セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(以下セゾンパールアメックス)は、2022年7月31日まで、QUICPayの還元率が3%でした。
しかし、2022年8月1日~10月31日は還元率が2%となり、2022年11月1日以降は、年間で30万円(税込)利用までという上限が設定。1年間のサイクルは、毎年12月引き落とし分~翌11月引き落とし分です。
メインのキャッシュレス決済としてセゾンパールアメックスを活用してきた方にとっては切ない改悪となります。変更点、乗り換える代替カードについて徹底的に解説します。
目次
セゾンパールアメックスの改悪内容
セゾンパールアメックスは2022年8月1日~10月31日の期間中、QUICPayの還元率が2%(永久不滅ポイント4倍)となりました。
2022年11月1日以降は、年間で30万円(税込)利用までという上限が設けられて、多額を利用するユーザーにとっては改悪です。
1年間のサイクルは、毎年12月引き落とし分~翌11月引き落とし分となります。
以上の改悪内容は、もちろんApple PayやGoogle PayでQUICPayを利用した場合も同様です。
従来のQUICPayの還元率(3%)と比較すると、改悪後の2%は下落率が-33.3%ですので、手痛い改悪です。
2022年7月末までの利用であっても、売上データの計上日が8月1日以降になった場合、3%ではなく2%還元になる可能性がありました。
なお、永久不滅ポイントは1ポイント=5円相当で、カードショッピングの基本還元率は0.5%であり、この点は変更ありません。
また、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス等を保有してSAISON MILE CLUBに登録している場合、QUICPayのポイントUPはそもそも対象外なので、今回の改悪は無関係となります。
日本ではキャッシュレス化が社会的課題であり、また賛否両論の「否」の方も根強く、クレジットカード・プリペイドカード等のキャッシュレス決済で金利・手数料を支払う利用者が少ない状況です。
近年はセゾンパールアメックスに限らず、Kyash Card、楽天カード、旧ヤフーカード、ジャックス、ライフカード、三菱UFJニコス、ポケットカード、アメックス、ダイナース、東急カード、リクルートカード、JCBなどで改悪が相次いでいます。
主なキャッシュレス決済の改悪
- Vポイントカード Primeの改悪:電子マネーの還元率が0%に
- Kyash Cardの改悪:還元率が0.2%に
- トヨタウォレットの改悪:還元率-0.5%
- 旧ヤフーカードの改悪:nanacoチャージがポイント半減
- 楽天カードの改悪:電子マネーチャージがポイント付与の対象外
- リクルートカードの改悪:電子マネーチャージでのポイント付与が月3万円迄に
- LINE Payカードの改悪:ポイント還元率が最大2%に
- 三井住友VISAカードの改悪:紙の利用明細・年会費・ボーナス・海外事務手数料
- PayPayの改悪:還元率が半減
- ANA VISAカードの改悪:年間利用ボーナスポイントの終了
- セディナカードの改悪:イトーヨーカドーがポイント3倍の対象外
- セゾンカードの改悪:nanacoポイントが貯まるサービスがイトーヨーカドーは対象外
- REXカードの改悪:還元率-0.25%
- 漢方スタイルクラブカードの改悪:還元率-0.25%
- リーダーズカードの改悪:還元率-0.48%
- リクルートカードプラスの改悪&新規募集停止 :nanacoチャージはポイント対象外
- P-one Wizの改悪:nanacoチャージがキャッシュバック&ポイント付与の対象外に
- アメックスの改悪 :ANA以外のマイル付与率が-0.2%
- JAL東急カードの改悪:PASMOチャージは一律TOKYUポイント0.5%に
- ダイナースの改悪 :ANAマイル還元率の低下、ダイナースクラブ ポイントモールのポイントの基本付与単位の変更
- ダイナースプレミアムの改悪:リボ払いでのポイントUPの終了
- 楽天ゴールドカードの改悪:空港ラウンジの無料回数が年2回に
- デルタアメックスゴールドの改悪:ゴールドメダリオンは年150万円以上が条件に
- デルタアメックスの改悪:シルバーメダリオンは年100万円以上の利用が条件に
- ライフカードの改悪 :誕生月ポイントが-1.0%、ETCポイント対象外など幾多の改悪
- 漢方スタイルクラブカード等の改悪:新規募集停止→リーダーズカードに
- JCBの改悪:キャッシュバックのポイント還元率-0.15%
- 漢方スタイルクラブカード等の改悪:新規募集停止→リーダーズカードに
