2%という至高の還元率が人気を博していたLINE Payカードが、残念な改悪となります。
高還元カードの相次ぐ改悪が続いていましたが、ついに最後の砦も陥落となりました。
2018年5月末で無条件の2%還元は終了となり、2018年6月1日からは「最大2%」になり、2020年5月からは還元率0%となります。
LINEの関連サービスの利用状況、1ヶ月間の利用金額などに応じてバッジカラーが決まり、それに対応して還元率が設定されます。
小口ユーザー、LINEの有料サービスを利用していない方にとっては、衝撃的な戦慄が走りました。
LINE Payカードの改悪の内容と、他の高還元クレジットカードとの比較についてまとめます。
LINE Pay カードの改悪内容の詳細
LINEはスマホで買い物ができる世界を目指して、LINE Payでのコード決済の普及を推進するために、LINE Pay カードの利用以外にも、LINE ポイントを付与するプログラムを開始します。
始まりがあれば終りがあります。LINE Pay カードの利用特典である2%還元(100円あたり2ポイント)のLINEポイント付与が、2018年5月31日(木)で終了となります。
2018年6月からの新しい利用特典「マイカラープログラム」では、スマートフォンのみで支払い可能なコード決済(LINE Pay)が主軸となります。
LINE Payサービス全体の利用に対して、LINEポイントがMAXで2%還元されるメンバーシップ・プログラムとなります。
- 改悪点:無条件で2%のLINEポイント→最大2%のLINEポイント
- 改善点:LINE Payでのコード決済などでもポイント還元
ただし、コード決済は加盟店が限られています。LINE PayカードはJCBブランド搭載型プリペイドカードなので、JCB加盟店ならば原則としてどこでも利用可能です。
携帯電話・プロバイダー料金・保険料などの反復継続的な支払いなど、一部利用できないケースはありますが、幅広いリアル店舗・インターネットで支払いが可能です。
LINE PayカードはLINE Pay残高にチャージできて現金同様のLINEポイントが2%貯まる点が最大のメリットでした。
LINEポイント→メトロポイント→ANAマイルのLINEメトロルートだと、1.62%のANAマイルを得ることも可能でした。
現金還元派からANAマイラーまで、幅広いユーザーがフル活用していただけに残念な改悪です。
新プログラムは最大2%に
新プログラムのマイカラープログラムは、2018年6月~9月の4ヶ月間、LINE関連サービス利用度合いによってランク(バッジカラー)が決まる仕組みとなりました。代表例は以下のとおりです。
- 前月20日までのQR/バーコード支払い
- 「LINE Pay カード」支払い
- オンラインショップでの「LINE Pay」残高での支払い
- 「LINE Pay 請求書支払い」
- 送金機能
- その他
バッジカラーに応じて、月間の合計決済金額10万円(税込)までLINEポイントを獲得できるのが最大のメリットです。付与対象の支払いは以下のとおりです。
- LINE Payカード(リアル店舗/インターネット)
- LINE PayのQR/バーコード支払い(リアル店舗)
- オンラインショップでのLINE Pay残高での決済
- LINE Pay 請求書支払い
2018年10月1日以降は、1ヶ月間の全てのLINE Pay残高を利用した支払い金額のみでカラー判定されるように変更されました。
- ホワイト:1万円未満
- レッド:1万円以上5万円未満
- ブルー:5万円以上10万円未満
- グリーン:10万円以上
ホワイトはポイント還元の対象外であり、レッド、ブルー、グリーンの順に還元率がアップします。6月~7月は下表のとおりでした。
バッジカラー | インセンティブ |
---|---|
ホワイト | 0%(なし) |
レッド | LINEポイント0.5%(100円あたり0.5ポイント) |
ブルー | LINEポイント1%(100円あたり1ポイント) |
グリーン | LINEポイント2%(100円あたり2ポイント) |
2018年8月以降は還元率がUPして、2019年8月からは還元がLINEポイントからLINEポイントに変更されました。ANAマイラーにとって改悪です。
前月の支払い金額 | バッジカラー | インセンティブ |
---|---|---|
1万円未満 | ホワイト | 0.5%(100円あたり0.5ポイント) |
1万円以上5万円未満 | レッド | LINEポイント0.8%(100円あたり0.8ポイント) |
5万円以上10万円未満 | ブルー | LINEポイント1%(100円あたり1ポイント) |
10万円以上 | グリーン | LINEポイント2%(100円あたり2ポイント) |
ただし、還元が対象外となる店舗・サービスがあります。
LINE Pay マイカラーは2020年5月1日9:59に終了し、「LINEポイントクラブ」が開始し、LINE Payカードは還元率0%に再改悪されました。
代替候補(現金還元)
