2018年12月1日より「JAL国際線 特典航空券PLUS」が導入されました。繁忙期でも通常の基本マイルよりも多いマイルで国際線の特典航空券が利用可能になります。
現在でもANAマイルよりもJALマイルは特典航空券が取りやすい状況となっていますけれども、今後はより一層特典航空券に交換できる機会が拡大することになります。
他方、キャンセル待ちが不可になる、日程・クラスの変更に手数料が発生するなどのデメリットもあります。
2018年12月に2019年5月のGWの特典航空券を予約する場合は、マイルをe JALポイントに交換して支払うよりも若干お得になる路線が多い状況でした。
ただし、中にはe JALポイントに交換した方がお得な路線も僅かに存在していました。繁忙期の人気路線ではe JALポイントに交換した方がお得なケースがあります。
JAL国際線 特典航空券PLUSのメリット、デメリット、お得な使い方について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
JAL国際線 特典航空券PLUSとは
JAL国際線特典航空券PLUSとは、従来のJAL国際線特典航空券では予約できずにキャンセル待ちになる場合でも、追加でマイルを支出することで、特典航空券を予約できるサービスです。
これまでのJAL国際線特典航空券の必要マイル数(基本マイル数)は、原則として変更はありません。ただし、一部路線(エコノミー)では必要マイル数が減少して改善となります。
基本マイル数が減少する路線(日本発着・片道)は下表のとおりです。
路線 | 変更前 | 変更後 | 減少幅 | 減少率 |
---|---|---|---|---|
高雄 | 10,000マイル | 8,500マイル | -1,500 | -15.0% |
クアラルンプール | 17,500マイル | 14,500マイル | -3,000 | -17.1% |
ジャカルタ | 17,500マイル | 15,500マイル | -2,000 | -14.3% |
シンガポール | 17,500マイル | 12,000マイル | -5,500 | -31.4% |
ハノイ | 17,500マイル | 13,000マイル | -4,500 | -25.7% |
ホーチミンシティ | 17,500マイル | 13,000マイル | -4,500 | -25.7% |
シドニー | 20,000マイル | 18,000マイル | -2,000 | -10.0% |
モスクワ | 20,000マイル | 17,500マイル | -2,500 | -12.5% |
パリ | 27,500マイル | 26,000マイル | -1,500 | -5.5% |
フランクフルト | 27,500マイル | 23,000マイル | -4,500 | -16.4% |
ヘルシンキ | 27,500マイル | 23,500マイル | -4,000 | -14.5% |
ロンドン | 27,500マイル | 26,000マイル | -1,500 | -18.2% |
特にシンガポール路線では約3分の2に大幅に基本マイルが減少します。嬉しい意味で戦慄的な垂直落下です。脳天逆落としのような強烈なインパクトがあります。
JAL国際線の特典航空券は2018年11月までは空席がない場合は「キャンセル待ち」となり、キャンセルが発生するのを悶々と待つしかありませんでした。
しかし、今後はキャンセル待ちが終焉して、JAL特典航空券PLUSに置き換わることになり、基本マイルよりも多いマイルを支払うことで特典航空券を確保することが可能になります。
JAL国際線 特典航空券PLUSにおいて追加で必要になるマイルは、予測残席に応じて変動する仕組みとなります。
日本航空が残席が少なくなると判断している便・座席であればある程に、追加マイルが増加する仕組みとなります。
JAL国際線 特典航空券PLUSの必要マイル数
2018年12月からは、特典航空券に必要なマイル数が路線別に設定されるようになりました(JAL国際線 特典航空券PLUSに必要な路線ごとの最大マイル数一覧)。
各エリアごとの基本マイル数、特典航空券PLUS利用時の最大マイル数は下表のとおりです。
エコノミークラス
地域 | 路線 | 基本マイル数 | PLUS適用時 |
---|---|---|---|
東アジア | ソウル | 7,500 | ~ 34,000 |
プサン | 7,500 | ~ 34,000 | |
広州 | 10,000 | ~ 73,000 | |
上海 東京(羽田)便利用 | 10,000 | ~ 70,000 | |
上海 東京(成田)便利用 | 10,000 | ~ 67,000 | |
上海 大阪(関西)便利用 | 10,000 | ~ 57,000 | |
上海 名古屋(中部)便利用 | 10,000 | ~ 56,000 | |
大連 | 10,000 | ~ 69,000 | |
天津 | 10,000 | ~ 67,000 | |
北京 JL021/JL022便利用 | 10,000 | ~ 78,000 | |
北京 JL021/JL022便以外利用 | 10,000 | ~ 75,000 | |
香港 東京(羽田)便利用 | 10,000 | ~ 67,000 | |
香港 東京(成田)便利用 | 10,000 | ~ 64,000 | |
台北 東京(羽田)便利用 | 10,000 | ~ 53,000 | |
台北 東京(成田)便利用 | 10,000 | ~ 53,000 | |
台北 大阪(関西)便利用 | 7,500 | ~ 50,000 | |
台北 名古屋(中部)便利用 | 9,000 | ~ 50,000 | |
高雄 | 8,500 | ~ 52,000 | |
グアム | グアム | 10,000 | ~ 59,000 |
東南 / 南アジア | クアラルンプール | 14,500 | ~ 73,000 |
ジャカルタ | 15,500 | ~ 73,000 | |
シンガポール | 12,000 | ~ 74,000 | |
デリー | 17,500 | ~ 93,000 | |
ハノイ | 13,000 | ~ 67,000 | |
ホーチミンシティ | 13,000 | ~ 67,000 | |
バンコク JL031/JL034便利用 | 17,500 | ~ 70,000 | |
バンコク JL031/JL034便以外の 東京(羽田・成田)便利用 | 13,500 | ~ 70,000 | |
バンコク 大阪(関西)便利用 | 12,500 | ~ 69,000 | |
バンコク 名古屋(中部)便利用 | 12,500 | ~ 69,000 | |
マニラ | 10,000 | ~ 60,000 | |
オセアニア | シドニー | 18,000 | ~ 72,000 |
メルボルン | 20,000 | ~ 74,000 | |
欧州・ ロシア | パリ | 26,000 | ~ 141,000 |
フランクフルト | 23,000 | ~ 135,000 | |
ヘルシンキ | 23,500 | ~ 136,000 | |
モスクワ | 17,500 | ~ 128,000 | |
ロンドン JL042便利用 | 22,500 | ~ 134,000 | |
ロンドン JL042便以外利用 | 26,000 | ~ 141,000 | |
ハワイ | コナ | 20,000 | ~ 114,000 |
ホノルル | 20,000 | ~ 107,000 | |
