稀有なレアカードであるセンチュリオンカードを除くと、日本で最高峰のクレジットカードは、アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムが筆頭です。
豊富なベネフィットが充実しており、高いステータスを誇っています。カード利用による還元率も高いです。東西の横綱対決のような様相を呈しています。
ではアメックス・プラチナとダイナースプレミアムのどちらがいいのかが気になりますよね。
両方を2枚持ちしてどちらもフル活用した経験にもとづき、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとダイナースクラブ プレミアムカードを徹底的に比較します。2023年最新版です。
目次
国際ブランド・使えるお店の比較
アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カード(アメックスプラチナ)の国際ブランドは、もちろんAmerican Expressです。
ダイナースプレミアムは三井住友トラストクラブ(旧シティカードジャパン)が発行しているクレジットカードで、国際ブランドはDiners Clubです。
日本国内ではアメックス、ダイナースクラブのいずれもJCBと提携しており、9割程度のJCB加盟店でもアメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムで決済が可能です。
レジの利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載がない場合でもOKの店舗がほとんどです。店員さんが分からなくても「一度切ってみて」と伝えれば決済できる場合が多いです。
ただし、間に決済代行会社が入っていたり、代理店契約が古かったりするとJCB加盟店でもアメックスやダイナースクラブが使えない事があります。
日本国内での使える店舗はアメックスもダイナースクラブもほぼ同程度です。ややアメックスの方が多いです。
海外では、欧州においてはアメックスの方が使える店舗数は広めです。ダイナースプレミアムは世界のディスカバー加盟店でも原則として利用できます。日本および中国の一部のDiscover加盟店では使えません。
ハワイ、米国本土、カナダなどの北米では幅広くダイナースプレミアムが使えます。ハワイではほとんどの店舗でダイナースプレミアムでOKです。
どちらもVISA・Mastercardと比較すると使えない店舗が多いので、サブカードとしてVISA/Mastercardは保有した方が無難です。
アメックス、ダイナースクラブのいずれもステータス性が高いラグジュアリー・国際ブランドです。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは、1位アメリカン・エキスプレス、2位ダイナースクラブ、3位VISAとなりました。
アメックスが35.7%、ダイナースクラブが31.5%と拮抗しており、どちらもステータス性が高いと評価されています。
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
年会費の比較
アメックス・プラチナの年会費は165,000円(税込)、ダイナースプレミアムは143,000円(税込)です。
家族カードの年会費はアメックス・プラチナは4名まで無料、ダイナースプレミアムは無制限で無料です。
ただし、アメックスは家族会員の範囲が広いのがメリットで、配偶者、18歳以上の子供、両親だけではなく、内縁・同性婚のパートナー、婚約者でも家族カードを発行可能です。
ダイナースプレミアムには「ANAダイナースクラブ プレミアムカード」というカードもあります。
ANAプレミアムカードの特典(国内線ANAラウンジ、搭乗・継続ボーナス等)が付帯しています。それ以外はプロパーのダイナースプレミアムと全く同一です。
ANAダイナースプレミアムの年会費は、本会員が170,500円(税込)であり、家族会員は無料です。
カード名 | 本人会員(税込) | 家族会員 |
---|---|---|
アメックス・プラチナ | 165,000円 | 4名無料 |
ダイナースプレミアム | 143,000円 | 無料 |
ANAダイナースプレミアム | 170,500円 | 無料 |
ETCカードの年会費は、ダイナースプレミアム、アメックス・プラチナのいずれも完全無料。年1回も利用しなくても無料です。
アメックス・プラチナの方は、新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料がかかります。初回のみでカード更新時は不要です。
ポイントの比較
還元率
アメックス・プラチナのポイント還元率は1%です。100円(税込)あたり1ポイントが得られます。
Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍となります。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
利用ごとに100円未満の端数は切り捨てられますが、余程細かい支出を多発させないかぎりは、さほど大きな影響は出ません。
アメックス・プラチナの方は、NHK受信料、日本赤十字やUNICEF等への寄付はポイント対象外です。
また、電気・ガス・水道・税金・公金・ふるさと納税など、ポイント付与率が半分(200円ごとに1ポイント)になる支払先があります(一覧)。
ダイナースプレミアムは日本国内1.5%、海外2%還元です。
例えば年間利用額が500万円の場合は10万マイルを得られます。1マイル2円と考えると20万円の還元となります。
利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。
レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。
2018年2月までは、月間利用額合計に対して、100円ごとに2ポイントを得られるので細かくポイントを獲得できましたが、2018年3月5日以降は新システムに移行されて1回ごとに付与される方式になりました。
ダイナースプレミアムの方も、ポイント加算対象外・還元率が0.5%の特定加盟店があります。
有効期間
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムの両方とも、ポイントは無条件で有効期間が無期限です。
どちらもマイルを無期限で貯めることができ、非常に使い勝手がいいです。お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
じっくりとマイルを貯めて、ビジネスクラス・ファーストクラスの特典航空券への交換が可能になります。
マイル移行先・手数料・上限
アメックス・プラチナのポイントを航空マイルに移行する場合、ANAマイルへの移行は1対1、JALマイルは1対0.4、それ以外の航空会社のマイルへは1対0.8で移行できます。
メンバーシップ・リワード・プラスが自動付帯となり、1,000ポイント→1,000ANAマイルのレートでの交換できます。
ANAマイルへのポイント移行は、年間40,000マイルが上限。ANA以外の航空マイルへの年間移行上限はありません。
ダイナースプレミアムの交換レートは、ANAが1対1、JALが1対0.4、その他の航空マイルは1対0.5となります。ダイナースグローバルマイレージは自動付帯で移行手数料はかかりません。
ダイナースもANAマイルへのポイント移行は年間4万マイルが上限で、ANA・JAL以外は12万~14万マイルです。
カード名 | マイル移行コスト・上限 | |
---|---|---|
ANA | ANA以外 | |
アメックス・プラチナ | 無料(年4万マイル) | 無料(無制限) |
ダイナースプレミアム | 無料(年4万マイル) | 無料(1社あたり年12万~14万) ※JALは無制限 |
マイル移行できる航空会社は、アメックス・プラチナの方が格段に多いです。
航空連合 | アメックス・プラチナ | ダイナースプレミアム |
---|---|---|
スターアライアンス | ANA、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空 | ANA、ユナイテッド航空 |
ワンワールド | JAL、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空プリヴィレッジクラブ、カンタス航空 | JAL |
スカイチーム | デルタ航空、フライング・ブルー(エールフランス航空・KLMオランダ航空)、チャイナエアライン | デルタ航空、大韓航空 |
なし | ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空 | - |
アメックス・プラチナの方は、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルに交換して、JALの航空券に交換する方法もあります。
ブリティッシュ・エアウェイズのWebサイトから、Avios(マイル)を使ってJALの特典航空券を予約できます。ただし、改悪が相次いで妙味が低下しました。
主なメリット
- 稀にJALは特典航空券PLUSなのに、BAは基本マイルで予約できるケースあり
- JAL国際線ファーストクラスで、稀にJALマイルはキャンセル待ちなのにBA Avoisでは予約可能
- 当日まで申し込み可能(Web発券は搭乗日3日前まで。その後は電話)
- 家族分のマイルを合算して利用可能
- マイル有効期限がほぼ無期限(36ヵ月以内にマイルの付与・利用で延長)※バイマイルもOK
- 発券から24時間以内はキャンセル料無料
デメリット
- 発券までの手続きにおける画面は英語の箇所が多い
- 予約の変更・キャンセルには5,740円が必要
- 便名がJALでも、RAC・JAC・J-AIRが運航する便は発券不可(JTAは電話なら予約可能)
- ほとんどの国内線区間はJALマイルの方がお得
- 国内線のクラスJは必要マイル数が多い
以前は国内線でJALよりお得でしたが、改悪が相次いでメリットが減退しました。
航空券への交換に必要なマイル数(片道)について、JALとブリティッシュエアウェイズ(BA)を比較すると下表のとおりです(2023年9月21日現在)。
路線 | JAL | ブリティッシュ エアウェイズ |
---|---|---|
東京-大阪 | 6,000 | 10,500 |
東京-札幌 | 8,000 | |
東京-福岡 | ||
東京-那覇 | 9,000 | 11,000 |
東京-石垣 | 10,000 | 14,300 |
東京-マニラ | 10,000 | 14,300 |
東京-ホノルル | 20,000 | 20,750 |
東京-ロンドン | 26,000 | 35,000 |
JALは自社便、BAは直行便がない場合は提携便を利用した際のマイル数です。BAのAvoisは、JALファーストクラスも搭乗できる点に強みがあります。
Avoisを活用すると、キャセイパシフィック航空のファーストクラスも予約できます。
なお、JALマイルを貯めている方には、JAL航空券等が100円あたり4マイル貯まるJALカード・プラチナもおすすめです。
JALアメックス・プラチナは三菱UFJニコスのプラチナカードのサービスを利用できます。
JAL・JCBカード プラチナの方は、JCBの最上級カードであるJCB THE CLASSとかなりの部分で同一のサービスを利用できるのがメリットです(JALカード プラチナの比較)。
マイル以外でも、アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのいずれも多種多様なアイテムに交換できます。
