楽天銀行カードという楽天銀行が発行しているカードがあります。クレジットカードと楽天銀行のキャシュカードの機能が一つになったカードです。
クレジットカードのみの楽天カードとは、諸々の側面で違いがあります。
楽天銀行カードと楽天カードの違いに関する比較、切り替え方法について、63枚のクレジットカードを保有した経験があり、年会費の最高額は118万円の専門家が徹底的に解説します。
机上の空論ではなく、数多くのカードを実生活においてフル活用した経験を活かして、2025年4月の最新の状況を分析しました。
目次
楽天銀行カードと楽天カードの違い
国際ブランド
楽天銀行カードの国際ブランドはJCBのみです。
これに対して、楽天カードは、JCB、VISA、Mastercard、アメックスから選べます。
国内外で幅広く使えるのはVISAやMasterCardです。地球上で幅広く使える決済力があります。
クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
JCBも国内はほぼ同等であり、海外でも日本人がよく行く地域では店舗網を拡大しています。日本国内ではJCBとアメックス(JCBと日本国内で提携)しか使えないお店もあります。
アメックスブランドのカードは、アメリカン・エキスプレス・コネクト等のAMEX共通特典を利用できるのがメリットです。

電子マネー
楽天銀行カードは楽天Edyにチャージできてポイントも付与されます。
以前はnanaco、モバイルSuica、SMART ICOCAチャージで1%のポイントが貯まりましたが、2017年11月1日からはポイント付与の対象外となりました。

nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード、チャージの利用限度額、金券類の利用限度額を高くできるカードについては以下で徹底解説しています。

楽天カードは国際ブランドによってチャージでポイントが付与される電子マネーが異なります。nanacoチャージは全ブランドがポイント付与対象外です。
WAON、PASMOへは全カードがチャージできません。WAONへのチャージはイオンカードセレクト、PASMOへのチャージはソラチカカードがおすすめです。
カード名 | 楽天銀行カード | 楽天カード |
---|---|---|
nanaco | × | × |
楽天Edy | ◯ | ◯ |
モバイルSuica | × | × |
SMART ICOCA | × | × |
au PAY | × | × |
他のカードとの一体型機能
楽天銀行カードは楽天銀行のキャッシュカードとクレジットカードの一体型です。両方の機能が使えます。他方、楽天Edy、楽天ポイントカードとの一体型機能はありません。
楽天銀行を使っている場合で、キャッシュカードとクレジットカードの2枚を持ち歩きたくないという場合は便利です。
万が一の紛失・盗難時は、クレジットカードとキャッシュカードの両方が同時に使えなくなるのがデメリットです。
楽天カードは楽天ポイントカードの機能が付帯しており、楽天Edyとの一体型機能も選べます。不要な場合はEdyなしも選択可能です。
楽天Edy一体型を選ぶと500円分のEdyがチャージされた状態で届けられるキャンペーンなどが定期的に行われています。
こういうキャンペーン時に楽天カードに申し込む場合はとりあえず付帯しておいていいでしょう。楽天Edyは年会費無料です。
2015年12月17日から、クレジットカードの楽天カードに、楽天Edyに加えて楽天ポイントカードの機能が搭載されるようになりました。
マクドナルド、ミスタードーナツ、ファミリーマート、ポプラ・生活彩家、吉野家、すき家、ツルハドラッグ、サンドラッグ、大丸・松坂屋、apollostationなど、リアル店舗で、楽天ポイントを貯めて使えます。
クレジットカード、共通ポイント、電子マネーが三位一体となったカードです。3つの機能が1枚のカードで利用できます。
お財布に入れるカードを減らすことができ、様々なシーンでザクザクと楽天ポイントを貯められます。

2018年9月27日支払い分からは、楽天銀行カードの利用代金をポイントで支払える「楽天カード ポイントで支払いサービス」が開始しました。

「ポイントでデビット支払い」というサービスもあり、楽天銀行デビットカードの支払いに充当することも可能です。
1ヶ月あたりダイヤモンド会員は50万円、それ以外は10万円迄という上限がありますけれども、楽天銀行カードが実質的に現金還元のクレジットカードと評価できるようになりました。
なお、ポイントを利用代金に充当する手間も面倒な場合は、P-oneカード Standardなど、請求額から自動的に割り引かれる自動キャッシュバックのクレジットカードがおすすめです。

