コメダ珈琲店、おかげ庵で、「コメカ(KOMECA)」が導入されました。コメカはコメダ珈琲・おかげ庵で利用できる便利なプリペイドカードです。
また、JCBのマルチ決済端末導入によって、主要なクレジットカードや電子マネーが利用可能となりました。現金一本の20世紀型のスタイルでしたが、一気に決済の利便性が高まります。
コメカ(KOMECA)とは
コメカ(KOMECA)は、JCBが発行するプリペイドカードです。株式会社コメダとJCBが提携して誕生しました。
インフラはJCBのプリペイドカード「JCBプレモカード」を利用していると思われます。
コメカは「コメカ取扱店」の表示のあるコメダ珈琲店・おかげ庵で購入・利用できます。2015年9月1日に利用可能となった店舗は以下の通りです。
- 宮城:仙台富沢店
- 東京:板橋四葉店、池袋西武前店
- 神奈川:横浜江田店
- 愛知:本店、葵店
- 大阪:新大阪店
- 福岡:全店舗
- 佐賀:全店舗
- 熊本:全店舗
- 大分:全店舗
2015年10月1日からは、以下の県では全店舗で利用可能となります。
- 東北:宮城、山形、福島
- 中国:鳥取、島根、岡山、広島、山口
- 四国:徳島、香川、愛媛、高知
それ以降も順次、発行・利用可能店舗を拡大していき、2016年9月現在は全国で利用可能になっています。
コメカは1,000円単位でチャージできます。チャージ上限金額は3万円です。支払い時に1%のポイントが付与されます。10ポイントで10円分の値引が受けられます。
1,000円使ったら割引を受けられるので、ポイントを貯めるハードルが高くないのがメリットです。手軽に割引を受けられます。
現金で支払ったら何も特典はないのに、コメカで支払うと1%得になります。クレジットカードは使いたくない方にはメリットが大きいプリペイドカードです。
各種の特典が受けられるサービス「金シャチ会員」(無料)になってメールを受信すると、ポイントが100円ごとに3ポイントとなります。3%還元でファンタスティックです。
残高の有効期限は、コメカの発行日、最後にチャージした日、または、最後に残高を使用した日のいずれか遅い日から起算して2年間です。
最終のチャージまたは利用から2年間なので、コメダ珈琲をたまに使う方であれば、有効期限が切れる心配はないでしょう。
コメカの残高・有効期限は、マイページで確認できます。残高を移行させることも可能(移行ページ)。
磁気不良でカードを読み込まなくなってしまった場合は、新たなコメカカードに残高を移行させる手続きが可能です。
氏名・住所を記載してコメカカードをコメカ事務局(〒461-004 愛知県名古屋市東区葵3-12-23)に郵送すればOKです。
金シャチ会員の方は、カードが手元に届いたら金シャチ会員の再登録を行えばOKです。カード番号の判読不能など、カードが著しく破損している時には交換できない場合もあります。
コメダ珈琲でクレジットカードが利用可能に!
コメダ珈琲・おかげ庵で、JCBのマルチ決済端末を導入したことで、キャッシュレス決済が可能になりました。
「マルチ決済端末」とは、1台の決済端末でクレジットカードや電子マネー等を取り扱うことが出来るシステムです。
マルチ決済の取り扱い店舗は、コメカの取扱店舗と同一です。これによって多種多様なクレジットカードと電子マネーが利用可能となりました。
クレジットカードでは、JCB、アメックス、ダイナースクラブカード、VISA、Mastercard、ディスカバー、銀聯のカードが利用できるようになりました。
三井住友VISAカード、ライフカード、オリコカードなどの年会費無料カードから、ダイナースクラブカード、アメックス・グリーン、アメックス・ゴールドなどのプレミアムカードまで幅広く利用できます。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
また、nanaco、楽天Edy、交通系電子マネー(Suica・モバイルSuica・PASMO等)、QUICPay(クイックペイ)、iD、JCBプレモも利用できるようになりました。WAONも導入予定です。
交通系電子マネーは、相互利用が可能な「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」が利用可能です。
コメダは今後も「くつろぐ、いちばんいいところ」であり続けたいと考えており、コメカとマルチ決済端末の導入によって、顧客利便性を一層高めることを狙っています。
コメダ珈琲のその他お得な制度
コーヒーチケットが割安
コメダ珈琲はコメカの導入、クレジットカード・電子マネー決済の導入でお得な決済ができるようになりました。
しかし、最もお得なのはコーヒーチケットです。コメダの本家である愛知ではメジャーな制度のようです。
普通サイズとたっぷりサイズの二種類があり、7枚綴りや10枚綴りになっています。有効期限はないのが絶大なメリットです。
地域によって価格が異なりますが、私が行ったお店では、たっぷりチケットだと440~580円お得になりました。
コメダ珈琲ならどこでも使えるわけではなく、チケットを買った店舗でしか使えないのが留意点です。
チケットでもモーニング無料は適用されるので、すかさず買いました。通常520円のたっぷりコーヒーや540円のたっぷりカフェオーレが約385円になります。
モーニングはトースト・ゆで卵が無料!
