PayPayは2023年8月1日から、PayPayカード以外のクレジットカードを利用した決済を停止。また、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いによるPayPay残高へのチャージ手数料が、月2回目以降は2.5%に改悪されます。
以前、PayPayは2019年9月30日(月)利用分までは、リアル店舗での支払いで3%の還元でしたが、2019年10月1日からは残念な改悪が勃発して、還元率が1.5%に半減。更に2020年4月1日からは1/3の0.5%に暴落します。
また、2020年1月31日まではヤフーカードでのチャージ・決済で+1%のVポイントを得られましたが、2020年2月1日からは還元対象外となり、ポイント二重取りができなくなりました。
改悪のアナウンスはキャンペーン告知の下でこっそりとなっています(プレスリリース)。
2021年7月1日には再改悪があり、ヤフーカードでの+1%(PayPayモールは2%)の特典が終了しました(詳細)。
2022年12月からは、PayPay STEPで最大1.5%だったのが、3つのサービス利用での+0.5%が消滅。PayPayカードが条件となり、未保有者にとっては改悪です。
メインの決済手段としてPayPayを活用してきた方にとっては衝撃的な改悪となります。変更点、代替のキャッシュレス決済手段について徹底的に解説します。
目次
PayPayの改悪内容の詳細
2019年10月1日から、PayPayのリアル店舗でのコード決済の還元率が大幅に低下し、2020年4月1日からは更に暴落となりました。
支払い方法 | ~9月30日 | 10月1日~ | 4月1日~ |
---|---|---|---|
PayPayポイント、ヤフーカード | 3.0% | 1.5% | 0.5% |
ヤフーカード以外のクレジットカード | 0.5% | 0.0% | 0.0% |
ヤフーカード以外のクレジットカードはPayPay独自の上乗せが対象外になり、PayPayポイント・ヤフーカードでの支払いもかつての3%から0.5%に垂直落下。6分の1(約16.67%)というのは強烈なインパクトを放っています。
また、2020年2月1日からは、ヤフーカードでのPayPay決済、PayPayポイントチャージが1%のVポイント還元の対象外となります。
2020年1月末までは、合計還元率は2.5%でした。
1.5%のPayPayポイント+1.0%のVポイント
しかし、2020年4月からPayPay利用による還元は0.5%のPayPayポイントのみとなります。ポイント二重取りが封鎖。
2023年1月の付与分からは、「PayPayクレジット」でのお支払いの場合+0.5%が加算され、基本付与分が1.0%となりました。
PayPayに登録して利用するクレジットカードをPayPayカードにして、PayPayクレジットで支払うと、基本1%となってのは改善ですが、未保有者にとっては改悪です。
前月の200円以上の決済回数30回以上&前月の決済金額10万円以上/月で+0.5%となり、合計還元率は最大1.5%となります。
利用条件 | 還元率 |
---|---|
通常 | 0.5% |
「PayPayクレジット」 | +0.5% |
前月の200円以上の決済回数30回以上/月 &前月の決済金額10万円以上/月 | +0.5% |
合計 | 最大合計1.5% |
※還元、決済回数および決済金額のカウントは、PayPayポイントまたはヤフーカードで支払う場合のみ対象
しかし、PayPayで月30回以上・10万円以上決済するのが難しい方が大多数でしょう。期間限定残高消化のために使いまくっていても、半分程度にしかなりませんでした。
したがって、Yahoo!ショッピング等で付与されたPayPayポイントの消化、お得なキャンペーン以外では使う妙味が全くありません。
d払いもdカード払いでも合計1%に改悪されたので、d払いと比較するとPayPayは同一です。
しかし、1.5%以上の還元率に昇華させることが可能な楽天ペイ、au PAYの方が圧倒的にお得。PayPay以外のおすすめPayサービスについては、以下で徹底的に解説しています。
2021年10月からはYahoo!ショッピング等の還元率が0.5%に
Yahoo!ショッピングやヤフオク!、Yahoo!トラベル、PayPayモールなどで、2021年10月1日(金)12:00より、PayPayでの支払い時に獲得できる還元率が半減します。
1.0%→0.5%
Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、LOHACO by ASKUL、Yahoo!占い、Yahoo!ニュース、ebookjapan、Yahoo!ゲーム、Yahoo!トラベル、PayPayフリマ、PayPayモール、Yahoo!トラベル、PassMarketが改悪の対象です。
確かにPayPayの改悪は残念ですが、お得なキャンペーンの妙味が高く、大量の還元を享受できるので、依然としてお得なPayサービスです。
私はなんとPayPayの賜物で通算241,643円相当も得しています。
PayPayの支払い方法は年会費無料カードであるPayPayカードが便利です。ヤフーカードはお得なPayPayポイントのキャンペーンを開催しています。
また、PayPay払い以外の決済方法でも、2022年12月頃には、Yahoo!ショッピングで還元率が低下します。
