Kyashリアルカードは2020年3月31日利用分までは、カードショッピングで1.0%のキャッシュバックを受けられました。
例えば還元率1%の楽天カードやヤフーカードは、Kyashリアルカードへのチャージがポイント付与の対象なので、合計還元率は2%とパワフルでした。
しかし、「Kyash Card Lite」に名称が変更され、かつ2020年4月1日からは還元率が0.5%に半減。発行・更新時には300円の手数料も必要になり、クレジットカードチャージでの還元上限が月5万円(250ポイント)になってしまいました。
また、発行手数料900円のKyash Cardの方は、クレジットカードチャージでのポイント還元上限が2020年12月11日から月5万円(500ポイント)までとなります。
また、登録カードを使った指定金額入金機能が廃止されるので、年間ボーナスや入会キャンペーンの条件クリア・誕生月のポイントUP等に使うのが不可能になり、諸々において残念な改悪が具現化しました。
メインカードとしてKyashリアルカードを活用してきた方にとっては衝撃的な改悪となります。変更点、代替カードについて徹底的に解説します。
公式サイトKyash Card 招待キャンペーン(900円相当のポイントプレゼント)
Kyashリアルカードの改悪内容の詳細
2019年まで「Kyashリアルカード」という名称だったブルーのカードは、2020年初め頃に「Kyash Card Lite」に名前がロンダリングされます。
発行手数料が900円必要な新しい「Kyash Card」発行開始と同時に変更されます。
Kyashリアルカードの変更は名前だけなら平和だったのですが、2020年4月から還元率が200円あたり1ポイント(0.5%)に半減。-50%ですので、脳天逆落としのような強烈な改悪ですね。
また、これまで無料だった発行手数料が300円となり、クレジットカードチャージでの還元上限が月5万円(250ポイント)になってしまいました。
初回だけではなく、有効期限または100万円の利用上限に達した際の再発行においても、300円の発行手数料が発生するのが大きなデメリットです。
1%のKyashポイントを得るためには、発行手数料900円の「Kyash Card」が必要となります。
また、こちらも2020年12月11日からは、クレジットカードチャージでのポイント還元上限が月5万円(500ポイント)までになってしまい、メインカードとして使っている場合は厳しい壁に突き当たります。
また、登録カードを使った指定金額入金機能が廃止されるので、年間ボーナスや入会キャンペーンの条件クリア・誕生月のポイントUP等に使うのが不可能になってしまいました。
日本ではキャッシュレス化が社会的課題であり、また賛否両論の「否」の方も根強く、クレジットカード・プリペイドカード等のキャッシュレス決済で金利・手数料を支払う利用者が少ない状況です。
近年はKyashリアルカードに限らず、楽天カード、ヤフーカード、ジャックス、ライフカード、三菱UFJニコス、ポケットカード、アメックス、ダイナース、東急カード、リクルートカード、JCBなどで改悪が相次いでいます。
- ヤフーカードの改悪:nanacoチャージがポイント半減
- 楽天カードの改悪:電子マネーチャージがポイント付与の対象外
- リクルートカードの改悪:電子マネーチャージでのポイント付与が月3万円迄に
- LINE Payカードの改悪:ポイント還元率が最大2%に
- 三井住友VISAカードの改悪:紙の利用明細・年会費・ボーナス・海外事務手数料
- PayPayの改悪:還元率が半減
- ANA VISAカードの改悪:年間利用ボーナスポイントの終了
- セディナカードの改悪:イトーヨーカドーがポイント3倍の対象外
- セゾンカードの改悪:nanacoポイントが貯まるサービスがイトーヨーカドーは対象外
- REXカードの改悪:還元率-0.25%
- 漢方スタイルクラブカードの改悪:還元率-0.25%
- リーダーズカードの改悪:還元率-0.48%
- リクルートカードプラスの改悪&新規募集停止 :nanacoチャージはポイント対象外
- P-one Wizの改悪:nanacoチャージがキャッシュバック&ポイント付与の対象外に
- アメックスの改悪 :ANA以外のマイル付与率が-0.2%
- JAL東急カードの改悪:PASMOチャージは一律TOKYUポイント0.5%に
- ダイナースの改悪 :ANAマイル還元率の低下、ダイナースクラブ ポイントモールのポイントの基本付与単位の変更
