丸井グループのクレジットカード「エポスカード」には、長らく家族会員制度がなく家族カードの発行はできませんでした。
しかし、現在はエポスゴールドカード、エポスプラチナカード会員の家族に向けて、ゴールドカードを発行する「エポスファミリーゴールド」のサービスがあります。
ゴールドカード以上のエポスカード会員は、家族にエポスゴールドカードの招待が可能となります。提携カードのJQ CARD エポスゴールドも対象です。
エポスファミリーゴールドのサービスで申し込んだ場合、家族が発行するカードの年会費は無料となります。
純然たる家族カードとは異なり、家族が発行するのはエポスゴールドカード本体で、利用限度額は本会員カードとは別に設定されます。
年間利用額に応じたボーナスポイントの他に「ファミリーボーナスポイント」がもらえる点、家族間でポイントを自由に移行できる「ポイントシェア」が大きなメリットです。
エポスファミリーゴールドの制度内容、手続方法、メリット、デメリット、お得な使い方について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
目次
エポスファミリーゴールドとは
エポスファミリーゴールドとは、エポスゴールドカード、エポスプラチナカード会員が紹介すると、家族の方がエポスゴールドカードを年会費永年無料で申し込めるサービスです。
本会員がJQカード エポスゴールドの場合でも、郵送での受取を希望した場合、家族が発行できるのはプロパーのエポスゴールドカードです。
JQ CARD エポスゴールドを希望する場合、受取方法で「店舗での受取り」「提携施設」を選択し、アミュプラザ各店JQ CARDエポスカウンターに来店しましょう。
エポスゴールドカードのすべての特典はエポスファミリーゴールドでもフル活用できます。
それに加えて、以下2点の「エポスファミリーゴールド」限定のサービスを利用可能です。
- 家族合算の利用金額に応じて「ファミリーボーナスポイント」をプレゼント
- 家族間でポイントを自由に移行できる「ポイントシェア」を導入
家族が既にエポスカード(一般カード)をお持ちの場合は、ゴールドカードに無条件で無条件で切り替わることになります。
招待の場合は年会費無料でメリットしかないので、とりあえず申し込むとお得だと思います。
「個人的な支出内容は家族に知られたくない」「利用限度額が共通だと、カードをたくさん使いたい時に心配」という一般的な家族カードに対する意見もあることから、エポスファミリーゴールドでは以下2点の施策が講じられています。
- 代表会員と共通の限度額内での利用ではなく、利用可能枠は別々に設定
- 利用明細・利用内容は本人のみに通知(家族には非通知)
家族が使った結果として知らない間に利用枠が狭まっていて、重要な支払い場面でエラーとなるリスクがなくなります。
また、利用明細は本人しか見られないので、家族に秘密にしておきたい支出を行う場合は便利です。
夫婦ならともかくとして、本会員と老親ですと明細はお互いに見られない方がスマートですね。
エポスファミリーゴールドはエポスカードユーザーに要望に応じて誕生した新サービスです。顧客の声を汲み取ってサービスに活かすエポスカードの姿勢は素晴らしいです。
家族の絆を深められる素晴らしいサービスです。二親等内で18歳以上(高校生除く)の家族が対象となります。会員サイト「エポスNet」で申し込むことが可能です。
ファミリーボーナスポイントが貯まる!
