
ドル以外の通貨で決済した場合は、自動的に円貨決済となります。
Visaデビット海外事務手数料優遇プログラム
米ドルによるショッピング利用の際に米ドル決済を指定すると、海外事務手数料2.5%分が年間30回までスマプロポイントで還元されます。
米ドルによるショッピング回数が年間30回以内までとなり、サイクルは4月1日~3月31日の1年間です。1月~12月ではない点に留意しましょう。
海外事務手数料が翌月中旬にポイント付与されます。加盟店から送られてくる「確定の売上情報」が計上された時点のVisaレートによる円換算金額によってポイントが計算されます。
ポイント照会ページに「デビットカード海外事務手数料分」という内容が表示され、月間の海外事務手数料2.5%分が合算されたポイント数が表示されます。
「デビットカード明細」を選択すると、対象取引を確認できます。
キャンセル・返品などで購入を取消した場合でも、ポイントバック回数は変更されません。また、以下は対象外です。
- 法人
- 海外ATMの利用
- ポイント付与時点で住信SBIネット銀行の代表口座を解約の他、口座凍結、または銀行規定に違反した場合
- 米ドルによるショッピング利用時に円貨決済を指定
- 米ドル決済時に米ドル口座の残高不足により円貨決済となった場合
キャンペーン
住信SBIネット銀行はお得なキャンペーンにエッジ・優位性があります。
口座開設後もお得なキャンペーンが満載です。住信SBIネット銀行のVISAデビットカードは、ポイント還元率がUPするキャンペーンを開催する時期もあります。
例えば、Visaデビットを一度でも利用するともれなく500円相当のポイントプレゼントのキャンペーンが行われました。
Visaのタッチ決済(旧・Visa payWave)
住信SBIネット銀行のデビットカードは、「Visaのタッチ決済」を利用できます。年会費・発行手数料は無料です。
日本で普及しているiDやQUICPayのように、店舗のレジに設置された専用端末に「ピッ」とかざすだけで支払いが完了します。
日本国内だけでなく、海外でも利用できます。日本国内ではあまりVisa payWaveは普及していませんけれども、海外では幅広く普及しているので活躍する機会があります。
「Visaのタッチ決済」は、米国、カナダ、シンガポール、韓国、香港、台湾、オーストラリアなど、日本人がよく旅行する国々も包含した世界の約200カ国・地域で利用可能です。
以下のマークがある交通機関や飲食店などで、サインレスにて電子マネー決済ができて便利です。
クレジットカードを相手に渡す必要がなく、スキミングなどのリスクもありません。不正利用などに対する安心感もあります。
日本国内の主な加盟店
- ローソン、マクドナルド、TSUTAYA、郵便局
- セブン-イレブン、ミニストップ、ポプラ・生活彩家、セイコーマート、アズナス
- イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス、コンフォートマーケット
- イオン、ダイエー、まいばすけっと、マックスバリュ、ウエルシア、カスミ、マルエツ、Peacock Store
- ドン・キホーテ等のパン・パシフィック・インターナショナルHDの店舗
- ドトール、エクセルシオールカフェ、ビックボーイ
- コカ・コーラのマルチマネー対応自動販売機
- ゼンショーグループの一部店舗(※)
- 関西国際空港、東京空港交通 Airport Limousine、京都丹後鉄道、急行バス志賀高原線、京福バス(一部)
- イケアストア全店(IKEA Touchpoint 熊本を除く)
- 阪急阪神第一ホテルグループ、ホテルヴィラフォンテーヌ
- メガネストアー、Phiten、文教堂、ヒマラヤ
- 京王百貨店、表参道ヒルズ、東急プラザ銀座
