楽天カードという楽天市場でお得になるクレジットカードがありますね。SPUで楽天市場で3%以上の還元、充実の海外旅行傷害保険などのベネフィットがあります。
14年連続顧客満足度 No.1(※2022年度日本版顧客満足度指数調査 クレジットカード業種)となっており、人気を博しています。
プレミアムカード以上の上位カードだとSPUが+2%となり、楽天市場・楽天ブックスでポイント3倍~17.5倍です。
楽天カードには多種多様な種類のクレジットカードが揃っています。どのタイプにするか迷う方もいらっしゃるでしょう。
そこで楽天カードの種類、各カードの違いの比較、どの楽天カードがおすすめなのかについて、63枚のクレジットカードを保有した経験があり、年会費の最高額は118万円の専門家の口コミをまとめます。
机上の空論ではなく、実際に数多くのクレジットカードを実生活において徹底的に活用した経験を活かして分析しました。
目次
損益分岐点
楽天カードには11種類のカードがあります。ETCカードを除くと10種類、ビジネスカードを除くと9種類となります。
カード名 | 年会費(税抜) | 特徴 | 国際ブランド |
---|---|---|---|
楽天カード | 無料 | スタンダードカード | VISA、Mastercard、JCB、 アメックス |
楽天PINKカード | 無料 | 女性向けオプションを選択可能 | VISA、Mastercard、JCB、 アメックス |
楽天ANAマイレージクラブカード | 年1回利用で無料 | AMC機能搭載。カードショッピングでANAマイルを貯めることも可能 | VISA、Mastercard、JCB |
楽天ゴールドカード | 2,000円 (家族500円) | 国内主要空港のラウンジが年2回無料 誕生月のポイントUP | VISA、Mastercard、JCB |
楽天プレミアムカード | 10,000円(家族500円) | プライオリティ・パス特典 選べる3つのコース 誕生月のポイントUP | VISA、Mastercard、JCB、 アメックス |
楽天ブラックカード | 30,000円 (家族無料) | プライオリティ・パス無料 楽天市場でポイントアップ プラチナカード特典 | Mastercard、JCB、 アメックス |
楽天銀行カード | 無料 | 楽天銀行のキャッシュカードとの一体型 | JCB |
楽天カード アカデミー | 無料 | 学生専用カード。楽天トラベル等でオリジナル特典あり | VISA、JCB |
楽天ビジネスカード | 2,000円 | 法人・個人事業主向けカード。 1%の楽天ポイントが貯まる | VISA |
楽天ETCカード | 無料~500円 | 1%の楽天ポイントを獲得可能 楽天カード保有者が作れるETC専用カード | - |
また、クレジットカードとしての楽天カードではありませんが、楽天が発行しているデビットカード、国際ブランド搭載プリペイドカードもあります。
年会費無料クレジットカードの楽天カードと、年会費10,000円(税抜)の楽天プレミアムカードの大きな相違点は、選べる3つのコースでのポイント+1%です。
これだけで判断する場合、損益分岐点は年110万円(税込)の利用です。
以下では各楽天カードの特徴、それぞれの違いについてまとめます。まずはスタンダードな一般カードの「楽天カード」の内容について解説して、その後に他のカードの楽天カードとの相違点について述べます。
楽天カード
数多くの種類がある楽天カードの中で、基本中の基本のクレジットカードが「楽天カード」です。学生、主婦、パート、アルバイトでも申し込めます。
年会費は本会員・家族会員のいずれも完全無料となっています。国際ブランドはJCB、VISA、Mastercard、アメックスの4種類です。ダイナースクラブはありません。
人気のお買い物パンダデザインもあります。
2018年2月からはディズニー・デザインの楽天カードが発行開始しました(国際ブランドはJCBブランドのみ)。カードスペックは同一で違いはカードフェイスのみです。
楽天イーグルスデザインの楽天カード、YOSHIKIデザイン、ヴィッセル神戸デザインもあります。
その他、各国際ブランドの違いを比較すると、下表のとおりです(※参考:楽天カードの国際ブランドの比較)。
項目 | Mastercard | VISA | JCB | Amex |
---|---|---|---|---|
Apple Pay | ○ | ○ | ○ | × |
ポイント付与の電子マネー | 楽天Edy | ・楽天Edy ・ANA JCB プリペイドカード 経由ならモバイルSuica | 楽天Edy | |
使える店舗 | ◎ | ○ | ○ (一部ポイント5倍) | |
デザインカード (※) | △ | ○ | ○ | △ |
タッチ決済 | ○ | ○ | × | × |
Amazon | 0.2% | 1% | 1% | 1% |
独自キャッシュバック | × | × | × | ◯ |
※Visaとアメックスはお買いものパンダデザインのみ(企業提携は除く)
基本1%・特約店は2%
楽天カードは、基本還元率は1.0%で楽天ポイントが貯まります。ネット通販でもリアル店舗でも、携帯電話料金や公共料金の支払でも幅広くポイントが得られます。
楽天キャッシュ購入などごく一部の利用分はポイント付与の対象外となります。
ENEOS等のポイント特約店では1.5%以上の高還元となります。
楽天カードはポイントが貯まる対象金額が税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,058円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
SPUで楽天市場は3%以上
SPUで楽天市場でのお買い物が3倍~17.5倍の高還元なのが魅力的です。
サービス | 倍率 | 達成条件 |
---|---|---|
基本還元率 | 1倍 | 楽天市場での基本ポイント還元 |
楽天カード | +2倍 | 楽天カード(種類問わず)でお買い物 以下、上乗せは終了 ※楽天ゴールドカードの改悪 ※楽天プレミアムカードの改悪 |
楽天銀行+楽天カード | 最大 +0.5倍 | 楽天銀行の口座で楽天カード利用料金の引落し0.3倍 給与・賞与・年金の受取:0.5倍 |
楽天証券 | +1倍 | 楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定の上 └ 計3万円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍 └ 計3万円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍 ※米株積立および買付手数料無料海外ETF(9銘柄)除く |
楽天モバイル | +4倍 | Rakuten最強プラン契約 |
楽天モバイルキャリア決済 | +2倍 | 合計2,000円(税込)以上利用 |
楽天ひかり Rakuten Turbo | +2倍 | 契約 (Rakuten TurboもOK) |
Rakuten Fashion | +0.5倍 | Rakuten Fashionアプリで、 Rakuten Fashion商品を月1回以上お買い物 |
楽天ブックス | +0.5倍 | 月1回1注文1,000円以上 |
楽天kobo | +0.5倍 | 月1回1注文1,000円以上 |
楽天トラベル | +1倍 | 対象サービス・対象期間で5,000円(税込)以上利用 |
楽天ビューティ | +0.5倍 | 月1回3,000円以上利用 |
楽天Pasha | +0.5倍 | トクダネ対象商品を購入&レシート申請し、 合計300ポイント以上の獲得 |
楽天ウォレット | +0.5倍 | 月に合計30,000円以上暗号資産現物を購入 (ポイント交換含む) |
楽天でんき | +0.5倍 | 利用額5,500円(税込)以上& クレジットカード決済完了 |
楽天Kドリームス | +0.5倍 | 楽天IDと連携済みのアカウントで 当月合計10,000円(ワイドを除く)以上投票 |
合計 | 17.5倍 | 楽天経済圏の真骨頂 |
楽天カードを利用すると+2倍で、通常のショップポイント(1%)を含めて合計3倍(3%還元)となります。
また、引き落とし口座を楽天銀行にするだけでポイントUPするのはバリューが高いです。私はこれだけで3,411ポイントを獲得したこともありますよ(現在は1,000ポイントが上限)!