ただし、交換レートはよくありません。アメックスもダイナースも、ポイントはマイルに交換するのがベストです。
アメックスの場合はその他、会員限定イベントへの参加、ポイントフリーダムの利用も妙味があります。
2018年からはポイントで年会費の支払いも可能になり、より一層便利になりました。
特約店
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」には、「ボーナスポイント・パートナーズ」という制度があります。
ボーナスポイント・パートナーズの提携店でアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを利用するだけで、メンバーシップ・リワードのポイントが通常より多く貯まります。
100円あたり2ポイント~10ポイントで、なんとANAマイルが最大10%となります。
アメックス・プラチナ、アメックス・センチュリオン会員限定の特約店もあります。
また、Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍となるボーナスポイント・プログラムがあります。使いやすい店舗で3%のポイントを得られてパワフルです。
ダイナースプレミアムの会員も、「ダイナースクラブポイントアップ加盟店」が設定されており、通常は100円当たり1ポイントなのがもっとお得になります。
また、「ダイナースクラブ ポイントモール」という会員専用ポイントUPサイトを使えます。
ただし、ダイナースクラブ ポイントモールは改悪があり、ボーナスポイントの単位が5,000円ごとになりました。アメックスもポイントサイトを使えばOKなので、無問題です。
コンシェルジュ・サービス
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのどちらもコンシェルジュ・サービスを利用できます。アメックスは「コンシェルジェ」と呼びます。
24時間365日、カード会員からの要望を電話で受ける体制が構築されています。
旅行、食事、エンターテインメント、ショッピングなど、あらゆるシーンで特別な体験を提案してくれます。
どちらも使ってみた感想としては、ダイナースプレミアムは満遍ないジャンルで秀逸なクオリティです。
アメックスは国内旅行関連、大人気ゲーム・お酒の在庫確認などで断られるケースもあるのですが、ダイナースプレミアムのコンシェルジュでは対応してくれます。
ダイナースプレミアムのコンシェルジュは幅広い依頼事項に対応しており、カード決済とは無関係な依頼も可能でファンタスティックです。
在庫が希少な商品の在庫確認は便利です。自分で電話をかけまくる必要がありません。
エルメスのレアなアイテム(型番や色)等まで細かく在庫検索でき、日本にはなくて香港にはあるアイテムをゲットできたという事例もあります。
貴重な時間を節約できます。在庫が希少でネットでは定価を大きく超える価格で販売されている中、私は電話一本でプレイステーションVRがある店舗を教えてもらうことができました。
また、私はJALの上級会員資格取得のためのJGC修行を行ったのですが、JALグローバルクラブの条件をクリアしてJGCカードを獲得できる最短フライトルートの調査も依頼できました。
食関連ではダイナースの真骨頂を発揮して、素晴らしいお店をセレクトしてくれます。
仲間同士ワイワイ盛り上がれて、かつ美味しいお店などの選定もお茶の子サイサイです。
もちろん、「○○の近くでお手軽に食べられる人気がある店」といったリクエストも可能です。
パーカーポイント100点で価格が5万円台までのワインを教えてもらうことも可能です。
他方、アメックスはT&Eカードであることから、海外旅行・エンターテイメントに関するコンシェルジュは卓越しています。
特にチケット・きっぷ等の手配では、何も言わなくても同じ価格の中で最上級に便利な位置を予約してくれることが多かったです。
当日に( ・∀・)イイ!!と感動したことが何度もあります。トラベル・エンタメ関連は、知識がない場合はアメックスのコンシェルジェに丸投げするとクオリティ抜群の手配をしてくれます。
また、アメックス・プラチナのデスクは、航空券の仮押さえサービスを提供しています。これが便利です。
インターネットでの航空券の予約は安くて便利ですけれども、予約したらすぐに決済して発券する必要があります。
会社員の方ですと、予定を決めてから休暇を申請して、休めるのが確定してから予約するという方も多いでしょう。
このような場合、休暇が確定した後に予約しようとしたら、空いていた席が埋まってしまったというケースも出てきます。
しかし、アメックス・プラチナを保有していると、直前予約を除いて、予約してから数日間程度は決済しなくても予約をキープしてくれます。
もし数日間に予約確定の連絡を入れなかった場合もキャンセル料は発生しません。予約が無効になるだけです。これが非常に便利。
アメックスのコンシェルジェの航空券手配・提案力については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
「アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードやJCBザ・クラスあたりは依頼した内容を完璧にこなし、さらにどうすれば良いかを考えてくれると感じる。」
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムの場合、電話だけでなくメールで回答を受け取ることも可能です。
電話のみというコンシェルジュも多い中でエッジ・優位性があります。以下のようにメールで回答を送ってくれます。
電話の場合、出られなかった時は自分から折り返す必要があり、やや手間がかかります。また、聞き取った内容をメモする必要が生じて、出先だと苦慮することがあります。
メールだと手が空いている時に見られますし、記録する必要もありません。メールそのものが記録になります。
レストランや居酒屋の予約を依頼して、予約結果を他の参加者に連絡する必要がある場合、メールだとコンシェルジュの回答メールをコピペすればOKなので、非常にスムーズで便利です。
メール回答OKで状況に応じて電話回答と使い分けられるのは、幾多のコンシェルジュ・サービスの中でもエッジ・優位性があります。
ちなみに他にメール回答OKのコンシェルジュは、ラグジュアリーカード、VPCC(VISAプラチナ)などです。
JCB THE CLASS/JCBプラチナの場合、ホテルの予約とレストラン予約に関連する依頼についてはメール回答がOKなのですが、それ以外の項目は電話のみです(メール回答OKのコンシェルジュ一覧)。
ダイナースプレミアムの場合、会員サイト「Club Online」でコンシェルジュに依頼することも可能です。
電車・バス・飛行機での移動中など、電話できないシーンの隙間時間にサクッと依頼できて極めて便利です。
最初の対応が自動音声のコンシェルジュだと、人間のオペレーターにつながるまでに2分程度はかかることが多いので、メール依頼できるのは傑出しており特筆に値します。
コンシェルジュ・サービスの比較をまとめると下表のとおりです。
項目 | アメックス・プラチナ | ダイナースプレミアム |
---|---|---|
本人確認 | カード番号(一部必要)・暗証番号 | カードの下4桁・生年月日でOK |
ネットでの依頼 | × | フォーム入力 |
メール回答 | ◯ | ◯ |
電話にでるまで | 依頼事項に応じて番号を選択 | 依頼事項に応じて番号を選択 |
特徴 | 海外旅行で◎ | 依頼可能な事項が◎ |
トラベル関連特典
アメックス・プラチナ
複数のホテルの上級会員の資格を得られる「ホテル・メンバーシップ」が魅力的な特典です。
ホテルの上級会員の資格を取ろうとすると、年間にかなりの宿泊数が必要でハードルが高いのが現実。年間登録料が必要なことも。
ホテル名 | 会員名 |
---|---|
マリオットボンヴォイ | Marriott Bonvoyのゴールドエリート |
カールソン レジドール ホテルズ | ラディソンリワード プレミアム |
ヒルトン・ワールドワイド | ヒルトン・オナーズのゴールド会員 |
プリンスホテルズ&リゾーツ | プリンスホテル プラチナ会員 |
世界中のホテルで部屋のアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、朝食無料サービス、スパ・プール・インターネットなどの無料サービス、ウェルカムプレゼントなどの優待があります。
マリオットボンヴォイのゴールドエリート、ヒルトン・オナーズのゴールド、プリンスホテルのプラチナという実用的なステータスを得られます。
マリオットのゴールドエリート、ヒルトンのゴールドから、ベストウェスタンホテルのダイヤモンドにステータスマッチすることもできました。
本来は30泊または20滞在が必要なランクです。部屋のアップグレード、ギフト、ボーナスポイントの特典を享受できます。ポイントは航空マイルに移行できます。
上級会員の資格が得られるホテルに宿泊する機会がある場合や、高級レストランを使う場合には金銭的なメリットも大きいです。
現在のMarriott Bonvoyのプラチナエリートの特典では、私はなんとスイートルームにアップグレードしてもらったこともあります。
ホテル・メンバーシップでヒルトンの上級会員資格を保有していると、ヒルトンのセールにて25~50%OFFで予約して、朝食無料&部屋のアップグレードを受けるという二刀流が可能になります(ヒルトンゴールド特典)。
ヒルトン小田原に宿泊したところ、スーペリア・ツインルームから和洋室デラックスに3段階もアップグレードしてくれました。
約15,000円もお得になり、バリューが高かったです。なんと部屋が2つもあり、広大で快適でした^^
年1回ホテルに1泊できる無料宿泊券がもらえます。しかも2名まで無料となります。「フリー・ステイ・ギフト」というサービスです。
無料で宿泊できるホテルの例としては、ザ・プリンス 箱根芦ノ湖、ホテルオークラ東京ベイがあります。
ファイン・ホテル・アンド・リゾートでは、世界1,300ヶ所以上の高級ホテルにて、ベスト・アベイラブル・レートと特別優待で予約をしてくれるサービスです。
ネット予約と同じレベルの金額もしくは最安値で、優待特典もついてきてお得です。
主なメリット
- 部屋のアップグレード ※当日の空室状況による
- アーリーチェックイン(12:00から)※当日の空室状況による
- レイト・チェックアウト(16:00まで)※予約時に確約
- 朝食サービス(2名分)
- 客室内のWi-Fi無料
これらラグジュアリーホテルは、フィットネスクラブは上質の極みですし、クラブラウンジでは美味しい料理とお酒を堪能できます。そうしたホテルにお得に宿泊できます。
各ホテルのオリジナル特典も用意されています。一例としては、館内レストラン利用代金100米ドル相当オフ、飲食・スパ・エステ等の館内施設で使えるクレジット100米ドル相当、マッサージ2名分サービス等です。
ゆっくりとホテルステイを満喫したい場合や、ホテルの部屋をビジネスでの打ち合わせや面談に使う場合は便利です。
公式予約の扱いになるので、各種ホテルの会員プログラムの宿泊実績になるのもメリットです。
日本で2軒目のラグジュアリーコレクション・ブランドのザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町では、デラックス ツインに宿泊したところ、クラブ デラックス ツインへとアップグレードしてくれました。
なんとクラブラウンジが利用でき、卓越したクオリティに大満足しました。
チェックインはラウンジでウェルカムシャンパン!!