代わりの候補
PayPayを活用して2019年9月30日まで3.0%還元、2019年10月~2020年1月まで合計2.5%還元を享受していた方にとっては、相次ぐ改悪は手痛い打撃となります。
青天の霹靂、吃驚仰天、驚天動地、驚愕動転ですね。
PayPay改悪後の代替候補についてまとめます。
TOYOTA Walletはポイント3重取りが可能
TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)というキャッシュレス決済のスマホアプリがあります。iPhoneもしくはAndroidスマホがあれば誰でも使えます。
iD、Mastercardタッチ決済、オンラインでのMastercard加盟店でのカード決済、QRコード決済(銀行Pay)、TS CUBIC Payを利用可能です。
主なメリット
- 5つのキャッシュレス決済を利用可能
- 1.0%のキャッシュバック(iD、QUICPay、オンラインでのMastercard決済、Mastercardタッチ決済、JCBコンタクトレスが対象)
- ポイント二重取りが可能
- 人気が高い電子マネーチャージもポイント還元の対象
- クレジットカード→Kyash→TOYOTA Walletならポイント三重取り
- 初回特典で1,000円プレゼントのキャンペーン
最大のメリットは、電子マネーiD、Mastercardタッチ決済、インターネットのMastercard加盟店での決済で、1.0%キャッシュバックのキャンペーンが期間限定で実施されている点です。
現時点では、モバイルSuica、Apple PayのSuica、モバイルPASMOチャージもキャッシュバックの対象となっています。
Visa、Mastercardのクレジットカードでチャージできるので、お得なポイント二重取りが可能です。
トヨタウォレットはオンラインでのMastercard加盟店、電子マネーiD、Mastercardタッチ決済、Apple PayのSuica、モバイルSuicaチャージに利用可能。おすすめのキャッシュレス決済の筆頭です。
トヨタウォレットを活用すれば、2.2%以上の高還元を享受できます。
代表例
- リクルートカード:合計2.4%
- PayPayカード:合計2.2%
- Orico Card THE POINT:合計2.2%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大3.2%(年100万円マイ・ペイすリボ利用時)※リボ未使用なら2.7%
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計2.7%
- ANA VISAカード、ANA Mastercard:マイル+1.2%
- JALカードDC、JALカード TOKYU POINT ClubQ:マイル+TOYOTA Walletの還元(Kyashチャージは還元対象外)
1.2%以上の高還元カード
リクルートカード、P-one Wizなど、年会費無料カードの中にも1.2%以上の高還元クレジットカードがあります。
こうしたカードを使うと、PayPayよりも圧倒的にお得になります。
マイルが貯まりやすいクレジットカード
航空マイルの価値については諸説がありますが、通説では1マイルの価値は2円と言われています。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
したがって、マイル還元率1%のクレジットカードの場合、実質還元率は2%と解釈することが可能でPayPayよりもお得です。
中にはマリオットボンヴォイアメックスプレミアムのように、約40社のマイレージプログラムと交換でき、マイル還元率1.25%のカードもあるので、実質還元率は2.5%とパワフル。
もちろんマイルには特典航空券が取りづらい等のデメリットが存在。また、飛行機でフライトする機会がないという方も多いでしょう。
しかし、マイラーの方なら航空マイルを有効活用できるので、PayPayよりもお得になります。
Kyash Card
Kyashリアルカードの改悪に立腹している場合、発行手数料が900円と更にコストアップとなる「Kyash Card」を使うのは抵抗があるかもしれません。
しかし、決済上限がUPするというメリットもあります。
- 24時間あたりの決済上限:5万円→30万円
- 1ヶ月あたりの決済上限:12万円→100万円(ただし還元対象は月12万円まで)
Kyash Cardに切り替えた場合はこれまで通りの1.0%還元を維持でき、更にポイント二重取りが可能です。
- PayPayカード:合計1.2%
- リクルートカード:合計1.4%
- Orico Card THE POINT:合計1.2%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大2.2%(年100万円マイ・ペイすリボ利用時)
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計1.7%
- ANA VISAカード、ANA Mastercard:マイル+0.2%
その他、Kyash Cardへのチャージがポイント付与対象のクレジットカードは以下に集約しています。
Kyash Cardへのチャージでポイントを得られるクレジットカードまとめ!