また、5と0のつく日を活用すると、容易に最大4倍までは達成できるのでお得です。
更に楽天トラベルの利用で+1倍、楽天ビューティの予約&来店で+1倍、楽天モバイルの利用で最大+3倍、楽天証券での投信・米国株購入で+1倍、Rakuten Fashionアプリ、その他の条件をクリアすると最大17倍です。
多額のお買い物を行うと、SPUでザクザクと楽天ポイントが貯まるのでバリューが高いです。以下はなんと22,543ポイントを獲得した履歴です。
楽天市場の基本1%、楽天カードの基本1%(合計2%)以外は期間限定ポイントとなります。
楽天ポイントのポイント明細のお知らせメールを受信していると、毎月、スーパーポイントアッププログラムで獲得したポイント数がメールで通知されます。
楽天プレミアムカード以上のSPU+2倍特典は改悪で終了しました。
楽天SPUは特に期限は定められていませんが、予告なく変更・中止になる場合があります。
SPUで得られる上乗せポイント数は、月間上限が決まっています。詳細は以下で精緻に分析しています。
楽天カードを保有して、SPUや各種キャンペーン・セールなどを活用していくと、恐ろしい程にザクザクと楽天ポイントが貯まっていきます。
私は楽天関連サービスの活用、キャンペーンによって、毎月大量の楽天ポイントを獲得しています。
現在も順調に獲得ポイント数を伸ばしており、2023年11月には250万ポイントに到達しています。
2022年7月19日には会員全体で、楽天ポイントの累計付与ポイント数がなんと3兆ポイントに到達しました。
楽天カードは大人気となっており、提携カードを除いた自社発行ベースでの取扱高(2017年4~9月期)では、なんと三菱UFJニコスや三井住友カードを超えてシェア1位に躍り出ています。
5と0のつく日はポイント最大4倍
SPU以外では、5と0のつく日のポイント+1倍もお得感があります。こちらのキャンペーンの上限ポイント数は月間1,000ポイントです。
楽天モバイル契約者は街でポイント2倍
楽天モバイル契約者は、毎月エントリーすると、街での利用分のポイントが2倍となります。
買いまわりキャンペーンでさらなる高還元
楽天市場は最大ポイント10倍の買いまわりキャンペーン(楽天スーパーセール・お買い物マラソン)を定期的に開催しています。
複数のショップで1,000円以上購入するごとにポイントがアップするのが魅力的です。
定期的に購入する日用品をお気に入りに登録しておき、楽天スーパーセールのタイミングでポチポチと買うだけで、ポイント還元率を高めることが可能になります。
楽天ふるさと納税の寄附金も、楽天市場内の通常のお買い物と同様の取り扱いになります。このタイミングでふるさと納税も行うと、ポイント還元率が更に上がってお得になります。
買回りでのポイントアップ、5と0のつく日、SPUは重複適用されるのでお得です。
例えば、SPUで5%が適用されていて、楽天スーパーセールでポイント10倍(+9%)となっていると、合計還元率は14%となります。
SPU | 楽天スーパーセール お買い物マラソン | 合計 |
---|---|---|
4% | 9% | 13% |
5% | 9% | 14% |
6% | 9% | 15% |
7% | 9% | 16% |
8% | 9% | 17% |
9% | 9% | 18% |
ただし、楽天スーパーセールでのポイントボーナス分は7,000ポイント等の上限が設定されており、SPUにもそれぞれ上限があります。
例えば30万円や50万円など多額の買い物や旅行予約をした場合、上限に到達してしまうので注意しましょう。
電子マネー対応
以前はJCBブランドだとnanacoチャージで1%のポイントが貯まりましたが、2017年11月1日からは楽天ポイント付与の対象外となりました。
楽天カードは利用可能店舗が日本最大級の電子マネーである楽天Edyチャージでは0.5%です。
アメックス以外の国際ブランドでは、Apple Payを利用可能です。
楽天カードをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
楽天カードはApple PayのSuica、モバイルPASMOチャージは、ポイント付与の対象外です。
Suicaチャージだけではなく、Suicaグリーン券・定期券などSuica利用分すべてにおいてポイントを得られません。
ただし、楽天ペイアプリ内で毎月キャンペーンにエントリーしたら、楽天ペイのSuicaチャージと同様に0.5%還元となります。
Apple PayのSuica利用は、1.5%還元のビューカードがお得です。
Payサービスを幅広く利用可能
楽天カードはau PAY チャージ、Kyashチャージがポイント付与対象外になりました。スマホ決済のau PAYでポイント二重取りは不可能です。
Mastercard/Visaブランドの場合、au PAY以外のPayサービスも幅広く利用可能です。
PayPay、d払い、楽天ペイなどのスマホ決済に対応しています。
タッチ決済
楽天カードのVisa・Mastercardブランドは、国際ブランドが提供している非接触型決済が可能です。
- Visa:Visaのタッチ決済
- マスターカード:Mastercardタッチ決済
通常のカードショッピングと同様に、後払い方式(ポストペイ型)となり、セキュリティが高くて衛生的なのが利点です。
ANA JCB プリペイドカード経由で最大1.65%還元!
