東証プライム上場企業の㈱マネーパートナーズグループ傘下のマネーパートナーズは、「マネパカード」というMastercard搭載型プリペイドカードを発行していましたが、2023年9月29日でサービスを終了します。
FXのサービスがメインの企業であるマネーパートナーズは「マネパの外貨両替」という為替手数料が安いサービスも行っています。
FXというとギャンブルというイメージもありますが、マネパカードとマネパの外貨両替は海外旅行の際に極めて利便性が高いサービスです。
公式サイトマネーパートナーズ 公式キャンペーン
目次
マネパカードとは
概要
マネパカードとは、1枚で5つの通貨をチャージして現地できるプリペイドカードです。
海外のATMで現地通貨を引き出したり、マスターカードのマークのあるお店でクレジットカードのように支払いに利用できます。
ATMで引き出すだけではなく、Mastercardの加盟店で使えるのは便利ですね。
1枚のカードに米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨をチャージすることが可能です。
年会費は2023年6月以降2,200円(税込)の予定でしたが、サービス終了に伴って、年会費請求は行われません。
海外ショッピング
マネパカードで海外ショッピングでの利用する際に、利用手数料等はかかりません。チャージした際に為替レートに上乗せされるスプレッド(両替手数料)のみです。
円から外貨への両替レートは、パートナーズFXレートに一定のコストを加えたレートとなり、加算部分が両替手数料に相当します。1通貨あたりの手数料は概ね以下の程度です。
- 米ドル:5.0円
- ユーロ:6.0円
- 英ポンド:8.0円
- 豪ドル:2.0円
- 香港ドル:0.7円(70銭)
銀行での外貨両替と比べると圧倒的に低く、他の国際ブランド搭載型プリペイドカードと比較しても、概ね約17~65%程度安価です。特にポンド・豪ドル・香港ドルはリーズナブルです。
他方、ドル円については一般的なクレジットカード(約1.6%~1.63%・アメックスは2%)と比較すると高めです。
1通貨あたりの手数料は円ベースで固定されているので、クレジッ トカードの事務手数料のように、円安になっても円ベースの手数料が上がるわけではありません。逆に円高になった場合には下がりません。
ここ最近の円安によって、マネパカードの手数料はお得になっています。ただ、クレジットカード利用だとポイント還元がありますので、それを考慮するとクレジットカードの方がお得になる場合があります。
ただし、メインのクレジットカードを海外で利用して盗難・偽造されて不正利用されるリスクを考えると、マネパカードの利用にはメリットがあります。
また、海外旅行時に他のクレジットカードや現金を紛失・盗難・強盗などに遭った場合で、マネパカードを密かに隠しておけば、インターネットで入金して、旅を続けることが可能になります。
1回の決済あたり80万円相当額、1日あたり100万円相当額、1ヶ月あたり200万円相当額という上限があります。
事故に遭遇して高額医療費がかかる場合以外のケース、相当な高額のお買い物をするケース以外では問題ありませんね。
海外の飲食店・ショップ・ホテル・お土産屋などでカードショッピングで使う場合は、まず日本と同じくレジで係員にマネパカードを手渡します。
そして、「アイル ペイ バイ ザ クレジットカード(I'll pay by the credit card.)」と言えばOKです。「クレジットカード」の一言でも通じる場合が圧倒的大多数です。
マネパカードはクレジットカードではありませんが、クレジットカードと同じ端末で決済するため、こう言えばOKです。
レストランで席払いの時は、まずは「チェック プリーズ(Check, please.)」と店員さんに言って、その後にマネパカードを渡せばOKです。
ATM利用
マネパカードでは、ショッピング・食事等での決済のみならず、マスターカードのマークがついたATMで現地通貨を引き出すことができます。ほとんどの空港にマネパカードが利用できるATMが設置されています。
マネパカードのATM手数料は、以下の通りです。この他、現地ATM手数料が発生する場合があります。
1回あたりコスト
- 米ドル:4USD/回
- ユーロ:3.5EUR/回
- 英ポンド:3GBP/回
- 豪ドル:5AUD/回
- 香港ドル:40HKD/回
これは特筆すべき安さではありませんね。ただ、普通に銀行等で交換するのと比較すると、トータルコストは大きく下がります。
注意点としては、ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドル以外の通貨でカードを利用した場合、利用額の3%のクロスボーダー手数料がかかります。これらの通貨以外はコストが高くなるため、利用は控えましょう。
ATM引出には、1回あたり30万円相当額、1日あたり100万円相当額、1ヶ月あたり100万円相当額という上限があります。この制限も基本的には問題ないでしょう。