LINE Payカードをメインカードとして使ってきた方にとっては、手痛い打撃となる可能性があります。青天の霹靂、吃驚仰天、驚天動地、驚愕動転ですね。
還元率が高くなるハードルが低ければ救いがありますけれども、LINEモバイルやLINE MUSICの契約といった条件が付帯すると厳しくなります。
2018年6月の新プログラムの内容によっては、他のクレジットカード、デビットカード、国際ブランド搭載型プリペイドカードに移ることも選択肢です。
LINE Payカードの改悪後の代替候補についてまとめます。まずはLINE Payカードを現金還元に使っていた方向けのカードです。
REXカード
REXカードとは、価格.comや食べログ等を運営するカカクコムがプロデュースしているクレジットカードです。発行元はジャックスです。「REX」は、ラテン語で「王」という意味です。
かつては年会費が税抜2,500円(年50万円以上利用で無料)で1.5%還元でしたが、REXカードは改悪されて年会費無料で1.25%還元となりました。
従来のREXカードライトと統合されて、新しい「REX CARD」としてリスタートしました。
Kyash Cardへのチャージがポイント付与対象なので、REXカードでチャージしたKyash Cardを使うと合計還元率は2.25%となります。
非リボ専用カードでマイル系カード以外では、REXカードは最高峰の還元率となります。貯めたポイントは、Jデポに交換して、カード利用額の引き落としのお金を割り引くことに使えます。
仮に30,000円使った月があるとしましょう。1,500円分のJデポを使うと、引き落とし額は28,500円に減少します。30,000円分の買い物をしたにも関わらず、支払いは28,500円となります。とてもお得ですね^^
1ヶ月間の利用料金合計がJデポの金額に満たない場合でも安心・安全です。未使用分のJデポは繰り越されて、翌月の利用代金から引かれます。
Jデポの残高・有効期限・履歴は会員サイトでいつでも確認できます。メールも配信されて、金額・有効期限などが表示されるので分かりやすいです。
特に手続きは不要で利用額から請求時にマイナスされます。1,300円のJデポを持っていてちょうど1,300円使った場合、請求額は0円となりました。
JACCSモールからAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、ロハコなどのネット通販サイトに行って買い物すると、0.5%以上のJデポが上乗せされます。
ネット通販では合計還元率が1.5%以上に昇華します。中にはボーナスポイントが10%など高還元のショップもあってバリューが高いです。
ポイントが現金同様というのは利便性が高く、非マイラーであれば突き抜けた使いやすさがあります。キャッシュバックがお得なクレジットカードの筆頭です。
電子マネーの側面では、交通系電子マネー「SMART ICOCA」、「モバイルSuica」へのチャージでも1%のポイントが貯まります。
Web会員サービス「インターコムクラブ会員」に登録すると、「J’sコンシェル」というサービスを利用できます。
J’sコンシェルは企業や健康保険組合等の福利厚生サービスを担っているベネフィット・ワンが提供しています。ジャックスのインターコムクラブ会員なら、無料で申し込めます。
海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険も付帯しています。年会費無料であるにもかかわらず、現金同様のポイント還元率が1%と高還元です。
リーダーズカード(Reader’s Card)
Reader’s Card(リーダーズカード)というクレジットカードがあります。
初年度の年会費は無料で、2年目以降は2,500円(税抜)です。ただし、年間30万円以上の利用で翌年の年会費が無料になります。
年間30万円以上使い続ければ、年会費がずっと無料となります。年間30万円は1ヶ月あたり25,000円です。
年会費が年30万円以上の利用で無料となり、ポイントが約1%と高還元です。
年30万円以上の利用で年会費が無料になるにもかかわらず、約1%という高還元で、貯めたポイントは支払い時の割引にできて現金同様なのがナイスです。
Kyash Cardへのチャージがポイント付与対象なので、リーダーズカードでチャージしたKyash Cardを使うと合計還元率は約2.257%となります。
電子マネーチャージ、J’sコンシェル、旅行傷害保険などの付帯特典はREXカードと同一です。
リーダーズカードを50万円使えば約5,000円、75万円なら約7,500円、100万円なら約10,000円もお得になります。
5,000円あれば、1,000円のオシャレなカフェでのランチに5回行けますし、吉野家の牛丼なら13回も食べられます。も食べられます。
こうして考えてみると、リーダーズカードは本当にお得ですよね。リーダーズカードのような良いクレジットカードを使えば、長い目で見ると10万円・20万円といったリターンを得ることができます。
