ANAカードというクレジットカードがあります。全日本空輸(ANA)が大手クレジットカード会社と提携して発行している航空カードです。
ANAマイルがザクザクと貯まる仕組みがあり、ANAの飛行機に乗る機会がある方にとってはお得なクレジットカードです。
Edyチャージでマイルが貯まるANAカードもあり、税金の支払いでANAマイルを得ることもできます。
ANAカードには多種多様な種類が揃っています。一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プラチナ・プレミアムカードのラインナップがあります。
膨大な種類があるので、ANAカードの種類を一覧で比較します。
メリット、デメリット、各ANAカードの違いについて、63枚のクレジットカードを保有した経験があり、年会費の最高額は118万円の専門家の口コミをご紹介します。
机上の空論ではなく、実際に9枚のANAカードを実生活において活用した経験を活かして、2024年10月の最新の状況を分析しました。
このページを見れば「専門家がANAカードをどのように考えているのか」という評判を把握できますよ!
目次
ANAカードとは
ANAカードはANAがJCB、三井住友カード、ビューカード、東急カード、三井住友トラストクラブ、アメリカン・エキスプレスと提携して発行・運営しています。
国際ブランドはJCB、VISA、Mastercard、American Express、Diners Clubの5大ブランド・五大陸を網羅しています。
Amex、Diners Clubは日本国内ではJCBの加盟店でも原則として使えます。国内外で幅広く使えるカードです。
レジの利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載がない場合でもOKの店舗がほとんどです。店員さんが分からなくても「一度切ってみて」と伝えれば決済できる場合が多いです。
ただし、間に決済の代理店が入っていたり、加盟店契約が古かったりするとJCB加盟店でもアメックスやダイナースクラブが使えない事があります。
JCBブランドは決済機能はJCBがインフラを担っています。Visa・Mastercardは三井住友カードです。
アメックスはアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.が直接発行しています。
カード名 | 運営会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
ANA JCB 一般カード等 ANA JCBカード ZERO | JCB | JCB | |
ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカゴールドカード | JCB、To Me CARD | PASMO メトロポイント | |
ANA VISAカード | 三井住友カード | Visa | |
ANA Mastercard | Mastercard | ||
ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード ビューカード | Visa | Suica |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード 東急カード | Mastercard | PASMO TOKYU POINT |
ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード nimoca | Visa | nimoca |
ANAアメックス | アメックス | Amex | |
ANAダイナース | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
主な特徴
- 利用可能店舗が多い→ANA VISAカード、ANA Mastercard
- 手間はかかるがリボ活用で高還元→ソラチカカード、ソラチカゴールドカード
- 一般/ワイドカードのマイル1%手数料が安価・ゴールド以上は保険が充実→ANA JCBカード
- 入会キャンペーンが豪華→ANAダイナースカード
- トラベル関連のベネフィットが充実→ANA アメックス
グレードの側面ではANA一般カード、ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANA プラチナ プレミアムカードの4段階となっており、多様なニーズに対応しています。
JCBのみ、18~29歳の若年層限定のANAカードである「ANA JCBカード ZERO」があります。ただし、JALカードのJAL CLUB ESTのようなお得感はありません。
一般カード・ワイドカードは、Visa・Mastercardは、18歳以上(高校生・大学生を除く)の方が申し込めます。学生は不可です。未成年の場合は親権者の同意が必要です。
JCB・アメックスは18歳以上で本人または配偶者に安定継続収入のある方が申し込めます。学生は不可です。
Visa・MasterCard・JCBのワイドゴールドカードは原則として満20歳以上、プラチナ・プレミアムは満30歳以上で本人に安定継続収入が必要です。
ただし、ANAアメックスはいずれのカードも年齢は18歳以上でOKであり、安定継続収入が必要です。
ANAカードは1枚だけというわけではなく、複数種類を持つことができます。最大で9枚を同時保有可能です。
ディズニーデザインのカードはありません。JALカードの場合、JAL・JCBカードのみ、ディズニー・デザインを選択できます。
ディズニーファンでミッキーが描かれた航空カードがほしい場合は、JAL・JCBカードが有力候補となります。
ANAカードはANAマイルが最強に貯まるクレジットカードの一角であり、ANAに搭乗する機会がある方にとって役立つクレジットカードです。入会キャンペーンがお得なのも利点。
各ANAカードは以下で比較しています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
ANAカード共通の特典・機能
ポイント
ANAカードはカードでお買い物・サービス等の決済に利用することで、一度カード会社のポイントが貯まり、そこからANAマイルに交換するのが基本です。一部の国際ブランドは直接ANAマイルを貯める設定もできます。
JALカードは直接JALマイルが貯まり、有効期限は3年間となっています。
しかし、ANAカードの場合、カード会社のポイントの有効期間が2~5年(アメックス・ダイナースは無期限)、マイル移行後のANAマイルの有効期間が3年です。
ANAカードはポイントの有効期間+マイル移行後の有効期間の合計が通算有効期間となり、有効期限を長くできるのがメリットです。
ビジネスクラス・ファーストクラスに向けてじっくりとマイルを貯めることができます。
一般カード・ワイドカードは、5マイルコースならマイル付与率0.5%、10マイルコースなら1%が基本となります。アメックスのみ一般カードでも1%固定。
ワイドゴールドカードはマイル付与率1%、プラチナ・プレミアムカードは1%~1.5%が基本で、国際ブランドによって変わってきます。
ANA航空券等のANAカード特約店ではマイル付与率が+0.5%~1%
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。
以下の画像はセブン-イレブンで400円のお買い物をした例です。セブン-イレブンは200円あたり1マイルが加算されるので、0.5%の2マイルが加算されています。
通常のクレカ利用による0.5%/1%のポイントとは別に、更に0.5%~1%のマイルが貯まります。合計のマイル付与率は1%~2%になり、かなりお得になります!
レストランやカフェの利用でもザクザクとANAマイルが貯まっていきます。
クレカのポイントとは別にマイルを得られるのはお得感があります。
セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシあたりは日常的に使いやすくてお得です(一覧)。
また、ANAカード限定ではありませんが、利用でANAマイルが貯まるお店・サービスがあります。
ANAマイレージクラブ提携パートナーの利用でマイルが貯まります(一覧)。ホテル、レンタカー、タクシー、ネットショッピング、グルメ、車検など幅広いジャンルがあります。
例えば、日本全国のANAグルメマイル参加店にて、カードを提示のうえでマイル精算希望の旨を伝えると、利用金額100円(税込)あたり1マイルが貯まります。
ANAカード家族プログラム
家族のマイルを合算できる「ANAカードファミリーマイル」に登録(無料)すれば、家族全員のマイルが無駄なく利用でき、マイルの使い道が広がります。
ANAマイレージモールでもネット通販がお得
ANAが運営するポイントモール「ANAマイレージモール」も当然に利用可能です。経由での利用金額に応じて直接ANAマイルが貯まります。
フライト・入会/継続とボーナスマイルがザクザク
ANAカードなら通常のフライトマイルに加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率」の一定%がもらえます。
一般カード・ZEROは10%、ワイドカード・ワイドゴールドカードは25%、プラチナ プレミアムカードは50%です。
ANAカードを保有していると、国内線基本マイル・国際線基本マイルのマイル数の10%/25%/50%のボーナスマイルが得られます。
また、カード入会・継続のボーナスマイルは、一般カードは1,000マイル、ANAワイドカード・ANAワイドゴールドカードは2,000マイル、ANAプラチナ プレミアムカードは10,000マイルです。ZEROにはありません。
毎年マイルがもらえるのは嬉しいですね。国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年2,000円~10,000円がバックされることになり、年会費の負担を減らすことができます。
ANAプレミアムメンバーの「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」ステイタスを保持している時は、ANAゴールドカード限定特典で、通常の継続ボーナスマイルに加えて更に2,000マイルがプラスされます。
ANAマイルの使い道
ANAカードで貯めたマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。
主な交換先
- 国内線/国際線の特典航空券、今週のトクたびマイル
- 提携航空会社特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- ANA SKY コイン
- トクたびマイル
- ANAショッピング A-styleでの利用
- 提携ポイントやクーポンとの交換
- 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
- ホテル宿泊・レストランのお食事券
ANAマイルの使い道詳細
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
他にANA国内線にお得に搭乗する方法としては、ユナイテッド航空のマイル活用があります。クレジットカード「マイレージプラスカード」で貯まります。
ユナイテッド航空はANAと提携関係にあり、かつ同じ航空連合のスター・アライアンスに属していることから、日本国内ではANA国内線の搭乗に使うことが可能です。
国際ブランドごとの違い
発行しているクレジットカード会社が異なることから、同じANAカードでも一部でサービスが異なります。
ここでは一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プラチナ・プレミアムカードに共通する内容について、各国際ブランドごとに比較します。
年会費
ANA VISAカード/Mastercardは工夫によって年会費を安く出来るのが魅力的です。ただし、プラチナ プレミアムカードは割引の対象外です。
WEB明細を利用すると割引が受けられます。また、リボ払いの「マイ・ペイすリボ」に登録して、年1回以上リボ手数料が発生すれば割引があります。
マイ・ペイすリボは初回はリボ払いの手数料がないので、毎月のリボ払いの金額を、カード利用限度額の全額に設定しておけば、全く手数料はかかりません。クレカの通常の1回払と同じように使えます。
年1回だけ僅かなリボ手数料が発生するように運用すれば、年会費を割り引いてお得に使えます。
カード名 | 年会費(割引後)税抜 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANA VISA/マスター 一般カード | 2,000円 (1,025円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA Suicaカード | 2,000円 (751円) | - |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 2,000円 (751円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA nimocaカード | 2,000円 (751円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA/マスター ワイドカード | 7,250円 (6,275円) | 1,500円 (975円) |
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード | 14,000円 (10,500円) | 4,000円 (2,500円) |
ANA VISA プラチナ プレミアムカード | 80,000円 | 4,000円 |
ANA JCBカードの場合、スマリボを登録したら一般カード・ワイドカードは1,350円、ゴールドカードは5,000円のキャッシュバックを受けられます。
ただし、初回から利用額全額に対してリボ手数料が発生し、極小化するには銀行振込かATMでの繰り上げ返済が必要です。
メインカードは他にあってほとんど使わない場合以外は、年会費発生前のみスマリボに切り替えるか、毎月繰り上げ返済する運用に手間がかかります。
とはいえ、ソラチカカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。最大1.54%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
ETCカード
ETCカードの発行手数料・年会費は、JCB、ダイナースクラブ、アメックスは無条件で無料です。
Visa・Mastercard、TOKYU POINT ClubQ PASMOは年会費が無料ですが、年に一度も利用がない場合は年500円(税抜)の年会費がかかります。
一般加盟店でのマイル付与率UPの工夫
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
ポイントモール
VISA/Mastercard/Suica/TOKYU POINT ClubQ
ANAカードのうち、VISA/Mastercard/Suica/TOKYU POINT ClubQ PASMOの会員はポイントアップサイト「ポイントUPモール」を利用できます。
また、リアル店舗でボーナスポイントを得られる「ココイコ!」も使えます。
JCB
JCBは「Oki Dokiランド」というポイントモールを運営しており、ANA JCBカードの保有者も利用できます。
ダイナースクラブ ポイントモール
ANAダイナースカードの会員は「ダイナースクラブ ポイントモール」という会員専用サイトを使えます。
ボーナスポイント付与の単位は5,000円で、キャッシュバックは100円ごとになります。切り捨てを考慮してどちらが得かを選ぶのが基本です。
電子マネー
各ANAカードごとのマイル付与対象の電子マネーは以下のとおりです。
カード名 | マイル付与対象 電子マネー | チャージ可能だが マイル付与の対象外 |
---|---|---|
ANA JCB 一般カード等 ANA JCBカード ZERO | QUICPay、PiTaPa 楽天Edy(ゴールド以上のみ) | nanaco モバイルSuica SMART ICOCA 楽天Edy(一般・ワイド) |
ソラチカカード | QUICPay、PiTaPa PASMO | nanaco モバイルSuica SMART ICOCA 楽天Edy |
ANA VISA Suicaカード | iD、PiTaPa Suica | nanaco モバイルSuica SMART ICOCA 楽天Edy |
ANA VISAカード ANA Mastercard | iD、PiTaPa 楽天Edy(プラチナ) | nanaco モバイルSuica SMART ICOCA 楽天Edy(プラチナ以外) |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | iD、PiTaPa PASMO | nanaco モバイルSuica SMART ICOCA 楽天Edy |