エポスゴールドカード、エポスプラチナカードには年間利用額に応じてボーナスポイントが獲得できる制度があります。
年100万円利用時にゴールドカードは最大1%相当(1万ポイント)、プラチナカードは最大2%相当(2万ポイント)を獲得できます。
エポスファミリーゴールドを利用すると、これとは別にファミリーボーナスポイントを獲得することが可能になります。
集計期間末日時点でファミリー登録されている方がゴールド会員のみの場合はゴールドポイントが適用され、プラチナ会員が一人以上登録されている場合は、プラチナポイントが適用されます。
家族合計利用金額 | ゴールドポイント | プラチナポイント |
---|---|---|
100万円以上200万円未満 | 1,000P | 2,000P |
200万円以上300万円未満 | 2,000P | 4,000P |
300万円以上 | 3,000P | 6,000P |
還元率がゴールドカードは最大0.1%、プラチナカードは最大0.2%上昇します。
年間利用ボーナスと合わせるとエポスゴールドカードは最大1.6%還元(選べるポイント3倍ショップは+1%)、エポスプラチナカードは最大2.7%還元(同+1%)となります。
集計期間末日時点で家族グループに所属している方の合計利用金額に応じて、対象期間終了月の翌々月中旬に代表会員に加算されます。
代表会員がJQ CARD エポスゴールドを持っている場合、エポスポイントではなくJRキューポが加算されます。
代表会員がポイント加算日までにエポスゴールドカード・プラチナカードを退会した場合は、ポイント加算の対象外となります。他の家族会員に加算することもNGです。
「ファミリーボーナスポイント」の集計期間は、代表会員の「年間ボーナスポイント」の集計期間と同一となります。
家族会員は「ファミリーボーナスポイント」と自身の「年間ボーナスポイント」の集計期間が異なる場合があります。家族合計の年間利用金額はエポスNetから確認できます。
集計期間中にファミリー登録を解除した場合、それまでの利用分も集計対象外となります。
代表会員が解除した場合はエポスファミリーゴールドは終了となります。ただし、既に発行した家族のエポスゴールドカードが無効になることはなく、継続利用することが可能です。
公式サイトエポスカード 公式キャンペーン
ポイントシェアで家族同士ポイントを共有可能
エポスファミリーゴールドを利用している場合、家族同士で1ポイントからシェアできます。
グループ内の方なら、会員サイトエポスNetで、誰にでも相互にポイントシェアが可能です。本会員⇔家族だけではなく、家族⇔家族も可能です。
ポイントシェアの手続きを行えるのは、ポイント保有者本人のみです。他の家族が手続きすることはできません。
まとめて使えるので、エポスポイントをより一層ザクザクと貯めて一気に使うことが可能です。家族でワイワイと便利に楽しくポイントを使うことが可能です。
特にメリットが大きいのがエポスポイントをANAマイル、JALマイルに交換して使いたい場合です。
家族で力を合わせればいち早く特典航空券に必要なマイル数に到達することが可能になります。
また、ANA SKYコイン、e JALポイントは一度に1万マイルを交換すると、1.5倍以上のレートで交換可能です。
家族みんなで一緒に貯めたエポスポイントをマイルに交換して、特典航空券やANA SKYコイン/e JALポイントでお得にフライトすることが可能になります。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します(JALマイルの価値・ANAマイルの価値)。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~6円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
チェックインカウンターも空いていて、待ち時間が少なくサッと手続きしてラウンジで寛げます。
ポイントシェアで家族で貯めたエポスポイントで、日本を代表するエアラインであるANA、JALでフライトして旅行できるのは素晴らしいですね。
JQ CARD エポスゴールド会員の方は、まずJRキューポをエポスポイントに交換して、それから他の家族にポイントを贈呈する流れとなります。
家族へポイントシェアを行うと、受取り側には即時にポイント加算されます。
ライバルのクレジットカードである楽天カードのポイント合算は2~3日程度かかりますが、エポスポイントのファミリーへの移行は即時で便利です。
ポイントの受取り側がJQ CARD エポスゴールド会員の場合、ポイントシェアした月の3ヶ月後の初旬までにJRキューポが加算されます。
エポスファミリーゴールドのポイントシェアは以下の手順で実施できます。
- エポスNetにログインして、左のメニューの「エポスファミリーゴールド利用状況」を選択
- 「家族にポイントをシェア」を選択
- シェアするポイントと送る人を選択して「入力内容の確認に進む」を選択(家族へのメッセージを入力可能)
- 確認画面で「ポイントをシェアする」を選択
- セキュリティコードを入力して「次へ」を選択
エポスファミリーゴールドの対象・範囲
エポスファミリーゴールドに家族を招待できるのは、ゴールドカード以上のエポスカード会員です。申し込みは紹介者の二親等以内で18歳以上(高校生を除く)となります。
