
クレジットカードには「航空機遅延費用保険」が付帯しているカードがあります。
万が一の遅延・欠便の際に、2万円や4万円といった保険金が出て、食事・宿泊の費用に使えます。
レストランで豪華な食事を楽しんだり、ホテルに宿泊することで、うんざりする足止めによるダメージを緩和できます。
飲食店は空港内に山のようにありますし、近隣のホテル内にもあります。ホテル内レストランは豪華で美味しい!
また、羽田・成田、関空、中部などの大手空港の場合、敷地内もしくは近隣にホテルも存在しています。
これは海外の空港も同様であり、主要空港・ハブ空港には、レストラン・カフェ・ホテル等があるので、航空機遅延費用保険付帯のカードがあれば、遅延・欠航の際の打撃を緩和できます。
目次
自動付帯のおすすめクレジットカード
ベストは航空機遅延保険が自動付帯のクレジットカードです。旅行代金の決済が不要なので、うっかりというミスを減らすことができます。
とりわけ航空マイルを使った特典航空券中心の場合、自動付帯のクレジットカードが安全・安心です。
ANA JCB ワイドゴールドカード(SFCも有力)

SFCを維持する方は、今後も付帯保険が自動付帯のANA JCB ワイドゴールドカードも選択肢です。
スマリボの活用で年会費は10,400円(税込)になり、付帯保険が充実します。SFC JCB ゴールドの年会費は、割引後で11,500円(税込)。

海外だけではなく、国内も航空機遅延保険が付帯しています。
| 名称 | 補償内容 | 保険金額 | 保険金が出る場合 |
|---|---|---|---|
| 乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 2万円限度 | 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
| 出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 2万円限度 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
| 寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 2万円限度 | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合 |
| 寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 4万円限度 | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合を紛失とみなし、到着後96時間以内に購入した場合 |
また、Visa・Mastercardより、海外旅行傷害保険に優位性があります(各補償内容の下段は家族特約)。
| 海外旅行傷害保険 | ANA VISA マスター ワイドゴールドカード |
ANA JCB ワイドゴールドカード |
|---|---|---|
| 適用条件 | 利用付帯 | ほぼ自動付帯 |
| 傷害死亡後遺障害 | 5,000万円 | 1億円 (うち5000万は利用付帯) |
| 1,000万円 | 1,000万円 | |
| 傷害・疾病治療 | 各150万円 | 各300万円 |
| 各50万円 | 各200万円 | |
| 賠償責任 | 3,000万円 | 1億円 |
| 1,000万円 | 2,000万円 | |
| 携行品損害 | 50万円 | 50万円 |
| 15万円 | 50万円 | |
| 救援者費用 | 100万円 | 400万円 |
| 50万円 | 200万円 | |
| 海外航空機遅延費用 | - | 2万~4万円 |
最大のメリットは自動付帯の傷害疾病治療300万円、国内外の航空機遅延費用保険で、改悪が相次いだANA VISA ワイドゴールドカードより現在はハイスペックです。
大量のマイルが得られるキャンペーンも魅力的です。
公式サイトANA JCBワイドゴールドカード 公式キャンペーン
ソラチカゴールドカード

JCBのソラチカゴールドカードは、ANA JCB ゴールドと同等の海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、航空機遅延費用保険が付帯しています。
カードショッピングでのマイル還元率が高いので、SFC不要の方はソラチカゴールドカードがおすすめです。