- JCBの改悪:キャッシュバックのポイント還元率-0.15%
- JCBオリジナルシリーズが改悪:イトーヨーカドーがポイント3倍の対象外
- ANA JCBプリペイドカード:nanacoチャージが不可能に
解約はおすすめできない理由
セゾンパールアメックスは改悪されましたが、解約はおすすめしません。
その理由はセゾンアメックスキャッシュバックという還元プログラムで、定期的に便利な店舗でお得なキャッシュバックを受けられるからです。
例えば私は約1年間で3,314円のキャッシュバックを享受しました。
クレジットカードの枚数が増えてもOKという場合は、改悪後もサブカードとしてセゾンパールアメックスを活用するのがおすすめです。
乗り換える代わりの候補
セゾンアメックスキャッシュバックの開催店舗以外では、今後はセゾンパールアメックスのQUICPayよりも、高還元の方法が選択肢となります。
TOYOTA Wallet
トヨタウォレットは、電子マネーiD、Mastercardタッチ決済、オンラインでのMastercard決済が可能なキャッシュレス決済サービスです。
クレジットカードを紐付けてトヨタウォレットで支払うと、クレジットカードのポイントも得られます。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
ポイント二重取りが可能で合計還元率が簡単に2%以上になるキャッシュレス決済はエッジが効いています。
また、クレジットカード→Kyash Card→TOYOTA Walletならポイント三重取りでパワフル!
トヨタウォレットを活用すれば、2.2%以上の還元率はキープできます。
代表例
- リクルートカード:合計2.4%
- PayPayカード:合計2.2%
- Orico Card THE POINT:合計2.2%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大3.2%(年100万円マイ・ペイすリボ利用時)※リボ未使用なら2.7%
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計2.7%
- ANA VISAカード、ANA Mastercard:マイル+1.2%
- JALカードDC、JALカード TOKYU POINT ClubQ:マイル+TOYOTA Walletの還元(Kyashチャージは還元対象外)
Kyash Card
仮にトヨタウォレットの還元率が0%になった後も、クレジットカード→Kyash Cardなら、お手軽にポイント2重取りでパワフル!
改悪後も依然として2.2%以上の還元率はキープできます。
代表例
- PayPayカード:合計1.2%
- リクルートカード:合計1.4%
- Orico Card THE POINT:合計1.2%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大2.2%(年100万円マイ・ペイすリボ利用時)
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計1.7%
- ANA VISAカード、ANA Mastercard:マイル+0.2%
以下では特定のシーンにおいてトヨタウォレットよりも高還元になる代わりの候補について解説します。
また、物理型のプラスチック製カード(リアルカード)で、Mastercardなどの国際ブランド加盟店で決済したい方向けの代替手段について解説します。
対象コンビニ・マクドナルド等は最大7%還元の三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は年会費が無条件で永年無料。Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済のスマホタッチ決済なら、セブン-イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド・モスバーガー、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等の飲食店でポイント最大7%還元となるのがメリットです。
お得な新規入会キャンペーンも魅力的です。
三井住友カード(NL)はコストパフォーマンスが良好なクレジットカードであり、メインカードは他にある方でもサブとして活用すると着実に家計の手助けとなります。
公式サイト三井住友カード(NL) 公式キャンペーン
au PAY プリペイドカード+クレジットカード