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Kyash Cardのような良いVisaプリペイドカードを使えば、長い目で見ると1万円・2万円といったリターンを得られます。
Kyash Cardは還元率が最大1%のリアル・バーチャルカード!デメリットも徹底解説
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空前の低金利の時代には、Kyash Cardの還元は着実なメリットです。ただし、改悪が相次いで以前よりお得度は低下しました。
au PAY プリペイドカード+クレジットカード
PayPayの還元率が0.5%に低下したので、au PAY プリペイドカードと還元率が同一になりました。
セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、スターバックスカードなど、WALLETポイント特約店の場合、1%以上の還元率になるので、PayPayよりもお得になります。
auユーザーかauじぶん銀行の口座保有者は、au PAYの活用も選択肢。auウォレットの特徴は一部のクレジットカードでチャージするとポイント二重取りが可能である点です。
au PAYチャージにおすすめクレジットカードを活用すると、Kyashと同様にお得なダブル還元を享受できます。
- PayPayカード(旧ヤフーカード):1.5%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大2.5%(マイ・ペイすリボ利用時)
- Orico Card THE POINT:1.5%(入会から半年間は2.5%)
- セゾンアメックス:0.5%の永久不滅ポイントもしくは1.125%のJALマイル+0.5%のPontaポイント
- エポスカード:最大1%
- エポスゴールドカード:最大2.5%
- JQ CARD エポスゴールド:最大1.4%のマイル&0.5%
- アメックスゴールドプリファード:0.5%のアメックスのポイント&0.5%
- ヒルトンアメックスプレミアム:1.5%のヒルトンのポイント&0.5%
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアム:1.5%のマリオットボンヴォイのポイント&0.5%
- ライフカード(Mastercard):誕生月は2.0%
- マイレージプラスカード(セゾン):1.5%のマイル&0.5%
- ANA Mastercard:マイル&0.5%
- ANA東急カード:マイル&0.5%
- Amazonカード:1.5%
- au PAY ゴールドカード:1.5%
au WALLETのメリット、デメリット、特徴、チャージ方法などについては、以下で精緻に分析しています。
クレジットカード→au PAY→B/43→各種Payルート
クレジットカードからau PAY残高にチャージして、さらにVisaブランドのプリペイドカードであるB/43にチャージすると、Payサービスでもポイント多重取りが可能です。
B/43はd払い・楽天ペイに登録できるので、間接的に還元を受けられます(初めて1,000円以上チャージで300円プレゼントの招待コード:O2S70U)。
例えば三井住友カード ゴールド(NL)の最大2%+au PAY 0.5%=合計2.5%還元に昇華します(マイ・ペイすリボ非利用なら最大1.5%+0.5%=2%)。
また、追加の還元はありませんが、au PAYやクレジットカードは使えないけど、d払い・楽天ペイ・PayPayはOKという店舗では、クレジットカード→au PAY→B/43→各Payルートが効果的です。
クレジットカード→au PAY→B/43→モバイルSuicaも可能となっています。
Apple Pay 楽天キャッシュルート
Apple Pay対応iPhoneをお持ちなら、以下のルートで楽天ペイなら3.0%還元が具現化します。
Mastercardブランドの三井住友カード ゴールド(NL)を使うと、マイ・ペイすリボ活用なら合計3%で、面倒な手間を避けてリボ回避でも2.5%還元です。
ただし、nanacoでのPOSAカード購入、Apple Payのnanacoチャージで改悪が生じる恐れも十分にあります。
ミニストップでは、楽天ギフトカードを購入できます。もしご近所にあったら最大4%還元のチャンス!