※ゼンショーグループ対象店舗
すき家、ココス、ビッグボーイ、ジョリーパスタ、ヴィクトリアステーション、華屋与兵衛、エルトリート、牛庵、いちばん、宝島、はま寿司、久兵衛屋、カフェミラノ、モリバコーヒー、たもん庵、瀬戸うどん等
「Visaのタッチ決済」の引落口座は、代表口座の円普通預金または外貨普通預金(米ドル)となります。
スマートプログラムのランク判定対象
住信SBIネット銀行では2016年1月からは「スマートプログラム」が導入されて、商品・サービスの利用状況に応じて、無料の回数が決まります。
前月末の状況に応じて翌月の手数料無料回数が決定し、なんと最大で20回も無料になるのはエッジが効いています。
項目 | ATM入出金手数料 | 他行宛振込手数料 |
---|---|---|
ランク1 | 月2回 | 月1回 |
ランク2 | 月5回 | 月5回 |
ランク3 | 月10回 | 月10回 |
ランク4 | 月20回 | 月20回 |
若年層優遇の制度もあり、30歳未満だと無条件でランク2となります。ランク3以上の判定条件は30歳以上の方と同一です。
どのランクでもミライノカード(JCB)の利用、外貨預金・仕組預金の月末残高によって最大で月200ポイントを得られます。
ミライノカード ゴールドを持つとスマプロランクが2ランクUPします。年100万円の利用で年会費が無料になり、特典も充実していて質実剛健です。年会費無料のゴールドカードは稀有です。
なお、自行宛振込手数料、預入時のATM手数料はどのランクでも無制限に無料です。ボーナスポイントは通常ポイントと同様に1ポイント1円の価値があります。
ATM手数料は、無料回数を超えた後は1回あたり100円(税抜)です。無料回数を使い切った後の振込手数料は、1回あたり143円(税抜)です。
デビットカードの利用で1~2つの条件クリア
「デビットカードの利用金額が1万円以上」という条件が、ランク判定の条件に利用されます。デビットカードの利用金額が3万円以上だと2条件クリアとなります。
月末残高1,000円以上で、デビットカードを1万円以上利用していれば、南アフリカランドの外貨預金(9円)をすればランク2になります。
更にSBIハイブリット預金に1円以上預け入れればランク3になり、ATM出金手数料・他行宛て振込手数料が月7回まで無料なので余裕があります。
確実に月1万利用する方法
サブカードとしてスマートプログラムの条件クリアにデビットカードを使う場合、1万円使ったか否かをいちいち計算するのは面倒です。
Amazonをよく利用する方であれば、Amazonギフト券(チャージタイプ)が便利です。
毎月1万円ずつ買えば、簡単に条件をクリアできます。いちいち毎月買うのは面倒なので、オートチャージを利用しましょう。
Amazonギフト券の「残高・利用履歴の確認」→「お客様のオートチャージ設定」の「オートチャージを設定する」→「定期的にオートチャージ」の順番で進みます。
オートチャージする額を1万円と設定して頻度は「毎月」として、開始日を指定してAmazonに登録した住信SBIネット銀行Visaデビットカードを選択して、「オートチャージ設定を保存」を選択すればOKです。
なお、最上級ランクのランク4を狙う場合は、SBIゴールドカードが便利です。保有するだけでランクが2つもアップします。詳細は以下で徹底解説しています。
具体的なランクの判定方法、その他スマートプログラムの詳細については、以下で徹底解説しています。
カードの紛失・盗難による不正利用時の補償あり!
万が一、紛失や盗難に遭われてカードの不正利用を被った場合でも、届け出た日から30日前に遡り被害が補償されます。
デビットカードの中には、紛失・盗難時の補償が無いカードも有ります。住信SBIネット銀行のデビットカードは補償があるので安心ですね!
