松井証券というネット証券があります。5大ネット証券の一角であり、日本を代表する証券会社です。
松井証券は日本株の取引の仕組みにメリットが多く、日本株取引で有用なネット証券です。私も実際にフル活用しており、資産形成で着実に役立っています。
一般信用売りが可能、1日の株式約定代金の合計50万円以下は手数料無料、手数料0円の一日信用取引、希少な銘柄を空売りできるプレミアム空売り、高勝率の立会外分売、IPOなどがメリットです。
NISA口座では他社に先駆けて一早く永年売買手数料無料を打ち出し、話題を呼びました。
他方、最安値のネット証券と比較すると高い約定代金の価格帯ではやや手数料が高い点などのデメリットもあります。
2005年から実際に長年使った経験にもとづき、悪い点も含めて松井証券のメリット、デメリット、お得な使い方について徹底的に解説します。
公式サイト松井証券 公式キャンペーン
目次
長い歴史と高い安心感
松井証券は大正7年創業、100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社です。
証券業界の常識を打ち破る斬新でユニークなサービスを数多く打ち出してきました。シンプルで通信量が少ない質実剛健な取引画面も魅力的です。
「ボックスレート」「無期限信用取引」「一日信用取引」などは、他社に先駆けて松井証券が導入した制度です。
ユーザーから絶大な支持を受けて、大正、昭和、平成、令和と時を紡いできました。
「顧客中心主義」の経営理念のもと、個人投資家の利便性が向上するサービスを構築し続けてきました。
日本で初めてとなる本格的な「インターネット株式取引」を開始したのが、SBIでも楽天でもマネックス証券でもカブコムでもなく松井証券でした。
松井証券は、業界初の株式保護預り手数料無料化、ボックスレート導入、無期限信用取引、一日信用取引など、日本初・業界初となる先進的な制度を導入してきました。
顧客が安心して取引できるように、システムの安定化に向けた取組みやセキュリティ対策が講じられています。
2020年9月末時点の自己資本規制比率は770.0%で、金融商品取引法の定めである120%を大幅に上回っています。
もちろん、顧客の資産は分別管理されており、格付投資情報センター(R&I)からBBB+の格付けを取得しています。
豊富な取扱商品
松井証券は総合インターネット証券であり、多彩な商品ライナップが揃っています。
ジャンル | 特徴 | |
---|---|---|
現物取引 | 国内株式 | シンプルな定額手数料(50万円まで無料)、充実のツール、豊富な発注方式 |
IPO・PO | 対面での煩わしい勧誘なしで新規公開株式・公募・売出に応募可能 | |
立会外分売 | 勝率が高い立会外分売に申込可能 | |
預株制度 | 株式を日証金へ貸し付けることで預株料を受け取ることが可能 | |
信用取引 | 制度信用取引 | シンプルな定額手数料(50万円まで無料)、充実のツール、豊富な発注方式 |
無期限信用取引 | 逆日歩リスクがない一般信用売りが可能 | |
一日信用取引 | デイトレなら手数料無料、業界最安水準の金利/貸株料、プレミアム空売り、システムの安定性 | |
投信 MMF | 投資信託 | 100円からの投信積立、ロボアドバイザーがサポートする投信工房 最大で年0.7%の現金還元 |
外貨建てMMF | 米ドル建てMMFが業界最安水準の片道20銭の低コスト | |
先物オプション | 業界最安水準の手数料、高機能トレーディングツール、豊富な注文方法 | |
NISA | 国内株式売買手数料無料(購入と売却の両方) | |
つみたてNISA | 100円からの投信積立が可能 | |
FX(NetFx) | 取引手数料無料、AIチャート(AI搭載のロボアドバイザー)、充実の取引ツール・注文機能 | |
ETF/REIT | 見やすい一覧画面、インサイダー取引規制対象外のETF限定口座 |
日本株はIPO・PO・立会外分売が取引可能であり、信用取引は一般信用売りが可能です。
投資信託、米ドル建てMMF、先物、オプション、FXも取引可能です。
NISAでは国内株式の売買手数料が完全無料であり、買いだけではなく売りも無料です。投信は100円からの積み立てが可能になっていて小口投資家にとって便利です。
国内株式のメリット
50万円以下の売買手数料が無料!