au PAY プリペイドカードは、auユーザーもしくはauじぶん銀行の口座保有者が利用できます。年会費・入会金・発行手数料だけではなく、チャージ手数料も無料です。
基本還元率は0.5%です。セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、スターバックスカードなど、au PAYポイント特約店の場合、1%以上の還元率になります。
ポン活でLoppiお試し引換券を活用することで、Pontaポイントは1ポイント1円超になるのも魅力的です。auユーザーかauじぶん銀行の口座保有者は、au PAYの活用も選択肢。
au PAYチャージがポイント付与対象のクレジットカードでチャージすると、チャージ時&利用時にポイント二重取りが可能でお得です。
多数のクレジットカードにおいて、合計1.5%以上の還元にすることが可能になっています。
おすすめクレジットカード
- PayPayカード:1.5%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大2.5%(マイ・ペイすリボ利用時)
- Orico Card THE POINT:1.5%(入会から半年間は2.5%)
- セゾンアメックス:0.5%の永久不滅ポイントもしくは1.125%のJALマイル+0.5%のPontaポイント
- エポスカード:1.0%
- エポスゴールドカード:最大2.0%
- JQ CARD エポスゴールド:最大1.05%のマイル&0.5%
- ライフカード(Mastercard):誕生月は2.0%
- ANA Mastercard:マイル&0.5%
- ANA東急カード:マイル&0.5%
- Amazonカード:1.5%
- アメックスゴールドプリファード:0.5%のアメックスのポイント&0.5%
- ヒルトンアメックスプレミアム:1.5%のヒルトンのポイント&0.5%
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアム:1.5%のマリオットボンヴォイのポイント&0.5%
- au PAY ゴールドカード:1.5%
サブカードとして使いやすい年会費無料のクレジットカードでは、PayPayカード、au PAY カードが万人向けです。
一定のカードショッピングが1度だけ必要ですが、年会費無料ゴールドカードで高還元の三井住友カード ゴールド(NL)※、エポスゴールドカードもエッジが効いています。
※年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料。年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
- ANAマイル:ANA Mastercard、ANA東急カード→最大1.0%
- JALマイル:セゾンプラチナアメックス→1.125%
- ユナイテッド航空MileagePlus:マイレージプラスセゾンカード→1.5%
その他、ポイント還元率は半減しますが、アメリカン・エキスプレス発行のクレジットカードもau PAYへのチャージでポイントを得られます(アメックスの種類一覧)。
クレジットカード→au PAY→B/43→各種Payルート
クレジットカードからau PAY残高にチャージして、さらにVisaブランドのプリペイドカードであるB/43にチャージすると、Payサービスでもポイント多重取りが可能です。
B/43はd払い・楽天ペイに登録できるので、間接的に還元を受けられます(初めて1,000円以上チャージで300円プレゼントの招待コード:O2S70U)。
例えば三井住友カード ゴールド(NL)の最大2%+au PAY 0.5%=合計2.5%還元に昇華します(マイ・ペイすリボ非利用なら最大1.5%+0.5%=2%)。
また、追加の還元はありませんが、au PAYやクレジットカードは使えないけど、d払い・楽天ペイ・PayPayはOKという店舗では、クレジットカード→au PAY→B/43→各Payルートが効果的です。
クレジットカード→au PAY→B/43→モバイルSuicaも可能となっています。
Apple Pay 楽天キャッシュルート
Apple Pay対応iPhoneをお持ちなら、以下のルートで楽天ペイなら3.0%還元が具現化します。
Mastercardブランドの三井住友カード ゴールド(NL)を使うと、マイ・ペイすリボ活用なら合計3%で、面倒な手間を避けてリボ回避でも2.5%還元です。
ただし、nanacoでのPOSAカード購入、Apple Payのnanacoチャージで改悪が生じる恐れも十分にあります。
ミニストップでは、楽天ギフトカードを購入できます。もしご近所にあったら最大4%還元のチャンス!