楽天ポイントのユニークな使い道としては、楽天証券で投資信託を買うこともできます。

また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。

さらに、楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能で、最大1%の楽天ポイントを獲得可能。低コストインデックス投信は0.5%です(楽天ゴールドカードは0.75%、楽天プレミアムカードは1%)。
また、クレジット決済とは別に、月5万円まで楽天キャッシュで投信積立することも可能です。

楽天キャッシュでの投信積立では、楽天キャッシュの残高が設定した金額を下回ると、自動的に楽天カードでチャージする設定が可能です。
うっかり残高不足で買い付けられなかったという事態を回避でき、また楽天ポイントを獲得できます。
メールでも連絡が来るので、ユーザーフレンドリーです。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
2022年7月19日には会員全体で、楽天ポイントの累計付与ポイント数がなんと3兆ポイントに到達しました。今後も対応サービスが拡大していくことが期待できます。
カード名 | 楽天銀行キャッシュ カードとの一体型 | 楽天Edy との一体型 | 楽天ポイントカード との一体型 |
---|---|---|---|
楽天銀行カード | ◯ | × | × |
楽天カード | × | ◯ | ◯ |
楽天銀行については、以下で徹底解説しています。

利用限度額
楽天銀行カード・楽天カードの利用可能額は最高100万円という事例が多いですが、最高300万円まで拡大することが可能です。

利用額が多くて限度額が高い方がいい場合は、通常の楽天カードを選びましょう。
引き落とし口座に登録できる金融機関
楽天銀行カードの引き落とし口座に使える銀行は楽天銀行だけです。他の銀行に変更しようとしてもエラーが出ます。

楽天カードは多様な銀行等で引き落とすことが可能となっており、自由度が高くユーザーフレンドリーです。
- あおぞら銀行
- イオン銀行
- SMBC信託銀行
- SBI新生銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- セブン銀行
- ソニー銀行
- みずほ銀行
- みずほ信託銀行
- 三井住友銀行
- 三井住友信託銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- りそな銀行
- 各地銀・信金・信組・農協・漁協・漁連・労金
楽天銀行カードの公式サイトには、「楽天銀行カードならではのおトクなサービス」として、「ハッピープログラムに登録すれば、毎月お支払日の口座引落しで、楽天ポイントのボーナスポイントがもらえます」と書かれています。
しかし、これは楽天カードでも全く同じです。楽天銀行カードだけの特典ではありません。ハッピープログラムについては以下にまとめています。

同時保有可能なキャッシュカード
楽天銀行カードは、楽天銀行のキャッシュカードと同時に持つことはできません。
楽天銀行キャッシュカードの保有者がクレジットカード一体型の楽天銀行カードに申し込む場合は現在のカードを解約後となります。
逆に楽天銀行カードの保有者は楽天銀行キャッシュカードには申し込めません。解約後となります。
楽天カードと楽天銀行のキャッシュカードは同時保有が可能です。
楽天銀行はデビットカードも発行しています。デビットカードは、楽天銀行カード・楽天カードと同時保有ができます。

