2024年4月21日まで、すき家、ココス、はま寿司、ジョリーパスタ、ビックボーイ、華屋与兵衛などゼンショーグループで使えるポイントカードがありました。ゼンショークーカ(CooCa)という名前です。
以下かつて存在していた「CooCaポイントサービス」について解説します。
お会計の際にアプリやカードを提示することで、0.5%のポイントを獲得可能。1ポイント1円として細かく使えてお得になります。
ゼンショーの対象店舗をよく使っている場合は便利なポイントプログラムです。
すき家などで楽天ポイント・dポイントとのダブル獲得はできず、どれか一つとなります。
2019年3月からは制度が大幅に変更されて、クレジットカード・他の電子マネー・現金払いでもポイントを得られて、利用で貯まるポイントを1ポイント1円で使えるようになります。
スマホがあればカード本体も不要です。サクッとケータイの会員サイト提示で決済できます。ゼンショークーカのメリット、デメリット、オトクな使い方についてまとめます。
目次
ZENSHO CooCa(ゼンショー・クーカ)とは
ゼンショークーカとは、ゼンショーグループのお店で使えるポイントカードサービスです。
すき家、ココス、宝島、はま寿司、ジョリーパスタ、ジョリーオックス 、華屋与兵衛、ビッグボーイ、ヴィクトリアステーション、久兵衛屋などで利用可能です(取扱店検索)。
富山・石川・福井・岐阜・滋賀・奈良県と京都府内のココスでは利用できません。
ZENSHO CooCaはCooCaを利用できる店舗で発行しており、スマホアプリでも利用可能。プラスチック製カードは、レジでクーカくださいと言えば発行してくれます。
レジでのクーカ提示で200円(税込)あたり1ポイントが貯まり、基本還元率0.5%です。
貯まったCooCaポイントは、1ポイント1 円として使用できます。ただし、すき家の利用単位は10ポイントごとになります。
すき家・ココス・はま寿司等の対象店舗を日常的に使っている場合は、ポイントは現金同様で便利です。
基本還元率は0.5%と美味しくありませんけれども、ゼンショークーカはお得に使える仕組みが内包されています。
華屋与兵衛の「黄金うな重」などの高価な商品を食べると着実にお得です。
誕生月にCoocaポイントを得られたり、29日(肉の日)キャンペーンで、お肉関連の店舗でポイント2倍など、ボーナスポイントの企画も定期的に開催されています。
my CooCaでファミリーをつくると家族でポイントを共有可能。「ファミリーポイント」の制度で、ポイントを無駄なく貯めることも可能です。
2019年3月から制度が大幅に変更し、2021年11月末で電子マネー機能が終了
ゼンショーグループの電子マネー「ZENSHO CooCa」は、2019年3月よりポイント制度が大きく変更されました。
第一に、現金やクレジットカード、他の電子マネーでのお支払いでもポイントが貯まるようになります。
会計前にレジにてZENSHO CooCaを提示してバーコードを読み取ると、支払い金額分のポイント(200円で1ポイント)が付与されます。
第二に、CooCaポイントが「ポイント変換」なしで、1ポイント単位(すき家は10ポイント単位)で利用可能になります。
CooCaポイントを利用する際は、店舗レジにて支払いに使うポイント数を伝えればOKで、著しく利便性が向上しました。
新ポイント制度導入に伴い、以下は2019年2月で終了。
- CooCaの日:2019年2月19日で終了
- チャージボーナス:2019年2月27日で終了
- オートチャージボーナス:2019年2月28日で終了
- 利用回数ボーナス:2019年2月末日を最終対象月として終了(2月のご利用回数ポイントは2019年3月3日に付与)
なお、ZENZHO CooCaは、2021年11月30日をもって電子マネーのサービスを終了しました。
CooCaマネー残高の払い戻しお申し出の受付は2022年2月28日をもって終了。CooCaポイントは引き続き利用可能です。
現金・ジェフグルメカード・優待券との併用も可能
CooCaポイントの利用は、現金やキャッシュレス決済との併用が可能です。例えば、お会計が1,100円で残高が1,000円の場合、100円の現金を足して支払えます。
商品券、優待券との併用も可能です。商品券、優待券の金額を差し引いた残額分をCooCaで支払えます。
なお、ジェフグルメカードは現金扱いなので、まずゼンショー・クーカで支払い、残った金額をジェフグルメカードで支払うことも可能です。
現金・商品券・優待券など、ZENSHO CooCa以外での支払い分のポイントは付与されません。あくまでポイントが貯まるのは、ゼンショー・クーカでの支払い分だけです。
例えば、以下は3,949円の支払にクーカ1,000円とジェフグルメカード3,000円を使った例です。
ポイントが得られたのはあくまでクーカ支払い分の1,000円の0.5%である5ポイントだけです。
なお、ジェフグルメカードは新宿や新橋などの金券ショップ激戦区ですと、4%~5%OFFで購入できます。
ゼンショーグループはたまにしか使わないという方なら、クーカよりもジェフグルメカードの方が利便性が高いです。
スマホでクーカを使えてポイントが貯められる!