北米 | サンディエゴ | 25,000 | ~ 117,000 |
サンフランシスコ | 25,000 | ~ 131,000 | |
シアトル | 25,000 | ~ 118,500 | |
シカゴ | 25,000 | ~ 126,000 | |
ダラス・フォートワース | 25,000 | ~ 132,000 | |
ニューヨーク 東京(羽田)便利用 | 25,000 | ~ 135,000 | |
ニューヨーク 東京(成田)便利用 | 25,000 | ~ 128,000 | |
ボストン | 25,000 | ~ 125,000 | |
ロサンゼルス 東京(成田)便利用 | 25,000 | ~ 117,000 | |
ロサンゼルス 大阪(関西)便利用 | 25,000 | ~ 117,000 | |
バンクーバー | 25,000 | ~ 111,000 |
プレミアムエコノミークラス(プレエコ)
地域 | 路線 | 基本マイル数 | PLUS適用時 |
---|---|---|---|
東アジア | ソウル | - | - |
プサン | - | - | |
広州 | - | - | |
上海 東京(羽田)便利用 | 15,000 | ~ 73,000 | |
上海 東京(成田)便利用 | - | - | |
上海 大阪(関西)便利用 | - | - | |
上海 名古屋(中部)便利用 | - | - | |
大連 | - | - | |
天津 | - | - | |
北京 JL021/JL022便利用 | - | - | |
北京 JL021/JL022便以外利用 | - | - | |
香港 東京(羽田)便利用 | 15,000 | ~ 70,000 | |
香港 東京(成田)便利用 | - | - | |
台北 東京(羽田)便利用 | - | - | |
台北 東京(成田)便利用 | - | - | |
台北 大阪(関西)便利用 | - | - | |
台北 名古屋(中部)便利用 | - | - | |
高雄 | - | - | |
グアム | グアム | - | - |
東南 / 南アジア | クアラルンプール | 25,000 | ~ 79,000 |
ジャカルタ | 25,000 | ~ 79,000 | |
シンガポール | 25,000 | ~ 82,000 | |
デリー | 25,000 | ~ 86,000 | |
ハノイ | 25,000 | ~ 73,000 | |
ホーチミンシティ | 25,000 | ~ 72,000 | |
バンコク JL031/JL034便利用 | 25,000 | ~ 75,000 | |
バンコク JL031/JL034便以外の 東京(羽田・成田)便利用 | 25,000 | ~ 75,000 | |
バンコク 大阪(関西)便利用 | 25,000 | ~ 75,000 | |
バンコク 名古屋(中部)便利用 | 25,000 | ~ 75,000 | |
マニラ | 15,000 | ~ 64,000 | |
オセアニア | シドニー | 25,000 | ~ 81,000 |
メルボルン | 25,000 | ~ 84,000 | |
欧州・ ロシア | パリ | 35,000 | ~ 152,000 |
フランクフルト | 35,000 | ~ 145,000 | |
ヘルシンキ | 35,000 | ~ 147,000 | |
モスクワ | 25,000 | ~ 137,000 | |
ロンドン JL042便利用 | 35,000 | ~ 145,000 | |
ロンドン JL042便以外利用 | 35,000 | ~ 152,000 | |
ハワイ | コナ | 30,000 | ~ 123,000 |
ホノルル | 30,000 | ~ 116,000 | |
北米 | サンディエゴ | 32,500 | ~ 126,000 |
サンフランシスコ | 32,500 | ~ 140,000 | |
シアトル | 32,500 | ~ 127,500 | |
シカゴ | 32,500 | ~ 135,000 | |
ダラス・フォートワース | 32,500 | ~ 141,000 | |
ニューヨーク 東京(羽田)便利用 | 32,500 | ~ 144,000 | |
ニューヨーク 東京(成田)便利用 | 32,500 | ~ 137,000 | |
ボストン | 32,500 | ~ 134,000 | |
ロサンゼルス 東京(成田)便利用 | 32,500 | ~ 127,000 | |
ロサンゼルス 大阪(関西)便利用 | 32,500 | ~ 126,000 | |
バンクーバー | - | - |
ビジネスクラス
地域 | 路線 | 基本マイル数 | PLUS適用時 |
---|---|---|---|
東アジア | ソウル | 18,000 | ~ 48,000 |
プサン | 18,000 | ~ 48,000 | |
広州 | 24,000 | ~ 84,000 | |
上海 東京(羽田)便利用 | 24,000 | ~ 96,000 | |
上海 東京(成田)便利用 | 24,000 | ~ 96,000 | |
上海 大阪(関西)便利用 | 24,000 | ~ 82,000 | |
上海 名古屋(中部)便利用 | 24,000 | ~ 82,000 | |
大連 | 24,000 | ~ 86,000 | |
天津 | 24,000 | ~ 97,000 | |
北京 JL021/JL022便利用 | 24,000 | ~ 99,000 | |
北京 JL021/JL022便以外利用 | 24,000 | ~ 99,000 | |
香港 東京(羽田)便利用 | 24,000 | ~ 80,000 | |
香港 東京(成田)便利用 | 24,000 | ~ 80,000 | |
台北 東京(羽田)便利用 | 24,000 | ~ 72,000 | |
台北 東京(成田)便利用 | 24,000 | ~ 72,000 | |
台北 大阪(関西)便利用 | 24,000 | ~ 69,000 | |
台北 名古屋(中部)便利用 | 24,000 | ~ 69,000 | |
高雄 | 24,000 | ~ 81,000 | |
グアム | グアム | 22,500 | ~ 90,000 |
東南 / 南アジア | クアラルンプール | 40,000 | ~ 140,000 |
ジャカルタ | 40,000 | ~ 140,000 | |
シンガポール | 40,000 | ~ 139,000 | |
デリー | 40,000 | ~ 246,000 | |
ハノイ | 40,000 | ~ 131,000 | |
ホーチミンシティ | 40,000 | ~ 130,000 | |
バンコク JL031/JL034便利用 | 40,000 | ~ 132,000 | |
バンコク JL031/JL034便以外の 東京(羽田・成田)便利用 | 40,000 | ~ 132,000 | |
バンコク 大阪(関西)便利用 | 40,000 | ~ 131,000 | |
バンコク 名古屋(中部)便利用 | 40,000 | ~ 131,000 | |
マニラ | 24,000 | ~ 95,000 | |
オセアニア | シドニー | 40,000 | ~ 178,000 |
メルボルン | 40,000 | ~ 181,000 | |
欧州・ ロシア | パリ | 55,000 | ~ 391,000 |
