ソフトバンクとヤフーのモバイル決済サービス「PayPay」を実際に使い倒したところ、利点・欠点の両方が判明しました。
利用手数料・年会費・入会金などは無料で、登録・利用にコストはかからないので使いやすいPayサービスです。お得なキャンペーンが魅力的!
幅広いジャンルの多様な店舗で利用でき、特にコンビニやドラッグストアでの小口決済が便利になります。
列に並んでいる間はスマホを見ている事が多いので、そのスマホを提示するだけでOKとなります。
クレジットカードを持っていない方、おサイフケータイやApple Pay対応端末を持っていない方、もしくはそれらの利用に抵抗がある方にとって便利な仕組みです。
PayPayのメリット、デメリット、お得な使い方について、実際にフル活用している体験談に基づき、口コミをまとめます。
目次
PayPayの使い方
事前にチャージしたPayPayポイント、クレジットカードで支払うことが可能です。
スマートフォンのアプリをお店のレジで提示すると、サクッとスムーズに決済できます。
PayPayの使い方は簡単。以下の2種類のどちらかでサクサクと支払いが完了します。
- 店舗側が端末に表示したQRコードをユーザーがスマホ等のアプリで読み取る方式
- ユーザーがアプリに表示したバーコードを店舗側がタブレット等で読み取る方式
アプリ(iPhone・Android)を起動してバーコード等を見せるか、リーダーで読取るだけの簡単操作となっています。PayPay対応店舗は以下のマークが目印です。
ビックカメラでは店舗に設置されているQRコードをユーザーが読み取る方式です。
読み取った後、決済金額を入力して店員さんに画面を見せて、確認の上で支払い完了ボタンをタップすれば決済されます。
まず携帯電話番号かYahoo! JAPAN IDのどちらかを入力して、SNS認証を行うとサクッと簡単に使えるようになります。後は支払い情報を登録するだけで決済可能です!
スマホがあれば最短1分で登録が完了して、完全無料で利用可能です。アプリ(iOS・Android)のダウンロード、支払い方法の登録、利用の際に費用は一切かかりません。
3万円(税込)以上のPayPay払いには、本人確認書類の提示が必要となります。
お店での支払い方法
その他、諸々の制約が存在。初回利用日から30日間で利用できる上限は50万円(税込)迄で、1会計で複数回のPayPay支払いを合算させるのはNGです。
また、商品券や年賀はがき、ギフトカード、プリペイドカードなどの支払いにはペイペイは利用できません。
代表的なPayPayの支払い方法は以下となります。
- PayPay残高
- PayPayポイント
- PayPayクレジット
- クレジットカード
実際の購入金額よりPayPay残高が足りない場合、PayPay残高にチャージをするか他の支払い方法を選択するかを選ぶエラー画面が表示されます。
ヤフオクで出品している方にとっては、PayPay残高をリアル店舗で使えるようになるのが絶大なメリットです。
実際の購入金額よりPayPay残高が足りない場合、メインのクレジットカードで全額支払えるので、事前チャージせずにつかうこともでき、端数を使い切る心配が不要なのが利点。
ただし、PayPayの各種キャンペーンでは、「残高払いのみ」という条件が付帯されていることがあり、対象とならず涙で枕を濡らすことになるリスクが有る点に注意しましょう。
キャッシュレス5%還元対象店舗で+5%の #まちかどペイペイ、#ヤフーカード 決済は対象外で残高払のみでした。250円損して辛い(´;ω;`)https://t.co/1RL57NsLFm
4つある #PayPay 残高の内容は、以下で比較しています。https://t.co/WguedWxbNL
— まつのすけ (@matsunosuke_jp) April 25, 2020
2018年11月12日(月)からはYahoo! JAPANアプリとの連携が開始されました。
Yahoo! JAPAN IDとPayPayの連携を登録すると、Yahoo! JAPANアプリを起動してPayPayをタップすると、ペイペイでの支払いが可能になります。
PayPayへのチャージ方法
PayPay残高にチャージする方法としては、多数の手段が用意されています。
チャージ手段
- 銀行口座/ヤフーカードによるアプリ内操作
- セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM
- ソフトバンクまとめて支払い(Softbankのスマホ利用料金とまとめて決済)
- ワイモバイルまとめて支払い(Y!mobileのスマホ利用料金とまとめて決済)