松井証券の国内株式売買手数料は、現物取引・信用取引(制度・無期限)をあわせた1日の約定代金合計よって手数料が決まります。
「ボックスレート」という名前であり、1日の約定代金合計が一定範囲なら、何回取引しても定額料金です。
1日の約定代金合計金額 | 手数料(税抜) |
---|---|
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 1,000円 |
200万円まで | 2,000円 |
以降100万円増えるごとに | 1,000円加算 |
1億円超 | 100,000円(上限) |
1取引で多額の取引を行う場合は、1約定ごとの手数料体系がある他のネット証券と比較すると割高になるのがデメリットです。
1日の株式約定代金50万円以下は手数料無料です。一定金額以下なら手数料無料は、松井証券が先駆者として導入したサービスです。
最近は50万円以下で取引可能な株式・ETFが増えていますので、これは大きなメリットですね。
さらに、新たに信用取引口座を開設した場合、開設後6か月間は1日の約定代金合計30万円まで手数料が無料になります。
一日信用取引、単元未満株の売却、電話による注文は別の手数料体系となります。
50万円以下の売買手数料は無料なので、このゾーンの取引をする機会がある方は、松井証券に口座を持っていないと損です。
フル活用すると投資パフォーマンスの向上に役立つネット証券です。まだ口座を持っていない方はこの機会にぜひ開設してみてはいかがでしょうか。
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多彩な注文方法
松井証券では、指値注文、成行注文、逆指値注文といった一般的な注文方法に加えて、「追跡指値」「返済予約」という注文方法も使えます。
追跡指値は「上昇トレンドの銘柄を高値で売却したいが、高値売却が無理でも損はしたくない」といったリスク管理の側面で活用できます。
一度発注した注文を、条件を満たした場合に自動的に訂正する「追跡指値」を利用すれば、通常の指値注文が期待通りの値段で約定しなくても、注文を自動的に訂正して利益や損失をコントロールすることが可能です。
また、「上昇トレンドのA銘柄を今日の安値で買いたいが、最安値でなくてもこのタイミングを逸して買い逃したくない」という場合にも使えます。
条件を満たした場合(※)に、「追跡指値」なら指値注文が自動的に訂正されます。
※指定した株価(または連続約定気配・特別気配)以上(以下)になった場合
したがって、通常の指値注文が期待通りの値段で約定しなくても、注文を約定可能な値段に自動的に訂正することが可能です。
「返済予約」は、「A銘柄がもう少し値を下げたら買いたいけど、買った直後に大きく値下りするのは怖い。」といった局面で有効活用できます。
「返済予約注文」を使えば、買い注文を発注する際に、約定後の損切り注文を予約しておくことができます。そのため、買いポジションを持つ前から損失を限定させる注文を出すことが可能です。
もちろん、返済予約注文を益出しに使えます。買い注文が約定したら自動的に、予約した利益幅での売り注文が発注されるため、日中は忙しい方でも利益確定のチャンスを逃さず売買が可能です。
益出しと損切りの両方に使うこともできます。「900円~1,000円のボックス相場が続くA銘柄。今回も反発し始めたので、買付して上限で売却したいけど、ボックスを下振れしたら怖い。」という局面に有効です。
一般的なIFD注文では、返済注文の価格を「指値○○円」と指定しなければならないネット証券があります。
このような場合、新規注文がいくらで約定するかわからないため、利益確定や損切りの返済注文をいくらの指値で発注すればいいのか判断が難しいことがあります。
松井証券の「返済予約注文」は、返済注文を指値価格ではなく、新規注文の約定価格を基準に「±○円」として設定できます。
例えば、「新規買い注文の約定価格から50円値上りしたら返済売り(益出し)」「新規買い注文の約定価格から30円値下りしたら返済売り(損切り)」のように益出し幅・損切り幅を設定して発注できます。
リスクを抑えながら着実に利益を積み重ねる投資戦略を練ることが容易になります。
「益出し幅」「損切り幅」は新規注文の約定価格を基準に設定可能なのが大きなメリットです。IPOセカンダリーなどでも使えます。
一般的なIFD注文では、新規注文の全数量が約定するまで返済注文が発注されず、利益確定のチャンスを逃してしまうケースがあります。
松井証券の「返済予約注文」は、新規注文が分かれて約定(部分約定)した場合でも、約定の都度、返済注文が発注されるため、利益確定のタイミングを逃しません。
価格改善サービス(ベストマッチ)
2018年5月には機関投資家と同様の取引価格の改善メリットが期待できる「価格改善サービス」(ベストマッチ)が開始予定です。
具体的には、価格改善を希望する個人投資家の株式注文を取引所へ発注する過程において、他の注文とマッチングするシステムを導入します。
東証立会市場と比較して有利な価格での約定機会が生じることが期待できます。
詳細については、以下で丹念に論述しています。
高勝率の立会外分売に申し込み可能!
