最近はネット銀行も増えてきています。しかし、口座振替は都市銀行・ゆうちょ・JAバンク等しかできないというケースが依然として多いことから、メインバンクは都市銀行・ゆうちょ・JAバンクという方も多いでしょう。
メガバンクの中でも最大手の銀行は三菱UFJ銀行です。三菱UFJ銀行のキャッシュカードで入出金する際には、時間外のATM手数料、提携コンビニのATM手数料があります。
しかし、無料にすることができます。その方法についてまとめます。
※2021年6月13日からサービス内容が改定(詳細)。
目次
ATM手数料
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行のATMの入出金手数料(税抜)は以下のとおりです。
曜日 | 時間帯 | 入金 | 出金 |
---|---|---|---|
平日 | 8:45~21:00 | 0円 | 0円 |
その他の時間帯 | 100円 | 100円 | |
土曜・日曜・祝日 12/31~1/3 | 8:45~21:00 | 0円 | 0円 |
その他の時間帯 | 100円 | 100円 |
平日・休日の違いはなく、シンプルに8:45~21:00は無料、それ以外は100円(税抜)となっています。入金・出金のどちらも同じです。
ゴチャゴチャと時間帯によって細かく設定されていたらゲンナリしてしまいます。三菱UFJ銀行は覚えやすくていいですね。
夜の9時~朝の8時45分までにATMを使うとかかる100円の手数料も無料にしたいのが人情です。
一次会の費用を支払ったらお財布が空となり、二次会やカラオケの前にATMでお金を下ろすというケースは多々あります。また、旅行出発時の早朝にATMを使うこともよくあります。
こういう時に手数料を払うのはもったいないですね。
2018年の春には、キャッシュカードなしでスマホだけでATMから現金を引き出せる「カードレス」のサービスを導入予定です。
パスワードや指紋認証でスマホを起動し、専用アプリで金額を入力してATMにスマホをかざして、暗証番号を入力すると、現金を引き出せるようになる予定です。
コンビニ
提携先コンビニのATM手数料は、平日8:45~18:00は180円~200円(税抜)、それ以外は280円~300円が基本です。
提携先コンビニは、セブンイレブン、ローソン、イーネット(ファミリーマート・生活彩家・ポプラ等)、ファミリーマート設置のゆうちょ銀行ATMです。
コンビニでは平日の昼間も手数料が発生してしまいます。夜間・早朝にコンビニでお金をおろすこともよくあります。
ATM手数料を無料にする方法
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行には「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」という制度があります。
「三菱UFJダイレクト」の契約・初回登録(パスワード、Eメールアドレスの登録)のうえ、一定の条件を満たすと、優遇が受けられます。
優遇の中にATM手数料も入っています。以下3つのどれかを満たすと、三菱UFJ銀行ATM手数料を無料にできます。
- Eco通帳(インターネット通帳)
- 給与 or 年金の受け取り(1回あたり10万円以上)
- 70歳以上
給与・年金については、Eco通帳の入出金明細もしくは通帳の摘要欄に、「給料」「賞与」「年金」のどれかの記載が必要なので注意しましょう。
給与 or 年金の受け取りは、1回あたり10万円以上の入金が必要です。例えば、5万円が2回振り込まれてもNGです。
コンビニ
以下3つのどれかを充足すると、提携コンビニ(セブン銀行・ローソン銀行・イーネット)のATM手数料も無料にできます。
- Eco通帳(インターネット通帳):月1回無料
- 給与 or 年金の受け取り(1回あたり10万円以上):月2回無料
無料回数は2018年2月末までは月3回でしたが、2018年3月1日以降は月2回に改悪され、2021年6月からは最大2回に改悪。
私もメインバンクプラスを上手く活用しており、ATM手数料を支払わずに入出金しています。
コンビニ手数料を0円にできたら嬉しいですね。実際に三菱UFJ銀行のキャッシュカードでコンビニでお金をおろした時の利用明細は以下のとおりです。
実際にシルバーステージの状態でATMを利用したところ、ATM手数料が無料となっています。
振込み手数料を無料にする方法
以下いずれかの条件を満たすと、三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行・auじぶん銀行への振り込みだけではなく、他行宛振込手数料も無料になります。
- Eco通帳(インターネット通帳):月1回無料
- 給与 or 年金の受け取り(1回あたり10万円以上):月2回無料