アーリーチェックインも可能で13時くらいに部屋に入れました。まずはクラブラウンジでまったりとスイーツと飲み物を楽しみました。ティータイムはケーキ類が充実しています。
夕食もクラブラウンジで済ませることが可能なクオリティです。和食の野菜、ローストビーフ、鰹や白身魚のカルパッチョなどもありました。
もちろん酒類も豊富。シャンパン・白・赤ワイン、各種スピリッツ、ビール・日本酒が揃っています。ビールと日本酒は冷蔵庫に常に入っているので、朝やティータイムも飲めます。
部屋も秀逸であり、快適以外の何物でもありませんでした。
リッツ・カールトン東京のクラブフロアのデラックスツインに予約したところ、プラス料金の支払いでスイートルームにアップグレードのオファーがあり、通常料金よりも格安だったので喜んで頼みました。
これだけでアメックス・プラチナの年会費を取り戻すことが可能でした^^
部屋はピカピカでオシャレで、それでいてくつろげます。広大なスペースで快適以外の何ものでもありませんでした。
ソファーに座ってスマホいじりしたり、コーヒーやサービスのマカロンを戴く時間は至福でした。
広いスペースのデスクもあり、PC作業もはかどります。ビジネスでも大活躍します。和風の壁紙がオシャレです。
洗面所は2つあってピカピカ!!
ファインホテル&リゾートのベネフィットで100米ドル分のクレジットがあるので、アロママッサージエステを受けたところ、至福の快適さで幸せに包まれました。
ファインホテル&リゾートのプランは豊富な特典のエクセレントな魅力が燦然たる輝きを放っており、至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。
アメックスが宿泊の枠を抑えており、公式サイト・電話・旅行会社のサイトでは全滅でも、アメックスのコンシェルジェ・デスクなら予約できることがあります。
箱根吟遊という絶景の宿があり、素晴らしい客室の露天風呂、大浴場からの景色が人気を博しています。
紅葉時の箱根吟遊は常連客が翌年の予約を取るため、常に満室という状況になっています。
しかし、プラチナ・コンシェルジェ・デスクに依頼したら予約が取れました!
紅葉の赤・黄色と緑のシンフォニーを楽しめました。
年1回ホテルに1泊無料で宿泊できる「フリーステイギフト」も魅力的です。
ダイナースプレミアム
ダイナースクラブ プレミアムカードを保有していると一休.comプレミアサービスの最上級会員(ダイヤモンド)になれます。
提携のプレミアホテル・旅館を前日までに予約すると、部屋のアップグレード、館内クレジット、ドリンクサービス・ウェルカムギフト、ジム・スパ・サウナなど嬉しい特典やサービスを享受できます。
パークハイアット東京では幾多の高級ホテルの中でも、一際クオリティが高いスパ「クラブ・オン・ザ・パーク」を無料で利用できます。レイトチェックアウト等の特典もあります。
特に強力なのがスイートルームの上級会員限定プライベートセールです。時として10万円近くお得になることがあります。年2回使えば年会費よりも余裕でお得になります。
一例としてマンダリンオリエンタル東京では、ポイント最大10倍&アップグレードの強烈コンボのセールがあり、合計95,000円(税・サ込)でした。
宿泊税を考慮すると95,400円で、10,450円相当のポイントがつくので実質84,950円です。
公式サイトでは同じ日は204,086円ですので、119,136円も圧倒的にお得です。
ただし、一休.comの方はチェックインの時間が1時間遅いというデメリットがあります。ただし、それは十分に許容できるでしょう。
パークハイアット東京では、パークスイートが90,000円(税・サ込)で2,700円分のポイントがついて87,300円のセールがありました。宿泊税を入れて87,700円です。
公式サイトでは同じ条件だと合計で191,668円でしたので、103,968円もお得でした。
極めてリーズナブルな価格でパークハイアット東京のスイートルームを堪能しました。
アマン東京では、スイートが135,464円(税・サ込)のセールがありました。
4,062円分のポイントがついて131,402円となり、宿泊税を入れると合計で実質131,802円です。
公式サイトでは同じ条件だと合計で190,782円でしたので、55,318円もお得でした。
この3泊で私が得したのは合計で278,422円です。年会費のほぼ2年分となります。
また、ダイナースクラブ プレミアムカード会員は「プリファード ホテルズ & リゾーツ」のエリート・ステータスに無条件でなれます。
部屋のアップグレード、ウェルカムアメニティ、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトなどの特典を受けられます。
さらに、Marriott Bonvoyの旧SPGホテル、アマンの一部ホテルで特別優待が受けられます。
実際にこの優待特典を利用してセントレジス大阪に宿泊。部屋のアップグレード、1万円分のホテル・クレジット(夕食に利用)、レイトチェックアウトの優待特典を受けられました。
総合考慮すると、トラベル関連特典ではやはりホテルメンバーシップなどオリジナリティが高いアメックス・プラチナに優位性があると考えます。
利用可能限度額
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのいずれも利用金額に一律の制限はありません。
ただし、無制限にカードが利用できるわけではなく、ユーザー一人一人の状況に応じてフレキシブルに利用に際しての目安額が設定されています。
私の場合、利用限度額は約2100万円まで拡大した実績があります。
最高で事前振込みを除いて合計20,911,504円まで使ったことがあります。アメックス・プラチナで590,699円、ビジネス・プラチナで20,320,805円利用できました。
アメックス・プラチナの方は、税金のみ「事前承認手続き」というサービスが有ります。事前入金(デポジット)システムで、事前に振り込めば、限度額は無くなります。
例えば、3,000万円を事前入金しておけば限度額3,000万円のクレジットカードとして使えます。高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。
アメックスの銀行口座に振り込むことになります。振込手数料は自己負担ですので、他行宛振込手数料が無料の銀行から振込みましょう。
クレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。フリーダイヤルで通話料無料のデスクに電話をかければOKです。
以下は12,026,503円のカード利用を行い、800万円を事前振込みして、次回の引落しが4,026,503円になっている例になります。
例えば7月25日にカードで支払う場合、24日までに振り込んでおけば、その夕方にアメックスが振込を確認して、決済できるようにしてくれます。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。この場合は還元率0.5%となりますが、ポイントをマイル交換に使う場合はお得です。
ダイナースプレミアムの方も、高額決済を予定している場合は、事前に電話で連絡して相談すると、スムーズにカードを利用できます。
ダイナースも事前に三井住友トラストクラブの銀行口座に振り込めば、多額の決済が可能となることが多いです。
ダイナースの利用限度額については、平カード、プレミアムカードの双方を保有した経験に基づき、以下で丹念に分析しています。
ただし、アメックス・プラチナのように事前振込みすれば、確実に利用できることが制度化されているわけではありません。利用限度額はアメックス・プラチナの方が優れています。
なお、税金以外でも自由に事前に振り込んだ範囲内で利用できるのは、ラグジュアリーカードです。
空港ラウンジ
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのいずれも空港ラウンジが利用できます。
アメックス・プラチナはプライオリティパスのプレステージ会員に無料入会でき、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,300ヵ所以上の空港ラウンジを使えます。
通常の年会費は469米ドルが無料となります。1ドル149.38円(2023/11/4時点)換算だと年会費70,059円が無料になります。
プライオリティ・パスの特典も他のカードと比較してエッジが効いています。アメックス・プラチナは、本会員・家族会員のいずれも無料入会できます。
しかも同伴者1名無料なので夫婦でカードを持つと4名まで無料で利用可能です。子供が2名いる場合は便利です。
その他、アメックスのグローバル・ラウンジ・コレクションを利用可能であり、空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
デルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」を使えるのも嬉しいです。エコノミークラス搭乗時もラグジュアリーなラウンジを使えます^^
その他、センチュリオンラウンジ、国内28空港40ヶ所・海外2空港3ヵ所の空港ラウンジも利用可能です。同伴者1名も無料です(アメックスのラウンジ一覧)。
ダイナースプレミアムも、プライオリティ・パスのプレステージ会員に無料でなることができます。家族カードも無料です。
また、国内外1,000ヵ所以上のダイナースクラブの空港ラウンジが何度でも無制限に利用可能です。
日本国内の空港ラウンジでは、ダイナースプレミアムは、他の大多数のプラチナカードでは利用できないKAL Business Class Loungeを使えるのがメリットです。
街中・観光地のラウンジ
アメックス・プラチナ会員は、高台寺の塔頭の一つ「圓徳院」にある「京都特別観光ラウンジ」を利用できます。
圓徳院の拝観券売場でカードを提示すると、同伴者3名まで以下のサービスが受けられます。
- 圓徳院書院・知客寮にてお茶のご接待(宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など日によって変更)
- 冷たい麦茶、冷やし飴(夏季期間中)
- 圓徳院の拝観無料
- 高台寺・掌美術館の拝観割引
- 高台寺駐車場1時間無料サービス
ダイナースプレミアムは、ダイナースクラブの銀座プレミアムラウンジが利用可能です。ドリンク、高級お菓子のサービスがあります。
JALのダイヤモンド・プレミアラウンジ、ANA SUITE LOUNGEのような秀逸な空間です。休憩、時間調整、PC作業がはかどります。
以前のダイナースクラブ 銀座ラウンジと比較すると、席数が大幅に拡充してダイナースプレミアム会員専用のプレミアムフロアが設置されてパワーアップしました。
東京駅直結で便利な百貨店「大丸東京店」の11階には、メンバーズサロン「D’s ラウンジトーキョー」(D's LOUNGE TOKYO)があります。ドリンクサービスがあります。
本来は大丸松坂屋お得意様ゴールドカード(外商カード)、多額のお買い物をした大丸・松坂屋のクレジットカード保有者向けのサービスです。
しかし、ダイナースクラブ プレミアムカードの会員は、D’s ラウンジトーキョーを利用できます。これも東京駅近辺によく行く方にとっては至高のメリットが有る特典です!