ただし、自身の故意または過失に起因する被害等、補償できない場合があります。
利用上限の設定も可能
住信SBIネット銀行のデビットカードは以下2つのうち、より小さい方の金額までを利用できます。
- 代表口座普通預金の残高
- Visaデビットの利用限度額
Visaデビットの利用限度額は自分で変更可能です。利用可能額を0円に設定することも可能です。
セキュリティなどの観点で普段はVisaデビットカードとしてお買い物に使えないようにしたい場合は、会員サイトで変更できます。
ショッピングは最大で1回200万円・1日200万円・1ヶ月1000万円まで設定可能です。
海外ATMの現地通貨引き出しは、最大で1回100万円・1日100万円・1ヶ月300万円です。
項目 | 期間 | 初期設定 | 変更可能な範囲 |
---|---|---|---|
国内ショッピング | 1回 | 50万円 | 0~200万円 |
1日 | 50万円 | 0~200万円 | |
1ヵ月 | 100万円 | 0~1,000万円 | |
海外ショッピング | 1回 | 50万円 | 0~200万円 |
1日 | 50万円 | 0~200万円 | |
1ヵ月 | 100万円 | 0~1,000万円 | |
海外ATM現地通貨引出し | 1回 | 10万円 | 0~10万円 |
1日 | 30万円 | 0~100万円 | |
1ヵ月 | 100万円 | 0~300万円 |
会員サイトでサクッと簡単に変更手続きが可能です。オンラインで完結するので便利です。
海外キャッシングも利用可能
「Visa」または「Plus」マークの付いた海外ATMで自分の口座から米ドルを引き出すことができます。
利用可能なATMは銀行だけでなく、主要な国際空港やショッピングセンターなどにも設置されています。海外でのATM・CDの操作画面で用いられている基本的な用語(英語)は以下の通りです。
用語 | 意味 |
---|---|
PIN (Personal Identification Number) ID CODE/SECRET CODE/PERSONAL NUMBER | 暗証番号 |
WITHDRAWAL/GET CASH | お引出し |
BALANCE INQUIRY | 残高照会 |
ENTER/OK/YES | 確認 |
CANCEL | 取消 |
CLEAR | 訂正 |
TRANSACTION | 取引 |
SAVING ACCOUNT / CHECKING ACCOUNT | 普通預金/当座預金 |
RECEIPT | レシート |
AMOUNT | 金額 |
海外ATMで現地通貨を引き出す手順の一例は下表のとおりです。
手順 | 備考 |
---|---|
(1)カードを挿入 | 挿入やスライドの方向に注意 |
(2)言語を選択 | 現地語と英語を選択するのが一般的 |
(3)暗証番号を入力 | 4桁の数字 |
(4)取引の種類を選択 | CASH WITHDRAW(現金の引出) を選択 |
(5)口座の種類を選択 | SAVINGを選択。CREDIT CARDはNG |
(6)引出金額を現地通貨の金額で入力 | 確認画面が表示される場合あり |
(7)現金と利用明細を受け取り | 取引継続か否かを確認される場合あり |
(8)カード受け取り | 忘れないように注意 |
海外事務手数料は、2017年3月15日10:00(日本時間)より前は1.50%(非課税)で、それ以降は2.50%(非課税)です。
一部のATMにおいて、現地金融機関所定の使用料が別途かかる場合がありますが、これはあらゆるデビットカード共通です。
したがって、マネーパートナーズの外貨両替と比較すると高コストとなることが多いです。海外ATMでの現地通貨引き出しは使わない方がお得です。
なお、クレジットカードでOKならば、セディナカードの海外キャッシングが、低コストで海外ATMにて現地通貨を引き出すことができます。
海外で現地通貨を得る手段としては、セディナカードが圧倒的にお得です。年会費無料で維持できるカードもあります。詳細は以下で徹底解説しています。
法人も発行可能
住信SBIネット銀行のデビットカードは法人でも利用できます。「Visaデビット付キャッシュカード(法人向け)」が発行されます。
与信審査がないため決算書提出が不要で発行手続きが簡単です。法人設立当初などの時期において、クレジットカードが作れない場合は便利ですね。
クレジットカードのような与信枠はないので、口座に残高があれば金額の大きなオフィス用品の購入、商品の仕入れ、接待費の精算にも利用できます。高級車も、戦車も買えます!