- 三井住友カード ゴールド(NL)からau PAYチャージ(年100万円利用で1.5%)※マイ・ペイすリボなら+0.5%
- au PAY プリペイドカードからWAONにチャージ(0%)
- ミニストップにてWAONで楽天ギフトカード購入(1.0%)
- 楽天ギフトカードの楽天キャッシュで楽天ペイを利用(1.0%)
今のところはミニストップでのWAONによる楽天ギフトカード購入は、1% WAON POINT還元の対象です。
ただし、ミニストップでの楽天ギフトカード購入は還元対象外となるリスクがあり、Apple PayのWAONチャージで改悪が生じる恐れもあります。
エポスゴールドカード
エポスゴールドカードならPayPayよりもお得になるポテンシャルがあります。しかもVisa加盟店ならどこでも使えるので、圧倒的に便利です。
マルイグループのクレジットカードのエポスゴールドカードは、通常の年会費は5,000円(税抜)です。
家族カードはありませんが、エポスファミリーゴールドという制度があり、家族をエポスゴールドカードに招待することが可能です。
純然たる家族カードではなく、本会員カードなので審査は伴いますが、専業主婦や高齢の親でも通過事例は多々あります。
しかも、エポスゴールドカードは年50万円以上利用すると、翌年度以降はずっと年会費が無料になります。永久に年会費が無料になる点が卓越しています。
年50万円というと1ヶ月あたり約41,667円です。この程度であれば、電気代、ガス水道料金、インターネットや携帯電話の利用料金、NHK受信料・新聞代などの固定費用を カード払いにすればあっという間に到達します。
エポスゴールドカードは、丸井での利用は還元率1%ですが、通常の加盟店での還元率は0.5%です。ただし、年間の利用金額に応じてボーナスポイントをもらえます。
- 年50万円以上利用:2,500円相当(0.5%相当)
- 年100万円以上利用:10,000円相当(1.0%相当)
ボーナスポイントを合わせると、年100万円の利用だと還元率は1.5%となります。カード利用で貯まるポイントは有効期限無しの永久ポイントです。
エポスゴールドカードは年100万円以上使えば屈指の高還元率カードとなります。ゴールドカードならではの特典も充実しています。
また、対象ショップの中からよく利用するショップを登録すると、エポスゴールドカード利用時のポイントが3倍(+1%)になります。
選べるショップは最大3つまでとなります。対象ショップには、電気代・ガス代などの固定費、普段使いすることが多いスーパー・コンビニ・ドラッグストア・ETCカードもあるので便利です。
JR西日本を登録した場合は、SMART ICOCAへのチャージが、1.5%還元で卓越した高還元に昇華します。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと2.5%還元でPayPayを凌駕しますよ!