ANA JCB プリペイドカードは、JCB加盟店で、事前にチャージ(入金)した金額分を利用できるJCBプリペイド機能と、ANAマイレージクラブの機能が1枚になったカードです。
ANA JCB プリペイドカードの年会費・チャージ手数料・発行手数料は無料です。
唯一かかるコストは500円(税抜)の利用開始手数料です。ただし、2025年3月31日までは無料で発行できます。
ANA JCB プリペイドカードはカード利用で0.5%~0.65%のANAマイルかキャッシュバックを享受できます。電子マネーチャージは対象外です。
楽天カード(JCB)からANA JCB プリペイドカードへのチャージは、2023年6月時点ではポイント付与の対象です。
実際に1,000円チャージしたところ、しっかりと10ポイントを獲得できました。
したがって、以下のルートでポイント二重取りが可能です。
- 楽天カード(JCB)→ANA JCB プリペイドカードにチャージ(1%還元)
- ANA JCB プリペイドカードでショッピング(0.5~0.65%還元)
一般のJCB加盟店では、楽天カードでチャージしたANA JCB プリペイドカードを利用すると、1%の楽天ポイントと、0.5%~0.65%のマイルかCBを獲得できます。
合計で最大1.65%還元となります。1マイルの価値を2円と考えると、合計還元率は実質2.0%~2.3%です。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
ただし、チャージがポイント付与対象外となる改悪リスクがあります。
ポイントは現金同様の価値
楽天カードで貯まる楽天ポイントは楽天市場・楽天ブックス・Kobo等で1ポイントから1ポイント単位で使えます。楽天トラベル・楽天GORAは100ポイント以上です。
また、楽天ポイントカードの機能で、マクドナルド、ミスタードーナツ、ファミリーマート、ポプラ・生活彩家、吉野家、すき家、ツルハドラッグ、サンドラッグ、大丸・松坂屋、apollostationなどのリアル店舗でも使えます。
楽天ポイントは電子マネーの楽天Edyとも交換可能。楽天Edyは利用可能店舗が日本最大級の電子マネーですので、現金同様で極めて便利です。
2018年9月27日支払い分からは、楽天カードの利用代金をポイントで支払える「楽天カード ポイントで支払いサービス」が開始しました。
「ポイントでデビット支払い」というサービスもあり、楽天銀行デビットカードの支払いに充当することも可能です。
1ヶ月あたりダイヤモンド会員は50万円、それ以外は10万円迄という上限がありますけれども、楽天カードが実質的に現金還元のクレジットカードと評価できるようになりました。
ちなみに楽天市場でのお買い物では、通常ポイントを使うよりも、楽天カードで決済してからポイントで支払った方がお得です。
SPUの楽天カード支払いの+2倍、楽天銀行引落しで最大+0.5倍が、楽天カード決済だと適用されるためです。例えば1万円支払った場合のポイントの差は以下のとおりです。
SPUの項目 | 楽天ポイント使用 | 楽天カード払い |
---|---|---|
通常ポイント(1倍) | 100 | 100 |
楽天カード利用による上乗せ(+2倍) | - | 200 |
楽天銀行引落し(最大+0.5倍) | - | 50 |
合計 | 100 | 350 |
なお、ポイントを利用代金に充当する手間も面倒な場合は、P-oneカード Standardなど、請求額から自動的に割り引かれる自動キャッシュバックのクレジットカードがおすすめです。
ユニークなところでは2017年8月26日から、楽天証券で楽天ポイントを使って投資信託を買えるようになりました。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
海外旅行でのベネフィットも充実
楽天カードは旅行傷害保険も充実しています。利用頻度が高くて最も重要な疾病治療費用・傷害治療費用が200万円であり、内容が秀逸です。
また、保険だけではなく、海外旅行時に利用できる優待割引も豊富です。詳細は以下で徹底解説しています。
ハワイのワイキキ・アラモアナには楽天カード会員専用の「楽天カードラウンジ」があり、無料で利用できます。
日本語スタッフが常駐しており、ドリンク、60店以上で使えるクーポン配布、便利なアイテム貸出、手荷物預かり、無料Wi-Fiなど実用的なサービスが揃っています。
海外旅行においても充実した特典が付帯しており、便利に活用できるクレジットカードです。
楽天カードは学生、主婦、パート、アルバイトの方でも本会員カードを発行できます。
楽天カードはお得な特典が豊富です。しかも数千ポイントの楽天ポイントが得られるお得な新規入会&利用キャンペーンも開催しています。
楽天カードは完全無料で維持できるにもかかわらず、充実したベネフィットが付帯したハイ・クオリティー・カードです。詳細は以下で徹底解説しています。
楽天カードと並ぶ年会費が無条件で無料で基本1%還元のクレジットカードが「JCB CARD W」です。
18歳以上39歳以下の方が作成できるクレジットカードです。一度作成したら40歳以上でも更新してずっと保有できます。
楽天市場では楽天カード、Amazon・セブン-イレブン・スターバックスカードへのチャージ等のJCBオリジナルシリーズパートナーではJCB CARD Wが高還元となっています。
楽天カードとJCB CARD Wの違いについては、以下で精緻に分析しています。
楽天PINKカード
楽天PINKカードは女性向けの有料付帯オプションが用意されている楽天カードです。その名の通りピンク色のクレジットカードです。
年会費は無料で国際ブランドはVisa・Mastercard・JCB・アメックスの4種類です。家族カードも発行可能です。
普通の楽天カードと比較した場合の違いは、楽天PINKカードには「楽天PINKカード限定カスタマイズサービス」があることです。3種類の女性向けの有料付帯サービスが用意されています。
- 楽天グループ優待サービス
- ライフスタイル応援サービス「RAKUTEN PINKY LIFE」
- 女性のための保険「楽天PINKサポート」
複数サービスの申し込みも可能で、もちろん1つも申し込まなくてもOKです。
楽天グループ優待サービス
楽天24・楽天トラベルの割引クーポン、楽天ビューティ利用による楽天ポイントのプレゼントなどがあるオプションです。
楽天グループの各サービスにおいて様々な優待特典を受けられます。
具体例