ANAダイナースカード | 楽天Edy QUICPay (Apple Pay) | モバイルSuica SMART ICOCA |
ANAアメックス | QUICPay | モバイルSuica SMART ICOCA 楽天Edy |
ANA VISA SuicaカードをモバイルSuicaに登録すると、オートチャージが利用できます。
モバイルSuicaでオートチャージを利用できるクレジットカードは、ANA VISA Suicaカードを含むビューカードだけです。
定期券機能をモバイルSuicaで使うこともでき、携帯電話から簡単に定期券が買えます。貯まったビューサンクスポイントをANAマイルに交換できます。
2018年6月28日には従来のビューサンクスポイントがJRE POINTと統合して、使い道が拡大してますます便利になりました。
QUICPay(nanaco)でセブン-イレブンが最大2.05%
ANA JCBはJCB発行のカードですので、「QUICPay(nanaco)」を使えます。ANA JCBカード、ソラチカカードで使えます。
QUICPay(nanaco)とは、事前に申し込んでおくと、本来はプリペイド式のnanacoが後払いのQUICPayとして利用できるサービスです。
セブン-イレブンにてnanacoカードに搭載されているQUICPayでお買い物すると、200円(税抜)ごとに1ポイントが貯まります。更にQUICPayに登録したクレジットカードのポイントも貯まります。
セブン-イレブンは「ANAカードマイルプラス」の対象店舗で0.5%のマイルが特別に貯まり、マイル付与率は5マイルコースは1%、10マイルコースの場合は合計1.5%(プレミアムは1.8%)になります。
クレジットカードでの決済だけではなく、「ANA JCBを指定しているQUICPayでの支払い」もマイル付与率が1.0%/1.5%/1.8%となります。
500nanacoポイントは250ANAマイルに交換できるので、QUICPay(nanaco)は0.25%のANAマイルが取れることになります。
合計1.25%/1.75%/2.05%のANAマイルを獲得可能です。
Apple Payに対応
iPhone7 / 7 Plus、Apple Watch Series 2から、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能になりました。
モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、iD、QUICPayの店舗でお買い物することが可能です。
Suica、PASMO(モバイルPASMO)、nanaco、WAONは使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。
TOKYU POINT ClubQは渋谷のラウンジを利用可能
渋谷ちかみちラウンジ
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ソラチカカードを持っていると、渋谷駅の地下に設置されている「渋谷ちかみちラウンジ」を利用できます。
スイッチ・ラウンジ
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード会員は、渋谷ヒカリエのショッピングゾーン「ShinQs」の5階にある女性専用ラウンジも利用可能です。
VISA/Mastercardのみの主な特典
ANA VISAカード/ANA Mastercard(Suica・TOP&Club Q含む)を保有していると、ANA銀聯カードも発行できます。
また、人気が高いホテル宿泊サイトであるExpedia、Hotels.comでお得な割引を享受できます。
更に、「ANA VISAプリペイドカード」へのチャージが無料となります。
ANAアメックス
ANAアメックスは実利的なキャッシュバックのアメックスオファー、アメックスのホテル、ダイニング、ショッピングなどの優待プログラムを利用できます。
「アメックス共通特典」で、American Express Experiences、golfscape、エクスペディアでの割引、阪急メンズ東京での期間限定優待などの優待情報が一覧となっています。
使いやすいエクスペディアの優待が特に便利。海外ホテルが8%割引、航空券+ホテルが3,750円割引となります。
クーポンコードは「エクスペディアのアメックス会員限定ページ」にアクセスすると確認できます。
その他
ANAカードのサービスに加えて、各カード発行会社に応じた基本サービスを利用できます。カード発行会社によって内容が異なります。
カード名 | 独自サービス |
---|---|
ANA・JCBカード ANA JCBカード ZERO | ANA JCB プリペイドカードへ無料でチャージ可能 JCBプラザ等のJCBのサービス、JCBトッピング保険 |
ソラチカカード | ANA JCB プリペイドカードへ無料でチャージ可能 JCBプラザ等のJCBのサービス、JCBトッピング保険 To Me CARDのサービス |
ANA VISA Suicaカード | 三井住友カードのサービス ビューカードの一部機能 |
ANAカード(Visa/Mastercard) | 三井住友カードのサービス |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カードのサービス 東急カードのサービス |
ANAダイナースカード | ダイナースクラブカードの充実のベネフィット |
ANAアメックス | アメックスの多様なベネフィット |
ワンタイムパスワードの本人認証など充実のセキュリティ
ANAカードのVISA/Mastercardを発行している三井住友カードは、セキュリティが充実しています。
本人認証サービスにはアプリによるワンタイムパスワードが導入されており、不正利用の防止を図っています。これは日本初の仕組みです。
利用のロック機能(ネット・海外・すべて)、利用の即日通知機能など、独自のセキュリティ施策に優れています。
VISAインターナショナルから、セキュリティが高い会社に対する表彰があり、アジア・パシフィック地域では、三井住友カードだけが表彰されたことがあります。
セキュリティの部分では国際ブランドの運営元のVISAからも高い評価を受けています。24時間体制で監視システムが動作しており、全世界のトラフィックをチェックしています。
ANAカードのJCBを発行しているJCBの方も、不正使用被害を防止するために、24時間年中無休で監視しています。
万が一の4桁の暗証番号・3Dセキュア突破時も、絶対補償しないではなく、一定の条件では補償してくれます。
スマートフォンアプリを用いた本人認証サービス(J/Secureワンタイムパスワード)もあります。
ANA JCBカードの利用残高が予め登録された金額を超えた場合、Eメールで通知してくれる「安心お知らせメール」もあります。
残高不足となった場合は、一度だけではなく複数回引落しをかけてくれます。中には月末まで毎営業日実施してくれる銀行もあり、JCBは口座振替も便利です。
ダイナースを発行している三井住友トラストクラブも3Dセキュアを導入しました。
アメックスはスマホアプリによるワンタイムパスワードの本人認証の仕組みはありません。
しかし、高精度の不正検知システムによって高度のセキュリティを確保しており、ネットでは「American Express Safe Key」が導入されています。
独自ポイント機能
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードには、東急グループの共通ポイント「TOKYU POINT」の機能もあります。
お買物ポイント
TOKYU POINT加盟店で利用すると、Vポイントに加えて、TOKYU POINTが貯まります。クレカのポイントとTOKYU POINTのポイント二重取りが可能です。
東急百貨店、ShinQsなど東急系列のお店をよく利用する方だと、東急カードを作っておくとザクザクとポイントが貯まっていきます(一覧)。
TOKYU POINTは現金同様
貯めたTOKYU POINTはANAマイルに交換可能。しかも交換レートは75%(1対0.75)です(1,000ポイント→750マイル)。
逆にANA東急カード会員限定で、ANAマイルをTOKYU POINTに交換することもできます。1万マイル→1万TOKYU POINTとこちらは標準的です。
ちなみにライバルのJALカードにも、TOKYU POINTとPASMO機能が搭載されたカードがあります。
ANA VISA Suicaカード
搭載されているSuicaでお買い物することも可能です。その場合、JRE POINT会員サイトに登録していれば、旧・Suicaポイント加盟店ではJRE POINTも貯められます。
ちなみにライバルのJALカードにも、Suica機能が搭載されて陸・空の両方でマイルが貯まる「JALカードSuica」があります。
ソラチカカード
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、ANAマイルをザクザクと効率的に貯められる仕組みがあります。東京メトロ沿線に在住していない場合でも有効活用できるANAカードです。
メトロポイントを1対0.9でANAマイルに移行可能
ソラチカカードを保有していると、お得なレートでメトロポイントをANAマイルに移行可能。100ポイント単位で1対0.9のレートにて無料で交換できます。
100 メトロポイント→90 ANAマイルです。本来的には1,000 メトロポイント→600 ANAマイルです。GU(ギャップ・アップ)となります。
移行の上限は月20,000メトロポイント(18,000マイル)です。
東京メトロ乗車でメトロポイントが貯まる
ソラチカカードには「メトロポイントPlus」というお得な制度があります。
加入手続きを済ませてからソラチカカードのPASMO機能で東京メトロの改札を通って電車に乗ると、1乗車ごとに以下のメトロポイントが貯まります。
- 平日 :1乗車5ポイント(5円相当)
- 土休日:1乗車15ポイント(15円相当)
また、メトロポイントPlus加盟店にてPASMO電子マネーを利用すると、メトロポイントが貯まります。
メトロポイントは、ANAマイラーであれば、ANAマイルへの移行(100ポイント→90マイル)がお得です。
ANAカードとスーパーフライヤーズカード(SFC)
将来的にANAの上級会員を視野に入れており、ANAスーパーフライヤーズカードの保有を考えている場合は、ANAカードの選択がより一層、重要となります。
SFC修行を行う方、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)に入会する予定の場合は、申し込みたいSFCと同等のANAカードを事前に発行しておくのが無難です。
- ANAワイドカード→ANAスーパーフライヤーズカード(一般カード)
- ANAワイドゴールドカード→ANAスーパーフライヤーズ ゴールドカード
- ANA プラチナ・プレミアムカード→ANAスーパーフライヤーズ プレミアムカード
こうしておけば、ANAプレミアムメンバーの「プラチナ」になった時点で、同じグレード・同じ国際ブランドのSFCカードに無審査で切り替えることができ、万が一の審査落ちのリスクをなくすことができます。
各ANAカードから対応するANA スーパーフライヤーズ・カードに切り替える場合は、審査落ちのリスクがありません。
プレミアムメンバー専用デスクかANAカードデスクに電話すれば、切り替えの専用用紙を送ってくれるので、返送すればOKです。
将来的にANA スーパーフライヤーズ・カードを視野に入れている場合は、対応しているANAカードを発行しておくのが望ましいです。
ANAスーパーフライヤーズ会員になると、ANAラウンジ、国際線特典航空券の優先予約、フライトごとのボーナスマイル、座席アップグレード、優先チェックインカウンター・専用保安検査場、手荷物受け取りの優先、手荷物許容量の優待、優先搭乗などの絶大なメリットが付帯します。
ANAラウンジが同伴者1名まで無料で使い放題なのは嬉しいところですね。豪華で快適な空間で搭乗直前までゆったりと寛げます。
国際線になるとシャワーがあって食事もゴージャス。一例として羽田空港 国際線のANAラウンジについては、以下で徹底的に解説しています。
ANAカードのクラスごとの違い概論
これまではANAカードに共通するスペック、国際ブランドごとに異なるサービス内容について比較してきました。
ANAカードには、一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プラチナ・プレミアムカードの4つのクラスがあります。
各クラスごとに国際ブランドが用意されています。国際ブランドごとに機能・特典のディティールは違いますが、大枠は同じです。
一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プラチナ・プレミアムカードの4つのラインナップの相違点の概要は下表のとおりです。
※以下ページ内の保険金額はすべて最高額
一般カード | ワイド | ワイドゴールド | プラチナ・プレミアム | |
---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 2,000 / 7,000 | 7,250 | 14,000~ 31,000 | 70,000~ 155,000 |
マイル移行手数料 (10マイルコース) | 5,000~ 6,000 | 5,000~ 6,000 | 0 | 0 |
家族カード年会費 | 1,000 | 3,500 | 8,000 | 無料~4,000 |
マイル付与率 | 0.5 / 1.0% | 0.5 / 1.0% | 1.0% | 1.0% |
マイル付与率(特約店) | 1% / 2% | 1% / 2% | 2.0% | 2.0% |
マイル付与率(ANA航空券等) | 2.0% | 2.0% | 2% / 3% | 4% |
マイル有効期間 | 3年 | 3年 | 3年 | 3年 |
入会ボーナス | 1,000マイル | 5,000マイル | 5,000マイル | 5,000マイル |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
フライトボーナス | +10% | +25% | +25% | +25% |
ワイドカード特典 | - | ◯ | ◯ | ◯ |
ゴールドカード特典 | - | - | ◯ | ◯ |
国内線ANAラウンジ | - | - | - | ◯ |
プライオリティパス | - | - | - | ◯ |
コンシェルジュ | - | - | - | ◯ |
その他プラチナ・プレミアムカード特典 | - | - | - | ◯ |
旅行傷害保険(最高) | 1000万~ 3000万 | 5000万 | 5000万~1億 | 1億 |
ショッピング保険最高) | 0~100万 | 100万 | 300万~500万 | 500万 |
航空機遅延費用 | - | - | - / ○ | ◯ |
SFCへの自動移行 | - | ◯ | ◯ | ◯ |
ワイドカードになると、入会・継続・フライトボーナスがアップして、ANAワイドカード共通特典が受けられて保険が充実します。
ワイドゴールドカードは、空港ラウンジ、ANAスカイコインへの交換レートのアップ、ゴールドデスクなどのベネフィットが付帯します。
ANAカード プラチナ・プレミアムは年会費が高いのがデメリットです。しかし、それを補って余りある卓越した特典が満載のラグジュアリー・カードです。
以下では、一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プラチナ・プレミアムカードの区分ごとにANAカードの特徴について徹底的に解説して、各カードの特徴を比較します。
ANA一般カード
ANAカードの一般カードには、以下の9種類があります。
- ANA JCB一般カード
- ANA JCBカード ZERO
- ソラチカカード
- ANA Visa 一般カード
- ANA Mastercard 一般カード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA nimocaカード
- ANAアメリカン・エキスプレス・カード
カードフェイス
カードフェイスは、若年層限定のZEROは白、それ以外はいずれもANAらしいブルーをベースにしたオシャレなデザインです。
交通系電子マネー機能が搭載されているカードは電子マネーのマークが有ります。VISA/Mastercard/ソラチカカードはホログラムが前面にあり、それ以外のカードは背面にあります。
アメックスのみ独自色が強いデザインになっています。ICチップの色も異なっており、別格という雰囲気が出ています。
年会費
年会費(税抜)はANA アメックスのみ7,000円、ANA JCB ZEROは5年間無料であり、それ以外のANA一般カードは2,000円となっています。
