2017年からは、所得税、相続税、法人税、消費税、贈与税、たばこ税などの国税で、クレジットカード納付がスタートします。
面倒な書類のやり取りをする必要なく、家にいながらにしてサクッと納税できるので卓越した利便性があります。
それと同時にクレジットカードのポイント・マイル等を得られる可能性があり、ライフハックのストップ高比例配分連発の可能性がある案件でした。
しかし、税務署やクレジットカード会社に問い合わせたところ、嬉しい連絡と残念なお知らせが届きました。
目次
複数回に分けてクレジットカードで納税することが可能
2017年から可能になる国税のクレジットカード納付の詳細についは、以下で徹底的に解説しています。
一回払いに加えて分割払い・リボ払いも可能です。ボーナス払いはできません。
予定納税も可能です。中間申告、確定申告、修正申告、更正、決定、予納、その他から選ぶことになります。
国税庁から「クレジットカード納付の手続」のページが光臨しており、様々な細かい情報が掲載されていました。
そこで最大級に気になった点は、「クレジットカード納付ができる金額は1,000万円未満(決済手数料含む)」という点です。
もちろん、個人レベルでは大多数の方が問題ないでしょう。残念ながら私も1000万円を超えることはないです(´;ω;`)
しかし、源泉徴収なしで多額の株式のキャピタルゲインを申告する場合や、個人事業主や法人で多額の所得税・法人税・消費税を納税する場合は、1000万円を余裕で突破する方・機関も多いでしょう。
そこで重要なのは、1000万円を超える納税の場合、分割してクレジットカードで決済できるか否かです。
例えば、1500万円の納税を行う場合、750万円を2回クレジットカードで分割納付できると、1000万円の壁を突破できます。
この点、税務署に確認したところ、クレジットカードの利用限度額の範囲であればOKとのことです。当初はNGという回答でしたが、2017年に入って最新の情報を問い合わせたらOKになっていました!
具体的な1回あたりの納付の上限は約990万円となりますが、分割して複数回の支払いが可能となっています。
納付の期日・税目・金額が記載されており、同じ情報を分割して納税すれば、税務署で合計額を計算してくれて、トータルで納税したことになります。
例えば、1500万円の納税の場合、800万円と700万円、750万円を2回など、複数回に分けてクレジットカードで支払えばOKです。
今回のクレジットカード払いの導入の趣旨は、主に個人や小規模事業者の小口納税の手間を省くことに主眼があるので、基本的には1000万円未満となっていましたが、分割払いもOKとなりました。
地方法人税はクレジットカード払いにして、法人税はその他の方法で支払うことは可能です。
ちなみに法人税や地方法人税などの場合、「利用者情報」の「氏名」欄には個人名ではなく法人名を入力する必要があります。
個人名を入力した場合でも、連絡をとれば納税はOKになりますが、面倒な手間が発生するので注意しましょう。
例えば1億円の税金をクレジットカード払いして、100万円分のポイントゲットという企業経営者の目論見は、砂漠の蜃気楼、儚い夢物語とならずに現実のものとなりました!
ダイナースとアメックスは0.5%還元
私のメインカードはダイナースクラブ プレミアムカードです。面倒な手間は一切なく、ただ単にカードを利用するだけでマイル付与率1.5%なのが大きなメリットです。
国税の支払いで還元率が1.5%になったら嬉しいと思い、問い合わせたところ、30税目の国税の支払いに関しては、ポイント還元率が0.5%となりました。
ダイナースクラブカード、銀座ダイナースカード、ANAダイナースカード、ANAダイナース プレミアムカードなど全て共通で一律0.5%還元となります。
ただし、ワールドエリートMastercardのサブカード「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」なら、1.0%還元となります。
したがって、国税のクレジットカード払いにおいては、ダイナースプレミアムではなく、プレミアムコンパニオンカードがおすすめです。
なお、レギュラーカードのダイナースクラブ コンパニオンカードは0.5%還元なので、本体と同様で妙味はありません。
1万円あたり76円(税抜)の手数料が発生するので、0.5%ですとマイルで使う場合は十分にペイしますが、際立ってお得ではありません。1%だと十分にお得ですよ!