フランクフルト | 55,000 | ~ 379,000 | |
ヘルシンキ | 55,000 | ~ 381,000 | |
モスクワ | 40,000 | ~ 261,000 | |
ロンドン JL042便利用 | 55,000 | ~ 378,000 | |
ロンドン JL042便以外利用 | 55,000 | ~ 391,000 | |
ハワイ | コナ | 40,000 | ~ 224,000 |
ホノルル | 40,000 | ~ 217,000 | |
北米 | サンディエゴ | 50,000 | ~ 300,000 |
サンフランシスコ | 50,000 | ~ 338,000 | |
シアトル | 50,000 | ~ 308,500 | |
シカゴ | 50,000 | ~ 382,000 | |
ダラス・フォートワース | 50,000 | ~ 389,000 | |
ニューヨーク 東京(羽田)便利用 | 50,000 | ~ 394,000 | |
ニューヨーク 東京(成田)便利用 | 50,000 | ~ 381,000 | |
ボストン | 50,000 | ~ 375,000 | |
ロサンゼルス 東京(成田)便利用 | 50,000 | ~ 301,000 | |
ロサンゼルス 大阪(関西)便利用 | 50,000 | ~ 300,000 | |
バンクーバー | 50,000 | ~ 320,000 |
ファーストクラス
エリア | 基本マイル数 | PLUS利用時 |
---|---|---|
韓国 | 30,000 | PLUS対象外 |
アジア1 | 36,000 | |
グアム | 36,000 | |
アジア2 | 50,000 | |
オセアニア | 50,000 | |
ロシア | 50,000 | |
ヨーロッパ | 80,000 | |
ハワイ | 50,000 | |
北米 | 70,000 |
JAL国際線 特典航空券PLUSの追加マイルは、残席予測に応じて大幅に変動します。
その時点での残席ではないので、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、その他大型連休の時期はかなり前の段階でも追加マイルが高くなる可能性が高いです。
直前になって残席に余裕がある場合は、有償で売り切れる可能性が刻一刻と減少するので、追加マイル数が少なくなってきます。
人気路線の東京⇔ホノルル(ビジネスクラス)に必要なマイル数は、先々の日程だと往復261,000マイルに張り付いています。
しかし、直前になると往復80,000マイルでフライトできる日程が増えてきます。
一例として2019年5月13日の場合、往路5月18日・復路5月23日か25日の日程だと、見事に8万マイルでお得にフライトすることが可能です。
JAL国際線 特典航空券のルールが変更(改悪が目立つ)
特典航空券PLUSの導入と同時に、特典航空券に関するルールが変更されます。これに関しては改悪が目立つ格好となっています。
項目 | 現在 | 新ルール |
---|---|---|
旅行形態 | 片道・往復(日本発、海外発、海外発日本経由旅程) | 片道・往復(日本発、海外発) |
オープンジョー(行きの到着地と、帰りの出発地が異なる旅程) | オープンジョー(行きの到着地と、帰りの出発地が異なる旅程) | |
利用区間 | 往路・復路それぞれ | 往路・復路それぞれ |
国際2区間、国内1区間まで | 国際1区間、国内1区間まで | |
利用クラス | 異なるクラスの組み合わせ可 | エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラス:異なるクラスとの組み合わせ可 |
ファーストクラス:異なるクラスとの組み合わせ不可(ファーストクラスとの組み合わせのみ可) | ||
必要マイル | エリア・クラスごとに設定 | 路線・クラスごとに設定 |
エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラスは、PLUSを導入 | ||
キャンセル待ち | 可 | エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラス:不可 |
ファーストクラス:可 | ||
予約変更 | 可 | 不可 |
有効期限 | 旅行開始日から1年間(特典発行日から1年以内に旅行を開始することが必要) | 予約便に限り有効 |
新ルールは2018年12月1日の発券からとなり、11月末までに発見した特典航空券については、従来のルールが適用されます。
特典発行日から1年間日程を自由に変更したい、海外発日本経由の旅程、国際2区間、異なるクラスの組み合わせの場合、11月末までに発行しておきましょう。
メリット
JAL国際線 特典航空券PLUSの導入によって、特典航空券を利用できる機会が一気に拡大します。株価で例えるとストップ高となりました。
JALはまだANAと比較すると特典航空券が取りやすい状況となっています。ANAの人気路線は熾烈な競争となっています。
私はぼっちなので、熾烈な競争で瞬間蒸発が続くANAのハワイ路線のビジネスクラスでも特典航空券を取れました。比較的1人だと1年先なら取りやすいですヽ(´ー`)ノ

(/・ω・)/イェイ
しかし、人数が増える程に難易度が上昇します。特に4名といった人数の特典航空券を取ろうとすると、SFC会員でも至難の業となります。
JALでも人気路線の繁忙期のフライトでは、特典航空券をなかなか予約できないという陥穽に嵌まるケースが多いのが現状です。
特典航空券で予約できる席数は限られているので、通常の料金を支払う場合は余裕で予約できたとしても、特典航空券の枠が埋まっていて予約できないことはザラにあります。
こうした状況がJAL国際線 特典航空券PLUSによって改善されます。追加マイルを支払えば、特典航空券で座席を確保することが可能になります。
キャンセル待ちを行う場合は席が空くのをひたすら待つ必要があり、なかなか旅行のプランを立てられない側面がありました。
特典航空券+ホテルで行くか、パッケージツアーを利用するか、そうした旅の根幹が定まらないとトラベルのプランが確定できません。
しかし、特典航空券PLUSの場合は追加マイルの支払いで即座にフライトの席を確保できるので、スムーズに旅行のプランを確定させることが可能になります。
デメリット
JAL 特典航空券PLUSにはメリットがある一方で、デメリットも存在しています。
予測残席数でマイル数が増える
2018年12月以降は基本マイル数+追加マイルで特典航空券を確保できるようになります。
これ自体は喜ばしい状況ではあるものの、同じ便・クラスでも予測残席数で必要な追加マイル数が大きく変動します。
したがって、運用によっては必要なマイル数が大きく増えてしまうリスクがある点がデメリットです。
例えば、東京⇔ホノルルの人気路線の場合、2019年8月12日に日本発、8月17日帰国のお盆休みの時期だと、ビジネスクラスはなんと367,000マイル+18,850円も必要になります。
有償で利用する場合は569,400円なので、1マイルの価値が約1.5円にとどまってしまいます。
これであればマイルをe JALポイントに交換して通常の航空券でフライトした方が、9,578マイルを獲得できるのでお得です。
特典航空券PLUSの使い勝手を大きく左右することになる「予測残席数」とは、「その時点における便の最終的な混み具合の予測値」であり、予約時の便の空席状況ではありません。
