P-oneカード<standard>というクレジットカードがあります。「小額のポイントを無駄にしたくない」、「いちいちポイントを貯めて交換は面倒」という方に、かなりおすすめのクレジットカードです。
同じく年会費無料カードで1%還元の楽天カード、ヤフーカード、dカード、au PAY カードよりも、P-one standardの方が利便性は高い面があります。
P-one standardの特徴、メリット、デメリット、審査についてまとめます。
P-oneカードは知名度は低いと思いますが、ファミリーマート、TSUTAYA、ZOZOTOWN、コーナン商事などとの提携カードを合わせると、全国に約500万人の会員がいるクレジットカードです。
JALカードは約350万人ですが、ポケットカードは、JALカードの約1.4倍の会員がいます。
P-oneカードを発行しているポケットカードの親会社はファミリーマートであり、一定の信頼感があります。
P-oneカードのうち、年会費無料のP-oneカード(standard)が人気のクレジットカードとなっています。
申し込めるのは、(1)18歳以上(高校生は除く)、(2)電話連絡が可能、(3)安定した収入がある方、またはその配偶者です。
目次
P-oneカード(standard)のメリット
P-oneカード(standard)は、クレジットカードを利用すると、使った金額が自動的に1%OFFになって、請求されるカードです。100円毎に1円割り引かれます。
例えば1万円使ったら、銀行口座から9,900円が引き落とされることになります。
割引は100円単位なので、9,980円使ったら、9,900円×1%=99円が割り引かれて、9,881円が請求されます。
一時期は1%OFFになるのは月額15万円までと改悪されましたが、現在は上限がありません。利用限度額が50万円なら最大で50万円まで1%割引となります。
普通の加盟店ではもちろん、携帯電話の料金、電気代・ガス代などの公共料金の支払にも割引が適用されます。
年間30万円使えば3,000円のリターンがあります。年間50万円だと5,000円です。まとまるとかなりの金額ですね。
かなり多くのお店でクレジットカードを使えますし、固定費も支払えます。ネット通販はクレカ決済が便利です。
0.5%のクレジットカードと比べるとかなりの差が出てきます。
年間利用額 | P-one standard | 0.5%のクレカ |
---|---|---|
500,000 | 5,000 | 2,500 |
600,000 | 6,000 | 3,000 |
700,000 | 7,000 | 3,500 |
800,000 | 8,000 | 4,000 |
900,000 | 9,000 | 4,500 |
1,000,000 | 10,000 | 5,000 |
1,500,000 | 15,000 | 7,500 |
浮いた分で美味しいものを食べたり旅行したり、貯金したり色んなことができますね。P-one standardならではのメリットです。
サンリブ、マルショク、ポケットカードトラベルセンター、電子マネーチャージ、金券類、生損保等の各種保険料、ETCカード利用分、キャッシング利用分、その他一部の取引は1%OFFの対象外となります。
また、電子マネーチャージ、金券類、保険料、ETCカードは対象外ですので、この点には注意が必要です。
電車の定期券が対象か否かについてポケットカードに問い合わせたところ、1%OFFの対象というご回答でした。
買物の度に1%割り引かれるので、ポイントを貯めて交換という手間がありません。
また、特定の企業のサービスでしか使えないポイントではなく、請求額から割り引かれます。これは驚異的に便利ですね。
一定のポイントを貯める必要がありませんので、クレジットカードはたまにしか使わないという方にピッタリのカードです。
また、ほとんどのクレジットカードは、ポイントを貯めて交換する手続きをする必要があります。
インターネットの普及で面白いコンテンツや役に立つ記事は無限に膨張しており、とにかく時間がないという方も多いと思います。
忙しい現代人はウルトラマンと同様に3分たりとも無駄には出来ません。ポイント交換も面倒な方も多いでしょう。
このような情勢下では、P-oneカード(P-one standard)は、ポイント交換の手間が不要という点が大きなメリットのクレカです。有効期限が無期限のクレジットカードとも解釈できます。
P-oneカード(standard)はキャッシュバックがお得なクレジットカードの筆頭です。
しかも一切何も手続きが不要であるオートキャッシュバックである点にエッジ・優位性があります。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも、おすすめのクレジットカードとしてP-oneカードを挙げていらっしゃいました。
おすすめのクレジットカードランキングではなんと3位!