手数料率は最大が10,001円の納付時で約1.64%です。10,001円で164円(税込)の手数料が発生。手数料率は約0.82%~1.64%となります。
少額だと手数料が重くなる場合があるので、大いなる注意が必要です。5万円を超えると手数料は1%を割れます。
50万円以上だと0.82%台前半となり、200万円以上だと0.82%に張り付きます。
納税額 | 手数料 | 手数料率 |
---|---|---|
10,000 | 82 | 0.82% |
10,001 | 164 | 1.64% |
30,000 | 246 | 0.82% |
30,001 | 328 | 1.09% |
50,000 | 410 | 0.82% |
50,001 | 492 | 0.98% |
70,000 | 574 | 0.82% |
70,001 | 656 | 0.94% |
100,000 | 820 | 0.82% |
100,001 | 902 | 0.90% |
500,000 | 4,100 | 0.82% |
500,001 | 4,182 | 0.84% |
1,000,000 | 8,200 | 0.82% |
1,000,001 | 8,282 | 0.83% |
1,500,000 | 12,300 | 0.82% |
1,500,001 | 12,382 | 0.83% |
2,000,000 | 16,400 | 0.82% |
2,000,001 | 16,482 | 0.82% |
3,000,000 | 24,600 | 0.82% |
3,000,001 | 24,682 | 0.82% |
4,000,000 | 32,800 | 0.82% |
4,000,001 | 32,882 | 0.82% |
5,000,000 | 41,000 | 0.82% |
5,000,001 | 41,082 | 0.82% |
6,000,000 | 49,200 | 0.82% |
6,000,001 | 49,282 | 0.82% |
7,000,000 | 57,400 | 0.82% |
7,000,001 | 57,482 | 0.82% |
8,000,000 | 65,600 | 0.82% |
8,000,001 | 65,682 | 0.82% |
9,000,000 | 73,800 | 0.82% |
9,000,001 | 73,882 | 0.82% |
事前入金すれば利用限度額がなくなるアメックスも、多額の納税に使えるクレジットカードなので、国税のクレジットカード払いにおいて活用できます。
ただし、アメックスは自動車税のポイント付与が通常の1%から半減して0.5%に留まるのと同様に、国税は0.5%還元に留まりました。
しかし、国税の支払いはクレジットカード会社に入る手数料が大変に低いので、個人的には止むを得ないと考えます。
ポイント対象外としたり、リーダーズカードのnanacoチャージのように約0.34%と還元率が著しく低下しないだけマシです。
アメックスやダイナースのポイントはマイルに交換できるのが絶大なメリットです。マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。
特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。国際線のビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、 ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。
クラス | 1マイルの価値(目安) | マイル付与率 | 実質還元率 |
---|---|---|---|
普通席/国内線 | 1.5円 | 0.50% | 0.75% |
1.6円 | 0.50% | 0.80% | |
1.7円 | 0.50% | 0.85% | |
1.8円 | 0.50% | 0.90% | |
1.9円 | 0.50% | 0.95% | |
2円 | 0.50% | 1.00% | |
国際線ビジネスクラス | 2.5円 | 0.50% | 1.25% |
3円 | 0.50% | 1.50% | |
4円 | 0.50% | 2.00% | |
5円 | 0.50% | 2.50% | |
6円 | 0.50% | 3.00% | |
国際線ファーストクラス | 7円 | 0.50% | 3.50% |
8円 | 0.50% | 4.00% | |
9円 | 0.50% | 4.50% | |
10円 | 0.50% | 5.00% | |
11円 | 0.50% | 5.50% | |
12円 | 0.50% | 6.00% | |
13円 | 0.50% | 6.50% | |
14円 | 0.50% | 7.00% | |
15円 | 0.50% | 7.50% | |
16円 | 0.50% | 8.00% |
アメックスのポイント、ダイナースクラブカードのポイントは還元率が0.5%だとしても、1ポイント1マイルで交換できるので、1万円あたり76円(税抜)の手数料を支払ってもなお、十分にバリューがあってお得です。
0.76%÷0.50%は1.52です。マイル単価1.52円(税抜)はトラベラーであればマストバイでしょう。ビジネスクラス・ファーストクラス搭乗がはかどります。
個人事業主・法人であれば手数料は損金になるので、その分、税金を圧縮することも可能になります。アメックスは事前入金したら利用限度額がありません。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードには、グリーン、ゴールド、プラチナの3種類があります。個人用カードとは異なり、センチュリオンはありません。
区分 | カード名 |
---|---|
スタンダードカード | アメックス・ビジネス・グリーン |
ゴールドカード | アメックス・ビジネス・ゴールド |
プラチナカード | アメックス・ビジネス・プラチナ |
3種類のアメックス・ビジネス・カードの比較については、以下にまとめています。
ダイナースは、高額の支払いが予定されている場合は、事前に相談したら柔軟に対応してくれます。
ただし、2017年4月から方針が変わり、高額の国税決済の審査は厳しく精査することになりました。
事前に指定の銀行口座に振り込めば、3000万円まで決済してくれると約束してくれました。おそらく事前入金すれば5000万でも1億でも対応してくれます。
ダイナースの利用限度額については、平カード、プレミアムカードの双方を保有した経験に基づき、以下で丹念に分析しています。
国税納付におすすめのクレジットカード
ダイナースとアメックスは事前入金すれば利用限度額がなくなるのが、多額の納税においてはメリットです。しかし、ポイント還元率が0.5%となるので、小口納税には適していません。
アメックス・ダイナース以外のクレジットカードも、プラチナカードだと利用限度額が高くなり、250万円~500万円程度を確保できることが多いです。
ワールドプレゼントが貯まる三井住友カード発行のクレカは、国税の支払いでも満額ポイントが付与されます。
EX Gold for Biz
一例を挙げると、オリコカードのEX Gold for Bizが挙げられます。年会費2,000円(税抜)のビジネスカードで個人事業主・中小企業経営者だけではなく、サラリーマンでも発行可能です。
還元率が基本0.6%とビジネスカードとしては高く、最大で1.1%と高還元。国税のクレジットカード払いの手数料よりも還元率を高くすることができます。
年会費2,000円(税抜)とリーズナブルなのに空港ラウンジを使えるのが突き抜けており、空港ラウンジがお得に使えるクレジットカードの一角です。
国際ブランド別の特典では、Mastercardの「Mastercard T&E Savings」が非常にお得です。
手荷物無料宅配など一部のサービスが抜けていますが、なんとコース料理1名分無料サービスがついています!