繁忙期にはJAL国際線 特典航空券PLUSの必要マイル数が高騰しており、むしろマイルをe JALポイントに交換して航空券を普通に購入した方がお得になります。
一度に1万マイルを交換すると、1.5倍の15,000円相当のe JALポイントを獲得できます。
これはJAL航空券の購入に自由自在に使えますし、フライトによるマイル・FLY ONポイントもフルに獲得することが可能です。
予約変更時に手数料が発生
JAL国際線 特典航空券の予約変更したい場合、まずキャンセルしてマイルが払い戻されて、再度予約する流れとなります。
この時に3,100円(税込)の手数料が発生します。同一区間の上位クラスへの変更も同様の取り扱いとなります。
2018年11月末までの特典航空券は、発行日から1年以内は日程を自由に変更できましたが、この点が大きく不自由になります。
キャンセル待ちの選択肢がなくなる
JAL国際線 特典航空券PLUSの導入によって、キャンセル待ちが不可能になりました。
日程が確定しないのが許容できる場合は、運よくキャンセル待ちが発生するのを待つというのも選択肢でした。しかし、今後はその道はなくなります。
しかし、12月1日以降の特典航空券は、予約変更が不可となり、予約便に限り有効となります。
まとめ
JAL国際線 特典航空券PLUSでは、繁忙期でも通常の基本マイルよりも多いマイルで国際線の特典航空券が利用可能になります。
キャンセル待ちがなくなり、追加マイルを支出することでその場で特典航空券を予約できるようになります。今後はより一層、特典航空券に交換できる機会が拡大することになります。
他方、繁忙期は必要マイル数が高騰、キャンセル待ちが不可になる、日程・クラスの変更に手数料が発生、異なるクラスの組み合わせはNGになる等のデメリットもあります。
全体的には確かに改悪の側面もありますけれども、それ以上に追加マイルの支払いで特典航空券を予約できるようになったメリットの方が大きいと考えます。
特に専業投資家、日程に自由がきく自営業者・フリーランサー、専業主婦(主夫)など日程に都合がつく方ならともかくとして、日程の確定が難しい自営業者、会社員(サラリーマン・OL)、公務員にとっては大きなメリットです。
あまりに高いマイル数になったらe JALポイントに交換すればいいだけとなるので、最大マイル数は強烈な数字ですけれども、さほど必要マイル数は高騰していません。
2018年12月に2019年5月のGWの特典航空券を予約する場合は、マイルをe JALポイントに交換して支払うよりも若干お得になる路線が多い状況でした。
ただし、中にはe JALポイントに交換した方がお得な路線も僅かに存在していました。
JAL国際線 特典航空券PLUSを利用するには、元手となるJALマイルが必要です。JALカードでの支払いで貯めるのがおすすめです。
JALカードは、ショッピングマイル、フライトボーナス、継続ボーナス、アドオンマイルなど、カード利用でザクザクとJALマイルがたまる仕組みがあります。
世代を超えて愛される傑出した航空系カード、マイルが貯まるクレジットカードであり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
「いつか行ってみたい」をJALカードで実現させることができます。しかも遅延が少ない最上級のフライトで行きたい場所へ行くことが可能です。
JALは定時到着率が高く、ライバルのANAと比較しても良い数字を継続的に残しています。
JALカードは株式会社ジャルカードがJCB、三菱UFJニコス、ビューカード、東急カード、小田急カード、三井住友トラストクラブと提携して発行・運営しています。
国際ブランドはJCB、VISA、Mastercard、American Express、Diners Clubの5大ブランドを網羅しています。
JALカードは普通カードでも2,000円(税抜)の年会費が発生しますけれども、キラリと光るエクセレントな魅力を備えており、高い価値があります。
「損して得取れ」の典型例であり、コスト以上に卓越したベネフィットを享受でき、年会費を支払ってもそれ以上にお得になります。JALカードの種類は下表のとおりです。
カード名 | 発行会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
JAL・JCBカード | JCB | JCB | |
JALカード OPクレジット | JCB、小田急カード | 小田急ポイント | |
JALカード Suica | JCB、ビューカード | Suica | |
JALカード DC (Visa/Mastercard) | 三菱UFJニコス(DCカード) | Visa Mastercard | |
JALカード TOKYU POINT ClubQ | 三菱UFJニコス(DCカード)、 東急カード | Visa Mastercard | TOKYU POINT |
JALアメックス | 三菱UFJニコス | Amex | |
JALダイナースカード | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
ショッピングマイル・プレミアムに加入すれば1%JALマイル還元となり、JALカード特約店なら2%還元となってファンタスティックです。JAL旅行積立でもショッピングマイルを獲得できます。
私もJALカードをフル活用しており、旅行や出張の移動をお得で快適なものにすることが可能になっています。
JALカードのような良いクレジットカードを使えば、長い目で見ると10万円・20万円といったリターンを得られます。
空前の低金利の時代には、JALカードのお得度は絶大な威力があります。バリューが高い生活を送れて、浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
スタンダードタイプのJALカードは年会費が2,000円(税抜)と安く、JALカード共通の多様な特典を受けることができます。そのうちの一つが先得の早期予約です。
マイル付与率は0.5%ですけれども、3,000円(税抜)を支払えば1%となります。
JALグループ、イオン、ファミリーマート、マツモトキヨシ、ウエルシア、ENEOS、ロイヤルホスト、スターバックスカードチャージ等のJALカード特約店では2倍の還元率となり、1%/2%でJALマイルがザクザクと貯まります。
ネット通販のJALショッピングでも高還元となり、リアル店舗でもインターネットでもお得です。
加入するか否かの損益分岐点は、1マイル2円ならば、一般加盟店では年30万円、JALカード特約店では年15万円(税抜)となります。
1マイル3円なら一般加盟店は年20万円、JALカード特約店は年10万円(税抜)で元が取れます。
この程度は利用する方が大多数だと思うので、ショッピングマイル・プレミアムをつけるのがおすすめです。
航空系カードにはおなじみのボーナスマイルの制度もあり、フライトボーナスは10%、継続ボーナスは1,000マイルです。その他、JALカード共通の特典を利用できます。
- JAL/JTAの機内販売が10%割引
- 国内空港店舗での割引(5%~10%OFF)
- ホテルニッコー & JALシティの割引・特典(宿泊優待・料飲店5%OFF)
- JALパック(国内・海外パッケージツアー)の割引(最大5%OFF)
- JALカード会員限定の「JALビジネスきっぷ」(搭乗日当日まで予約・変更が可)
- 空港パーキング割引(羽田空港・成田空港・福岡空港)