テレフォンバンキング(オペレーター対応)での他行あて振込は優遇の対象外となります。
なお、三菱UFJダイレクトでは、三菱UFJ銀行の他の口座、三菱UFJ信託銀行・auじぶん銀行の口座への振込みは無制限で無料となります。
auじぶん銀行は定期預金が高金利です。auユーザーですとATM手数料が無制限無料、振込み手数料が無制限無料といったメリットがあります。
auユーザーだとメインバンクは三菱UFJ銀行、サブバンクはauじぶん銀行だと便利です。auじぶん銀行の詳細は以下で徹底解説しています。
auカブコム証券というネット証券があります。一般信用取引によるクロス取引、株主優待タダ取りに便利です。auカブコム証券は三菱UFJ銀行・auじぶん銀行だと入出金が無料となります。
三菱UFJ-VISAデビットの活用がお得
三菱UFJ銀行は、「三菱UFJ-VISAデビット」というデビットカードを発行しています。
利用金額に応じてキャッシュバックされるのが魅力のデビットカードです。詳細は以下をご参照ください。
JCBブランド独自の優待特典を受けられるデビットカードもあります。ただし、JCBの方はショッピング保険が海外のみです。
VisaとJCBの相違点
最近はほとんどのお店でデビットカードを使えます。三菱UFJ銀行のデビットカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減っていきます。
ATM手数料を支払わなければならない場面が減少します。ATM手数料が発生しなくなることによって、その分、他のことにお金を使えるようになります。
スーパー普通預金(メインバンク プラス)、デビットカードの活用で、三菱UFJ銀行のATM手数料は節約することができます。
上手に家計改善して、無駄な費用は撲滅していきましょう。
その他、三菱UFJ銀行メインバンクプラスをお得に使う方法
2021年6月13日以降は、取引に応じてPontaポイントが毎月たまるようになりました。
対象
- ダイレクトログイン:5Pontaポイント/月
- 運用商品残高(50万円以上):取引するほど50 Pontaポイント/月
- 口座振替:10 Pontaポイント/月
- 投信つみたて・外貨つみたて:1万円あたり30ポイント(上限300P/月)
- 三菱UFJデビッド:10 Pontaポイント/月
- クレジットカード:10Pontaポイント/月
- 住宅ローン:50Pontaポイント/月
Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、シェル、ビックカメラ、コジマ、ピザハット、ライフなどにて1ポイント1円で使えるので、現金同様の利便性があります。
また、ローソンお試し引換券では1ポイント1.5~3円相当の商品に交換でき、JALマイルには2ポイント単位で細かく移行できます。
Pontaポイント加算対象となる口座振替は、Eco通帳の入出金明細、もしくは通帳の摘要に以下記載のある口座振替です。
対象
- 口座振替
- 口座振替1~8
- 電話
- 水道
- 電気
- ガス
- 税金
- 税金1
- 年金
- 国年基金
- 個人年金
- 保険料
- 社会保険料
- 医師会費
- NHK
- JCB
- クレジット
- 東京カード
- デビット1~4
- JD支払
三菱UFJダイレクトのログインでの5ポイント、何か1つの口座振替での10ポイントは万人におすすめできる仕組みです。
住宅ローンはメガバンクなのに低金利で信頼性・コストパフォーマンスの両面で優れています。
クレジットカードは、一部の三菱UFJカード(スマート、イニシャル、ゴールド、ゴールドプレステージ、ディズニー・デザイン、スヌーピーカード)、ICクレジットカード、スーパーICカード(クレジットカード機能)が対象です。
三菱UFJカードは若年層向けの特典があります。
ハイエンドカードだと年会費20,000円(税抜)の三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、家族会員もプライオリティ・パスのプレステージ会員無料、手荷物無料宅配、コンシェルジュなど充実のサービスが魅力的です。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「銀行がお得になるカード」として「三菱UFJ-VISA」を挙げられていました。
プラチナカードの三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が22,000円(税込)と低めであり、コストパフォーマンスには秀でています。
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