- ダイナースプレミアムの改悪:リボ払いでのポイントUPの終了
- 楽天ゴールドカードの改悪:空港ラウンジの無料回数が年2回に
- デルタアメックスゴールドの改悪:ゴールドメダリオンは年150万円以上が条件に
- デルタアメックスの改悪:シルバーメダリオンは年100万円以上の利用が条件に
- ライフカードの改悪 :誕生月ポイントが-1.0%、ETCポイント対象外など幾多の改悪
- 漢方スタイルクラブカード等の改悪:新規募集停止→リーダーズカードに
- JCBの改悪:キャッシュバックのポイント還元率-0.15%
- 漢方スタイルクラブカード等の改悪:新規募集停止→リーダーズカードに
- JCBの改悪:キャッシュバックのポイント還元率-0.15%
- JCBオリジナルシリーズが改悪:イトーヨーカドーがポイント3倍の対象外
- ANA JCBプリペイドカード:nanacoチャージが不可能に
2020年4月にはKyashリアルカードが陥落し、還元率1.0%→0.5%、300円の発行手数料の導入という改悪が断行されます。
公式サイトKyash Card 招待キャンペーン(900円相当のポイントプレゼント)
代わりの候補
Kyashリアルカードは0.5%還元となりますが、クレジットカードを紐付けてKyashリアルカードカードで支払うと、クレジットカードのポイントも得られる組み合わせがあります。
代表例
- リクルートカード:合計1.7%
- 楽天カード:合計1.5%
- ヤフーカード:合計1.5%
- リーダーズカード:合計1.5%
- Booking.comカード:合計1.5%
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計2.0%
したがって、依然として1.5%以上の還元率はキープできます。
なお、Kyashリアルカードは「キャッシュレス・消費者還元事業」も対象となっています。
したがって、改悪による代わりの候補は限られます。
Kyash Card
Kyashリアルカードの改悪に立腹している場合、発行手数料が900円と更にコストアップとなる「Kyash Card」を使うのは抵抗があるかもしれません。
しかし、決済上限がUPするというメリットもあります。
- 24時間あたりの決済上限:5万円→30万円
- 1ヶ月あたりの決済上限:12万円→100万円(ただしクレジットカード等での還元対象は月5万円まで)
Kyash Cardに切り替えた場合はこれまで通りの1.0%還元を維持でき、更にポイント二重取りが可能です。
- リクルートカード:合計2.2%
- 楽天カード:合計2.0%
- ヤフーカード:合計2.0%
- Booking.comカード:合計2.0%
- Orico Card THE POINT:発行から半年間は合計3%・以降2%
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計2.5%
その他、Kyash Cardへのチャージがポイント付与対象のクレジットカードは以下に集約しています。
-
Kyash Cardへのチャージでポイントを得られるクレジットカードまとめ!
続きを見る
Kyash Cardのような良いVisaプリペイドカードを使えば、長い目で見ると1万円・2万円といったリターンを得られます。
-
Kyash Cardは還元率1%のリアルカードとバーチャルカード!デメリットも徹底解説
続きを見る
空前の低金利の時代には、Kyash Cardのお得度は絶大な威力があります。お得な生活を送れて、浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
リクルートカード+楽天Edy
リクルートカードは年会費無料でカードショッピングは1.2%還元です。Visa/Mastercardは楽天Edyへのチャージがポイント付与対象なので、合計で1.7%と高還元!

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
年会費 | ポイント名 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
無料 | 無料 | リクルートポイント |
還元率 | マイル還元率 | 発行スピード |
1.2% | 0.6% (JAL) | 1週間程度 |
- 1.2%の高還元!