- 三井住友カード ゴールド(NL)からau PAYチャージ(年100万円利用で1.5%)※マイ・ペイすリボなら+0.5%
- au PAY プリペイドカードからWAONにチャージ(0%)
- ミニストップにてWAONで楽天ギフトカード購入(1.0%)
- 楽天ギフトカードの楽天キャッシュで楽天ペイを利用(1.0%)
今のところはミニストップでのWAONによる楽天ギフトカード購入は、1% WAON POINT還元の対象です。
ただし、ミニストップでの楽天ギフトカード購入は還元対象外となるリスクがあり、Apple PayのWAONチャージで改悪が生じる恐れもあります。
エポスゴールドカード
エポスゴールドカードは、トヨタウォレットやMIXI Mへのチャージ手段としても有力ですが、単体でも大いなる魅力があります。
クレジット決済はVisa加盟店ならどこでも使えるので、圧倒的に便利です。
マルイグループのクレジットカードのエポスゴールドカードは、通常の年会費は5,000円(税抜)です。
家族カードはありませんが、エポスファミリーゴールドという制度があり、家族をエポスゴールドカードに招待することが可能です。
純然たる家族カードではなく、本会員カードなので審査は伴いますが、専業主婦や高齢の親でも通過事例は多々あります。
しかも、エポスゴールドカードは年50万円以上利用すると、翌年度以降はずっと年会費が無料になります。永久に年会費が無料になる点が卓越しています。
年50万円というと1ヶ月あたり約41,667円です。この程度であれば、電気代、ガス水道料金、インターネットや携帯電話の利用料金、NHK受信料・新聞代などの固定費用を カード払いにすればあっという間に到達します。
エポスゴールドカードは、丸井での利用は還元率1%ですが、通常の加盟店での還元率は0.5%です。ただし、年間の利用金額に応じてボーナスポイントをもらえます。
- 年50万円以上利用:2,500円相当(0.5%相当)
- 年100万円以上利用:10,000円相当(1.0%相当)
ボーナスポイントを合わせると、年100万円の利用だと還元率は1.5%となります。カード利用で貯まるポイントは有効期限無しの永久ポイントです。
エポスゴールドカードは年100万円以上使えば屈指の高還元率カードとなります。ゴールドカードならではの特典も充実しています。
また、対象ショップの中からよく利用するショップを登録すると、エポスゴールドカード利用時のポイントが3倍(+1%)になります。
選べるショップは最大3つまでとなります。対象ショップには、電気代・ガス代などの固定費、普段使いすることが多いスーパー・コンビニ・ドラッグストア・ETCカードもあるので便利です。
「JR西日本」を選択すると、SMART ICOCAもポイント3倍にすることが可能です(※モバイルICOCA・Apple PayのICOCAは対象外)。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと2.5%還元!
また、国内・海外の空港ラウンジを無料で利用できます。国内の主要空港20空港に加えて、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル空港)、仁川空港、ホノルルラウンジが利用可能です。
年会費無料で維持できるので、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもコスパ良好です。
海外旅行傷害保険が付帯しており、最も利用頻度が高い傷害治療費用・疾病治療費用は最高300万円と充実しています。
エポスゴールドカード会員限定のベネフィットも豊富に用意されています。
その他、以下のVisaゴールドカード特典を利用できます。
サービス名 | サービス内容 |
---|---|
Visaゴールド空港宅配 | 海外から帰国の際、空港から自宅までの手荷物配送サービス 1個500円(2個目以降、行きは15%OFF) |
Visaゴールド海外Wi-Fiレンタル | 通信レンタル料金の割引 |
Visaゴールド国際線クローク(コート預かり) | 通常料金より15%オフ |
Visa プレミアムカーレンタル | プレミアム輸入車のレンタルサービスが一般料金から約15%オフ |
その他エポスゴールドカードの特徴については以下で徹底解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてエポスゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
エポスゴールドカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているゴールドカードです。
年会費無料のゴールドカードは稀有であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角です。
ゴールドカードランキングの上位に位置付けられるハイ・クオリティー・カードです。
特典も充実しており、ゴールドカードとしてはもちろん、あらゆるクレカを含めてもコストパフォーマンスが高いカードです。私は最強のクレジットカードだと考えています。
エポスゴールドカードは自己申込みの場合は初年度5,000円(税抜)の年会費が発生しますけれども、インビテーションが届いてから発行したら、年会費は永年無料となります。
インビテーションの基準はエポスカードの1年以上の保有、年50万円以上の利用なのでハードルは低いです。
まだお持ちでなければこの機会にエポスカードに入会して、エポスゴールドカードを目指してみてはいかがでしょうか。
公式サイトエポスカード 公式キャンペーン
JQ CARD エポスゴールド
マイラーの場合はJQ CARD エポスゴールドがおすすめです。知名度は高くありませんが、1.75%ANAマイル還元を具現化する隠れ名カードです。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARD エポスを持っている方がインビテーションを受けると発行できるゴールドカードです。
年会費無料のゴールドカードで希少価値が高く、しかも還元率が高くて特典も充実しているハイ・クオリティー・カードです。