| 国際ブランド |
|---|
|
|
| マイル還元の電子マネー・Pay・NFC決済 |
|---|
|
|
- ETC
- 家族カード
- 2回払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空機遅延
- ショッピング保険
| 年会費(税込) | 継続ボーナス | |
|---|---|---|
| 本会員 | 家族会員 | |
| 15,400円 | 2,200円 | 2,000マイル |
| マイル | ポイント | フライトボーナス |
| ANAマイル | Oki Dokiポイント | +25% |
- 年間ボーナスポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.125%還元
- 東京メトロ乗車でポイント(平日20P、土休日40P)
- メトロPlus 自販機で100円につき2P、店舗200円につき2P
- PASMOオートチャージが還元対象
- 定期券購入時1,000円につき5メトロポイント+1 Oki Dokiポイント
- 100メトロポイント⇒90ANAマイル
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは、リボ払いの駆使、コンビニATMでの繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ANAマイル還元率が格段に上昇するのがメリットです。
JCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。
| 前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
|---|---|---|---|---|
| 50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.03% |
| 100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.06% |
| 300万円以上 (ゴールドのみ) |
ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.075% |
ソラチカカードは交換を工夫するとボーナスポイント分は1.5倍のレートで交換できます。
年間利用額に応じたボーナスポイントは、そのままANAマイルに交換すると1ポイント3マイルです。
しかし、ボーナスのOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換すると、1ポイント4.5円になっちゃいます!
したがって、ソラチカ一般カードは最大1.09%、ゴールドカードは最大1.125%となります。
- ソラチカカード:年100万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.09%=1.09%
- ソラチカゴールドカード:年300万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.1125%=1.1125%
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは自動リボ払いサービスの「スマリボ」を活用すると、更に高還元で得することが可能です。
スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。

しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。
スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。
+1倍のOki Dokiボーナスポイント=3マイル(0.3%)
これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。
したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。
| 前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 |
合計マイル付与率 |
|---|---|---|---|
| 50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
| 50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
| 100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
| 300万円以上 (ゴールドのみ) |
1% | 0.5625% | 1.5625% |
なんと年会費155,500円(税込)のANAダイナースプレミアム、年会費165,000円(税込)のANAアメックスプレミアムカードを凌駕する高水準に昇華しますよ!
新ソラチカルートの活用によって、日常のカードショッピングでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。
公式サイトソラチカゴールドカード 公式キャンペーン
スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細については、以下で解説しています。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が22,000円(税込)とプラチナカードとしては安価で、家族会員の年会費は1名無料、2人目より1名につき3,300円(税込)とリーズナブルです。
主なメリット
- 家族会員も無料のプライオリティパス
- プラチナ・コンシェルジュサービス(電話・メール・LINEで依頼可能)
- プラチナ・ホテルセレクション from Concierge
- アップグレードサービス from Concierge
- プラチナ・グルメセレクション(コース料理1名分無料)
- 手荷物空港宅配サービス(1個税込500円)、コート預かりサービス
- スーペリア・エキスペリエンス(優待サービス)
- 充実の付帯保険
海外旅行傷害保険、航空機遅延費用保険は基本的に自動付帯です。
| 保険の種類 | 補償金額 |
|---|---|
| 死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(利用付帯の場合最高1億円) ※家族は1000万円 |
| 傷害治療 | 最高200万円 |
| 疾病治療 | 最高200万円 |
| 救援者費用 | 最高200万円 |
| 賠償費用 | 最高3,000万円 |
| 携行品損害 | 1旅行50万円/年100万(免責3,000円) |
| 乗継遅延費用保険金 (客室料・食事代) |
2万円限度 |
| 出航遅延費用等保険金 (食事代) |
1万円限度 |
| 寄託手荷物遅延費用保険金 (衣料購入費等) |
1万円限度 |
| 寄託手荷物紛失費用保険金 (衣料購入費等) |
2万円限度 |
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードがあると、世界中の148ヶ国、600を超える都市で膨大な数の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル157.72円(2025/1/1時点)換算だと年会費73,970円が無料になります。
本会員に加えて家族会員のプライオリティパスのプレステージ会員が無料なので、これだけで年会費をペイ可能。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。