- ギフトカード
ソフトバンク、ワイモバイルのユーザーは、PayPayに銀行口座やクレジットカードを登録せずにPayPayにチャージできて便利です。
また、ソフトバンク・ワイモバイルの料金をクレジットカード払いに設定すれば、PayPayでフルの還元を享受しつつ、ヤフーカード以外のクレジットカードのポイントも得られます。
各種キャンペーンなどでPayPay残高にチャージできるPayPayギフトカードを得られることもあります。
一例としては、ふるさと納税サイトの「ふるなび」のキャンペーンで得られました。
ペイペイを使える店
利用可能店舗は「PayPay」アプリで確認できます。ファミリーマートでも導入されたことから、身近に使える店舗が増えて一気に便利になりました。
ビックカメラでは獲得できるビックポイントが-2%となります。通常10%の商品の場合、8%還元に低下します。
実際に3%ビックポイント還元の商品を購入したところ、-2%で1%還元でした。
ビックカメラ以外の家電ショップでは、ヤマダ電機、エディオン、コジマ、ジョーシン、ソフマップ、ベスト電器等で利用できます。
PayPayが使える店舗については、以下にまとめています。
ちなみにPayPayのスマホ決済を検討している店舗は、PayPay新規申し込みページから手続きできます。
家電量販店、コンビニ、飲食店、旅行代理店、ホテル、服屋さん、タクシー、ドラッグストア、メガネ・コンタクトレンズ店などで幅広く利用可能です。
ただし、PayPayでは商品券、プリペイドカード、印紙、切手、回数券を購入することはできません。
本人認証サービスも利用可能
2019年1月21日にはクレジットカード不正利用対策で、PayPayは本人認証サービス(いわゆる3Dセキュア)に対応して、より一層安全に使えるようになりました。
- Visa:Visa Secure
- Mastercard:Mastercard ID Check
PayPayにクレジットカードを登録して本人認証サービスのパスワードを入力しないと、支払い上限は過去24時間で2万円、過去30日間で5万円が上限です。
本人認証を行ってアカウント画面の「表示名」に「青いバッジ」が表示されると、上限金額が過去30日間で25万円までUPします。
Kyash Visaカード等の本人認証サービス非提供のカードを登録する場合、支払い額が低くなり、家電量販店での多額の支払いなどに支障が生じます。
一度3Dセキュアのパスワードを登録したらOKで、決済ごとに入力する必要はなくなります。
PayPayのメリット
PayPayはモバイル決済サービスならではのお得な還元を享受でき、かつスマートなキャッシュレス決済が可能です。
クレジットカードが無くても使える
事前に銀行口座からチャージしたPayPay残高の範囲内で利用できます。
PayPayはクレジットカードがなくても使えるのがメリットです。未成年の学生でも利用可能です。
ちなみに、Visaクレジットカード、Mastercardのクレジットカード、Yahoo! JAPANカードを登録して、PayPay利用分をクレカ払いすることも可能です。
ヤフーカード以外のJCB、アメックス、ダイナースを利用することはできません。
PayPayでの支払いに使うおすすめのカードは以下にまとめています。
0.5%~1.5%の還元を受けられる
リアル店舗にてPayPayポイントもしくはヤフーカード払いにてPayPayで支払うと、支払い金額の0.5%相当のPayPayポイントを獲得できます。
以前は3%でしたが、改悪されて0.5%に低下し、200円ごとに1円を得られます。
支払い方法によって還元率が変化する点に注意が必要。PayPayポイント、Yahoo! JAPANカードでの支払いの場合、0.5%還元と着実な還元を享受できます。
その他のクレジットカードの場合は還元の対象外となる点に注意が必要です。ヤフーカードの1%のPayPayポイントは対象外で、ポイント二重取りはできません。
なお、「PayPayステップ」の条件をクリアすると、PayPay決済が最大1.5%還元になります。
PayPayステップの進捗状況は決済の都度、画面下部に表示されます。また、基準の半分に到達した場合はアナウンスがあります。
1.5%還元となる方法があるのはナイスですが、PayPayで月30回以上・10万円以上決済するのが難しい方が大多数でしょう。
当時期間限定だったPayPayボーナスライト消化のために使いまくっていても、届きませんでした。
家電量販店で多額のお買い物をした場合に、1ヶ月だけ金額は届きました。