家族カードの年会費(税抜)はANA アメックス一般カードのみ2,500円、それ以外は1,000円です。ANA VISA Suicaカードには家族カードの制度はありません。
ANA VISA/マスター 一般カードは1,025円(家族475円)、ANA VISA Suicaカードは751円まで年会費(税抜)を下げることが可能です。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードとANA VISA nimocaカードは751円(家族475円)です。
マイル付与率
JCB
ANA JCB 一般カード、ソラチカカードの場合、ポイントのマイルへの交換レートは、2つのコースによって変わってきます。
- 10マイルコース:1ポイント→10マイル(マイル付与率1.0%)
- 5マイルコース:1ポイント→5マイル(マイル付与率0.5%)
ANAマイルの移行手数料は、10マイルコースは5,500円(税込)、5マイルコースは無料です。ANA JCBカード ZEROは5マイルコースのみです。
マイルの移行の方法には、「マルチポイントコース」と「自動移行コース」があります。
マルチポイントコースは任意のタイミングでポイントをマイルに交換し、自動移行コースは自動的にマイルに交換されます。
10マイルコースの場合は、移行手数料はマイルに移行しない年度は発生しません。つまり、自動移行方式だと毎年5,500円(税込)がかかりますが、2年に1回移行すると1年あたりのコストは2,750円(税込)になります。
毎年マイルに移行する場合は自動移行がいいですが、2年に1度でOKならマルチポイントコースが望ましいです。
なお、10マイルコースの移行手数料は最大で3年に1回で済みます。
- 2024年4月1日に10マイルコースに登録(2025/3/31迄1ポイント→10マイルに)
- 2025年3月31日に全ポイントをマイルに移行
- 2025年4月1日~2027年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2025年4月の獲得ポイントの有効期限は2027年4月末)
- 2027年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)
後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。
ボーナスポイントはマイル自動移行コースを選択した場合でも、マイレージ移行の手続きが必要となります。マイル移行手数料は無料。
ANA JCBカードはJCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。年間ボーナスを考慮した合計マイル付与率は下表のとおりです。
前年度の年間利用額 | ステージ | 5マイルコース | 10マイルコース |
---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 0.53% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 0.56% | 1.06% |
ソラチカカードの場合、スマリボを活用して、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が最大1.54%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
VISA/Mastercard
ANA VISA/マスター 一般カード、ANA VISA Suicaカード、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ANA Visa nimocaカードは、基本的なマイル付与率は0.5%もしくは1%です。
Visa/MastercardもJCBと同様に、10マイルコースの移行手数料は最大で3年に1回で済みます。こちらのサイクルは4月1日~3月31日です。
- 2024年4月1日に2倍コース(応募方式)に登録(2025/3/31迄1ポイント→2マイルに)
- 2025年3月31日に全ポイントをマイルに移行
- 2025年4月1日~2027年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2025年4月の獲得ポイントの有効期限は2027年4月末)
- 2027年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)
後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。
アメックス
ANAアメックスは、カード利用でANAアメリカン・エキスプレス提携カード―メンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。100円につき1ポイントです。
貯めたポイントは、1,000ポイント単位で1,000 ANAマイルに移行できます。マイル付与率は1%です。
ANAカードマイルプラス提携店のうち、ANAグループのANA航空券、旅行商品、機内販売などを購入する際には特別にポイントが加算されて、マイル付与率2.5%になります。
NHK受信料、日本赤十字やUNICEF等への寄付はポイント対象外。また、電気・ガス・水道・税金・公金・ふるさと納税など、ポイント付与率が半分(200円ごとに1ポイント)になる支払先があります(一覧)。
利用ごとに100円未満の端数は切り捨てられてポイント付与の対象外となりますが、余程細かい支出を多発させない限りは、さほど大きな影響は出ません。
ANAアメックスのポイントをANAマイルに移行するには、一般カード(クラシック)の場合、年6,000円(税抜)の「ポイント移行コース」への登録が必要です。
ポイント移行コースへの登録期間中は、ポイントに有効期限(通常3年)がなくなります。
3年に1回「ポイント移行コース」に登録して、ANAマイル移行後に解約をすることで、マイル移行のコストを3年に1回(1年あたり税抜2,000円)に抑えることができます。
年間維持コストとマイル付与率の比較
年会費の割引・2年に1回マイル移行することを考慮した年間維持コスト(税抜)、マイル付与率の比較をまとめると下表の通りです。
項目 | ZERO | 一般/ソラチカ | VISA/Mastercard | アメックス | |
---|---|---|---|---|---|
年間コスト(2-3年に1回マイル移行) | 無料 | 4,500 | 4,025 | 9,000 | |
家族カード1枚込 | 無料 | 5,500 | 4,500 | 11,500 | |
マイル付与率(最大) | 一般加盟店 | 0.56% | 1.06% | 1.0% | 1.0% |
特約店 | 1.56% | 2.06% | 2.0% | 2.0% | |
ANA航空券等 | 1.56% | 2.06% | 2.0% | 2.5% | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | 2年 | 3年 |
フライト・入会・継続ボーナスマイル
ANAカード(一般カード)は、通常のフライトマイルに加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」がもらえます。
また、入会すると1,000マイル、継続すると1,000マイルがプレゼントされます。
国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年2,000円がバックされることになり、年会費を上回る還元が受けられます。
ショッピング保険
ANAアメックスには、購入した商品の損害を補償するショッピング保険が付帯しています。
破損・盗難などの損害が購入日から90日間、1名につき年間最高200万円まで補償されます。
他のANA一般カードは、ショッピング保険が適用されるには、海外での利用、リボ払い・3回以上の分割払などの条件が附帯しています。
ZERO・JCB一般カード・ソラチカカードは、年間補償限度額が最高100万円(自己負担1万円)ですが、1回払いは海外での購入が対象で国内での購入は対象外です。
ANA VISA/マスター 一般カードは、年間補償限度額が最高100万円(自己負担3,000円)。国内でショッピング保険が適用される条件は、「リボ払い」か「分割払い(3回以上)」での購入です。
海外旅行傷害保険
ANAアメックス以外のANA一般カードは、死亡・後遺障害1000万円、救援者費用100万円のみです。自動付帯です。
ANAアメックスは利用付帯ですが、補償が極めて充実しています。一般カードでも家族特約があるのが大きなメリットです(カッコ内は家族の補償)。
保険の種類 | クラシック |
---|---|
死亡・後遺障害 | 最高3000万(1000万) |
傷害治療 | 最高100万(同額) |
疾病治療 | 最高100万(同額) |
救援者費用 | 最高200万円(同額) |
賠償費用 | 最高3000万(同額) |
携行品損害(1旅行/年) (自己負担3,000円) | 最高30万/30万(同額) |
海外旅行傷害保険で利用頻度が高くて最も重要な傷害治療・疾病治療は、100万円と非ゴールドカードとしては良好な水準です。
ただし、海外は傷害治療・疾病治療が高い地域もあり、転倒や食あたりで数日間入院しただけで、400万円かかることもあります(ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データ)。
海外旅行保険が自動付帯の年会費無料カードを持てば、最高保険金額を上乗せ可能。使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。
国内旅行傷害保険(航空機搭乗中)
ANAカードの補償で、航空機搭乗中のみですが、国内航空傷害保険もあります。
自動付帯ですが、一般カードは死亡・後遺障害1000万円のみとなっています。
ANAアメックス限定特典
ANA一般カードの中ではANAアメックスのみ空港ラウンジを利用できます。しかもカード会員だけではなく、同伴者も1名無料です。旅行や出張がはかどりますね。
国内主要空港のラウンジに加えて、ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)のIASS EXECUTIVE LOUNGEを利用できます。
ラウンジではソフトドリンクが飲めますし、電源コンセントや新聞・雑誌などが用意されており、出発までの時間を快適に過ごせます。アルコールやスナックが用意されているラウンジもあります。
成田のIASS EXECUTIVE LOUNGE 1/2、中部のプレミアムラウンジ セントレア、熊本のラウンジ ASOは、無料アルコールのサービスがあります。
羽田空港のパワーラウンジは、雰囲気が良好で手荷物検査後の制限エリアにあって便利です。
以下は成田空港のラウンジ「IASS EXECUTIVE LOUNGE 1」です。席の脇には電源コンセントもありスマホ・タブレット・PC等を充電できます。
成田のラウンジはビールかウイスキーが1杯無料です。柿の種をおつまみにして無料で飲めるのは嬉しいですね^^
ミネラルウォーター、お茶類、ジュース、コーヒーなどソフトドリンク類も揃っています。
その他、空港からのアクセスが良好な駐車場で、割引・優待特典を受けることも可能です。
ANA一般カードの比較まとめ
一般カードの各ANAカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。年会費は最安値で、ANAアメックス以外は初年度無料です。
項目 | アメックス | VISA MasterCard | TOKYU POINT ClubQ | Suica | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 7,000 | 1,025 | 751 | 751 | |
家族カード年会費(税抜) | 2,500 | 475(入会後1年間無料) | - | ||
マイル移行手数料 | 6,000 | ||||
ETCカード手数料(税抜) | 無料 | 年1回の利用で無料(未使用時は500円) | |||
マイル付与率 | 一般加盟店 | 1% | 1.0% | ||
特約店 | 2% | 2.0% | |||
航空券等 | 2.5% | 2.0% | |||
マイル有効期間 | 無期限 | 2年 | |||
フライトボーナス | 10% | ||||
入会/継続ボーナスマイル | 1,000/1,000 | ||||
ANAワイドカード特典 | - | ||||
空港ラウンジ | ○(同伴者1名無料) | - | |||
手荷物無料宅配 | 片道 | - | |||
日本語による救急サービス | ○ | ||||
24時間健康・医療相談 | - | ||||
ショッピング保険(自己負担) | 年間最高200万(1万円) 国内外 | 最高100万(3,000円) 海外・リボ・分割のみ | 最高100万(3,000円) 海外・リボのみ | ||
海外航空便遅延お見舞金制度 | - | ||||
電子マネー(マイル付与) | - | iD PiTaPa | iD PiTaPa PASMO | iD PiTaPa Suica | |
その他付帯特典 | アメックス共通特典 | 三井住友カード | 三井住友カード 東急カード | 三井住友カード VIEWカード | |
独自ポイント | - | - | TOKYU POINT | JRE POINT | |
旅行保険 | 国内外ともに自動付帯(Amexは利用付帯) | ||||
海外旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ◯ | - | ||
死亡・後遺障害 | 最高3000万円(1000万) | 1000万 | |||
傷害治療 | 最高100万(同額) | - | |||
疾病治療 | 最高100万(同額) | - | |||
救援者費用 | 最高200万(同額) | 100万 | |||
賠償費用 | 最高3000万(同額) | - | |||
携行品損害(1旅行/年) | 最高 30万/100万(同額) 自己負担3,000円 | - | |||
国内旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ◯ | - | ||
傷害死亡・後遺障害 | 最高2000万円(1000万) | 1000万円 | |||
入院保険金日額 | - | - | |||
通院保険金日額 | - | - | |||
手術保険金(最高) | - | - |
ANA一般カードの解説
東京メトロを使う機会がある方は、メトロポイント→ANAマイルに90%で移行できるソラチカカードが、おすすめというかマスト・アイテムです。
実際にソラチカカードをフル活用したところ、流麗なANAマイル還元を享受できました。
ANA JCBカード ZEROは魅力が落ちます。ANA JCB一般カードは2,200円(税込/初年度無料)の年会費で1,000マイルの継続ボーナスを獲得できるので、これだけでも保有する価値はあります。
TOKYU POINTやPASMOを搭載したANAカードがよければ、 TOKYU POINT ClubQが候補となります。Suicaチャージでマイルを貯めたい場合は、ANA VISA Suicaカードで決まりです。
空港ラウンジ、充実の保険などアメックスならではのトラベル特典がほしい場合はANAアメックスが候補となります。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAワイドカード
ANAカードには一般カードとワイドゴールドカードの間にワイドカードというカテゴリーがあります。JALカードにおけるJAL CLUB-Aカードと同じ位置づけのステータスです。
ワイドカードの国際ブランドには、JCB、VISA/Mastercardがあります。鉄道会社との提携カードはありません。
カードフェイスはANAらしいブルーを基調としたデザインです。「ANA CARD」という文字の右側に丸で囲まれた「WIDE」という文字がある点以外は、ANA一般カードと同一です。
JAL CLUB-Aカードはゴールドカードに準じた薄い金色(シャンパンゴールド)でオシャレです。ワイドカード関しては、カードフェイスでライバルのJALカードに遅れを取っている印象があります。
年会費
ANAカード ワイドカードの本会員の年会費(税抜)はいずれも10,000円となっています。
家族カードの年会費(税抜)は3,500円です。ANAカードSuica ワイドカードには家族カードの制度はありません。
マイル付与率
ANA JCBワイドカードのマイル付与率はANA JCB一般カードと同一で、0.5%~1.06%です。
ANA VISA/マスター ワイドカードのマイル付与率はANA VISA/マスター一般カードと同一で、0.5%~1.0%です。
フライト・入会・継続ボーナスマイル