また、京都駅前にある「京都ホテル ウエルカムラウンジ」を利用可能。ソフトドリンクサービスや新聞・雑誌などがあります。
PC作業に適している一人がけの席もあります。京都在住の個人事業主・企業経営者・ビジネスマンの方ですと、スタバ代わりに使うこともできて便利です。
また、ホノルル市内で利用できるラウンジがあります。ホノルルでの観光やショッピングの休憩、旅行中のインターネットでの情報収集に便利です。
街中のラウンジはダイナースプレミアムがアメックス・プラチナに圧勝しています。
手荷物無料宅配
アメックス・プラチナもダイナースプレミアムも、海外旅行の際にカード会員1人につきスーツケースを無料で配送できます。
アメックス・プラチナは出発時の自宅から空港、帰国時の空港から自宅までの往復2個と卓越したクオリティです。ダイナースプレミアムは1個です。
行きも帰りも荷物を送って身軽で旅行・出張に行けるのは嬉しいですね。羽田空港(第3ターミナル)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港で利用できます。
手荷物空港宅配サービスは、自腹で支払うと1個2,000円~4,700円程度はかかります。往復の荷物を宅配すると、1回の海外旅行につき約4,000円~9,400円分相当となります。とてもお得です!
手荷物無料宅配はアメックス・プラチナが優れています。
旅行傷害保険
アメックス・プラチナもダイナースプレミアムも旅行傷害保険が充実しています。
海外旅行傷害保険
両方とも自動付帯で嬉しい家族特約つきです。補償金額の比較は下表のとおりです(ッコ内は家族)。
補償項目 | アメックス・プラチナ | ダイナースプレミアム |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) |
傷害治療費用 | 1000万円 (同額) | 1000万円 (200万円) |
疾病治療費用 | 1000万円 (同額) | 1000万円 (200万円) |
賠償責任 | 5,000万円(同額) | 1億円(2,000万円) |
携行品損害 | 1旅行100万・年間100万円(同額) | 1旅行100万・年間100万円(50万) |
救援者費用 | 1000万円 (同額) | 500万円 (200万円) |
カード会員の賠償責任費用保険はダイナースプレミアム、救援者費用保険はアメックス・プラチナが上回っています。
家族特約の対象となる家族の補償はアメックス・プラチナが大きく上回っています。
国内旅行傷害保険
国内旅行では旅行傷害保険の適用も、両方とも自動付帯です。
補償内容 | アメックス・プラチナ | ダイナースプレミアム |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) |
入院 | 日額5,000円(同額) | 日額5,000円(同額) |
手術 | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円(同額) |
通院 | 日額2,000円(同額) | 日額3,000円(同額) |
ほとんど同一の内容となっていますけれども、通院費用保険のみダイナースプレミアムの方が1日あたり1,000円上回っています。
航空便遅延費用補償(海外旅行)
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのいずれも、海外旅行の際に、航空便の遅延・欠航、乗り継ぎ時の到着便の遅延によって発生した宿泊・食事代を補償してくれます。
また、手荷物の到着遅延・紛失によって発生した衣類・生活必需品の購入費用も補償されます。
保険金の種類 | アメックス・プラチナ | ダイナースプレミアム |
---|---|---|
乗継遅延費用 | 最高3万円 | 最高2万円 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高3万円 | 最高2万円 |
受託手荷物遅延 | 最高3万円 | 最高2万円 |
受託手荷物紛失 | 最高6万円 | 最高4万円 |
いずれも誰にでも発生しうるトラブルで、遭遇したら気分が悪くなるものです。そのような際に補償があるのは嬉しいですね^^
アメックス・プラチナの方が金額が上回っています。
お買い物関連の保険
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのいずれもショッピング保険が付帯しています。
購入から90日間補償され、年間の保障限度額はいずれも500万円とパワフルです。安心してお買い物できます。
1事故あたりの自己負担はダイナースプレミアムは3,000円、アメックス・プラチナは1万円です。
買ったばかりの高価な物が壊れたらショックです。しかし、アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムの会員はそのような時も安心です。安心・安全でお買い物が可能です。
有価証券、預貯金証書、旅券、印紙、切手、船舶、航空機および自動車など一部対象外となる商品もあります。
ただし、アメックス、ダイナースに限った話ではなく、どのクレジットカードでも類似の規定があります。
特筆すべきなのは、両方ともスマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。
iPhone、Xperia、GALAXY、iPad、ノートPCなどをアメックスかダイナースで購入すると、しっかりと補償対象となります。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。アメックス、ダイナースはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。
iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードと高く評価できます。
なお、アメックスのショッピング関連の保険は、QUICPay払い(Apple Payを含む)の場合でも補償対象です。
アメックスプラチナは有料オプションの「ショッピング・プロテクション・ワイド」で、ショッピング保険の補償期間を365日に延長できます。
項目 | プラン1 | プラン2 |
---|---|---|
補償限度額 | 年200万円 | 年500万円 |
保険料 | 年5,000円 | 年12,000円 |
自己負担額 | 1事故あたり1万円 |
アメックス・プラチナの方は、商品の返品を、購入したお店が受け付けない場合の補償「リターン・プロテクション」、急なキャンセルの場合の補償「キャンセル・プロテクション」もあります。
リターン・プロテクションは商品が未使用で損傷がない場合のみで、1商品につき最高3万円、1会員につき年間最高15万円までとなります。
食品、動物、土地・建物、自動車、オートバイ、希少硬貨、パソコン・スマホ等のソフトウェア・アプリ、電子書籍等のデジタルコンテンツなど一部対象外となる商品もあります。
キャンセル・プロテクションは、例えば以下の場合に最高10万円までキャンセル費用などの損害を補償してくれます。
- 急な出張で海外旅行に行けなくなった場合
- 突然の病気、ケガによる入院などで、予約していた旅行をキャンセルした場合
- 突然の病気、ケガによる入院などで、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合
本人だけではなくて、同行する予定のあった配偶者の分も併せて補償してくれます。以下のサービスをゴールド・カードで購入した場合に、補償の対象となります。
- 国内旅行契約、海外旅行契約に基づくサービス
- 旅館、ホテルなどの宿泊施設の提供およびそれに付帯するサービス
- 航空機、船舶、鉄道、自動車などによる旅客の輸送
- 宴会、パーティー用に供する施設の提供等
- 運動、教養などの趣味の指導、教授または施設の提供
- 演劇、音楽、美術、映画などの公演、上映、展示、興行
マイルを使った特典航空券の諸費用は対象外。社命出張によるキャンセルは、海外旅行契約に基づくサービスに限ります。
お買い物関連の保険は、アメックス・プラチナの方が優れています。
その他の保険
アメックス・プラチナ
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、他のプラチナカード・ブラックカードにはないユニークな保険が満載となっています。
ホームウェアプロテクション・ワランティープラス
ホームウェアプロテクションとは、「火災・盗難・破損・水濡れなどの偶然な事故により生じた損害」を長期間補償してくれる保険です。
例えば、パソコンを落としたり、カメラや時計を盗まれたり、家電製品が水漏れで壊れた場合などが対象です。偶発的な事故で被った故障や破損が補償されます。
ワランティープラスは、家電類の保証期間延長サービスです。テレビ、パソコン、冷蔵庫などの家電は通常は1年間のメーカー保証が付帯しています。
アメックス・プラチナは、メーカー保証に加えて2年間も保証を延長してくれます。これは超実用的で嬉しいサービスですね^^
なんとアメックス・プラチナで購入していないモノでも、レシートさえあれば延長保証してくれます。携帯電話など一部対象外の物があります。
ホームウェア・プロテクション | ワランティー・プラス | |
---|---|---|
事故内容 | 火災・盗難・破損・水濡れ | 故障 |
購入日から6ヶ月 | 購入金額の100% | メーカー保証 |
6ヶ月超~1年 | 購入金額の90% | メーカー保証 |
1年超~2年 | 購入金額の80% | 購入金額の80% |
2年超~3年 | 購入金額の70% | 購入金額の70% |
3年超~4年 | 購入金額の60% | - |
4年超 | 購入金額の50% | - |
法人カードのアメックス・プラチナである「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」には、ワランティープラスと類似のビジネス・ワランティ・プラスがあります。
しかし、ビジネス・ワランティ・プラスは、追加カードで決済した場合、保証の対象外となります。