楽天カード・楽天銀行カード(JCB)と、楽天銀行デビットカード(JCB)を持つと、複数枚のnanacoにチャージできるのがメリットでしたが、現在はどちらも電子マネー・プリペイドカードチャージはポイント対象外となります。
10万円を超える税金を支払う場合にお得にすることができて便利です。楽天銀行カードと楽天銀行デビットカードは同時保有できないイメージがありますが可能です。
楽天銀行カードと楽天カードは同時保有はできません。楽天カードの複数の国際ブランドを同時に保有することもできません。
まとめると、楽天が発行しているクレジットカードはどれか1枚、クレジットカードとキャッシュカード・デビットカードは同時に持てます。
マトリクスにすると以下のとおりです。○が同時保有可能、×が不可です。
カード名 | 楽天銀行カード | 楽天カード | 楽天銀行 キャッシュカード | 楽天銀行 デビットカード |
---|---|---|---|---|
楽天銀行カード | - | × | × | ◯ |
楽天カード | × | - | ◯ | ◯ |
楽天銀行 キャッシュカード | × | ◯ | - | ◯ |
楽天銀行 デビットカード | ◯ | ◯ | ◯ | - |
カードフェイス
楽天銀行カードにはお買いものパンダデザイン、ディズニー・デザイン、YOSHIKIデザイン、楽天イーグルスデザイン等のデザイン・カードはありません。この点は楽天カードの方が選択肢が多い状況です。
AMC・女性向け・ゴールド・プラチナカード
楽天カードにはANAマイレージクラブカード(AMC)の機能が付いている楽天ANAマイレージクラブカードもあります。ANAマイルを貯められます。

楽天カードには女性向けのカードである楽天PINKカードがあります。女性向けのオプションが選択できます。

楽天銀行カードには上位カードはありません。普通カードのみです。他方、楽天カードは格安ゴールドカードの楽天ゴールドカードがあります。
年会費2,000円(税抜)で誕生月の優遇、空港ラウンジ年2回利用可能というメリットがあります。

楽天ゴールドカードと楽天カードの比較については、以下で徹底解説しています。

また、ゴールドカード相当のクレカ「楽天プレミアムカード」、プラチナカード相当の「楽天ブラックカード」があります。
プライオリティ・パスで世界中のラウンジが無料で使い放題になるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
これらに相当するカードは、楽天銀行カードにはありません。楽天銀行PINKカード、楽天銀行プレミアムカード、楽天銀行ブラックカードは存在しません。
また、楽天カード・楽天PINKカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードには家族カードがある一方で、楽天銀行カードにはありません。家族カードもSPUのポイントUPの対象になります。

一般カードの楽天カードと、格安ゴールドカードである楽天ゴールドカードの違いについては、以下で徹底的に比較しています。

楽天カードとゴールドカードの楽天プレミアムカードの比較については、以下で徹底解説しています。

楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードの比較

入会キャンペーン
楽天銀行カード・楽天カードのいずれも楽天ポイントが得られる入会キャンペーンを行っています。楽天経済圏のコアである楽天ポイントは以下で徹底解説しています。

入会キャンペーンは楽天カードの方が楽天銀行カードよりも豪華です。キャッシュカード一体型でなくていいなら楽天カードの方がお得です。
なお、楽天カードに入会して、解約してから楽天銀行カードに入会しても、楽天銀行カードの入会キャンペーンは適用されません。逆も同様です。
以上の項目以外は、楽天銀行カードと楽天カードのスペックは同一です。充実の海外旅行保険、優待特典も共通です。


ハワイのワイキキ・アラモアナには楽天カード会員専用の「楽天カードラウンジ」があり、無料で利用できます。
日本語スタッフが常駐しており、ドリンク、60店以上で使えるクーポン配布、便利なアイテム貸出、手荷物預かり、無料Wi-Fiなど実用的なサービスが揃っています。

楽天カードの種類は多様です。各カードの比較については、以下で精緻に分析しています。

実際に楽天カードを使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量の楽天ポイントを得られたのが嬉しかったです。

どの楽天カードもお得なベネフィットが豊富なハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「メインカード」として楽天カード、ゴールドカードとして楽天ゴールドカード、空港ラウンジがお得なカードとして楽天プレミアムカードを挙げられていました。

また、クレカの専門家・菊地崇仁さんも、おすすめの年会費無料カードとして楽天カード、ゴールドカードとして楽天プレミアムカードを挙げていらっしゃいました。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマも、楽天カードを高く評価しています。


2021年6月に入ってからは、幅広い組み合わせで異なる種類の楽天カードを同時保有することが可能になりました。
また、異なる国際ブランドやデザインカードを追加して2枚持ちできます。