ANAワイドカードなら通常のフライトマイルに加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%」がもらえます。
カード入会・継続のボーナスマイルは2,000マイルです。国内線特典航空券で1マイル2円で使えば、なんと実質的に毎年4,000円がバックされることになり、年会費の負担を減らすことができます。
ANAワイドカード共通の特典
ANAワイドカードは、ANAワイドカード以上のANAカード共通の特典・割引を受けられます。
- ビジネスクラス専用チェックイン
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 空港内免税店での割引 (10%OFF)
- 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
- 成田空港でのパーキング割引
- 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン朝食無料&ウェルカムドリンクサービス
- ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
- ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、オリックスレンタカー5%割引
- ハーツレンタカー5~20%割引
ANA国際線エコノミークラス利用の際にもビジネスクラス専用カウンターを利用できます。並ぶ時間が少なく、余裕のチェックインができます。
エコノミークラスのうんざりする大混雑に巻き込まれずに、スムーズなチェックインが可能なのは大きなメリットです。
割引で特に使いやすいのは全国各空港にある「ANA FESTA」での5%割引、空港免税店での10%割引です。1,000円(税込)以上のお買い物の際、レジでANAカードを提示すればOKです。
SFC、ANAダイナースプレミアム、ANAアメックス・プレミアム以外は、カードが手元に届く前にも割引を利用できるので便利です。
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービスは、予約の際にANAカード会員の旨を伝えると、ベストフレキシブル料金から5%割引となります。
また、ANAワイドカードなら、朝食無料&ウェルカムドリンクもついてきます。これはありがたいですね。
2016年4月1日から、ANAショッピング A-styleでのお買い物は、ANAショッピングポイントとの併用でも5%の割引適用となりました。
ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワインなど、魅力的なANAならではの独自商品を購入できます。
毎月のカード利用明細には「ANA CARD information」が同封されており、ANAカードの最新情報を把握できます(Web明細なら会員サイトで確認可能)。
ANA機体工場見学会、ANAビジネス/ファーストクラス機内食試食&見学、国内線プレミアムクラスお弁当&ANA機体工場見学会、シークレットコンサート、宝塚貸切公演、横浜F・マリノス特別席での観戦など、ANAカード会員限定のイベントにも参加できます。
ショッピング保険
ANAワイドカードには、カードで購入した商品の損害を補償する「ショッピング補償」が付帯しています。補償額は年間100万円迄です。
VISA/Mastercard/JCBは1万円の自己負担はありますが、それ以上の損害が出た場合は保険金がもらえます。
国内でショッピング保険が適用される条件は、VISA/Mastercardは「リボ払い」か「分割払い(3回以上)」での購入です。1回払いで購入した場合は適用されません。JCBは自動リボ払いの「スマリボ」への登録です。
海外でのカードによる購入では1回払いでも補償されます。
海外旅行傷害保険
ANAワイドカードはいずれも嬉しい自動付帯です。旅行代金等をカードで決済しなくても適用されます。
項目 | 最高保険金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 5,000万 |
傷害治療 | 150万 |
疾病治療 | 150万 |
救援者費用 | 100万 |
賠償費用 | 2,000万 |
携行品損害 | 1旅行50万/年50万 |
国内旅行傷害保険
航空機搭乗中のみですが、国内航空傷害保険もあります。こちらも自動付帯です。日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償されます。
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害入院(最高180日) | 10,000円 |
手術 | 入院中:10万円/それ以外:5万円 |
傷害通院(最高90日) | 2,000円 |
ANA ワイドカードと一般カードの比較
ANAカードにはワイドカードの他に「一般カード」があります。年会費がワイドカードよりもかなり安いカードです。
その代わりに、ANA ワイドカードはフライトボーナスのマイルが10%であるのに対して、ワイドカードはフライトボーナスが25%にパワーアップします。
また、継続ボーナスが上がり、旅行傷害保険が充実します。
一般カード | ワイドカード | 差額 | |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 2,000 | 7,250 | 5,250 |
割引後年会費(税抜) ※VISA/Mastercard | 1,025 | 6,250 | 5,250 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 1,000マイル |
フライトボーナス | +10% | +25% | +15% |
ANAワイドカード特典 | × | ◯ | 有無 |
SFCカード自動移行 | × | ◯ | 有無 |
旅行傷害保険 | 最高1000万円 | 最高5000万円 | 4000万円 |
家族カード年会費(割引後) ※VISA/Mastercard | 1,000(475) | 1,500(975) | 500(500) |
年会費の差額(ワイドカード-一般カード)は5,250円(税抜)です。フライトボーナス・継続ボーナスで5,250円を超える価値のマイルを得られるか否かが、ワイドカードか一般カードかの選択のキモです。
継続ボーナスの差は1,000マイルなので、1マイル1.5円換算だと1,500円、2円換算だと2,000円、3円換算だと3,000円の価値があります。
5,670円からこれらの金額を引いた額の分、フライトボーナスで稼げるか否かが損益分岐点となります。
フライトボーナスは、「区間基本マイレージ×積算率(クラス・運賃倍率)×10%(25%)」で計算します。
1マイルの価値を1.5円/2円/3円に設定した場合、損益分岐となる年間フライト数は下表のとおりです。積算率ごとに算出しています。
マイル積算率 | 1マイルの価値 | ||
---|---|---|---|
1.5円 | 2円 | 3円 | |
150% | 12,356 | 8,156 | 3,956 |
125% | 14,827 | 9,787 | 4,747 |
100% | 18,533 | 12,233 | 5,933 |
75% | 24,711 | 16,311 | 7,911 |
70% | 26,476 | 17,476 | 8,476 |
50% | 37,067 | 24,467 | 11,867 |
30% | 61,778 | 40,778 | 19,778 |
多くの方が利用すると思われる積算率75%で1マイル2円で計算すると、年間で16,311マイルが必要です。
東京⇔伊丹の場合は77.7回、東京⇔沖縄は22.1回の搭乗となります。国内線だけだとフライトマイルが低いのでハードルが高めとなります。
国際線で積算率70%の場合は、年間17,476マイルです。東京⇔ホノルルは6.5回、東京⇔香港は13.7回の搭乗でOKです。
主にビジネス利用で積算率100%の場合は、もっと少ない回数で達成可能です。東京⇔沖縄は12.4回、東京⇔ホノルルは4.6回、東京⇔香港は6.7回の搭乗でOKです。
下表は1マイルの価値を1.5円・2円・3円と考えた場合、対象路線に何回乗れば、ワイドカードと一般カードの損益分岐点に到達するかです。単位は回数です。
路線とマイル積算率 | 1マイルの価値 | ||
---|---|---|---|
1.5円 | 2円 | 3円 | |
国内線(東京⇔伊丹/100%) | 66.2 | 43.7 | 21.2 |
国内線(東京⇔伊丹/75%) | 117.7 | 77.7 | 37.7 |
国内線(東京⇔沖縄/100%) | 18.8 | 12.4 | 6.0 |
国内線(東京⇔沖縄/75%) | 33.5 | 22.1 | 10.7 |
国際線(東京⇔香港/100%) | 10.2 | 6.7 | 3.3 |
国際線(東京⇔香港/70%) | 20.7 | 13.7 | 6.6 |
国際線(東京⇔ホノルル/100%) | 6.9 | 4.6 | 2.2 |
国際線(東京⇔ホノルル/70%) | 9.9 | 6.5 | 3.2 |
ただし、これに達しない場合でも、ANAワイドカード特典を重視する場合は、ANAワイドカードという選択肢もあります。
ANAワイドカードの比較まとめ
ANA VISA/マスターワイドカード、ANA JCB ワイドカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | VISA/Mastercard | JCB | |
---|---|---|---|
年会費(割引後)※税抜 | 7,250円 (6,275円) | 公式サイト参照 | |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 公式サイト参照 | |
年会費+マイル移行費用 | 13,250円 (12,275円) | 12,250円 | |
年会費+2年1回マイル移行の年間コスト | 10,250円(9,275円) | 9,750円 | |
家族会員年会費(割引後)※税抜 | 4,000円 (2,500円) | 公式サイト参照 | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | |
マイル付与率 | 1% | 1%~1.06% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | |
マイル付与率(Edyチャージ) | – | – | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | |
ビジネス・アカウントカード | – | – | |
ANAワイドカード特典 | ◯ | ◯ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高5000万 | |
ショッピング保険 | 最高100万 | 最高100万 | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | |
リターン・プロテクション | – | – | |
キャンセル・プロテクション | – | – | |
24時間健康・医療相談 | – | – | |
海外旅行先での日本語サポート | 三井住友カードが提供 | JCBが提供 | |
空港ラウンジ | – | – | |
手荷物無料宅配 | – | – | |
優待 | Visaカードの優待 | JCBカードの優待 | |
パッケージツアー割引 | ◯ | ◯ | |
京都観光ラウンジ | – | – | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ◯ | – | |
国内 航空 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 10,000円 | 10,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~10万円 | 入院日額×倍率 (種類に応じて10倍、 20倍または40倍) 1事故につき1回限度 | |
海外 旅行 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 5,000万 |
傷害治療 | 150万 | 150万 | |
疾病治療 | 150万 | 150万 | |
救援者費用 | 100万 | 100万 | |
賠償費用(海外) | 2,000万円 | 2,000万円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万/年50万 | 1旅行50万/年50万 | |
航空便遅延費用補償 | – | – |
各ANAワイドカードの違いについては、以下で徹底的に比較しています。
ANAワイドカードのライバルであるJAL CLUB-Aカードについては、以下にまとめています。
ANA ワイドゴールドカード
ANAカードのゴールドカードは「ANA ワイドゴールドカード」という名前です。JALカードにおけるJAL CLUB-Aゴールドカードと同じ位置づけのステータスです。
ワイドゴールドカードの国際ブランドには、JCB、VISA/Mastercard、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの5大ブランドが揃っています。
アメックスブランドのANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、プロパーのアメックスが発行しています。
JALアメックス・ゴールドカードは、アメックスのライセンスを受けた三菱UFJニコス株式会社が発行していますが、ANAカードの場合は本家のアメックス発行でブランド力がアップします。
VISA/MastercardとJCBは原則として満20歳以上で、本人に安定継続収入のある方が申し込めます。アメックスは年齢の縛りはありませんが、一定の収入が必要です。
カードフェイス
ANAダイナースカードは、ダイナースクラブカードのシルバーを基調としたデザインでオシャレです。
それ以外のANAゴールドカードは、ゴールドをベースにした華やかなデザインで高級感があります。
JCBとVISA/Mastercardを比較すると、模様はほとんど同じであり、VISA/Mastercardはホログラムがカード前面にあり、JCBは背面にある点が異なっています。また、ICチップの色・形と国際ブランドの色が異なります。
ANA JCBワイドゴールドカードには限定デザインが登場する年があります。一例としてはスター・ウォーズデザインがありました。
年会費
ANAワイドゴールドカードの本会員の年会費は国際ブランドによって異なります。
VISA/MastercardとJCB、ダイナースとアメックスが近い水準となっています。VISA/Mastercardのカッコ内の数字は割引後の年会費です。
カード名 | 年会費(割引後)税抜 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード | 14,000円 (10,500円) | 4,000円 (2,500円) |
ANAダイナースカード | 27,000円 | 6,000円 |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード | 31,000円 | 15,500円 |
マイル付与率
ANA JCBワイドゴールドカードのマイル付与率は、1.0%~1.075%です。10マイルコースのみで、年間300万円以上利用した際のボーナスステージが加わります。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.06% |
300万円以上 | ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.075% |
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードのマイル付与率は、1.0%です。
マイル還元率に関しては、ANA JCBカードがVisaに勝利しています。
ANAダイナースカードは、カード利用で「ダイナースクラブ リワードプログラム」のポイントが貯まります(有効期限は無期限)。通常のダイナースクラブカードと同じです。
100円当たり1ポイント(マイル付与率1%)です。一部ポイントが半減する特定加盟店や、高還元と鳴る「ダイナースクラブポイントアップ加盟店」があります。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードのマイル付与率は基本1%です。
一部公共料金・寄付などは0.5%(アメックスのポイントダウン店舗)で、アメックスの特約店ではポイントがアップします。
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、ANAワイドゴールドカードは特別なマイルが積算されて、他のANAワイドゴールドカードよりも高還元となります。