ゼンショークーカはお得なプリペイドカード・ポイントカードとはいえ、お財布に入れるカードの枚数が増えるのは煩わしいですね。
しかし、カードレスで運用することも可能です。スマホアプリが用意されており、スマートフォンを提示知ればOKです。
会員サイト「my CooCa」のマイページにあるバーコードをスマートフォンで表示すれば、カードなしでCooCaマネー支払いもCooCaポイント獲得もできます。
ゼンショークーカの会員サイトにログインすると、すぐにバーコードが表示されるため、それを見せればOKです。以下の下部の黒塗り部分にバーコードが表示されます。
ブラウザベースでおサイフケータイではないので、Androidのグローバルモデル、iPhone、ブラックベリーやWindows Phoneでも利用できますし、機種変更・紛失・盗難時も、停止・移行の手続きは不要です。
2017年4月27日からは、iPhone等のiOS公式モバイルアプリが開始しました。アプリでゼンショークーカの新規発行や、既存のクーカカードの登録ができます。
会計時には画面に表示されたバーコードを提示し、レジで読み取ることで支払いが可能です。カードの持ち運びが不要で便利です。
有効期間あり・返金不可がデメリット
ゼンショークーカのデメリットは、ポイントの有効期限が付与から1年間である点です。
ただし、CooCaポイントは1ポイント単位で細かく利用できるので良心的です。対象店舗を日常的に使っている場合は、失効のリスクは限りなく低いと評価できます。
換金は一切不可能である点もデメリットです。近くにゼンショークーカの対応店舗がないところに引っ越す場合でも、ポイントを現金に交換してもらうことができません。
会員サイトの登録手順・チャージ手順
ゼンショー・クーカの会員サイトの登録は、手間がそれ程かかりません。
初回は、氏名、ニックネーム、性別、生年月日、メールアドレス、郵便番号、住所、電話番号、カード番号、PIN番号、パスワード等を入力します。
カード番号、PIN番号はゼンショー・クーカの裏面に記載されています。PIN番号はスクラッチを剥がすと出てきます。
ログインすると会員画面に出ます。「CooCaマネーをチャージする」を選択すると、クレジットカードでゼンショー・クーカへのチャージが可能です。
「CooCaポイントを使う」を選択すると、100ポイント単位でクーカ残高にチャージできます。ファミリー作成を行なってポイントを共有化したり、利用履歴の確認も可能です。
オートチャージではない普通のチャージは、Visa・Mastercardだけではなく、JCB・アメックス・ダイナースクラブも利用できます。
会員サイトトップページには、左側にサイドバーもあり、よく使われる項目へのリンクが張られています。
利用履歴もWeb上で確認できるので便利です。
まとめ
ゼンショー・クーカはすき家、ココス、宝島、はま寿司、ジョリーパスタ、ジョリーオックス 、華屋与兵衛などのゼンショーグループの利用がお得になるポイントカードです。
貯まったCooCaポイントは1ポイント1円として支払いに使えるので、ゼンショーグループのユーザーにとってはポイントは現金同様で便利です。
基本還元率は0.5%と今一つですけれども、着実にお得になります。スマホアプリもあり、お財布に入れるカードの枚数が増える心配もありません。
ゼンショーグループでの食事がお得になるポイントカードです。ただし、頻繁に利用しない場合はクーカを利用するのはハードルが高い側面があります。
そうしたケースでは、楽天ポイント・dポイントを貯めるのがおすすめです。
なお、支払いはキャッシュレス決済がお得。ゼンショーグループはクレジットカードが使える店舗が多く、簡便なのはやはりクレジットカードです。着実に得することが可能となります。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
高還元のクレジットカードにフォーカスを絞ったエントリーは以下になります。
ゼンショー以外も多数のショップが、自社店舗で使えるハウスプリペイドカードを導入しています。上手く活用すると、家計が頑健化します。
店名 | プリペイドカード名 |
---|---|
スターバックス | スターバックスカード |
ドトールコーヒー | ドトールバリューカード |
タリーズコーヒー | タリーズカード |
コメダ珈琲 | コメカ |
モスバーガー | モスカード |
すき家 | ゼンショークーカ(CooCa) |
ケンタッキー | KFCカード |
いきなりステーキ | 肉マイレージカード |
コストコ | コストコプリペイドカード |
より便利なのはJCBやVISA、Mastercard加盟店で利用できる国際ブランド搭載型プリペイドカードです。クレジットカードに抵抗がある場合は、これらを活用するとお得です。