- レンタカー(国内・海外)割引
- JALプラザ TABITUS+ STATION 割引
- 「Jシニアーズ・アカデミー」入会金50%割引
- 清水エスパルスファンクラブ入会金無料・年会費優待
普通カードの各JALカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | アメックス | JCB | OPクレジット | Suica | Master Card Visa | TOKYU POINT ClubQ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
申込資格 | 原則として18歳以上 本人か配偶者に安定収入 | 18歳以上(高校生を除く) Suicaは日本国内に在住 | |||||
学生の申し込み | △ | ○ | |||||
ディズニーデザイン | - | ○ | - | ||||
年会費(税抜) | 6,000 | 2,000(入会後1年間無料) | |||||
家族カード年会費(税抜) | 2,500 | 1,000(入会後1年間無料) | 1,000 | 1,000(入会後1年間無料) | |||
ショッピングマイル・プレミアム年会費 | 3,000 | ||||||
ETCカード手数料(税抜) | 無料 | 年会費477円 | 発行手数料1,000円 | ||||
マイル付与率 | 一般加盟店 | 0.5% / 1%(ショッピングマイル・プレミアム) | |||||
特約店 | 1.0-1.5% / 1.5-2%(ショッピングマイル・プレミアム) | ||||||
航空券等 | 1.5% / 2%(ショッピングマイル・プレミアム) | ||||||
アドオンマイル | - | ||||||
マイル有効期間 | 3年 | ||||||
フライトボーナス | 10% | ||||||
入会/継続ボーナスマイル | 1,000/1,000 | ||||||
JALカード CLUB-Aゴールドカード特典 | - | ||||||
空港ラウンジ | ○(同伴者1名無料) | - | |||||
手荷物無料宅配 | - | ||||||
日本語による救急サービス | ○ | ||||||
24時間健康・医療相談 | - | ||||||
ショッピング保険 (自己負担) | 最高200万(3千円) 国内外 | 最高100万(1万円) 海外のみ | - | ||||
海外航空便遅延お見舞金制度 | - | ||||||
JALカードゴルファー保険 | - | ||||||
電子マネー(マイル付与) | - | QUICPay、WAON | QUICPay WAON PASMO | WAON Suica | WAON | WAON PASMO | |
その他付帯特典 | アメリカン・エキスプレス・コネクト ハローデスク 銀聯カード | JCBプラザ等JCBのサービス | JCBプラザ等JCBのサービス Viewカードのサービスの一部 | DC Visa/Mastercardのサービス | |||
独自ポイント | - | - | 小田急 ポイント | JRE POINT | - | TOKYU POINT | |
旅行保険 | 国内外ともに自動付帯(Amexは利用による上乗せ有り) | ||||||
海外旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ○ | - | ||||
死亡・後遺障害 | 3000万円(内自動1千万)(1000万) | 1000万 | |||||
傷害治療 | 100万 | - | |||||
疾病治療 | 100万 | - | |||||
救援者費用 | 100万 | 100万 | |||||
賠償費用 | 2000万 | - | |||||
携行品損害(1旅行/年) | 50万/100万 自己負担3,000円 | - | |||||
国内旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ○ | - | ||||
傷害死亡・後遺障害 | 3000万円(内自動1千万)(1000万) | 1000万円 | |||||
入院保険金日額 | 5,000円/日 | - | |||||
通院保険金日額 | 3,000円/日 | - | |||||
手術保険金(最高) | 20万 | - |
JALアメックスかそれ以外かで大別すると2分されます。JALアメックスは年会費が高いものの、旅行傷害保険・ショッピング保険が充実しています。
また、ゴールドカードにも付帯していないことが多い、同伴者1名まで無料の空港ラウンジは大きな魅力があります。
これらの特典に魅力を感じて高い年会費を許容できるならば、JALアメックス(普通カード)が候補となります。
JALアメックス以外のJALカード(普通カード)は、まずカードフェイスはディズニーデザインがいいか否かが選択肢となります。ディズニーデザインがよければJCBで決まりです。
通常デザインのJAL普通カードの選択肢では、国際ブランド、電子マネー、独自ポイント、ETCカードの年会費、海外のショッピング保険などを総合考慮して、好みのJALカードを選択することになります。
どのJALカードも基本的な内容は同一であり、最後は好みで決めてOKだと思います。大きな要素は独自のポイント・電子マネーです。
TOKYU POINTや小田急ポイントを搭載したJALカードがよければ、 TOKYU POINT ClubQやOPクレジットが有力候補となります。
Suicaチャージでマイルを貯めたい場合は、JALカードSuicaが最有力候補です(JALカードSuica CLUB-Aカードとゴールドカードの比較)。
WAONにチャージしたい場合は、JCB、VISA/Mastercard、TOKYU POINT ClubQが候補となります。
普通カードの一つ上には「JAL CLUB-Aカード」というクレジットカードがあります。ゴールドカードとの間にあり、国際線のプレミアムエコノミーのようなカードです。
シャンパンゴールドのような淡いゴールド色のカードフェイスで洗練されています。
ANAワイドカードは普通カードとほとんど同じ色味なのに対して、JAL CLUB-Aカードはゴールドカードに準じた色でオシャレさにおいて圧勝しています。
CLUB-AカードがあればJGCカードに移行できるので、JGC用のクレジットカードとして有力候補です。
フライトボーナスマイルは25%・継続ボーナスは2,000マイルにパワーアップして、JALビジネスクラスチェックインカウンターなど普通カードよりも充実の特典が付帯します。
- JALビジネスクラス・チェックインカウンターの利用
- 海外・国内健康医療相談サービス(24時間365日)
- 会員誌「アゴラ」
- JALオリジナルカレンダーの送付(不要の場合は500 e JALポイント)
- 空港免税店での割引(普通カードの2倍の10%OFF)
ザクザクとフライト・継続ボーナスを獲得できます。また、待ち時間の少ないチェックインカウンターを利用可能です。
各JAL CLUB-Aカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | JCB | OPクレジット | Suica | Visa / MasterCard | TOKYU POINT ClubQ | |
---|---|---|---|---|---|---|