海外でのATM・CDの操作画面で用いられている基本的な用語(英語)は以下の通りです。
用語 | 意味 |
---|---|
PIN (Personal Identification Number) ID CODE/SECRET CODE/PERSONAL NUMBER | 暗証番号 |
WITHDRAWAL/GET CASH | お引出し |
BALANCE INQUIRY | 残高照会 |
ENTER/OK/YES | 確認 |
CANCEL | 取消 |
CLEAR | 訂正 |
TRANSACTION | 取引 |
SAVING ACCOUNT / CHECKING ACCOUNT | 普通預金/当座預金 |
RECEIPT | レシート |
AMOUNT | 金額 |
米ドルの場合の現地ATMの操作手順の例は以下のとおりです。
- ATMにカードを挿入(言語を選択する場合あり)
- 暗証番号(PIN)を入力
- 「YES」で明細書の印刷を指定
- 「CASH WITHDRAW」を指定
- 「SAVING」を選択(引き出せない場合は、「CREDIT CARD」を選択)
- 出金額(外貨)を入力して「CORRECT」を選択
マネパカードへの入金
マネパカードへの入金は、三井住友銀行のお客様カード専用振込口座に振り込むことで入金できます。
また、会員専用サイトで事前にコンビニ予約入金手続きを実施すると、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマートのコンビニ店頭で日本円での入金が可能です。
コンビニ入金の場合は手数料が発生して、30,000円未満の場合は450円、30,000円以上、49,406円未満の場合は550円、49,406円以上の場合は550円が発生します(税抜)。
また、手数料に加えて、200円の印紙代が必要となります。
マネーパートナーズのFXに口座を持っていると、FXサイトから24時間リアルタイムで入金可能な「クイック入金」機能が利用可能です。このクイック入金は入金手数料無料です。便利ですね。
マネーパートナーズFXの会員専用サイトのタブ「資産管理(入出金)」にカーソルを合わせると、項目が表示されます。
上から5番目の「振替・移動」をクリックし、遷移したページで金額を入力してFX口座からマネパカードに資金移動できます。
また、FX口座の外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、香港ドル)をマネパカード口座に入金する機能も追加されました。
FX口座からマネパカード口座に振替するときに1通貨あたり0.004通貨の手数料がかかります。
FX口座からマネパカード口座への振替の最大額は100万円相当、最小額は、各通貨2.5通貨となります。
もちろん、インターネットを利用できる環境であれば、海外旅行の真っ最中に追加で入金することも可能です。
また、マネパカードの残高からFX口座に外貨を戻すこともできます。戻す際には手数料はかかりません。
マネパカードのメリット
銀行での外貨両替と比較すると低コストです。ICカードですので偽造やカード情報を盗まれたりせず不正利用を防止できます。
クレジットカードの海外キャッシングのように利息が発生しないので、繰り上げ返済する手間が省ける点もメリットです。
また、カードショッピング保険で、カードで購入した商品が破損・盗難した場合でも保険の範囲内(総額50万円)で補償されます。
万が一の紛失・盗難に遭った場合でも、カード会員専用サイトでセキュリティロックすることもできますし、24時間365日対応のサポートデスクに連絡すると、連絡時点の残高が補償されます。
メインのクレジットカードで携帯電話料金や公共料金などを支払っている場合、そのカードを海外で盗難・紛失して停止すると、カード再発行後に手続きをすべてやり直さなければいけません。
海外でマネパカードを利用するようにすると、こうしたリスクのヘッジになります。
プリペイド型カードなので、au PAY(旧WALLET)同様にクレジットカードのような与信審査はありません。マネパカードは日本在住で16歳以上なら誰でも申し込めます。
大学生などの子供が海外留学をする機会があれば、海外送金の代わりにマネパカードに入金して使うように することもできます。
最近は楽天銀行などのネット銀行だと海外送金の手数料も安くなってきました。
しかし、楽天銀行でも一律750円の手数料に加えて、場合によっては円貨送金手数料(リフティングチャージ)の上乗せ(3,000円)、海外中継銀行手数料を送金人負担とした場合の手数料(1,000円)なども発生します。
マネパカードだと為替手数料以外のコストはかかりませんし、ネットで入金できるので便利です。利用履歴も日本国内でも確認できます。
マネパカードのデメリット
土曜日の早朝~月曜日の7時まで両替できず、多くの方にとっての休日に両替できない点はマイナスポイントです。
夏時間は土曜日5:25(冬時間は6:25)~月曜日の7:00までは、マネパカードでの両替が不可能です。