空前の低金利の時代には、年30万円以上利用にて年会費無料で、1%現金還元のパワーは絶大です。しかも、お得な入会キャンペーンも開催しています。
リーダーズカードを活用すると、お得な生活を送れて、浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
公式サイトリーダーズカード 公式キャンペーン
エポスゴールドカード
丸井が発行しているエポスカードにはゴールドカードが存在します。
エポスカードは丸井での年数回の10%OFF、自動付帯の海外旅行傷害保険、数多くの店舗で受けられる優待特典が魅力のカードです。
エポスゴールドカードの年会費は5,000円(税抜)です。年間の利用金額が50万円以上だと翌年度の年会費が無料になります。
また、エポスカードを保有して多額の決済をすると、インビテーションが届く場合があります。インビテーションでゴールドカードを発行したら、年会費は永年無料となります。
エポスゴールドカードは、丸井での利用は還元率1%ですが、通常の加盟店での還元率は0.5%です。ただし、年間の利用金額に応じてボーナスポイントをもらえます。
- 年50万円以上利用:2,500円相当(0.5%相当)
- 年100万円以上利用:10,000円相当(1.0%相当)
ボーナスポイントを合わせると、年100万円の利用だと還元率は1.5%となります。カード利用で貯まるポイントは有効期限無しの永久ポイントです。
年間で100万円ちょうど使ったとすると、2017年前半の漢方スタイルクラブカード、REXカード、エクストリームカードなどと還元率は同一となります。
エポスゴールドカードのポイントはエポスVisaプリペイドカードでVISA加盟店にて1ポイント1円で使えるので現金同様です。
エポスゴールドカードは年100万円以上使えば屈指の高還元率カードとなります。ゴールドカードならではの特典も充実しています。
また、対象ショップの中からよく利用するショップを登録すると、エポスゴールドカード利用時のポイントが3倍(+1%)になります(選べるポイントアップショップの詳細)。
選べるショップは最大3つまでとなります。対象ショップには、普段使いすることが多いスーパー・コンビニ・ドラッグストア・ETCカードもあるので便利です。
モバイルSuica、Apple PayのSuica、SMART ICOCAもポイント3倍にすることが可能です。
また、国内・海外の空港ラウンジを無料で利用できます。国内の主要空港20空港に加えて、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル空港)、仁川空港、ホノルルラウンジが利用可能です。
年会費無料で維持できるので、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもコスパ良好です。
自動付帯の海外旅行傷害保険が付帯します。最も利用頻度が高い傷害治療費用・疾病治療費用は最高300万円と充実しています。
エポスゴールドカード会員限定のベネフィットも豊富に用意されています。
その他、以下のVisaゴールドカード特典を利用できます。
サービス名 | サービス内容 |
---|---|
Visaゴールド国際線クローク | 国際線を利用する際、通常料金より15%オフで手荷物を一時的にお預かり |
Visaゴールド空港宅配 | 海外から帰国の際、空港から自宅までの手荷物配送サービス 1個500円(2個目以降、行きは15%OFF) |
Visaゴールド海外Wi-Fiレンタル | Wi-Ho!の海外通信レンタル料金が定価より25%OFF 空港受取手数料(税抜500円/件)が無料 |
海外レストラン予約サービス たびらく | サービス手数料(500円+税/件)が無料で予約可能 |
アラモレンタカー | ハワイ、グアム、アメリカ、カナダで20%割引優待 |
ハワイでの優待特典 | アクア-アストン・ホスピタリティーのホテル・コンドミニアムが最大15%OFF アトラクション施設が10%~15%割引 |
VisaゴールドKaligo | Kaligoでのホテル予約が25%ボーナスマイル/ポイント |
海外カード紛失のときの緊急カード発行サポート | 海外でのゴールドカード紛失・盗難の時に緊急カードの発行をサポート(主要都市なら1~3営業日で郵送) |
Visa プレミアムカーレンタル | プレミアム輸入車のレンタルサービスが一般料金から約15%オフ |
ザ・コンコルド・ワインクラブ | 会員制ワインクラブ向けに厳選された特別ワインセットを購入可能 |
エポスカードご優待 パワーアップ特集という優待特典が更に充実する時期もあります。全国の優待店で食事やショッピング・サービスがお得になります。
マルコとマルオの7日間では丸井が10%OFFになります。無印良品週間と期間が重複した場合、無印良品を約19%割引で買うこともできます。
エポスゴールドカードは、ネット通販でのセキュリティに優れているエポスバーチャルカードも使えます。
本体のカードの方も利用ごとにメールを送ってもらう設定もできるので、不正利用をいち早く察知できてセキュリティも高いです。