個人のアメックス・プラチナだと、家族カードで家電や時計などを購入した際にも、ワランティー・プラスで補償されます。ホームウェア・プロテクションはカードで支払っていなくてもOKです。
個人賠償責任保険
本会員・配偶者・生計をともにする同居の親族が、居住している住宅の管理、日常生活に起因して起こる様々な事故によって、法律上の賠償責任が生じた場合に保険金ができます。
1事故あたり1億円が限度となります。保険金の支払対象となる事故例は以下のとおりです。
- 塀や庭の柵が倒れて通行人が負傷したり所有物が破損
- 塀から出ていた釘で通行人が負傷したり所有物が破損
- 自転車で通行人と衝突して、通行人が負傷
- お買い物の途中に転んでしまい、展示商品が破損
- 子供のボール遊びで他者の車に凹みが生じたり窓ガラスが破損
- 子供が訪問先の家具を壊した。
- ペットが通行人にケガを負わせた
故意による損害、災害や戦争などにより生じた損害、業務上の損害賠償責任、自動車による損害賠償責任など、一部対象外があります。
ゴルフ保険
ゴルフクラブなどのアイテムに損害が発生した場合、買い替えや修理の費用が保険金として出ます。
また、こちらの過失で他人に怪我をさせてしまった場合の賠償責任補償もあるので安心・安全です。
更に、ホールインワン・アルバトロス保険も付帯しているので、基本的には別途ゴルフ保険に入る必要はなくなります。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
死亡保険 | 1,000万円 |
後遺障害保険 | 最高1,000万円 |
第三者賠償保険 | 最高50万円 |
用品損害保険 | 年10万円 |
入院保険(1日) | 15,000円 |
通院保険(1日) | 10,000円 |
ホールインワン・ アルバトロス費用保険 | 支払限度額30万円 |
以前はテニス保険とスキー保険もありましたが、2019年2月28日で終了しました。ゴルフ保険は2019年3月以降も継続されます。
ダイナースプレミアム
外貨盗難保険
海外旅行中の外貨に関する盗難が遭った場合、年間10万円まで補償されます。特に何も事前の手続きは不要です。旅行代金をカードで支払う必要もありません。
プレミアムカード会員(本会員・家族会員)が対象であり、家族特約はありません。
ゴルファー保険
万一の事故や大切なゴルフ用品の補償が受けられます。ホールインワン・アルバトロス達成時の費用まで補償されます。
自動付帯であり、ゴルフプレー料金をダイナースクラブ プレミアムカードで支払う必要はありません。家族特約はありません。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
賠償責任 | 1億円 |
ゴルフ用品損害 | 5万円 |
ホールインワン・アルバトロス費用 | 10万円 |
傷害死亡 | 300万円 |
傷害後遺障害 | 最高 300万円 |
傷害入院 | 日額 4,500円 |
傷害通院 | 日額 3,000円 |
交通事故傷害保険/賠償責任保険付き
国内外を問わず、交通事故等による死亡または後遺障害が生じた場合に100万円を限度に補償されます。
また、日本国内において日常生活中に生じた法律上の賠償責任を1億円を限度に補償されます。
家族特約が付帯しており、家族も保障対象です。賠償責任保険が1億円まで補償されるので、万が一の自転車事故もカバーできます。
しかも示談交渉サービスが付帯しているのが卓越したメリットです。心理的負担が重い示談交渉を保険会社が代行してくれるので、トラブルの際には便利です。
ちなみにアメックス・プラチナの個人賠償責任保険には示談交渉サービスがありません。ダイナースプレミアムの方が優れています。
ダイナースクラブ プレミアムカードを保有していたら、自転車保険に加入する必要はなくなります。
高級レストランのコース料理が1名分無料
アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムのいずれも、主に日本国内のレストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代金が無料となるサービスが付帯しています。
アメックス・プラチナは「2 for 1 ダイニング」、ダイナースプレミアムは「プレミアム・エグゼクティブ・ダイニング」という名前のサービスです。
対象の店舗はいずれも一流店であり、ミシュランで星を取っているレストランも入っています。
料理の質やサービスが落ちないか心配なところですけれども、店側には「お試し利用でお店を知ってもらい再度来店してもらえるようにする」という趣旨があり、その心配は無用とされています。
一部のレストランでは、フェア実施期間、クリスマス期間、年末年始など対象外の期間がある店舗があります。
基本的にはディナーの時間帯が対象ですが、一部ランチタイムでも利用できるレストランがあります。
Mastercard Taste of Premium ダイニング by 招待日和とは異なり、合計の利用回数に制限はありません。
紹介されているレストラン全店で半年間に1回ずつ無料となり、例えば10万円といった金額をお得にすることも可能です。
対象店舗はアメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムで異なっています。
コース料理1名分無料サービスの利用可能店舗数は、アメックス・プラチナよりダイナースの方が多いです。ホテル内のレストランもあります。
- ダイナース プレミアム エグゼクティブダイニング:約380店舗
- ダイナースのエグゼクティブダイニング:約280店舗
- 招待日和系のサービス(ゴールドダイニング、2 for 1 ダイニング、Taste of Premium等):約230店舗
- ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン:約200店舗
- JCBのグルメ・ベネフィット:約130店舗
- 三井住友カード プラチナのプラチナグルメクーポン:約100店舗
2名で行った場合は実質的に半額になるので、価格が高めの高級店にも行きやすくなります。飲み物代やサービス料金は1名分無料の対象ではありません。
ダイナースのプレミアム・エグゼクティブ・ダイニング、平ダイナースと共通のエグゼクティブ・ダイニングの方は以下で徹底的に解説しています。
高級レストランにいく機会がある方なら、アメックス・プラチナ、ダイナースプレミアムはコストが高いどころか、むしろ最高にお得なクレジットカードに昇華します。
- アメックス・プラチナ:ハワイでも利用可能
- ダイナースプレミアム:利用可能店舗数が日本最大・便利なホテル内のレストランもあり
その他ダイニング特典
アメックス・プラチナ
「一見さんお断り」の制度を採っていて、知り合いからの紹介がないと入れないレストランや料亭があります。
しかし、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを持っていると、一般人は入れない高級料亭の予約も可能となります。「プラチナ・アクセス」というサービスです。
ダイナースプレミアム
ダイナースクラブカードには「おもてなしプラン」という特典があります。
ダイナースクラブの名前に由来する「ディナー」に込めた思いに賛同した数多くの飲食店が「おもてなし」の心を表す会員限定のサービスです。
選りすぐりのレストランを舞台に心豊かな一時を送れます。おもてなしプランには、ダイナースクラブ プレミアムカード限定のプランもあります。
一例としては、アルマーニ リストランテ銀座、ベージュ アラン・デュカス 東京、Jean-Georges Tokyo、青山 仁、ひらまつ、リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダなど至高の名店が揃っています。
その他、ごひいき予約、ごほうび予約、料亭プランなどのダイニング・ベネフィットがあります。
会員限定イベント
アメックス・プラチナ
人気番組「料理の鉄人」の企画、食に関する書籍等で有名な小山薫堂氏が総合プロデューサーの「ダイニング・イベント」など、秀逸なイベントが開催されています。
実際に参加したところ、日本で最も予約が困難なお店の一つであり、2018年のJAL国際線ファーストクラス 日本発の洋食も担当した「SUGALABO」の圧巻の食事を堪能できました。
その他、RESERVED DINING・KIWAMI 50など、プラチナ・カード会員限定の貸切イベントが定期的に開催されています。
また、会員貸切イベント「RESERVED DINING」があり、アメックス・プラチナ会員なら予約困難店でのディナーを堪能できます。
平原綾香、一青窈、藤井フミヤ、森高千里など有名歌手の会員限定コンサートも定期的に開催されています。THE BLUE SESSIONS等の一夜限りのライブが満載です。
例えば、平原綾香さんのコンサートは、京都の下鴨神社の遷宮を記念したイベントでした。
下鴨神社は糺の森を通っている一本道を歩いて行く必要があり、細い道を歩いていくとテンションが上がっていきます。
その神社の能舞台で火が風に揺れている美しい雰囲気の中で、彼女がJupiter(ジュピター)を熱唱しました。
立地、舞台背景が素晴らしく、うまい演出を行うのがアメックスのイベントです。
川崎フロンターレ、ガンバ大阪のイベントではアメックス会員はVIP席に座り、同時放送でサッカー元日本代表選手などの試合解説を聞きながら観戦できました。
2000年シドニー五輪で日本人初の女子マラソン金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した高橋尚子さんからランニングについて学べるイベントも開催されました。
USJでのパーティーや貸切招待、表参道での食事・音楽・クライミングウォール体験のイベント等もあります。
京都や奈良で毎年定期的に開催される古都イベントでは、通常は入れない場所が特別に開放されたり、非公開の貴重品を見ることができます。アメックスならではのプライスレスな体験が可能です。
アメックスの「世界遺産・清水寺の夜間特別拝観」に参加したところ、壮大・荘厳な非公開の国宝本堂の内々陣と、美しい夜景と弦楽四重奏を堪能でき大満足でした。