松井証券は、立会外分売を取り扱っています。格安手数料のネット証券でサクッと立会外分売に参戦できるのは絶大なメリットがあります。
立会外分売は勝率が高く、特に貸借銘柄に限るとリターンが得られる傾向にあります。
銘柄を取捨選択したらランチ代ないしディナー代をコツコツと稼ぐことができます。
松井証券の場合、売却時の手数料もリーズナブルです。立会外分売だけの活用でも十分にお得です。
また、IPOの幹事になることがあります。SBI証券・マネックス証券と比較すると数は多くありませんが、抽選に無料で参加できるのはメリットです。
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IPO・PO
松井証券はIPO・POに申し込むことが可能です。幹事団に入っていなくても、委託幹事として取扱いがあることが多いです。
一例として2016年は11銘柄の取扱いがあり、平均パフォーマンスは+38.94%でした。
銘柄名 | 市場/コード | 上場日 | 公募価格 | 初値価格 | 上昇率 |
---|---|---|---|---|---|
船場 | 東2/6540 | 12/19(月) | 1,290円 | 1,193円 | -7.50% |
九州旅客鉄道 | 東1/9142 | 10/25(火) | 2,600円 | 3,100円 | 19.20% |
ユーザベース | 東M/3966 | 10/21(金) | 2,510円 | 2,908円 | 15.80% |
マーキュリアI | 東2/7190 | 10/17(月) | 1,450円 | 1,390円 | -4.10% |
シルバーエッグT | 東M/3961 | 9/27(火) | 900円 | 2,622円 | 191.30% |
セラク | 東M/6199 | 7/1(金) | 1,500円 | 3,900円 | 160.00% |
ソラスト | 東1/6197 | 6/29(水) | 1,300円 | 1,222円 | -6.00% |
イワキポンプ | 東2/6237 | 3/18(金) | 2,000円 | 2,050円 | 2.50% |
富山第一銀行 | 東1/7184 | 3/15(火) | 470円 | 500円 | 6.40% |
ヨシムラ・フードHD | 東M/2884 | 3/4(金) | 880円 | 1,320円 | 50.00% |
中本パックス | 東2/7811 | 3/3(木) | 1,470円 | 1,480円 | 0.70% |
2019年のIPOの実績は19勝2敗と高勝率を誇っており、2020年は1銘柄を除いてプラスリターンです。
ヘッドウォータースはなんと+1090%となり、当選したIPOを売るだけで一撃テンバガーとなりました!
手堅いリターンを獲得できることが多いIPOに、対面での煩わしいやり取りや勧誘なしに申し込めるのは大きなメリットです。
店頭証券ですと裁量枠がほとんどで、大口富裕層がどうしても優遇されます。
特に野村證券だと富裕層の顧客が分厚く、小口の個人投資家が人気IPOを獲得するのは難しい状況です。
しかし、松井証券ならインターネットでサクッと簡単に申し込めます。
当然に人気IPOには申込みが殺到するので当選確率は低くなりますが、当選するチャンスが多いのは嬉しいですね。
松井証券に口座開設し、めぼしいIPOはすべて申し込んでいくと、たまに当たって数万円といったリターンを獲得できます。
根気との戦いになりますが、地道に注文したらいつかは当選する可能性があります。
40万円の資金を使って申し込んで、5年に1度あたって+20万円のリターンが出れば、利回りは年率10%です。10年に1度だとしても年利5%です。
なお、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、楽天証券も松井証券と同じくIPOの取り扱いがあります。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
↓
岡三オンラインでも開始しました。事前入金不要である点が絶大なメリットです。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが開始しました。口座開設者数が大手ネット証券と比較すると少ないのでライバルが少ないのがメリットです。
機械的な完全ランダム抽選で平等・公平です。事前入金は不要で、口座残高がなくても申し込めるのも便利です。ネット上で手間をかけずにサクッとIPOのブックビルディングに参加することが可能です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
PTS取引
松井証券は2018年3月から、PTS取引を開始しました。PTSとは証券取引所の市場外での取引です。