したがって、Yahoo!ショッピング等で付与されたPayPayポイントの消化、お得なキャンペーン以外では使う妙味が全くありません。
1人あたり1回の支払いにおける付与上限は15,000円、1ヶ月あたり付与上限は特定サービス利用特典の付与分と合算して30,000円相当となります。
Yahoo!ショッピング等のネット決済でも利用可能
オンライン決済に対応して、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、LOHACO、PayPayモール等で利用可能になりました。
PayPayの電子マネーで残高で支払うことが可能です。ただし、インターネットでの支払い時はPayPayに登録したクレジットカードでの支払いはできません。
また、2019年8月から、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、LOHACO、Yahoo! JAPANカードで獲得できる期間限定Vポイントが電子マネー「PayPay」の残高に変更されます。
「ソフトバンクならいつでもポイント10倍」、「LYPプレミアム会員限定!ポイント5倍!」などのYahoo!ショッピングのキャンペーンも同様です。
期間固定Vポイントと同じように、1円相当から注文に利用できます。
ヤフー関連サービスのみでしか使えず利便性が今ひとつだった期間固定VポイントがPayPayとなり、リアル店舗でも使えるようになったのが便利です。
厳選ストアだけを集めたショッピングモール「PayPayモール」でも、PayPayを使うことができますし、PayPayポイントを貯められます。
その他、レストラン・居酒屋オンライン予約サービスのPayPayグルメなどでも、PayPayポイントを獲得可能です。
リアル店舗だけではなく、ネット通販でもお得に貯めて使えるのが特徴となっています。
1日ごと、1ヵ月ごとの利用限度額を設定可能
1日ごと・1ヵ月ごとの利用可能上限を設定できます。
PayPayアカウント画面の「プライバシーとセキュリティ」において、「利用可能額」をタップして手続きできます。
支払、チャージ、PayPayポイントを送る機能のそれぞれに対して、1日および1ヵ月あたりの利用限度額を設定できます。
利用可能額を変更するにはSMS認証が必要となるので、セキュリティ面で頑健です。
おサイフケータイやApple Payがないスマホで便利
PayPayはアプリをインストールできるスマートフォン・タブレット(Android・iOS)ならどれでも利用可能です。OSの要件は厳しくありません。
- Android OS:5.0以上
- iOS: 10.0以降のiPhone、iPad、iPod touchに対応
おサイフケータイ、Apple Payがないスマホ、昔の端末をずっと使っている方は、モバイル決済手段が一つできることになります。
機種変更時の手続きが簡便
おサイフケータイが面倒なのは、機種変更時のデータ移行です。
特に事前にチャージするプリペイド式の電子マネーの場合は、データ移行を忘れて残高がパーになる事態を避ける必要が生じます。
Apple Payはこの点が上手く工夫されていて、機種変更時も自動的に前に使っていたクレジット4枚を一気に登録できます。
また、クレジットカードを再びカメラで読み込ませて、メッセージ等にて本人認証するだけでOKなので簡便です。
PayPayもデータ移行の手間が小さく、機種変更後の新しいスマホで、同じ携帯電話番号またはYahoo! JAPAN IDでログインするだけで使えるようになります。
煩わしい小銭・紙幣の管理が不要に
お買い物や飲食代金などの決済を行うと、支払額1,537円といった端数になることが多いです。
そういう時に千円札で支払うと、小銭が山のように出てお財布が重くなってしまいます。したがって、できる限り手持ちの小銭をうまく組み合わせて、お釣りが出ないようにしますよね。
しかし、小銭をいちいち探すのは手間がかかるし、時間もかかります。混んでいる時だと無言のプレッシャーを感じることもあります。
また、現金で支払いをしていると、どんどんお財布の中のお金が減っていくので、定期的にATMでおろして補充する必要が生じます。
ATMが混んでなければいいのですが、お昼や夕方などの時間帯は長蛇の列になっていることも多いです。
日常の支払いをPayPayのようなキャッシュレス決済サービス払いにすると、財布の中の現金はあまり減らないので、ATMを使う頻度は減少します。いちいちATMに並んでおろす時間と手間が省けます。
意義に乏しい無駄な時間と手間を省いて、その時間を好きなことや楽しいことに使って、人生を楽しむことができます!