コメダ珈琲はモーニングだとトースト半切れとゆで玉子1個が無料でつきます。かなりお得感があります。
休日の朝食がはかどります。お得なコーヒーチケットの場合でも、モーニングの無料サービスは受けられます。モーニングの時間帯にコーヒーチケットを使うと二重にお得です。
トーストは100円の小豆とも非常に合います。愛知ではあずきも無料でついてくる喫茶店が多いそうですが、東京は残念ながら有料です。
まとめ
コメダ珈琲は現金払いのみでしたが、プリペイドカード(コメカ)の導入に加えて、クレジットカード・電子マネーが利用可能になったことで、利便性が格段に上昇しました。
クレジットカードや電子マネーは1%以上のポイントやマイルを得られるものも多いです。そういう場合は、プリペイドカードよりも、クレジットカードや電子マネーでの決済がお得です。
また、プリペイドカードだと残高を把握して適宜チャージする手間が生じたり、使い切るのが面倒というデメリットがあります。
たまにしか行かない場合は、コメカよりも残高を気にしないでいいクレジットカード・電子マネーの方が便利ですね。
電子マネーの場合は、楽天Edyなど、クレジットカードによるチャージ時と電子マネー利用時の両方でポイントを得られる「ポイント二重取り」が可能なものもあります。
コメダ珈琲の特定の店舗をよく利用する場合は、コーヒーチケットを活用するとかなりお得です。モーニングはトースト・ゆで卵の無料サービスがあり、休日等の朝食がはかどります。
コメダ珈琲以外も多数のショップが、自社店舗で使えるハウスプリペイドカードを導入しています。上手く活用すると、家計が頑健化します。
店名 | プリペイドカード名 |
---|---|
スターバックス | スターバックスカード |
ドトールコーヒー | ドトールバリューカード |
タリーズコーヒー | タリーズカード |
コメダ珈琲 | コメカ |
モスバーガー | モスカード |
すき家 | ゼンショークーカ(cooca) |
ケンタッキー | KFCカード |
いきなりステーキ | 肉マイレージカード |
コストコ | コストコプリペイドカード |
より便利なのはJCBやVISA、Mastercard加盟店で利用できる国際ブランド搭載型プリペイドカードです。クレジットカードに抵抗がある場合は、これらを活用するとお得です。
名前 | 特徴 |
---|---|
Revolut | Visaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ |
トヨタウォレット | Mastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1% |
Kyash Card | 還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
au PAY プリペイドカード | auユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。 au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
dカード プリペイド | Visa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能 |
ソフトバンクカード | ソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5% |
JAL Global WALLET | カード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能 |
ANA JCBプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能 ANA JCBカード、楽天カードやヤフーカード等のJCBならチャージ無料 |
ANA VISAプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカード、ANA Mastercardならチャージ無料 |
エポスVisaプリペイドカード | エポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5% |
TSUTAYAはプリペイド式電子マネーのVマネーを導入しており、プリペイドカードが幅広い店舗で利用できるようになっています。