個人投資家が利用できるPTSとしては日本最大級です。昼間は8:20~16:00、夜間は17:00~23:59に取引が可能です。
PTSの特徴は板がスカスカで値が飛ぶことがあり、何らかの材料が発生した場合などは、時としてとんでもない株価上昇や下落があります。
値が飛んだ時にPTSで売買すると、リターンを向上させることができます。詳細は以下にアップしています。
PTSは取引できる時間帯が増える点もメリット。取引所が開いていない8時20分~9時、15時~16時、17時~23時59分に取引が可能です。
決算発表は15時過ぎが多く、また、海外市場の動きによって先物は大きく動いています。翌日まで待てないという場合でも夜間取引が可能です。
充実の信用取引サービス
一般信用売りが可能
松井証券は制度信用取引に加えて、無期限信用取引が可能です。一般信用買いだけではなく、一般信用売りも行うことができます。
一般信用売りは逆日歩が発生しないのが最大のメリットです。
売残となる株式を松井証券が自己調達しています。したがって証券金融会社を介さないため逆日歩は発生しません。
諸々の局面で逆日歩リスクゼロでの空売りが可能となります。手数料は現物株式と共通で1日の約定代金合計で決まる「ボックスレート」です。
日計り取引の片道手数料、保有期間6か月超の返済手数料は無料となります。
制度信用取引、無期限信用取引の金利・貸株料の比較は下表のとおりです。
項目 | 制度信用取引 | 無期限信用取引 |
---|---|---|
買方金利(年) | 3.10% | 4.10% |
売方金利(年) | 0.00% | 0.00% |
貸株料(年) | 1.15% | 2.00% |
逆日歩 | あり | なし |
信用管理費(税抜) | 1株につき10銭(単元株制度の適用を受けない銘柄は100円) | |
100円に満たない場合は最低100円とし上限は1,000円 | ||
名義書換料(税抜) | 名義書換料=建株数×50円÷当該銘柄の1単元の株式数(上限:10,000円) |
一般信用売りというと、どうしてもつなぎ売り・クロス取引に主眼があたりがちですけれども、実は色んな局面で活用できるハイ・クオリティーのサービスです。
もちろん、株主優待クロス取引でもフル活用できます。
手数料0円の一日信用取引
松井証券には「一日信用取引」というネット証券初のサービスが有ります。一日に何度も取引を行うようなデイトレーダー向けの信用取引です。
一日信用取引は、決済期限が新規建日の当日となっているものの、デイトレード時の手数料、金利・貸株料が全て0円になるなど取引コスト面で非常に魅力的な信用取引です。
約定代金にかかわらず手数料0円です。金利・貸株料も1約定あたり300万円以上で年利0%、1約定あたり300万円未満で年利2%です。
現引・現渡を行った場合、当該建玉の新規建手数料として、約定代金×0.3%(税抜)がかかります。
新規建を行った当日の大引けまでに建玉を決済しなかった場合、松井証券側の任意で当該建玉が決済されて、約定代金×0.3%(最低税抜20円)の手数料がかかります。
一日信用取引における取引の損益額、勝率、損益幅、損益率、建玉保有時間は、会員画面の「一日信用成績表」からチェックできます。
選択した期間における合計の新規建約定金額、損益額、勝率、損益率、建玉保有時間を表示します。過去と比較することで 取引成績の改善状況を把握できます。
一日信用成績表では銘柄ごとに取引成績が表示され、「損益幅/損益率」、「建玉保有時間」は益出しと損切りに分けて表示されます。
勝った取引と負けた取引の違いが一目瞭然であり、並び替え機能を使えば、勝率の高い銘柄や損失の大きい銘柄などを一目で確認できます。
得意とする銘柄や苦手とする銘柄を把握して取引銘柄を調整できるので、投資成績全体の向上を図ることが可能です。
プレミアム空売り
新興市場の銘柄等で株式の調達が困難な状況で、他社では空売りできない銘柄も空売りできるサービスです。
通常、値動きが大きくデイトレーダーに人気の銘柄は、株式の調達がハードルとなり、多くは空売りできません。
松井証券の一日信用取引では、調達が難しくて制度信用取引で空売りできない、新興市場の人気銘柄やIPO銘柄などを空売りできます。
一日信用取引なので手数料は0円です。コストは1約定あたり300万円未満の場合の金利・貸株料(年利2%)、銘柄ごとの「プレミアム空売り料」です。
プレミアム空売り料は日々変動し、受渡ベースの両端入れ(建日、返済日、当社休業日を含む)で1日につき1株あたり、前営業日終値×1%が上限です。
「プレミアム空売りゼロ」というサービスもあります。制度信用取引で空売りできる銘柄(貸借銘柄)の中にも、株式の調達が困難なため、一日信用取引で空売りできない銘柄があります。
プレミアム空売りゼロは、プレミアム空売りの仕組みを利用することで、それらの銘柄を一日信用取引でも空売り可能としたサービスです。