P-oneカード<standard>の最大のメリットは、ポイント交換の手間不要な自動1%OFFです。交換作業は面倒な方でも活用すると着実に家計改善に役立ちます。
P-oneカード(standard)の基本内容
決済ブランド・年会費
P-oneカード(standard)のブランドはVISA、JCB、Mastercardから選べます。どれにするかでブランド別付帯サービスの種類が変わってきます。一番充実しているのはJCBです。
VISAとMastercardの方は、世界中で加盟店が多いのがメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外では使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
P-oneカード(standard)は年会費無料です(盗難保障料含む)。年会費がかからないのは嬉しいですね。
以前に発行されていたP-oneカードブルーは年1度も利用しないと1,000円(税抜)の年会費が発生しました。
ショッピング利用枠の上限200万円であり、キャッシング利用枠の上限は150万円です。
かつてはVISAブランドのカードはICチップ未搭載でしたが、2014年12月1日以降に発行するVISAブランドのカードには、セキュリティレベルの高いICチップを搭載しています。
家族カード
P-one standardには家族カードがあります。本人会員と生計を同一にする家族(高校生を除く18歳以上)の方が申し込めます。
本人会員カード1枚につき、家族カードは3枚まで発行できます。
本人会員が学生・未成年の場合、家族カードは申し込めません。家族カード管理費は初年度無料は無料ですが、入会次年度より1枚につき年200円(税抜)かかります。
家族カードの利用代金のお支払いは、本人会員カード利用代金に合算され、本人会員カードご利用代金お支払い口座からの自動振替となります。
ETCカード
新規発行手数料は1,000円(税抜)であり、有効期限を更新する際は手数料:1,000円(税抜)が必要です。
P-one standardはETCカードを使ってもポイント付与の対象外となるので、P-one standardでETCカードを使うメリットはありません。ETCカードは別のクレジットカードで発行しましょう。
カードの年会費・ETC年会費がいずれも無料のクレジットカードを使うとお得です。
- Orico Card THE POINT(Amazon等のネット通販で原則還元率2%以上)
- イオンカードセレクト(イオンで月2回5%OFF/WAONチャージでポイント)
- エポスカード(丸井で10%off/全国10,000店以上で優待割引)
- リクルートカード(JCB)(還元率1.2%)
- セゾンパールアメックス(セゾンアメックスキャッシュバックでお得な還元)
ポイント
P-oneカードには、ポケット・ポイントというポイント制度もあります。
ポイントが貯まると、商品券やVポイント・au WALLETポイント・dポイントとの交換が可能。また、現金口座への振込みも選べるので現金同様の価値があるポイントです。
通常の利用時にポイントがつくのは、P-oneカード(Premium Gold)と、P-oneカード(G)、リボ払い専用カードのP-one FLEXYであり、P-one standardはポイントが貯まりません。
P-one standardでポイントが貯まるのは、「ポケットモール」というネットモール利用時のボーナスポイントや、キャンペーン応募等のみです。
P-one standard の特典のメインは1%割引であり、ポイントはおまけです。
ポイントの有効期限は2年間であり、交換レート150ポイントからです。交換可能な商品の例は以下のとおりです。
商品名 | ポケットポイント | 交換先の金額 |
---|---|---|
ファミリーマートお買い物券 | 150 | 300 |
ファミリーマートお買い物券 | 250 | 1,000 |
銀行口座にキャッシュバック | 300 | 900 |
dポイント | 300 | 900 |
Pontaポイント | 300 | 900 |
Gポイント | 300 | 900 |
ベルメゾン(千趣会)お買い物券 | 300 | 1,000 |