その他エポスゴールドカードの特徴については以下で徹底解説しています。
年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角です。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
エポスゴールドカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
JCB CARD W / W plus L
39歳以下の方はJCB CARD W、JCB CARD W plus Lを発行できます。解約しない限り自動更新されるので、40歳以降も継続利用可能です。
年会費が無条件で無料、基本還元率が1%と優遇されており、plus Lの方は女性向け特典・有料保険(女性疾病保険など)が付帯しているのが特徴です。
JCBオリジナルシリーズのポイントアップも対象です。スターメンバーズのポイントUPはありません。
Amazon、セブン-イレブン、一休.comレストランが2.0%還元、スターバックスカードへのチャージが5.5%還元となります。高島屋、AOKI、小田急百貨店、ワタミグループでもポイントUPします。
ビックカメラ、大庄、木曽路グループは1.5%です。これらの店舗をよく利用する場合は、高還元カードに引けをとらない還元率となります。
QUICPay(nanaco)をセブンイレブンで使用すると、JCBのOki Dokiポイントとは別に更に0.5%のnanacoポイントを得られるため、合計で還元率2.5%です!
2つのカードの相違点については、以下で丹念に解説しています。
どちらも年会費無料で高還元であり、秀逸なハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「メインカード」としてJCB CARD W、女性向けカードとしてJCB CARD W plus Lを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんの「おすすめの若年層向けカード」はJCB CARD W、女性向けカードはJCB CARD W plus Lでした。
JCB CARD W、JCB CARD W plus Lはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
JCB一般カードと比較して、JCB CARD W / W plus Lが相対的に弱い点は以下です。
- ディズニーデザインがない
- 利用明細がWeb明細のみ
- カード入会時の本人確認がインターネットでの支払い口座設定のみ
- 即日発行は不可(最短3営業日)
- 国内旅行傷害保険がない
- 海外旅行傷害保険の死亡・後遺障害が一般カードよりも1000万円低い
これらを許容できる場合は、JCB一般カードよりもJCB CARD W / W plus Lの方がおすすめです。
10代・20代・30代のうちは死亡・後遺障害の保障の必要性は高くないので、基本的にはポイント還元率が高いJCB CARD W / W plus Lの方がよいと考えます。
専門家・菊地崇仁さんがおすすめのJCBカードであり、JCBカードの種類一覧の中でも、コストパフォーマンスは最上級です。
JCB CARD W / W plus Lの公式キャンペーン
Yahoo! JAPANカードは時折2~3%還元
Tポイントカードと一体型のクレカ「Yahoo! JAPANカード」は、基本還元率は1%でパンチ力不足です(ヤフーカードの利用限度額)。
年会費は完全無料で、貯まるポイントはTポイントです。幅広い加盟店で利用できるので現金に近いと評価できます。
JCBブランドだとnanacoチャージでも0.5%のTポイントが得られます。ANA JCBプリペイドカード経由だと1%です。
Mastercardブランドのヤフーカードは、au PAY(旧WALLET)へチャージできます。TポイントとWALLETポイントが二重取りできます。
モバイルSuica、Apple PayのSuicaへのチャージでも1%のポイントが得られるので使い勝手が良好なクレジットカードです。
定期的にお得なキャンペーンが開催されているのが特徴です。Yahoo! JAPANカードでお買い物すると、通常1%の還元率が2%~3%になるキャンペーンが定期的に行われています。
2017年4月3日~6月30日、2017年7月12日~8月31日は対象者限定で、どこでも3倍のキャンペーンが開催されていました。
リアル店舗はもちろん、Yahoo!ショッピングのライバルのAmazonや楽天市場でも3%還元になるので極めてお得です。
キャンペーン期間中はYahoo! JAPANカードも高還元のクレジットカードとなります。
実際に発行して使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量のTポイントを得られたのが嬉しかったです。Tポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