日経平均レバレッジ・インデックス連動型ETF(1570)等の銘柄が取り扱われています。
プレミアム空売りゼロの対象銘柄は、プレミアム空売り料がかからないため、一日信用取引のコストメリットを最大限に生かすことができます。
豊富な取引ツールと充実の投資情報
松井証券は取引画面が2つあり、シンプルな取引画面の「ネットストック」、注文の発注に加えて投資に役立つ情報の取得もWEBブラウザ上で行える「ネットストック・スマート」に分かれています。
ネットストックの方はサクサクと取引できる画面で、通信量が少ないというメリットがあります。
高機能のトレーディングツール「ネットストック・ハイスピード」もあり、初心者からアクティブトレーダーまでフル活用できます。
その他、スマホアプリからAIチャート・FXまで充実の取引ツールがあります。
また、QUICKの情報・アナリストレポートや、テーマ投資ガイド・チャートフォリオなど投資情報も充実しています。
ファンダメンタルズ派からテクニカル派まで便利な情報を取得できます。
2019年1月30日からは「松井FP」が開始しました。ファイナンシャルプランナーが対面で行うライフプランの設計・診断を実施できます。
また、コールセンターに「マネープランサポート」が設けられており、シミュレーション結果を共有しながら、専門のスタッフに相談することも可能です。
少額非課税制度
NISAは売買手数料無料!つみたてNISAも
松井証券のNISA口座は現行制度が続く限り、買付時も売却時も国内株式の売買手数料が無料です。
他社では期間限定や条件付きだったり、買いは無料だけれども売りは有料のことが多いです。売りも無料なのは卓越したメリットです。
国内株式・ETF・REIT・ETNに投資する場合は絶大なメリットがあります。
松井証券は2018年から始まる「つみたてNISA」も提供しています。非課税期間が20年間と長いのがメリットです。
年間40万円で合計800万円となり、NISAの600万円(120万円×5年)を上回ります。
投資対象が投資信託の自動積立のみとなる点がデメリットです。年40万円で投信のみという制約を許容できる場合は候補となります。
個人型確定拠出年金(iDeCo)
確定拠出年金(iDeCo)は所得税・住民税の節税メリットが大きい制度です。リスク・ゼロには大きなメリットがあります。
定期預金などの低リスク資産での運用も可能なので、控除できる所得がある場合は大きな利点があります。詳細は以下で徹底解説しています。
個人型確定拠出年金は、多数の証券会社、銀行、保険会社で口座を開設できます。その中でもおすすめの金融機関については、以下で丹念に分析しています。
iDeCoを取り扱っている金融機関の中で、松井証券は金融機関に支払う口座管理手数料が完全無料です。残高などの条件は一切ありません。
取扱商品は厳選された良い投信が揃ったラインナップとなっています。
信託報酬などの年間コストがSBI証券のiDeCo、楽天証券のiDeCo、マネックス証券のiDeCoと比較しても最低水準なのが大きなメリットです。
低コストインデックス投信が揃っていて、数多くのネット証券の中でも一際エッジ・優位性があります。
マネックス証券以外でおすすめのiDeCo口座は、マネックス証券、楽天証券、SBI証券です。
SBI証券のiDeCoには新しくセレクトプランが登場して、従来のプランが「オリジナルプラン」となってどちらか好きな方を選べるようになりました。
楽天証券とSBI証券のiDeCoの比較については、以下で徹底的に分析しています。
NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA、iDeCoの違いについては、以下で比較しています。
投資信託は積立の自由度が高い!高コスト更新保有もお得
豊富な低コストインデックス投信
松井証券には低コストのインデックス投信が豊富であり、ローコストでの資産運用が可能です。
2016年からネット証券で買えるようになった三井住友アセットマネジメントの確定拠出年金(DC)向けインデックスファンドを取り扱っています。
ファンド名 | ベンチマーク |
---|---|
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円ベース) |
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース) |
三井住友・日本債券インデックス・ファンド | NOMURA-BPI(総合) |
三井住友・DC外国債券インデックスファンド | シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース) |
三井住友・DC年金バランスゼロ(債券型)(マイパッケージZERO) | NOMURA-BPI(総合) |