ポイント還元率は同一
クレジットカードで重要な要素である年会費、ポイント還元率は、楽天銀行カードは楽天カードと同一です。
基本のポイント還元率は1%です。100円(税込)ごとに1ポイントの楽天ポイントが得られます。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。商品の価格では980円や1,980円など端数がある場合が多いです。
税抜だとポイントが微妙に貯まらないケースが増えますが、税込だとそのような心配はなく効率的にポイントを貯められます。
しかも、利用1回ごとではなく、毎月の利用額合計の1%分が付与されます。利用1回毎に1%未満の端数が切り捨てられる訳ではありません。
例えば、一般加盟店にて1ヶ月間で98円の買い物を10回した場合、合計は980円であり、このうち900円がポイント付与の対象となります。
一例として以下は391,312円の利用で3,913ポイントが貯まった例です。無駄になった利用金額はたったの12円!
かなり細かくポイントが貯まり、無駄にならずに効率的に貯められます。1回の利用ごとに端数が切り捨てられるクレジットカードも数多くあります。
楽天銀行カードは極限まで無駄なく効率的にポイントが貯められます。年会費が22,000円(税抜)のダイナースクラブカードも改悪されて1回毎となった中でパワフルです。
ただし、一部の公共料金がポイント還元率が0.2%なのがデメリットです。

また、一部の電子マネーチャージなど、ごく一部の利用分はポイント付与の対象外となります。
楽天経済圏のコアである楽天ポイントは以下で徹底解説しています。

利用限度額は高いので、メインカードとしてガンガン使うことも可能です。リボ払い、キャッシングの利用など、ごく一部に手数料や金利が発生する取引があります。
SPUで楽天市場での還元率が3倍~17.5倍
楽天銀行カードにて楽天市場・楽天ブックスでお買物すると、誰でも簡単に毎日ポイント3倍~17.5倍になる特典があります。
スーパーポイントアッププログラム(SPU)という名前です。エントリーは不要なので便利です。
楽天銀行カードを利用すると+2倍(1倍上乗せ)となります。通常のショップポイント(1%)を含めて合計3倍(3%還元)となります。
また、引き落とし口座を楽天銀行にするだけでポイントUPするのはバリューが高いです。私はこれだけで3,411ポイントを獲得したこともありますよ(現在は1,000ポイントが上限)!
また、5と0のつく日を活用すると、容易に最大4倍までは達成できるのでお得です。
多額のお買い物を行うと、SPUでザクザクと楽天ポイントが貯まるのでバリューが高いです。以下はなんと22,543ポイントを獲得した履歴です。
楽天SPUは特に期限は定められていませんが、予告なく変更・中止になる場合があります。
SPUで得られる上乗せポイント数は、月間上限が決まっています。詳細は以下で精緻に分析しています。

楽天スーパーSALEでは更に高還元に
楽天市場は最大ポイント10倍の買いまわりキャンペーン(楽天スーパーセール・お買い物マラソン)を定期的に開催しています。
複数のショップで1,000円以上購入するごとにポイントがアップするのが魅力的です。
定期的に購入する日用品をお気に入りに登録しておき、楽天スーパーセールのタイミングでポチポチと買うだけで、ポイント還元率を高めることが可能になります。
楽天ふるさと納税の寄附金も、楽天市場内の通常のお買い物と同様の取り扱いになります。このタイミングでふるさと納税も行うと、ポイント還元率が更に上がってお得になります。