JALマイル | 300 | 450 |
Amazonギフト券 | 330 | 1,000 |
ジェフグルメカード | 980 | 3,000 |
VJAギフトカード | 1,000 | 3,000 |
QUOカード | 1,000 | 3,000 |
イオンシネマ 映画鑑賞券 大人2名 | 800 | 3,000 |
※JALマイルは年会費3,000円のマイルCLUBセレクトコースに入ると、300ポイント→900マイル
ホテルの食事券、ギフトカタログなどに交換することも可能です。
電子マネー
nanaco(JCBのみ)、楽天Edy(VISAのみ)、モバイルSuica、SMART ICOCAにはチャージできます。しかし、1%割引の特典の対象外で、ポイントも貯まらないのでメリットはありません。
WAONとPASMOにはチャージそのものができません。MastercardブランドのP-oneカード(Standard)は、au PAY(旧WALLET)へのチャージが可能です。
nanaco、楽天Edyチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては以下で徹底解説しています。
参考nanacoの使い方・クレジットカードのチャージで税金を支払う方法まとめ
便利でお得!楽天Edyの使い方・チャージできるクレジットカード一覧・ポイントまとめ
モバイルSuicaへのチャージはビューカードがおすすめです。
- ビックカメラSuicaカード(年1回利用で年会費無料で還元率1~1.5%)
- ビューカード スタンダード(定期券一体型で還元率0.5~1.5%)
- ルミネカード(ルミネでの利用で5~10%割引)
- アトレビューSuicaカード(アトレで3.5%~4%還元)
- JRE CARD(アトレ・テルミナ・グランデュオ・エスパル・フェザン等の利用で3.5%還元)
- JALカード Suica(Suicaチャージで貯めたポイントをJALマイルに移行可能)
- ビューカード ゴールド(東京駅のラウンジ、年1回のプレゼントなど充実の特典)
定期券とクレカ一体型なのはビューカード スタンダード、年会費無料で普通の店舗で1%の高還元が魅力なのはビックカメラSuicaカードです。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、ビックカメラSuicaカードがSuicaチャージにおすすめとおっしゃっていました。
クレジットカードのレジェンドがプライベートでも保有するのがビックカメラSuicaカードです!
アトレ・シャポー・グランデュオ・エスパル・フェザン等のJRE CARD優待店をよく利用する方はJRE CARD、ルミネをよく利用する方はルミネカードがお得です。
SMART ICOCAへのチャージはエクストリームカードが還元率1.5%でお得です。ただし、募集停止となり、既存カードはリーダーズカードに強制切替となりました。
支払い方法
P-one standardの支払い方法は以下のとおりです。
- 1回払い、ボーナス一括払い
- ボーナス2回払い(手数料の実質年率5.03%~13.39%)
- 分割払い(手数料の実質年率17.95%)
- リボ払い(手数料の実質年率17.95%)
P-oneカードの場合、リボ払いは利用後にネットで全額一括払いにしても金利・手数料が発生します。
リボ払いを使ってしまうと、P-oneカードを使っても、1%割引以上のコストがかかってしまうため止めましょう。
キャッシング機能もあります。利率は年14.95%~17.95%です。
Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
P-oneカード(standard)をApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、1%キャッシュバックされます。
しかし、Suicaチャージ・Suicaグリーン券・定期券など、Apple PayのSuica利用分はポイント付与の対象外です。通常のモバイルSuicaと同様の取扱いとなります。
オートチャージもできません。オートチャージが可能なのはビューカードのみです。
ビューカードは1.5%還元で高還元ということもあり、Apple PayのSuicaを利用する場合はビューカードが第一候補です。