プライオリティパスで利用できるラウンジには飲み物や軽食・スナック、インターネットサービスなどがあり、フライト前の一時を快適に過ごせます。
国内では、成田で食事が充実したラウンジ、プラザプレミアムラウンジなどを利用可能です(日本のプライオリティパスのラウンジ一覧)。
- 羽田空港:ビュッフェレストラン、TIATラウンジ、足湯・マッサージ等
- 鉄板焼くり田、ぼてぢゅう屋台、IASS希和、IASS虚空、その他レストラン
- 関空ANAラウンジ、関空ぼてぢゅう、カフェラウンジ NODOKA
- 中部国際空港セントレア(レストラン・温浴施設も)
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
飲み物や食べ物を戴いたり、シャワーやインターネットで待ち時間を快適に過ごせますし、空港における盗難のリスクも減らせます。

また、プライオリティ・パスを保有していると、手荷物検査後にあるVIPラウンジを利用できるというメリットがあります。
関空ぼてぢゅうの他、オーストラリアなど一部の空港では、レストランの割引も受けられます。レストランの支払いから一定額(約3,000円前後)のディスカウントを享受してお得に食事できます。

手荷物空港宅配サービスは家族会員も対象です。手荷物宅配は1回あたり2,000円程度の費用がかかることが多いです。
往復2名分の荷物を宅配すると、1回の海外旅行につき約8,000円分は得します。とてもコスパが良好です。
プラチナカードといえばコストパフォーマンスが悪いというのはつきものです。しかし、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、コスパも良好なプラチナカードなのです。
非プラチナカードであるアメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、本会員の年会費が12,000円(税抜)、家族会員は6,000円(税抜)です。夫婦で保有すると18,000円となります。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、2,000円しか高くありません。それでアメックスグリーンにはないコンシェルジュやレストラン1名無料・プライオリティパス無料などの充実した特典を受けられます。

夫婦でプライオリティ・パスを利用でき、無料で世界中のラウンジが使い放題になるので、使わなくてもお得なクレジットカード、年会費を取り戻せるプラチナカードです。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはお得な入会特典を用意しています。
公式サイト三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 公式キャンペーン
ドコモ料金が高額の方はdカード GOLDが選択肢

ドコモのクレジットカードのうち、ゴールドカードのdカードGOLDには、国内外の航空機遅延費用保険が付帯しています。
- 乗継遅延による宿泊・食事費用:2万円
- 手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用:1万円
- 手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用:2万円
- 出航遅延・欠航による食事費用:1万円
dカード GOLDの本人カードの年会費は10,000円(税抜)で、家族カードの年会費は1人目無料・2人目以降は1,000円(税抜)です。
航空機遅延費用保険以外にもお得な特典が満載です。
特に保有しているだけで、毎月のドコモ・ドコモ光の利用金額の10%のdポイントが貯まるのが大きなメリットです。
年会費は高いですけれども、ドコモ・ドコモ光の利用料金が大きい方ですとむしろ得します。キャンペーンは一般カードより更に豪華になります。

JALカード(CLUB-Aゴールドカード以上)※JAL便のみ

JALカードのうちJAL CLUB-Aゴールドカード・JALカードプラチナには、「海外航空便遅延お見舞金制度」があります。
もちろんゴールド以上のJGCカードも対象。海外での台風・地震などでの遅延に役立ちます。
日本発着のJAL国際線(JAL便名でのコードシェア便を含む/乗り継ぎ便は対象外)搭乗が条件です。
海外旅行期間中の国際線航空便の出発遅延・欠航・海外でのパスポート紛失に遭遇した場合、CLUB-Aゴールド24,000円、プラチナ3万円のお見舞金がもらえます。
見舞金が出るのは年1回(毎年8月1日から1年間)までとなり、日本発着の航空便が対象で乗り継ぎ便は対象外です。
出発遅延は予定時刻から4時間以上遅れた場合で、欠航は4時間以内に代替便を利用できなかった場合に補償されます。海外でのパスポート紛失・盗難は対象外。
JALカード入会日(入会審査終了日)の翌日以降に日本を出発する海外旅行から適用されます。
見舞金の請求には、航空会社発行の証明書(遅延、欠航)・航空券のお客さま控え(写し可)・搭乗券の半券(写し可)、海外領事館発行証明書(パスポート紛失時)などが必要です。
もちろん、JAL・JCBカード プラチナ、CLUB-AゴールドのJAL・JCBカードとJALカード OPクレジットに付帯している「国内、海外航空機遅延保険(出航遅延費用保険金)」は、別途手続きすれば対象となります。
公式サイトJALカード 公式キャンペーン
利用付帯のおすすめクレジットカード
以上の自動付帯カードは今ひとつという方の場合、利用付帯のクレジットカードが選択肢となります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス(利用付帯)