- 楽天市場:500円OFF
- 楽天24:クリスタルガイザー500ml×48本が50円OFF
- 楽天トラベル:国内宿泊予約で1,000円OFF
- 楽天ブックス:本/CD/DVD/ゲームが100円OFF
- 楽天Kobo:電子書籍が10%OFF
- 楽天TV:対象作品20%OFF
- 楽天GORA:ゴルフ場予約で1,000円OFF
料金は月額300円(税抜)です。楽天のサービスを日常的に使っていて、毎月300円(税抜)以上のリターンがあるならば、申し込むのも選択肢です。
ライフスタイル応援サービス「RAKUTEN PINKY LIFE」
月額300円(税抜)で、飲食店や映画チケット、習い事や介護・育児サービス等、110,000以上の多彩なジャンルの割引・優待特典を利用できます。
サービル例
- 整体・骨盤サロン カラダファクトリー:グループ共通施術券1枚150円OFF
- tutuanna:10%OFF
- ヒューマックスシネマ:映画鑑賞券600円OFF
- 日産レンタカー:一般料金より12%~50%OFF
- カラオケ コート・ダジュール:室料(通常)20%OFF
- カラオケ ビッグエコー:平日の室料30%OFF、金・土・祝前日の室料20%OFF、フリータイム 室料 5%OFF
- カラオケ本舗まねきねこ:ルーム料金30%OFF
- 東京ジョイポリス:小学生以上共通パスポート引換券1,400円OFF
- ホテルレストランの割引
- ベネ・ステ フリーeラーニング:ビジネススキル・資格取得対策講座 eラーニング 約158講座 受講料無料
以前はハーゲンダッツミニカップギフト券の優待販売もありました。
女性のための保険「楽天PINKサポート」
女性特定疾病補償プラン(月40円~)が用意されています。楽天PINKカード限定の補償プランです。
楽天が三井住友海上火災保険と団体契約を結ぶことで、個人が保険会社と直接契約するよりも、規模のメリットを活かしてお手頃な価格の実現を企図しています。
楽天PINKカードは楽天カードと同一のお得な新規入会&利用キャンペーンを行っています。
楽天PINKカードと並ぶ年会費が無条件で無料で基本1%還元のクレジットカードが「JCB CARD W plus L」です。
18歳以上39歳以下の方が作成できるクレジットカードです。一度作成したら40歳以上でも更新してずっと保有できます。
楽天市場では楽天PINKカード、Amazon・セブン-イレブン・スターバックスカードへのチャージ等のJCBオリジナルシリーズパートナーではJCB CARD Wが高還元となっています。
どちらにも女性限定の特典が付帯しています。
楽天PINKカードとJCB CARD W plus Lの違いについては、以下で精緻に分析しています。
楽天ANAマイレージクラブカード
楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カード、ANAマイレージクラブ(AMC)機能に加え、電子マネーの楽天Edy、ポイントカードの楽天ポイントカードが一体化したカードとなっています。
年会費は初年度は無料です。2年目以降は500円(税抜)ですが、1回でも利用がすれば翌年度の年会費が無料となります。年会費は実質無料と評価できます。
楽天カード、楽天PINKカードにそれぞれ楽天ANAマイレージカードがあります。ピンクの方はカード中央下に飛行機のシルエットがあります。
楽天ANAカードはクレジットカード機能を使った支払いで、楽天ポイントかANAマイルのどちらかを貯められます。自分で選択可能です。
- 楽天ポイントコース:クレジット決済で楽天ポイントが貯まる
- ANAマイルコース:クレジット決済でANAマイルが貯まる
楽天ポイントコースは100円(税込)あたり1ポイントが貯まり、還元率1%。通常の楽天カードと同一水準です。
ANAマイルコースの場合は200円(税込)あたり1マイルが貯まります。 マイル付与率は0.5%です。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
一般的には1マイルの価値は2円という説が通説です。1マイル2円と考えるならば実質還元率1%、3円と考えるなら還元率1.5%となります。
似たコンセプトのクレカ「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」は、マイル還元率0.3%(年100万円以上の利用で0.45%)なので、楽天ANAカードの方が高還元です。
楽天カードは貯めた楽天ポイントを2ポイント1マイルのレートでANAマイルに交換できます。
他方、楽天ANAマイレージクラブカードは最初からANAマイルを貯めるように設定できます。いちいちカード利用で貯まるポイントをANAマイルに移行する手間がありません。
楽天カードで貯めた楽天ポイントをANAマイルに交換している方にとっては利便性が高いです。年1回使えばずっと年会費無料ですので、実質的に年会費無料であると評価できます。
JCBカードのAMCカード搭載機能がついた「JCBカード/プラスANAマイレージクラブ」は300円(税抜)のサービス年会費が発生します。
楽天ANAマイレージクラブカードの場合は、年1回の利用で年会費は無料になり、サービス年会費は不要です。
ANAカードを保有している場合に得られるフライトボーナス・マイル(一般カードは10%)や、毎年の年会費支払いで得られるボーナスマイルは楽天ANAカードにはありません。
ANAによく搭乗する方はやはりANAカードの方がお得です。ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
たまに旅行でANAに搭乗するくらいで、カード決済額も多くないので、年会費無料で陸での決済でANAマイルを貯めたいという場合は、楽天ANAカードがおすすめです。
楽天ANAマイレージクラブカードに新規加入すると、楽天ポイントのプレゼントに加えて、ANAの国内線航空券と宿泊施設のセット「ANA楽パック」で利用可能な4,000円相当のクーポン券がプレゼントされるキャンペーンが開催されます。
楽天ゴールドカード
格安ゴールドカードに相当する楽天カードであり、年会費は2,000円(税抜)です。家族会員の年会費は1名あたり500円(税抜)です。
国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCBの3種類があります。アメックスはありません。
スタンダードタイプのみで、楽天PINKゴールドカード、楽天ANAゴールドカードはありません。