Yahoo! JAPANカードはお得な入会キャンペーンも魅力的です。
代替候補(ANAマイル還元)
続いてLINE Payカードで貯めたLINEポイントを、メトロポイントに交換して、更にANAマイルに交換していた方向けの代替候補をご紹介します。
ANA VISAカード / ANA Mastercard
ANAカードの中で三井住友カードが発行しているANA VISAカード、ANA Mastercard、ANA VISA Suicaカード、ANA東急カードだと、ANAマイル付与率が高還元となります。
マイル還元率に関するコストパフォーマンスでは日本の中で随一です。
ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
マイル還元率の側面では、ANA VISAカード、ANA Mastercardが、マイ・ペイすリボの活用でザクザクとポイントが貯まる仕組みがあります。
年会費80,000円~155,000円(税抜)のANA プラチナ・プレミアムカードを除くと、ANAカードの中ではお手軽に高還元にできます。
「マイ・ペイすリボ」を利用すると、リボ払い手数料の請求がある月は、ポイント(マイル付与率)が+0.3%になります。なんとANAマイルが1.3%還元に!
注目すべきなのは、リボ払いで支払った上で「リボ払い手数料」の口座引き落としが1円でも発生すれば、その月の利用代金のすべてポイントアップ(マイル付与率+0.3%)となる点です。
例えば、ある月の利用額合計が110,700円だった場合、マイ・ペイすリボの金額を110,000円に設定すれば、リボ払いの手数料は700円の部分にしか発生しません。
それでポイントが上がるので、リボ払いの手数料よりも、得られるポイントの方が圧倒的に大きくなります。
ANA一般カードとANAワイドカードの場合、マイル移行手数料が発生しますが、スケジュール管理を工夫すると3年に1回で済みます(1年あたり税抜2,000円)。
- 2021年4月1日に通常コース(手動移行)に登録(2022/3/31迄1ポイント→2マイルに)
- 2022年3月31日に全ポイントをマイルに移行
- 2022年4月1日~2024年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2022年4月の獲得ポイントの有効期限は2024年4月末)
- 2024年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)
後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。
年会費が上がってゴールドカードでもOKの場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。マイル移行手数料が発生しないので、シンプルな運用が可能です。
マイル付与率は最大1.3%まで上昇し、年会費は9,500円(税抜)で継続ボーナスが3,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
年会費は跳ね上がりますけれども、ANA VISAプラチナ プレミアムカードだと、マイ・ペイすリボの活用でマイル付与率が最大1.8%も貯まります。
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードが日本最高峰のマイル付与率、還元率を誇ります。
ダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
ANAダイナースプレミアムは一般加盟店は1.5%、ANA航空券等は2.5%還元です。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。
利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。
レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。
ソラチカカード / ソラチカゴールドカード
リボ払いの駆使、コンビニATMでの繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカカード、ソラチカゴールドカードも有力候補です。
JCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.06% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.075% |
ソラチカカードは交換を工夫するとボーナスポイント分は1.5倍のレートで交換できます。
年間利用額に応じたボーナスポイントは、そのままANAマイルに交換すると1ポイント3マイルです。
しかし、ボーナスのOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換すると、1ポイント4.5円になっちゃいます!