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスには、充実の航空機遅延欠航保険が付帯しています。
航空機遅延・乗継遅延保険は3万円、寄託手荷物紛失・遅延保険は10万円とパワフルです。
航空機遅延・乗継遅延保険
搭乗した航空便の遅延、航空便に預けた手荷物の遅延などによって、負担する必要が生じたホテルの客室使用料や衣料購入費などが、最大3万円まで補償されます。
対象
- 4時間以上の出発遅延、欠航、運休、搭乗手続きの過失により搭乗できなくなり、4時間以内に代替機を利用できない時
- 搭乗した航空機の遅延によって乗継予定の航空機に搭乗できず、到着時刻から4時間以内に代替機を利用できない時
航空機寄託手荷物紛失・遅延保険
乗客として搭乗した航空機の到着後6時間以内に、航空会社に寄託した手荷物が届かなかった場合、最大10万円が補償されます。
目的地に到着してから4日(96時間)以内に支出した、衣類購入費(下着、寝間着など)や生活必需品購入費(洗面用具、かみそり、くし等)を支払ってくれます。
年200万円以上の利用で年会費は2万円+税
しかもセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスが卓越しているのが、年会費が税抜20,000円(年200万円以上利用したら税抜10,000円)とリーズナブルな点です。
ゴールドカード並みの年会費で維持できるにもかかわらず、年会費350,000円のアメックスセンチュリオンを凌駕する圧巻の補償内容となっています。
「ビジネス」という名前が付いていますが、個人に対して与信されるので会社員でも申し込めます。
引き落とし口座を法人名義にすることができて、一部ビジネス向けの付帯サービスがあるプラチナカードであり、ビジネスカードではなく個人用カードとしても活用できます。

| 国際ブランド |
|---|
|
|
| 電子マネー・Pay・NFC決済 |
|---|
|
|
- ETC
- 追加カード
- 2回払い
- 分割払い
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- 航空機遅延
- ショッピング保険
| 年会費(税込) | ポイント名 | |
|---|---|---|
| 本会員 | 家族会員 | |
| 33,000円 | 3,300円 | 永久不滅ポイント JALマイル |
| 還元率 | マイル還元率 | 発行スピード |
| 0.5% | 1.125% (JAL) | 1週間程度 |
- セゾンマイルクラブ加入でJALマイル最大1.125%還元
- プライオリティパスのプレステージ会員が無料
- コンシェルジュサービス
- コース料理1名分無料サービス
- セゾンプレミアムセレクション
年会費がリーズナブルにもかかわらず、多種多様なサービスを受けられます。
- プライオリティパスのプレステージ会員が無料
- コンシェルジュサービス(おすすめの使い方)
- JALマイルが貯まりやすい(セゾンマイルクラブ加入でマイル付与率1.125%)
- entrée(オントレ)
- セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュ
- セゾンアメックスキャッシュバック
- 充実の付帯保険
- 各種ビジネスサービス
お得な入会キャンペーンも開催されています。