同じく世界遺産で、1100年以上の歴史がある醍醐寺のイベントでは、豊臣秀吉も愛した桜、幾多の国宝・重要文化財、心が洗われるご法話、料亭での食事のような花見膳を堪能できました。
アメックスプラチナの利用で貯まるメンバーシップ・リワードのポイントなら、このようなアメックスのイベントに先着順で参加可能。カード決済による現金払いだと抽選となります。
アメックスのイベントのクオリティには定評があり、クレジットカードの専門家である岩田昭男さんも高く評価しています。
舞台・立地・演出などで一手間かけて工夫しており、岩田さんは毎年アメックスのイベントに行って、忘れられない思い出をもらっているそうです。
期間限定の特典・キャンペーンも充実しています。使いやすいオシャレなカフェでのダイニング特典もあります。
「Winter Special by American Express」、「THE GREEN Cafe アメックス×数寄屋橋茶房」では、ドリンク無料、オリジナルメニューの特典がありました。
夏には横浜で花火鑑賞&スペシャルライブが開催されます。高級弁当と飲み放題付きのプランもあり、3,000発もの壮大な花火を快適に鑑賞できます。
2019年は花火、ミュージック、アート、フードが融合した総合フェスとして開催されて、華やかで流麗でした。
東京湾大華火祭(東京花火大祭)では、スペシャルディナーと快適な席での花火鑑賞を楽しめます。
定期的にゴルフコンペが開催されており、名門ゴルフコースでのプレーが可能です。
1ホールのラウンドを世界の青木功プロが帯同しながら、直接ワンポイントアドバイスが受けられるイベントも開催されています。
2018年は東京国立博物館の応挙館で、お花見茶席も堪能できました。
ダイナースプレミアム
ダイナースはダイニングイベントの「レストランウィーク」を定期的に開催しています。銀座レストランウィーク、イタリアンレストランウィークなどがあります。
その中でも最も大きなイベントは、全国650店以上が参加する「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」です。
レセプションに参加しました。あのフレンチの巨匠であるAlain Ducasse氏も参加。プレス発表会には鳥取県知事も出席しました。
実際にガラディナーに参加したところ、大満足のクオリティで幸せに包まれました。
フランス大使公邸、イタリア大使館、オーストリア大使公邸という通常は立ち入ることのできない特別な空間でのディナーなど、ダイナースクラブ会員限定のスペシャルイベントに参加できます。
ダイナースクラブ プレミアムカード会員限定で、「フランスレストランウィークの先々行予約特典」が用意されています。毎年恒例の特典です。
レストランウィークの中でも、名店でお得な大人気店は、予約が瞬間蒸発となります。先行予約の初日に全滅となることもあります。
しかし、ダイナースクラブ プレミアムカードの会員はサクッと先々行予約が可能なのです。
また、オメガのスピードマスター60周年記念イベントが開催され、ダイナースプレミアムの保有者から2名が参加でき、お声がけいただくことができました。
俳優の三浦翔平さんも出席しており、プライベートで愛用している「スピードマスター グレーサイド オブ ザ ムーン メテオライト」を腕につけて登場なさっていました。
その他、超有名アイドル、スポーツ選手、著名人がいて、セレブで凄いの一言でした。オメガらしい華やかさでした。宇宙のような演出がありました。
セレブばかりが参加しているイベント・パーティーで、シャンパンや美味しい食事を堪能できました。
以前はプラダのカクテルパーティーへの招待がありました。
ダイニング、高級ブランドのイベント以外でも、カルチャー、ミュージックなどのイベントも充実しています。
あのフィギュアスケートでオリンピック金メダリストの荒川静香さんによるスケートレッスンのイベントもありました。
東京競馬場の来賓用特別室「ダービールーム」での食事、パドック・地下馬道など、一般人は不可能な馬主体験が可能なイベントも開催されます。
専門家への相談
アメックス・プラチナには健康をサポートする特典も付帯しています。東京国際クリニック医科/歯科による無料カウンセリングを受けられます。
看護師資格者が健康に対する相談をしてくれて、内容によってはその場で医師によるカウンセリングも実施してくれます。
- 対面健康相談:予防・病気・食事・運動・検査データの見方など、健康や治療中の病気に関する相談
- 対面医療機関案内:症状に適した医療機関を紹介
また、人間ドッグや専門検査、専門医療など自由診療の全メニューを10%OFFで利用できます。
疾患が発見された場合は、東京大学医学部附属病院などの提携医療機関と連携して、万全のフォローアップでサポートしてくれます。
また、専門医・ナースコンシェルジュが健康管理をサポートしてくれるメディカルクラブ「SBIメディック」での優待も利用可能です。
ダイナースプレミアムには、メディカルアシスト、デイリ-サポ-トという特典があります。
メディカルアシストでは、緊急医療相談、医療機関案内、予約制専門医相談、がんに関する相談、転院・患者移送手配を受けることが可能です。
24時間365日、年中無休で便利です。
また、介護に関する相談をすることも可能です。介護保険制度やケアプランについての相談など、介護全般に関する相談が可能で、身内に介護が必要な方が出てきたら便利です。
デイリ-サポ-トでは、法律・税務相談、社会保険に関する相談が可能で、暮らしに役立つ情報提供も受けられます。
2枚目のサブカード
セカンド・プラチナ・カード
アメックス・プラチナは、2枚目の本会員カードを年会費無料で発行できます。「セカンド・プラチナ・カード」という名前のサービスです。
セカンド・プラチナ・カードはカード券面の名前の横、カード右下の会員資格取得年の下に「AC」という文字が印字されます。「Additional Card」(アディショナル・カード)の略字です。
ちなみに会員の氏名が「AC」を含めて25文字を超える場合は、イニシャル表記となります。
それ以外のカードフェイスは表も裏も本体のアメックス・プラチナと同一です。
セカンド・プラチナ・カードは光熱費、電話料金、その他公共料金などの支払いの引き落としに使い、メインカードを日々の支払いに利用するという使い方が考えられます。
アメックス・プラチナは紛失・盗難・カード情報漏えい等で再発行した際には、カード番号が変更されます。
固定費の支払いに使っていると、カード情報変更の手続きをする必要が生じるので面倒です。したがって、セカンド・プラチナ・カードを固定費の支払いに使うことが考えられます。
海外での利用やネットショッピングはセカンド・プラチナ・カードで行い、それ以外の日々の利用は本体のアメックス・プラチナという使い分けも可能です。
ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード
プロパーの「ダイナースプレミアム」の限定特典として、ワールドエリートMastercardの「TRUST CLUB ワールドエリートカード」とほぼ同一の「ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード」を無料で発行できます。
ANAダイナースプレミアム等の提携ダイナースは対象外です。
ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードは本会員・家族会員のどちらも対象となっており、年会費は無条件で無料となっています。
世界中の大多数の店舗で使えるMastercardのコンパニオンカードと、ダイナースプレミアムの2枚持ちは、相互補完作用が働いて有効な組み合わせです。
しかも三井住友トラストクラブとラグジュアリーカードしか発行していないワールドエリートMastercardの秀逸なトラベル特典を利用できます。
同伴者1名無料のラウンジキー、往復3個の手荷物無料宅配、六本木ヒルズクラブ 特別体験利用が特に大きなメリットです。
ビジネス・アカウントカード
ダイナースクラブ プレミアムカードを保有していると、簡単なお申し込みで利用できる経費専用カードを発行できます。
「ビジネス・アカウントカード」という名前です。個人の口座はもちろん、法人口座からも支払えるので公私の区別が明確になり、経費処理も簡便になります。
カード発行時に2,000円(税抜)のカード発行手数料が発生し、次年度以降は毎年2,000円(税抜)の年会費が発生します。
ダイナースクラブ プレミアムカードでは、デザインの都合上、券面にBUSINESS CARDの印字がなく、裏面に書かれています。
ビジネス・アカウントカードでの利用でも1.5%~2%のダイナースクラブ リワードポイント(1.5%~2%のマイル)が貯まります。
1.5%~2%のマイルが得られる法人カード・ビジネスカードが、たったの2,000円(税抜)で利用できます。
法人カード・ビジネスカードは還元率が低い傾向があるので、ダイナースクラブ プレミアムカードのビジネス・アカウントカードには絶大なメリットがあります。
カードフェイスも本体のダイナースクラブ プレミアムカードと同一であり、券面中央にはホログラムの「Premium」が輝いており、セクシーでかつシックでエレガントです。
ビジネス・アカウントカードはETCカードも発行可能。ETCカードのカードフェイスは本体のダイナースクラブ プレミアムカードのETCカードと全く同じです。
ダイナースのビジネス・アカウントカードを持っていると、JALオンライン(JAL国内線出張手配サイト)を利用できるのもメリットです。
JALオンラインは、契約した法人の経営者・従業員が、24時間365日いつでもどこでも国内線の予約、発券が可能な法人向けのインターネット予約サービスです。
導入費・使用料・年会費などは一切かかりません。完全無料なのでメリットしかない制度です。
出張精算の効率化ができ、JALオンライン限定運賃もあります。「eビジネス6」という同一路線に6回搭乗できる回数券があります。無記名式なので、複数の社員で分けあうことができて便利です。