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) | 18歳以上(高校生を除く) 日本国内に在住 | 18歳以上(高校生を除く) | |||
学生の申し込み | ○ | |||||
ディズニーデザイン | ○ | - | ||||
年会費(税抜) | 10,000 | |||||
家族カード年会費(税抜) | 3,500 | 3,500 | 3,500 | |||
ショッピングマイル・プレミアム年会費 | 3,000 | |||||
ETCカード手数料(税抜) | 無料 | 年会費477円 | 発行手数料1,000円 | |||
マイル付与率 | 一般加盟店 | 0.5% / 1%(ショッピングマイル・プレミアム) | ||||
特約店 | 1.0-1.5% / 1.5-2%(ショッピングマイル・プレミアム) | |||||
航空券等 | 1.5% / 2%(ショッピングマイル・プレミアム) | |||||
アドオンマイル | - | |||||
マイル有効期間 | 3年 | |||||
フライトボーナス | 25% | |||||
入会/継続ボーナスマイル | 5,000/2,000 | |||||
JAL CLUB-Aカード特典 | ○ | |||||
空港ラウンジ | - | |||||
手荷物無料宅配 | - | |||||
日本語による救急サービス | ○ | |||||
24時間健康・医療相談 | ○ | |||||
ショッピング保険(自己負担) | 海外のみ最高100万(1万円) | - | ||||
海外航空便遅延お見舞金制度 | - | |||||
JALカードゴルファー保険 | - | |||||
電子マネー(マイル付与) | QUICPay、WAON | QUICPay WAON PASMO | Suica | WAON | WAON PASMO | |
その他付帯特典 | JCBプラザ等JCBのサービス | JCBプラザ等JCBのサービス Viewカードのサービスの一部 | DC Visa/Mastercardのサービス | |||
独自ポイント | - | 小田急 ポイント | JRE POINT | - | TOKYU POINT | |
旅行保険 | 国内外ともに自動付帯 | |||||
海外旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | - | ||||
死亡・後遺障害 | 5000万 | |||||
傷害治療 | 150万 | |||||
疾病治療 | 150万 | |||||
救援者費用 | 100万 | |||||
賠償費用 | 2000万 | |||||
携行品損害(1旅行/年) | 50万/100万 自己負担3,000円 | |||||
国内旅行傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | - | ||||
傷害死亡・後遺障害 | 5000万円 | |||||
入院保険金日額 | 10,000円/日 | |||||
通院保険金日額 | 2,000円/日 | |||||
手術保険金 | 入院中:10万円、その他:5万円 |
CLUB-Aカード以上のJALカードは、マイルで年会費を支払えるようになりました。
JAL CLUB-Aカードは普通カードと同様に、まずカードフェイスはディズニーデザインがいいか否かが選択肢となります。ディズニーデザインがよければJCBで決まります。
通常デザインのJALカード CLUB-Aカードの選択肢では、国際ブランド、電子マネー、独自ポイント、ETCカードの年会費、海外のショッピング保険などを総合考慮して、好みのJALカードを選択することになります。
どのJALカード CLUB-Aカードも基本的な内容は同一であり、最後は好みで決めてOKだと思います。選択において大きいのは独自のポイント・電子マネーです。
TOKYU POINTや小田急ポイントを搭載したJALカードがよければ、 TOKYU POINT ClubQやOPクレジットが有力候補となります。
Suicaチャージでマイルを貯めたい場合は、JALカードSuicaが最有力候補です(JALカードSuica CLUB-Aカードとゴールドカードの比較)。
WAONにチャージしたい場合は、JCB、VISA/Mastercard、TOKYU POINT ClubQが候補となります。
各JAL CLUB-Aカードの比較については、以下で徹底解説しています。
JALカードのゴールドカードは、ショッピングマイルプレミアムが無料で自動付帯となります。
また、空港ラウンジ、手荷物無料宅配、充実の保険、航空便遅延お見舞金など特典が更に豊富になります。
CLUB-Aカードにショッピングマイルプレミアムを付帯した維持コストは13,000円なので、ゴールドカードとの差は3,000円(税抜)となります。
なお、JALダイナースカードはCLUB-Aゴールドカードにカテゴライズされていますが、ダイナースクラブカードと共通の充実したダイニング・トラベル特典を使えるので、年会費が高価となっています。
JAL CLUB-Aゴールドカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。JALダイナースカードはプラチナと年会費が肉薄しているので、プラチナカードの欄で比較します。
項目 | アメックス | JCB | OPクレジット | Suica | Visa/ Mastercard | TOKYU POINT ClubQ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
申込資格 | 原則として20歳以上 本人に安定収入 | 20歳以上 本人に安定継続収入 | 20歳以上 安定収入 | 20歳以上 一定以上の勤続年数・営業歴・安定収入 | |||
学生の申し込み | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | |||
ディズニーデザイン | - | ○ | - | - | - | ||
年会費(税抜) | 19,000 | 16,000 | 19,000 | 16,000 | |||
家族カード年会費(税抜) | 8,000 | 8,000 | 8,000 | 8,000 | |||
ショッピングマイル・プレミアム年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | |||
ショッピングマイル付与率 | 1%~2% | 1%~2% | 1%~2% | 1%~2% | |||
アドオンマイル | +1%(合計3%) | - | - | - | |||
JAL航空券等マイル付与率 | 3% | 2% | 2% | 2% | |||
マイル有効期間 | 3年 | 3年 | 3年 | 3年 | |||
フライトボーナス | 25% | 25% | 25% | 25% | |||
入会/継続ボーナスマイル | 5,000/2,000 | ||||||
JALカード CLUB-Aカード特典 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
ビューカードのゴールドカード特典 | - | - | ○ | - | |||
空港ラウンジ | ○(同伴者1名無料) | ○ | ○ | ○ | |||
手荷物無料宅配 | 帰国時 | - | - | - | |||
日本語による救急サービス | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