JCBゴールド・プラチナ

JCB発行のゴールド以上のクレジットカードは、付帯保険の金額が充実しています(ただし、利用付帯)。
JCB発行のクレジットカードは、ゴールドカードにも航空機遅延保険、寄託手荷物遅延・紛失費用保険が付帯しています。
しかも、国内・海外のいずれも対象である点にエッジ・優位性があります。
年会費13万円(税抜)のアメックスプラチナ、ダイナースプレミアムは海外のみとなっています。あのアメックスセンチュリオンも海外だけです。
| 名称 | 補償内容 | 保険金額 | 保険金が出る場合 |
|---|---|---|---|
| 乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 2万円限度 | 遅延した航空便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
| 出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 2万円限度 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
| 寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 2万円限度 | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、到着後48時間以内に購入した場合 |
| 寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 4万円限度 | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合を紛失とみなし、到着後96時間以内に購入した場合 |
JCB発行のクレジットカードは、万が一のトラブルの際に困ることがないよう補償が豊富であり、縁の下の力持ち、質実剛健なパフォーマンスを発揮しています。
以前JCBに取材に行き、イシュイング本部 イシュイング推進部 商品企画グループ 副主事の新宮さんにインタビューしました。

JCBカードの魅力、JCBの歴史・強み、安全・安心の信頼性と充実した特典を両立させている点について取材しています。

JCBカードの種類は多様であり、ハイ・クオリティー・カードが揃っています。おすすめカードについては、以下で丹念に分析しています。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード

ANAワイドゴールドカードのうち、VISA/Mastercardには、航空機遅延・手荷物紛失に対する保険金があります。国内・海外の両方が対象で、利用付帯です。
| 名称 | 補償内容 | 保険金額 |
|---|---|---|
| 乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 2万円限度 |
| 出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 1万円限度 |
| 寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 1万円限度 |
| 寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 2万円限度 |
詳細

自動付帯でも年会費高額のクレジットカード
以下では航空機遅延保険が自動付帯ですが、年会費が高額なので、保険目当てでの入会はおすすめできないクレジットカードをご紹介します。
ステータス、保険、ポイント還元、その他付帯特典を総合考慮すると、年会費を超える価値があると考えられる場合は選択肢です。
アメックスカード

アメックスのプロパーカードには、個人用カードは海外での航空機遅延費用保険、ビジネスカードは国内での航空機遅延費用保険が付帯しているクレジットカードがあります。
| 提携企業等 | クレジットカード名 | 対象 | 付帯 |
|---|---|---|---|
| オリジナル | アメックス・ゴールド |
海外 | 利用 |
| アメックス・プラチナ アメックス・センチュリオン |
海外 | 自動 | |
| ANA | ANAアメックス・ゴールド・カード | 海外 | 利用 |
| ANAアメックス・プレミアム・カード | 海外 | 自動 | |
| マリオット | マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 海外 | 利用 |
| ヒルトン | ヒルトンアメックスプレミアム | 海外 | 利用 |
| ビジネス | アメックス・ビジネス・ゴールド | 国内 | 利用 |
| アメックス・ビジネス・プラチナ | 国内 | 自動 |
1枚持ちだと国内・海外の両方をカバーできないのがデメリットですが、個人カード・ビジネスカードを2枚持ちする場合はフルにカバーできます。

アメックス・プラチナ、アメックス・ビジネス・プラチナ、ANAアメックスプレミアムは、3万/6万円とパワフルです。
| 名称 | 補償内容 |
|---|---|
| 乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 (3万) |
| 出航遅延費用等保険金 | 客室料・食事代 (3万) |
| 寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等・客室料・食事代 (3万) |
| 寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等・客室料・食事代 (6万) |
アメックスはライバルのクレカに一歩差をつける流麗な制度が満載であり、トラベラーにとっては、人生がもっと楽しくなるクレジットカードです(アメックスカードの種類)。

まだアメックスのクレジットカードを保有していない方は、豪華絢爛な新規入会キャンペーンが魅力的です。

三井住友カード プラチナ

年会費50,000円(税抜)の三井住友カード プラチナは、Web明細の利用で1,000円割引となり、49,000円(税抜)のコストで維持できます。
年会費が高いプラチナカードらしく、航空機遅延費用保険が付帯しています。
| 名称 | 補償内容 |
|---|---|
| 乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代(2万) |
| 出航遅延費用等保険金 | 客室料・食事代(2万) |
| 寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等(2万) |
| 寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等(4万) |
詳細