- VISA/Mastercard:2.0%
- JCB:2.0%(年間利用額に応じて最大2.075%)
- ダイナース:2.0%
- アメックス:3.0%
フライト・入会・継続ボーナスマイル
ANAワイドゴールドカードのフライトボーナスマイルは、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%」です。
カード入会・継続のボーナスマイルは2,000マイルで、フライト・入会・継続ボーナスマイルはワイドカードと同じ水準です。
ANAワイドカードの特典
ANAカード ワイドゴールドカードはどのカードでも、ANAワイドカード共通の特典・割引を受けられます。
空港ラウンジ
ANAワイドゴールドカードは、カード発行会社が提供する空港ラウンジを無料で利用できます。
VISA/Mastercard、JCB、ダイナースクラブ、アメックスのいずれも国内の主要な空港を網羅しています。
空港ラウンジ数は、ANAダイナースカードが世界1,000ヵ所以上と圧巻のNo.1です。ぶっちぎりとなっています(ダイナースの空港ラウンジ)。
利用対象ラウンジには、VIPラウンジ(ファーストクラス・ビジネスクラス利用者向けラウンジ)も含まれています。
ゴールドカード会員用のラウンジとは異なり、軽食ブッフェ、アルコール飲み放題、質が良いソファー、シャワーなど施設が充実したラウンジも利用できます。
日本国内では他のANAカード ワイドゴールドカードでは利用できないKAL Business Class Loungeを使えます。
成田空港のKALラウンジは第1ターミナルにあります。関空のKALラウンジは閉鎖されましたが、ぼてぢゅうを利用可能。手荷物検査後の羽田空港パワーラウンジは手荷物検査後にあって便利です。
海外では主要国はほぼ網羅しており、マイナーな国でも幅広いラウンジが利用できます。主要国でないのはオーストラリアくらいです。海外旅行の際には空港で待ち時間が長くなることがあります。
ANAアメックスゴールドは、プライオリティパスの空港ラウンジを年2回利用可能です。ただし、レストランは対象外です(プライオリティパス無料のクレジットカード)。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードの特典
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードには、三井住友カード ゴールドにもある「ドクターコール24」が付帯しています。
ドクターコール24とは、無料で24時間365日、医師・看護師・保健師に電話で相談ができるサービスです。緊急時には非常に役立ちますね。小さな子供がいると特に大きな安心となります。
ANA JCBワイドゴールドカードのみの主な特典
ANA JCBワイドゴールドカードは、「GOLD Basic Service」というJCBゴールド以上のJCBプレミアムカードの付帯サービスを一部利用できます。
ジャンル | 特典内容 |
---|---|
問い合わせ | ゴールド会員専用デスク JCB暮らしのお金相談ダイヤル |
健康サービス | 人間ドックサービス ドクターダイレクト24(国内) |
旅行 | 手荷物無料宅配券(往復)サービス 京爛漫 パッケージツアー利用時のポイントUP ハーツレンタカーサービス |
PLEASURE | JCB GOLD Service Club Off ゴールドフラワーサービス JCBゴールド ゴルフサービス JCBゴルファーズ倶楽部 会員情報誌「JCB THE PREMIUM」 |
チケット | JCBゴールド チケットサービス |
特に大きなメリットは、24時間365日、医師・看護師などに無料で健康・医療に関して相談できるサービスです。
その他、GOLD Basic Serviceの詳細については、以下で徹底解説しています。
ANAダイナースカードのみの主な特典
ANAダイナースカードは、ダイナースクラブ コンパニオンカードなど一部を除き、ダイナースクラブカードと同一の特典・サービスを受けられます。
高級レストランのコース料理が1名分無料、世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能、手荷物無料宅配サービス、ダイニングサービス、安心の海外緊急アシスタンスなどが代表です。
ジャンル | 優待サービス内容 |
---|---|
グルメ | 所定のコース料理を2名以上利用で1名無料(エグゼクティブ ダイニング) 草喰なかひがし等の名店を予約できる「ダイナースクラブ ごひいき予約」 お子様メニューが家族との食事で1名無料「Family Table」 料亭の予約代行(料亭プラン) おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ アラン・デュカスのレストラン優待、ひらまつ優待 |
トラベル | 国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジ (年10回無料) 年2個の手荷物無料宅配 (帰国時) 国内外のホテル・旅館の宿泊優待、Hotels.com割引、クラブホテルズ ハワイ旅行での優待 旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配 最高1億円の旅行保険 海外旅行保険プラス ダイナースクラブ共通の優待特典 |
エンタテイメント ・ライフ | コナミスポーツクラブや人間ドック優待 ヘリコプター優待、乗馬優待 ダイナースクラブのイベント ダイナースクラブ チケットサービス ダイナースクラブ ポイントモール |
ゴルフ | プライベートレッスン優待 名門ゴルフ場の優待予約 ダイナースクラブカップ |
1名分無料のエグゼクティブ・ダイニングは、誕生日や記念日のディナーや会食がお得になって、ラグジュアリーなレストランでの美食がはかどります。
豊富なベネフィットに鑑みると、年会費を超える価値があると評価できます。その他ベネフィットの詳細は以下で徹底解説しています。
以前にダイナースの五十嵐 幸司 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、高いステータスの秘訣、クラブメンバーシップ・哲学など多様な角度で聞き倒しています!
ANAダイナースカードの審査基準はダイナースクラブカードに準じています。ダイナースクラブカードの審査基準については、以下で徹底的に検証しています。
ダイナースはダイニングイベントの「レストランウィーク」を定期的に開催しています。銀座レストランウィーク、イタリアンレストランウィークなどがあります。
その中でも最も大きなイベントは、全国650店以上が参加する「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」です。
2016~2019年のレセプションに参加しました。あのフレンチの巨匠であるAlain Ducasse氏も参加。プレス発表会には鳥取県知事も出席しました。
ダイナースクラブ会員限定のワンドリンクサービスのほか、フランス大使公邸、イタリア大使館、オーストリア大使公邸という通常は立ち入ることのできない特別な空間でのディナーなど、ダイナースクラブ会員限定のスペシャルイベントにも参加できます。
実際にガラディナーに参加したところ、大満足のクオリティで幸せに包まれました。
フランスレストランウィーク以外にも、イタリアンレストランウィーク、銀座レストランウィークといったイベントも開催されます。
ダイナースクラブカード会員限定で、各レストランウィークには先行予約の特典が用意されています。
レストラン・ウィーク以外でも、すきやばし次郎の会食会、アラン・デュカス、銀座マスヒロ塾などスペシャルなイベントが満載です。
ANAダイナースカードを保有していると、ビジネスの経費を効率的に決済できる「ビジネス・アカウントカード」を保有できます。
JALオンライン(JAL国内線出張手配サイト)を利用できるのもメリットです。導入費・使用料・年会費などは一切かかりません。
ANAアメックス・ゴールド・カードのみの主な特典
ANA SKY コイン獲得プログラム
2020年9月1日から「ANA SKY コイン獲得プログラム」が導入されました。
年300万円カードショッピングすると、1万円分のANA SKY コインを得られます。
また、ANA航空券やANAグループ旅行商品を年100万円カードで支払う度に、5,000円相当のANA SKY コインを得られます。
ANAアメックスがANA SKYコイン獲得プログラムを開始!ゴールド・プレミアムが対象
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手荷物無料宅配サービス
海外旅行の際に、帰国時の空港から自宅まで、ANAアメックス・ゴールド会員1人につきスーツケース1個を無料で配送できます。
羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用可能です。
海外旅行では24時間日本語で無料電話サポート
レストランの予約、医療機関の紹介、緊急時の支援等の日本語電話サポートが受けられます。「オーバーシーズ・アシスト」というかっこいい名前です。
世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡できます。
24時間365日いつでも日本語で電話できるというのは便利ですね。海外旅行における大いなる安心が確保できます。
ANAアメックス・ゴールドの「オーバーシーズ・アシスト」は、医師の派遣、救急車や入院の手配などの「緊急支援サービス」も受けられます。
ジャンル | サービス内容 |
---|---|
メディカルサービス | 24時間電話医療相談、病院紹介 病院の予約・入院手配 電話での日本語アシスト 医療機関への信用保証 上限5,000USドル立替え資金援助 家族への緊急連絡 緊急移送、治療経過管理、帰国手配 |
リーガルアシスタントサービス | 緊急時の弁護士紹介 1件あたり上限1,000米ドルの弁護士費用立て替え 1件あたり上限1,000米ドルまで保釈金立て替え |
緊急時に頼りになります。アメックスならではのミニ・コンシェルジュ的なサービスですね。異国の地で絶大な安心があるサポートが受けられます。
ANAアメックス・ゴールドを保有していると、海外旅行・出張時のトラブルにも対応できるディフェンスを構築できます。 安心・安全です^^
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)にも適用されます。
年3万円のスマートフォン・プロテクション
ANAアメックスゴールドには、スマホが破損した場合の修理代金が年3万円まで補償される「スマートフォン・プロテクション」という制度があります。
京都観光ラウンジ
ANAアメックス・ゴールド会員は、高台寺の塔頭の一つ「圓徳院」にある「京都特別観光ラウンジ」を利用できます。ペット同伴での入場はできません。
圓徳院の拝観券売場でカードを提示すると、同伴者3名まで以下のサービスが受けられます。
- 圓徳院書院・知客寮にてお茶のご接待(宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など日によって変更)
- 冷たい麦茶、冷やし飴(夏季期間中)
- 圓徳院の拝観無料
- 高台寺・掌美術館の拝観割引
- 高台寺駐車場1時間無料サービス
京都ラウンジは京都の多様な観光スポットの中心部にあるので休憩に便利です。詳細については以下にまとめています。
ショッピング保険
ANAワイドゴールドカードは、VISA/Mastercardは年300万円、JCB・ダイナースクラブ・アメックスは年500万円まで購入品の損害が補償されます。
自己負担額はVISA/Mastercard・JCBは1事故3,000円、ダイナースクラブ・アメックスは1事故1万円です。
国内/海外においてカードで購入した品物の損害が、商品購入日を含めて90日間まで補償されます。もちろん一回払いも対象です。
年間最高300万~500万円という金額はパワフルです。年間300万~500万円もあれば大多数の方は問題ないでしょう。安心してお買い物が楽しめます。
海外旅行傷害保険
アメックスのみ家族特約が付いています。本会員と生計をともにする同居の家族・親族の方にも補償があります。具体的な補償内容は下表のとおりです(カッコ内は家族)。
項目 | VISA/Mastercard | JCB | ダイナース | アメックス |
---|---|---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 一部利用 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 5,000万 | 1億 | 1億 (うち5000万は利用) | 1億(1000万) |
傷害治療 | 150万 | 300万 | 300万 | 300万(200万) |
疾病治療 | 150万 | 300万 | 300万 | 300万(200万) |
救援者費用 | 100万 | 400万 | 400万 | 400万(300万) |
賠償費用 | 3,000万 | 1億 | 1億 | 4000万(4000万) |
携行品損害 | 1旅行50万/年50万 | 1旅行50万/年100万 | 1旅行50万/年100万 | 50万円(50万円) |
死亡・後遺障害については、JCB・ダイナースは1億円のうち5000万円は利用付帯となり、旅行代金の一部をカード決済した場合が対象です。
また、アメックスは家族会員の死亡・後遺障害の補償は5000万円となります。
航空機遅延・手荷物紛失
ANAワイドゴールドカードはVISA/Mastercard、JCBは、航空機遅延・手荷物紛失に対する航空便遅延保険が付帯しています。VISA/Mastercardは国内のみ、JCBは国内・海外の両方が対象です。
名称 | 補償内容 | VISA/Mastercard | JCB |
---|---|---|---|
乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 2万円限度 | 2万円限度 |
出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 1万円限度 | 2万円限度 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 1万円限度 | 2万円限度 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 2万円限度 | 4万円限度 |
国内旅行傷害保険
ダイナース・アメックスには家族特約があります。
項目 | VISA/Mastercard | JCB | ダイナース | アメックス |
---|---|---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 1億円 | 最高5,000万円 |
入院保険金日額 | 5,000円 | 5,000円 | 10,000円 | - |
通院保険金日額 | 2,000円 | 2,000円 | 3,000円 | - |
手術保険金 | 5万~20万円 | 5万~20万円 | 5万~20万円 | - |
また、ANAワイドゴールドカードの補償で、航空機搭乗中のみですが、国内旅行傷害保険(自動付帯)もあります。
日本国内線において、乗客として航空機利用中にケガを被った場合に補償されます。各カード会社の独自補償とは重複適用されません。
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害入院(最高180日) | 10,000円 |
手術 | 入院中:10万円/それ以外:5万円 |
傷害通院(最高90日) | 2,000円 |
その他保険
ANAアメックス・ゴールドカードのみ、ユニークな保険が付帯しています。
- 返品をお店が受け付けない場合に補償が出るリターン・プロテクション、
- 病気・ケガによる入院などで予約していた旅行をキャンセルした場合に補償されるキャンセル・プロテクション
リターン・プロテクション(返品保険)は、1商品につき最高3万円、1会員につき年間最高15万円までとなります。
キャンセル・プロテクション(キャンセル保険)は、最高10万円まで補償されます。
ANAカード ワイドゴールドカードの比較まとめ
ワイドゴールドカードの各ANAカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | VISA Mastercard | JCB | アメックス | ダイナース | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 14,000円 (10,500円) | 公式サイト参照 | 31,000 | 27,000 | |