カード名 | 年会費(税抜) | 一般加盟店 | Suicaチャージ | 備考 |
---|---|---|---|---|
ビックカメラSuicaカード | 477円 (年1度の利用で無料) | 1.0% | 1.5% | ビックカメラでSuica払いならポイント二重取り |
ビューカード スタンダード | 477円 | 0.5% | 1.5% | ボーナスポイント。家族カードあり |
JRE CARD | 477円 | 0.5% | 1.5% | アトレ等のJRE CARD優待店で約3.5%還元 |
ルミネカード | 953円 | 0.5% | 1.5% | ルミネで5-10%OFF |
ビューカード ゴールド | 10,000円 | 0.5% | 1.5% | 年1回のプレゼント・東京駅ラウンジ等の特典 |
大人の休日倶楽部ミドルカード | 2,386円 | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線5%OFF等 |
大人の休日倶楽部 ジパングカード | 3,968円 (夫婦会員6,780円) | 0.5% | 1.5% | 大人の休日倶楽部パス、JR東日本線・JR北海道線30%OFF等 |
JALカードSuica | 2,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | JRE POINTをJALマイルに移行可 JALカード特約店は2倍 |
JALカードSuica CLUB-Aカード | 10,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | JAL CLUB-Aカード特典 |
JALカードSuica CLUB-A ゴールドカード | 19,000円 | 0.5-2% | 0.5-1% (マイル) | ビューカード ゴールド特典 JAL CLUB-Aカード特典 |
ビューカード スタンダード(リボ) | 無料 | 0.5% | 1.5% | リボ払い専用カード |
その他、アップルペイでのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。
付帯保険
P-one standardには、「紛失・盗難補償」がついています。カードを失くしたり、盗まれて万が一不正使用された場合でも、紛失・盗難を届け出た日の前後60日間の計121日間の損害額が補償されます。
また、インターネット取引での不正利用による損害も補償されます。
年会費無料のクレジットカードの中には、盗難補償のみが対象で、紛失時の補償はないカードもあります。盗難だけではなくて紛失も補償されるのは大きなメリットです。
1%OFF以外のメリット
レンタカー割引
トヨタレンタリース、ニッポンレンタカー、日産レンタカー、オリックスレンタカーのレンタカー料金が5%の割引となります。タイムズカーレンタルは最大15%です。
例えば1泊2日の旅行で2万円使うと1,000円割引です。車を持っていない場合は実用的なサービスですね。
パッケージツアーが3~8%割引
ポケットカードトラベルセンターでのお申し込み(Webか電話)で、有名旅行会社のパッケージツアーが3~8%割引になる特典があります。これは1%OFFの対象外となります。
JALパック、ANAハローツアー/ANAスカイホリデー、クラブメットなどの海外旅行・国内旅行のパッケージツアーが最大8%の割引となります(一覧)。
海外旅行はまとまった料金となるため、利用する場合は割引額も大きくなってお得です。3~8%割引は非常にお得ですね。
使っているものがあれば、P-one standardを持つことのメリットが増加します。
ポケットモール(旧P-oneモール)でボーナスポイント
「ポケットモール」というポケットカード会員専用のオンライン・ショッピングモールがあります。従来のP-oneモールが2017年3月8日にリニューアルしました。
ポケットモールを経由して、ネット通販サイトにてP-one Wizでオンラインショッピングすると、ポケット・ポイントのボーナスポイントが貯まります。
主なサイト
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- ヤフオク!