また、事務用品などを割安で利用できるVisaビジネスオファーを無料できます。
クレジットカードのサービスに類似したような特典もあります。例えば、特典の一つとして「マネーフォワードクラウド会計」が利用開始から3カ月間無料となるなど、ビジネスで役立つサービスが揃っています。
法人でVisaデビット付キャッシュカードに申し込む際には、代表者のローマ字氏名を入力することになります。
なお、法人名称はVisaデビット付キャッシュカードに印字されず、申込時に入力した代表者氏名が印字されます。
新規・切り替え・再発行
デビット付キャッシュカードは、2023年10月1日以降、1,100円(税込)の初回発行手数料が必要となります。
ICキャッシュカードからVisaデビット付キャッシュカードへの切替えも1,100円(税込)です。
認証番号カードからVisaデビット付キャッシュカードへの切替えは無料です。
新しいVisaデビット付キャッシュカードをATMで利用した時点で、これまで持っていたキャッシュカードが利用できなくなります。
有効期間は5年間です。有効期限到来時にはカード更新判定を行ったうえで、有効期限を更新した新カードが登録住所に送られてきます。
判定の結果、新カードが発行されない場合は、キャッシュカード機能も利用できなくなります。
Visaデビット付キャッシュカードの再発行手数料は、IC不良・破損・汚損で利用できない場合、氏名・法人名称変更の場合は無料です。
紛失・盗難、デビット暗証番号忘れによる再発行の場合は 1,000円(税抜)かかります。
認証番号カードのみの再発行は、破損・汚損で利用できない場合は無料、紛失・盗難の場合は500円(税抜)です。
ATMの手数料を支払う機会が減少
最近はほとんどのお店でデビットカードを使えます。住信SBIネット銀行のデビットカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減っていきます。
住信SBIネット銀行のATM手数料は、2015年まではセブン銀行のATMだと無制限で無料でした。
しかし、スマートプログラム導入以降は、ランクに応じて無料回数が決まります。無料で出金できる回数には上限が生じます。
項目 | ランク1 | ランク2 | ランク3 | ランク4 |
---|---|---|---|---|
ATM利用手数料(出金) | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月15回 |
しかし、Visaデビット付キャッシュカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減るため、ATM手数料を支払わなければならない場面が減少します。
ATM手数料が発生しなくなることによって、その分、他のことにお金を使えるようになります。一ヶ月当たり300円ATM手数料を減らせたら、年間3,600円です!
この例では年間ベースで、コンビニ珈琲36杯分、ないし吉野家の牛丼9杯分、ないしマクドナルドのチーズバーガー27個分になるのです。
利用明細は会員サイトで直近6ヶ月分を確認できます。また、利用可能額も照会でき、Visaデビット利用時のメール通知もできます。定期的に確認したら使い過ぎも防止できます。
利用したら即座にメールで通知が来ます。爆速です。使い過ぎが心配という方やセキュリティが心配な方には便利です。
煩わしい小銭・紙幣の管理が不要に
スーパーやコンビニやディスカウントストアでお買い物すると、支払額1,537円といった端数になることが多いです。
そういう時に千円札で支払うと、小銭が山のように出てお財布が重くなってしまいます。したがって、できる限り手持ちの小銭をうまく組み合わせて、お釣りが出ないようにしますよね。
しかし、小銭をいちいち探すのは手間がかかるし、時間もかかります。混んでいる時だと無言のプレッシャーを感じることもあります。
また、現金で支払いをしていると、どんどんお財布の中のお金が減っていくので、定期的にATMでおろして補充する必要が生じます。
ATMが混んでなければいいのですが、お昼休みや夕方などの時間帯は待つことも多いです。人生の貴重な時間をATMに並ぶ時間に浪費するのは避けたいところです。
日常の支払いをカード払いにすると、財布の中の現金はあまり減らないので、ATMを使う頻度は減少します。いちいちATMに並んでおろす時間と手間が省けます。
Visaデビット付キャッシュカードがあれば、これらの意味のない時間と手間を省いて、その時間を好きなことや楽しいことに使って、人生を楽しむことができます!