ラグジュアリーカード

ラグジュアリーカードには、航空機の乗継遅延費用、出航遅延・欠航・搭乗不能費用、受託手荷物遅延費用、受託手荷物紛失費用が付帯しています。
特筆すべきなのは日本国内、海外のいずれも対象である点です。他社ですとプラチナカード、ブラックカードでも国内か海外のどちらか片方というカードが多いです。
| 補償内容 | 保険金額 |
|---|---|
| 乗継遅延費用 | 1回の到着便の遅延について最高2万円(宿泊料金・食事代) |
| 出航遅延・欠航・搭乗不能費用 | 1回の出航遅延・欠航もしくは運休・搭乗不能について最高2万円(食事代) |
| 受託手荷物遅延費用 | 1回の受託手荷物の遅延について最高2万円(衣類・生活必需品) |
| 受託手荷物紛失費用 | 1回の受託手荷物の紛失について最高4万円(衣類・生活必需品) |
ラグジュアリーカードは台風や地震などの災害時にも役立ちます。

ラグジュアリーカードの特徴、3種類のカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。


ラグジュアリーカードを実際に使ってみた感想については、以下にまとめています。総合的に大満足のステータスカードでした。

以前にラグジュアリーカード日本支社の林 ハミルトン 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、イベントなど、Luxury Cardについて色々と聞き倒しています!

まとめ

クレジットカードには「航空機遅延費用保険」が付帯しているカードがあります。
万が一の遅延・欠便、手荷物遅延・手荷物紛失の際に、2万円~6万円といった保険金が出て、食事・宿泊・衣類などの費用に充当可能です。
国内・海外のどちらが対象か、旅行代金などの支払いが必要か否か(自動付帯・利用付帯)、最大の保険金額はカードによって異なります。
| カード名 | 付帯 | 対象 | 遅延 (最大) |
荷物紛失 (最大) |
|---|---|---|---|---|
| ANA JCB ワイドゴールドカード ソラチカゴールドカード |
自動 | 国内 海外 |
2万円 | 4万円 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | 自動 | 国内 海外 |
2万円 | 2万円 |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 利用 | 国内 海外 |
3万円 | 6万円 |
| JCBゴールド、ゴールド ザ・プレミア、プラチナ JCB THE CLASS |
利用 | 国内 海外 |
2万円 | 4万円 |
| dカードGOLD | 自動 | 国内 海外 |
2万円 | 2万円 |
| 三井住友カード プラチナ | 自動 | 国内 海外 |
2万円 | 4万円 |
| ラグジュアリーカード | 自動 | 国内 海外 |
2万円 | 4万円 |
| アメックス・ゴールド | 利用 | 海外 | 2万円 | 4万円 |
| アメックス・ビジネス・ゴールド | 利用 | 国内 | 2万円 | 4万円 |
| アメックス・プラチナ | 自動 | 海外 | 3万円 | 6万円 |
| アメックス・ビジネス・プラチナ | 自動 | 国内 | 3万円 | 6万円 |
CLUB-Aゴールドカード以上のJALカードには、JAL便搭乗時のみ、年1回の海外航空便遅延お見舞金制度があります。
最もコスパ良好&ハイ・クオリティーなのは、国内外で自動付帯のANA JCB ワイドゴールドカードです。
スマリボの活用で年会費は10,400円(税込)になり、自動付帯の海外旅行傷害保険もメリットです。SFC JCB ゴールドの年会費は、割引後で11,500円(税込)。
改悪が相次いだANA VISA ワイドゴールドカードより現在はハイスペックで、SFCとしてもおすすめとなります。
大量のマイルが得られるキャンペーンも魅力的です。
公式サイトANA JCBワイドゴールドカード 公式キャンペーン
なお、海外旅行保険が自動付帯のおすすめカードについては、以下で徹底的に解説しています。