- じゃらん
- 楽天トラベル
- ホットペッパー グルメ
- ベルメゾンネット
- ニッセン(nissen)
- hontoネットストア
- ビックカメラ.com
- ヤマダウェブコム
- ふるさとプレミアム、ふるなび、さとふる
ただし、P-one standardは通常の買い物ではポイントが付かないので、ポイントを貯めるのは厳しいです。
楽天市場は楽天ポイント、Yahoo!ショッピングはPayPayポイント、じゃらんはPontaポイントも貯まるので、三重でお得になります。
サッカーで例えると、ツートップよりスリートップの方が攻撃力は増しますね。トリデンテ(三又の槍)のようなパワーがあります。
P-one standardのデメリット
100円未満が切り捨て
P-one standard は利用する度に100円ごとに1%割引となり、1~99円の端数は、毎回切り捨てられます。
リクルートカードのように月間の合計利用金額に対してポイントが付与されるため、端数が無駄にならないクレジットカードもある中で、毎回端数の利用額が無駄になるのは地味なデメリットです。
しかし、ポイントを貯めて交換という手間が不要なのは絶大なメリットなので、仕方ないかなという気もします。許容範囲です。
端数の利用額を無駄にしたくない場合は、月間の利用額100円ごとにポイントが貯まるリクルートカードがおすすめです。
家族会員・ETCカードが有料
家族会員に2年目以降200円の費用が発生します。家族カードは無料というクレジットカードもある中で年会費がかかるのはデメリットです。
また、ETCカードの発行に1,000円、更新時1,000円の費用がかかります。ETCカードでポイントが貯まらないのもデメリットです。
ETCカードは年会費無料のクレジットカードで発行しましょう。ポイントの有効期限がなく、西友では3%OFFとなるウォルマートカードセゾン・アメックスなどは、ETC用のサブカードとして便利です。
保険・付帯サービスがない
海外・国内旅行傷害保険、ショッピング保険などはありません。また、ラウンジ利用や旅行時の手荷物サービスもありません。
「ポケット・サポート・サービス」という健康・医療・介護電話相談、水周りの応急処置、玄関の鍵開け、夜間・休日医療機関案内、レッカー牽引・落輪引上げ、帰宅費用などのサービスがありますが、1,800円(税抜)の有料となっています。
また、「カーライフホッとライン」という故障時緊急修理サービス、レッカー現場急行サービスなどの車の緊急トラブルサービスもありますが、これも700円(税抜)の有料です。
しかし、年会費無料なのでそれはやむを得ませんよね。それらの付帯サービスが必要でしたら、上級カードを契約することになります。
海外旅行傷害保険がほしい場合は、旅行傷害保険が自動付帯する年会費無料カードをサブカードで保有すれば、このデメリットは解消できます。
家に寝かせておくだけでOKなので、使わなくてもお得なクレジットカードです。
還元率がやや低い
一般的なクレジットカードの0.5%に比べるとP-oneカード(standard)は1.0%で還元率は高いです。
ただし、年会費無料で1ポイント1円から使えるクレジットカードで最も高還元なのは、リクルートカード(1.2%)です。
また、ポイントを貯めて交換という作業が必要になりますが、JCB CARD Wは基本1%・JCBオリジナルシリーズパートナーなら1.5%~5.5%と高還元です。
ただ、ポイント交換の手間はかかるので、P-oneカード(standard)の自動的に1%OFFは還元率が低くてもなおメリットがあります。
審査
カードの申込書に記載している項目は基本的には全て審査の内容となっています。
スコアリング方式で加点していき、一定水準に達しない場合に原則として審査落ちとする方式のカード会社が多いです。
審査内容
P-oneカード Standardは、日本国内在住の18歳以上で電話連絡が可能な人に限るとされています。高校生は対象外です。未成年の場合は保護者の同意が必要です。
安定的な収入があり、勤続年数が長いほど審査に有利。逆に収入が不安定で勤続年数が短いほど不利です。
女性のフリーランスやトレーダーの場合、職業を「家事手伝い」と書いて年収を記載するとクレジットカードの審査に通ったという例があります。
居住している家が、持ち家であると審査にプラス材料。家族の持ち家でもやや有利です。
これまで他のクレジットカードやカードローン、消費者金融、信販、リース、携帯電話の機種の分割料金等で遅延・滞納・延滞があった場合は、審査が厳しくなります。
遅延・滞納・延滞については、信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)で2年間記録されて管理されており、「CRIN」というシステムで事故情報が共有されています。