更に、3%のクロスボーダー手数料は高めなので、ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・香港ドル以外の通貨では利用しないようにしましょう。
また、カード再発行手数料が1,000円/回(税抜)、不要になった場合の日本での出金手数料が500円/回(税抜)、利用明細書発行手数料が400円/回(税抜)かかるのもデメリットです。
カードの暗証番号(PIN)を忘れた場合、暗証番号の照会・通知はできません。 忘れた場合はカードの再発行手続きが必要になり、1,000円(税抜)が必要となります。
ただ、普通に使う分には不要の費用です。海外ATMキャッシングでは現地ATM手数料が発生する場合があるのが、クレジットカードの海外キャッシングと比較したデメリットです。
マネパカードはプリペイドカードで純粋なクレジットカードではないため、Mastercard加盟店でも、一部の店舗では使えない場合があります。これはau WALLETと同じ仕組みです。
総合的にマネパカードは無理に活用するほどお得ではなく、クレジットカードでも良いと考えます。
キャンペーン
マネパカードはお得な入会キャンペーンを開催している時期があります。
以前のキャンペーンとしては、マネパカードは口座開設の先着5,000名にオリジナルトラベルセット(アイマスク、ピロー、室内履き、耳栓)がプレゼントされました。私もいただきました。
おまかせチャージ・おまかせ両替
2019年4月1日からは、マネパカードに「おまかせチャージ」の機能が追加されました。
「おまかせチャージ」を使うことで、今まで⾏っていた⼊⾦後のログイン&チャージ操作が不要になります。
チャージの設定は、全額を都度チャージする「フルチャージ」と、⾃由にチャージ条件⾦額/チャージ実施⾦額を決める「カスタムチャージ」から選択できます。
「おまかせ両替」の機能では、⽇本円さえカード内にチャージしておけば、事前の両替をしなくてもマネパカードを世界中のどこの国でも利⽤できます。
世界210以上の国と地域、Mastarcard加盟店において、マネパカードにチャージできない通貨でも利用でき、通貨の優先順位は自信で設定できます。
⽇本円、⽶ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、⾹港ドル以外の通貨を利⽤した場合は、Mastarcard規定の両替レートにて⽶ドルで決済されます。
この時、利⽤⾦額の2%がクロスボーダー⼿数料として徴収されます。
マネパカードとマネパの外貨両替との比較
マネパの外貨両替とは
マネパカードを提供しているマネーパートナーズは、外貨両替サービスも展開しています。
銀行窓口や外貨ショップで現金を外貨に両替した場合と比較すると、格段にリーズナブル。FX企業ならではの圧倒的にお得なレートで外貨に交換できます。
外貨両替で交換した外貨は、外貨出金またはマネパカードへのチャージを選択して利用できます。
比較まとめ
ドルを例にすると、マネパカードのコストは1ドルあたり0.8円、外貨両替のコストは1ドルあたり0.2円+1回の交換当たり500円です。
ドル円124円で換算すると、損益分岐は834ドル(約103,416円)です。これ未満だとマネパカードの方が安く、これを超えるとマネパの外貨両替の方が安くなります。
外貨両替の場合、事前にウェブで手続き&外貨出金する必要があり、手間がかかります。
マネパカードは現地のATMで引き出すことも可能ですし、クレジットカードのように決済に利用することもできます。
また、外貨両替は受取金額の上限があります。3,000ドル、3,000ユーロ、3,000ポンド、3,000スイスフラン、300万ウォンです。月に2回までという回数制限もあります。
マネパカードの場合、ショッピング利用の場合の上限、1回の決済あたり80万円相当額、1日あたり100万円相当額、1ヶ月あたり200万円相当額です。
ATM引出の上限は、1回あたり30万円相当額、1日あたり100万円相当額、1ヶ月あたり100万円相当額です。
上限はマネパカードの方が遥かに高いです。
まとめると、日本の空港で概ね10万円以上の外貨を交換する場合は、外貨両替の方が安価です。
ただし、現地のショッピング利用、ATM引き出しが可能で、セキュリティ面の配慮もあるのはマネパカードの大きなメリットです。
クレジットカードのATMキャッシングとの比較
クレジットカードで海外のATMでキャッシングしてお金を引き出した場合、為替取扱事務手数料がかかりません。クレジットカード会社が設定する為替レート(為替スプレッド込)で外貨を引き出せます。
ただし、15~18%程度の利息がかかります。キャッシングは多くのカードでは繰上返済が可能であり、数日後に繰上返済した場合は利息は500円未満で済むことは多いです。
数日間で繰上返済ができるなら、クレジットカードを使ったキャッシングの方が低コストになるケースが多いです。