Visa Secureも利用可能
住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードは、Visa Secureも使えます。
「Visa Secure」とは、オンラインショッピングの際に、通常の取引情報に加え、登録した「VISA認証用パスワード」を入力することによって、第三者による不正利用を未然に防止するサービスです。
初回登録時にパスワードとパーソナルメッセージを登録することになります。
「パーソナルメッセージ」は、Visa Secureを導入している加盟店で決済される際に「本人認証画面」に表示されます。
VISA認証用パスワードとパーソナルメッセージを入力のうえ、「確認」ボタンを押せば決済できます。
万が一、カード番号・有効期限・氏名などの情報が流出しても、VISA認証用パスワードとパーソナルメッセージがないと決済できません。
Visa Secureの導入店舗でのセキュリティを向上させることができます。
Shonan CardはPASMOの他、交通系電子マネー「SMART ICOCA」へのチャージで1%のポイントが貯まります。
普通に電車に乗るよりもお得ですし、いちいち切符を買う手間がなくなり、小銭が発生したりしないので便利です。
モバイルSuicaチャージがポイント付与の対象
住信SBIネット銀行のVisaデビットカードは、モバイルSuica・Apple PayのSuicaへのチャージもスマプロポイント付与の対象です。
ただし、2019年3月利用分よりポイント付与の対象外となる予定でした。当面は引き続きポイント付与の対象ですが、今後は対象外となる可能性が高いです。
モバイルSuicaがより高還元なのは、ビューカードです。おすすめのビューカードについては以下で解説しています。
- ビックカメラSuicaカード(年1回利用で年会費無料・還元率1~1.5%)
- 「ビュー・スイカ」カード(定期券一体型で還元率0.5~1.5%)
- ルミネカード(ルミネでの利用で5~10%割引)
- JRE CARD(JRE CARD優待店で3.5%還元)
- ビューゴールドプラスカード(東京駅のビューゴールドラウンジなど充実の特典)
定期券とクレカ一体型なのは「ビュー・スイカ」カード、年会費無料で普通の店舗で1%の高還元が魅力なのはビックカメラSuicaカードです。
アトレ・シャポー・グランデュオ・エスパル・フェザン等のJRE CARD優待店をよく利用する方はJRE CARD、ルミネをよく利用する方はルミネカードがお得です。
万人向けなのは、年1回のSuicaチャージで年会費が無料になるビックカメラSuicaカードです。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、ビックカメラSuicaカードがSuicaチャージにおすすめとおっしゃっていました。
クレジットカードのレジェンドがプライベートでも保有するのがビックカメラSuicaカードです!
その他のビューカードでは、アトレ等のJRE CARD優待店・ルミネを使うなら3.5%還元のJRE CARD、そうでなければボーナスポイントの「ビュー・スイカ」カードが魅力的です。
デメリット
還元率の低さ
住信SBIネット銀行のデビットカードのデメリットは、還元率が0.6%にとどまっており、他により高還元のデビットカードがある点です。
還元率が最も高いデビットカードは、楽天銀行デビットカード(JCB)であり、1%で楽天ポイントが付与されます。
セブン銀行のデビットカードは、セブン‐イレブン、そごう・西武、セブンネットショッピングでは1%、それ以外の加盟店も0.5%還元でnanacoポイントが得られます。
イオン銀行のデビットカードは還元率0.5%でイオンでの5%OFFの特典があります。
ただし、住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードは、現金還元というメリットがあります。
現金還元で高還元のデビットカードなら、ソニー銀行の「Sony Bank WALLET」が候補となります。
優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバックされます。上限は20万円/月です。
メガバンクのデビットカードなら、還元率が低くても、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のデビットカードが候補となります。
他にキャッシュバックが受けられるデビットカードには、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行のデビットカードがあります。
その他、おすすめのデビットカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
海外旅行傷害保険