普通の楽天カードと比較した場合の違いは、楽天ゴールドカードはオリジナルの充実特典があることです。
主な独自メリット
- 低コストインデックス投信の積立の還元率が0.75%(一般カード+0.25%)
- 誕生月に楽天市場・楽天ブックス利用でポイント+1倍となる「お誕生月サービス」
- 国内主要空港・ホノルル・仁川のラウンジが無料(年2回まで)
- ETCカードの年会費が無料
- 利用限度額
- 紙の利用明細が無料
かつて存在していたSPUでの+2%の特典は改悪で終了。
また、空港ラウンジの無料特典は2018年8月までは無制限でしたが、2018年9月からは年2回までとなりました。
基本的には低コスト投信の積立0.75%、誕生月の+1%のポイント(2,000ポイントが上限)、年2回の空港ラウンジというベネフィットと年会費を天秤にかけて決めることになります。
投信積立の+0.25%を考慮すると、年会費の差は本会員のみだと年700円(税込)、本会員+家族会員1名だと年1,250円(税込)となります。
ETCカードの年会費は、楽天ゴールドカードは無条件で無料です。楽天カードですと、楽天PointClubのダイヤモンド会員・プラチナ会員でないと500円(税抜)の年会費がかかります。
ダイヤモンド会員・プラチナ会員でない場合は、ETCカードを考慮すると、楽天ゴールドカードと楽天カードの年会費の差は1,500円(税抜)まで縮みます。
この場合、低コスト投信の投信積立を行うなら、年会費の差は本会員のみだと150円、本会員+家族会員1名なら年700円となります。
地味なところでは、楽天ゴールドカードは、紙の利用明細が無料というメリットもあります。
一般カードの楽天カードでは利用明細を発行するの120円(税抜)の手数料がかかります。毎月利用明細が出ると、1年間で1,440円(税抜)の手数料が発生します。
これを考慮すると年会費の差は560円(税抜)で、紙の明細+ETCだと60円(税抜)まで差が縮みます。
楽天カード発行時の利用可能枠は最高100万円であるのに対して、楽天ゴールドカードは倍の200万円です。
楽天カードと楽天ゴールドカードの比較については、以下で徹底解説しています。
空港ラウンジ特典については、年会費無料カードで空港ラウンジ無料のクレジットカードもあるので、楽天ゴールドカードのメリットは大きくありません。
楽天プレミアムカード
楽天カードにはゴールドカードに相当する「楽天プレミアムカード」もあります。スタンダードタイプのみで、楽天PINKプレミアムカード、楽天ANAプレミアムカードはありません。
オリジナルの特典
- 低コストインデックス投信の還元率も1%(一般カード+0.5%)
- 世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス無料
- 国内主要空港・ホノルル・仁川のラウンジが無料
- 選べる3つのコースで優待特典(トラベルコース・楽天市場コース・エンタメコース)
- 楽天カードラウンジ ハワイ(楽天プレミアムカード会員限定スペースあり)
- 誕生月は楽天市場・楽天ブックスの利用でポイント+1倍
- 海外旅行傷害保険(最高5,000万円・治療費用300万円・賠償責任3000万)
- 国内旅行傷害保険(最高5,000万円)
- ショッピング保険(税込300万円まで/年)
- Hertzレンタカー割引
- 楽天ビジネスカードが利用可能
- 紙の利用明細が無料
- ETCカードの年会費が無料
特にエッジ・優位性があるのは、選べる3つのコースでの+1%還元、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港VIPラウンジを使えるプライオリティパスに無料で入会できる点です(2025年からは年5回無料)。
年100万円(税抜)以上利用する場合は、年会費無料クレジットカードの楽天カードよりも、楽天プレミアムカードの方がむしろお得になります。
また、楽天市場を全く使わない方でも、プライオリティパスのプレステージ会員無料の特典だけで保有する価値があります。
搭乗する航空会社、搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるのが大きなメリット。格安航空券利用時も使えますし、1日に2回以上ラウンジを使うことも可能です。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル156.59円(2024/7/18時点)換算だと年会費73,440円が無料になります。
プライオリティパスで利用できるラウンジには飲み物や軽食・スナック、インターネットサービスなどがあり、フライト前の一時を快適に過ごせます。
本来はビジネスクラス以上の搭乗者か、航空マイレージプログラムの上級会員に限定されている航空会社運営のVIPラウンジは、アルコール飲み放題、食事が充実、シャワー室があるなど内容が優れています。
また、利用対象者も少ないため、ストレスない優雅な一時が送れます。ゴールドカードならOKのラウンジは混んでいて落ち着かない時がありますよね。
国内ではANAラウンジ、KAL Business Class Loungeなどを利用可能です(日本のプライオリティパスのラウンジ一覧)。
- 羽田空港:ビュッフェレストラン、TIATラウンジ、足湯・マッサージ等
- 鉄板焼くり田、ぼてぢゅう屋台、IASS希和、IASS虚空、その他レストラン
- 関空ANAラウンジ、関空ぼてぢゅう、カフェラウンジ NODOKA
- 中部国際空港セントレア(レストラン・温浴施設も)
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
その代わり、楽天カードは本会員・家族会員のどちらも年会費無料ですが、楽天プレミアムカードは本会員10,000円(税抜)、家族会員500円(税抜)と年会費が上がっています。
楽天プレミアムカードの場合、ETCカードの年会費は無条件で無料です。
この他では、楽天プレミアムカードを持っていると、個人事業主・中小企業経営者向けの「楽天ビジネスカード」も発行可能です。年会費は2,000円(税抜)です。
引き落とし口座を分けて支払いが可能、楽天ETCカードを個人用・会社用と複数保有可能といった業務上の経理処理に役立つメリットがあります。
楽天ビジネスカードも基本還元率1%で楽天ポイントが貯まります。ビジネスとプライベートの両方で、ザクザクとポイントを得られます。二刀流です!