エポスゴールドカードとJQカードの魅力を融合させたクレジットカードで、年100万円ちょうど利用した際には、ボーナスポイントと合わせて1.5%還元となります。
JRキューポはGポイントに交換できるので、JQセゾンみずほルートでGポイント→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。
つまり年100万円ぴったり利用した際のマイル付与率が1.05%となります。100万円超の利用分は0.35%です。
年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと1.75%ANAマイル還元です。
なお、JALマイルの場合でも最大1.5%還元となり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です。
更にANAマイレージクラブ モバイルプラスに加入した場合、月300円(税抜)のコストで、おサイフケータイ、Edy機能付きのANAカードでのEdy払いが1.5%マイル還元となります。
年間維持コストは3,600円(税抜)です。モバイルプラスはドコモ、au、ソフトバンクの回線契約が必要で、MVNOだとNGなのがデメリットです。
つまり、年100万円ぴったりJQカード エポスゴールドをEdyチャージに利用し、かつモバイルプラスに加入してEdy払いに使ったら2.55%ANAマイル還元となります。
年間ボーナスを含めない場合は、Edyチャージ時の0.35%+モバイルプラスの1.5%で合計1.85%となります。
その他、JQ CARD エポスゴールドの詳細については、以下で精緻に分析しています。
デメリットは改悪リスクがある点です。Edy一体型AMCの発行を終了しており、ANAのEdyに対するコミットの温度感は低下しています。
ANAモバイルプラスのEdy1.5%マイル還元、JRキューポの交換システム、エポスゴールドの年間ボーナスに改悪リスクがあります。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARDエポスを作成して年50万円以上利用したら、インビテーションが届く可能性があります。
なお、通常のエポスカードを持っている方は、JQ CARDエポスに切り替えることが可能です。
JQ CARDエポスの入会キャンペーンはたったの2,000円相当ですが、通常のエポスカードは紹介制度で2,500円以上となります。
したがって、まずはエポスカードを作成して、そこからJQ CARDエポスに切り替えることをおすすめします。
エポスポイントとJRキューポは相互交換できるので、エポスカードのポイントはJQ CARDエポスに引き継がせることが可能です。
エポスカードはネット限定でお得な入会キャンペーンを開催しています。「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「24100536160」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
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JCB CARD W / W plus L
18歳以上39歳以下の方はJCB CARD W、JCB CARD W plus Lを発行できます。解約しない限り自動更新されるので、40歳以降も継続利用可能です。
年会費が無条件で無料、基本ポイント還元率が2倍と優遇されており、plus Lの方は女性向け特典・有料保険(女性疾病保険など)が付帯しているのが特徴です。
JCBオリジナルシリーズのポイントアップも対象です。スターメンバーズのポイントUPはありません。
Amazon、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、イトーヨーカドー、西友・リヴィン・サニー、オーケーが2.0%還元、スターバックスカードへのチャージが5.5%還元となります。高島屋、AOKI、小田急百貨店、ワタミグループでもポイントUPします。
ビックカメラ、大庄、木曽路グループは1.5%です。これらの店舗をよく利用する場合は、高還元カードに引けをとらない還元率となります。
QUICPay(nanaco)をセブン-イレブンで使用すると、JCBのOki Dokiポイントとは別に更に0.5%のnanacoポイントを得られるため、合計で還元率2.5%です!
2つのカードの相違点については、以下で丹念に解説しています。
どちらも年会費無料かつ高還元であり、秀逸なハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「メインカード」としてJCB CARD W、女性向けカードとしてJCB CARD W plus Lを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんの「おすすめの若年層向けカード」はJCB CARD W、女性向けカードはJCB CARD W plus Lでした。
JCB CARD W、JCB CARD W plus Lはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
JCB一般カードと比較して、JCB CARD W / W plus Lが相対的に弱い点は以下です。
- ディズニーデザインがない
- 利用明細がWeb明細のみ
- カード入会時の本人確認がインターネットでの支払い口座設定のみ
- 即日発行は不可(最短3営業日)
- 国内旅行傷害保険がない
- 海外旅行傷害保険の死亡・後遺障害が一般カードよりも1000万円低い
これらを許容できる場合は、JCB一般カードよりもJCB CARD W / W plus Lの方がおすすめです。
10代・20代・30代のうちは死亡・後遺障害の保障の必要性は高くないので、基本的にはポイント還元率が高いJCB CARD W / W plus Lの方がよいと考えます。
専門家・菊地崇仁さんがおすすめのJCBカードであり、JCBカードの種類一覧の中でも、コストパフォーマンスは最上級です。