エポスカードというクレジットカードがあります。エポスカードには家族カードはありません。
エポスゴールドカード、エポスプラチナカード会員には、ゴールドカードを発行する「エポスファミリーゴールド」のサービスがあります。
純然たる家族カードとは異なり、家族が発行するのはエポスゴールドカード本体で、利用限度額は本会員カードとは別に設定されます。
エポスカードの家族カードについて注意点を完全網羅して、2025年4月の最新の状況をわかりやすく徹底的に解説します。
目次
エポスカードに家族カードがない理由
エポスカードには長らく家族カードの仕組みがありませんでした。
ただし、収入がない専業主婦や学生でも、配偶者や親などの世帯主に収入がある場合は、問題なく本会員カードを発行できます。
以前にエポスカードを取材した際には、社員の田中さんに一人ひとりに本会員カードを作ってもらうというスタンスと伺いました。
基本的には、お一人様一枚おつくりいただきたいという想いがあります。ニーズに基づいて今後検討いたします。
家族カードがない場合でも、配偶者に収入があれば本会員カードが発行されることから、必ずしも必要でないと考えることも可能です。
夫婦それぞれが本会員カードを発行するメリットは、入会キャンペーンが二重に適用される点です。この点は楽天カードの入会キャンペーンと同一です。

エポスカードはお得な入会キャンペーンを一年中開催しており、大量のエポスポイントを得られます。
ポイント数は時期によって異なりますけれども、最近は概ね2,000円~8,000円相当のポイントのことが多いです。
家族それぞれが本会員カードを作成した場合は、夫婦それぞれに入会キャンペーンが適用されます。
同一世帯に適用されるキャンペーンは1回のみという縛りはないため、同一住所で明白に夫婦や親子と推察できる場合でも全く問題ありません。
夫婦で本会員カードを作成した場合、例えば8,000ポイントの2倍の16,000ポイントを獲得することが可能になります。
エポスカードのキャンペーンは3ヶ月以内に50万円以上の利用といった厳しい条件は皆無であり、誰でも簡単にクリアできる条件なので太っ腹です。
家族カードのメリット
しかし、本会員カード2枚と比較すると、本会員+家族会員の方が良い点も存在しています。
家族カードには、夫婦それぞれが本会員カードを発行する場合と比べて有利な点があります。
ポイントをまとめて貯められる
各種クレジットカードは、カード利用でポイントやマイルが貯まるクレカが大多数です。各種キャンペーン等を活用することで、ザクザクとポイントを獲得可能なのが魅力的です。
本会員カードを夫婦や家族それぞれが作成した場合、カード利用で貯まるポイントは各人に別々に付与されるクレジットカードが多いです。
他方、家族カードを発行する場合、家族カードの利用分のポイントは、本会員カード会員と合算して貯まるクレジットカードが多いです。
家族それぞれが貯めたポイントが1人にまとまるので、効率よくポイントを貯めてアイテムと交換することが可能です。
1人の力では届かなかったアイテムを、家族全員の力を合わせることで獲得することができます。
無審査で原則として発行可能
クレジットカードの家族カードを発行する際には、本会員カードを作成する時のような審査はありません。
本カード会員と生計が同一である18歳以上の方なら、誰でも家族カードに申し込めます。
ただし、必ず発行できるわけではありません。本会員が支払い遅延を起こしていたり、信用情報機関に事故情報が掲載されているような場合は、家族カードを発行できない場合があります。
また、所定の確認は行われます。本会員はホワイトでも、配偶者の方がブラックリストに載っていたり、暴力団などの反社会組織に属している場合などは、発行できない場合があります。
大多数の方にとってこれらは無関係であり、問題なく家族カードを発行できます。
他方、エポスカードの場合は世帯主に収入がある場合、専業主婦や学生でも作成しやすいですが、一応は本会員カードとしての審査が発生します。
カードの支払いが一つの口座で完結
エポスカードの家族カードの利用金額は、本人カードの利用分と合算されて本会員の支払い口座から引き落とされます。
夫婦それぞれで本会員カードを作成した場合、夫婦それぞれの名義の銀行口座(銀行・信用金庫・信用組合・JAバンク等)を用意する必要があります。
夫婦共働きでそれぞれの収入は各人が管理しているような場合は、特に問題ないかもしれません。
ただし、お小遣い制で家計は夫婦のどちらか片方が管理しているようなご家庭の場合は、引き落とし口座が2つに分散するのは、家計マネジメントにおいて迂遠で不便な場合があります。
引き落としエラーがないように、それぞれのカードの支払金額を確認して、引き落とし金額を上回る金額を入金をしておく必要があり、毎月の支払日には手間が生じます。
家族カードの場合は本会員カードの銀行口座からまとめて引き落とされるので、支出の管理・手間を省くことが可能です。
家族カードの利用明細も、本会員カードの明細に加わるので、家族の利用動向を労なくチェックすることが可能になります。
例えば、旦那さんの支出動向におかしいものがないか、子供のゲーム・アプリ課金が派手な金額になっていないか等の確認が容易になります。
家族カードのデメリット
家族カードには、家族それぞれが本会員カードを作成した場合と比較してデメリットも存在しています。
したがって、エポスカードのように、家族カードではなく家族それぞれが本会員カードでも有利な点があります。以下、家族カードの不利な点をブレイク・ダウンします。
入会キャンペーンのポイントが損
前述のとおり、夫婦それぞれが本会員カードに申し込んだ場合、入会キャンペーンを2回享受できるクレジットカードが大多数です。
他方、家族カードの入会についてはキャンペーンがないクレカが多く、あったとしてもショボいことがほとんどです。
したがって、最大限に得するためには、家族それぞれが本会員というストラテジーが有効です。
エポスカードは店頭で申し込むよりも、ネット限定の入会キャンペーンの方が豪華なことが多いです。