JALオンラインでクラスJを予約して新規に発券すると、クラスJ料金(1,000円)が無料となるキャンペーンを定期的に開催。サクララウンジが利用できるキャンペーンも開催事例があります。
しかも個人でJALを普通に予約するのと同様に、先得割引・特便割引も利用できます。JALマイルやFLY ON ポイントも積算されるので安心です。
JALオンラインの詳細、使い方については、以下で徹底的に解説しています。
その他、ダイナースのビジネス・アカウントカードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
Apple Pay
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
アメックス、ダイナースをApple Payに登録すると全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
しかし、アメックスもダイナースも、Apple PayのSuicaへのチャージ、Suicaグリーン券・定期券など、Suica利用分はポイント付与の対象外です。
自己申し込みとインビテーション
アメックスのプラチナ・カードはかつてインビテーション制でしたが、2019年4月8日からはインターネットでアメックス・プラチナの自己申し込みが可能になりました。
お得な入会キャンペーンを開催しており、大量のポイントを獲得可能です。1年以内に解約することも可能なので、初年度は実質的な保有コストを抑えて試せます。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
なお、アメックスゴールドをお持ちの方へのインビテーションはこれまで通り行われる予定となっています。
ダイナースプレミアムはインビテーション制のクレジットカードで、ダイナースクラブカードを年200万~300万円程度の利用を継続することで届く事例があります。
ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムという上位カードも存在。
アメックス・プラチナには、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードという上位カードがあります。
アメックス・センチュリオンのインビテーションは、アメックス・プラチナの保有者に届きます。
センチュリオンカードは世界中でもステータスが最高峰であり、水戸黄門の印籠のようなパワーがあるブラックカードです。
地球上における最高峰のステータスカードであり、お得なメリットが満載のクレジットカードです。
主なメリット
- 希少なメタルカード(旧チタンカード)の発行
- アートカード・プラダウェアラブル
- 秀逸なセンチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ
- 有名ホテル・グループの上級会員の資格
- エミレーツ・スカイワーズ・ゴールドのステータス(稀有な航空会社の上級会員資格を得られるクレジットカード)
- JALのファーストクラス/ANAプレミアムクラスへのアップグレード
- センチュリオン・ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- 日本橋三越と伊勢丹新宿の「ザ・ラウンジ」・パーソナルショッピング・駐車場無料、岩田屋のラウンジR
- フリー・ステイ・ギフト for CENTURION(年1回の無料宿泊2名分)
- プライオリティ・パス(家族カード・同伴者2名も無料)
- 高級レストランにて2名以上のコース料理利用で1名分無料
- 「一見さんお断り」の高級料亭・レストランにアクセス可能
- エアポート送迎、インターナショナルエアラインプログラム、プライベート・クルーズ、プレミア・ゴルフ・アクセス
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(センチュリオンラウンジ・デルタスカイクラブ等)
- 最上級の付帯保険
- KIWAMI 50、ダイニング・イベント、フランス大使館でのカクテルレセプションなど限定イベント
- 阪急メンズ大阪 プレミアム サービス、パーソナル・インポート・サービス
- 高級スポーツクラブを都度料金で利用可能(スポーツクラブ・アクセス)
- メンバーシップ・リワードプラスのボーナスポイント(Amazon・Yahoo!ショッピング・JAL・HIS・iTunes等が3%還元)
- 誕生日プレゼント、会員誌
- センチュリオン・カード限定のボーナスポイント・パートナーズ
- セカンドオピニオン・優秀な専門医の紹介
- 海外旅行先での24時間日本語サポート
- 国内外の手荷物無料宅配サービス(往復)
- 京都瑠璃庵、クリスティーズ・オークション、プライベートクラブ
- 通貨盗難補償、VIPエアポートサービス、てぶらチェックイン
- センチュリオン会員限定のラグジュアリーな特典・イベント
- ポイントの有効期間が無期限(マイルも無期限で貯められる)
JALの国内線ファーストクラス、ANAの国内線プレミアムクラスへのアップグレードは、トラベル・ベネフィットの真髄を極める究極のエレガンスです。
将来的にアメックス・センチュリオンを視野に入れる場合はアメックス・プラチナが選択肢となります。
年会費は著しく高いものの、海外旅行・出張、高級ホテル宿泊、ビジネスクラスの有償搭乗の頻度が多い場合は、年会費を超える金銭的価値を得ることも可能です。
ただし、保有人数は極めて限定的で日本で約5,000名程度しかいません。インビのハードルは極めて高いです。
アメックス・センチュリオンへの道が開かれているアメックス・プラチナは、おすすめのアメックスの中の1枚です。
ダイナースプレミアムには、ロイヤルプレミアムカードという上位カードがあります。
アメックスプラチナとダイナースプレミアムの比較まとめ
最後に、アメックス・プラチナとダイナースプレミアムについて比較しやすいように、違いを一覧表にまとめました。
項目 | ダイナースクラブ プレミアムカード | アメックス・プラチナ | |
---|---|---|---|
年会費(税込) | 本会員 | 143,000円 | 165,000円 |
家族会員 | 全員無料 | 4名まで無料 | |
キャッシング | ◯ | - | |
申し込みの制度 | 招待制 | 自己申し込み可能 | |
ポイント還元率 | 国内:1.5%(一部加盟店2~5%) 海外:2.0% | 1%(一部加盟店2~10%) | |
ポイント有効期限 | 無期限 | 無期限 | |
コンシェルジュ | ○(依頼可能事項の広さが秀逸) | ○(トラベル関連が秀逸) | |
年1回のプレゼント | 誕生日プレゼント | 誕生日プレゼント | |
高級レストラン1名分無料 | ◎ | ◯ | |
グルメベネフィット | おもてなしプラン 料亭プラン ごひいき予約 | 2 for 1 ダイニング by 招待日和 KIWAMI 50 Global Dining Collection | |
上級会員資格 | 一休.comダイヤモンド プリファード ホテルズ&リゾーツ iPrefer のエリート | マリオットボンヴォイゴールド ラディソンリワード プレミアム ヒルトン・オナーズ ゴールド プリンスホテル プラチナ | |
トラベル関連特典 | Marriott Bonvoy・アマンの特別優待 CLASS ONE コート預かりサービス ダイナースクラブのプレミアム会員限定優待 | フリー・ステイ・ギフト ホテル・メンバーシップ ファイン・ホテル・アンド・リゾート 国内ホテルからの手荷物無料宅配 アメックス・プラチナ会員限定優待 | |
海外旅行傷害保険(カッコ内は家族) | 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) | |
傷害・疾病治療費用 | 1000万円 (200万円) | 1000万円 (同額) | |
賠償責任 | 1億円(2,000万円) | 5,000万円(同額) | |
携行品 | 1旅行100万・年間100万円(50万) | 1旅行100万・年間100万円(同額) | |
救援者費用 | 500万円 (200万円) | 1000万円 (同額) | |
家族特約 | ◯ | ◯ | |
航空機遅延費用保険 | 2万円(同額) | 3万円(同額) | |
航空機預託手荷物遅延・紛失費用保険 | 4万円(同額) | 6万円(同額) | |
外貨盗難保険 | 10万円 | - | |
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) | |
入院保険金(日額) | 5,000円(同額) | 5,000円(同額) | |
手術費用保険金 | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円(同額) | |
通院保険金(日額) | 3,000円(同額) | 2,000円(同額) | |
家族特約 | ◯ | ◯ | |
ショッピング保険 | 年間最高補償額 | 500万円 | 500万円 |
1事故当り自己負担額 | 3,000円 | 1万円 | |
補償期間 | 90日間 | 90日間 | |
キャンセル保険 | 年20万円 | 年15万 | |
その他保険 | 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き ゴルファー保険 | ホームウェアプロテクション・ワランティープラス リターン・プロテクション 個人賠償責任保険 ゴルフ保険 | |
医療関連 | 健康・医療・介護の相談 健康診断の割引 | SBIウェルネスサポート | |
電子マネー(ポイント付与対象) | SMART ICOCA | QUICPay(Apple Pay) | |
マイル移行 | 移行先 | ANA、デルタ航空、ユナイテッド航空など5航空 | ANA、デルタ航空など16航空 |
獲得レート | 国内1.5%・海外2% | 1.0% | |
移行手数料 | 無料 | 無料 | |
空港ラウンジ | 国内外1,000ヵ所以上 | デルタ スカイクラブ センチュリオンラウンジ 国内28空港40ヵ所 海外1空港1ヵ所 | |