ANAマイル 移行費用(税抜) | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年会費+ マイル移行費用 | 14,000円 (10,500円) | 公式サイト参照 | 31,000 | 27,000 | |
家族会員 年会費(税抜) | 4,000円 (2,500円) | 公式サイト参照 | 15,500 | 6,000 | |
ポイント有効期限 | 3年 | 3年 | 無期限 | 無期限 | |
マイル付与率 | 1.00% | 1%~1.075% | 1.00% | 1.00% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | +2% | +1% | |
マイル付与率 (Edyチャージ) | - | 0.50% | - | 0.50% | |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | - | 年1万 | - | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | 25% | 25% | |
ビジネス・ アカウントカード | – | – | – | ◯ | |
ANAワイドカード特典 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
ショッピング保険 | 最高300万 | 最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | |
その他付帯保険 | – | – | リターンプロテクション キャンセルプロテクション スマートフォンプロテクション | – | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | – | ◯ | |
24時間健康・医療相談 | ◯ | ◯ | – | – | |
海外旅行先での 日本語サポート | 三井住友カード | JCB | オーバーシーズ・アシスト | 海外緊急アシスタンス | |
空港ラウンジ | 国内39ヵ所 | 国内28空港40ヵ所海外1ヵ所 | 国内28空港40ヵ所海外1ヵ所 | 世界1,000ヵ所以上 | |
手荷物無料宅配 | – | – | 片道 | 片道 | |
空港クローク | – | – | ◯ | ◯ | |
空港パーキング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
ダイニングサービス | Visaゴールドカードの優待 | JCBゴールド グルメ優待 | アメックス共通特典 | ダイナースクラブ・ おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ 料亭プラン ダイナースクラブ ごひいき予約 アラン・デュカスの優待 | |
優待 | Visaゴールドカードの優待 | GOLD Basic Service | エクスペディア・一休.com | コナミスポーツクラブ | |
レンタカー・ カーシェアリング優待 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
カード盗難・紛失 時緊急再発行 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
パッケージツアー割引 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
京都観光ラウンジ | – | – | ◯ | ◯ | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ◯ | – | – | ◯ | |
国内 旅行 害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 最高5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 5,000円 | 5,000円 | – | 5,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | – | 3,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~20万円 | 公式サイト参照 | – | 5万~20万円 | |
海外 旅行 害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 1億円 | 最高1億円 | 利用:1億円 自動:5,000万円 |
傷害治療 | 150万 | 300万円 | 最高300万円 | 300万円 | |
疾病治療 | 150万 | 300万円 | 最高300万円 | 300万円 | |
救援者費用 | 100万 | 400万 | 最高400万円 | 400万円 | |
賠償費用(海外) | 3,000万円 | 1億 | 最高4,000万円 | 1億円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万/年50万 | 1旅行50万/年100万 | 最高1旅行50万円 / 年100万円 | 1旅行50万円 / 年100万円 | |
航空便遅延費用補償 | 最高2万 | 最高4万 | 最高4万 | – |
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードかANA JCB ワイドゴールドカードを比較すると、年間利用額に応じてボーナスポイントを得られるJCBの方にエッジ・優位性があります。
公式サイトANA JCBワイドゴールドカード 公式キャンペーン
なお、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が最大1.5625%となります。
ANA VISA/マスターカードとは異なり、コンビニATMで繰り上げ返済する必要があるのがマイナスポイントです。
限定デザインがいい場合は、ANA JCB ワイドゴールドカードが候補となります。
公式サイトソラチカゴールドカード / ANA JCB 公式キャンペーン
有効期間無期限でANAマイルを貯められる点、ダイナースの卓越したダイニング・トラベル特典がほしい場合、将来的にANAダイナース プレミアムカードを目指している場合などは、ANAダイナースカードが候補となります。
ANAグループ航空券等のマイル付与率3%、年会費をペイできるアメックスオファー、ANA SKY コイン獲得プログラム、スマホ保険、ポイント有効期間が無期限、アメックスの充実したトラベル特典を重視する場合は、ANAアメックス・ゴールドカードが魅力的です。
各ANAワイドゴールドカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
また、マリオットボンヴォイのホテルに年1回無料宿泊特典(2名)があり、マリオットのプラチナエリート会員を得られるマリオットボンヴォイアメックスプレミアムも魅力的です。
卓越したトラベル関連ベネフィットが魅力的で、旅行に関しては一撃必殺の戦闘力があります。
上級会員であるマリオットのゴールドエリート会員の資格などの特典があるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。
ライバルのJALカードのゴールドカードについては、以下で徹底的に比較。
その他航空系カード以外にも視野を広げた、おすすめのゴールドカードについては、以下で徹底解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
ANA プラチナ・プレミアムカード
ANAカードにはプラチナ・プレミアムカードがあります。国際ブランドは、VISA(三井住友カード)、JCB、ダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレスの4種類です。
Mastercardはありませんが、世界5大国際ブランドのうち4つをカバーしています。JALカード プラチナはJCB・アメックスのみですので、ANAカードの方が充実しています。
JAL・JCB プラチナはディズニー・デザインを選択できますが、ANA JCBカード プレミアムにはディズニーデザインはありません。
年会費
ANA プラチナ・プレミアムカードの本会員の年会費は国際ブランドによって異なります。VISAとJCB、ダイナースとアメックスが近い水準となっています。
カード名 | 年会費(税抜) | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 | 4,000円 |
ANAダイナースプレミアムカード | 155,000円 | 無料 |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 150,000円 | 無料(4枚迄) |
JALカード・プラチナの本会員の年会費は31,000円、家族会員は15,500円です。JALカードの最上位カードと比較すると、本会員の年会費は高く、家族会員の年会費は安くなっています。
ANA プラチナ・プレミアムカードは年会費が高いのがデメリットです。しかし、それを補って余りある卓越した特典が満載のラグジュアリー・カードです。
ETCカードは発行手数料・年会費無料です。有料のクレカもある中で無料なのは嬉しいですね!
ただし、VISA・アメックスは、年に1回以上のETCカードの利用がない場合は、翌年は500円(税抜)の年会費がかかります。JCB・ダイナースは完全無料です。
マイル付与率
ANA JCB カードプレミアムのマイル付与率は、1.3%~1.375%です。プレミアムカードは1.3%が基本になり、年間利用額に応じたボーナスが加わります。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.33% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.36% |
300万円以上 | ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.375% |
ANA VISA プラチナ プレミアムカードのマイル付与率は、基本は1.5%です。
ANAダイナース プレミアムカードは、無条件でマイル付与率がなんと1.5%~2.5%です。一般加盟店では1.5%、ANA航空券等は2.5%となります。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの基本マイル付与率は1%で、アメックスの特約店ではポイントがアップします。
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、ANA プラチナ プレミアムカードは特別なマイルが積算されて、他のANAワイドゴールドカードよりも高還元となります。
- VISA:3.5%
- JCB:3.3%(年間利用額に応じて最大3.375%)
- ダイナース:4.5%
- アメックス:4.5%
マイル付与率でANA プラチナ・プレミアムカードを上回るのは、新規募集停止のスカイ・トラベラー・プレミア・カードしかありません。
カード名 | マイル付与率 |
---|---|
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | 1.5% |
MileagePlusセゾンカード MileagePlusセゾンゴールドカード MileagePlusセゾンプラチナカード | 1.5% |
MileagePlus JCBゴールドカード | 1.5% |
MileagePlusダイナースクラブ ファースト | 1.5% |
ANA一般カード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドカード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
JALカード 普通カード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aカード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード | 2.0% |
デルタ スカイマイルJCBテイクオフカード | 2.0% |
ANAダイナースカード | 2.0% |
JALダイナースカード | 2.0% |
ANA VISAカード / ANA Mastercard | 2.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 2.5% |
デルタ スカイマイルJCB一般カード | 2.6% |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
JALアメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールド | 3.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
デルタ スカイマイル JCBゴールドカード | 3.0% |
スカイ・トラベラー・カード (新規募集終了) | 3.0% |
ANA JCBカード プレミアム | 3.3% |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 3.5% |
JALアメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 4.0% |
JAL・JCBカード プラチナ | 4.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 4.5% |
ANAダイナース プレミアムカード | 4.5% |
スカイ・トラベラー・プレミア・カード (新規募集終了) | 5.0% |
国内線のANAラウンジが利用可能
ANA プラチナ・プレミアムカードの本会員は、ANAグループ便利用時は、搭乗手続き後に各国内空港(国内線ターミナル)内のANAラウンジを利用できます。
成田空港は「ANA ARRIVAL LOUNGE」、名古屋(中部)は「セントレア エアライン ラウンジ」、関空は「ラウンジKANSAI」、宮崎空港は「ラウンジ大淀」の共用待合室となります。
ANAラウンジは、ビジネス向けの電源付きデスク、食事向けのテーブル、外の景色を快適に見れる窓際席、ファミリー・複数人向けのスペースなど多様な席があります。
ソフトドリンクだけではなく、アルコールも用意されており、パソコン作業も快適。羽田空港国内線のANAラウンジは豊富な日本酒もあります。
ANAラウンジは通常はANAの上級会員の資格があるか、プレミアムクラス搭乗時でないと入れないラウンジです。
ANAの上級会員になるまでは行かないけれども、ANAの国内線にそこそこ搭乗する機会がある方には、ANA プラチナ・プレミアムカードのANAラウンジ利用可能特典は素晴らしいベネフィットです。
JALカードの場合は、プラチナカードでもJALのサクララウンジには入れません。ANA プラチナ・プレミアムカードだとANAラウンジに入れるのはお得感があります。
ANA VISAプラチナ プレミアムカード 公式キャンペーン
フライト・入会・継続ボーナスマイル
ANA プラチナ・プレミアムカードなら通常のフライトマイルに加えて、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50%」がもらえます。50%UPとパワフルです。
また、カード入会・継続のボーナスマイルは10,000マイルです。国際線ビジネスクラスで1マイル3円で使えば、なんと実質的に毎年30,000円がバックされることになり、年会費の負担を減らすことができます。
ANAプレミアムメンバーの「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」ステイタスを保持している時は、通常の継続ボーナスマイルに加えて、更に2,000マイルがプラスされます。
これらはどの国際ブランドでも同一です。フライト・入会・継続のボーナスマイルに関しては、ダイナース、アメックス、VISA、JCBで違いはありません。
ANAカード ワイドカードの特典
ANAカード プラチナ・プレミアムはもちろん、ANAカード ワイドカード、ANAカード共通の特典・割引を受けられます。
コンシェルジュ
ANAカード プラチナ・プレミアムにはコンシェルジュサービスが付帯しています。
国内・海外でのレストラン予約や、海外のミュージカルのチケット手配、緊急時の支援まで、最上級のホスピタリティが提供されています。
国内外で24時間365日、通話料無料、日本語で対応してくれます。海外だけではなく、国内でも利用できます。
プラチナ・プレミアムカードならではのコンシェルジュ・サービスです。24時間365日、私設秘書がいるようなサービスを受けられます。誰にでも1日24時間しかない貴重な時間を節約できます。
プライオリティ・パスが本人・家族の2枚分が無料!