クレジットカードによっては、ATM手数料が発生する場合もあるので、かかる場合はそのコストも考慮して、マネパカードとどちらが得か計算しましょう。
マネパカードを使って海外ATMで外貨を引き出す場合、為替手数料のほかにATM利用手数料が発生します。
米ドルの場合は1回あたり2米ドルなので、1ドル124円の場合は、「2×124円=248円」のATM手数料がかかります。現地ATM手数料がかかる場合もあります。
為替手数料は1通貨あたり0.8円(80銭)なので、例えば1,000ドルを引き出す場合は、約800円がかかります。合計で約1,048円のコストが発生します。
クレジットカードで海外ATMでキャッシングする場合は、ショッピングの場合とは異なり、1.6~2%程度の為替取扱事務手数料は不要になります。その代わりに利息(年利15~18%)が発生します。
使える海外ATMの目印は、VISAならPLUSマーク、MastercardならCirrusマークです。どちらも使えるATMも多いです。
1ドル124円のときに1,000ドルを年利18%でキャッシングした場合、31日後に返済すると約1,896円がかかります。しかし、7日後に返済するならば約428円で済みます。
早期繰り上げ返済をするならば、ATM手数料がかかったとしても、マネパカードよりは若干コストが低くなる場合があります。
ただし、海外キャッシングを利用する場合は、繰り上げ返済を忘れると大惨事になるので注意しましょう。
海外ATMキャッシングを最も安くできるのはセディナカードです。ネット上で繰り上げ返済できるので、帰国を待たずにネットで繰り上げ返済が可能です。
マネパカードはセディナカードと比較すると海外ATMでの現地通貨引き出しは高コストですが、繰り上げ返済の手間が発生しないのがメリットです。
海外プリペイドカード・クレジットカードの比較
マネパカードは便利な仕組みとなっていますが、「類似する他のプリペイドカードやクレジットカードと比較するとどう?」という点は気になりますよね。そこで違いを表にしました。
項目 | キャッシュパスポート | GAICA (Flex機能付) | マネパカード | MoneyT Global |
---|---|---|---|---|
申込資格 | 日本在住 | 日本在住で13歳以上 | 日本在住で16歳以上 | 日本在住 |
審査 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
国際ブランド | Mastercard | VISA | Mastercard | VISA |
ATM引出し手数料(/回) | 日本円:200円 米ドル:2USD ユーロ:3.5EUR 英ポンド:3GBP 豪ドル:2.5AUD NZドル:2.75NZD カナダドル:2CAD シンガポールドル:2.5SGD 香港ドル:14HKD | 無料 | 米ドル:4USD ユーロ:3.5EUR 英ポンド:3GBP 豪ドル:5AUD 香港ドル:40HKD | 200円 |
現地ATM手数料 | かかる場合あり | かかる場合あり | かかる場合あり | かかる場合あり |
為替手数料 | 4% | 3.5%~4.0% | 為替レートで変動(概ね0.7%~1.0%程度) | 5% |
ポイント還元 | 海外は0.5% | - | - | - |
独自特典 | スペアカード | - | - | 危険回避速報 |
ICチップ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ショッピング保険 | - | - | 50万円迄 | - |
払戻・振替 | 指定の口座 | SBI新生銀行の外貨預金口座 | マネーパートナーズのFX口座 | 指定の口座 |
暗証番号忘れた場合 | Webまたは電話で確認可能(無料) | 再通知可能(税抜200円) | 再通知不可(再発行 税抜1,000円) | 再通知不可(再発行 税抜500円) |
カード再発行 | 無料 | 500円 | 1,000円 | 500円 |
注意事項 | チャージ金額の1%の入金手数料 | SBI新生銀行の口座がないと ATM手数料・払い戻し手数料が発生 | マネーパートナーズのFX口座が ないとクイック入金不可 | - |
マネパカードとSBI新生銀行グループのGAICA(Flex機能付き)を比較すると、為替手数料、国内ショッピングでの還元、ショッピング保険、ICチップ搭載はマネパカードが上回っています。
ATM手数料が無料である点、13歳以上ならば申し込める点、SBI新生銀行の外貨預金口座に無料で払い戻しが可能な点はGAICA(Flex機能付き)が上回っています。
キャッシュパスポートと比較すると、16歳未満でも申し込める点、スペアカード、カード再発行手数料無料、24時間365日サポートはキャッシュパスポートが上回っています。
しかし、為替手数料、国内ショッピングでの還元、ショッピング保険、入金手数料が無料である点はマネパカードが上回っています。
JTBのMoneyT Globalと比較すると、16歳未満でも申し込める点、危険回避速報メール、JTBのサポートはMoneyT Globalが上回っています。