スキミング等のリスクが低減!セキュリティ
PayPayの場合は店員さんにクレジットカードを渡す必要がありません。クレジットカードの情報も店舗には渡りません。
したがって、クレカをスキミングされたり、カード情報を写真撮影されて不正利用されるリスクがなくなります。
PayPayのバーコードを表示させたとしても、その有効期限は5分なので、万が一その画像が流出したとしても、短時間で使えなくなってセキュアです。
PayPayのお得なキャンペーンが激熱
利用者登録を行うだけで500円相当のPayPayで利用できるPayPayポイントがプレゼントされるキャンペーンが開催されています。期間は定められていません。
また、ソフトバンク、ワイモバイルのユーザーなら、支払い方法の設定で500円相当のPayPayポイントも付与されて、合計1,000円相当の残高を獲得できます(LINEMOは通信料金が安い)。
更に、2018年12月4日~12月13日は「100億円あげちゃうキャンペーン」が開催されて20%還元を享受できました。
2019年2月12日~5月31日の期間中は、第2弾の100億円キャンペーンが行われており、PayPayポイントで支払うと20%還元を享受できます。
LYPプレミアム会員だと、「やたら当たるくじ」の当選確率が一般ユーザーの2倍というメリットもありました(優遇は2019年3月8日20時終了)。
PayPayはキャンペーンがお得なのが最大のメリットとなっています。
上手く活用すると、ザクザクとPayPayポイントを獲得できてスペシャルですよ!
各種キャンペーンを駆使することで、利用開始からの約8ヶ月間において、116,713円の支払いに対して24,797円の還元を享受できました!
2025年1月の最新の状況においても、毎月何らかのキャンペーンが開催されています。
吉野家・松屋・すき屋・日高屋・サンマルクカフェ・サーティワン等での5%~50%還元など、使い勝手が抜群に良好なキャンペーンも豊富。
楽天の針の穴を通す必要があるような細かいキャンペーンとは異なり、PayPayは質実剛健と評価できます。
2021年10月は自治体20%+街のお店20%=合計40%還元!
私は利用開始からの約2年間で、224,571円の残高を得られました。塵も積もれば山となります。
PayPayを使い切る方法
PayPayと他の決済手段を組み合わせることができない加盟店もあります。
電子マネーは他の電子マネーや現金払いと組み合わせられる店舗があるので、相対的に弱い点となります。
しかし、ビックカメラなら、PayPayポイントで支払った後、残りの金額がある場合は、ペイペイ払い以外の他の支払方法と併用できます。
例えば83円の残高がある場合、まずPayPayで83円分を支払って、残りの金額をSuica等の交通系電子マネー、nanaco、WAON、クレジットカード、現金などで支払うことが可能です。
店舗での支払い以外にも多様な機能
PayPayクーポン
2020年11月17日からPayPayにクーポン機能が追加。松屋フーズ50円やデニーズ100円相当のクーポンなどがありました。
10%還元クーポンが配信される時期もあり、妙味が高いです。
LYPプレミアム会員限定のクーポンも毎月配信されています。便利なお店で5%還元で実用性が高いです。
PayPay請求書払い
電気やガス料金などの公共料金の請求書に記載されているバーコードをPayPayアプリで読み取って支払えます。
当初は東京ガス、東京電力、東京都水道局、広島ガス、中国電力、九州電力の請求書に対応し、NHK受信料にも対応するなど、日を追うごとに対応請求書を拡大しています。
請求書払いでは0.5%のPayPayポイントを得られます。
PayPayポイントを友達に送金可能
PayPayは個人間送金サービスも提供しており、銀行から入金したPayPayマネー、ヤフーカードでチャージしたPayPayマネーライトの残高を友達にアプリ上で譲渡できます。
特典やキャンペーン等で取得したPayPayポイント、PayPayポイントライトは残高送信には使えません。
手数料は嬉しい無料なので、小銭のやり取りなしに飲み会の費用などを送金することが可能です。
特典やキャンペーン等によって獲得できるPayPayポイントは友達に譲渡(送金)することはできません。
友達のQRコードをスキャンするか、友達の電話番号を入力することで、対面の場合だけではなく遠隔の場合でも簡単に譲渡することが可能です。