また、国内・海外の空港ラウンジを無料で利用できます。国内の主要空港20空港に加えて、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル空港)、仁川空港、ホノルルラウンジが利用可能です。
年会費無料で維持できるので、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもコスパ良好です。
利用付帯の海外旅行傷害保険が付帯しており、最も利用頻度が高い傷害治療費用・疾病治療費用は最高300万円と充実しています。
エポスゴールドカード会員限定のベネフィットも豊富に用意されています。
その他、以下のVisaゴールドカード特典を利用できます。
サービス名 | サービス内容 |
---|---|
Visaゴールド空港宅配 | 海外から帰国の際、空港から自宅までの手荷物配送サービス 1個500円(2個目以降、行きは15%OFF) |
Visaゴールド海外Wi-Fiレンタル | 通信レンタル料金の割引 |
Visaゴールド国際線クローク(コート預かり) | 通常料金より15%オフ |
Visa プレミアムカーレンタル | プレミアム輸入車のレンタルサービスが一般料金から約15%オフ |
その他エポスゴールドカードの特徴については以下で徹底解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
エポスゴールドカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているゴールドカードです。
年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角です。
ゴールドカードランキングの上位に位置付けられるハイ・クオリティー・カードです。
特典も充実しており、ゴールドカードとしてはもちろん、あらゆるクレカを含めてもコストパフォーマンスが高いカードです。私は最強のクレジットカードだと考えています。
エポスゴールドカードは自己申込みの場合は初年度5,000円(税抜)の年会費が発生しますけれども、インビテーションが届いてから発行したら、年会費は永年無料となります。
インビテーションの基準はエポスカードの1年以上の保有、年50万円以上の利用なのでハードルは低いです。
まだお持ちでなければこの機会にエポスカードに入会して、エポスゴールドカードを目指してみてはいかがでしょうか。
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JQ CARD エポスゴールド
マイラーの場合はJQ CARD エポスゴールドがおすすめです。知名度は高くありませんが、1.75%ANAマイル還元を具現化する隠れ名カードです。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARD エポスを持っている方がインビテーションを受けると発行できるゴールドカードです。
年会費無料のゴールドカードで希少価値が高く、しかも還元率が高くて特典も充実しているハイ・クオリティー・カードです。
エポスゴールドカードとJQカードの魅力を融合させたクレジットカードで、年100万円ちょうど利用した際には、ボーナスポイントと合わせて1.5%還元となります。
JRキューポはGポイントに交換できるので、JQセゾンみずほルートでGポイント→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。
つまり年100万円ぴったり利用した際のマイル付与率が1.05%となります。100万円超の利用分は0.35%です。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと1.75%ANAマイル還元です。
なお、JALマイルの場合でも最大1.5%還元となり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です。
更にANAマイレージクラブ モバイルプラスに加入した場合、月300円(税抜)のコストで、おサイフケータイ、Edy機能付きのANAカードでのEdy払いが1.5%マイル還元となります。
年間維持コストは3,600円(税抜)です。モバイルプラスはドコモ、au、ソフトバンクの回線契約が必要で、MVNOだとNGなのがデメリットです。
つまり、年100万円ぴったりJQカード エポスゴールドをEdyチャージに利用し、かつモバイルプラスに加入してEdy払いに使ったら2.55%ANAマイル還元となります。
年間ボーナスを含めない場合は、Edyチャージ時の0.35%+モバイルプラスの1.5%で合計1.85%となります。
その他、JQ CARD エポスゴールドの詳細については、以下で精緻に分析しています。
デメリットは改悪リスクがある点です。Edy一体型AMCの発行を終了しており、ANAのEdyに対するコミットの温度感は低下しています。
ANAモバイルプラスのEdy1.5%マイル還元、JRキューポの交換システム、エポスゴールドの年間ボーナスに改悪リスクがあります。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARDエポスを作成して年50万円以上利用したら、インビテーションが届く可能性があります。
なお、通常のエポスカードを持っている方は、JQ CARDエポスに切り替えることが可能です。
JQ CARDエポスの入会キャンペーンはたったの2,000円相当ですが、通常のエポスカードは紹介制度で2,500円以上となります。
したがって、まずはエポスカードを作成して、そこからJQ CARDエポスに切り替えることをおすすめします。
エポスポイントとJRキューポは相互交換できるので、エポスカードのポイントはJQ CARDエポスに引き継がせることが可能です。