名前 | 特徴 |
---|---|
Revolut | Visaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ |
トヨタウォレット | Mastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1% |
Kyash Card | 還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
au PAY プリペイドカード | auユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。 au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
dカード プリペイド | Visa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能 |
ソフトバンクカード | ソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5% |
JAL Global WALLET | カード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能 |
ANA JCBプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能 ANA JCBカード、楽天カードやヤフーカード等のJCBならチャージ無料 |
ANA VISAプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカード、ANA Mastercardならチャージ無料 |
エポスVisaプリペイドカード | エポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5% |
ZENSHO CooCaの過去の制度
以下ではゼンショークーカに過去存在していたベネフィットについて、ご参考までに掲載します。
毎月9日は「クーカ」の日であり、カード利用で得られるポイントが9倍となります。200円(税込)あたり9ポイントが得られて、還元率が4.5%となります!
これらのお得な仕組み2つを組み合わせると、強烈な還元率になります。25日に1万円チャージして、9日に1万円使うと、合計で750ポイントが得られます。
毎月25日・26日・27日の3日間限定で1万円以上チャージすると3%分のポイントがプレゼントされます。3%還元となります!
- 1万円の場合⇒300ポイント
- 2万円の場合⇒600ポイント
- 3万円の場合⇒900ポイント
チャージはレジでの店頭チャージだけではなく、会員サイトでクレジットカードによる「Webチャージ」が可能です。
したがって、25~27日に会員サイトにアクセスしてクレジットカードでチャージするだけなので、誰でも3%還元を享受できます。
しかもクレジットカード会社によってはゼンショークーカへのチャージもポイント付与の対象となります。
電子マネー・プリペイドカード類へのチャージは包括してポイント対象外というシステムでない限りは、手動でクーカはポイント対象外と設定されない限りは、ポイント付与の対象となります。
電子マネー・プリペイドカードへのチャージは手数料が低いので、高還元カードだと逆ザヤになってしまうので、利用者が増えてクレジットカード会社の収益が圧迫されるようになると、nanacoやEdyのように改悪されてしまいます。
しかし、利用者が少ないうちはポイント付与の対象となる可能性があります。まず一度少額で実験してみて、ポイントが付与されるようならズドンとチャージするというのも方策の一つです。
コメントで教えて頂いたところ、au PAY(旧WALLET)でのチャージはポイント付与の対象のようです。
au PAYへのチャージがポイント対象のクレカでチャージしたらポイント三重取りです!
サッカーで例えると、ツートップよりスリートップの方が攻撃力は増しますね。トリデンテ(三又の槍)のようなパワーがあります。
しかも毎月9日・19日・29日は「クーカ」の日であり、カード利用で得られるポイントが9倍となります。200円(税込)あたり9ポイントが得られて、還元率が4.5%となります!
当初は9日だけでしたが、2017年3月から19日・29日もポイント9倍となりました。
これらのお得な仕組み2つを組み合わせると、強烈な還元率になります。25日に1万円チャージして、9日に1万円使うと、合計で750ポイントが得られます。
なんと還元率7.5%に昇華します。キャプテン翼のツインシュートのような威力があります。