エポスカードはお得なキャンペーンを行なっています。Webから入会すると2,000円相当のエポスポイントがプレゼントされます。
特に必要な作業はありません。無条件で2,000円を得られるお得な入会キャンペーンです。
なお、インターネットでの入会時に「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「25040169909」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
国際ブランドが同一
家族カードの国際ブランドは、本カード会員と同一となります。
システムトラブルで決済できなくなる可能性もゼロではないので、複数の国際ブランドを保有すると安心・安全です。

このようなケースでは、夫婦の片方の楽天カードはJCB、もう片方はVisaかMastercardというストラテジーが有効です。
しかし、家族カードの場合はこのような国際ブランドの使い分けが不可能となっています。
ただし、エポスカードの国際ブランドはVisaのみなので、エポスカードに関してはたとえ家族カードがあったとしても、選択の余地はありません。
利用限度額の枠が同一で圧迫されることも
本会員カードの場合は、保有者一人一人に利用限度額が設定されます。家族カードの利用限度額は本会員カードと同一であり、その限度額の範囲内でのみ利用可能です。
本会員カードの限度額が30万円のカードの場合、本会員が20万円を利用したら家族カードでは10万円しか使えなくなります。
配偶者の利用動向によっては利用限度額が圧迫されて、高級品の購入時にクレジットカードを出したら決済エラーという陥穽に嵌まるリスクがあります。
他方、夫婦がぞれぞれ別の本カードを作成した場合には、それぞれに利用限度額が設定されます。
専業主婦の場合でも配偶者に収入がある場合は、10万円程度は利用限度額が設定されることが多いため、本会員カード&家族カードよりは、夫婦それぞれが本会員カードの方がゆとりが生じるケースが大多数です。
夫婦共働きの場合は本会員カード2枚の方が圧倒的に利用限度額が拡大することが大多数なので、より余裕がある決済が可能となります。
専業主婦の場合でもクレジットヒストリー(利用実績)を積み重ねていけば、利用限度額が自然にUPしていきます。
途上与信審査を定期的に行なって、半年~2年に1回は限度額増枠の審査を自動的に行うカード会社が多いです。
エポスゴールドカード・プラチナカードは家族を招待可能
2018年6月28日(木)から、エポスゴールドカード、エポスプラチナカード会員の家族に向けて、ゴールドカードを発行する「エポスファミリーゴールド」が導入されました。
ゴールドカード以上のエポスカード会員は、家族にエポスゴールドカードの招待が可能となります。
エポスファミリーゴールドのサービスで申し込んだ場合、家族が発行するカードの年会費は無料となります。
純然たる家族カードとは異なり、家族が発行するのはエポスゴールドカード本体で、利用限度額は本会員カードとは別に設定されます。
年間利用額に応じたボーナスポイントの他に「ファミリーボーナスポイント」がもらえる点、家族間でポイントを自由に移行できる「ポイントシェア」が大きなメリットです。
その他、エポスファミリーゴールドの詳細については、以下で精緻に分析しています。

まとめ
エポスカードには家族カードはありません。ただし、エポスゴールドカード、エポスプラチナカードの家族会員の類似制度であるエポスファミリーゴールドがあります。
カード会員からの要望に応じて生まれたサービスです。エポスカードのユーザーの声に耳を傾けて改善する姿勢は素晴らしいです。
エポスカードは年会費無料のクレジットカードで使いやすく、全国10,000店舗以上のお店で優待特典が受けられます。
膨大な数の優待・割引を享受できるので、使わなくてもお得なクレジットカードの筆頭で質実剛健です。
ユナイテッド・シネマ / シネプレックス等の映画館、ビッグエコー等のカラオケの割引は特に使いやすいです。
丸井やモディ等にはエポスカードのカードセンターが設置されており、 専任スタッフが常駐しています。
一般のエポスカードについては、VisaブランドのICチップ付カードを、申し込み当日に店頭で即時発行することが可能です。
ICチップ付のVISAカードの即日発行は、日本で初めてエポスカードが成し遂げた快挙です。VISAとの粘り強い交渉の末に可能になりました。
Visa付カードの店頭即時発行は、ドラクエで喩えるとはぐれメタルのような希少性があります。
利便性の高さは高く評価されており、2016年10月には、第16回ポーター賞(主催:一橋大学大学院国際企業戦略研究科)を受賞しています。即日発行の流れは以下にまとめています。