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)(マイパッケージ30) | TOPIX(東証株価指数、配当込み) NOMURA-BPI(総合) MSCI-KOKUSAIインデックス(円ベース) シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース) |
三井住友・DC年金バランス50(標準型)(マイパッケージ50) | |
三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)(マイパッケージ70) |
DIAMアセットマネジメントから2015年に登場した「たわらノーロード」シリーズも購入できます。
ファンド名 | ベンチマーク |
---|---|
たわらノーロード 日経225 | 日経平均株価(日経225) |
たわらノーロード 先進国株式 | MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
たわらノーロード 新興国株式 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
たわらノーロード 先進国リート | S&P先進国REITインデックス(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
たわらノーロード 国内リート | 東証REIT指数(配当込み) |
たわらノーロード 先進国債券 | シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース、為替ヘッジなし) |
たわらノーロード 国内債券 | NOMURA-BPI 総合 |
ニッセイ日経225インデックスファンド、ニッセイJリートインデックスファンド、ニッセイ外国債券インデックスファンド、ニッセイ外国株式インデックスファンドも取り扱っています。
これらの投信は、各資産クラスごとに日本で最も信託報酬が安い水準の投信です。信託報酬以外のコストを考慮した実質コストも安く、おすすめの投資信託です。
また、SMTインデックスシリーズ、eMAXIS(イーマクシス)slimシリーズ、野村インデックスファンドシリーズなどの低コスト投信もあります。
100円から積立
松井証券では、100円から投資信託の積み立てができます。
若年層で子育てや住宅ローンがある場合は投資に向ける資金が不足している場合もありますけれども、月100円からと最低投資単位が小さいので、少しずつ購入していくことが可能です。
以前はauカブコム証券のプレミアム積立(500円から)の方が金額が小さかったものの、現在は松井証券がSBI証券、楽天証券、マネックス証券と並んで最も低い金額で購入可能です。
楽天証券は楽天ポイントで投資信託を購入できる点がユニークです。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
毎日積み立てることも可能
松井証券のユニークな点は、投信積立の設定を毎日として、毎日買い付けることも可能です。
1ヶ月に1度の積み立てだと、購入日にたまたま高値掴みするリスクが、毎日買う時と比べると上がります。
松井証券だと「完璧時間分散」での投信積立が可能となります。価格変動リスクを極力抑制したい人にはよいシステムかもしれません。
松井証券は毎月・毎週の積立については、メールでアナウンスする設定も可能です。毎日については管理画面での確認となります。
取引が成立した際に通知メールを送ってもらう設定も可能なので安心・安全です。
信託報酬を還元する「投信毎月現金還元サービス」
2020年4月1日からは、松井証券が受け取る信託報酬の上限を0.3%(税抜)とし、それを上回る部分については全額を現金還元してくれます。
例えば信託報酬が0.5%(税抜)の場合は0.2%が還元され、1.5%の場合は1.2%が還元されますよ!
高コスト投信を保有する場合は、松井証券がお得です。
私もテーマ型などで信託報酬が高いアクティブ投信で、一時的に保有したい投資信託を松井証券で購入しています。
見やすいポートフォリオ画面
松井証券の投資信託の画面では、アセットクラスごとの保有割合、期待リターン、リスクが一目瞭然となっています。
ポートフォリオの状況が丸裸なので、より正確に資産の状況を把握できます。
ロボアドバイザー「投信工房」
初心者などで銘柄選定のサポートを受けたい方には、「投信工房」という松井証券独自の投資信託サービスが便利です。
ンターネット上で8個の質問に答えるだけで「ロボアドバイザー」があなたにぴったりな投資スタイルを提案します。
難しい金融の知識が無くても、プロと同じ理論で投資ができます。
発生するコストは投資した投資信託の信託報酬等のみであり、マネラップ、WealthNavi、THEOなどの自動ラップサービスと比較すると圧倒的な低コストです。