エポスカードはネット限定でお得な入会キャンペーンを開催しています。「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「24040195569」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
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JMB WAON + JALカード
JALマイラーの場合は、JMB WAON+JALカードという組み合わせも選択肢となります。
一部のJALカードでのチャージ時にショッピングマイル・プレミアム加入で1%、利用時に0.5%のマイルを得られるので、合計マイル付与率は1.5%です。
通説に則り1マイルの価値を2円と考えると3%還元なので十分にお得です。
注意点としてはあらゆるJALカードがWAONチャージでポイント付与の対象ではない点です。
カード名 | マイル付与対象 電子マネー | チャージ可能だが マイル付与の対象外 |
---|---|---|
JAL・JCBカード | QUICPay、WAON | モバイルSuica SMART ICOCA |
JALカード OPクレジット | PASMO | モバイルSuica SMART ICOCA |
JALカードSuica | Suica | SMART ICOCA |
JALカード DC(Visa/Mastercard) | WAON | 楽天Edy モバイルSuica SMART ICOCA |
JALカード TOKYU POINT ClubQ | WAON、 PASMO(※) | 楽天Edy モバイルSuica SMART ICOCA |
JALダイナースカード | SMART ICOCA | 楽天Edy モバイルSuica |
JALアメックス | なし | モバイルSuica SMART ICOCA |
※200円あたり1 TOKYU POINT
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
公式サイトJALビジネスクラスの詳細
JAL国際線 特典航空券PLUSの導入によってマイルが高騰している日程が多くなっています。
しかし、本来は満席の場合が高騰しているだけであり、従来どおりの枠は残されているのが素晴らしいです。
また、アメリカン航空・エミレーツ航空・ブリティッシュエアウェイズ・カンタス航空といった提携社特典航空券であれば、お得なマイル数で利用できます。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはまとめて支払いが選択肢
PayPayには「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」というチャージ方法があります。
Softbank・Y!mobileの携帯電話回線と、PayPayアカウントを連携していると、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでPayPayポイントにチャージできます。
月々のスマホの利用料金とPayPayポイントへのチャージ金額をまとめて支払う方式となります。
したがって、ソフトバンク・ワイモバイルと契約しているユーザーの場合、ヤフーカード以外の高還元クレジットカードをスマホ料金の支払いに利用すると、合計1.5%を超える還元率を実現できます。
PayPayの改悪まとめ
PayPayが改悪されて、2019年10月1日以降のショッピングは、ヤフーカード以外のクレジットカードの決済ではPayPay独自の還元が0%となります。
PayPayポイント、ヤフーカード決済の場合でも、還元率が3%から1.5%に半減します
支払い方法 | ~9月30日 | 10月1日~ | 4月1日~ |
---|---|---|---|
PayPayポイント、ヤフーカード | 3.0% | 1.5% | 0.5% |
ヤフーカード以外のクレジットカード | 0.5% | 0.0% | 0.0% |
ヤフーカード決済の場合はPayPayの1.5%に加えて1.0%のVポイントを別途得られましたが、2020年2月からは1%のVポイントは還元対象外となります。
2020年4月以降、PayPay利用による還元は、0.5%のPayPayポイントのみとなり、ポイント二重取りが封鎖されました。
2019年9月末まではPayPayが無双で、お得な決済手段No.1となることも多い状況でしたが、現在はPayPayよりお得な支払い方法が生じます。
クレジットカード名 | 年間コスト(税抜) | 還元率 |
---|---|---|
Kyash Card+リクルートカード | 無料 ※発行手数料900円 | 合計2.2% |
年会費無料のおすすめクレジットカード | 無料 | 1.0~1.5%還元 |
航空系クレジットカード | カードによる | 約1.0~1.5%マイル還元 |
au PAY(旧WALLET)+クレジットカード | カードによる | 1.5%~1.7%程度 |
エポスゴールドカード | 無料で維持可 | 最大3.0%のエポスポイント |
JQ CARD エポスゴールド | 無料 | 最大2.1%のANAマイル |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000 | 1.5%のANAマイル |
JMB WAON+JALカード | 5,000円~ | 1.5%のJALマイル |
あまり手間がかかりすぎたり、リボ払いの上手な活用はハードルが高い側面があるので、この中でおすすめを1つ厳選すると、Kyash Card+リクルートカードです。
リクルートカードは年会費が無条件で無料となっており、コスト0円でお手軽に高還元のキャッシュレス決済が可能です。