プライオリティ・パス | - | プレステージ会員が無料(家族会員も) | |
空港手荷物無料宅配 | 往復1個 | 往復2個 | |
ブランドショップ | プライベートショッピング・グッズ・シャンパンサービス等 | プライベートショッピング・グッズ・シャンパンサービス等 | |
その他ラウンジ | ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ 大丸東京店のラウンジ 京都ラウンジ ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロン | 京都ラウンジ | |
乗馬無料 | 年4回 | - | |
ホテル・レストラン等の優待 | ◎ | ◯ | |
ゴルフ特典 | ◯ | ◯ | |
エンタメ | スパ・カルチャーが充実 | Cotton Club等 | |
法律・税務相談 | ◯ | - | |
サブカード | ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカード ビジネスアカウントカード | セカンド・プラチナ・カード | |
金属製 | ○ (発行手数料が必要) | ○(メタルカード) |
アメックス・プラチナとダイナースプレミアムを比較すると、主に以下の点はダイナースクラブ プレミアムカードが上回っています。
- ANAマイル付与率が国内1.5%・海外2%
- コース料理1名分無料サービスの対象レストラン数
- おもてなしプラン・料亭プラン・レストランウィークの先々行予約などダイニング特典
- 一休.com ダイヤモンド会員
- 乗馬が年4回無料
- ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ、大丸東京店のラウンジ
- コートお預かりサービス(中部だけではなく、羽田・成田・関空も)
- 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き
- 家族会員の人数が無制限
- ダイナースクラブ プレミアム コンパニオンカードが無料(ワールドエリートMastercard)
- ビジネス・アカウント・カード
その他、詳細は以下で徹底的に解説しています。
ダイナースのブラックカードの入手方法については、体験に基づいて以下で精緻に分析しています。インビを待たずに獲得することも可能です。
ダイナースプレミアムを上手く活用すると人生が豊潤化し、ファンタスティックな輝きが手に入ります。「世界でただひとつ、あなただけの物語」を豊かに彩るカードです。
カードに描かれた地球を手に収める一枚であり、「人生を極めるその手に」相応しいハイ・クオリティー・カードです。
ダイナースプレミアムのカード中央の「Premium」の輝きは、ダイヤモンドのような煌めきを放っています。
ジョジョで喩えると、第4部の副題「ダイヤモンドは砕けない」のようなスーパー・ブラックカードです。
「これが俺の物語だ」という人生を共にするにふさわしいクレジットカードです。
ダイナースクラブ プレミアムカードへの第一歩はダイナースクラブカードから始まります。
夫婦で本会員カード1枚・家族カード1枚という形だと、銀座でのオリジナル特典もある銀座ダイナースプレミアムの方が年会費が2,000円(税抜)安くなります。
しかし、主に以下の点はアメックス・プラチナが上回っています。
- Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でANAマイル3%
- マリオットボンヴォイ、ヒルトン・オナーズ 、プリンスホテル、クラブ・カールソンの上級会員資格
- フリーステイギフト(年一泊特定のホテルの宿泊が無料)
- ファインホテル&リゾート
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(センチュリオンラウンジ等)※例:香港のセンチュリオンラウンジ
- デルタ航空専用ラウンジ「デルタ スカイクラブ」
- 家族会員もプライオリティパスが無料
- ホームウェアプロテクション・ワランティープラス
- リターン・プロテクション
- 旅行傷害保険の家族特約
- マイル移行先の航空会社数
- 家族会員になれる範囲が広い
- セカンド・プラチナ・カードが無料
- メタルカードの発行手数料が無料
その他、詳細は以下で精緻に分析しています。
類稀なプラチナ・エクスペリエンスが可能になり、白金の風が巻き起こります。
クレジットカードの真髄を極める垂涎のベネフィットを享受でき、得られる特典に鑑みると年会費を上回る価値があります。
アメックスの本社でのプラチナ・カードの説明会に参加して、プロダクトのご担当者、コンシェルジェの方に話を聞いたところ、実直で素晴らしく他にはない、唯一無二の魅力があると感じました。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは、他のカードを寄せ付けない桁外れのパワーを誇る守護神です。
アメックスのシンボルであるセンチュリオンが中央に描かれており、文字・センチュリオン・背景の模様などの全てで調和が取れていて美しいです。
ちなみにアメックスのセンチュリオンには、「大切な資産を守る」、「安心を提供する」という意味が込められています。
「The Platinum」もしくは「Final Platinum」と形容できます。あるいは「スタープラチナ・カード」です。星の白金であり、「オラオラ」の威力があります。
アメックスプラチナは金属製メタルカードです。カードの質感は抜群に良好であり、高級感に溢れています。驚異のスケール感があり、まさにプラチナ・カードという様相を呈しています。
2019年4月8日からはインターネットでアメックス・プラチナの自己申し込みが可能になりました。
お得な入会キャンペーンを開催しており、大量のポイントを獲得可能です。1年以内に解約することも可能なので、初年度は実質的な保有コストを抑えて試せます。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
いきなり年会費165,000円(税込)のプラチナ・カードに抵抗がある場合は、まずはアメックス・ゴールドに申し込んで、アメックスのサービスを試してみるのも方法の一つです。
年会費を上回る価値があるポイントを獲得できる入会キャンペーンもあるので、1年間は実質無料で使えます。
ゴールドカード保有後にカードデスクに電話してプラチナ・カードに切り替えることも可能になっています。
なお、アメックスゴールドをお持ちの方へのインビテーションはこれまで通り行われる予定となっています。
結論
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとダイナースクラブ プレミアムカードの比較について述べてきました。
どっちがいいのか結論としては、ボクシングの世界戦のジャッジで表現すると以下のとおりです。
- ジャッジA:115-113
- ジャッジB:113-115
- ジャッジC:114-114
三者三様(1-1)で「ドロー」(引き分け)!
プラチナカード・ブラックカードに関しては、好みに左右される側面があり、優劣の一律的な断定は難しいです。異性に対する評価と似ており、好みのタイプというのがマチマチとなります。
答えは一人ひとりの中にあり、どちらのカードが良いかの結論は個々人で変わってきます。しっくり来るもの、保有した時を想像するとワクワクする方でOKでしょう。
両方を保有するというのも選択肢だと思います。私の知り合いでも数名いますし、アメックス・センチュリオンとダイナースプレミアムの2枚持ちをしている方もいるようです。
ダイナースプレミアムは還元率(決済)、ダイニング特典、街中のラウンジで上回っています。以下に該当する方はダイナースプレミアムがお得です。
- 1.5%~2%還元となる支出額が大きい
- ダイナースクラブ プレミアム 銀座ラウンジ、大丸東京の「D’s ラウンジトーキョー」
- 一休ダイヤモンド資格をよく使う(プライベートセールが特にお得・スイートルームは1泊で10万得することも)
- 地方在住の場合はコース料理1名分無料サービスの対象店舗が広くて使いやすい
- 年会費無料でワールドエリートMastercardのサブカードを保有可能
- 大使館でのディナーやレアなワインがでるディナーイベントがあり
- コンシェルジュの対応事項がアメックスよりも広い
アメックス・プラチナはトラベル関連が優れており、世界的なホテルの上級会員資格には大きなメリットがあります。ステータスマッチにも活用できます。
- マリオットボンヴォイ、ヒルトン、ラディソン等の上級会員資格の特典をよく使う
- デルタ航空によく搭乗する(デルタスカイクラブ利用可能)
- ファイン・ホテル・アンド・リゾートでレートがいいホテル(ラグジュアリーコレクション・シャングリラ・リッツカールトン・パレスホテル等)をよく使う(あまりオトクでないホテルも一部にあり)
- プライオリティパスが同伴者1名無料(恋人や子供がいる場合に便利)
- 香港などの空港にあるセンチュリオンラウンジ
- アメックス会員のイベントにポイントで先着順
2枚持ちしてそれぞれの良い点を活用するというのも選択肢の一つです。まさに垂涎のラインナップをお財布に入れられます。
2019年4月8日からはインターネットでアメックス・プラチナの自己申し込みが可能になりました。
お得な入会キャンペーンを開催しており、大量のポイントを獲得可能です。1年以内に解約することも可能なので、初年度は実質的な保有コストを抑えて試せます。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
アメックスとダイナース全体の相違点については、以下で比較しています。
その他のプラチナカードについては、プラチナカードのランキングをご参照ください。その中でも特に特筆に値するカードは以下で徹底的に解説しています。
おすすめのブラックカードについては、以下で徹底的に解説しています。
数多くのブラックカードの中から日本で発行されているカードのランキングを以下にまとめました。
実際にブラックカードを活用したところ、お金では買えない類稀なエクスペリエンスが可能でした。