日本全国でお得な優待・割引を享受でき、家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「年会費無料カード」としてエポスカードを挙げられていました。

年4回、エポスカードの利用でマルイのネット通販、マルイでのお買い物が10%OFFとなる「マルコとマルオの7日間」でお得にお買い物できます。

無印良品週間と期間が重複した場合、無印良品を約19%割引で買うこともできます。

エポスカードウィークスという優待特典が更に充実する時期もあります。その他エポスカードの特典は以下で徹底解説しています。

実際にエポスカードを活用したところ、お得な優待特典を多数受けられて役立ちました。

エポスカード以外のデパートでお得にお買い物できるクレジットカードについては、以下で丹念に論述しています。

エポスカードは、海外旅行傷害保険が充実しています。最も利用頻度が高い傷害治療費用は270万円、疾病治療費用も200万円と高額補償なのが魅力的です。

付帯保険以外でも海外で多様なトラベルサービスを利用でき、海外旅行で八面六臂の活躍を見せてくれます。

エポスカードは電子マネーのチャージにも強いクレジットカードです。楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージが、ポイント還元の対象です。
また、エポトクプラザで人気公演のチケットの予約が可能であり、エポスお買い物あんしんサービスという付帯オプションもあります。
カード利用で貯まるエポスポイントは、エポスVisaプリペイドカードにチャージすることでVisa加盟店にてクレジットカードのように使えるので、現金同様の利便性があります。

エポスカードは、ネット通販でのセキュリティに優れているエポスバーチャルカードも使えます。
エポスバーチャルカードは、クレジットカードのように実物があるカードではなく、データ上の決済VISAカードです。
本体のエポスカードとは別の番号によってインターネットで決済できます。もちろんポイントはエポスカード同様に付与されます。
万が一エポスバーチャルカードの情報が流出しても、エポスカード本体の番号を知られることはありません。

本体のカードの方も利用ごとにメールを送ってもらう設定もできるので、不正利用をいち早く察知できてセキュリティも高いです。
国際ブランドがVISAであり、世界中で加盟店が多いのが大きなメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外での利用時は使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で圧倒的なNo.1となっています(NILSON REPORT 2023年5月)。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
エポスカードを利用していくと、最強のクレジットカードと評価できるエポスゴールドカードのインビテーションが届く可能性があるのもメリットです。
ゴールドカードランキングの上位に位置付けられるハイ・クオリティー・カードです。また、私は最強のクレジットカードの1枚だと考えています。
年会費永年無料・ポイント有効期限無期限・ボーナスポイント・ゴールドカードのオリジナル特典など絶大なベネフィットがあり、ゴールドカードとしては異例なほどにコストパフォーマンスが高いカードです。


家族にエポスゴールドカードの招待ができるエポスファミリーゴールドという制度もあります。これで入会した場合は家族の年会費もずっと無料です。

年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角です。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
エポスゴールドカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しています。

最上位カードのエポスプラチナカードは、年100万円利用したら実質的に無料で使えてコスパ良好で、年会費を取り戻せるプラチナカードの筆頭です。
2018年8月31日にはエポスカード払いで投資信託を購入できる証券会社「tsumiki証券」が開始しました。クレジットカードで投信を買えるのは日本初の仕組みとなります。

エポスカードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
エポスカードは店頭で申し込むよりも、ネット限定の入会キャンペーンの方が豪華なことが多いです。

エポスカードはお得なキャンペーンを行なっています。Webから入会すると2,000円相当のエポスポイントがプレゼントされます。
特に必要な作業はありません。無条件で2,000円を得られるお得な入会キャンペーンです。
なお、インターネットでの入会時に「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「25040169909」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
以前には株式会社エポスカードに取材に行き、利用促進部 利用促進課の田中さんにインタビューしました。
エポスカードの特徴・歴史から、お得な優待・特典・イベント、プリペイドカード・電子マネーなど、エポスカードについて色々と聞き倒しています!

続いて、以下では海外トラベルサービス、最短即日発行の仕組み、エポスカード公式アプリ、セキュリティに対する取り組み、キャッシング、エポスゴールドカード、エポスプラチナカードについて伺っています。