クレジットカードを作成する際は、クレジットカード会社はこれらの信用情報機関を利用して審査します。ローンの借入状況、カードの保有枚数、過去の遅延・滞納・延滞などについてチェックします。
クレカ会社に提出した書類に虚偽表示があった場合、審査には大きな悪影響が及びます。
年収を正確に把握することは難しいため、年収をおおよその金額に丸める程度は問題ありません。それ以外の項目は正確に申告しましょう。
遅延・滞納・延滞
クレカや携帯割賦金などの支払いが遅れたからといって、即座に滞納として信用情報機関に記録されて審査に響くわけではありません。
信用情報機関に金融事故として記録されるまでには1か月~1か月半の猶予があります。
うっかり銀行口座の残高が不足して払えなかったことがあっても、通知が来てからすぐに支払っている場合は、気にする必要はありません。
過去2年以内に延滞したり、過去5年以内に自己破産したなどの金融事故情報がある場合は、審査は厳しくなります。
支払いが遅れてもすぐに記載されるわけではなく、遅延後にカード会社から通知される期限内に支払えば問題ありません。
2年や5年の期間を過ぎると記載は消滅するため、過去に事故がある場合は、この期間を過ぎるまで待つとP-one Standardを作れるようになる可能性があります。
消費者金融の利用履歴があっても返済が完了していたら審査を通過します。私は投資関連で資金繰りが綱渡りになることがあり、時折カードローンを利用します。
アコムの利用履歴がある状態でも、ポケットカード発行のクレジットカードの審査に通りました。以下はCICに登録されている私の信用情報です。
たとえ消費者金融の利用履歴があったとしても、迅速に返済して残債額が0円であれば、問題なく審査は通過します。
借入金額
借入金額が多いと、カード審査に通らない可能性が増幅します。また、一定以上の借入件数があると申請を却下するルールとなっているクレカ会社もあります。
特にキャッシングは、年収の3分の1以上の金額を貸せないため、問答無用でそれ以上の金額は却下されます。
ショッピング枠は承認されても、キャッシング枠は落ちることがあります。
借入金額は大きくないに越したことはありません。ただし、ショッピング枠はOKになることもあります。借入金額があったら有無を言わさず却下となるわけではありません。
他の年会費無料カードとの比較
P-oneカード(standard)の自動的1%OFFは魅力的とはいえ、年会費無料で還元率が高めのカードの方がお得では?と思いますよね。
他の年会費無料で高還元のクレジットカードを比較しましょう。利用金額ごとの還元額一覧についてまとめました。
利用金額 | P-oneカード | 楽天カード | リクルート |
---|---|---|---|
月5千(年6万) | 600 | 600 | 720 |
月1万(年12万) | 1,200 | 1,200 | 1,440 |
月1.5万(年18万) | 1,800 | 1,800 | 2,160 |
月2万(年24万) | 2,400 | 2,400 | 2,880 |
月2.5万(年30万) | 3,000 | 3,000 | 3,600 |
月3万(年36万) | 3,600 | 3,600 | 4,320 |
月4万(年48万) | 4,800 | 4,800 | 5,760 |
月5万(年60万) | 6,000 | 6,000 | 7,200 |
月6万(年72万) | 7,200 | 7,200 | 8,640 |
月7万(年84万) | 8,400 | 8,400 | 10,080 |
月8万(年96万) | 9,600 | 9,600 | 11,520 |
月9万(年108万) | 10,800 | 10,800 | 12,960 |
月10万(年120万) | 12,000 | 12,000 | 14,400 |
還元率1.2%のリクルートカードや還元率1.0057%のリーダーズカードの方が、P-oneカード(Standard)よりも若干還元率が高いです。
リクルートカードはポイントをPontaポイントに交換して「Loppiお試し引換券」で使うと、コンビニで1ポイント1.5~3円程度の商品と交換できます。
手間はかかりますが、この使い方だとリクルートカードプラスは還元率は圧倒的NO.1となります。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「高還元カード」としてリクルートカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、電子マネーチャージにおすすめのカードとしてリクルートカードを挙げていらっしゃいました。
リクルートカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
しかし、リーダーズカードはポイントを貯めて交換という作業が必要ですし、リクルートカードのポイントは特定のサービス・店舗でしか利用できません。
多少還元率が低くても、請求額から自動的に1%割引という現金還元がであるP-oneカード(Standard)は便利なのがメリットです。
JCBブランドの特典
P-oneカード(standard)のブランドはVISA、JCB、Mastercardがありますね。どれにするかでブランド別付帯サービスの種類が変わってきます。一番充実しているのはJCBです。
JCB海外お買い物保険は、海外のJCB加盟店では便利です。海外所在のJCB加盟店にてJCBカードでご購入された品物の、偶然の事故による破損・盗難などの損害を補償するサービスです。購入日から90日間、年間最高50万円まで補償されます。
事前の届け出は不要なので、出発前の手間がかかりません。高価な品物やお土産のプロテクトがはかどります。ただし、海外はVISAやマスターカードと比べるとJCBの加盟店は少ないです。
特典の一覧は以下の通りです。
特典名 | 内容 |
---|---|
たびらば(旅LOVER) | レストラン、ショップ、エステ・マッサージなど、JCB選りすぐりの優待情報や旅行に役立つ情報を地域別に紹介 |
レンタル携帯電話サービス | 海外へお出かけになるJCB会員の方向けに、海外で利用できる携帯電話を貸し出すサービス |
JCB GLOBAL WiFi | 海外へお出かけになるJCB会員の皆様に、海外で利用できるWiFiルーターレンタルサービスを優待価格にて提供。1日からの定額制。 |
空港免税店割引サービス | 成田国際空港、関西国際空港の免税店での割引優待クーポン券 |
海外レンタカーサービス | JCBカードで支払うと5~25%の割引 |
空港宅配優待サービス | 海外にお出かけの際、重い荷物を指定の場所に配達 |
JCB PLAZA | JCBプラザは、世界60ヵ所に設置された、海外サービス窓口。JCB加盟店の予約や観光に関する問い合わせが日本語で可能 世界の主要都市9ヵ所には「JCBプラザ ラウンジ」を設置。ドリンクサービスやマッサージ機なども |
JCBプラザコールセンター | 海外渡航前に、現地JCB加盟店のレストラン、エステなどをお電話で予約手配できる無料サービス |
JCB海外おみやげサービス | お土産に人気のチョコレートやお酒から、民芸品・食品など、世界各地の商品を豊富に用意 |
JCB海外お買い物保険 | 海外所在の加盟店にてJCBカードでご購入された品物を、偶然の事故による破損・盗難などにあった場合に、購入日から90日間、年間最高50万円まで(1回の事故につき自己負担額1万円)補償 |
海外旅行に役立つJCB旅行ガイドアプリ | 海外旅行に役立つ情報や観光ガイド、さらにJCBカードのご利用で優待が受けられる店舗が検索 |
チケットJCB | コンサートやミュージカル、スポーツなど多彩な公演をご案内。JCB会員だけの先行販売や割引チケットも。 |
その他、JCBブランドのカードに共通する特典については以下で徹底解説しています。
まとめ
P-oneカード(standard)は年会費が無料で、決済から自動的に1%OFFになる点がとても優れているクレジットカードです。
神威の利便性があり、ポイントを貯めて交換するのは面倒という方にピッタリです。
シンプルな1%割引はとても質実剛健で利便性が高いです。いつでも1%OFFになるのは嬉しいですね!
また、ゴールドカードのような色味のデザインもあり、高級感も備わっています。
こういう良いクレカを使っていくと、毎日のお買い物がお得になって、その分、他のことにお金が使えるようになります。
P-oneカード(standard)を持つと毎日が1%OFF三昧となり、生活を楽しく豊かに彩ることができます。
世界中で利用可能店舗が多いVisa・Mastercardなので、海外旅行の持ち物としておすすめですし、海外旅行におすすめのクレジットカードです。国内旅行でも役立ちます。
なお、年会費無料でポイント還元にエッジがある三井住友カード(NL)もおすすめです。
その他、ポケットカードのクレジットカードでは、年会費無料で還元率1.5%の「P-one WIZ」もハイ・クオリティー・カードです。
リボ払い専用カードですが、初回のリボ手数料は無料なので、全額払いにすることで一回払いと同様に手数料0円で使えます。非常にお得なカードです。詳細は以下で徹底解説しています。
P-one Wiz以外にも1.2%以上の高還元のクレジットカードはあります。詳細は以下で徹底的に解説しています。