楽天ビジネスカードは法人カード・ビジネスカードとしては高還元の1%のポイント還元率が魅力的です。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる菊地崇仁さんは、おすすめのビジネスカードとして楽天ビジネスカードを挙げていました。
地味なところでは、楽天プレミアムカードは、紙の利用明細が無料というメリットもあります。
一般カードの楽天カードでは利用明細を発行するのに120円(税抜)の手数料がかかります。毎月利用明細が出ると、1年間で1,440円(税抜)の手数料が発生します。プレミアムカードは無料となります。
基本的には選べる3つのコース、低コスト投信の積立1%、プライオリティ・パス、空港ラウンジ、その他優待特典と年会費を天秤にかけて決めることになります。
プライオリティ・パスで世界中のラウンジを使えるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
楽天カードと楽天プレミアムカードの比較については、以下で徹底解説。
ちなみに楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの違いは以下をご参照ください。
プライオリティ・パスが無料で利用できるクレジットカードについては、以下で丹念に解説しています。
その他のゴールドカードと比較検討したいという場合は、ゴールドカードのランキングをご参照ください。その中でも特におすすめのゴールドカードは以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
SPU、プライオリティパス特典に魅力を感じる場合は、楽天プレミアムカードが候補となります。
楽天ブラックカード
楽天カードにはプラチナカードに相当する「楽天ブラックカード」もあります。楽天プレミアムカードよりも更にベネフィットが拡大します。
スタンダードタイプのみで、楽天PINKブラックカード、楽天ANAブラックカードはありません。
国際ブランドはMastercard・JCB・アメックスの3種類で、それぞれ国際ブランド固有のプラチナカード特典を利用できます。
主なメリット
- コンシェルジュ
- 世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが無料(同伴者2名も無料)
- 投信積立の還元率が2%
- Mastercard Taste of Premium(コース料理1名分無料・2個の手荷物無料宅配など) or JCBプラチナ特典の一部 or アメックス提携プラチナ特典
- 国内主要空港・ホノルル・仁川のラウンジが無料
- 楽天市場・楽天トラベル・エンターテイメントでポイントアップ特典
- 年2回まで手荷物無料宅配サービス
- 誕生月は楽天市場・楽天ブックスの利用でポイント+1倍
- 海外旅行傷害保険(最高1億円&家族特約が付帯)
- 国内旅行傷害保険(最高5千万円&家族特約が付帯)
- ショッピング保険(年間300万円まで)
- トラベルデスク
- Hertzレンタカー割引
- 紙の利用明細が無料
- ETCカードの年会費が無料
プラチナカードならではのコンシェルジュサービスを活用できます。MastercardはMastercardプラチナカード、JCBはJCBプラチナ特典の一部を利用可能です。
楽天プレミアムカードはトラベルコース・楽天市場コース・エンタメコースのうち1つを選ぶ必要がありますが、楽天ブラックカードは全てを享受できます。
誕生月は楽天市場・楽天ブックスの利用で高還元となり、保険も充実しています。
その代わり、楽天ブラックカードは本会員30,000円(税抜)と年会費が跳ね上がります。家族会員の年会費は無料です。
他方、楽天ブラックカードよりも楽天カードが良い点には以下の点があります。
楽天プレミアムカードを保有して利用実績を積み上げていくと、楽天ブラックカードのインビテーションが届く可能性があります。
楽天ブラックカードのベネフィットの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
楽天銀行カード
楽天銀行カードは、楽天カードのクレジットカード機能と、楽天銀行のキャシュカードの機能が一つになったカードです。
国際ブランドはJCBのみで、年会費は無料です。家族カードはありません。
スタンダードタイプのみで、楽天銀行PINKカード、楽天銀行ANAマイレージクラブカードはありません。
楽天銀行カードは楽天銀行のキャッシュカードとクレジットカードの一体型です。両方の機能が使えます。他方、楽天Edy、楽天ポイントカードとの一体型機能はありません。
楽天銀行を使っている場合で、キャッシュカードとクレジットカードの2枚を持ち歩きたくないという場合は便利です。
万が一の紛失・盗難時は、クレジットカードとキャッシュカードの両方が同時に使えなくなるのがデメリットです。
楽天カードは楽天ポイントカードの機能が付帯しており、楽天Edyとの一体型機能も選べます。不要な場合はEdyなしも選択可能です。
カード名 | 楽天銀行キャッシュ カードとの一体型 | 楽天Edy との一体型 | 楽天ポイントカード との一体型 |
---|---|---|---|
楽天銀行カード | ◯ | × | × |
楽天カード | × | ◯ | ◯ |
楽天銀行カードの引き落とし口座に使える銀行は楽天銀行だけです。他の銀行に変更しようとしてもエラーが出ます。
楽天カードは多様な銀行等で引き落とすことが可能となっており、自由度が高くユーザーフレンドリーです。
主な金融機関
楽天銀行のハッピープログラムでの口座引き落としでのボーナスポイントはどちらも対象です。
楽天銀行カードは、楽天銀行のキャッシュカードと同時に持つことはできません。楽天銀行カードと楽天カードは同時保有はできません。
マトリクスにすると以下のとおりです。○が同時保有可能、×が不可です。
カード名 | 楽天銀行カード | 楽天カード | 楽天銀行 キャッシュカード | 楽天銀行 デビットカード |
---|---|---|---|---|
楽天銀行カード | - | × | × | ◯ |
楽天カード | × | - | ◯ | ◯ |
楽天銀行 キャッシュカード | × | ◯ | - | ◯ |
楽天銀行 デビットカード | ◯ | ◯ | ◯ | - |
新規入会&利用キャンペーンは、楽天銀行カードよりも楽天カードの方がお得です。その他、楽天銀行カードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
楽天カード アカデミー
楽天カードには学生のカードもあります。「楽天カード アカデミー」という名前です。年会費は無料です。楽天カードとは異なり、家族カードはありません。
国際ブランドはVISA・JCBの2種類であり、一般の楽天カードにはあるMastercardブランドはありません。
基本的には楽天カードと同一の内容であり、学生向けのポイント優遇サービスが追加されています。
利用限度枠が小さいこと、家族カードがないこと以外は、社会人向けの楽天カードよりも優れているクレジットカードです。
普通の楽天カードと比較した場合の違いは、楽天カード アカデミーには楽天ブックス、楽天トラベルの高速バス予約、楽天ダウンロードでのポイントアップがあることです。
アカデミーオリジナルのポイントUPは利用月の翌々月末頃、半年間有効の期間限定ポイントとして進呈されます。
楽天ブックス
楽天カード アカデミーの加入から1年間(発行月含む13ヶ月間)、楽天ブックス通常購入の代金がポイント5倍(5%還元)となります。
このうち4倍は通常の楽天カードでも適用されるので、楽天カード アカデミーの独自特典分は+1%となります。
13ヶ月が経過していなくても、卒業予定年の3/31を過ぎた場合は+1%のポイントUPは終了します。