世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港VIPラウンジが使い放題となるプライオリティパスに無料で入会できます。
搭乗する航空会社、搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるのが大きなメリット。格安航空券利用時も使えますし、1日に2回以上ラウンジを使うことも可能です。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル156.59円(2024/7/18時点)換算だと年会費73,440円が無料になります。
飲み物やスナック、インターネットサービスなどがあり、フライト前の一時を快適に過ごせます。
本来はビジネスクラス以上の搭乗者か、航空マイレージプログラムの上級会員に限定されている航空会社運営のVIPラウンジは、シャワー室があるなど内容が充実しています。
また、利用対象者も少ないため、ストレスない優雅な一時が送れます。ゴールドカードならOKのラウンジは混んでいて落ち着かない時がありますよね。
国内ではANAラウンジ、KAL Business Class Loungeなどを利用可能です(日本のプライオリティパスのラウンジ一覧)。
- 羽田空港:ビュッフェレストラン、TIATラウンジ、足湯・マッサージ等
- 鉄板焼くり田、ぼてぢゅう屋台、IASS希和、IASS虚空、その他レストラン
- 関空ANAラウンジ、関空ぼてぢゅう、カフェラウンジ NODOKA
- 中部国際空港セントレア(レストラン・温浴施設も)
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
関空ぼてぢゅうの他、オーストラリアなど一部の空港では、レストランの割引も受けられます。レストランの支払いから一定額(約3,000円前後)のディスカウントを享受してお得に食事できます。
レストランや免税店での10%OFF等のオファー、プライオリティレーン(英のみ)もあり、空港内で多様な優待があります。
プライオリティ・パスのラウンジ以外にも、カード会社が提供しているラウンジも利用可能です。ANAカード プラチナ・プレミアムは同伴者も1名無料になります。
手荷物無料宅配
ANAダイナースプレミアムカード、ANAアメックス・プレミアムカードは出発時・帰国時(往復)の手荷物無料宅配サービスがあります。
出発・帰国のうちどちらか片方というカードも多いです。ANAカード プラチナ・プレミアムは往復とも無料で宅配できるのでとても便利です。
スーツケースの宅配料金はWeb割引が適用された場合でも、概ね2,000円~4,700円程度はかかります。1回海外旅行や出張に行く度に4,000円~9,400円程度が浮きます。
手荷物やお土産が多い場合は特に便利。例えば関東在住で成田・羽田着の場合は翌日には届くことが多いです。
行きは発送の控えを空港に持っていくのを忘れても、パスポートと特典を使ったクレジットカードを提示すれば送った荷物を受け取れます。
クレジットカードの手荷物無料宅配サービスの一般的な内容・使い方については、以下で解説しています。
コース料理1名分無料サービス
ANA プラチナ・プレミアムカードには、国内の厳選されたレストランの所定コースメニューを2名以上で使うと、1名分が無料になるサービスが付帯します。
JCBは「グルメベネフィット」、VISAは「プラチナグルメクーポン」、ダイナースは「プレミアム エグゼクティブ ダイニング」、アメックスは「ダイニング・アクセス」という名前です。
例えば1万円のコースなら1万円、2万円のメニューなら2万円も得します。これも素晴らしいサービスですね。
一部の店舗では、コース料理を6名以上で注文すると2名分が無料になったり、次回以降の来店時にウェルカムドリンクやプレゼントがもらえるリピーター特典などの優待もあります。
ANAダイナースプレミアムカードは、ダイナースクラブのエグゼクティブ・ダイニングに加えて、オリジナルの特典が加わったプレミアム・エグゼクティブ・ダイニングも利用可能で、レストラン数は随一となっています。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードのみの主な特典
Visaプラチナカード特典も利用できます。国内外で様々な割引・優待を受けられます。
- Visaプラチナダイニング
- Visaプラチナトラベル(海外パッケージ旅行等が優待価格)
- 一休.comのダイヤモンド会員(限定優待・プライベートセール)
- Visaプラチナ空港宅配(2個まで1個税込500円・3個以降は20%OFF)
- Visaプラチナゴルフ(国内外の名門コースの割引・優待)
- エアポートショッピング(アジアの空港でのショッピング特典)
- Visaプラチナプロモーション(様々な期間限定優待)
ANA JCB カードプレミアムのみの主な特典
ANA JCB カードプレミアムは、JCB プラチナと一部で同一のサービスを利用できます。
USJのJCB LOUNGE
ANA・JCBカード プラチナはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のJCB LOUNGEを利用できます。
ジュラシック・パークのアトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」の施設内に設置されているJCBラウンジでは、以下のサービスを提供しています。
- アトラクションの優先搭乗
- ドリンクサービス
- 休憩
- 雑誌閲覧
こちらはJCB THE CLASSと共通のサービスです。ザ・クラスと同じベネフィットを使えるのは嬉しいですね!
京都ラウンジ
ANA・JCBカード プラチナは、JR京都駅ビル内にある「JCB Lounge 京都」を利用できます。
ラウンジは年中無休で10:00~18:00まで利用可能。内装は京都らしい「和」のテイストであり、ドリンク、ガイドブック・情報誌の閲覧、手荷物の一時預かり、無料Wi-Fiなどのサービスが受けられます。
カード会員1名につき同伴者1名まで無料で利用可能です。本会員と家族会員1名で2枚のカードを持っている場合は、合計4名まで使えます。
ANAダイナースプレミアムカードのみの主な特典
一休.comのダイヤモンド会員
ダイナースクラブ プレミアムカードを保有していると一休.comプレミアサービスの最上級会員になれます。
一休.comの宿泊・レストランのプライベートセールを利用できるのが大きなメリットです。
ダイヤモンド会員になると、お得なタイムセールプランをプラチナ以下の会員よりも1時間早く予約可能です。瞬間蒸発になるお得なプランをダイヤモンド会員なら事前に確保できるのです。
また、選ばれた顧客だけに贈られる最上級のおもてなしが受けられます。ダイヤモンド会員限定プレミア特典です。
H.I.S.エグゼクティブメンバーズクラブ「CLASS ONE」
CLASS ONEとは、ビジネス・ファーストクラス旅行専門のH.I.S.エグゼクティブメンバーズクラブです。「選ばれた方のためのサービス」という位置づけの制度です。
CLASS ONEは登録費用・年会費・更新料などは無料で利用にコストは一切かかりません。それで限定のサービスを利用できるのでメリットしかない制度です。
本来、メンバー資格を保有するには2年間で50万円以上のビジネス・ファーストクラスの利用実績が必要となります。
しかし、ANAダイナース プレミアムカードは無条件で入会でき、かつ一度も使わなくても会員資格を維持できます。1万円の優待クーポンも貰えます。
一般顧客とは別の上質のCLASS ONE専用ラウンジで、専任コンシェルジュが対応してくれます。ゆったりと旅の相談をすることができます。多彩な特典も付帯しています。
ダイナースクラブ 銀座ラウンジを利用可能
ANAダイナース プレミアムカード会員は、ダイナースクラブの銀座ラウンジが利用可能です。JALのダイヤモンド・プレミアラウンジ、ANA SUITE LOUNGEのような秀逸な空間です。
銀座のど真ん中にある便利な立地の会員用のラウンジです。落ち着いて休憩できますし、飲み物・お菓子の嬉しいサービスもあります。
本会員・家族会員が利用可能です。「ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ」では、以下8つの特典を受けられます。
- フリードリンク
- 高級お菓子
- 手荷物お預かり
- 銀座コンシェルジュ
- インフォメーション
- Wi-Fi
- 宅配料金優待
- 西銀座駐車場10%割引券提供
椅子は座り心地がいいタイプで、荷物置きのボックスも用意されています。ジャズなどの心地良いミュージックも流れています。嬉しくて実用的なサービスです。
大丸東京のラウンジを利用可能
東京駅直結で便利な百貨店「大丸東京店」の11階には、メンバーズサロン「D’s ラウンジトーキョー」(D's LOUNGE TOKYO)があります。
本来は大丸松坂屋お得意様ゴールドカード(外商カード)、多額のお買い物をした大丸・松坂屋のクレジットカード保有者向けのサービスです。
しかし、ダイナースクラブ プレミアムカードの会員は、D’s ラウンジトーキョーを利用できます。
会員本人・家族会員が1日1回、2時間まで利用可能です。
- フリードリンクサービス(コーヒー・紅茶)
- 喫煙ルーム
- フィッティングルーム
- 専用クローク
- 携帯電話、パソコン利用スペース
- 応接室貸し出し(※要予約・4名まで・有料3,334円(税抜)/1時間)
流れている空気は平和で上質であり、イメージ的にはJALのサクララウンジ、ANAのANAラウンジのような空間です。
飲み物のサービスでは、冷水、アイスコーヒー、紅茶、緑茶、ホットコーヒーなどがあります。氷も入れられます。
嬉しい誕生日プレゼント
毎年1回、ANAダイナース プレミアムカードの保有者には、ダイナースから誕生日プレゼントが送られてきます。
何歳になっても誕生日プレゼントは嬉しいものですね。高い年会費を払っているとはいえ、ナイスです!
ブラックの箱で「Premium」という文字とダイナースクラブのロゴと文字が刻まれたオシャレな箱に入ってきます。
内容はケース付きのメモ帳、写真立てなど実用的なモノもあります。しかも嬉しいことに誕生日の当日にピンポイントにしっかりと届くようになっています。
プリファード ホテルズ&リゾーツ iPrefer のエリート会員に
ANAダイナース プレミアムカード会員は、プリファード ホテルズ&リゾーツ iPrefer のエリート・ステータスに無条件でなれます。
特典内容
- お部屋のアップグレード
- ウェルカムアメニティー
- 優先アーリーチェックイン/レイトチェックアウト
- 宿泊ごとにポイント獲得
日本国内ではホテルニューオータニ、ロイヤルパークホテル(三菱地所グループ)などがプリファードホテルグループに加盟しています。
コートお預かりサービスは成田・羽田も!
コート預かりサービスがあり、日本から暖かい国へ旅行する際に、空港で防寒着を預けることができます。寒い時期は地味に便利な制度です。
会員一人につき防寒着1着が最大30日まで無料となります。30日を越える利用の場合はサービス提供会社規定の料金が発生します。
アメックスにも同じサービスはありますけれども、羽田・成田では利用できず、不便になっています。
ANAダイナース プレミアムカードは、中部国際空港だけではなく、成田空港(第1・第2ターミナル)、羽田空港国際線ターミナル、関西国際空港でも利用可能です。
ビジネス・アカウントカードで経費決済も
ANAダイナース プレミアムカードを保有していると、ビジネスの経費を効率的に決済できる「ビジネス・アカウントカード」を保有できます。
ビジネス・アカウントカードは、新規発行時に5,500円(税込)の発行手数料がかかり、次年度以降は毎年5,500円(税込)の手数料がかかります。
年会費は楽天カードの法人カード「楽天ビジネスカード」と同じ水準です。
ビジネス・アカウントカードは、ANAダイナース プレミアムカードと同様に通常の利用でポイントが貯まるのがメリットです。ただし、Edyチャージはポイント対象外。
1.5%でポイントを貯めてマイル交換ができるのが魅力的です!
ビジネスカードでマイル付与率が高いのは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(JALマイルの付与率1.125%)です。
ただし、20,000円(年200万円以上の利用で10,000円)の年会費(税抜)が発生。ANAダイナース プレミアムカードであれば、マイル付与率2%のビジネスカードが2,000円(税抜)で持てます。
その他ダイナースクラブ プレミアムカードのサービス
これまでは代表的なダイナースクラブ プレミアムカードの概要について抜粋しました。他にも幾多のメリット・特典があります。
ダイナースクラブ プレミアムカードのサービス内容の詳細、このページで述べた特典以外のベネフィットについては、以下で徹底解説しています。
ダイナースのブラックカードの入手方法については、体験に基づいて以下で精緻に分析しています。インビを待たずに獲得することも可能です。
ANAアメックス・プレミアム・カードのみの主な特典
年500万円カードショッピングすると、3万円分のANA SKY コインを得られます(ANA SKYコイン獲得プログラム)。
アメックス・スペシャル・リザーブ
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードを保有していると、予約困難なレストランや、数々の賞を受賞したレストランの予約を優先的に案内するサービスを利用できます。
優先予約可能な名店の一例は、傳、茶禅華、レフェルヴェソンスです。
フリー・ステイ・ギフト
ANAアメリカンエキスプレス・プレミアムカードの毎年のカード更新時に、年1回ホテルに1泊できる無料宿泊券がもらえます。しかも2名まで無料となります。「フリー・ステイ・ギフト」というサービスです。
オークラ、日航ホテル、ハイアット、ヒルトン、プリンスホテル、ロイヤルパークホテルの対象ホテルに宿泊可能です。
年1回、夫婦や恋人、家族と旅行が楽しめるということで嬉しいサービスですね!