したがって、ソラチカ一般カードは最大1.09%、ゴールドカードは最大1.125%となります。
- ソラチカカード:年100万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.09%=1.09%
- ソラチカゴールドカード:年300万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.1125%=1.1125%
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは自動リボ払いサービスの「スマリボ」を活用すると、更に高還元で得することが可能です。
スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。
しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。
スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。
+1倍のOki Dokiボーナスポイント=3マイル(0.3%)
これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。
したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。
前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | 1% | 0.5625% | 1.5625% |
なんと年会費155,000円(税抜)のANAダイナースプレミアムを凌駕する高水準に昇華しますよ!
新ソラチカルートの活用によって、日常のカードショッピングでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。
公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン
スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細については、以下で解説しています。
JQ CARD エポスゴールド
JQ CARD エポスにはインビテーション制のゴールドカード「JQ CARD エポスゴールド」があります。
エポスゴールドカードとJQカードの魅力を融合させたクレジットカードです。年会費無料で利用できます。
エポスゴールドカードと同様に年100万円ちょうど利用した際には、ボーナスポイントと合わせて1.5%還元となります。
更にリボ払いで支払って毎月28日から翌月5日までの間に、Pay-easy(エポスNet)やエポスカード・コンビニATMで繰り上げ返済すれば、リボ手数料なしで0.5%のポイントが上乗せされて2%還元となります。
JRキューポはGポイントに交換できるので、JQセゾンルートでGポイント→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。
つまり年100万円ぴったり利用した際のマイル付与率が1.4%となります。100万円超の利用分は0.7%です。
また、「モバイルスイカ」をポイント3倍のショップに登録した場合、モバイルSuica、Apple PayのSuicaが、1.4%ANAマイル還元となります。
JR西日本を登録した場合は、SMART ICOCAへのチャージが、1.4%ANAマイル還元で卓越した高還元に昇華します。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと2.1%ANAマイル還元です。
なお、JALマイルの場合でも最大1.8%還元となり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です。
更にANAマイレージクラブ モバイルプラスに加入した場合、月300円(税抜)のコストで、おサイフケータイ、Edy機能付きのANAカードでのEdy払いが1.5%マイル還元となります。
年間維持コストは3,600円(税抜)です。モバイルプラスはドコモ、au、ソフトバンクの回線契約が必要で、MVNOだとNGなのがデメリットです。
つまり、年100万円ぴったりJQカード エポスゴールドをEdyチャージに利用し、かつモバイルプラスに加入してEdy払いに使ったら2.9%ANAマイル還元となります。
年間ボーナスを含めない場合は、Edyチャージ時の0.7%+モバイルプラスの1.5%で合計2.2%となります。
リボ払いの運用が面倒で1回払いを活用する場合は、年100万円ちょうどの利用で2.715%のマイル付与率となります。年間ボーナスを考慮しないと1.545%還元です。
その他、JQ CARD エポスゴールドの詳細については、以下で精緻に分析しています。
デメリットは改悪リスクがある点です。Edy一体型AMCの発行を終了しており、ANAのEdyに対するコミットの温度感は低下しています。
ANAモバイルプラスのEdy1.5%マイル還元は改悪リスクが高いと考えます。
また、JRキューポの交換システム、エポスカードのリボ払いのポイントUP、エポスゴールドの年間ボーナス、リボ払い繰り上げ返済のATM手数料などにも改悪リスクがあります。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARDエポスを作成して年50万円以上利用したら、インビテーションが届く可能性があります。
なお、通常のエポスカードを持っている方は、JQ CARDエポスに切り替えることが可能です。
JQ CARDエポスの入会キャンペーンはたったの2,000円相当ですが、通常のエポスカードは紹介制度で2,500円以上となります。
したがって、まずはエポスカードを作成して、そこからJQ CARDエポスに切り替えることをおすすめします。
エポスポイントとJRキューポは相互交換できるので、エポスカードのポイントはJQ CARDエポスに引き継がせることが可能です。
エポスカードはネット限定でお得な入会キャンペーンを開催しています。「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「19121522852」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
公式サイトエポスカード 公式キャンペーン