楽天トラベル「高速バス予約」
高速バス予約を楽天カード アカデミーで決済するとがポイントが+1%になります。楽天ブックスの特典とは異なり、初年度だけではありません。
楽天ブックス ダウンロード
本などのダウンロード販売商品を学生専用の楽天カードで支払うと、ポイント3が+1%になります。
楽天ビジネスカード
楽天ビジネスカードは、個人事業主・法人向けのビジネスカードです。20歳以上で安定した収入のある法人代表者、個人事業主が申し込めます。
法人代表者とは、会社登記において代表権を有していることが必要です。代表取締役社長という肩書きをつけているだけではNGです。
スタンダードタイプのみで、楽天PINKビジネスカード、楽天ANAビジネスカードはありません。
申し込みにあたっては、個人向けの楽天プレミアムカードか楽天ブラックカードを発行する必要があります。楽天ビジネスカードのみの発行はできません。
楽天プレミアムカードのサブカードとして、経費決済用の楽天ビジネスカードを活用できます。ダイナースクラブカードとダイナースクラブ・ビジネス・アカウントカードの関係に似ています。
楽天ビジネスカードの引き落としは法人口座を指定することができます。個人事業主の場合、個人口座の指定も可能です。
楽天ビジネスカードの年会費は2,000円(税抜)です。社員用の追加カードはありません。
楽天プレミアムカードの年会費が10,000円(税抜)なので、合計で12,000円(税抜)のコストが発生します。
ETCカードの発行手数料・年会費は1枚目は無料です。2枚目からは1枚につき年会費500円(税抜)になります。発行可能枚数は無制限です。
楽天ビジネスカードをVisa加盟店で利用すると、100円につき1ポイントが貯まります。還元率は1%です。
ビジネスカード・法人用クレジットカードは、個人向けのクレジットカードと比較すると還元率が低く、0.5%以下の還元率が大多数です。
1.0%の還元率は、法人クレカとしてはかなりの高還元となります。年間100万円使えば10,000円のリターンがあります。
また、ビジネス消耗品・出張・会議室の利用まで、さまざまなビジネスシーンでお得になる「Visa ビジネスオファー」を利用できます。
楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの二刀流で、オン・オフ(ビジネス・プライベート)の両方で、諸々の特典を活用してライフハック力を強化して、かつ楽天ポイントをザクザクと貯められます。
楽天ETCカード
楽天カードには、ETCカードもあります。通行料金100円(税込)あたり1ポイントが貯まるのがメリットです。
楽天ETCカードは楽天カード1枚につき1枚発行できます。楽天銀行カードでもOKです。
楽天ビジネスカードは法人向けのカードのため、本体の楽天プレミアムカード分とは別に、複数枚の楽天ETCカードを発行できます。
楽天ETCカードの発行手数料は無料ですが、年会費は500円(税抜)です。ETCカードは年会費無料というカードもある中で、年会費が有料なのはデメリットです。
ただし、楽天カードは1%還元であり、ETCを年50,000円(税抜)以上使ったら、年会費以上のポイントが付与されるため損はしません。
1ヶ月あたり4,500円以上利用したら、ポイント還元で年会費を取り戻すことができます。
楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードに付帯して楽天ETCカードを持つ場合、ETCカード年会費は無料となります。
法人カードの楽天ビジネスカードはETCカードを複数枚発行可能ですが、無料になるのは1枚目です。
楽天カードの名前 | ETC年会費(税抜) |
---|---|
楽天カード | 500円 |
楽天ANAマイレージクラブカード | 500円 |
楽天PINKカード | 500円 |
楽天銀行カード | 500円 |
楽天ゴールドカード | 無料 |
楽天プレミアムカード | 無料 |
楽天ビジネスカード | 1枚目:無料 2枚目以降:500円 |
楽天ブラックカード | 無料 |
一般カードでも、楽天Point Clubの会員ランクがダイヤモンド・プラチナ会員の場合は、ETCカードの年会費が無料になります。
楽天銀行デビットカード
楽天ポイントが貯まるハッピープログラムが人気の楽天銀行は、デビットカードを発行しています。
クレジットカードの楽天カードではありませんが、幅広い加盟店で楽天カードと同様の支払いが可能です。
ただし、ガソリンスタンドや有料道路料金、保険料やプロバイダ料金などの反復継続的な支払いなど、一部に使えない店舗があります。
代表的な利用対象外のお店
- 公共料金、国民年金保険料
- 有料道路
- インターネットプロバイダー
- 携帯電話・MVNO・格安スマホ・SIM、アプリ型電話サービス
- 生命保険、損害保険
- 駐車場、家賃
- 動画配信、スカパー、WOWOW、ケーブルTV、音楽配信
- 新聞購読料
- 飲料水宅配
- 一部決済代行・決済サービス
楽天銀行のデビットカードはJCB、Mastercard、Visaの3種類で、Visaには上位カードもあります。
項目 | 楽天銀行デビットカード | 楽天銀行ベーシックデビットカード | 楽天銀行シルバーデビットカード | 楽天銀行ゴールドデビットカード |
---|---|---|---|---|
国際ブランド | JCB Mastercard | Visa | Visa | Visa |
独自デザイン | お買いものパンダ (JCBのみ) | - | - | - |
発行手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
年会費 | 無料 | 無料 | 2,000円(税抜) | 5,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 100円で1ポイント(1.0%) | |||
保険・補償・特典等 | 盗難補償 | 盗難補償 | ・ショッピング保険 ・盗難補償 | ・ショッピング保険 ・国内旅行傷害保険 ・海外旅行傷害保険 ・盗難補償 ・Visaゴールドカード特典 ・海外利用サポート 24時間日本語サービス ・海外緊急発行手数料無料 |
nanaco | ポイント対象外(nanacoチャージにおすすめのクレジットカード) | |||
楽天Edy | ポイント対象外(Edyチャージにおすすめのクレジットカード) | |||
モバイルSuica | ポイント対象外(モバイルSuicaチャージにおすすめのクレジットカード) |
ポイント還元率はJCB、Visaのいずれも1.0%ですが、年会費無料の楽天銀行デビットカード、楽天銀行ベーシックデビットカードがダントツでコスパNo.1となります。
楽天銀行シルバーデビットカード、楽天銀行ゴールドデビットカードは年会費に鑑みるとおすすめできません。
その他、楽天銀行のデビットカードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
無条件で基本還元率1%という数字は日本におけるデビットカードで圧倒的No.1となっています。
楽天市場だけではなく、AmazonでもYahoo!ショッピングでも、リアル店舗でも1%還元です。
特定の店舗では高還元になるデビットカードは他にありますけれども、加盟店全体で1%というカードは稀有です。
あらゆる店舗でお得な万能戦士であり、ドラクエの職業で喩えると勇者のようなデビットカードです。
楽天銀行プリペイドカード
楽天銀行プリペイドカード(JCB)はJCB搭載型のプリペイドカードです。年会費・発行手数料無料で保有・利用に費用は一切かかりません。
チャージ残高は30万円と高めです。10万円という国際ブランド搭載プリペイドカードがある中で、比較的高めで高額決済にも対応します。アーロンチェアや4Kモニター、ロレックスのオーバーホールなど高額品の決済にも使えます。