しかし、為替手数料、国内ショッピングでの還元、ショッピング保険はマネパカードが上回っています。
項目 | マネパカード | クレジットカード |
---|---|---|
申込資格 | 日本在住で16歳以上 | カードによる(18歳以上・安定収入など) |
審査 | 不要 | 必要 |
国際ブランド | Mastercard | Visa・Mastercard・JCB・Amex・Diners Club等 |
ATM引出し手数料(/回) | 米ドル:4USD ユーロ:3.5EUR 英ポンド:3GBP 豪ドル:5AUD 香港ドル:40HKD | カードによる |
現地ATM手数料 | かかる場合あり | 原則として請求されない (※) |
為替手数料 | 為替レートで変動(概ね0.7%~1.0%程度) | 国際ブランドによる(概ね1.5%~2.3%程度) |
危険回避速報 | - | - |
ショッピング特典 | - | ポイント・マイル等 |
ICチップ | ◯ | カードによる |
ショッピング保険 | 50万円迄 | カードによる |
払戻・振替 | マネーパートナーズのFX口座 | - |
暗証番号忘れた場合 | 再通知不可(再発行 税抜1,000円) | 再通知可能(手数料は無料が大多数) |
カード再発行 | 1,000円(税抜) | カードによる |
注意事項 | マネーパートナーズのFX口座がないとクイック入金不可 | ATMキャッシングは繰上げ返済を忘れると高コスト |
※法外な手数料は対象外。「INCLUDES 10% MARK UP(手数料10%)」といった表示が出たら別のATMを使いましょう。
マネパカードとクレジットカードを比較すると、海外でのショッピング利用時のポイント等の付与、現地ATM手数料が請求されない点はクレジットカードが上回っています。
しかし、為替手数料、16歳以上ならば申し込める点は、マネパカードが上回っています。
余った外貨は日本国内で利用可能
2016年6月1日(水)からは、マネパカードを日本国内のMastercard加盟店で、円でのお買い物に利用できるようになりました。
海外旅行で使いきれなかった外貨は、一度ペイバックしてから円に両替(手数料無料)して、再度カードにチャージし、国内ショッピング限度額を設定することで、日本国内でのショッピングに利用できます。
マネパカードの端数を使い切りたい場合は、Amazonギフト券が便利です。1円単位で利用金額を指定できるので、マネパカードの残高と同じ金額を買えばきれいに使い切れます。
マネパカードで余った外貨を日本で使う場合、まずは「ペイバック」を行います。カード会員専用サイトにログインして、マネパカードにチャージした外貨をペイバックして未チャージ残高に戻します。
次に未チャージ残高内の外貨を円に両替します。外貨から円に両替する際には、FXの取引レートで両替できます。為替コストが低くてお得です。
未チャージ残高内の円貨をカードにチャージします。
最後に、「カード情報(明細・残高・停止)画面」→「各種変更TOP」→「利用限度額変更」と進み、国内ショッピング限度額を設定します。
ページの下部に進むと入力画面があります。当初は0円に設定されており、任意の限度額を変更すると使えるようになります。限度額の変更は翌日の0時に反映されます。
一度も使わなかったら更新拒否で再発行手数料が必要に
マネパカードに入会した後、一度もカードを使わなかった場合、マネパカード会員規約にもとづいて更新カードの発行が行われません。
再びマネパカードを使いたくなった場合は、再発行手数料が必要となります。
更新拒否となる場合は事前にメールで連絡が来るので、文中に記載がある日付までにマネパカードを利用しましょう。
私の場合は9月が有効期限で全く使っていない状況で、7月末までに使えばOKというメールが6月18日に届きました。
まとめ
マネパカードは、安心のセキュリティ、銀行での外貨両替と比較した場合は低コスト、与信審査なしなどがメリットのお得なプリペイドカードです。
多額を交換する場合は、マネーパートナーズの外貨両替の方がお得になりますが、マネパカードは現地のショッピング利用、ATM引き出しが可能な点がメリットです。
クレジットカードのATMキャッシングは繰上げ返済をうっかり忘れると大ダメージとなります。マネパカードはそのような心配が無用です。1枚持っていれば数多くの国で使えます。
海外旅行時にはメインはクレジットカードを使う場合でも、サブカードとして保有しておくと安心です。
2016年6月からは余った外貨は日本国内で使えるようになり、利便性が増しました。
端数が無駄になることもありません。Amazonギフト券を買えば、きれいに使い切ることも可能です。
海外旅行では万が一のトラブル時に慌てない準備をするのが大事ですね。その観点でマネパカードは便利なカードです。
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