二親等以内の範囲は、配偶者、父母、配偶者の父母、子、子の配偶者、兄弟姉妹、兄弟姉妹の配偶者、配偶者の兄弟姉妹、祖父母、配偶者の祖父母、孫、孫の配偶者です。
内縁関係、事実婚、同棲しているパートナー、盃を交わしたキョーダイなどは対象外です。
該当することを証明できる書類の提示が必要な場合があります。おそらく名字や住所が異なる場合などでしょう。
ファミリー登録が可能な家族の人数は、紹介者を含む11名までとなります。これだけ人数がいれば、大多数の方は問題ないでしょう。
ファミリー登録は1人につき1グループまでとなります。紹介を受けた方が学生・未成年の場合、カード発行に際して親権者等の了解が必要になる場合があります。
登録手続きの流れ
エポスファミリーゴールドを設定する場合、まずは会員サイト「エポスNet」にログインして、画面中央の「エポスファミリーゴールド」を選択します。
画面をスクロールして注意事項に同意して、「ご家族にエポスファミリーゴールドを紹介する」を選択します。
次のページで「メールで送る」を選択すると、メーラーが起動するので、家族にURLを送信してそこから申し込めばOKです。
パソコンの設定でメーラーが起動しない場合は、表示されているURLをコピペして家族に連絡しましょう。スマホならLINEで送ることが可能です。
該当URLから入会したら、エポスゴールドの発行完了と同時にエポスファミリーゴールドにも自動的に登録されます。
記載されているURLは、申し込み1回に限り有効です。続けて他の家族にも紹介する場合は、再度の送信手続きが必要となります。
ファミリー登録の解除は、本会員がエポスNetマイページより行えます。本人以外の家族が登録解除することは不可能です。
本会員がエポスゴールドカードかプラチナカードを退会した場合、その方のファミリー登録は自動解除となります。
デメリット
審査落ちのリスク
エポスファミリーゴールドは純然たる家族カードとは異なり、発行時に50万円以上の利用限度額が本会員カードとは別に設定されます。
カード発行に際しては審査が実施されて、審査落ちする可能性もあります。反社会的勢力などの例外的事象がない限りは原則として発行できる家族カードとは異なります。
家族は申し込めるのはエポスゴールドカードのみ
家族が申し込めるのはプロパーカードの「エポスゴールドカード」のみです。
本会員がJQカード エポスゴールドでも、エポスファミリーゴールドで家族会員がそれに申し込むことはできません。
家族が提携施設とのコラボレーションゴールドカードの発行を希望する場合、配達でカードを受け取った後、希望する提携施設のエポスカードセンターで再発行の手続きが必要です。
JQ CARD エポスゴールドカードへの再発行の場合、カード番号が変更になります。やや迂遠な手続きが必要となります。
氏名・カード種類が家族に開示される場合
エポスファミリーゴールドに関わるメール等の通知物やエポスNetマイページ、インターネット上のカード申込・ファミリー登録申込ページで、家族がグループの情報を見られる場合があります。
グループに所属する方の氏名や保有するカードの種類が表示されて、グループに所属する方や紹介を受けこれから家族会員となりうる方に閲覧される場合があります。
情報は名前とカードの種類のみなので、大多数の家族では問題ないでしょう。ただし、相互に氏名を明かしたくないようなケースではデメリットとなります。
まとめ
「エポスファミリーゴールド」のサービスで、ゴールドカード以上のエポスカード会員は、家族にエポスゴールドカードの招待が可能となります。
エポスファミリーゴールドのサービスで申し込んだ場合、家族が発行するカードの年会費は無料となります。
純然たる家族カードとは異なり、家族が発行するのはエポスゴールドカード本体で、利用限度額は本会員カードとは別に設定されます。
年間利用額に応じたボーナスポイントの他に「ファミリーボーナスポイント」がもらえる点、家族間でポイントを自由に移行できる「ポイントシェア」が大きなメリットです。
年間利用ボーナスと合わせるとエポスゴールドカードは最大1.6%還元(選べるポイント3倍ショップは+1%)、エポスプラチナカードは最大2.7%還元(同+1%)となります。リボ払いなら更に+0.5%です。
エポスカードがより一層便利に使いやすく進化しました。ユーザーのリクエストに応える姿勢は素晴らしいです。
エポスカードは年会費無料のクレジットカードで使いやすく、全国10,000店舗以上のお店で優待特典が受けられます。
膨大な数の優待・割引を享受できるので、使わなくてもお得なクレジットカードの筆頭で質実剛健です。
ユナイテッド・シネマ / シネプレックス等の映画館、ビッグエコー等のカラオケの割引は特に使いやすいです。
丸井やモディ等にはエポスカードのカードセンターが設置されており、 専任スタッフが常駐しています。
一般のエポスカードについては、VisaブランドのICチップ付カードを、申し込み当日に店頭で即時発行することが可能です。
ICチップ付のVISAカードの即日発行は、日本で初めてエポスカードが成し遂げた快挙です。VISAとの粘り強い交渉の末に可能になりました。
Visa付カードの店頭即時発行は、ドラクエで喩えるとはぐれメタルのような希少性があります。
利便性の高さは高く評価されており、2016年10月には、第16回ポーター賞(主催:一橋大学大学院国際企業戦略研究科)を受賞しています。即日発行の流れは以下にまとめています。