フリーステイで無料で宿泊できるホテルの例としては、ザ・プリンス 箱根芦ノ湖、ホテルオークラ東京ベイがあります。
ショッピング保険
ANA プラチナ・プレミアムカードは、VISA・JCB・ダイナースクラブ・アメックスのいずれも、年500万円まで購入品の損害が補償されます。自己負担額は1事故3,000円です。
国内/海外においてカードで購入した品物の損害が、商品購入日を含めて90日間まで補償されます。もちろん一回払いも対象です。
海外旅行傷害保険
ANA プラチナ・プレミアムカードは、アメックス以外は自動付帯で家族特約付きです。ブラックカード・プラチナカード級で最上級のクオリティです(カッコ内は家族の補償)。
項目 | ダイナース | アメックス | VISA | JCB |
---|---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 利用付帯 最高1億円(1,000万円) 自動付帯 最高5,000万円 | 1億円(1000万) | 1億円(1000万) |
傷害治療 | 1000万円(200万) | 1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) |
疾病治療 | 1000万円(200万) | 1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) |
救援者費用 | 500万円(200万) | 1000万円(同額) | 1,000万円(1000万) | 1000万円(200万) |
賠償費用 | 1億円(2000万) | 5000万円(同額) | 1億円(5000万) | 1億円(2000万) |
携行品損害 | 100万円(50万円) | 100万円(同額) | 100万円(50万円) | 100万円(50万円) |
航空機遅延
VISA・JCB・ダイナースクラブは最高2万円(アメックスのみ最高3万円)の乗継遅延費用・出航遅延費用・寄託手荷物遅延費用等、最高4万円(アメックスのみ最高6万円)の寄託手荷物紛失費用に対する保険金があります。
国内旅行傷害保険
アメックス以外は自動付帯です。ダイナース・アメックスには家族特約があります。
項目 | ダイナース | アメックス | VISA | JCB |
---|---|---|---|---|
家族特約 | ◯ | ◯ | - | - |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 最高1億円(1,000万円) | 1億円 | 1億円 |
入院保険金日額 | 5,000円(同額) | 5,000円(同額) | 5,000円/日 | 5,000円/日 |
通院保険金日額 | 3,000円(同額) | 2,000円(同額) | 2,000円/日 | 2,000円/日 |
手術保険金 | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円 | 5万~20万円 |
その他保険
ANAダイナースプレミアムカードは、 10万円の外貨盗難保険、20万円のキャンセル保険があります。また、交通事故傷害保険/賠償責任保険付き、ゴルファー保険も附帯しており、ブラックカードらしく卓越した保険が付いています。
ANAアメックス・プレミアムカードは、返品をお店が受け付けない場合に補償が出るリターン・プロテクション、キャンセル保険が付帯しています。
空港ラウンジ
ANAカード プラチナ・プレミアムはいずれもカード会社提供の空港ラウンジを利用できます。いずれも国内主要航空を網羅しています。
国内はカード会社のラウンジ、海外ではプライオリティ・パスで国内外でラウンジ利用が可能です。ダイナースは世界1,000ヵ所以上と卓越しています。
ANAカード プラチナ・プレミアムの比較まとめ
ANA プラチナ・プレミアムカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | ダイナース | アメックス | VISA | JCB | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 155,000 | 150,000 | 80,000 | 公式サイト参照 | |
家族カード年会費(税抜) | 無料 | 無料(4枚まで) | 4,000 | 公式サイト参照 | |
マイル移行費用 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイル付与率 | 1.5% | 1.0% | 1.5% | 1.3%~1.375% | |
ANAグループマイル付与率 | 4.5% | 4.5% | 3.5% | 3.3%~3.375% | |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | 年500万利用で3万 | - | - | |
ポイント有効期間 | 無期限 | 無期限 | 4年 | 5年 | |
継続ボーナス | 10,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | |
フライトボーナス | 50% | 50% | 50% | 50% | |
ANAゴールドカード特典 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
国内線ANAラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
コンシェルジュ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |
プライオリティパス | ○(家族会員も) | ○(家族会員も) | ◯ | ◯ | |
手荷物無料宅配 | 往復 | 往復 | - | - | |
コース料理1名無料 | ◎ | - | ◯ | ◯ | |
付帯特典の代表例 | ブランド店でのVIP優待 ダイナースクラブ銀座ラウンジ 大丸東京店のラウンジ 京都ラウンジ 誕生日プレゼント おもてなしプラン 料亭プラン 一休.comダイヤモンド iPrefer のエリート Marriott Bonvoyの優待 アマンの優待 CLASS ONE コートお預かりサービス 乗馬無料 ダイナースプレミアム限定優待 | ANA SKY コイン獲得プログラム フリー・ステイ・ギフト スマホ保険 アメックスオファー アメックススペシャルリザーブ 京都ラウンジ プレミア・ゴルフ・アクセス エアポート送迎サービス 空港パーキング 空港クローク | Visaプラチナクラブ Visaプラチナトラベル Visaプラチナ空港宅配 Visaプラチナダイニング Visaプラチナゴルフ 24時間健康・医療相談 | 関西有名テーマパークのJCBラウンジ 京都JCBラウンジ JCBプレミアムステイプラン 海外ラグジュアリーホテル クラブオフ JCB Gold Basic JCB暮らしのお金相談ダイヤル 24時間健康・医療相談 | |
楽天Edyチャージ | 0.5% | - | 0.5% | 0.5% | |
ショッピング保険 | 最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | |
ポストペイ型電子マネー | - | - | iD | QUICPay | |
海外旅行 傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) | 1億円(1000万) | 1億円(1000万) | |
傷害治療 | 1000万円(200万) | 1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) | |
疾病治療 | 1000万円(200万) | 1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) | |
救援者費用 | 500万円(200万) | 1000万円(同額) | 1,000万円(1000万) | 1000万円(200万) | |
賠償費用 | 1億円(2000万) | 5000万円(同額) | 1億円(5000万) | 1億円(2000万) | |
携行品損害 | 100万円(50万円) | 100万円(同額) | 100万円(50万円) | 100万円(50万円) | |
国内旅行 傷害保険 | 家族特約 | ◯ | ◯ | - | - |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) | 1億円 | 1億円 | |
入院保険金日額 | 5,000円(同額) | 5,000円(同額) | 5,000円/日 | 5,000円/日 | |
通院保険金日額 | 3,000円(同額) | 2,000円(同額) | 2,000円/日 | 2,000円/日 | |
手術保険金 | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円 | 公式サイト参照 | |
航空機遅延 | 乗継遅延費用保険金 | 2万円 | 3万円 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延費用等保険金 | 2万円 | 3万円 | 2万円 | 2万円 | |
寄託手荷物遅延費用 | 2万円 | 3万円 | 2万円 | 2万円 | |
寄託手荷物紛失費用 | 4万円 | 6万円 | 4万円 | 4万円 | |
外貨盗難保険 | 10万円 | - | - | - | |
キャンセル保険 | 20万円 | 15万円 | - | - | |
その他保険 | 交通事故傷害保険 賠償責任保険 ゴルファー保険 | リターン・プロテクション スマートフォンプロテクション | - | - |
年会費の水準が近いANAダイナースプレミアムとANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを比較すると、以下の点はアメックスの方が上回っています。
- 年会費の安さ
- ANA SKY コイン獲得プログラム、アメックスオファー
- フリーステイギフト(年1回指定のホテル宿泊が無料)
- アメックス・スペシャル・リザーブ(予約困難なレストランや名店の予約)
- スマホ保険(スマートフォン・プロテクション)
- 返品保険(リターン・プロテクション)
- 救援者費用
- 海外旅行傷害保険の家族特約の金額
ANAアメックスプレミアムは、ANA SKY コイン獲得プログラム、スマホ保険、アメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
他方、以下の項目はANAダイナース プレミアムカードが上回っています。
- 一般加盟店でのマイル付与率
- 高級レストランのコース料理2名以上の予約で1名分無料サービスの数
- ダイナースクラブのダイニング特典
- ブランド店でのVIP優待
- ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ
- 大丸東京店のラウンジ
- コートお預かりサービス(中部だけではなく、羽田・成田・関空も)
- 一休.comダイヤモンド会員資格、iPrefer のエリート、CLASS ONE
- Marriott Bonvoy、アマンの一部ホテル優待
- 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き、ゴルファー保険
ANAダイナース プレミアムカードはダイナースプレミアムと共通のベネフィットがあります。詳細については、以下で徹底解説しています。
ANAダイナース プレミアムカードはインビテーション制のカードとなります。まずはANAダイナースカードを作成してクレヒスを積み重ねることになります。
ANAダイナースカードの保有者であれば、突撃(自分から電話)での取得も可能です。1~2年程度一定額を使えば、突撃での獲得が視野に入ります。
ANA プラチナ・プレミアムカードのVISAとJCBは年会費が半額程度です。その代わりに、ダイナースクラブやアメックスの諸々の特典が付帯しません。
ただし、ポストペイ型の電子マネーでは強みがあります。ANA VISA プラチナ プレミアムの方はiD、JCB プレミアムの方はQUICPayが使えます。
ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCB プレミアムカードを比較すると、年会費の安さ、ポイント有効期間、USJとJCBのラウンジ、海外旅行傷害保険の傷害・疾病治療費用はANA JCB プレミアムカードが上回っています。
しかし、マイル付与率、海外旅行傷害保険の家族特約の金額はANA VISAプラチナ プレミアムカードが上回っています。
年会費が10,000円(税抜)高くても、マイル付与率が0.125%~0.2%高い点を重視するなら、ANA VISAプラチナ プレミアムカードが選択肢です。
4枚のANA プラチナ・プレミアムカードの比較については、以下で徹底的にまとめています。
ANAカードを9枚使った口コミまとめ
個人的口コミとして、おすすめのANAカードについてまとめます。
- ANAカード プレミアム:ANAダイナース プレミアムカード
- ワイドゴールドカード:ソラチカゴールドカード、ANAアメックスゴールド
- ワイドカード:ANA VISA/マスター ワイドカード
- 一般カード:ANA JCBカード2券種、ANA VISAカード / ANA Mastercardの5券種
- 交通系カード:ソラチカカード、ANA VISA Suicaカード、ANA東急カード、ANA VISA nimocaカード
一般カードのANAカードはこれ!というイチオシがありません。
どのカードも一長一短で決め手に欠けており、ニーズに応じて選択することになります。
同伴者1名無料の空港ラウンジ等のトラベル特典を利用する場合は、ANAアメックスで決まりです。
そうでない場合、年会費を最も低くできるのはANA VISA Suicaカード、ANA東急カード、ANA VISA nimocaカードです。751円(税抜)で維持可能です。
メトロポイント→ANAマイルを1対0.9で移行できる点には絶大なメリットがあるので、陸マイラー活動を行う場合は、ソラチカカードがマスト・アイテムとなります。
スマリボを活用して、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が最大1.54%となるので、手間を許容できるなら最高還元。
ソラチカカードは陸でのカード決済でお得にマイルを貯めたい方にピッタリのクレジットカードです。
ザクザクとマイルを貯めて無料で飛行機に乗ることができるようになります。
浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
ワイドカードのANAカードは、他にメインカードがある等の理由で、将来的にSFCカード(一般カード)を取得する場合のみ有力候補です。
ANAワイドゴールドカードは、マイ・ペイすリボの活用で年会費を10,500円(税抜)まで下げられるANA VISA/マスター ワイドゴールドカードが、コストパフォーマンス良好です。
ただし、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が最大1.5625%となります。
ANA VISA/マスターカードとは異なり、コンビニATMで繰り上げ返済する必要があるのがマイナスポイントです。
繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカゴールドカードが最高コスパでおすすめです。
限定デザインに魅力を感じる場合は、ANA JCBワイドゴールドカードも候補となります。
公式サイトソラチカゴールドカード / ANA JCB 公式キャンペーン
ANAダイナースカードは、ダイナースクラブカードと同一の豊富なトラベル・ダイニング特典を利用できます。これに魅力を感じる場合はこちらもおすすめのANAカードです。
ANAアメックス・ゴールドは、ANA航空券のマイル付与率が3%、年会費をペイできるアメックスオファー、ANA SKY コイン獲得プログラム、スマホ保険、ポイント有効期間が無期限、京都ラウンジなどが魅力です。
ANAプラチナ・プレミアムカードに関しては、年会費が安いANA JCBカード プレミアム、ダイナースプレミアムと同一のブラックカード特典を利用可能なANAダイナースプレミアムがおすすめです。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。