PayPayアプリトップの「スキャン支払い」をタップして、受取側が表示したQRコードをスキャンするか画面下部の「友だちに送金する」をタップして、画面の案内に沿って続きすればOKです。
受け取るためのQRコードは「友だちに送金する」→「マイコード」で表示できます。
2019年4月3日からはPayPay IDまたは電話番号を知らないユーザーにも、SNSなどで受取用URLを送ることで、ペイペイ残高を送ることが可能になりました。
PayPayポイントを送る際に「パスコード」を設定することが可能です。設定した場合は、パスコードを入力しないと受け取ることができなくなります。
割り勘や立替払いなどの際に、細かい現金をやり取りしようとすると面倒です。
ペイペイ残高の送信機能を使うと、1円単位で細かくお手軽に清算できるのが大きなメリットです。
PayPayの利用者同士で割り勘も可能
2019年4月22日からは、PayPayの利用者同士で割り勘ができるようになりました。
アプリのホーム画面にある「わりかん」から、割り勘の作成や支払いが可能です。
均等に分けるだけでなく、メンバーごとに個別の支払額を設定することもでき、柔軟な複数名での支払いが可能になります。
特典やキャンペーン等で取得したPayPayポイント、PayPayポイントライトは、わりかん機能には使えません。
PayPayポイントの種類
PayPayの残高には4種類が存在しています。
名前 | 有効期限 | 出金 | 送金 | わりかん |
---|---|---|---|---|
PayPayマネー | 無期限 | ◯ | ◯ | ◯ |
PayPayマネーライト | 無期限 | × | ◯ | ◯ |
PayPayポイント | 無期限 | × | × | × |
PayPayボーナスライト | 60日間 | × | × | × |
現在はほぼ付与されることはありませんが、PayPayボーナスライトには有効期限があるので、失効しないように注意を払いましょう。
PayPayポイントの種類については、以下で丹念に解説しています。
PayPayのデメリット
ペイペイは利点が多い反面、欠点も存在しています。
ポイント二重取りが不可能
2020年1月末までYahoo! JAPANグループ謹製のクレジットカードであるヤフーカードは、PayPayでポイント二重取りができました。
しかし、現在はPayPay利用による還元は基本0.5%のPayPayポイントのみとなります。
楽天ペイ、d払いなどはポイント二重取りが可能ですが、PayPayは不可能なのがデメリットです。
共通ポイント加盟店でのポイント二重取りは不便
共通ポイントの導入店舗では、PayPayでの支払い時も問題なく共通ポイントを獲得できます。
3,980円のPayPay払で18ポイントを獲得したレシート
Pontaポイント、楽天ポイントカード、dポイント等の共通ポイント加盟店で支払う場合、共通ポイントを貯める作業がケータイ一つだと少し手間がかかるのがデメリットです。
まずPayPay以外のアプリでモバイルポイントカードを提示して、続いてPayPayを操作する必要があります。
これよりも共通ポイント一体型のクレジットカード1枚を出して決済した方がスムーズな側面があります。特にサインレス決済可能な店舗だとなおさらです。
VポイントはモバイルTカードをPayPayのアプリから表示できますが、モバイルTカード非対応の店舗もある点がデメリットです。
ただし、サインか暗証番号の入力が必要になる店舗においては、PayPayだとサインレスとなるメリットがあります。
ガラケーでは利用不可能
スマートフォンの普及が進行していますけれども、ガラケーを愛用している方も多いでしょう。
PayPayはフィーチャー・フォンでは利用できないのがデメリットです。
また、Windowsスマホ、ブラックベリーでも利用できません。日本ではこれらのシェアは著しく低いですが、これらを使っている方は使えません。
手間が発生
PayPayポイントのチャージは、Yahoo!ウォレットの預金払い用口座の登録が必要です。
また、クレジットカードを利用する場合は登録が必要。本人認証(いわゆる3Dセキュア)を行わないと、利用限度額が低下するので、家電量販店などでバリバリ使う場合は、本人認証登録済みのクレジットカードを活用しましょう。
すでにYahoo!ウォレットにクレジットカードを登録済みの方は登録がスムーズです。
しかし、これらを使っていない場合は、登録して使い方を覚えるのは一定の手間が発生するのがデメリットです。