日本全国でお得な優待・割引を享受でき、家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「年会費無料カード」としてエポスカードを挙げられていました。
年4回、エポスカードの利用でマルイのネット通販、マルイでのお買い物が10%OFFとなる「マルコとマルオの7日間」でお得にお買い物できます。
無印良品週間と期間が重複した場合、無印良品を約19%割引で買うこともできます。
エポスカードウィークスという優待特典が更に充実する時期もあります。その他エポスカードの特典は以下で徹底解説しています。
実際にエポスカードを活用したところ、お得な優待特典を多数受けられて役立ちました。
エポスカード以外のデパートでお得にお買い物できるクレジットカードについては、以下で丹念に論述しています。
エポスカードは、海外旅行傷害保険が充実しています。最も利用頻度が高い傷害治療費用は270万円、疾病治療費用も200万円と高額補償なのが魅力的です。
付帯保険以外でも海外で多様なトラベルサービスを利用でき、海外旅行で八面六臂の活躍を見せてくれます。
エポスカードは電子マネーのチャージにも強いクレジットカードです。楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージが、ポイント還元の対象です。
また、エポトクプラザで人気公演のチケットの予約が可能であり、エポスお買い物あんしんサービスという付帯オプションもあります。
カード利用で貯まるエポスポイントは、エポスVisaプリペイドカードにチャージすることでVisa加盟店にてクレジットカードのように使えるので、現金同様の利便性があります。
エポスカードは、ネット通販でのセキュリティに優れているエポスバーチャルカードも使えます。
エポスバーチャルカードは、クレジットカードのように実物があるカードではなく、データ上の決済VISAカードです。
本体のエポスカードとは別の番号によってインターネットで決済できます。もちろんポイントはエポスカード同様に付与されます。
万が一エポスバーチャルカードの情報が流出しても、エポスカード本体の番号を知られることはありません。
本体のカードの方も利用ごとにメールを送ってもらう設定もできるので、不正利用をいち早く察知できてセキュリティも高いです。
国際ブランドがVISAであり、世界中で加盟店が多いのが大きなメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外での利用時は使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で圧倒的なNo.1となっています(NILSON REPORT 2023年5月)。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
エポスカードを利用していくと、最強のクレジットカードと評価できるエポスゴールドカードのインビテーションが届く可能性があるのもメリットです。
ゴールドカードランキングの上位に位置付けられるハイ・クオリティー・カードです。また、私は最強のクレジットカードの1枚だと考えています。
年会費永年無料・ポイント有効期限無期限・ボーナスポイント・ゴールドカードのオリジナル特典など絶大なベネフィットがあり、ゴールドカードとしては異例なほどにコストパフォーマンスが高いカードです。
年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角です。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
エポスゴールドカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
最上位カードのエポスプラチナカードは、年100万円利用したら実質的に無料で使えてコスパ良好で、年会費を取り戻せるプラチナカードの筆頭です。
2018年8月31日にはエポスカード払いで投資信託を購入できる証券会社「tsumiki証券」が開始しました。クレジットカードで投信を買えるのは日本初の仕組みとなります。
エポスカードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
エポスカードは店頭で申し込むよりも、ネット限定の入会キャンペーンの方が豪華なことが多いです。
エポスカードはお得なキャンペーンを行なっています。Webから入会すると2,000円相当のエポスポイントがプレゼントされます。
特に必要な作業はありません。無条件で2,000円を得られるお得な入会キャンペーンです。
なお、インターネットでの入会時に「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「24100536160」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
以前には株式会社エポスカードに取材に行き、利用促進部 利用促進課の田中さんにインタビューしました。
エポスカードの特徴・歴史から、お得な優待・特典・イベント、プリペイドカード・電子マネーなど、エポスカードについて色々と聞き倒しています!
続いて、以下では海外トラベルサービス、最短即日発行の仕組み、エポスカード公式アプリ、セキュリティに対する取り組み、キャッシング、エポスゴールドカード、エポスプラチナカードについて伺っています。