- ポイントは便利なPontaポイントに交換可能
- 年会費が無条件で無料!家族カードも無料
- 年200万円のショッピング保険が付帯(国内外)
- Visa/Mastercardは楽天Edy・SMART ICOCA・Kyash・楽天ペイもポイント対象
リクルートポイントはPontaポイントと1ポイント単位で等価交換(1対1)が可能です。しかもリアルタイムに交換できます。
Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、出光昭和シェル、コジマ、ピザハット、HMV、ライフなどにて1ポイント1円で使えるので便利です。
JALマイルにも2ポイント1マイルのレートにて、2ポイント単位で細かく交換できます。
ポンタは普通に使うと1ポイント1円ですが、ローソンの「Loppiお試し引換券」を使うと、10~330ポイントで多種多様な商品と代えられます。
ポン活でPontaを使うと、1ポイント1.5~3円のお得なレートでお菓子・飲み物・酒類などに交換できます。
つまり、リクルートカードの実質的な還元率は1.8%~3.6%に昇華します。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
数千円相当のリクルートポイントがプレゼントされるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
公式サイトリクルートカード 公式キャンペーン
au PAY プリペイドカード+クレジットカード
KyashリアルカードがKyash Card liteになり、還元率が0.5%に低下したので、au PAY プリペイドカードと還元率が同一になりました。
セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、スターバックスカードなど、WALLETポイント特約店の場合、1%以上の還元率になるので、Kyash Card liteよりもお得になります。
ポン活でLoppiお試し引換券を活用することで、Pontaポイントは1ポイント1円超になるのも魅力的です。auユーザーかauじぶん銀行の口座保有者は、au PAYの活用も選択肢。
au PAYチャージがポイント付与対象のクレジットカードでチャージすると、チャージ時&利用時にポイント二重取りが可能でお得です。
多数のクレジットカードにおいて、合計1.5%以上の還元にすることが可能になっています。
おすすめクレジットカード
- 楽天カード:1.5%
- ヤフーカード:1.5%
- Orico Card THE POINT:1.5%(入会から半年間は2.5%)
- セゾンアメックス:0.5%の永久不滅ポイントもしくは1.125%のJALマイル+0.5%のPontaポイント
- エポスカード:1.0%
- エポスゴールドカード:最大2.0%
- JQ CARD エポスゴールド:最大1.05%のマイル&0.5%
- ライフカード(Mastercard):誕生月は2.0%
- マイレージプラスセゾンカード:1.5%のマイル&0.5%
- ANA Mastercard:マイル&0.5%
- ANA東急カード:マイル&0.5%
- Amazonカード:1.5%
- SPGアメックス:1.5%のマリオットボンヴォイのポイント&0.5%
- au PAY カード:1.5%
サブカードとして使いやすい年会費無料のクレジットカードでは、楽天カード、オリコカード ザ ポイント、Yahoo! JAPANカードが無条件で1%なので万人向けです。
ローソンでau PAYを活用すると驚異的な高還元に昇華します。
ローソン | チャージ時 | 利用時 (※) | 合計 |
---|---|---|---|
三太郎の日 (3日・13日・23日) | 1% | au契約者:6% その他:3% | au契約者:7% その他:4% |
その他 | 1% | 3% | 4% |
※ローソンでの上乗せ分(特別還元率-0.5%)は上限あり(1au IDあたり1ヶ月3,000ポイント)
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
- ANAマイル:ANA Mastercard、ANA東急カード→マイ・ペイすリボの活用で1.3%
- JALマイル:セゾンプラチナアメックス→1.125%(セゾンクラッセ星6なら1.375%)
- ユナイテッド航空MileagePlus:マイレージプラスセゾンカード→1.5%
その他、ポイント還元率は半減しますが、アメリカン・エキスプレス発行のクレジットカードもau WALLETへのチャージでポイントを得られます(アメックスの種類一覧)。
JMB WAON + JALカード
JALマイラーの場合は、JMB WAON + JALカードという組み合わせも選択肢となります。
一部のJALカードでのチャージ時にショッピングマイル・プレミアム加入で1%、利用時に0.5%のマイルを得られるので、合計マイル付与率は1.5%です。
通説に則り1マイルの価値を2円と考えると3%還元なので十分にお得です。
注意点としてはあらゆるJALカードがWAONチャージでポイント付与の対象ではない点です。
カード名 | マイル付与対象 電子マネー | チャージ可能だが マイル付与の対象外 |
---|---|---|
JAL・JCBカード | QUICPay、WAON | モバイルSuica SMART ICOCA |
JALカード OPクレジット | PASMO | モバイルSuica SMART ICOCA |
JALカードSuica | Suica | SMART ICOCA |
JALカード DC(Visa/Mastercard) | WAON | 楽天Edy モバイルSuica SMART ICOCA |
JALカード TOKYU POINT ClubQ | WAON、 PASMO(※) | 楽天Edy モバイルSuica SMART ICOCA |
JALダイナースカード | SMART ICOCA | 楽天Edy モバイルSuica |
JALアメックス | なし | モバイルSuica SMART ICOCA |
※200円あたり1 TOKYU POINT
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
公式サイトJALビジネスクラスの詳細
JAL国際線 特典航空券PLUSの導入によってマイルが高騰している日程が多くなっています。
しかし、本来は満席の場合が高騰しているだけであり、従来どおりの枠は残されているのが素晴らしいです。
また、アメリカン航空・エミレーツ航空・ブリティッシュエアウェイズ・カンタス航空といった提携社特典航空券であれば、お得なマイル数で利用できます。