オリコカードのEX Gold for Bizは未確定の利用分が素早くWeb明細(eオリコサービス)に反映されます。不正利用にもいち早く気付くことができます。
また、最大15ヶ月分の利用明細の履歴をWebで見ることができます。確定申告や決算処理の際に、昔の経費を再チェックする時に役立ちます。
EX Gold for Bizは、コストパフォーマンスが高くてお得なビジネスゴールドカードです。
以前オリコカードに取材して、EX Gold for Bizの魅力について聞き倒しました。
利用限度額は最高300万円とパワフルであり、福利厚生サービスやビジネスサービスを優待価格でリーズナブルに利用できます。
ラグジュアリーカード
年会費が高価なクレジットカードでもOKの場合、ラグジュアリーカードも有力候補です。
利用限度額は1000万円というケースも有り、高額納税でも耐えうる限度額となっています。ビジネスカードもあり、国税の支払いにも八面六臂の活躍を見せてくれます。
2019年4月からのポイント還元率は、チタンカードが最大2.2%、ブラックカードが2.5%、ゴールドカードが3.3%です。
カード名 | 最大還元率(端数なし時) | ||
---|---|---|---|
フィラディスワイン | キャッシュバック等 | マイル | |
Gold Card | 3.30% | 1.50% | 0.90% |
Black Card | 2.75% | 1.25% | 0.75% |
Titanium Card | 2.20% | 1.00% | 0.60% |
ラグジュアリーカードのポイントプログラム「LUXURY CARD REWARDS」の詳細は、以下で精緻に分析しています。
ラグジュアリーカードの特徴、3種類のカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
以前にラグジュアリーカード日本支社の林 ハミルトン 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、イベントなど、Luxury Cardについて色々と聞き倒しています!
ラグジュアリーカードを実際に使ってみた感想については、以下にまとめています。総合的に大満足のステータスカードでした。
実際に使ってみて年会費を上回る価値があると確信しています。ラグジュアリーカードがある生活は優美でエレガントです。
ブラックカードは、マットな質実剛健さがスラムダンクのように力強く、蝶のように舞い蜂のように刺す「黒のカリスマ」です。
まさに「溢れる生命力と優雅さが調和」「最高のバリューの結晶」と評価できるハイ・クオリティー・カードです。特にユニークなダイニングサービスに強みがあります。
MastercardのWorld Eliteのステータス、豊富な各種特典、上質の素材に魅力を感じる方にとって、ラグジュアリーカードは有力候補となります。金属製のクレジットカードは稀有でエッジ・優位性があります。
三井住友プラチナカード
また、三井住友プラチナカードでの決済もお得です。
三井住友プラチナカードの基本還元率は0.5%ですが、リボ払い手数料の請求がある月は、ポイントが2倍になります。
注目すべきなのは、リボ払いで支払った上で「リボ払い手数料」の口座引き落としが1円でも発生すれば、その月の利用代金のすべてがポイント2倍となる点です。
例えば、ある月の利用額合計が100万2千円だった場合、マイ・ペイすリボの金額を100万円に設定すれば、リボ払いの手数料は2,000円の部分にしか発生しません。
それでポイントが2倍になるので、リボ払いの手数料よりも、得られるポイントの方が増えてお得です!