24時間健康・医療相談 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
ショッピング保険(自己負担) | 最高300万 (3千円) | 最高500万(3千円) | 最高300万(5千円) | 最高300万(1万円) | |||
海外航空便遅延お見舞金制度 | 2万 | 2万 | 2万 | 2万 | |||
JALカードゴルファー保険 | 最高1億 | 最高1億 | 最高1億 | 最高1億 | |||
電子マネー(マイル付与) | - | QUICPay WAON | QUICPay WAON PASMO | Suica | WAON | WAON PASMO | |
その他付帯特典 | アメリカン・エキスプレス・コネクト 三菱UFJニコスのサービス 銀聯カード | GOLD Basic Service JCBプラザ等JCBのサービス | JCB、VIEWカードのサービスの一部 | DC Visa/Mastercardのサービス | |||
独自ポイント | - | - | 小田急 ポイント | JRE POINT | - | TOKYU POINT | |
旅行保険の付帯(自動/利用) | 国内外ともに自動付帯(Amex/JCB/OPは利用による上乗せ有り) | ||||||
海外旅行傷害保険 | 家族特約 | ○(以下、カッコ内は家族の保険金額) | |||||
死亡・後遺障害 | 5000万円(1000万) | 1億円 (内自動5千万) (1000万) | 5000万円 (1000万) | ||||
傷害治療 | 200万円(同額) | 300万円(200万) | 150万(同額) | ||||
疾病治療 | 200万円(同額) | 300万円(200万) | 150万(同額) | ||||
救援者費用 | 200万円(同額) | 400万円(200万) | 100万(同額) | 150万(同額) | |||
賠償費用 | 3000万円(同額) | 1億円(2000万) | 2000万(同額) | 2000万(同額) 免責1千円 | |||
携行品損害(1旅行/年) | 50万/100万(同額) 自己負担3,000円 | 50万/100万(同額) 自己負担3,000円 | 50万/100万(同額) 自己負担3,000円 | ||||
国内旅行傷害保険 | 家族特約 | ○(カッコ内は家族) | - | - | - | ||
傷害死亡・後遺障害 | 5000万円(内自動3千万)(1000万) | 5000万円 | |||||
入院保険金日額 | 10,000円/日(同額) | 10,000円/日 | |||||
通院保険金日額 | 3,000円/日(同額) | 2,000円/日 | 3,000円/日 | ||||
手術保険金(最高) | 40万(同額) | 40万 | 10万 | 40万 | |||
航空機遅延 | 乗継遅延費用保険金 | - | 2万円 | - | - | - | |
出航遅延費用等保険金 | - | 2万円 | - | - | - | ||
寄託手荷物遅延費用 | - | 2万円 | - | - | - | ||
寄託手荷物紛失費用 | - | 4万円 | - | - | - |
大別すると、アメックス、Suica、それ以外で年会費とサービス内容が大きく異なります。
JAL アメックス CLUB-Aゴールドカードと他のCLUB-Aゴールドカードを比較すると、電子マネー、年会費、ショッピング保険・海外旅行傷害保険・航空機遅延費用保険(JCB)は、JALカード CLUB-Aゴールドカードが優れています。
しかし、1%のアドオンマイルでJAL航空券等のマイル付与率が3%になる点、帰国時の手荷物無料宅配、空港ラウンジが同伴者1名無料、旅行傷害保険の家族特約は、JAL アメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールドカードが上回っています。
手荷物宅配は1回あたり1,500円~2,000円はするので、年に2回利用するだけで、年会費の差(税抜3,000円)は元が取れます。
JALグループ航空券等のマイル付与率は1%の差があるので、1マイル2円ならば年150,000円(税抜)、1マイル3円なら年100,000円(税抜)で元が取れます。
ファーストクラスで1マイル7円~20円で使う場合は、少しでも多くマイルが得られた方がお得になるので、JALアメックス CLUB-Aゴールドカードの価値が上がります。
1マイルの価値 | 年間利用額(税抜) |
---|---|
2円 | 150,000円 |
3円 | 100,000円 |
4円 | 75,000円 |
5円 | 60,000円 |
7円 | 約42,858円 |
10円 | 30,000円 |
15円 | 20,000円 |
20円 | 15,000円 |
年3,000円(税抜)でアドオンマイルと手荷物無料宅配が付帯するので、他のCLUB-AゴールドカードよりもJAL アメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールドカードが魅力的です。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは、JAL CLUB-Aゴールドカードとビューゴールドプラスカードのベネフィットが1枚に融合している点で魅力的なクレジットカードです。
年1回のプレゼント、東京駅のビューゴールドラウンジ特典、会員誌・会員限定イベント・優待特典を利用可能です。
年100万円以上利用すると、毎年5,000円(約3,333マイル)のプレゼントがもらえます。この場合はCLUB-Aカードよりもコスパ良好です(JALカードSuicaのCLUB-AカードとCLUB-Aゴールドカードの比較)。
アメックス、Suica以外のJAL CLUB-Aゴールドカードは、まずカードフェイスはディズニーデザインがいいか否かが選択肢となります。ディズニーデザインがよければJCBで決まります。
通常デザインのJALカード CLUB-Aゴールドカードの選択肢では、国際ブランド、独自ポイント、保険の内容などを総合考慮して、好みのJALカードを選択することになります。
どのJAL CLUB-AゴールドカードもCLUB-Aカードと同じく基本的な内容は同一であり、最後は好みで決めてOKだと思います。大きいのは独自のポイントです。
TOKYU POINTや小田急ポイントを搭載したJALカードがよければ、 TOKYU POINT ClubQやOPクレジットが有力候補となります。
独自ポイントが不要の場合、保険が充実しているのはJCB、海外で使える店舗が多いのはVISA/Mastercardです。
あらゆるJAL CLUB-Aゴールドカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
最上級のJALカードが「JALカード プラチナ」であり、JCBとアメックスの2種類があります。
JAL航空券・機内販売などをJALカード プラチナで決済すると、2%のアドオンマイルがプラスされて合計4%のマイルを得られます。
コンシェルジュ、プライオリティパス、コース料理1名分無料サービス、その他プラチナカード限定特典が付帯しています。
JALカード プラチナとJALダイナースカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | JALアメックス プラチナ | JAL・JCBカード プラチナ | JALダイナースカード | |