また、クレジットカードには付帯していることが多い、海外旅行傷害保険などの旅行保険がないのはデメリットです。
旅行保険を確保したい場合は、持っているだけで死亡・高度障害以外は補償が上乗せされる自動付帯のカードをサブカードとして保有すればOKです。
海外旅行保険が自動付帯の年会費無料カードは、使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。
クレジットカード「ミライノカード」
住信SBIネット銀行が2017年11月からクレジットカード「ミライノ カード」(MIRAINO CARD)を発行開始しました。サービス終了となるSBIカードの後継カード的な存在です。
国際ブランドはMastercardではなくJCBとなり、カード利用でミライノ ポイント(ミライノ カード専用ポイント)が貯まります。
ミライノ ポイントは、スマプロポイント(住信SBIネット銀行の現金交換可能なポイント)に交換可能で、こちらに替えて現金還元にした場合のポイント還元率は1%相当です。
2018年6月1日からはスマプロポイントをJALマイルに交換できるようになりました。500ポイント以上100ポイント単位で40%のレートで交換できます。
スマプロポイントに交換しない場合はお支払総額から減算することができ、この場合の還元率は0.5%相当です。ミライノ カードのポイント還元率は0.5%~1%です。
JCBのポストペイ型電子マネーであるQUICPay(クイックペイ)を搭載します。Apple Payも利用可能です。
ミライノ カードはSBIカードと同様に、住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」のランク判定対象商品となり、カードの種類や利用金額により最大で2ランクアップとなります。
ミライノ カードの種類は一般カード、ゴールドカード、プラチナカードの3種類です。違いを比較すると下表のとおりです。
カード名 | ミライノ カード | ミライノ カード GOLD | ミライノ カード PLATINUM |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 初年度無料 次年度以降900円 年間10万円以上の利用で無料 | 3,000円 年100万円以上の利用 かスマリボで次年度無料 | 25,000円 |
申込み対象 | 高校生を除く18歳以上 | 学生を除く20歳以上 | 学生を除く20歳以上 |
利用可能枠 | 社会人:20万円〜100万円 学生:10万円 | 70万円〜300万円 | 70万円〜300万円 |
還元率 | 0.5%~1.0% | 0.5%~1.0% | 0.5%~1.0% |
ポイント有効期間 | 2年 | 3年 | 3年 |
住信SBIネット銀行の優遇 | スマートプログラムのランクアップ条件に適用 カードローン金利-年0.1% | スマートプログラムが2ランクアップ カードローン金利-年0.1% | スマートプログラムが2ランクアップ カードローン金利-年0.1% |
海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害:2000万円 傷害治療保険:200万 賠償責任:1000万 その他 | 死亡・後遺障害:5000万円 傷害・疾病治療保険:500万 賠償責任:5000万 その他 | 死亡・後遺障害:1億円 傷害治療保険:1000万 疾病治療保険:700万 賠償責任:1億円 その他 |
国内旅行傷害保険 | 最高2000万円 | 最高5000万円 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 年50万円(海外のみ) | 年50万円(海外のみ) | 年100万円(国内・海外) |
優待特典 | JCB PLAZA JCBプラザコールセンター(日本・海外) たびらば(WEB・アプリ) JCB GLOBAL WiFi 海外レンタカーサービス 空港宅配優待サービス JCB空港優待ガイド JCB沖縄優待ガイド 空港免税店割引サービス JCB紛失・盗難海外サポート | JCBゴールド限定キャンペーン (手荷物宅配1個500円) ※Visaプラチナカードと同水準の特典 ミライノカード一般カードと共通特典 | プラチナ・コンシェルジュデスク プライオリティ・パス 空港ラウンジサービス 海外ラグジュアリー・ホテル・プラン JCBプレミアムステイプラン 手荷物無料宅配サービス モバイル保険 ミライノカード ゴールドと共通特典 |
QUICPay | カード一体型/単体型 | カード一体型 | カード一体型 |
Apple Pay | QUICPay利用分はポイント対象。Suicaチャージはポイント対象外 |
基本的には住信SBIネット銀行に口座を保有している方にとってメリットがあるクレジットカードです。