ただし、利用額を把握してギリギリの金額になるように、マイ・ペイすリボの金額を変更する必要があります。手間はかかります。
手間を許容できる場合は、少額のリボ払いでポイント2倍という方法によって、三井住友カード プラチナの還元率は1%に昇華します。
更に6ヵ月間のカードお支払金額合計が50万円以上の場合、カード支払い額の0.5%相当額の三井住友カードVJAギフトカードがプレゼントされます。
これを合わせると、合計還元率は1.5%になり、手数料(0.82%)を大幅に上回って得することができます。
プラチナカードではない通常の三井住友VISAもマイペイす・リボで還元率は最大1%になるので、国税のクレカ払いの手数料を上回ります。
ANA VISAカード / Mastercard
ANA VISA プラチナ プレミアムカードは、マイ・ペイすリボでマイル付与率を最大で約1.8%まで上げることができます。マイラーですとお得です。
利用限度額は100万前後となってしまいますが、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードも国税の支払いで使う有力なクレジットカードです。
マイル付与率は最大1.3%まで上昇し、年会費は9,500円(税抜)で継続ボーナスが3,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
利用限度額が更に低下しますが、一般カードの場合でも1.3%ANAマイル還元となり、国税のクレジットカード払いの手数料を超えるマイルを獲得できます。
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
JALカード
JALカードも候補となります。嬉しいことにJALカードは国税の支払いにおいても満額でマイルが付与されます。ファインプレーです。
ショッピングマイル・プレミアム加入時はマイル付与率が1%となります。手数料を上回るJALマイルを獲得できます。
JALカードには、JAL普通カード、JAL CLUB-Aカード、JAL CLUB-Aゴールドカード、JAL プラチナカードの4種類があります。あらゆるJALカードの比較は以下にまとめています。
その他
還元率は0.5%~0.85%とやや低くなり、手数料負けするケースが多いですが、JCBオリジナルシリーズのJCBカードも国税の支払いでOki Dokiポイントを得ることができます。
ダイナース、アメックス以外のクレジットカードも、特に1%以上の高還元クレジットカードの場合は、ポイント還元率が国税の場合は低下するか対象外となるカードが多い気配が漂っています。
もしうっかりと高還元クレジットカードのポイント還元率がそのままとなっていた場合は、絶大なメリットが生じます。
まだその可能性はあるので、国税を納税する機会がある方は、納付前にお持ちのクレジットカード会社に問い合わせて確認すると、「黄金の羽根」が開いてお得に納税できる可能性があります。
おすすめのビジネスカードについては、法人カードのランキングをご参照ください。その中でも特におすすめカードは以下で徹底的に解説しています。
年会費無料のおすすめ法人カード、ポイント還元率が高い法人カード、マイルが貯まる法人カード、空港ラウンジが使える法人カードなど多様なタイプがあります。
ETCカードがお得なビジネスカードについては、以下で精緻に分析しています。
個人用のおすすめクレジットカードについては、以下にまとめています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
クレジットカードの中で特に高還元カードにフォーカスを絞った記事は以下の通りです。
クレジットカードによる納付の手順
実際にクレジットカードによる納付を行なってみました。至極簡単です。「国税クレジットカードお支払サイト」に行き、注意事項の確認欄にチェックボックスを入れて、ページ下部の「同意」をクリックします。
すると入力ページが出てくるので、氏名(法人名)、住所、電話、整理番号、納付先税務署、納付税目、税額などを入力します。
その次のページではクレジットカードの情報を入力します。カード番号、有効期限、支払い方法、セキュリティコードを入力します。納付手続完了メールを送ってほしい場合はメルアドを入力します。
次の画面では手続内容を確認して、最終的に納税を確定させます。
ボタンを押すと 「納付手続きの取り消しができないこと、納税の猶予等を受けられないこと」の注意喚起が出ます。ここならまだキャンセルできます。「はい」を選択すると最終的に確定します。
「納付手続きの完了」という画面が出ます。下の方には入力した情報が全て表示されます。プリントアウトしたり、PDF化して保存しておくのが無難です。
メルアドを入力していた場合は手続完了のメールが届きます。納付税目、納税額、決済手数料、支払額、クレジットカード番号の下4桁も表示されます。

実際にクレジットカードで国税を納税してみた感想としては、簡単で便利だということです。
銀行等の窓口に行くことなく、また面倒な書類による手続きをせずに、家にいながらふんぞり返ってクレジットカードで決済できるのは至高の利便性があります。
デメリットとしては、手数料が発生することです。手数料負けしない代表的なカードは、三井住友VISA、ANA VISAカード、ANA Mastercard、JALカードです。
また、納税額、整理番号、納税の情報を手入力するので、間違えると面倒なことになります。一度送信したらキャンセルはできず、還付の手続きを要する事態になることもあります。
諸々の情報は面倒を避けるために間違えないように確認しましょう。
法人税等で高額の納税を行う場合は、事前振込みしたら利用限度がなくなるアメックス・ビジネス・ゴールドやダイナースクラブ ビジネスカードが候補となります。
実際に以下はアメックス・ビジネス・カードで法人税を支払った事例になります。
事前に800万円を振り込むことで、12,026,503円もの国税をクレジットカードで支払うことが可能になっています。