チャージ金額に応じて「プレミアムバリュー」が付与されて、残高が上乗せされます。
1,000円以上30万円まで1円単位でチャージが可能です。1回のチャージ金額ごとに得られるプレミアムの残高は異なります。
- 5,000円以上9,999円以下:25円分(約0.25%~0.5%還元)
- 10,000円以上29,999円以下:70円分(約0.23%~0.7%還元)
- 30,000円以上49,999円以下:240円分(約0.48%~0.8%還元)
- 50,000円以上:500円分(約1.0%~還元)
最も得するのは5万円をチャージした時で、還元率1%に昇華します。
楽天銀行プリペイドカード(JCB)と楽天銀行デビットカード(JCB)の違いをまとめると、下表のとおりです。
項目 | 楽天銀行プリペイドカード(JCB) | 楽天銀行デビットカード(JCB) |
---|---|---|
発行手数料・年会費 | 無料 | 無料 |
申込条件 | 16歳以上 | 16歳以上 |
バリュー / ポイント | 5,000円以上9,999円以下:25円分 10,000円以上29,999円以下:70円分 30,000円以上49,999円以下:240円分 50,000円以上:500円分 | 100円で1ポイント |
還元率 | 約0.167%~1.0%還元 | 1.0% |
保険・補償・特典等 | × | 盗難補償 |
キャッシュカード一体 | × | ◯ |
支払い方法 | チャージ残高から引き落とし | 銀行預金から即時引き落とし |
海外ATMで現地通貨引出 | × | ◯ |
セキュリティ | 利用限度額設定 通知メール(チャージ実行時、決済時) J/Secure(本人認証サービス) | 利用限度額設定 通知メール(決済時) J/Secure(本人認証サービス) |
違いを比較すると、どちらも無料で発行・維持できて、16歳以上で楽天銀行に普通預金口座があればOKです。作りやすさには違いがありません。
カードの還元率は、デビットカードの方が圧倒的に勝っています。いつでも還元率1%で現金同様の楽天ポイントが貯まる点にエッジ・優位性があります。
プリペイドカードの方は5万円チャージしたら1%ですが、それ以外は還元率が低下してしまいます。
プリペイドカードはキャッシュカードと一体型ではなく、カードが2枚になってしまいます。しかし、デビットカードは一体型なので1枚で済みます。
デビットカードはカード盗難補償があり、不正利用が補償されますが、プリペイドカードは保障がない点が大きなデメリットです。
また、デビットカードは世界中に設置されている、JCB・CirrusマークのあるATMで預金を現地通貨で引き出せますが、プリペイドカードにはこの仕組みがありません。
総合的に比較考慮すると、楽天銀行の場合はデビットカードの方がダントツ&ぶっちぎりで便利でお得です。
デビットカードは使いたくないという強い思いがない限りは、プリペイドカードよりもデビットカードの方が格段に優れています。
まとめ
楽天カードにはスタンダードカード、格安ゴールドカード、ゴールドカード、プラチナカード、ビジネスカードと多用な種類があります。
また、楽天銀行はデビットカードとプリペイドカードを発行しています。
各楽天カードのスペックを分析して違いを比較すると、おすすめの楽天カードは人によって変わってきます。
最後に各楽天カードの種類ごとに、おすすめの方をまとめました。
カード名 | 年会費(税抜) | おすすめの方 |
---|---|---|
楽天カード | 無料 | 年会費無料でクレジットカードを使いたい。女性向けオプション・AMC機能は不要な方におすすめ |
楽天PINKカード | 無料 | 女性向けオプションを付帯したい方におすすめ |
楽天ANAマイレージクラブカード | 年1回利用で無料 | カードショッピングでANAマイルを貯めたい。AMC機能一体型クレジットカードがほしい方におすすめ |
楽天ゴールドカード | 2,000円 (家族500円) | 楽天市場でポイントアップの特典、国内主要空港のラウンジを使いたい方におすすめ |
楽天プレミアムカード | 10,000円(家族500円) | 選べる3つのコース、プライオリティ・パスに魅力を感じる方におすすめ |
楽天ブラックカード | 30,000円 (家族無料) | プライオリティ・パスが同伴者2名まで無料、楽天関連サービスのポイントアップ、プラチナ特典がほしい方におすすめ |
楽天銀行カード | 無料 | 楽天銀行のキャッシュカードとの一体型がいい方におすすめ |
楽天カード アカデミー | 無料 | 学生で利用限度額が低くてもいい方におすすめ |
楽天ビジネスカード | 2,000円 | 1%の楽天ポイントが貯まる法人カード・ビジネスカード・個人事業主向けカードがほしい方におすすめ |
楽天ETCカード | 無料~500円 | 1%の楽天ポイントが貯まるETCがほしい方におすすめ |
楽天銀行デビットカード(JCB) | 無料 | クレジットカードは保有したくない方におすすめ お買いものパンダデザインのデビットカード |
楽天銀行ベーシックデビットカード | 無料 | 還元率が1%のVisaデビットカード希望の方におすすめ |
楽天銀行シルバーデビットカード(VISA) | 2,000円 | 還元率が1%で年会費がかかっても、ショッピング保険が付帯してVisaブランドのデビットカードがいい方におすすめ |
楽天銀行ゴールドデビットカード(VISA) | 5,000円 | 国内外の旅行傷害保険やVisaゴールドカード特典が使えるデビットカードがほしい方におすすめ |
楽天銀行プリペイドカード | 無料 | クレジットカードもデビットカードもイヤな方におすすめ |
どの楽天カードもお得なベネフィットが豊富なハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「メインカード」として楽天カード、ゴールドカードとして楽天ゴールドカード、空港ラウンジがお得なカードとして楽天プレミアムカードを挙げられていました。
また、クレカの専門家・菊地崇仁さんも、おすすめの年会費無料カードとして楽天カード、ゴールドカードとして楽天プレミアムカードを挙げていらっしゃいました。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマも、楽天カードを高く評価しています。
おすすめのクレジットカードランキングではなんと1位!
ヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカードV-style(募集終了)
以前はヴィッセル神戸オフィシャルサポーターズカードV-styleがありましたが、現在は募集終了となっています。
年会費は無料です。国際ブランドはVisaのみで楽天Edy機能も付帯しています。ICチップが搭載されて無く、セキュリティ面では楽天カードに劣後します。
ヴィッセル神戸ファンに嬉しいベネフィットが付帯しています。以下の店舗でチケット購入やショッピングする際は5%OFFとポイント2倍(2%還元)が両方受けられます。
- 楽天市場 ヴィッセル神戸オフィシャルショップ
- スタジアム直営グッズ販売店
- チケットカウンター
また、貯めたポイントをヴィッセル神戸のグッズと交換できます。しかも好きな選手の直筆サイン入りグッズですのでバリューが高いです。
- レプリカユニフォーム:20,000ポイント
- サポーターズTシャツ:8,000ポイント
- 応援セット(Tシャツ・フラッグ):12,000ポイント
- マフラータオル:4,000ポイント
- フラッグ:2,000ポイント
海外旅行傷害保険などの特典は楽天カードと同一です。現在はヴィッセル神戸デザインの楽天カードがファンの方におすすめです。