スマホアプリも用意されており、メニュー一覧からスムーズに取引できます。
資産状況をいつでもどこでも一目で確認でき、基準価額のお知らせや約定通知など、メールだけでなく、Push通知での受信が可能です。
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圧倒的低コストの米ドル建てMMF
松井証券の米ドル建てMMFは、主要ネット証券No.1の最安為替スプレッドです。
- 松井証券:±20銭
- auカブコム証券:±20銭
- SBI証券:±25銭
- 楽天証券:±25銭
- マネックス証券:±25銭
大手銀行の「外貨(普通)預金(50銭~2円50銭程度)」と比較すると圧倒的に割安となっており、低コストでの外貨投資が可能です。
ソニー銀行の外貨預金、住信SBIネット銀行など一部ネット銀行は、25銭よりも低コストの金融機関もあります。
外貨建MMFと外貨普通預金を比較すると、金融機関が破綻しても資産が保全されて安全性が高いという特長があります。
外貨預金は預金保険の対象外であり、一般の円預金とは異なり1000万円までは保護されているわけであはありません。
外貨建MMF | 外貨普通預金 | |
---|---|---|
金利にかかる税金 | 分配金の20.315%が源泉徴収※1 | 利息の20.315%が源泉徴収※1 |
為替差益にかかる税金 | 20.315%の申告分離課税 | 雑所得として課税対象、確定申告が必要※2 |
解約の自由度 | いつでも可能(買付約定日当日や休日は不可) | いつでも可能 |
金利 | 運用実績による分配、複利効果も期待できる | 変動金利 |
保管料 | 間接費用として管理報酬・投資顧問報酬等あり※3 | 不要 |
資産保護 | 分別管理され、万一証券会社が破綻した場合でも、資産は保全される | 預金保険の対象外 |
※1:平成25年~平成49年までは利子所得の所得税額に対して2.1%の復興特別所得税が上乗せ
※2:年収2,000万円以下の給与所得者で給与を1カ所のみから得ている場合、為替差益を含めた給与所得および退職所得以外の所得が年間20万円以下であれば確定申告は不要
※3:管理報酬等費用は、各ファンドの目論見書で確認可能
その他付帯サービス
お得な松井証券ポイント
松井証券が2018年10月下旬に松井証券ポイントを導入しました。貯め方、使い方をまとめると下表のとおりです。
区分 | サービス名 | 内容 |
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貯め方 | 投資信託の利用 | 預り資産残高に応じたポイント付与 |
MATSUI SECURITIES CARD | クレジットカードの利用金額に応じたポイント付与 | |
使い方 | 投資信託 | 投資信託の積立購入 |
その他 | 各種商品との交換 |
投資信託の保有、クレジットカード「MATSUI SECURITIES CARD」の利用で松井証券ポイントを貯められて、貯めたポイントを投信積立てや商品交換に利用できます。
らくらく振替入金・定期入金サービスが便利
「らくらく振替入金サービス」を使うと、より一層リアルタイム入金が便利です。
銀行口座の情報を事前に登録しておくと、 ログインやワンタイムパスワードの入力なしに、簡単に即時入金の手続きを行うことができます。
- 利用可能金融機関:みずほ銀行、 三井住友銀行、 三菱UFJ銀行、 ゆうちょ銀行
- 振替手数料:無料
- 振替限度額:1万円以上1億円未満
- 対応ツール:ネットストック会員画面(顧客向けWEBサイト)/ 株touch(スマートフォン向けアプリ)
事前に銀行口座の情報と引落金額を指定することで、毎月、自動引落で松井証券の口座へ入金できる「定期入金サービス」もあり、投信積立の元手を入金する場合などにスムーズ。
1万円から引落金額の設定が可能で、特に長期的な資産形成を目指して積立投資を行う場合に便利です。
充実したサポート体制
松井証券は、WEBサイトや電話を通じたサポートが充実しています。嬉しいフリーダイヤルのコールセンターが用意されており、通話料0円で問い合わせできます。
松井証券顧客サポートはHDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の問合せ窓口格付け(証券業界)において、最高評価である「三つ星」を9年連続で獲得しています。
HDI-Japanは、コールセンターのサービス向上を目的に、国際標準に基づいて設定された評価基準に沿って、「問合せ窓口格付け」調査を行っています。
この調査は審査員が顧客の視点で、各企業の問合せ窓口を調査し、「星なし」から「三つ星」までの4段階評価で格付けを行います。
格付け調査の審査員は、認定を受けた専門審査員と一般公募ユーザから構成され、複数の評価項目から総合的に判断します。