いちいちアプリをダウンロードして、初期設定して、利用の都度アプリを起動するといった手間よりも、クレジットカードやデビットカード、電子マネーで支払う方が簡便という方も多いでしょう。
既存のキャッシュレス決済手段は使いたくないという方ならメリットがありますが、そうではない場合は手間がハードルとなります。
クレジットカードでのチャージは30日間で25万円が上限
2018年12月21日からは、クレジットカードでの決済、PayPayカードでのチャージに上限額が設けられました。
- 本人認証未設定:5,000円まで(過去30日間)※PayPayカードは利用不可
- 本人認証設定済み:5万円まで(過去30日間)、過去24時間で2万円
複数枚のクレジットカードを登録している場合でも、一律で上限は5万円となります。
ただし、本人認証サービス(3Dセキュア)で本人確認を行って、アカウント画面の「表示名」に「青いバッジ」が表示されると利用額がUPします。バッジはチェックマークのような印です。
認証した後は、PayPayのクレジットカード利用時の上限金額が25万円(過去30日)となります。
複数枚のクレジットカードを登録して、全てのカードで本人認証をしても、上限は合計で25万円のままとなります。
青いバッジの適用対象となるには、本人確認だけではなく、利用状況や所定のルールなど特定の条件を満たす必要があります。
青いバッジの表示条件やルールについては開示されてなく、問い合わせても回答しない方針となっています。
パケット通信料金が発生
その他、PayPayアプリ利用の際には、通信量に応じたパケット通信料金が発生する点が、通信量に余裕が無い場合はデメリットです。
その他、PayPayの便利な機能
モバイルTカードも利用可能!Vポイント加盟店で便利
2019年2月25日からは、PayPay画面からモバイルTカードにアクセスできるようになりました。
ファミリーマート等のVポイント加盟店でPayPayを利用する際、従来ではモバイルTカードを提示してから、アプリを切り替えてPayPayを起動する必要がありました。
現在は「支払う」画面にある「モバイルTカードを表示する」をタップして、Tカード番号と生年月日を入力すると、以降はモバイルTカードを表示できるようになります。
Tカードと生年月日を入力するのは1度だけのため、2回目以降は以下のステップで決済&Vポイント獲得をスムーズに処理できます。
- PayPayを起動
- モバイルTカードを提示
- 「×」ボタンでPayPayに戻る
PayPay for Apple Watch
2019年9月11日からは、iPhoneのPayPayアプリで提供されているバーコード決済や残高表示などの一部機能を、Apple Watchで利用可能になりました。
Apple Watchに表示したバーコードやQRコードを提示し、加盟店でコードを読み込んでもらうと決済できます。
お店が提示したQRコードを読み取ったり、割り勘の機能などは、Apple Watchでは利用できません。
ポイント投資
PayPayアプリ中の「ポイント運用」から、PayPay証券でPayPayポイントを投資することが可能です。
PayPayポイントをPayPay証券が提供する独自ポイントに交換し、スタンダードコースまたはチャレンジコースで運用する流れとなります。
手数料無料で1円単位で投資でき、1円単位でPayPayポイントに戻せます。
なお、PayPayマネー、PayPayマネーライト、PayPayボーナスライトは運用に利用できず、PayPayポイントのみがポイント投資の対象です。
投資の手間を省いて自動で投資をしたい方は、最大1.5%還元の「PayPayカード」がおすすめです。年会費は無条件で無料なのでサブカードとして使いやすくなっています。
PayPayカードで貯まるPayPayポイントは、自動投資が可能になっています。一度に100ポイント以上が運用に回る場合に1%の手数料が発生しますが、0.99%で投資できるので許容範囲だと考えます。
毎月の手間が全く不要で、自動的にS&P500もしくはNASDAQ-100のETFに連動するコースに投資できる点にエッジ・優位性があります。
また、全米株式・高配当株式・世界株式・新興国株式・ゴールドなどもあり、ニーズに応じて投資可能です。
さらに、投信購入にも利用可能。投資信託を買う場合は、購入手数料はありません。
PayPayカードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
PayPayカードの入会特典はお得で、大量のポイントを獲得可能です。
公式サイトPayPayカード 入会&利用特典
PayPayまとめ
PayPayアプリの画面上に表示させたバーコードをレジでのお会計時に提示するか、店舗側のQRコードを読み取るだけで支払いが可能なモバイル決済手段です。
銀行口座からチャージしたPayPay残高、PayPayポイント、クレジットカードで支払うことができます。
ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMO、LINEモバイルの契約がない場合でも、PayPayを利用可能です。
リアル店舗は基本0.5%の還元を享受できます。ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いの場合、ポイント二重取りが可能。ただし、改悪リスクは存在しています。
PayPayに登録する際におすすめのVISAカード、Mastercardについては、以下で徹底的に解説しています。
PayPayはお得なキャンペーンを多数実施しており、活用するとお買い物・食事などがお得になります。
私はPayPayで通算390,640円相当の還元を受けています。
ヤフーのスマホ決済サービスをお得に活用して得しちゃいましょう!
店舗経営者の方はペイペイを導入して、キャッシュレス化の波に上手く乗ってビジネスを加速させちゃいましょう!
その他、リクルートの決済サービス「AirPAY」ですと、簡単に幅広いクレジットカード、電子マネー、Payを導入できて便利です。
ソフトバンクでお得なクレジットカードについては、以下で精緻に分析しています。
PayPayやYahoo!ショッピングをよく使う方なら、PayPayカードがおすすめです。基本1%、Yahoo!ショッピング・LOHACOでポイント3倍とパワフルです。
nanacoチャージで0.5%のポイントも付くので、nanacoチャージ用のクレジットカードとしても活用できます。
国際ブランド |
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対応電子マネー・Pay |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- リボ払い
- PayPayステップでお得
年会費 | 券面デザイン | |
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本会員 | 家族会員 | |
無料 | 無料 | カード番号レス |
還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
最大1.5% | - | PayPayポイント |
- ヤフーショッピングでいつでもポイント合計5%
- 年会費が無条件で無料
- ポイントの有効期限は無期限
- PayPayの特典をフル活用可能
- ソフトバンク・ワイモバイルの携帯電話料金の支払いでポイント還元
実際に発行して使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量のポイントを得られたのが嬉しかったです。
PayPayカードはお得な入会&利用特典を提供しています。
その他、お得なクレジットカードの入会キャンペーンが多数開催されています。
ヤフーショッピングをよくお使いになる方なら、年会費は高いものの、アメックスプラチナも候補となります。なんと3%ANAマイル還元となってファンタスティックです。
その他、年会費無料のおすすめクレジットカードについては以下にまとめています。
還元率が高いおすすめクレジットカードについては以下で丹念に分析しています。
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
ポイントやマイルに興味がない方は、キャッシュバックのクレジットカードがお値打ち。ポイントを貯めて交換という作業も省きたい場合、自動キャッシュバックのクレジットカードだと手間フリーです。
クレジットカードの諸々のファクターに着目してランキングを作成しました。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
PayPay以外の主なPayサービスについては以下にまとめています。