楽天スーパーセールでのポイントアップ、SPUは重複適用されるのでお得です。
例えば、SPUで5%が適用されていて、楽天スーパーセールでポイント10倍(+9%)となっていると、合計還元率は14%となります。
SPU | 楽天スーパーセール | 合計 |
---|---|---|
4% | 9% | 13% |
5% | 9% | 14% |
6% | 9% | 15% |
7% | 9% | 16% |
8% | 9% | 17% |
9% | 9% | 18% |
ただし、楽天スーパーセールでのポイントボーナス分は7,000ポイント等の上限が設定されており、SPUにもそれぞれ上限があります。
例えば30万円や50万円など多額の買い物や旅行予約をした場合、上限に到達してしまうので注意しましょう。
これ以外にも楽天銀行カードは、多種多様なキャンペーンを年がら年中開催しています。会員サイト「楽天e-navi」で確認できます。
楽天銀行カードを保有して、SPUや各種キャンペーン・セールなどを活用していくと、恐ろしい程にザクザクと楽天ポイントが貯まっていきます。
私は楽天関連サービスの活用、キャンペーンによって、毎月大量の楽天ポイントを獲得しています。
現在も順調に獲得ポイント数を伸ばしており、2023年11月には250万ポイントに到達しています。
2022年7月19日には会員全体で、楽天ポイントの累計付与ポイント数がなんと3兆ポイントに到達しました。
楽天カードは大人気となっており、提携カードを除いた自社発行ベースでの取扱高(2017年4~9月期)では、なんと三菱UFJニコスや三井住友カードを超えてシェア1位に躍り出ています。
期間限定ポイントはローソン・ファミマ・セブン-イレブンでも利用可能
スマホアプリ「楽天ペイ」を活用すると、セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンでも期間限定の楽天ポイントを消化できるようになりました。

楽天ペイの加盟店では楽天ポイントを利用することが可能です。通常ポイントではなく、期間限定ポイントも消化できます。
楽天ペイの普及によって、コンビニで小口の期間限定ポイント利用が便利になりました。
店舗数が全国的に多いセブン-イレブン・ファミマ・ローソンで、50ポイントや100ポイントといった少額のポイントを手軽にサクッと使えるのは絶大なメリットがあります。
コード表示で 「すべてのポイント/キャッシュを使う」にチェックを入れて決済すると、保有している全ポイントを利用できます。
右側の「設定」ボタンをタップすると、「一部使う」も選択できて、ポイント数を入力可能です。期間限定ポイントのみを利用したい場合は、「一部使う」を利用しましょう。
その他、楽天の期間限定ポイントの上手な使い方については、以下で精緻に分析しています。

スマホアプリ「楽天ペイ」の活用で、コンビニでも楽天ポイントを便利に利用可能です。


楽天ペイでは最大1.5%還元
楽天銀行カードを楽天ペイに登録して決済すると、通常のカード決済と同様に1%ポイント還元を享受できます。
楽天カードからチャージした楽天キャッシュ払いだと、合計で1.5%還元となります(チャージ0.5%+利用時1%)。
楽天カードとの2枚持ちは不可
2017年12月に入ってから、ひっそりと取扱いが変更されて、異なる種類の楽天カードや国際ブランドを同時保有することが可能になりました。
VISAブランドを持っている楽天カードの保有者に限り、別の国際ブランドの楽天カードを追加することが可能になりました。
別の国際ブランドの楽天カードがほしくなった場合、追加できるようになったのが大きなメリットです。
また、種類を変える場合、上位カードにアップグレードする場合でも、1枚目のカード番号が変わらないので、情報変更の手間が発生しないのが大きなメリットです。
2枚持ちの主なメリット
- 複数のカード固有の特典を追加
- 好きなデザインカードを追加可能
- 異なる国際ブランドを追加(ANA JCB プリペイドカードやau PAYへのチャージにメリット大)
- 固定費引落とし用として活用
- 万が一の紛失・盗難の際のバックアップ
- 2つの有効期限を持つカードを設定
- 支出先ごとに使い分け
これらの利点に魅力を感じる方にとっては、楽天カード2枚持ちはファンタスティックなライフスタイルとなります。
しかしながら、2枚持ちできるのはあくまでクレジットカードのみの楽天カードであり、楽天カードと楽天銀行カードの2枚持ちはできません。