証券会社によっては顧客サポートがひどい会社があり、間違った回答を平然と連発するネット証券が存在しています。
また、松井証券は「日経ビジネス」誌による「2013年版アフターサービス満足度ランキング」の5項目全てで最高評価を取得して、証券会社部門アフターサービス満足度第1位を獲得したこともあります。
本ランキングは、日本経済新聞グループの日経BP社と日経BPコンサルティングが行ったアンケート調査によるものです。
クラウドベースの音声サービス「株価教えて! by 松井証券」
「株価教えて! by 松井証券」は、「Amazon Echo」などのAlexa対応のスマートスピーカーで利用できる音声による情報提供サービスです。
Alexaアプリでスキルを有効にしてから、Alexa搭載端末に「アレクサ、松井証券ひらいて」と話しかけると、株価や国内指数のほか、為替レート、マーケットレポート等を聞くことが可能です。
「株価教えて! by 松井証券」は無料で利用可能です。サービス概要(呼びかけ例)は以下のとおりです。
- 「○○の株価は?」:国内上場銘柄の株価を案内
- 「レポート読んで」:松井証券ストラテジスト 田村晋一氏による「週刊 株式相場レポート」の読み上げ
- 「○○ランキングを教えて」:値上がり/値下がり率、売買代金、PERといった各種銘柄ランキングを案内
- 「今日の○○は?」:日経平均株価、TOPIX、東証REIT指数等、全18種の国内指数を案内
- 「○○のレートは?」:米ドル/円を始め、10通貨ペアの為替レートを案内
自動貯金サービス「finbee」とも連携
松井証券は自動貯金サービス「finbee」(フィンビー)とも連携しています。
finbeeは自分のライフスタイルに合わせて、貯金の目的や目標金額、貯金のルールを設定できる自動貯金サービスです。
カード決済は1,000円単位で支払うことにして、1,000円未満のおつりを貯金したり、「つみたて貯金」で毎週日曜日に1,000円貯金したり、1日1万歩以上歩いたら1,000円貯金したりできます。
- メールアドレスで簡単に会員登録
- 貯金目的を設定
- 貯金ルールを設定(家族やカップル、仲間同士で貯金の目的をシェアする「シェア貯金」も)
- 銀行口座と連携
- 自動貯金スタート
- 貯まったお金は、クリックひとつで元の口座へ振替えが可能
2016年12月にサービスを開始しフィンテックのサービスです。日本人に馴染み深い「貯金」を「楽しく、簡単にできる」ようにリデザインされています。
finbeeで「投資貯金」を目的に設定し目標金額を達成したら、スムーズにSBI証券で投資・資産形成を行えるようになります。
finbeeの提携銀行はみずほ銀行、住信SBI銀行の2行で、順次拡大予定となっています。「オンラインバンク」を持っていないと使用できないアプリです。
スマホアプリで証券総合口座へのログイン後、すぐに入金画面へ遷移して、入金後は取引できるようになります。
インタビュー
以前には松井証券に取材に行き、松井証券株式会社 営業推進部 課長代理の服部さんにインタビューしました。
サービス内容から役立つ情報ツールまで徹底的に取材しました。
「あったらいいな」という仕組みを他社に先駆けて導入する先進性が素晴らしいと感じました。
まとめ
松井証券は大正7年創業、100年以上の歴史を持つ老舗の証券会社であり、高い安心感を持つネット証券です。
1日50万円以下の国内株式取引が手数料無料なのが絶大なメリットです。貸株サービスもあり、0.2%以上の貸株金利を獲得できます。
指値注文、成行注文、逆指値注文といった一般的な注文方法に加えて、「追跡指値」「返済予約」という注文方法も使えます。
高勝率の立会外分売、IPOに申し込めるのも大きなメリットです。着実なリターン嵩上げが可能になります。
制度信用取引に加えて、無期限信用取引が可能です。一般信用買いだけではなく、一般信用売りも行うことができます。一般信用売りは逆日歩が発生しないのが最大のメリットです。
手数料無料の一日信用取引、プレミアム空売り、豊富な取引ツール、充実の投資情報、100円からの投信積立、米ドル建てMMFも魅力的です。
投資信託の購入と保有、クレジットカード「MATSUI SECURITIES CARD」の利用で松井証券ポイントを貯められて、貯めたポイントを投信積立てや商品交換に利用できます。
売買手数料無料のNISA、つみたてNISAも提供しており、非課税制度を活用した資産形成が可能です。
日本株取引をする際には口座開設しておきたい証券会社の一つです。100万円の資産運用でも大活躍します。
松井証券は50万円以下の売買手数料が無料なので、このゾーンの取引をする機会がある方は、松井証券に口座を持っていないと損です。
まだ口座を持っていない方はこの機会にぜひ開設してみてはいかがでしょうか。以下からの口座開設で限定キャンペーンが適用されます。
公式サイト松井証券 公式キャンペーン