---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 31,000円 | 31,000円 | 28,000円 | |
家族カード年会費(税抜) | 15,500円 | 15,500円 | 9,000円 | |
ショッピングマイル・プレミアム費用 | 0 | 0 | 0 | |
ショッピングマイル付与率 | 1%~2% | 1%~2% | 1%~2% | |
アドオンマイル | +2%で合計4% | +2%で合計4% | - | |
マイル有効期間 | 3年 | 3年 | 3年 | |
フライトボーナス | +25% | +25% | +25% | |
入会/継続ボーナスマイル | 5,000/2,000 | 5,000/2,000 | 5,000/2,000 | |
JAL CLUB-Aカード特典 | ○ | ○ | ○ | |
トラベル優待 | スーペリアエキスペリエンス | プレミアムステイプラン | クラブホテルズ等 | |
コンシェルジュ | ○ | ○ | - | |
プライオリティパス | ○ | ○ | - | |
コース料理1名無料 | プラチナ・グルメセレクション | グルメ・ベネフィット | エグゼクティブ・ダイニング | |
飲食代大幅割引サービス | - | ダイニング30(30%OFF) | - | |
カード会社空港ラウンジ | ○(同伴者1名まで無料) | ○(同伴者1名まで無料) | ○(ダイナースクラブの 800ヵ所のラウンジ) | |
コート(防寒具)預かりサービス | ○ | - | - | |
手ぶらチェックインサービス | ○ | - | - | |
USJラウンジ | - | ○ | - | |
京都ラウンジ | - | ○ | - | |
手荷物無料宅配 | 往復 | 往復(JCBトラベルデスク利用時) | 片道 | |
24時間健康・医療相談 | ○ | ○ | ○ | |
ショッピング保険(自己負担) | 最高300万(3千円) | 最高500万(3千円) | 最高500万(3千円) | |
海外航空便遅延お見舞金制度 | 2万 | 2万 | 2万 | |
JALカードゴルファー保険 | 最高1億 | 最高1億 | 最高1億 | |
電子マネー(マイル付与) | - | QUICPay、WAON | SMART ICOCA | |
その他付帯特典 | アメリカン・エキスプレス・コネクト 銀聯カード | GOLD Basic Service 京都ラウンジ | おもてなしプラン 京都ラウンジ コナミスポーツクラブ優待等 | |
海外旅行傷害保険 | 家族特約 | ○(カッコ内は家族) | ○(カッコ内は家族) | - |
自動付帯 | ○(利用による上乗せ有) | ○ | ○(利用による上乗せ有) | |
死亡・後遺障害 | 1億円(内自動5,000万)(1000万) | 1億円(1000万) | 1億円(内自動5,000万) | |
傷害治療 | 200万円(同額) | 1000万円(200万) | 300万円 | |
疾病治療 | 200万円(同額) | 1000万円(200万) | 300万円 | |
救援者費用 | 200万円(同額) | 1000万円(200万) | 400万円 | |
賠償費用 | 3000万円(同額) | 1億円(2000万) | 1億円 | |
携行品損害(1旅行/年) | 50万/100万(同額) 自己負担3,000円 | 100万/100万円(50万円) 自己負担3,000円 | 100万/100万 自己負担3,000円 | |
国内旅行傷害保険 | 家族特約 | ○(カッコ内は家族) | - | - |
自動付帯 | ○ | ○ | ○(利用による上乗せ有) | |
傷害死亡・後遺障害 | 5000万円(1000万) | 1億円 | 1億円(内自動5,000万) | |
入院保険金日額 | 10,000円/日(同額) | 10,000円/日 | 10,000円/日 | |
通院保険金日額 | 3,000円/日(同額) | 2,000円/日 | 3,000円/日 | |
手術保険金 | 40万(同額) | 40万 | 40万 | |
航空機遅延 | 乗継遅延費用保険金 | - | 2万円 | - |
出航遅延費用等保険金 | - | 2万円 | - | |
寄託手荷物遅延費用 | - | 2万円 | - | |
寄託手荷物紛失費用 | - | 4万円 | - |
JALアメックス プラチナとJAL・JCBカード プラチナを比較すると、ダイニング30、電子マネー、GOLD Basic Service、USJラウンジ、京都ラウンジ、通院保険金以外の保険は、JAL・JCBカード プラチナが上回っています。
また、機能そのものではありませんが、JCBロゴの箔押し印刷が卓越してカッコ良い点もJCBの大きなメリットです。ダイナースのブラックカード級のプレミアム感があります。
他方、プライオリティ・パスに家族会員も申込可能、手荷物無料宅配(往復)、コート(防寒具)預かり、手ぶらチェックインサービス、国内旅行傷害保険の家族特約、通院保険金は、JALアメックス プラチナが上回っています。
比較をまとめると、JALアメックス プラチナは、JALグループでのアドオンマイル、JAL CLUB-Aゴールドカード、三菱UFJニコスのプラチナカードの特典が融合したラグジュアリー・カードです。
JAL・JCBカード プラチナは、JALグループでのアドオンマイル、JAL CLUB-Aゴールドカード、JCB THE CLASSの一部特典が融合したプラチナカードです。
JALアメックス プラチナとJAL・JCBプラチナの比較については、以下にまとめています。
年会費が同じであるJALアメックス プラチナとANAアメックス・ゴールドの比較については、以下で徹底解説しています。
JALダイナースカードとJALアメックス プラチナを比較すると、ダイナースクラブのダイニング特典、カード会社の航空ラウンジ、ショッピング保険、旅行傷害保険、電子マネー、京都ラウンジは、JALダイナースカードが上回っています。
しかし、アドオンマイルでJAL航空機等が4%になる点、コンシェルジュ、プライオリティ・パス、手荷物無料宅配往復、コート預かりサービス、手ぶらチェックイン、旅行傷害保険の家族特約は、JALアメックス プラチナが上回っています。
JALダイナースカードとJAL・JCBカード プラチナを比較すると、年会費の安さ、ダイナースクラブのダイニング特典、通院保険金以外の保険は、JALダイナースカードが上回っています。
しかし、アドオンマイルでJAL航空機等が4%になる点、コンシェルジュ、USJラウンジ、プライオリティ・パス、通院保険金以外の旅行傷害保険、電子マネー(QUICPay・Apple Pay)、航空機遅延保険は、JAL・JCBカード プラチナが上回っています。
JALカードは先得の早期予約以外にも、フライトに役立つベネフィットが満載となっています。
JALカードは2018年度JCSI顧客満足度調査 クレジットカード部門で、「ロイヤルティ」「推奨意向」「知覚品質」で第1位を獲得しています。客観的に高く評価されています。
キラリと光るエクセレントな特典が豊潤であり、人生がもっと楽しくなるクレジットカードです。一度使ったらもう手放せません。
JALカードは大量のマイルを得られる入会キャンペーンも魅力的です。