スマートプログラムでのランクアップに役立つので、それ目当てで保有するとバリューが高いクレカです。一般カードは1ヶ月あたり約8,334円以上利用すれば、年会費無料で維持できます。コスト0円で活用できるのは嬉しいですね。
お得な銀行系クレジットカードの筆頭に挙げられるハイ・クオリティー・カードです。
引落口座設定で2ランクアップするGoldは海外旅行傷害保険も極めて充実しています。
スマプロランクが2→4となれば、ATM手数料が月20回も無料となり、他行宛振込手数料の無料回数が月5回→20回と+15回となります。
住信SBIネット銀行の振込手数料は143円(税抜)なので、月1,848円(年22,176円)もお得になります。振り込みが多い方には大きなメリットがあります。
ミライノカード GOLDは、簡単にスマートプログラムの最上級ランクになれる点にエッジ・優位性があります。
年100万円以上使えば年会費無料となるのもナイスです。1ヶ月あたり約83,334円の利用で無料となります。
そこまで使わない場合でも、スマリボを設定して年1回使うだけで年会費無料になるので、サブカードとして寝かせておくだけでもお得です。
ミライノカード GOLDは年100万円の利用で年会費が無料になり、特典も充実している質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。年会費無料のゴールドカードは稀有です。
2018年にはMastercardブランドのミライノ カードも発行開始しました。その他、ミライノカードの詳細については、以下で丹念に分析しています。
3種類のミライノカードの相違点は以下で精緻に分析して比較しています。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「銀行がお得になるカード」としてミライノカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめの銀行がお得なカードとしてミライノカード GOLDを挙げていらっしゃいました。
ミライノカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているクレジットカードです。
まとめ
住信SBIネット銀行のデビットカードは、銀行口座にあるお金の範囲内でしか使えないので、使い過ぎる心配がありません。
現金同様に使えて、利用金額に応じてポイントも得られます。ポイントは現金還元となるので、ポイントを使うのが面倒という方にはメリットです。また、不正利用時の補償があります。
ATMで現金を引き出す手間や、小銭を探したり管理する手間がなくなり、とても便利です。カード払いしていくと、現金を引き出す機会が少なくなるので、ATM手数料が必要になるケースも少なくなります。
住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」においては、「デビットカードの利用金額が1万円以上」という条件が、ランク判定の条件に利用されます。
クレジットカードにはないVisaデビット付キャッシュカードならではのメリットがあり、お得さと安心さを兼ね揃えたデビットカードです。
住信SBIネット銀行はデビットカード以外もベネフィットが豊富であり、実際に数多くの賞を受賞しており、客観的に高く評価されています。
日本経済新聞の第13回金融機関ランキングでは、顧客満足度総合ランキングで第4位、ネットバンキング部門で2位に入っています。
日経の金融機関ランキングは約4,000名の個人に対する調査に基づいており、住信SBIネット銀行は客観的に高く評価されています。
デビットカード以外の住信SBIネット銀行の詳細については、以下で徹底的に解説しています。
住信SBIネット銀行はお得なキャンペーンにエッジ・優位性があります。
住信SBIネット銀行に口座開設する場合は、SBI証券との同時開設をおすすめします。
SBI証券に口座開設して、SBIハイブリッド預金に1,000円預け入れ、1南アフリカランド(6~13円程度で推移)を外貨預金すれば、ランク2(ATM手数料月5回・振込手数料月3回無料)になります。
更にデビットカードを月1万円以上使えば、ランク3(ATM手数料月7回・振込手数料月7回無料)になります。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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口座開設・キャンペーンの手順については、以下にまとめています。
SBI証券のキャンペーンは不要だったり、証券口座を開きたくない場合は、住信SBIネット銀行の口座開設のみもできます。
デビットカードではなくクレジットカードを比較検討したいという場合は、以下のクレジットカード一覧をご参照ください。おすすめクレジットカードについて徹底的にまとめています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。