楽天銀行カードと楽天カードの比較まとめ
楽天銀行のキャッシュカードとクレジットカード一体型がよければ楽天銀行カードで決まりです。
楽天銀行以外の銀行を引き落とし口座に使いたかったり、Visa・Mastercardブランドがいい場合、楽天Edyとの一体型がいい場合は楽天カードで決まりです。
ディズニーデザイン、お買いものパンダデザイン、バルセロナデザインがいい場合も楽天カードが候補となります。
昔は楽天銀行はキャッシュカードの発行が有料だったので、無料で発行できる楽天銀行カードにメリットがありました。
しかし、現在はキャッシュカードの発行手数料が無料になったため、楽天カード+楽天銀行のキャッシュカードでも完全無料となります。
楽天ETCカードの年会費も同じであり、500円(税抜)です。ただし、年会費請求月の楽天PointClubの会員ランクがプラチナ・ダイヤモンドだと、年会費無料となります。
楽天銀行カードを保有していると、楽天銀行の普通預金金利が2倍になるというPRもありますが、これは楽天カードでも同じです。
また、楽天証券(口座開設・維持は無料)と口座連携すると普通預金の金利が跳ね上がるので、普通預金の金利2倍はメリットではありません。
私はキャッシュカードの手数料が有料だった時期に楽天銀行カードを作りました。
その後、楽天銀行カードは楽天銀行だけが引き落とし口座で、他のクレカと引き落としの銀行が違うことに不便を感じて、楽天カード+楽天銀行デビットカード(JCB)に切り替えました。
楽天カードと楽天銀行デビットカードの2枚を保有しているのは、nanacoチャージするカードを増やす趣旨がありました(現在はポイント還元は終了)。
楽天銀行カード、楽天カードはいずれも秀逸なハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「メインカード」として楽天カードを挙げられていました。

楽天カードは定期的に入会キャンペーンを行っています。昔は2,000ポイントでしたが、最近は5,000ポイント以上のキャンペーンを行っています。
ポイントの内訳は、受取申請で2,000ポイント、エントリーで1,000ポイントです。これらはカードを使わなくてもゲットできます。また、カードを1回利用するだけで自動的に更にポイントがつきます。
条件は非常に緩いためおすすめです。以下の公式サイトからご加入いただくと、キャンペーンが適用されます。
楽天カードと楽天銀行カード間の切り替え方法
既に楽天カードを保有してる場合で楽天銀行カードに切り替える場合は、会員サイト「楽天e-NAVI」から手続きできます。
- 楽天カード「楽天e-NAVI」へログイン
- ページ下段にある「各種お申込み」の項目を選択
- カード番号、有効期限等を入力
楽天カードを保有している場合は、ログイン後のページの下の方にある「楽天銀行カードへの切替」を選択します。
逆に楽天銀行カードから楽天カードに切り替える場合、以前はインターネットで切り替え手続きができた時期がありましたが、現在は退会&新規申し込みが必要です。
楽天銀行へ楽天銀行カード退会の連絡を行ったあと、2日ほどあけて申し込む必要があります。
退会の処理状況によっては、「お客様はすでに楽天カードをお持ちですので、再度、お申し込みいただくことができません。」と表示される場合があります。
新しいカードの発行時には楽天カードによる審査が入るので、今は保有できていても審査に落ちる可能性はあります。
楽天銀行カードから、楽天プレミアムカードへのカード切り替えの申し込みはできません。一旦、解約してから申し込む流れとなります。
Apple Pay / Google Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、iDかQUICPay・nanaco・WAONの店舗でお買い物することが可能です。
Suica、PASMO(モバイルPASMO)は使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。
楽天銀行カードをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
楽天銀行カードは残念ながら、Apple PayのSuicaへのチャージがポイント付与の対象外。
また、Suicaグリーン券・定期券などSuica利用分全てがポイント付与の対象外です。
ただし、楽天カードの場合、楽天ペイアプリ内で毎月キャンペーンにエントリーしたら、楽天ペイのSuicaチャージと同様に0.5%還元となります。
また、ANA JCBプリペイドカード経由なら還元率1%となります。

Apple PayのSuica利用は、1.5%還元のビューカードがお得です。Apple PayのSuicaがポイント対象のクレジットカードについては、以下で比較しています。

楽天銀行カードはGoogle Payにも対応しており、Google PayのQUICPay、Google PayのSuicaを利用可能です。ただし、Suicaチャージはポイント対象外。
